JPS58186548A - 自動プログラミング機能を備えた数値制御装置 - Google Patents

自動プログラミング機能を備えた数値制御装置

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JPS58186548A
JPS58186548A JP6673982A JP6673982A JPS58186548A JP S58186548 A JPS58186548 A JP S58186548A JP 6673982 A JP6673982 A JP 6673982A JP 6673982 A JP6673982 A JP 6673982A JP S58186548 A JPS58186548 A JP S58186548A
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machining
tool
numerical control
workpiece
interference
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大越 文彦
Tetsuo Yamakage
哲郎 山蔭
Shigeru Doi
茂 土井
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Toyoda Koki KK
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工作物上の複数の加工箇所と加工形状を定義
する加工情報から数値制御データを創成し、この数値制
御データに従って加工工具を相対移動させることで工作
物上の複数の加工箇所を順次加工するようにした自動プ
ログラミング機能を備えだ数値制御装置に関するもので
、その目的とするところは、次の加工箇所への位置決め
動作時において工作物の段部と干渉する場合には、その
段部を迂回して次の加工箇所へ工具を移動させるような
移動指令データが自動創成されるようにして、工具と工
作物との間の干渉を全く考慮することなしに加工情報を
入力できるようにすることにあるO 一般に、マシニングセンタ形の数値制御工作機械によっ
て加工を行う工作物は、工作物表面に凹凸のある複雑な
形状をしたものが多く、工作物上に設定された複数の加
工箇所を順次加工する場合、Ailの加工箇所から次の
加工箇所へ工具を移動さ呑る途中で工nが工作物に干渉
して工具や工作物に損傷を与える危険性がある。
このため、従来の自動プログラミング装置においては、
工具を逃が寸時期と、逃がし量を加工情報とともに入力
することにより、工具と工作物が干渉する部分では工具
を工作物と干渉しない位置まで逃がしてから次の加工箇
所へ移動するような数値制御データが創成されるように
なっていたが、このものでは、どの部分の加工が完了し
た時点で工具を逃がしたらよいかということと、どれだ
け逃がせば工作物と干渉せずに次の加工箇所へ工具を移
動できるかということを加工図面を見ながら判断し、か
かる逃がし動作のだめの情報を入力しなければならず、
加工情報の入力が面倒になるだけでなく、特に逃がし動
作の時期を指令中る情報を誤って入力すると、位置決め
動作時に工作物と工具が干渉を起こす問題があった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、工作物の外形形状を表わす形状データを入力中るこ
とにより、各加工箇所への位置決め動作時において工具
と工作物が干渉することのない工具の逃げ位置をクリア
点としてその位置を演算し、工具を次の加工箇所へ移動
させる場合にはそのクリア点まで工具を逃がした後で次
の加工箇所へ位置決めする移動指令データを自動的に創
成するようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明の他の特徴は、工具を最短距離経路に沿っ
て移動させた場合に工具と工作物が干渉する部分を検出
し、この部分においてのみ工具をクリア点まで逃がして
次の加工箇所に移動させるようにしたことにある。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において10は、数値制御装置本体を構成する中
央処理装置であり、マイクロプロセッサMPU、読出専
用メモリROM 、バッテリーバックアップにより不揮
発化されたランダムアクセスメモリRA M 1、バッ
