JPS58187252A - 非磁性ロ−ル - Google Patents

非磁性ロ−ル

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JPS58187252A
JPS58187252A JP7103782A JP7103782A JPS58187252A JP S58187252 A JPS58187252 A JP S58187252A JP 7103782 A JP7103782 A JP 7103782A JP 7103782 A JP7103782 A JP 7103782A JP S58187252 A JPS58187252 A JP S58187252A
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steel
austenitic
magnetic
roll
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Kiyohiko Nohara
清彦 野原
Kenji Watanabe
健次 渡辺
Hiroshi Ono
寛 小野
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/12Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
    • B22D11/128Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ for removing
    • B22D11/1287Rolls; Lubricating, cooling or heating rolls while in use

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は連続鋳造設備において鋼片内部の未凝固溶湯
を撹拌するための電磁撹拌装置近傍に使用されるロール
など、非磁性であることが要求されるロールにIllす
るものである。
最近の鋼の連続鋳造設備においては、鋼片内部の中心偏
析や非金属介在物の中心部集積等を防止して、均質な内
部性状を有する鋼片を得るため、モー、ルドから引抜か
れた鋼片内部の未凝固Imを電磁力によって撹拌する電
磁撹拌装置を用いることが多くなりつつある。このよう
な連続鋳造設備における電磁撹拌装置の近傍のO−ルと
しては非磁性であることが要求される。すなわち、電磁
撹拌装置近傍のロールが非磁性でなければ、電磁撹拌装
置による磁場による乱れが生じて、鋼片内部の溶鋼に十
分に電磁力が及ばなくなり、その結果充分な溶鋼撹拌効
果が得られなくなることが多いからである。
従来、上述のような連続鋳造設備における電磁撹拌装置
近傍の非磁性ロールとしては、5UH660に代表され
るオーステナイト系超耐、熱鋼、あるいは5LJS30
4に代表されるオーステナイト系ステンレス鋼、あるい
は111M+1非磁性鋼などの耐熱^強度非磁性材料を
鍛造もしくは圧延した一体構造のロールを使用するのが
通常であった。しかしながらオーステナイト系超耐熱鋼
は、鍛造性や熱間加工性が悪く、そのためロールの製造
に際しての歩留が低いほか、工数も多くなり、高価な原
料を多量に使用することと相俟って、極めて高コストと
なる問題がある。一方オーステナイト系ステンレス鋼は
高温での熱膨張が大きいこと、また高温強度が低いこと
、さらには粒界でのCr炭化物の析出によりヒートクラ
ックが発生し易く、また高温耐食性が低いことなどによ
り、ロール寿命の低下を避は得す、゛またロール曲がり
も生じ易い等の欠点がある。また814m非磁性鋼は、
高!!耐食性が低く、またヒートクラックも生じ易い等
の欠点があ′つた。
この発明は以上の享情に鑑みてなされたもので主どして
連続鋳造設備の電1aPlt拌装置近傍に使用される非
磁性ロールとして、従来報品の欠点を解消し、製造性が
良く、経済性が良好でしかも高温強度やl&瀧耐食性等
の性能も優れた、安価かつ長寿命の非磁性ロールを提供
することを目的とするものである。
本発明者等は、上述の目的を達成するべく銃息実験・検
肘を重ねた結果、高論非磁性鋼の外面に、14温強度や
高温耐食性等の優れた5UH660等のオーステナイト
系超耐熱鋼の外1yuiを肉@溶接あるいはスリーブ産
金等により形成することによって高温性能に優れた長寿
命の非磁性ロールが低コストで得られることを見出し、
また高論非磁性鋼からなる母材と外殻のオーステナイト
系超耐熱鋼との間に5tJS201等のオーステナイト
系高M1ステンレス鋼の1を介在させることによって、
外殻と母材との境界層に組織欠陥が生じることを有効に
防止できることを見出し、″この発明をなすに至ったの
である。
したがって第1の発明の非磁性ロールは、−を10〜3
0%含有するI!−非磁性鋼を母材とし、その外側にオ
ーステナイト系超耐熱鋼からな′る外殻を設置プにここ
を特徴こ■るものである。まに第2発明の非磁性0−ル
は、前記母材と外殻との間に中間層としC、オーステナ
イト系高M11ステンレス鋼の層を介在させたことを¥
Ntとするものである。
以下この発明の非磁性ロールをさらにSfNに説明3る
第1図6よび第2図は第1発明による非磁性ロールの一
例を略解的に示すものであり、高−〇非磁性鋼からなる
円柱状の母材1の外l1mには、オーステナイト系超耐
熱鋼からなる外殻2が設けられているユ 前記高論非磁性鋼は 基本的には山を10〜50%程度
含iζるFe −;、4n −C系の三元合金であって
、必要(ご応ビCNiを2%程度以下、C「を8%程度
以下含有jるJIIG:意味するーこのような高論非磁
性鋼はオーステナイト系超耐熱鋼と比較すれば製造性が
良好であるとともに原材料コストが女湯でしかもイース
アナ・fト系超耐熱鋼に近い高1強度を示すから、この
JiN4a非磁性鋼を母材に使用することによって、コ
スト面および高温強度の面で有利となる。
特にロール胴長が長かったりまた使用温度が^かったり
して^l−げ(^瀧強[)がmlとなるような場合には
、母材の高温非磁性鋼として、固溶・析出硬化型のもの
を使用することが望ましい。
すなわち、鋼の成分組成を−を10〜30%、Cを1.
