JPS58190747A - 合金化Znメツキ鋼板の合金化度判定方法 - Google Patents
合金化Znメツキ鋼板の合金化度判定方法Info
- Publication number
- JPS58190747A JPS58190747A JP57073954A JP7395482A JPS58190747A JP S58190747 A JPS58190747 A JP S58190747A JP 57073954 A JP57073954 A JP 57073954A JP 7395482 A JP7395482 A JP 7395482A JP S58190747 A JPS58190747 A JP S58190747A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloying
- situation
- adhered
- plated steel
- alloyed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N23/00—Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
- G01N23/20—Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by using diffraction of the radiation by the materials, e.g. for investigating crystal structure; by using scattering of the radiation by the materials, e.g. for investigating non-crystalline materials; by using reflection of the radiation by the materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、合金化処理されたんメッキ鋼板のメンキ層
の合金化の程度を高精度で検出する方法に関する。
の合金化の程度を高精度で検出する方法に関する。
合金化石メッキ鋼板は、通常のんメッキ鋼板に較べ塗装
性、塗膜密着性、1容接性等、多くの点で有利性をもつ
ことから、現在、様々々分野に広く適用されている。と
ころがこの合金化にメッキ鋼板は、プレス成形等によっ
て著しいパウダリング現象を呈することがある。この現
象については、定性的にはメッキ皮膜中のFe−Znの
金属間化合物の構成比等に依存するもので、具体的に云
えば皮膜中のFeの絶対量或いはFeの平均含有率、合
金化適正度等に関連するものと見られる。したがって、
例えば合金化処理に当り皮膜中のFe含有量を適正に管
理すること等が、耐パウダリング性にすぐれた合金化h
メッキ鋼板を得ることにつながると考えられる。しかし
ながら、一般に知られる皮膜中のFe量測定法は、いわ
ゆる破壊検査を必要とするもので、連続的に処理を受け
る通常の合金化んメッキ鋼板の製造には適用し得す、し
だがってこのような手法に頼る限り上記Fe量の連続的
な管理は望むべくもない。またよしんば非破壊的に皮膜
中Fe量を検出し得る手段があったとしても、このFe
量の管理だけではいくら厳密に行なったところでつねに
安定した耐パウダリング性を得ることはそもそも不可能
である。つまり、耐パウダリング性には上記したように
皮膜中Fe量の他にも、合金化処理温度、その他の因子
が関与しており、耐パウダリング性を高く維持するには
、前記Fe量とともにこれらの因子についても同様に適
確な管理が必要というわけである。耐パウダリング性に
関係する因子さえ十分に解明されていない現段階におい
て、こうした適確な管理を達成することは全く不可能と
いわなければならない。
性、塗膜密着性、1容接性等、多くの点で有利性をもつ
ことから、現在、様々々分野に広く適用されている。と
ころがこの合金化にメッキ鋼板は、プレス成形等によっ
て著しいパウダリング現象を呈することがある。この現
象については、定性的にはメッキ皮膜中のFe−Znの
金属間化合物の構成比等に依存するもので、具体的に云
えば皮膜中のFeの絶対量或いはFeの平均含有率、合
金化適正度等に関連するものと見られる。したがって、
例えば合金化処理に当り皮膜中のFe含有量を適正に管
理すること等が、耐パウダリング性にすぐれた合金化h
メッキ鋼板を得ることにつながると考えられる。しかし
ながら、一般に知られる皮膜中のFe量測定法は、いわ
ゆる破壊検査を必要とするもので、連続的に処理を受け
る通常の合金化んメッキ鋼板の製造には適用し得す、し
だがってこのような手法に頼る限り上記Fe量の連続的
な管理は望むべくもない。またよしんば非破壊的に皮膜
