JPS5819406Y2 - 往復式ピストンエンジンのバランサ装置 - Google Patents

往復式ピストンエンジンのバランサ装置

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Publication number
JPS5819406Y2
JPS5819406Y2 JP13626478U JP13626478U JPS5819406Y2 JP S5819406 Y2 JPS5819406 Y2 JP S5819406Y2 JP 13626478 U JP13626478 U JP 13626478U JP 13626478 U JP13626478 U JP 13626478U JP S5819406 Y2 JPS5819406 Y2 JP S5819406Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balancer
gear
crankshaft
shaft
balancer shaft
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Expired
Application number
JP13626478U
Other languages
English (en)
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JPS5554633U (ja
Inventor
島田和男
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 川崎重工業株式会社 filed Critical 川崎重工業株式会社
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は往復式ピストンエンジンのバランサ装置に関す
る。
例えば一般的な列型4気筒エンジンに固有の2次慣性力
による振動を防止する目的で、この2次慣性力に等しく
逆向きの力を発生させるバランサ装置は良く知られてい
るが、オートバイ用のエンジンにこれを適用しようとす
れば、クランク軸は8000〜110000rp以上で
回転するために、バランサ軸はその2倍、即ち1600
0〜20000rpn+以上で回ることになり、通常の
ころがり軸受あるいは滑り軸受では、軸受寿命や焼付き
の点で極めて実現困難である。
本考案は1対のバランサ軸をクランク軸と略同回転数で
互に逆転させ、上記各バランサ軸上に支持されたバラン
サウェイトを、それぞれ対応する側のバランサ軸と同方
向に、クランク軸の2倍の回転数で互に逆転させるよう
にしたもので、これによりバランサ軸と、その上に支承
したバランサウェイトは、相対的に略クランク軸程度の
回転数で回転することになる。
従ってバランサ軸の軸受及びバランサウェイトの軸受は
共に、回転数は通常程度であり、普通の転り軸受、滑り
軸受を使用することが可能になる。
次に図面により説明する。第1図に於てクランク軸11
は滑り軸受12を介してクランクケース13に支持され
ており、クランクケース13にはクランク軸11と平行
な第1、第2のバランサ軸14,15が支持され、両バ
ランサ軸14,15の位置は第2図の如くクランク軸1
1の中心線を含む垂直な面Aに対し左右対称である。
Z1〜Z8は歯車で、クランク軸11に固定した歯車Z
1は第1バランサ軸14に固定した歯車Z2と噛合い、
図示の実施例に於ては歯車Z1. Z2の歯数は等しい
従って第1バランサ軸14はクランク軸11と等速で逆
回転する。
第1バランサ軸14に固定した歯車Z3と第2バランサ
軸15に固定した歯車Z4は互に噛合い、この実施例に
於ては両歯車23.24の歯数は等しい。
歯車Z4と一体の歯車Z5(大歯車)は第1バランサ軸
14上に支承した1/2歯数の歯車Za(小歯車)と噛
合い、従って小歯車Z6は第1バランサ軸14と同方向
に2倍で回転する。
設計上の都合により第1バランサ軸14がクランク軸1
1と等速でない場合は、歯車Z3 ? Z41 Z51
Z6の歯数を適轟に選ぶことにより歯車Z6の回転数
をクランク軸11の回転数の2倍に調整することができ
る。
歯車Z6は歯車Z7と第1の2次バランサウェイト1γ
を一体に備え、歯車Z7は第2バランサ軸15上に支承
した同歯数の歯車Z8と噛合う。
歯車Z8は第2の2次バランサウェイト18を一体に備
え、両バランサウェイト1γ、18は前述の垂直面Aに
対し面対称の姿勢で作動する。
尚第1図中19はボルト、20はクランクケース3の肉
厚内に設けた油孔、21〜23は第1バランサ軸14内
に設けた油孔、24〜26は第2バランサ軸15内に設
けた油孔、2γ、28はそれぞれバランサウェイト1γ
、18に固定した滑り軸受である。
エンジンの運転中、クランク軸11の回転は歯車21,
22をへて第1バランサ軸14に伝わり、そこから歯車
23,24,25をへて歯車Z6へ伝わり、第1の2次
バランサウェイト17が第1バランサ軸14と同方向に
、クランク軸11の2倍速で回転する。
バランサウェイト11の回転は歯車Z7.Z8により第
2の2次バランサウェイト18へ伝わり、バランサウェ
イト18はバランサウェイト11と等速で互に逆方向に
回転し、2次バランサ機能を発揮する。
バランサウェイト18の回転方向は第2バランサ軸15
の回転方向と同じである。
以上説明したように本考案によると、 (1)バランサ軸とバランサウェイトは、相対的に略ク
ランク軸程度の回転数で回転することになり、従ってバ
ランサ軸の軸受及びバランサウェイトの軸受は共に回転
数は通常程度であり、普通の転り軸受、滑り軸受を使用
することが可能となる。
(2)駆動用歯車の周速が小さいので、耐久性あるいは
機械騒音上有利となる。
(3)バランサ軸はクランク軸と等速又はほぼ等速であ
るから、補益類やオイルポンプの駆動軸に使うことがで
き、特に等速の場合には点火系の駆動軸として使うこと
ができる。
(4)バランサ装置がコンパクトにまとまる。
尚本考案を具体化する時、クランク軸11と第1バラン
サ軸14、又はクランク軸11と第1、第2のバランサ
軸14,15はチェーンで連結することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断面図、第2図は第1図の■−■断面略図で
ある。 11・・・・・・クランク軸、14,15・・・・・・
第1、第2のバランサ軸、17,18・・・・・・第1
1第2の2次バランサウェイト、26.26・・・・・
・歯車(大歯車と小歯車)、Z7.Z8・・・・・・同
歯数の歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸と平行に支承した第1、第2のバランサ軸を
    、クランク軸と等速又は略等速で互に逆方向に回転する
    如くクランク軸と連結し、第2バランサ軸に固定した大
    歯車を第1バランサ軸上に支承した小歯車と噛合せて、
    小歯車がクランク軸の2倍速で第1バランサ軸と同方向
    に回転するように上記大歯車と小歯車の歯数を定め、小
    歯車と一体に第1の2次バランサウェイトを設け、第2
    バランサ軸上に支承した第2の2次バランサウェイトを
    同歯数の歯車をへて第1の2次バランサウェイトと噛合
    せたことを特徴とする往復式ピストンエンジンのバラン
    サ装置。
JP13626478U 1978-10-03 1978-10-03 往復式ピストンエンジンのバランサ装置 Expired JPS5819406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13626478U JPS5819406Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03 往復式ピストンエンジンのバランサ装置

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JP13626478U JPS5819406Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03 往復式ピストンエンジンのバランサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5554633U JPS5554633U (ja) 1980-04-12
JPS5819406Y2 true JPS5819406Y2 (ja) 1983-04-21

Family

ID=29107330

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JP13626478U Expired JPS5819406Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03 往復式ピストンエンジンのバランサ装置

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JPS5554633U (ja) 1980-04-12

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