0%J、(下、 Vo、1〜2.0%、Nヲ0.05〜
0.40%それぞれ含有する成分組成として、固溶・析
出礎化型の1Mn鋼としたものを用いることが望ましい
。この場合、V、Nが固溶・析出硬化を生じさせるため
の成分であり、■が0.1%未満、Nが0.05%未満
では硬化が不充分となり、一方V2.0%、N O,4
0%を越えれば^瀧靭性が低下して0−ル折損のおそれ
が生じるから、V、Nの範囲を上述のように規制するこ
とが望ましい。なお1については、その含有量が10%
未満では非磁性が損なわれ、一方30%を越えれば^温
靭性が劣化するから前述のように10〜30%の範囲内
とする。
またCについては1.0%を越えれば被削性が損なわれ
るから、1.0%以下に規制することが望ましい。なお
母材の高−非磁性鋼には、前述のように必要に応じてN
i、Cr等を添加しても良い。Ni、Orはいずれも耐
高温酸化及び耐高温−腐食に効果があるが、Niが2%
を越えればコスト高を招き、計が8%を越えれば非磁性
が損なわれるから、その添加量はNi 2%以下、Or
 8%以下とすることが望ましい。
一方外殻材に使用されるオーステナイト系超耐熱鋼は、
オーステナイト系耐熱ステンレス鋼に一1w、T;、N
b、八g、■、B、C1l、Zrなどのうちから選ばれ
た1種または2種以上を添加し、かつこれらの添加によ
るオーステナイト地の不安定性をカバーするためNiを
20%以上とし、溶体化処理および時121!処理によ
って高温強度を著しく高めたものと定義される。具体的
な成1分組成は種類によって異なるが、通常はCO,1
5%以下、9i1,5%以下、io2.0%以下1、P
 00040%以下、SO,030%以下、Ni2O〜
38%、Qj13〜24%程度をそれぞれ含有し、ざら
に勘0.5〜7.0%、WO65〜5.0%、Nb0.