中Fe量を検出し得る手段があったとしても、このFe
量の管理だけではいくら厳密に行なったところでつねに
安定した耐パウダリング性を得ることはそもそも不可能
である。つまり、耐パウダリング性には上記したように
皮膜中Fe量の他にも、合金化処理温度、その他の因子
が関与しており、耐パウダリング性を高く維持するには
、前記Fe量とともにこれらの因子についても同様に適
確な管理が必要というわけである。耐パウダリング性に
関係する因子さえ十分に解明されていない現段階におい
て、こうした適確な管理を達成することは全く不可能と
いわなければならない。
かかる背景から近時、メッキ皮膜中のFe−Zn金属間
化合物の状況つまり合金化の程度を直接把握し、その情
報を連続的にフィートノくツクして合金化処理条件を制
御する試みが進められている。特公昭56−12314
号では、特性X線の回折線強度からL記金属間化合物の
状況を検出することが提案されている。一般の拡散理論
によれば、メッキ皮膜中へのFeの拡散過程において金
属間化合物の相形態が変化するのであるが、上記の提案
はこの相の変化の程度をX線的に検出するところに意図
かあるものと考えられる。ところがこのようなX線回折
法の本来的な問題は、現在3〜4種あるといわれる皮膜
中のFe−Zn金属間化合物の各々の回折線として何れ
の部位、つまり何れの格子定数dでの回折線を対応づけ
るか、という吉ころにある。
化合物の状況つまり合金化の程度を直接把握し、その情
報を連続的にフィートノくツクして合金化処理条件を制
御する試みが進められている。特公昭56−12314
号では、特性X線の回折線強度からL記金属間化合物の
状況を検出することが提案されている。一般の拡散理論
によれば、メッキ皮膜中へのFeの拡散過程において金
属間化合物の相形態が変化するのであるが、上記の提案
はこの相の変化の程度をX線的に検出するところに意図
かあるものと考えられる。ところがこのようなX線回折
法の本来的な問題は、現在3〜4種あるといわれる皮膜
中のFe−Zn金属間化合物の各々の回折線として何れ
の部位、つまり何れの格子定数dでの回折線を対応づけ
るか、という吉ころにある。
この提案では、具体的にはδ1相の回折線としてd−を
採用している。しかしながらこの部位の回折線強度は極
めて微弱であり、一般に云ってこれを使って合金化の程
度を知ろうというのは精度上問題があると云わなければ
ならない。
採用している。しかしながらこの部位の回折線強度は極
めて微弱であり、一般に云ってこれを使って合金化の程
度を知ろうというのは精度上問題があると云わなければ
ならない。
通常知られる限りにおいては、合金化にメッキ皮膜での
X線回折の最強線とは、d=2.17〜2.12Aに存
在し、熱処理が過度になるに従いd=2.12Å以下へ
も移行する傾向にある。しだがってこの部位の回折線を
利用すれば測定精度の向」−か期待できると思われるか
、この部位には少なくとも2以上のζ相・2つ以上のδ
、相、1つ以上のrよもしくはr相を特徴づけるべき回
折線が共存する口]能匪があると云われ、一般に膨大な
情報量があるにも拘らず、この部位のX線回折情報を基
に合金化の程度を検出する演算手法は未だ見出されてい
ないのが実状である。
X線回折の最強線とは、d=2.17〜2.12Aに存
在し、熱処理が過度になるに従いd=2.12Å以下へ
も移行する傾向にある。しだがってこの部位の回折線を
利用すれば測定精度の向」−か期待できると思われるか
、この部位には少なくとも2以上のζ相・2つ以上のδ
、相、1つ以上のrよもしくはr相を特徴づけるべき回
折線が共存する口]能匪があると云われ、一般に膨大な
情報量があるにも拘らず、この部位のX線回折情報を基
に合金化の程度を検出する演算手法は未だ見出されてい
ないのが実状である。
本発明は、d = 2.17〜2.12A近辺にある強
力な回折線を利用して合金化石メッキ皮膜の合金化の程
度、例えば耐パウダリング性に対する合金化適正度を判
定することを可能ならしめる方法の提供を目的とするも
のである。
力な回折線を利用して合金化石メッキ皮膜の合金化の程
度、例えば耐パウダリング性に対する合金化適正度を判
定することを可能ならしめる方法の提供を目的とするも
のである。
すなわち本発明の要旨とするところは、合金化hメッキ
鋼板に対し、特性X線を照射してその回折線強度から下
記のI。、11.I、、I3値を測定し、この4つの値
を演算処理して合金化適正度を判定することを特徴とす
る合金化にメッキ鋼板の合金化適正度判定方法、にある
。
鋼板に対し、特性X線を照射してその回折線強度から下
記のI。、11.I、、I3値を測定し、この4つの値
を演算処理して合金化適正度を判定することを特徴とす
る合金化にメッキ鋼板の合金化適正度判定方法、にある
。
I :d=2.21〜2.195 Aでの最高強度とバ
