JPS62135755A - 金属材のめつき被膜の定量方法 - Google Patents

金属材のめつき被膜の定量方法

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JPS62135755A
JPS62135755A JP60276518A JP27651885A JPS62135755A JP S62135755 A JPS62135755 A JP S62135755A JP 60276518 A JP60276518 A JP 60276518A JP 27651885 A JP27651885 A JP 27651885A JP S62135755 A JPS62135755 A JP S62135755A
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diffraction
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ray
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JP60276518A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Abe
安部 忠廣
Masatoshi Shibata
柴田 昌聰
Masaharu Saisuu
斉数 正晴
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、金属材のめつき被膜の定量方法に係り、特に
、錫めっき鋼板の錫めっき層聞と合金層量を定量する際
に用いるのに好適な、下地金属材上に種類の異なる金属
がめつきされた後に合金化処理され、めっき層と下地金
属との境界部にめっき金属と下地金属との合金層が形成
されためつぎ金属材のめつき金1品層石及び合金層量を
定量する隙の金14材のめつぎ被膜の定量方法の改良に
関する。
【従来の技術】
今日、金属板の物理的、化学的、あるいは機械的性質を
向上させるために、該金属板の上に種類の異なる金属を
めっきした後、適当な湿度で加熱して、めっき層と下地
金属層との境界部に、下地金属とめつき金属との合金層
を形成させて!!′J 造しためつき板が注目されつつ
ある。 現在において、この種のめつき板として大量に生産され
ているのは、錫めっき用板(以下、ブリキという)であ
るので、以下、このブリキを中心に説明する。 ブリキは、耐食性を向上さぜ、−hrの金属錫の光沢性
を向上させるために、鋼板に錫を電気めっきした後、加
熱処理(リフロー)して、錫めっき被膜の下層に3n−
Feの合fL膚を形成させて製造される。 このようにして製造されるブリキの(ワれた表面特性を
維持するhめには、錫めっき被膜の厚さの異なる各種の
ブリキについて、それぞれ一定量以上の合金層と一定量
以上の金属錫層が必要となる。 従って、常に合金層量と金属錫層団を分析して工程管理
しなければ、安定した〒J品を生産することができない
ため、合金層量と金属錫層ωを正確に定量することが必
要となるう 前記ブリキの3n−Fa合金層量及び金属錫装置の分析
方法としては、一般にjls−G3303の電解式試験
法が採用されている。この方法においては、まず、採取
した試験片を充分に脱脂した後、試験片の裏面に電解液
が回り込まないよう、即ち測定面だけがfcl液に触れ
るようにして、炭素棒(陰極)及びt8製照合電極を取
付けた電解槽に入れる。そして、前記試験片(陽極)と
前記炭素棒(陰極)間に一定電流を流して電解を行い、
電解開始から「電位一時間曲線」を作成する。作成され
た「電1を一時間曲線」にヰづき、表面の金属錫から合
金層、合金層から下地鉄に移るときの電位の折点から、
ファラデーの法則を用いて金属錫用及び合金層mを分析
するようにしている。
【発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、前記電解式試験法は、分析に熟練と長時
間を要し、しかも製品から試験片を採取する破壊分析で
あり、オンライン化もできないので、工程管理への分析
結果の反映が非常に遅くなるという問題点を有していた
。 一方、ブリキのめつき全1−IWの分析方法としては、
螢光X線分析−法が使用されている。この螢光X線分析
法は、ブリキに適当な波長分布を持つX線を黒用してそ
の表面の錫から螢光X線を発生させ、発生した螢光X線
の強度を測定して、予め求めておいた検は線から金錫の