1〜5.0%、T、 0.5〜5.0%、A10.1〜
0.3%以下■ 0,1〜0.5%、BO,001〜 
0.010%、Cll0,01〜0.1%、z「0.0
1〜0.1%、のうちから選ばれた1種または2種以上
を含有する組成とすれば良い。このようなオーステナイ
ト系超耐熱鋼としては、代表的には5UH660鋼種が
あり、この鋼はこの発明の非磁性ロールの外殻材として
優れた特性を発揮し得る。なお5UH660鋼種の組成
は、C0008%以下、Si 1,00%以下、Q 2
.00%以下、P O,40%以下、30.030%以
下、 N124.00〜27.00%、Cr13.50
〜16.Go%、 −1,00〜0.50%、毛1.9
0〜2.35%、Bo、ooi〜0.010%、残部r
eおよび不可避的不純物であり、また場合によって■0
.1〜0.5%が添加されることがある。
上述のようなオーステナイト系超耐熱鋼は非磁性である
に加えて、高温耐摩耗性、高1!耐食性が著しく良好で
あり、したがって母材の外側に外殻としてオーステナイ
ト系超耐熱鋼の1を形成することによって、ロール全体
としての^温特性を著しく良好にすることができる。
オーステナイト系超耐熱鋼からなる外殻を高−非磁性鋼
からなる母材の外側に形成する手段としては、母材の外
表面にオーステナイト系超耐熱鋼を肉盛溶接する方法、
あるいは予めオーステナイト系超耐熱鋼によって中空な
スリーブを作成しておき、この中空スリーブを母材の外
側に嵌め込むスリーブ嵌合法のいずれを採用しても良い
。後者のスリーブ嵌合法の場合、外殻スリーブを焼ばめ
しても良く、あるいはスリーブを母材に外挿してポル1
−等により機械的に結合しても良い。なお煉ばめの場合
はスリーブの端部を母材の軸に溶接することが望ましい
オーステナイト系層耐熱鋼からなる外殻の厚み2ま、非
磁性ロールの使用目的やその外径によっても異なるが連
続鋳造設備において使用される2501程度の外径のロ
ールの場合、5III11〜501程度の厚みとなるこ
とが望ましい。その理由は内済溶接の場合5■未満ては
外殻が薄すぎて十分な耐熱効果か期待できず、50Il
lIllを越えれば著しく溶接作業性に困難をきたし、
またスリーブ嵌合の場合5011Illを越えればコス
ト^を招くことになるからである。
第3図は第2発明による非磁性ロールの一例を示すもの
であり、この場合には高Mn非磁性網からなる母材1と
オーステナイト系超耐熱鋼からなる外殻2との間にオー
ステナイト系6Mnステンレス鋼からなる中間wA3が
設けられている。このオーステナイト系高Mnステンレ
ス鋼は、通常のオーステナイト系ステンレス鋼のNiの
一部をMllで暇換してMOを4%〜13%程度含有す
るオーステナイト系ステンレス鋼としたちのである。こ
のような鋼種トシテハ、CO,15%以下、Si 1,
00%以下、I11!15.50〜7.50%、p 0
.60%以下、S O,030%以下、Ni 3.50
〜5.50%、Qj16.00〜18.00%、N O
,25%以下、残部実質的に[eなる組成のSUS 2
01 m[’、CO,15%以下、9i 1,00 %
以下、Mr+ 7.50〜10.00%、P O,06
0%以下、 So、030%以下、1IJi 4.00
〜6.00%、0r17.Go 〜19.00%、N 
O,25%以下、残部実質的にFeなる組成の5US2
021!!1が代表的であり、これらのいずれも中間層
に使用可能である。
このようなオーステナイト系^unステンレス鋼は非磁
性であるに加え、超耐熱鋼外殻および高Mn鋼母材と同
様にオーステナイト基地でありしかもMn含有量が外殻
と母材との中間的な値であるため、耳殻および母材に対
するなじみ性が良好である。
17たがってオーステナイト系6Mnステンレス鋼の中
111層を外殻と母材との闇に介在させることによ−)
(、外殻と母材との境界部分の急激な組織変化が防止さ
れて、境界部分の欠陥発生が防止されるとともに外殻材
の溶接性や密着性が改善される。
なわら外殻材を肉@溶接する場合の溶接性が良好となり
、また外殻材をスリーブ嵌合により形成する場合にしそ
の密着性が良好となる。
なおA−ステナイト系高M1ステンレス鋼からなる中間
1は、オーステナイト系超耐熱鋼からなる外殻の場合と
同様に、肉盛溶接もしくはスリーブ嵌合によって形成す
れば良い。
なおまた、中l!IIlのオ、−ステナイト系高MI+