ファ用ランダムアクセスメモリRAM2によって構成さ
れている。そして、この中央処理装置10には、データ
入力手段をなすキーボード11.表示手段をな十CRT
表示装置12、サーボモータ駆動回路DUX、 DUY
 、 DUZに指令パルスを供給するパルス発生回路1
3、シーケンス回路15が文略のインタフェイスを介し
て接続されている。
一方、20は上記構成の数値制御装置によって制御すれ
るマシニングセンタ形の工作機械であり、前記サーボモ
ータ駆動回路DUX 、 DUY、 DUZのそれぞれ
によって駆動されるサーボモータ21.22゜230回
転によって、工作物Wを支持する工作物テーブル25と
、主軸26を軸架する主軸ヘッド24との間の相対位置
が3次元的に変更される。また、27は複数種類の工具
を保持する工具マガジンであり、文略のマガジン割出装
置と工具交換装置28とによって工具マガジン27内の
工具が選択的に主軸26[装着されて工作物Wの加工が
行なわれる。
前記中央処理装置10は、読出し専用メモIJROMに
記憶すれたシステムプログラムに基づき、対話形式で加
工に必要なデータを入力して数値制御プロクラムを創成
する対話式自動プログラミングの機能と、この創成され
た数値制御プログラムに基づいて数値制御を行なうだめ
の機能を有している。
すなわち、中央処理装置10は、まず最初に第2図に概
略的に示されている自動プログラミングのだめの処理を
行なって工作物Wの加工を行なうだメツ数値制御プログ
ラムを創成し、これをランダムアクセスメモリRAMI
内のNOデータエリアに記憶させる。そして、この後、
第7図に示す数値制御実行ルーチンヲ実行して、ランダ
ムアクセスメモIJRAMI内に記憶された数値制御デ
ータに応じた処理を行なう。
この数値制御実行ルーチンは、ランダムアクセスメモリ
RAMIに記憶された数値制御データを1ブロツクずつ
読出し、これに応じて各軸に対するパルス分配を行なう
と同時に、補助機能等の処理を行うもので、従来の数値
制御装置と同様の動作であるので詳細な説明を省略し、
以下に本発明の特徴部分である自動プログラミングの処
理について説明する。
中央処理装置10が自動プログラミング時において行な
う処理は、第2図に示されているように、素材形状の定
義、機械基準点に対する工作物取付位置の定義、加工の
定義、数値制御データの創成干渉チェックの5つステッ
プに大別でき、これらの処理が順番に実行される。そし
て、干渉チェック時に干渉が確認された場合には、工作
物の干渉部分を迂回して工具を次の加工箇所へ移動させ
るように数値制御プログラムを修正するようになってい
る。次に上記各ステップの具体的な動作について説明す
る。
1)素材形状の定義 このステップは、工作機械20によって加工すべき工作
物の素材形状を定義するステップであり、このステップ
の詳細な処理が第3図(a)に示されている。
マシニングセンタ形の工作機械によって加工する工作物
Wは、凹凸が比較的多いが、多くの工作物Wは、直方体
と円柱とを組合せたものに、丸穴と角穴が穿設された形
状に近い形をしている。このため、本実施例においては
、直方体と円柱を基本素材形状、直方体、円柱、丸穴お
よび角穴を追加素材形状として、この基本素材形状と追
加素材形状の組合わせによって工作物Wの素材形状を定
義するようにしている。
すなわち、中央処理装置10は第3図(alのステップ
(40)において第8図(a)に示すように、直方体と
円柱をCRT表示装置12の表示画面12a上に平面図
と立面図で表示し、作業者に工作物Wの全体的な形状が
直方体であるのか、円柱であるのかを、キーボード11
で入力するように指示する。表示画面上では、直方体の
上部に(A)が表示され、円柱の上部に(B) 1’表
示されており、工作物Wの全体的な形状が直方体である
場合には作業者は°A”のキーを操作し、円柱である場
合には作業者は°B”ツキ−を操作する。
今、工作物Wが直方体であり、作業者25r”A”のキ
ーを操作したものとすると、中央処理装置1oは基本素
材形状が直方体であることを表わすデータをランダムア
クセスメモリRAMIの所定のエリアに記憶した後、ス
テップ(41)へ移行して第8図←)に示す画面を消し
、第8図(blに水中ようにCRT表示装置12の画面
の左端に設けられたスケーリングゾーン12bに直方体
の平面図と立面図を上下に表示子るとともに、画面の右
側には、直方体工作物のX軸方向(横〕の寸法asY軸