付着量を分析する方法である。 しかしながら、この螢光X線分析法で、合金層と金属錫
からなるめっき層を有するブリキを測定しようとすると
、該合金層からの螢光X線と該金属錫からの螢光X線が
区別できず、従って、合金層と金属錫の層別分析は不可
能であった。 一方、本願出願人は、本発明に関連する技術として、既
に特開昭59−91343でガルバニールド泪板の合金
化度の測定方法を開示している。 この測定方法は、測定対Z!の目的結晶格子面のX線回
折強度とバックグラウンド強度とを同時に測定して、測
定されたバックグラウンド強度を補正した後、合金化度
を求める方法である。 しかしながら、この方法では、合金化度は求められるが
、めっき被膜各層毎の付着■(厚さ)までは測定するこ
とができないので木目的には適用できない。 以上のように従来は、合金層とめっき金属層とを有する
めっき層の合金層量と金属層励を正確に測定する方法が
存在しなかった。従って1.ビ4然的に安全を見込んで
合金層、金RB共に目標(直よりも多口になるようにめ
っきして、前記めっき金属板を製造しているのが実情で
ある。このため、該めっき金属板の製造には、高価なめ
っき金属の使用量が増え、コストが高くなってしまうと
いう大ぎな問題点を有していた。 【発明の目的] 本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、めっき金属層とその金属を含む合金層が形成され
ためつき板のめっき?!!!膜の層別定量を非破壊、オ
ンラインで可能とする金田材のめつき被膜の定M方法を
提供することを目的とする。 【問題点を解決するための手段】 本発明は、下地金属材上に種類の異なる金属がめつきさ
れた後に合金化処理され、めっき層と下地金属との境界
部にめっき金属と下地金5との合金層が形成されためつ
き金属材のめつき金属装置及び合金層量を定量するに際
し、その要旨を第1図(A>に示すように、前記めっき
金属材に特性X線を照射し、前記めっき金属層からの回
折X線強麿を検出し、前記めっき金属材からの回折X線
の現われない角度位置でバックグラウンド+I?Iff
fを検出し、このバックグラウンド強度から該回折X線
の回折角度位置でのバックグラウンド強度を求め、検出
された回折X線強痕をその回折角度位置でのバックグラ
ウンド強度で補正し、補正された回折X線強麿に基づき
、めっき金属層旦を求め、他の方法で検出された全めっ
き吊から、求められためつき金属FJ吊を引いて合金層
量を求めることにより、前記目的を達成したちのである
。 又、本発明は、下地金属材上に種類の異なる金属がめつ
きされた後に合金化処理され、めっき層と下地金属との
境界部にめっき金属と下地金属との合金層が形成された
めつき金属材のめつき金属位置及び合金層量を主爪する
に際し、その要旨を第1図(B)に示すように、前記め
っき金属材に特性X線を照射し、前記合金層からの回折
X線強度を検出し、前記めっき金属材からの回折X線の
現われない角度位置でバックグラウンド強度を(λ出し
、このバックグラウンド強度から該回折X線の回折角度
位置でのバックグラウンド強度を求め、検出された回折
XI強度をその回折角度位「でのバックグラウンド強度
で補正し、補正された回折X線強度を、少なくとも、他
の方法で検出された全めつきmに基づき解析し、合金層
■を求め、前記全めつき里から、求められためつき合金
層量を引いて、前記めっき金属装置を求めることにより
、同じく前記目的を達成したものである。 更に、本発明は、下地金属材上に秤煩の5′8なる金属
がめつきされた後に合金化処理され、めっき層と下地金
属どの境界部にめっき金属ど下地金属との合金層が形成
されためつき金属材のめつさ金属層M及び合金層mを定
■するに際し、その要旨を第1図(C)に示すように、
前記めっき金属材に特性X線を照口4し、前記めっき金
属層及び合金F4frs tらの回折X線強度を検出し
、前記めっき金属材からの回折X線の現われない角度位
置でバックグラウンド強度を検出し、このバックグラウ
ンド強度から各回折X線の回折角度位置でのバックグラ
ウンド強度を求め、前記めっき金FA層から検出された
回折X線強度を、その回折角度位置でのバックグラウン
ド強度で補正し、補正された回折X線強度に基づき、前
記めっき金6層母を求め、前記合金層から検出された回
折X線強度を、その回折角度位置でのバックグラウンド
強度で補正し、補正された回折X線強度を、前記めっき
金底層用にすづぎ解析して合金F1mを求めることによ
