JP3054316B2 - 低摩擦係数ハイス系ロール材 - Google Patents
低摩擦係数ハイス系ロール材Info
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Description
基地の耐酸化性の向上による黒皮の生成を抑制して耐肌
荒性を向上したハイス系ロール材に関する。
平5−179391号公報に開示されているように、下
記化学組成(wt%)を有する鋳造用ハイス系ロール材は
公知である。 C :1.0 〜3.0 %、 Si:0.1 〜2.0 %、 Mn:0.1 〜2.0 %、 Cr:3.0 〜10.0%、 Mo:0.1 〜6.0 %、 W :1.5 〜10.0%、 V、Nbの一種又は二種の合計:3.0 〜10.0%、 残部実質的にFe かかるMo、W、Vを含有するハイス系ロール材は、高
温において良好な耐摩耗性を有しているため、複合ロー
ルの圧延使用層を形成する外層材として好適である。
系ロール材は、摩擦係数が大きいため、摩擦発熱により
圧延材表面に酸化スケールが生成し、圧延材表面にスケ
ール疵に起因した肌荒れが生じ易く、また圧延荷重の増
大やそれに伴う通板性のアンバランスが生じ易い。通板
性とは圧延板のロール表面からの離反の容易さをいい、
これが悪いと圧延板がロール表面に付着し、円滑な走行
が妨げられて蛇行したり、著しい場合は圧延板の重な
り、皺などの表面損傷が生じる。また、従来のハイス系
ロール材は、耐酸化性に劣り、ロール表面に酸化膜(黒
皮)が生成、成長し易く、黒皮剥離や黒皮の損傷により
肌荒れが生じ易い。
摩擦係数が低く、特に基地の耐酸化性の向上による黒皮
の生成を抑制して耐肌荒性を向上したハイス系ロール材
を提供することを目的とする。
は、化学組成がwt%で、 C :1.0 〜3.0 %、 Si:0.1 〜2.0 %、 Mn:0.1 〜2.0 %、 Cr:11.0〜20.0%、 Mo:0.1 〜10.0%、 W :0.1 〜10.0%、 V :2.0 〜10.0%、 Ti、Zrの一種又は二種の合計:0.6〜 3.0%、 を主成分として含有し、残部が実質的にFeからなる。
なお、該ロール材には、Feの一部に代えて合金成分と
してCo:0.5 〜10.0 wt %を含有することができる。
る。このVC炭化物は、Ti又は/及びZrを所定量含
まない状態では基地中に尖鋭状に生成する。Ti又は/
及びZrを含有させることにより、VC炭化物の形態を
球状化することができるため、基地表面に露出するVC
炭化物先端の鋭利さが無くなり、摩擦係数を低下させる
ことができる。また、VC炭化物が圧延中に基地から脱
落した場合でも、基地の損傷(凹み)が少なくてすみ、
耐摩耗性も改善される。
い状態では、C含有量が多いほど、結晶粒界に共晶炭化
物が網目状に生成し易い。圧延中にヒートクラックが生
じると、共晶炭化物の網目に沿って伝播し、これを起点
として基地が局所的に脱落し易くなり、肌荒れが生じ易
い。Ti又は/及びZrを所定量含有させることによ
り、共晶炭化物の網目状晶出を抑制することができ、耐
肌荒性が向上する。また、C含有量を2wt%以上と多く
含有させても、網目状炭化物は生成せず、しかも基地中
のC含有量が増大するため、焼戻し二次硬化が大きくな
り、基地の高硬度化と高温での軟化抵抗性が増す。その
結果、炭化物と基地との硬度差が減少し、圧延中に基地
が選択的に摩耗し、炭化物が基地表面から突出する現象
が抑制され、突出炭化物による摩擦係数の増大や突出炭
化物への圧延加重の集中による炭化物の破壊、脱落を防
止することができ、摩擦係数を低下させ、耐摩耗性も向
上させることができる。
い状態では、Crを多量に含有すると、結晶粒界にF
e、Crを主体とする粗大な共晶炭化物が網目状に生成
し、耐肌荒性が著しく劣化する。本発明では叙上の通
り、Ti又は/及びZrの含有により、網目状共晶炭化
物の生成を抑制することができるため、Crの多量の含
有が可能となり、基地中に固溶するCrを増大すること
ができる。すなわち、Crを11.0%〜20.0%以
上含有させることにより、基地の耐酸化性を向上させる
ことができ、ロール表面の酸化被膜(黒皮)の生成を抑
制することができ、黒皮剥離や黒皮の損傷による圧延材
表面の肌荒れを防止することができる。
硬度及び耐摩耗性を改善する作用を有する。このため、
基地と炭化物との硬度差に起因する炭化物の突出現象を
抑制することができ、摩擦係数の改善に寄与することが
できる。
の限定理由について説明する。以下、成分の単位はすべ