方向(縦)の寸法す、z岬方向(高さ)の寸法りの各デ
ータの入力を要求するコメントを表示子る。
これに応じて作業者が寸法データを入力すると、中央処
理装置1oはこれを読込んで一時記憶し、この後ステッ
プ(42)へ移行する。ステップ(42)へ移行すると
、第8図(c)に示すように、画面のスケーリングゾー
ン12bに入力された寸法値に比例した縦、横および高
さ方向の長さを有する直方体の平面図と立面図を表示す
ると同時に画面の右側に4個の追加素材形状、すなわち
、直方体、円柱、丸穴、角穴を抽象化した平面図と立面
図を表示し、画面の右下には追加素材形状を選択すべき
ことを作業者に指示するコメントを表示する。
もし、工作物Wが単純な直方体で追加素材形状がない場
合はここで@N″のキーを操作すれば、ステップ(43
)からステップ(46)へ移行して素材形状の追加処理
を行なわないが、例えば、第種図(a)、 (blに示
すように工作物Wの中央に円柱状の突部が上方に突出し
ている場合には、画面上において円柱の平面図と立面図
の左側に付されている°B”をキーボード11によって
入力する。すると、中央処理装置10は工作物の追加素
材形状が円柱であることを表わすデータを記憶した後、
ステップ(43)からステップ(45)へ移行し、第8
図(d)に示すように、円柱状の突起を抽象化したもの
に、基本素材形状の基準位置から円柱突起の中心までの
X軸およびY軸方向の距離をそれぞれx、yとし、突起
の直径と高さをそれぞれd、hとすることを表わす寸法
関係図が表示され、これらのデータを人力中べきことを
作業者に報知中る。なお、基本素材形状が直方体の場合
には、平面図において左下の角がXY平面での基準位置
となるが、基本素材形状が円柱の場合には円の中心がX
Y平而面の基準位置となる。
これに応答して作業者が上記の寸法を数値キーを用いて
順次入力し、全ての寸法が入力されると、中央処理装置
10はステップ(45)から(42)へ戻り、入力され
た円柱状突起の大きさ及び位置のデータを基にして・基
本素材形状である直方体の上に追加素材形状である円柱
状突起を組合せた平面図と立面図をスケーリングゾーン
12bに表示する。
以下同様の操作の繰返しにより、追加素材形状の積上げ
を継続して行なうことができるが、第11図(a)、 
(1))に示しだ工作物では加工点P1〜P4の丸穴は
加工穴で素材形状として定義する必要はないため、この
段階で追加素材形状がないことを表わすON″′のキー
を押す。これにより、中央処理装置10はステップ(4
3)から第31ffi(b)のステップ(5o)へ移行
して素材形状定義の処理を完了する。
n)  工作物取付位置の定義 第3図(b)のステップ(50)−\移行すると、中央
処理装置10は第9図に示すよう(で、工作機械のテー
ブルと基本素材形状とを抽象化してスケーリングゾーン
12bに表示するとともに、工作物の基準位置と工作機
械のXY平而面における基準位置となっているテーブル
中心とのX、Y軸方向のずれをそれぞれX、yとし、テ
ーブル上面から工作物Wの底面までの距離を2とするこ
とを表わす寸法関係図をこれと同時にスケーリングゾー
ン12bに表示して作業者にこれらのデータを人力ナベ
きことを指示量る。
そして、この後、中央処理装置10はステップ(50〕
から(51]へ移行し、X+ y、zのそれぞれに対応
する寸法データが作業者のキー操作によって入力される
と、これらのデータをランダムアクセスメモリRAMI
内に記憶した俵、第3図(C)のステップ(6o)へ移
行する。
1ii)加工の定義 上述のようにして、工作物Wの素材形状と取付位置の定
義が完了すると、中央処理装置1oは、第3図(Q)の
ステップ(60)において、第10図(a)に示すよう
に、工作物Wの加工に使用される工具、すなわち、セン
タドリル、ドリル、タップ等の工具を抽象化して表示し
、どの工ゝ具によって加工を行なうかを作業者に選択さ
せる。
例えば、第11図(a)、 (b)に水中工作物におい
て、工作物Wの4隅に設けられた加工位置P1〜P4に
同径の貫通穴明けるものとすると、ドリルの上に表示さ
れている2″″の番号を入力する。これにより、中央処
理装置10は加工の種類がドリル加工であることを識別
し、ステップ(61〕において第10図(b)に水子よ
うに、ドリル穴を抽象化した図形をCRT表示装置12
の表示画面12aに表示し、穴の直径dと深さlを表わ
寸データの入力を作業者に指示する。