ステンレス鋼のMn含有量が4%未満では非磁性が損な
われることとなり、13%を越えれば熱間加工性が劣化
するから、Mn含有量を前述のように4%〜13%とす
ることが望ましい。
また中間層の厚みは、21Ill〜201g1程度とす
′ることが望ましく、2Ill@未満では外殻と母材と
の境界層に発生する組織欠陥防止効果が期特できず、2
0■霧を越えればロールの^湿強度を劣化させることな
る。
次にこの発明の非磁性ロールの具体的な実施例および従
来の非磁性ロール(ムク材からなる1本ロール)の比較
例とを記す。直径25011110の連続鋳造機の鋼片
支持案内用の非磁性ロールとして、第1表の試料番号1
〜4に示す1本ロールと、試料番号5〜8に示すこの発
明による肉盛溶接ロールと、試料番号9〜12に示すこ
の発明によるスリーブ嵌合ロールとを制作し、実際に連
続鋳造機に組込んで実用試験を行った。なお11表中に
おいて5US304111としては組成がG 0106
%、9i 0.6%、Mn 1.2%、Ni 8.9%
、Qj18.3%、 Po、03%、3 o、ooa%
、N O,018%のものを用い、また5US201綱
としては組成がC0808%、9i0,7%、 un 
6.2%、Ni 4.5%、Qj17,8%、 101
04%、S O,012%、N O,15%、のものを
用い、SUt1660wAとしTu組成がG O,05
%、9i 0.5%、k4n 1.5%、p 01O5
%、30.015%、Ni25.l1%、Qj15,4
%、 Mal O,7%、T、 2.3%、 8o、o
oa%のものを用いた。また第1表中の島μn鋼と記載
した鋼は組成が 1%C−18%IJn−1%Ni−3
%Orのものであり、また^1jnll(V、N含有)
と記載した鋼は組成が0.6%C−20%un−6%O
r−1%Ni−0,5%V−0,2%Nの固溶・析出硬
化型のものである。なおまた、比較例の1本0−ルは、
S LJ S 304鋼およびaMi鋼のものは圧延番
こより製造し、同じく比較例の1本ロールにおけるS 
LJ H660鋼のものは鍛造した。一方この発明の肉
盛溶接O−ルは、圧延により得られた母材ロー /L、
 17) 表11ii ニ、幡7511a(F)SLI
S304系の1!極で通常の帯状罵極潅弧溶接肉盛用フ
ラックスを用い、電!120OA、電圧26V、速度1
5011ff1.、’mnで外殻材を肉盛ア〜り溶接す
ることによって製造した。またこの発明のスリーブ嵌合
ロールは、圧延により得られた母材ロールの表面に、鍛
選により得られたスリーブを焼きばめし、ロール端部で
スリーブと母材口〜ルとを溶接固定し、その後溶接局部
の歪取り箭鈍を行った。−5中ll1m1の形成につい
ては、階6及び隘10が肉盛溶接、N11L8及び磁1
2がスリーブ嵌合である。なおこの発明のロールにおけ
る外殻の厚みは30tsとし、中間層の厚みは10+m
とした。
これらの各ロールの開時性、製造コスト、ロール寿命な
どを第2表に示す。但し第2表において「肉盛溶接性も
しくは嵌合性」は、ロール製造時における作業性と境界
層の組織検査によって判定した。また「高温耐力」は6
00”Cでの測定結果で示し、ram腐食零耗Jは70
0℃ニ占イテ50時間高温水蒸気腐食摩耗量試験を行っ
た結果を示し、さらに「耐ヒートクランク性」は、連続
鋳造機における4゛000回チャージ後のクラック侵入
深さによって判定した。
□□−”131にコ 」スト1 4区 小 小 中 小 中 (註) (註) (註ン (註) (註)いずれも同材質の肉盛溶接ロールの場合よりも若
干大。
11!2表から、従来の1本ロールの場合にはいずれも
一長一短があり、満足すべきものとはいえない。とが朗
らかである。これに対しこの[の〇−ルは各種の結果が
いずれも満足すべき結果となっており、従来品の欠点を
一棉したものである゛ことか明らかである。そしてこの
発明のO−ルのうちでもスリーブ嵌合ロールは肉盛溶接
ロールと比較して、若干のコストアップを伴うものの寿
命が長いことが判明した。またこの発明のロールはいず
れも母材としてV、Nを実質的に含有しない通常の高−
n鋼を用いた場合よりも、■、Nを含有する析出硬化型
の高−n鋼を用いた場合の方か高温強度が高くてロール
曲がりが少なく、耐ヒートクラツク性も良好でロール寿
命が長いことが明らかとな)だ。さらに、この発明のロ
ールのうちでも、中間層を介在させたロールにおいては