り、同じく前記目的を達成したものである。
【作用】
めつき7された金属材のめつさ゛被膜中のめつさ・金属
層及び合金層は、いずれも結晶質物質なので、1゛1性
×線を照m寸れば、それぞれの層の各結晶格子面により
回折現象が生ずる。そこで、発明者は、このX線回折現
象を利用して、前記めっき被膜中のめつき金属層と合金
層の付着量を層別に定量する方法を種ノ?検討した。 まず、第1に、めっき金属層のj8当な格子面による回
折X線強度と、めっき金F5装置の関係を調べた。その
結果、両名の相関関係が非常に悪いため分析が不可能で
あった。この原因は、回折X線強度を検出する際、通常
、測定格子面による回折角度(2θ)に検出器を配置し
て検出するが、このとき回折X線と共にこの回折X 、
ti+のバックグラウンドXtaも検出しているので、
試別によるバックグラウンド強度の変動が分析を妨害し
てしまうためであることがわかった。 そこで、めっき被膜及び下地全屈からの回折!flの現
われない適当な角度位置〈2θ′)でバックグラウンド
強度を検出し、これによりめっき金属層の回折角度(2
θ1)におけるXt5A強度を補正した。このとき、バ
ックグラウンド強度は、検出する回折XMの回折角度近
傍でぶ!1定してもよく、又、検出する回折X線の回折
角度を挾んで高角度側と低角麿側で測定して、両者の測
定角度とバックグラウンド強度から回帰式を求め、これ
により回折X線の回折角度でのバックグラウンド強度を
計算してもよい。 すると、例えば第2図に示すような、非常に良り1“な
めつき金Fi5装置と回折X線強度の関係を表わす検量
線が10られ、これによりめっき金m F7 mの精度
の良い分析が可能になる。以上述べた方法を、以下、第
1の方法という。 第2に、合金層の適当な(a下面からの回折X線強度に
より、該合金層ωを分析する方法を検討した。この場合
、上述のめつき金E層と同11頁にバックグラウンド強
度により補正しても、なおかつ回折X線強度と合金位桓
の関係は著しく悪く、この関係を用いて該合金層mを側
底分析することができなかった。この原因は、前記合金
層は前記めっき層の下面にあるので、合金層からの回折
X線が上層のめつき全屈F3で吸収され、その吸収され
る度合が前記めつさ゛金属装置によって変化するためで
ある。 そこで、回折角度(2θ2)での合金層からの回折X線
強度をバックグラ・ランド補正した後、全めつき吊又は
先に示した第1の方法で分析しためつき金l1liS層
の付着惧別にrR析すると、例えば第3図に示すように
、企め2き早毎に良好な倹ff+線が1gられた。これ
により、前記合金FJrr%の分析が可能なことがわか
った。以上述べた方法を、以下、第2の方法という。 ところで、第3図に示ずような検量線を用いて企めつき
付着量又はめっき金属層の飼竹吊氾に分析してもよいが
、第3図に示した関係から例えば重回帰法等で、めっき
金属層による吸収割合(補正係数)を求めておけば、次
に示ず(1)式が(2)式の補正式で合金層の付着量の
分析値W△’IVA= (bo+ b+ ・I△4− 
b2+ t+x2)×(1+dJ−WM)   ・・・
・・・・・・(2)但し、I)。、+1.、b2は検量
線定数、■△はバックグラウンド補正1艷の合金層の回
折X線強度又はバックグラウンド強度との比、djは補
正係数、WMは全めっき付着fi((L/+n’)又は
めっき金属層付着世((1/12)である。 本発明は、以上詳述したような知見に基づきなさ1tた
ものであって、前記第1の方法でめっき全屈装置を、又
第2の方法で合金層■をLi度良く分析でさる。更に、
両方法を併用すれば、同じ場所での層別定員が可能にな
り、しかも、その両分析結果の和が全めつき聞になるの
で好都合である。 以下、これを第3の方法という。 ところで、生産ライン等では、一般に螢光X線分析法で
金属材の全めつき債を分析して工程管理の一助としてい
る。従って、分析された全めっき吊を利用しようとすれ
ば、前記第1の方法でめっき金属層h)を分析し、その
めっぎ金属層串を前記)2光X線分析法で求められた企
めっぎ弔から差引いて合金層量を求めるか、又は、前記
!X52の方法で合金層量を分析し、前記螢光X線分析
法で求められた全めつき川から該合金層量をj’i引い
て前記めっき金a F1@を求めればよい。但しこの際
には、螢光X線分析法で求める全めっき吊の分析場所と
、本発明法に係るX線回折法で求める第1の方法又は第
2の方法の分析1局所を同じにするという対策をとる必