ックグランド値の差 11: d =2.17〜2.15Aでの最高強度とバ
ックグランド値の差 I :d=2.145〜2.124Aでの最高強度とバ
ンクグランド値の差 I +d=2.124Aでの強度とバックグランド値の
差 本発明者らは、d=2.17〜2.12A近辺にある強
力な回折線のうち合金化の程度番知る情報として有意な
ものを、以下のような考え方で実験、検討を進めその結
果、見い出したものである。すなわち、まず最初の試み
は、11.I202つの値から合金化適正度を予測する
というものであった。一般に比較的低温で合金化処理し
たものでは、皮膜中のFe含有量が小さいと、■□/I
2 という比の値が犬きくなることが知られている。
ックグランド値の差 11: d =2.17〜2.15Aでの最高強度とバ
ックグランド値の差 I :d=2.145〜2.124Aでの最高強度とバ
ンクグランド値の差 I +d=2.124Aでの強度とバックグランド値の
差 本発明者らは、d=2.17〜2.12A近辺にある強
力な回折線のうち合金化の程度番知る情報として有意な
ものを、以下のような考え方で実験、検討を進めその結
果、見い出したものである。すなわち、まず最初の試み
は、11.I202つの値から合金化適正度を予測する
というものであった。一般に比較的低温で合金化処理し
たものでは、皮膜中のFe含有量が小さいと、■□/I
2 という比の値が犬きくなることが知られている。
例えば電気hメッキ鋼板を300°C程度の低温にて合
金化処理したような場合に、上記傾向はみられる。しか
しながら一般の溶融hメッキ鋼板のときのような合金化
処理を行なった場合には、上記11A2の比は0.15
〜0.3となり、この比の値は皮膜中Fe含有率(F$
)/Fe(%)+Zn(%))の10〜20%の範囲で
の動きに対し全く変化を示さないのである。また、例え
ばI2の大きさも、Fe含有量10チ未満ではFe含有
率との対応をみせるが、10%以上のFe含有量では飽
和状態となる。
金化処理したような場合に、上記傾向はみられる。しか
しながら一般の溶融hメッキ鋼板のときのような合金化
処理を行なった場合には、上記11A2の比は0.15
〜0.3となり、この比の値は皮膜中Fe含有率(F$
)/Fe(%)+Zn(%))の10〜20%の範囲で
の動きに対し全く変化を示さないのである。また、例え
ばI2の大きさも、Fe含有量10チ未満ではFe含有
率との対応をみせるが、10%以上のFe含有量では飽
和状態となる。
一方市場製品としては、溶融メッキ系の場合皮膜中のF
e含有率は9〜13%が最も多く、したがって上記11
.I、による合金化適正度の予測は実用北回等の意味を
もち得ないのである。
e含有率は9〜13%が最も多く、したがって上記11
.I、による合金化適正度の予測は実用北回等の意味を
もち得ないのである。
ところで、先のI 、/I 2の値に関しては、それが
0.5以上であるとき、hメッキ鋼板は何れによらず常
に安定的にすぐれた耐パウダリング性を示すことが、本
発明者らの多くの実験によりすでに確認されている。因
みに、溶融メッキ系で■□/I 2> 15は未処理に
当る。
0.5以上であるとき、hメッキ鋼板は何れによらず常
に安定的にすぐれた耐パウダリング性を示すことが、本
発明者らの多くの実験によりすでに確認されている。因
みに、溶融メッキ系で■□/I 2> 15は未処理に
当る。
しかしながら、I 、/I 、値が0.5未満において
も、良好な耐パウダリング性を示すことも少なからずあ
り、一般の合金化溶融hメッキ鋼板はむしろその冶んど
が11/I2<0.5の範@に属するものである。すな
わち、I、/I□〈0.5を示すものについての合金化
適正度の予測こそが、実用上有意なわけである。
も、良好な耐パウダリング性を示すことも少なからずあ
り、一般の合金化溶融hメッキ鋼板はむしろその冶んど
が11/I2<0.5の範@に属するものである。すな
わち、I、/I□〈0.5を示すものについての合金化
適正度の予測こそが、実用上有意なわけである。
本発明者らは、この11/I2<0.5を示す移しい量
の試料に関するX線回折結果を鋭意検討し、その結果、
1.JにIとI とを加えた計4つの値を採1 2
0 3 用すればX線回折特性と合金化適正度とを精度よく関連
づける回帰方程式が得られることを見い出した。すなわ
ち、具体的には最も簡単な形の回帰方程式として、 y=a(114o)+b(I2/I。)+c(I34o
) 、−ri)ここに、y:合金化適合度を示す値 a、b+c :定数 上式が求められる。ここで、理論的な説明を加えるなら
ば、まず基本的には■。に対応するd = 2.21〜
2.195Aにδ1相、■1′に対応するd=2.17
〜2.15Aにζおよびδ1相、I3に対応するd=2
.145〜2.124AVCδ1およびζ、rもしくは