これに応答して、穴の直径dと深さlの寸法を入力する
と、中央処理装置lOは第10図(C)に示すように、
穴を抽象化した図形と、その穴の重心から工作物の基準
位置までのX軸、Y軸方向の距離をX+Vとし、工具の
工作物上面からの戻し量および空切削送り量をc、aと
する寸法関係図とを画面上に表示し、これらのデータを
入力すべきことを指示する。
これに応答して、作業者が工作物W上における4隅の穴
の位置を図面を参照して1116番に入力した後、戻し
量Cと空切削送り量aのデータを入力すると、中央処理
装置10は、ステップ(62)からステップ(63)へ
移行し、第10図(d)に示すように入力された穴位置
データに従った穴の図形を素材形状に重ねてスケーリン
グゾーン12bに表示子ると同時に画面の右側に次の加
工があるか否かを作業者に間合わせるコメントを表示子
る。
この場合には、加工箇所はP1〜P4のみであるのでこ
の段階で作業者は追加加工がないことを表わ寸12゛°
のキーを操作し、これに応答して中央処理装置101d
 ステップ(65)から第3図(d)のステップ(70
)へ移行して加工定義の処理を完了する。
扮)数値制御データの創成 上記の処理によって加工の定義が完了し・ステップ(7
0)へ移行すると、数値制御データの創成処理を開始す
る。すなわち、まず最初に、ステップ(70)において
ランダムアクセスメモリRAM1内の工具ファイルに登
録されている工具の中から加工の種類と加工形状に合っ
た工具を選択し、選択された工具の工具番号を工具ファ
イルを参照して識別する。そして、工具の選択が完了す
ると・ステップ(7o)からステップ(71)へ移行し
、最初の工程で使用される工具を工具交換位置に割出し
て主軸に取付けるだめの数値制御プログラムを創−五熟
紮 成する。     される数値制御プログラムの内、ブ
ロックN0OL、 N0O2のプログラムが、この処理
によって創成された数値制御プログラムである。
この処理が完了すると、ステップ(72)において加工
の種類を判別し、ステップ(73)におイテ、加工の種
類に応じた手順で数値制御プログラムの創成を行なう。
この場合にはドリル加工であるので、工具中心を加工位
置P〕〜P4にllltj次位置決めし、工具を2軸に
沿って上下動させるプログラムラ創成する。
すなわち、XY平而面の移動によって工具を加工位置の
上方に早送りで位置決めした後、空切削送り開始位置ま
で工具を早送りで下降させ、この後、工作物上面位置と
穴深さのデータとによって決定される下降端まで工具を
所定の切削速度で下降させ、この後、工作物上面から工
具戻し寸法Cだけ工具を上方[移動させるプログラムを
各加工位置PL−P4のそれぞれについて順番に創成し
、この創成した数値制御プログラムをランダムアクセス
メモリRAMIのNOデータエリアに順次記憶して行く
。そして、加工位置P1〜P4をドリル加工中るだめの
数値制御プログラムの創成が完了干ると、ステップ(7
3)からステップ(75)へ移行し、追加加工があるか
否かを判別する。
この場合は加工位置P1〜P4におけるドリル加工だけ
が加工定義によって定義されているため、a加加工はな
いものと判断し、ステップ(75)がら第3図(e)の
ステップ(80)へ移行して、数値制御データの創成処
理を完了する。
■〕 干渉チェックおよびプログラム修正ステップ(8
0)以降の処理は創成された数値制御プログラムに従っ
て工具を移動させた場合に位置決め動作中に工具が工作
物に干渉しないか否かを、数値制御プログラムをシミュ
レート干ることで礒認し、干渉する場合には干渉を回遊
中るように数値制御プログラムを修正するための処理で
あり、まず最初にステップ(80ンにおいて、干でに人
力されている素材形状に従った干渉領域を工作物バリア
として創成するとともに、工具が工作物に干渉する場合
における、工具の逃がし位置となるクリア点CPの座標
を演算し、この後ステップ(81)以降へ移行して、干
渉チェックを行なう。この干渉チェックの処理は、創成
された数値制御プログラム中の移動指令データに従う工
具の位置変化を演算し、移動指令データが早送り指令で
ある場合には、工具が移動径路に沿って一定量移動する
度に干渉チェックを行なうもので、干渉が検出され、数
値I」御プログラムを修正する必要がある場合にはステ
ップ(90)からステップ(91)へ移行し、干渉部分
を迂回して工具が次の加工箇所へ移動するように数値制