てwt%である。 C:1.0 〜3.0 %(好ましくは2.0 〜3.0 %) Cは主としてFe及びCrと結合してM7 C 3型の高硬
度複合炭化物を形成すると共に、Mo, V, Wと結合し
てMC型,M6 C型,M2 C型等の高硬度複合炭化物を
も形成する。1.0 %未満では炭化物量が過少であり耐摩
耗性が不足する。2.0 %以上含有させることにより、炭
化物も十分生成するようになると共に基地中に固溶され
るC量も多くなり、焼戻し二次硬化が大きくなり、基地
の高硬度化及び高温での軟化抵抗性が増大し、基地と炭
化物の硬度差に起因した炭化物の突出現象を抑制するこ
とができるようになる。一方、 3.0%を越えて含有され
ると後述のTi、Zrの含有にもかかわらず網目状の共
晶炭化物が生成するようになり、また炭化物量も過多と
なり、材質が脆くなる。
未満ではかかる作用が不足し、一方2.0 %を越えると靱
性の低下を招く。 Mn:0.1 〜2.0 % Mnは硬化能を増し、また、Sと結合してMnSを生成
し、Sによる脆化を防止する。0.1 %未満ではかかる作
用が不足し、一方 2.0%を越えると靭性の低下を招くた
め好ましくない。
化物を形成して高温における耐摩耗性の向上に寄与す
る。また、一部は基地に固溶して焼入れ性、耐摩耗性及
び特に基地の耐酸化性を改善する。11.0%以上の含有に
より、基地に固溶するCr量が増大して耐肌荒性の改善
が促進される。一方、20.0 %を越えて含有されると靱
性の劣化を招来する。 Mo:0.1 〜10.0% MoはFe, Cr, V, Wと共にCと容易に結合して、
主としてM7 C 3型,M6 C型, M2 C型複合炭化物を
形成し、常温および高温硬度を高めて耐摩耗性の向上に
寄与する。MoはWに比較して少量添加でその効果を発
揮する。また、含有量の一部は基地に固溶し、焼入れ性
及び耐摩耗性を改善する。 0.1%未満ではその効果が過
少であり、一方10.0%を越えると靭性が低下する。
して複合炭化物を形成し、また含有量の一部は基地に固
溶して常温および高温硬度を高めて耐摩耗性の向上に寄
与する。 0.1%未満では耐摩耗性向上作用が過少であ
り、一方、10.0%を越えると靭性の低下を来し、耐ヒー
トクラック性を悪化させ、また遠心力鋳造の際、マクロ
偏析を生成し易くさせる。 V:2.0 〜10.0% VはFe, Cr, Mo,Wと共にCと容易に結合して、
主としてMC型の複合炭化物を形成し、常温および高温
硬度を高めて耐摩耗性の向上に寄与する。2.0%未満で
はMC型炭化物が過少であり、3.5 %以上の含有が好ま
しい。一方、10.0%を越えると靱性の低下を招来すると
共に、遠心力鋳造の際にマクロ偏析が生じ易くなる。
尚、通常、前記MC型炭化物は3次元的に成長し、鋭利
な先端が基地表面に露出するため摩擦係数が大きくなる
が、本発明では後述の通りTi、Zrを所定量含有させ
ているので、含有量が同じ場合、摩擦係数は小さい値に
止まる。
3.0% Ti、Zrはその含有量の大部分がVC炭化物のVと置
換した状態でVC炭化物中に固溶し、VC炭化物の形態
を球状化することができる。また、共晶炭化物が結晶粒
界に沿って網目状に晶出するのを防止する作用を有す
る。0.6 %未満ではかかる作用が過少であり、一方3.0
%を越えると、酸化により歩留りが低下すると共に、球
状化作用及び網目状共晶炭化物の生成抑制作用が飽和
し、非金属介在物が過多となり、靭性の低下を招来す
る。
か、必要に応じて、Co:0.5 〜 10.0 %を含有するこ
とができる。 Co:0.5 〜 10.0 % CoはCの拡散を抑制する特殊な作用があり、炭化物の
形成には無関係に基地に固溶して強靭性を増すと共に、
高温硬さと耐摩耗性を向上する効果がある。また、Co
は炭化物生成元素のオーステナイト中への固溶量を増大
させるため、基地の硬さと焼戻し抵抗が増大する。これ
らの効果を期待するには 0.5%以上の含有が必要である
が、 10.0 %を超えて添加してもその効果が飽和し、か
つ、高価な元素であるのでコスト高となる。
合金成分のほか残部がFeおよび不可避的に混入した不
純物で形成される。尚、P, Sは原料より不可避的に混
入するが、材質を脆くするので少ない程望ましく、P:
0.2 %以下、S:0.1 %以下に止めておくのがよい。本
発明のロール材は、外層と中実状内層または円筒状内層
とが溶着された二層複合ロールあるいは外層と内層との
間に中間層を鋳造した三層複合ロールの外層材として好
適に使用される。内層材としては、高級鋳鉄、ダクタイ