r□の合成波形が出現する。そしてI、/I、<0.5
未満ではI2にζ相の混在することは全くない。以上の
ようなことは、相関分析等の手法により確認されたもの
であるが、上記変数としてのI□/■oとI、/I0は
それぞれ近似的にI(δ1+r )/I (δ1)、I
((+δ、)/I(δ1)を示すもノff当ると考えら
れる。合金化hメッキ鋼板の耐パウダリング性とは、上
記両変数間の差の値、つまりI、’I。
の試料に関するX線回折結果を鋭意検討し、その結果、
1.JにIとI とを加えた計4つの値を採1 2
0 3 用すればX線回折特性と合金化適正度とを精度よく関連
づける回帰方程式が得られることを見い出した。すなわ
ち、具体的には最も簡単な形の回帰方程式として、 y=a(114o)+b(I2/I。)+c(I34o
) 、−ri)ここに、y:合金化適合度を示す値 a、b+c :定数 上式が求められる。ここで、理論的な説明を加えるなら
ば、まず基本的には■。に対応するd = 2.21〜
2.195Aにδ1相、■1′に対応するd=2.17
〜2.15Aにζおよびδ1相、I3に対応するd=2
.145〜2.124AVCδ1およびζ、rもしくは
r□の合成波形が出現する。そしてI、/I、<0.5
未満ではI2にζ相の混在することは全くない。以上の
ようなことは、相関分析等の手法により確認されたもの
であるが、上記変数としてのI□/■oとI、/I0は
それぞれ近似的にI(δ1+r )/I (δ1)、I
((+δ、)/I(δ1)を示すもノff当ると考えら
れる。合金化hメッキ鋼板の耐パウダリング性とは、上
記両変数間の差の値、つまりI、’I。
−I、Aoが町成りよく対応し、この値か小さくなる程
土肥耐パウダリング性が良好となる順向がある。しかし
ながら、I2/Io−11/Ioが小さくとも場合によ
っては加工性の点で劣る事例がみられる。
土肥耐パウダリング性が良好となる順向がある。しかし
ながら、I2/Io−11/Ioが小さくとも場合によ
っては加工性の点で劣る事例がみられる。
これは主として、δ1相のFe濃化に伴う格子定数の変
動によるものと考えられるが、d=2.124Aの回折
線強度に対応するI3/Ioを更に説明変数に加えれば
、加工性と高精度にて対応づけすることが可能となるも
のである。
動によるものと考えられるが、d=2.124Aの回折
線強度に対応するI3/Ioを更に説明変数に加えれば
、加工性と高精度にて対応づけすることが可能となるも
のである。
なお、上記の説明からも明らかであるが、前記(i)の
式において係数a%bは、Ial=Iblとしても精度
上問題なく、また必ずしも回帰方程式は(i)式に示し
たような線形関数として導く必要もなく、精度向上を狙
って非線型としてもよいのは云う迄もない。
式において係数a%bは、Ial=Iblとしても精度
上問題なく、また必ずしも回帰方程式は(i)式に示し
たような線形関数として導く必要もなく、精度向上を狙
って非線型としてもよいのは云う迄もない。
すなわち、上記回帰方程式によって■。〜■3の値から
合金化石メッキ皮膜の合金化適正度を精度よく予測し判
定することができる。したがって、この本発明の方法を
採用すれば、合金化処理されたんメッキ鋼板の合金化適
正度を逐一算出し、この算出結果と予め設定しておいだ
合金化適正度とを比較してその間の偏差をとり、この偏
差値に応じて合金化処理条件1例えば処理炉における炉
内焚量を調節するといったフィードバック制御が高精度
で実現でき、安定した高品位の合金化石メッキ鋼板を得
ることがり能となる。
合金化石メッキ皮膜の合金化適正度を精度よく予測し判
定することができる。したがって、この本発明の方法を
採用すれば、合金化処理されたんメッキ鋼板の合金化適
正度を逐一算出し、この算出結果と予め設定しておいだ
合金化適正度とを比較してその間の偏差をとり、この偏
差値に応じて合金化処理条件1例えば処理炉における炉
内焚量を調節するといったフィードバック制御が高精度
で実現でき、安定した高品位の合金化石メッキ鋼板を得
ることがり能となる。
なお付言するならば、メッキ鋼板の成形時における皮膜
の歪量は実際には板厚によって異なるのが常識であるが
、このような点から、上記合金化適正度の設定値は、鋼
板の厚みに応じ適宜変更するようにした方がよい。更に
、鋼板の々旧付量を連続的に測定することは現在、螢光
X線膜厚計等の導入によって可能となっているから、h
目付量のロット内変更が十分小さいと判断される場合は
、演算処理に用いる回帰方程式に第4の変数としてん目
付量を付加しておき、上記連続測定結果をも考慮に入れ
て合金化処理制御を行うようにすれば、制御精度のより
一層の向上が図られるものである。
の歪量は実際には板厚によって異なるのが常識であるが
、このような点から、上記合金化適正度の設定値は、鋼
板の厚みに応じ適宜変更するようにした方がよい。更に