御プログラムを修正するようになっている。
ステップ(8o)で行なう工作物バリア創成の処理とク
リア点の演算処理は第4図に示されている。
素材形状として穴が定義されている場合には、穴も考慮
して干渉領域の設定を行なうが本実施例では簡単のため
、穴は考慮しないものとして説明干る。
すなわち、第4図のステップ(100)において、最初
の素材形状、すなわち基本素材形状のデータを読出し、
ステップ(101)において高さ方向の境界を演算する
。高さ方向の境界は第13図に示されているように工作
物Wの上面から、加工定義において人力された空切削送
りMaに一定の距1gaを加えたクリアランスitsだ
け上方に設定され、この境界のZ軸座標値Znが、工作
物Wの高さ方向の寸法、工作物Wの取付高さ、空切削送
り量、テーブル上面のZ軸座標値等から演算される。
そして、この後ステップ(IQ2 )へ移行して素材形
状が円柱か直方体かを判別し、素材形状が円柱である場
合にはステップ(103)へ移行して円柱のXY平面内
における中心位置の絶対座標値CXw、Yw)を工作物
の取付位置のデータ等に基づいて演算するとともに、円
柱の半径に前記クリアランス量Sを加えて工作物バリア
半径RWを演算子る。
一方、本実施例の場合のように基本素材形状が直方体で
ある場合にはステップ(102)からステップ(105
)へ移行し、第15図(t)lに水子ように、IH方体
上面の4隅から、X、Y方向へそれぞれクリアランス量
Sだけずれだ点の座標(Xwl、 Ywl) 。
(Xwl、 Yw2) 、  (Xw2. Ywl)’
、  (Xw2. Yw2)の絶対座標値を、工作物取
付位置および工作物寸法のデータから演n+る。
この演算が完了すると中央処理装置10はステップ(1
06)で追加素材形状があるか否かを判別し、追加素材
形状がある場合にはステップ(106)から(100)
へ戻り、追加素材形状について上記と同様の手順で干渉
領域の境界を演算する。本実施例では円柱が追加素材形
状として定義されているため、第13図に示されている
ように、工作物Wの上方に突出する円柱部の回わりにも
干渉領域の境界が設定される。
このようにして干渉領域の境界が設定されるとステップ
(107)へ移行し、クリア点CPの2軸座標値Zcを
演算する。ナなわち、ステップ(107)において、工
作物Wの最上面の2軸座標値zOを工作物取付高さのデ
ータ、基本素材形状および追加素材形状の高さのデータ
を累算することによって算出し、ステップ(108)に
おいて、この座標値zOに一定のクリアランスweを加
えてクリア点CPの2軸座櫟値ZCを演算する〇 このようにして干渉領域の境界が設定され、クリア点C
Pの2軸座標値ZCが演算されると前述したようにステ
ップ(80)〜ステップ(90)のプログラムにより数
値制御プログラムがシュミレートされ、工具が早送りで
移動する場合は、工具が一定星移動する度にステップ(
88)において干渉チェックが行なわれる。
この干渉チェックの処理は第5図に示されており、まず
最初にステップ(110)において、工作機械の工具マ
ガジンに貯蔵されている複数の工具のそれぞれについて
定義され、各工具の干渉領域を表わす工具バリアデータ
の中から、数値制御データによって選択された工具に対
応するツクリアデータを選択し、この後、ステップ(1
11)において、使用工具に対応する工具バリアBtの
下端面SAが工作物の最上面の上方に設定されたZ軸方
向の干渉領域の境界りより下方に位置中るか否かを、主
軸ヘッドの位置、工具バリアデータに含まれる工具長の
データ等に基づいて判断し、下端面SAかと0 境界蹄より下方に位置中る場合にはステップ(111)
からステップ(112)へ移行ビ、まず最初にステップ
(112)vcおいて、工具バリアBtの下端面SAの
2軸方向位置から領域判定を行なう。この領域判定によ
り、本実施例では、工具バリアBtの下端面SAの位置
が、基本素材形状の位置する範囲にあるのか追加素材形
状の位置する範囲にあるのかが判定される。この判定が
完了すると、工具バリアBtの下端面SAの位置中る領
域内の素材形状が直方体であるのか円柱であるのかをス
テップ(:L13 )において判断し、それに応じた干
渉チェックを行なう。
領域内の素材形状が円柱である場合には第14図(a)
に示されているようにXY平而面おける円と円の干渉と
して考えることができ、ステップ(115)。
(116)に示されるように工具中心と素材形状中心と