、中間層を介在させないロールに比較して経済性は若干
低下りる巳のの、肉感溶接性およびスリーブ嵌合性が良
好どなってロール寿命も長くなることが判明し以上の説
明で明らかなようにこの発明の非磁性ロールは、製造コ
ストや原材料コストが低くしかも高部強度が高い高−非
磁性鋼からなる母材の外側に、高温耐食性、^瀉耐摩耗
性、ヒートクラック性等の高温特性に優れたオーステナ
イト系超耐熱鋼の外殻を形成したものであるから、従来
の超耐熱鋼からなる一体構造の非磁性ロールと比較して
格段に安価であると同時に、従来のオーステナイト鋼か
らなる一体構造の非磁性ロールや同じ〈従来の高i鋼か
らなる一体構造の非磁性ロールと比較して^温特性が著
しく優れ、その耐用寿命も従来の超耐熱鋼からなる一体
構造O−ルと比較して遜色ない程度である等、極めて優
れた長所を有するものである。
なおこの発明は、連続鋳造設備における電磁撹拌装置近
傍のO−ルのみならず、要は非磁性であることが要求さ
れるような0−ルにはすべて適用可能である。また、各
種の支持・案内用ロール、あるいは矯正用ロール等、ロ
ールとしての本来の機能を要するもののみならず、ロー
ル形状を有するものにはすべて適用可能である。例えば
超電導発電機や超電導モーター、の回転子\(ローター
)はその形状がロールに類似しているものであるが、こ
のようなローターにこの発明を適用し工も極めて優几た
効果を得ることができる。すなわちこれらのローターは
!1場を乱さないため非磁性であることが要求され、し
かも大電磁力と遠心力に耐えるため高い低温強度や低温
耐久性を有していなければならないが、この発明のO−
ルはその材質から高温特性のみならず低温特性にも優れ
ているから、この発明を適用することによって低°温特
性を低下させずにコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明による非磁性10−ルの一例を示す縦
断面図、第2図はs1図の■−■線における断面図、第
3図は第2発明による非磁性ロールの一例を示す縦断面
図である。 1・・母材、2・−・外殻、3・・・中間層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) Moを10〜30%(重1%、以下同じ)含有
    する高IJn非磁性鋼を母材とし、その母材の外側にオ
    ーステナイト系超耐熱鋼からなる外殻が形成されている
    ことを特徴とする非磁性ロール。 く2)前記高1非磁性鋼が、−を10〜30%、Cをi
    、o%以下、■を0.1〜2.0%、Nを0.05〜0
    .40%含有するものである特許請求の範囲第1項記載
    の非磁性ロール。 〈3)前記外殻が肉感溶接によって形成されている特許
    請求の範囲第1項記載の非磁性ロール。 (4)前記外殻が前記オーステナイト系超耐熱鋼からな
    る中空のスリーブを母材外側に嵌合させることによって
    形成されている特許請求の範囲11墳記載の非磁性ロー
    ル。 < 5 ) k4nを10〜30%含有するIIIA&
    &l非磁性量を母材とし、その母材の外表面にオーステ
    ナイト系高−ステンレス鋼からなる中amが形成され、
    ざらにその中間層の外側にオーステナ、イト系超耐熱鋼
    からなる外殻が形成されていることを特徴とする非磁性
    ロール。 (6)前記高1非磁性鋼一が、U口を10〜30%、C
    を160%以下、■を0.1〜2.0%、Nを0.05
    〜0.40%含有するものである特許請求の範囲第5項
    !ia載の非磁性ロール。 (7)前記中間層が肉盛溶接によつ゛て形成されている
    特許請求の範囲第5項記載の非磁性ロール。 (8)前記中間層がオーステナイト系、高Muステンレ
    スill 、、i)sらなる中空のスリーブを母材外側
    に嵌合させることによって形成されている特許請求の範
    囲第5項記載の非磁性ロール。 (9ン前記外殻が肉盛溶接によブて形成されている特許
    請求の範囲第5項記載の非磁性ロール。 (10)前記外殻が前記オーステナイト系超耐熱鋼から
    なる中空のスリーブを母材外側に歳合させることによっ
    て形成さ札ている特許請求の範囲第゛5項記載の非磁性
    ロール。
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