、鋼板の々旧付量を連続的に測定することは現在、螢光
X線膜厚計等の導入によって可能となっているから、h
目付量のロット内変更が十分小さいと判断される場合は
、演算処理に用いる回帰方程式に第4の変数としてん目
付量を付加しておき、上記連続測定結果をも考慮に入れ
て合金化処理制御を行うようにすれば、制御精度のより
一層の向上が図られるものである。
次に、本発明の実施例について説明する。
板厚0.5〜3.3fl厚、h目付量40〜90 f/
/m”の合金化にメッキ鋼板(電気メツキ系を含む)を
試料として%X線回折を行なった。X線回折は、反射法
によったが、この場合ターゲット:Co、X線管電圧:
35KV、電子電流:15mA、フィルレター二Fe
フィルターとし、前記■。〜■3を検出した。
/m”の合金化にメッキ鋼板(電気メツキ系を含む)を
試料として%X線回折を行なった。X線回折は、反射法
によったが、この場合ターゲット:Co、X線管電圧:
35KV、電子電流:15mA、フィルレター二Fe
フィルターとし、前記■。〜■3を検出した。
また、上記各試料について、円筒絞り試験(50寵φ、
16m11深さ)を実施し、そのフランジ部(対数歪み
でε−0,07〜0.10)に粘着テープを貼って剥し
たときのテープへの付着物の状況によってメッキ皮膜の
成形性を調べた。第1図は、前記X線回折結果とメッキ
皮膜の成形性調査結果を、I工/■2<0.5以下のも
のについて、工〆I。−11/IoとI 3/I oの
2つの因子と成形性との間の関係として表わしたもので
ある。同図において、◎:テーブ付着物はとんどなし、
O:同じく僅かにあり、△:同じく稍々多い、×:同じ
く著しくあり、を各々示している。
16m11深さ)を実施し、そのフランジ部(対数歪み
でε−0,07〜0.10)に粘着テープを貼って剥し
たときのテープへの付着物の状況によってメッキ皮膜の
成形性を調べた。第1図は、前記X線回折結果とメッキ
皮膜の成形性調査結果を、I工/■2<0.5以下のも
のについて、工〆I。−11/IoとI 3/I oの
2つの因子と成形性との間の関係として表わしたもので
ある。同図において、◎:テーブ付着物はとんどなし、
O:同じく僅かにあり、△:同じく稍々多い、×:同じ
く著しくあり、を各々示している。
同図において、直線P)は×と△との境界を示したもの
であるが、成形性はこの線(P)と略平行的に変化して
おり、このことから合金化適正度を上記2因子に基いて
予測することの適確性か十分理解される、 第2図は、前記試験結果に基<シ4□と合金化適正度と
の関係を図化したものであって、縦軸の合金化適正度は
、1:X、2〜3:△、4:0゜5:◎、を示す。I2
4□≧0.5以」二では全て最高の合金化適正度=5を
示しており、■2/TI≧0.5のときには成形性はつ
ねに良好であると判断できることが明らかである。
であるが、成形性はこの線(P)と略平行的に変化して
おり、このことから合金化適正度を上記2因子に基いて
予測することの適確性か十分理解される、 第2図は、前記試験結果に基<シ4□と合金化適正度と
の関係を図化したものであって、縦軸の合金化適正度は
、1:X、2〜3:△、4:0゜5:◎、を示す。I2
4□≧0.5以」二では全て最高の合金化適正度=5を
示しており、■2/TI≧0.5のときには成形性はつ
ねに良好であると判断できることが明らかである。
以上の説明から明らかなように本発明の方法は、X線回
折による合金化かメッキ皮膜の合金化適正度の測定に際
し、従来使用されていなかったd−2,17〜2.12
A近辺の強力な回折線を利用して高精度で合金化適正度
を判定することを可能にするものであり、したかつてこ
の方法を用いれば合金化にメッキ鋼板の製造に当り合金
化処理の適確な管理が可能となり、このような点よりし
て本発明は、合金化huツキ鋼板の品質向上に資すると
ころ大なるものと云うことができる。
折による合金化かメッキ皮膜の合金化適正度の測定に際
し、従来使用されていなかったd−2,17〜2.12
A近辺の強力な回折線を利用して高精度で合金化適正度
を判定することを可能にするものであり、したかつてこ
の方法を用いれば合金化にメッキ鋼板の製造に当り合金
化処理の適確な管理が可能となり、このような点よりし
て本発明は、合金化huツキ鋼板の品質向上に資すると
ころ大なるものと云うことができる。
第1図は実験により得たI2/Io−11/IoとI3
/■oの2因子と合金化石メッキ鋼板の成形性との間の
関係を示す図、第2図は同じ< I2//I、と合金化
石メッキ皮膜の合金化適正度との関係を示す図である。
/■oの2因子と合金化石メッキ鋼板の成形性との間の
関係を示す図、第2図は同じ< I2//I、と合金化
石メッキ皮膜の合金化適正度との関係を示す図である。
Claims (1)
- (1) 合金化処理されたZnメッキ鋼板に対し、特