の間の距離18が、工作物バリア半径Rwに工具バリア
半径rを加えた値よりも小さくなったことで干渉と判断
中る。−万、領域内の素材形状が直方体である場合には
、第14図(blに示されているようにXY平而面にお
ける円と長方形の干渉として考えることができ、ステッ
プ(117)とステップ(’11B )の処理により、
前記ステップ〔80)において創成された工作物バリア
で定義される方形の境界内に工具バリアが侵入したか否
かを判別し、これによって干渉チェックを行なう。
数値制御プログラム中の移動指令データに従って工具が
一定量移動される度に上記の干渉チェックが行なわれ、
この段階で工具と工作物との間の干渉が検出されなけれ
ば、第5図のステップ(116)もしくは(11B )
から第3図(e)のステップ(92)へ移行シて数値制
御プログラムのシミュレートヲ続行し、干渉が検出され
た場合には第3図(e)のステップ(91〕へ移行して
工具と工作物の干渉を回避すべく数値制御データを修正
した後、ステップ(81)へ戻って数値制御プログラム
のシミュレ・−トを最初から再び行なう。
今、第11図(a) 、 (b)に示干工作物Wにおい
て加工箇所P1〜P4を順番にドリル加工する場合を考
えると、最初に創成されたプログラムにおいては、各加
工箇所PL−P4における加工後の工具上昇端位置は全
て同じで、工作物上面から、加工情報として入力された
工具戻し量Cだけ上方の位置となるように創成され、こ
の工具戻し量Cは、工作物との干渉がない限り小さい方
が好ましく、通常数ミIJメートルに設定される。
したがって、上記のシミュレートにより、工具が加工箇
所P2からP3へ移動される工程、すなわち、第12 
図(a)に示す数値制御プログラムのブロックN0IO
のGQOX 400000に基づく移動工程では第15
図←)。
(b)に破線で示されるように、工具が工作物上面の中
央に突出している円柱状突起と干渉することになり、こ
れがステップ(9o)にて検出されるとこれに応答して
第3図(e)のステップ(91)において数値制御デー
タが修正される。このステップ(91)の詳細な処理は
第6図に示されており、ステップ(130)において、
クリア点CPの2軸座標値Zcと、工作物上面から工具
戻し量Cだけ上方の点との間ノ距離laを演算し、ステ
ップ(131)において、この距離1aだけ工具を2軸
θ方向干なゎち上方へ移動させるだめの移動指令を干渉
が検出されたブロックの手前、すなわち、この場合には
ブロックN010の手前にブロック番号を付して挿入す
る。また、この後、ステップ(133)において、ステ
ップ(131)で演算された距離だけ工具を下降きせる
だめの移動指令を創成し、ステップ(105)において
この移動指令をブロックN010の径にブロック番号を
付して挿入する。第12図(b)が、この処理によって
修正された数値制御プログラムである。
なお、ステップ(131)における上昇指令の挿入によ
ってブロックN0IOにプログラムされていた移動指令
GOOX400000はブロックN0IIに移行し、こ
れに続くブロックNO12に下降指令が挿入され、これ
に続くプログラムはブロック番号のみが2だけ増加する
ことになる。
このようにして数値制御プログラムの修正が完了すると
、前述したように第3図(e)のステップ(81)へ戻
って、数値制御プログラムのシミュレートを最初からや
り直中。この場合には、加工箇所P2の加工後において
工具をクリア点まで上昇させてから、加工箇所P3に工
具を移動させるように数値制御データが修正されている
ため、干渉が検出されることはなく、全ての数値制御プ
ログラムのシミュレートが完了すると表示装置12の表
示画面12aJ1に6カンシヨウ チェック オワリ′
”というコメントを表示して、作業者に干渉チェックが
完了したことを報知して待期状態となる。
この後、加工の開始を指令する起動スイッチが操作され
ると、中央処理装置1oは第7図のプログラムを実行し
て、創成したプログラムを順次実行し、これによって工
作物の加工を制御するが、干渉チェック時において、工
具が工作物に干渉すると判断された位置決め工程におい
ては、第15図(b)に示すように工具をクリア点CP
まで上昇させてから次の加工箇所へ移動させるように数
値制御プログラムが修正されているため、工具が工作物
に干渉中ることはなく、円滑に工作物加工が行なえる。
なお、上記実施例においては、工具と工作物が干渉した