ル鋳鉄、黒鉛鋼、鋳鋼等の強靱性を有する鋳造用鉄鋼材
が使用される。特に、黒鉛晶出材である前三者が好適で
ある。外層の黒鉛の存在と相まって熱伝導性ひいては放
熱性に優れ、圧延時のロールの熱変形を防止することが
できるからである。以下、高級鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、
黒鉛鋼の好適な組成例(wt%)を示す。 ・高級鋳鉄 C :2.5 〜4.0 %、 Si:0.8 〜2.5 %、 Mn:0.2 〜1.5 %、 P :0.2 %以下、 S :0.2 %以下、 Ni:3.0 %以下、 Cr:2.0 %以下、 Mo:2.0 %以下、 W, V, Nb:総計で4%以下、 残部:外層あるいは中間層から混入したCoおよび実質
的にFe尚、鋳込み前の溶湯組成は溶着後に上記組成と
なるように決定される。以下の内層材においても同様で
ある。 ・ダクタイル鋳鉄 C :2.5 〜4.0 %、 Si:1.3 〜3.5 %、 Mn:0.2 〜1.5 %、 P :0.2 %以下、 S :0.2 %以下、 Ni:3.0 %以下、 Cr:2.0 %以下、 Mo:2.0 %以下、 W, V, Nb:総計で4%以下、 Mg:0.02〜0.1
%、 残部:外層あるいは中間層から混入したCoおよび実質
的にFe ・黒鉛鋼 C :1.0 〜2.3 %、 Si:0.5 〜3.0 %、 Mn:0.2 〜1.5 %、 P :0.2 %以下、 S :0.2 %以下、 Ni:3.0 %以下、 Cr:2.0 %以下、 Mo:2.0 %以下、 W, V, Nb:合計で4.0 %以下、 残部:外層あるいは中間層から混入したCoおよび実質
的にFe 外層と内層との間に設けられる中間層は、外層の合金成
分が内層に混入するのを軽減することを目的の一つとし
て形成されるが、それ自体も30kgf/mm2 程度以上の強
度が必要である。強度が不足すると、外層と中間層との
境界部が破断し、外層が剥離する。従って、中間層には
外層から多量の合金成分が混入しても高強度な材質とす
る必要がある。かかる理由から、中間層材としては下記
組成のアダマイト材が好適である。 尚、外層に溶着す
る前の溶湯組成は、溶着後に下記中間層組成となるよう
に、外層からの成分混入量が考慮されて決定される。
%、 Mn:0.2 〜1.5 %、 P :0.2 %以下、 S :0.2 %以下、 Ni:4.0 %以下、 Cr:3.0 %以下、 Mo:4.0 %以下、 W, V, Nb:総計で12%以下、残部:実質的にFe 複合ロールの鋳造法としては、周知のように金型遠心力
鋳造法により外層、必要に応じて中間層を鋳造した後、
その内部に中実状内層が静置鋳造される。スリーブ状の
ロールを鋳造する場合は、内層も遠心力鋳造してもよい
ことは勿論である。遠心力鋳造法には円筒状金型の回転
軸が水平方向の横型、斜め方向の傾斜型、鉛直方向の縦
型の各種の方法を適用することができる。
の外層として鋳造後、焼入れ温度(オーステナイト化温
度) から 400〜 650℃までの温度域を 100℃/hr以上
の冷却速度で焼入れることにより、良好な焼入れ組織を
得ることができる。焼戻しは500〜 600℃の温度で1回
ないし数回行なうとよい。本発明に係る外層材は、オー
ステナイト化熱処理の際に基地中に固溶したMo, W,
V, Nb等が焼戻し熱処理によって微細炭化物として析
出し、焼戻し2次硬化現象を生じるため、高温硬度に優
れる。
熱炉に入れて加熱する方法、外層外周面の回りに誘導加
熱コイルや多数のガスバーナを配置しておき、これらに
よって外層のみを急速加熱する方法がある。外層のみの
加熱方法によれば、中間層の形成と相まって、外層を11
00℃以上に、内層を1100℃未満に確実に止めることがで
きるので、内層の部分溶融や、結晶粒の粗大化による強
度低下を防止することができる。また、内層(軸芯部)
の中心に向かうほど低温となるため、オーステナイト化
温度に加熱後、外層の熱を内部へ逃がすことができ、焼
入れの際、外層深部の冷却速度を大きくすることができ
る。
るいは冷間圧延用の圧延用複合ロールのみならず、ピン
チロールあるいは圧延付帯設備における圧延材搬送用ロ
ーラー等の、耐摩耗性を要求されるロール、ローラー等
の円筒部材の外層材として好適であるが、かかる用途に
限らず、耐摩耗性が要求される各種機械部品等に使用で
きることは勿論である。次に本発明の具体的実施例を参
考例、従来例と共に掲げる。下記表1のハイス系鋳鉄材
を金型遠心力鋳造し、外径φ400×長さ500mm、肉