要がある。この対策は、かなり面倒イTので、例えば、
本出顎人が[金属材のめつき付着量測定方法」 (昭和
60年11月29日付出願)と称する特許出願で提案し
た、バックグラウンド強度から全めっき吊を分析する方
法を併用すれば、前記第1の方法及び第2の方法で回折
X線の補正のために測定するバックグラウンド強面がそ
のまま利用でき、しかも、同じIQ所の企めつぎ吊、め
っき金FS Ft m及び合金FJ串が同時に分析でさ
るので非常にイ1効となる。 なお、本発明法のオンライン化を考え場合、生産ライン
ではめつき板は、高速で流れていて大なり小なりばたつ
いているため、集中法X Fsi光学系では前記ばたつ
きの形質を受は易い。従って、オンライン化には、平行
ビーム法を用いるのがイi効である。 次に、本発明法と従来より行われている化学分析法とに
より、例えば各秤ブリキを、分析した結果を比較し、本
発明法の効果を明らかにする。 前記ブリキの金属錫の付着量(!l/T112>と合金
層の付着rl ((J/ +n’ )を本発明法により
測定した結果(縦’j’ill )と従来の化学分析法
で測定した結果(横軸)を第4図及び第5図に示す。第
4図及び第5図から理解されるように、いずれの測定結
果も本発明法によりiqられる定旦値は、従来法による
化学分析値とよく一致しており、本発明法の有効性が確
ル8できた。従って、本発明法を実施づることにより、
オンラインでめっき被膜中の金属層及び合金層の層別定
員が可能になる。 [実施例] 以下、本発明に係る金属材のめつき被膜の定量方法が採
用された実施例について詳細に説明する。 この実施例は、めっき金FAFi及び該めっき今日を含
む合金層からなるめっき被I!9が施されためつき仮の
めつき金属装置及び合金層量の分析に本発明を適用した
ものであり、その分析をするためのオンライン装四の(
■略描成を第6図に示す。 第6図に示すように、前記めっき板10が矢印へ方向に
搬送されるラインには、前記めっき板10にめっきを付
着させるめつぎ槽12と、めっき後のめつき板10のめ
つき金属層と下地金F1層との境界層に合金層を形成す
るため加熱する加熱処理部14と、前記めっき板10を
搬送するためのロール16が配設される。 又、前記ライン上のめっき板10の水平1j17送部(
又は垂直搬送部)上の適当な位置には、例えばCrター
ゲット等適当な波長の特性X線を発するX線管球18が
設(宥される。該X線管球18の照射側には、照射され
る特性X線を平行ビーム状とする発散ソーラスリット2
0が11;^えられる。 更に、首記X12管球18から照射されたX線による前
記めっき板10からの回折X線を受光する側には、前記
めっき板10のめつき金属層からの回折X線の強度を角
度位置201で検出する第1X線検出器22と、前記め
っき仮10の合金層からの回折X線の強度を角度f−γ
置2θ2で検出する第2XI!2検出器24と、前記各
々の回折X線の現われない角度位置20′で、前記めっ
き板10からのバックグラウンド強度を検出するバック
グラウンドX線検出器26が備えられる。なお、各々の
X線検出器22.24.26には、受光するX線を平行
ビーム状とする受光ソーラスリット28八〜28Gが備
えられる。 ここで、前記発散ソーラスリット20と受光ソーラスリ
ット28A〜28Gの各々の開き角は、本出頓人が既に
特開昭59−9134.3で開示したガルバニールド消
板の合金化度の調定方法に示すように、1〜4°がrl
 3fiである。このようにすれば、めっき板10のば
たつき等による変位の影響を受けない範囲が広くなるの
で、オンライン化が容易となる。 前記各々のX線検出器22.24.26には、検出され
たX線から適当な波高(波長)のXt2のみを取出ず波
高選別器(PI−IA>30A〜30Cが接続される。 これら各)?の波高選別器30A〜30Cには、そこで
取出されたX線により、xPA′ の強度を測定する計
数回路(CC>32A〜32Cが接続される。該C1数
回路32Δ〜32Gには、前記めっき仮10のめつぎ金
属層矛、合金層量及び全めっき付着量を定量するコンピ
ュータ34が接続される。該コンビニL−夕34には、
その分析結果を表示する表示器36と、ライン仝体の操
業m J![!を行うためのプロセスコンピュータ38
が接続される。 以下、実施例の作用について説明する。 めっき1a12でめっきされて、加熱処理部14でめっ
き層を下地金属との境界側のみにめっき金属と下地金属
の合金層が形成されためっき板1゜は、第6図に示され