性X線を照射してその回折線強度から下記のI。、11
゜I2.I3値を測定し、この4つの値を演算娠理して
合金化適正度を判定することを特徴とする合金化Znメ
ッキ鋼板の合金化適正度判定方法 Io: d=2.21〜2.195Aでの最高強度とバ
ックグランド値の差 I、:d=2.17〜2.15Aでの最高強度さバック
グランド値の差 I2:d=2.145〜2.124Aでの最高強度とバ
ックグランド値の差 I3:d=2.124Aでの強度とバックグランド値の
差 但し、d:格子定数 の3つを変数とする回帰方程式によって行う演算である
ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の合金
化石メッキ鋼板の合金化適正度判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57073954A JPS58190747A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 合金化Znメツキ鋼板の合金化度判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57073954A JPS58190747A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 合金化Znメツキ鋼板の合金化度判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58190747A true JPS58190747A (ja) | 1983-11-07 |
Family
ID=13532977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57073954A Pending JPS58190747A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 合金化Znメツキ鋼板の合金化度判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58190747A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0473154A2 (en) * | 1990-08-31 | 1992-03-04 | Nisshin Steel Co., Ltd. | System for making an on-line determination of degree of alloying in galvannealed steel sheets |
WO2013161922A1 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 新日鐵住金株式会社 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板のFe-Zn合金相厚さの測定方法および測定装置 |
CN105659073A (zh) * | 2013-10-25 | 2016-06-08 | 新日铁住金株式会社 | 合金化热浸镀锌钢板的在线镀覆密合性判定装置及合金化热浸镀锌钢板制造生产线 |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP57073954A patent/JPS58190747A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0473154A2 (en) * | 1990-08-31 | 1992-03-04 | Nisshin Steel Co., Ltd. | System for making an on-line determination of degree of alloying in galvannealed steel sheets |
EP0473154A3 (en) * | 1990-08-31 | 1993-03-24 | Nisshin Steel Co., Ltd. | System for making an on-line determination of degree of alloying in galvannealed steel sheets |
WO2013161922A1 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 新日鐵住金株式会社 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板のFe-Zn合金相厚さの測定方法および測定装置 |