厚60mmの外層を鋳造した。外層鋳造後、外層を内有し
た遠心力鋳造用金型を用いて静置鋳造用鋳型を構成し、
外層の内部に下記成分のダクタイル鋳鉄溶湯を1360
℃で鋳込こみ、外層内面に内層が溶着形成された複合ロ
ールを得た。 C : 3.58 %、Si: 2.83 %、Mn: 0.39 %、 P :0.053 %、S :0.020 %、Ni: 1.77 %、 Cr: 0.18 %、Mo: 0.11 %、Mg:0.058 %、 残部実質的にFe 各複合ロールの外層をオーステナイト化温度(1050
℃)に加熱した後、強制空冷により焼き入れし、その後
540℃×10hrの焼き戻し熱処理を3回実施した。
尚、試料No.1は参考例、試料No.2,No.3,No.4,No.5
は実施例、試料No.6は従来例である。
に横断面を肉眼観察したところ外層、内層の溶着性は良
好であった。また、参考例にかかる試料No. 1の外層か
ら組織観察試料を採取し、該試料に電解研磨を施し、基
地を溶出して炭化物を残した状態でSEM(走査電子顕
微鏡)により観察した。その結果を図1に示す。同図よ
り、結晶粒界に網目状炭化物は認められず、またVC炭
化物も球状化している様子が観察される。尚、比較のた
め、従来例の試料No. 6の外層組織を図2に示す。従来
例では網目状共晶炭化物及び鋭利なVC炭化物が認めら
れる。
定した。摩擦試験片はφ10mmの棒材であり、外層外表
面より25mmの位置から軸方向に採取し、ファレックス
試験により摩擦係数を測定した。ファレックス試験とは
試験片を回転させながら一対のVブロックで挟持押圧し
て、回転トルクの大きさ、変動により摩擦係数や焼付性
を調べるものである。今回使用したブロックの材質はス
テンレス鋼SUS430であり、試験片回転数は300
rpm、試験時間は3分間とした。硬度及び摩擦係数の
測定結果を表2に示す。
来例に対して、摩擦係数が16〜25%低減しているこ
とが分かる。摩擦係数が低減した理由は、VC炭化物の
球状化とCr濃度の増加による基地の強化、更に実施例
5ではCoによる基地の強化が図られたためと考えられ
る。
/又はZrの作用により高硬度のVC炭化物を球状化す
ることができるので、摩擦係数が低下し、摩擦発熱引い
ては酸化スケールの発生が抑制され、圧延材表面の肌荒
れが防止されると共に、圧延荷重の低下及び通板性の向
上が図られる。また、網目状共晶炭化物の生成が抑制さ
れるため、Cr含有量を増大することができ、基地の耐
酸化性の向上による黒皮の生成を抑制することができ、
耐肌荒性が向上する。
00倍)である。
00倍)である。
Claims (2)
- 【請求項1】 化学組成がwt%で、 C :1.0 〜3.0 %、 Si:0.1 〜2.0 %、 Mn:0.1 〜2.0 %、 Cr:11.0〜20.0%、 Mo:0.1 〜10.0%、 W :0.1 〜10.0%、 V :2.0 〜10.0%、 Ti、Zrの一種又は二種の合計:0.6〜 3.0%、 を主成分として含有し、残部が実質的にFeからなるこ
とを特徴とする低摩擦係数ハイス系ロール材。 - 【請求項2】 合金成分としてCo:0.5 〜10.0 wt %
を含有する請求項1に記載した低摩擦係数ハイス系ロー
ル材。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6190096A JP3054316B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 低摩擦係数ハイス系ロール材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6190096A JP3054316B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 低摩擦係数ハイス系ロール材 |
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JPH0835034A JPH0835034A (ja) | 1996-02-06 |
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1994
- 1994-07-19 JP JP6190096A patent/JP3054316B2/ja not_active Expired - Fee Related
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