るようにロール16により矢印へ方向に搬送される。 その際、X線管球18から発生して発散ソーラスリット
20を介して平行ビーム状態とされた特性X線を、前記
めっき板10に入射角φで入射する。そして、前記めっ
き板10のめっき金属層からの回折X線を回折角度2θ
1で受光ソーラスリット28Aを介してX線検出器22
で受光して、その回折X線の強度を検出する。又同時に
、前記めっき仮10の合金層でブラッグ反射されて発生
した回折X線を、回折角度2θ2で受光ソーラスリット
28Bを介して第2X線検出器24で受光して前記回折
XPAの強度を検出する。更に、前記めっき仮10から
発生するバックグラウンドは、適当な回折角度(2θ′
)で受光ソーラスリット28Cを介してバックグラウン
ド検出器26で受光して前記バックグラウンドの強度を
検出する。 各々の検出器22.24.26で検出されたX線は、そ
れぞれに接続された波高選別器30A〜30Cにより、
適当な波高(波長)のX線のみが取出され、計数回路3
2A〜320でその強度が測定される。 前記波高選別器30A〜30Ck:おいては、入射特性
XPAの波長だけを取出すようにして、前記X線管球1
8から照射される特性X線と同時に発生する白色X線に
よって励起される、めっき被膜及び下地金属に含まれて
いる元素の螢光XPilをカットすることが大切である
。これにより、分析柘αが保証される。 前記ム4数回路32.A〜32Cで測定された各々の回
折X線の強度及びバックグラウンド強度は、コンピュー
タ34に入力される。該コンピュータ34は、各々の回
折X線強度をバックグラウンド強度で補正して、めっき
金属層の場合は、前出第1の方法により補正された回折
xf9強度の検量線から前記めっき金属装置を求め、合
aFiの場合は、前出′XX2の方法により、補正され
た回折X線強度に更に前記めっき全屈F?4最あるいは
その池の方法で求められた全めっき量で解析して前記合
金FF4 Dを求める。このようにして、本発明法を用
いてめっき金属層の付着量、合金層の付着ル及び全めっ
き付着量が定憑される。なお、螢光X線分析法で分析さ
れた全めつき但を用いて解析する場合には、その分析値
もコンピュータ34に入ツノして各々の囮の定■を行う
。この場合には、第6図に示さ机るめつき金mF3の分
析光学系(第1X線検出器22に関連する機器)とバッ
クグラウンド強度の測定系(バックグラウンドX線検出
器26に関連する機器)か、合金層分析光q・系く第2
X線検出器24に関連する機器)とバックグラウンド強
r工測足糸だけを設置すればよい。 定量された分析結果は、現場ラインの表示器36に表示
されると共に、プロセスコンピュータ38にも入力され
、入力された分析結果により前記めっき(a12や加熱
処理部14等のめつき条件が制til+される。 なお、前記実施例においては、めっき板として例えばブ
リキを溜別定量できるが、本発明に係る定型方法の適用
対象はこれに限定されるものではなく、他のめつき板で
も)a用できることは明らかである。
【R明の効果】
以上説明した逼り、本発明によれば、従来分析が非常に
困難であった、めっき金属層と該金属を含む合金層から
なるめっき被膜を非破壊で層別に定量することが可能に
なる。又、オンラインで前記めっき金属層と合金層を分
析してその結果を直ちにラインにフィードバックするこ
とができるので、めっき被膜の各層の厚みを必要最小限
まで削減でき、高価なめつき全屈の使用用削減によるコ
ストダウンが図れ、更に、安定操業、品質向、Lに寄与
するところが非常に大である等の浸れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)、(C)は、本発明の要旨を示す
流れ図、第2図は、本発明の詳細な説明するための、め
っき金属角付む量と回折X線弛度の関係の一例を示す線
図、第3図は、同じく、合金層付七争と回折X線強度の
関係の一例を示を線図、第4図は、本発明法と従来の化
学分析法により分析したブリキの金属錫付e?fftの
測定結果の一例を示す線図、第5図は、同じく、ブリキ
の合金錫付vff1を測定した結果の一例を示tt5j
!図、第6図は、本発明に係る金属材のめつき?H9の
定迅方法が適用された実施例の(笥成を示す、一部ブロ
ック線図を含む配置図である。 10・・・めっき板、 12・・・めっき槽、 14・・・加熱処理部、 18・・・X絞管法、 20・・・発散ソーラスリット、 22・・・第1X線検出器、 24・・・第2X線検出器、 26・・・バックグラウンドX線検出器、28八〜28