JP5403193B1 (ja) * | 2012-04-25 | 2014-01-29 | 新日鐵住金株式会社 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板のFe−Zn合金相厚さの測定方法および測定装置 |
US9417197B2 (en) | 2012-04-25 | 2016-08-16 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Method of measuring thickness of Fe—Zn alloy phase of galvannealed steel sheet and apparatus for measuring the same |
CN105659073A (zh) * | 2013-10-25 | 2016-06-08 | 新日铁住金株式会社 | 合金化热浸镀锌钢板的在线镀覆密合性判定装置及合金化热浸镀锌钢板制造生产线 |
EP3062094A4 (en) * | 2013-10-25 | 2017-05-24 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | On-line plating adhesion determination device for galvannealed steel sheet and galvannealed steel sheet production line |
US9927378B2 (en) | 2013-10-25 | 2018-03-27 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | On-line coating adhesion determination apparatus of galvannealed steel sheet, and galvannealed steel sheet manufacturing line |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR900008955B1 (ko) | 합금피막의 피막두께 및 조성 측정방법 | |
JPH04110644A (ja) | 合金化亜鉛めつき鋼板のオンライン合金化度測定装置 | |
US4064437A (en) | Method for measuring the degree of alloying of galvannealed steel sheets | |
KR940002509B1 (ko) | 필름의 두께 및 조성을 동시에 측정하는 방법 및 그의장치 | |
JPS58190747A (ja) | 合金化Znメツキ鋼板の合金化度判定方法 | |
JP2745428B2 (ja) | X線回折法による高加工用合金化亜鉛めつき鋼板の加工性能評価方法 | |
CN106501120B (zh) | 一种热镀锌合金化钢板粉化的快速检测方法 | |
JPH0933455A (ja) | 合金化めっき層の合金化度測定方法 | |
KR20000025344A (ko) | 형광 엑스선을 이용한 도금량 및 합금화도 측정방법 | |
JPH06347247A (ja) | めっき層合金相厚さの測定方法 | |
JPH0442044A (ja) | 合金層特性測定方法 | |
JP2708257B2 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の相厚の測定方法 | |
JP2707865B2 (ja) | 合金化亜鉛めっき層の合金化度測定方法 | |
JPH068791B2 (ja) | 合金化亜鉛めつき鋼板の合金化度の測定方法 | |
JP3221547B2 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の亜鉛付着量測定方法 | |
JPH056139B2 (ja) | ||
KR100206491B1 (ko) | 합금화 용융아연 도금강판의 철함량 분석방법 | |
KR100381095B1 (ko) | 자기 유도방식에 의한 아연도금량 두께 측정방법 | |
JPH0610660B2 (ja) | 合金被膜の膜厚及び組成測定方法 | |
JP2745427B2 (ja) | X線回折法による合金化亜鉛めつき鋼板の絞り成形性評価方法 | |
CN114636719A (zh) | 一种定量评价冷轧汽车钢锌系磷化膜覆盖率的方法 | |
JPH0726385A (ja) | Cr含有電着物上のクロメート処理制御方法 | |
JPS6259844A (ja) | 合金化溶融亜鉛めつき鋼板の合金化度測定方法 | |
JPH0712761A (ja) | 多層合金化溶融亜鉛めっき鋼板の上層めっきの定量方法 | |
JPH0435028B2 (ja) |