G・・・受光ソーラスリット、30A〜30G・・・波
高選別器、 32A〜32C・・・計数回路、 34・・・コンピュータ、 38・・・プロセスコンピュータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下地金属材上に種類の異なる金属がめつきされた
    後に合金化処理され、めつき層と下地金属との境界部に
    めつき金属と下地金属との合金層が形成されためつき金
    属材のめつき金属層量及び合金層量を定量するに際し、 前記めつき金属材に特性X線を照射し、 前記めつき金属層からの回折X線強度を検出し、前記め
    つき金属材からの回折X線の現われない角度位置でバツ
    クグラウンド強度を検出し、このバツクグラウンド強度
    から該回折X線の回折角度位置でのバツクグラウンド強
    度を求め、 検出された回折X線強度をその回折角度位置でのバツク
    グラウンド強度で補正し、 補正された回折X線強度に基づき、めつき金属層量を求
    め、 他の方法で検出された全めつき量から、求められためつ
    き金属層量を引いて合金層量を求めることを特徴とする
    金属材のめつき被膜の定量方法。
  2. (2)下地金属材上に種類の異なる金属がめつきされた
    後に合金化処理され、めつき層と下地金属との境界部に
    めつき金属と下地金属との合金層が形成されためつき金
    属材のめつき金属層量及び合金層量を定量するに際し、 前記めつき金属材に特性X線を照射し、 前記合金層からの回折X線強度を検出し、 前記めつき金属材からの回折X線の現われない角度位置
    でバツクグラウンド強度を検出し、このバツクグラウン
    ド強度から該回折X線の回折角度位置でのバツクグラウ
    ンド強度を求め、 検出された回折X線強度をその回折角度位置でのバツク
    グラウンド強度で補正し、 補正された回折X線強度を、少なくとも、他の方法で検
    出された全めつき量に基づき解析し、合金層量を求め、 前記全めつき量から、求められためつき合金層量を引い
    て、前記めつき金属層量を求めることを特徴とする金属
    材のめつき被膜の定量方法。
  3. (3)下地金属材上に種類の異なる金属がめつきされた
    後に合金化処理され、めつき層と下地金属との境界部に
    めつき金属と下地金属との合金層が形成されためつき金
    属材のめつき金属層量及び合金層量を定量するに際し、 前記めつき金属材に特性X線を照射し、 前記めつき金属層及び合金層からの回折X線強度を検出
    し、 前記めつき金属材からの回折X線の現われない角度位置
    でバツクグラウンド強度を検出し、このバツクグラウン
    ド強度から各回折X線の回折角度位置でのバツクグラウ
    ンド強度を求め、 前記めつき金属層から検出された回折X線強度を、その
    回折角度位置でのバツクグラウンド強度で補正し、 補正された回折X線強度に基づき、前記めつき金属層量
    を求め、 前記合金層から検出された回折X線強度を、その回折角
    度位置でのバツクグラウンド強度で補正し、 補正された回折X線強度を、前記めつき金属層量に基づ
    き解析して合金層量を求めることを特徴とする金属材の
    めつき被膜の定量方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5155751A (en) * 1990-08-31 1992-10-13 Nisshin Steel Co., Ltd. System for making an on-line determination of degree of alloying in galvannealed steel sheets
JP2014201799A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 新日鐵住金株式会社 ホットスタンプ成形品の溶融金属脆化割れの発生を判定する方法及びホットスタンプ成形品
JP2014235815A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 住友電気工業株式会社 アルミニウム成形体の製造方法、アルミニウムの分析方法及びアルミニウムめっきシステム

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