場合には、工具を工具の軸線方向に沿って上側へ移動さ
せて干渉を回避するようにしていたが・第15図(a)
に2点鎖線で水中ように、工具を軸線と直交するY軸方
向に移動させることで干渉を回避するようにしてもよい
また、上記実施例では、最初は干渉を考慮しないで数値
制御プログラムを創成し、この後、工具が工作物に干渉
する部分についてのみ修正することで工具と工作物が干
渉することのない数値制御プログラムを創成するように
していたが、最初のプログラム創成時に干渉をチェック
しながら、干渉のない工具の移動プログラムを創成する
ようにしてもよく、この場合にも本発明を適用できる。
以上述べたように本発明においては、入力された工作物
の形状データに基づいて、各加工箇所へ工具を移動させ
る場合に、工具と工作物が干渉子ることのない工具の逃
がし位置をクリア点としてその位置を演算し、工具を次
の加工箇所へ移動させる場合には前記クリア点まで工具
を逃がしてから工具を次の加工箇所へ移動させる移動指
令データを自動的に創成するようにしているため、加工
位置の高さ、工作物の形状等から工具の逃がし量を演算
するとともに、工具の逃がし時期を判断し、加工情報の
中にこの逃がし量と逃がし時期を指定する逃がし情報を
組込んで入力中る必要が全くなくなり、加工情報の人力
が容易となるだけでなく、工具を逃がす時期を誤って入
力したことによって工具と工作物が干渉するという危険
性が全くない利点がある。
また、工具を最短距離経路に沿って移動させた場合に工
具と工作物が干渉する部分を検出し、この部分において
のみ工具をクリア点まで逃がして次の加工箇所に移動さ
せるようにしたものでは、工具と工作物が干渉しない部
分ではクリア点への逃がし動作がなくなるため、余分な
逃がし動作がなくなり、干渉がなくかつ加工能率の高い
数値制御データの創成が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明にかかる自動プログラミング機能を備えた
数値制御装置の実施例を示すもので、第1図は数値制御
装置の構成を示すブロック図に工作機械の概略側面図を
併記した図、第2図〜第7図は第1図における中央処理
装置10の動作を示す、寧5 フローチャート、第8図(a)〜第10図は第1図にお
ける表示装置12の表示画面を示す図、第11図(a)
。 (b)は工作物の加工形状の一例を示す平面図および+
2 立面図、第8図(a)、 (b)は第11図(a)、 
(1))に示される加工箇所P1〜P4を加工する数値
制御プログラムを示す図、第13図は工作物バリアと工
具バリアを示す図、第14図(a)、Cb)は工具バリ
アと工作物ノ<リアの相対位置関係を示す図、第15図
(a) + (b)は工具の移動経路を併記した工作物
の平面図と立面図である。 10・・・中央処理装置、11・・・キーボード、12
・・・表示装置、12a・・・表示画面、13・・・パ
ルス発生回路、Bt・・・工具バリア、Bw・・・工作
物バリア、CP・・・クリア点、RAMP 、 RAM
2・・・ランダムアクセスメモリ、’ROM・拳・読出
専用メモリ、T・・・工具、W・・・工作物。 特許出願人 豊田工機株式会社 第3図(a) ’lF+3図(C) 第10図(a) 第10図(C) ′!PJ10図(b) 第10図(d) 拓11図(a) 鳥11図(b) 第12図(b) ?113図 鳩14図(a)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)工作物上の複数の加工箇所の加工形状と位置を定
    義する加工情報から数値制御データを創成し、この数値
    制御データに従って加工工具の相対移動を制御して前記
    複数の加工箇所を順次加工するようにした数値制御装置
    において、前記加工情報によって定義された複数の加工
    箇所に加工工具を最短距離経路で順次位置決めした場合
    に加エエnが干渉する可能性のある工作物段部の形状を
    表わす形状データを入力するデータ入力手段と、加工工
    具を前の加工箇所から前記工作物の段部を迂回して次の
    加工箇所へ移動させることの可能なりリア点の位置を前
    記形状データに基づいて演算する演算手段と、加工工具
    を引続く加工箇所へ移動させる場合に加工工具を前記ク
    リア点まで逃がした後で引続く加工箇所へ移動させる移
    動指令データを創成する数値制御データ創成手段とを備
    えたことを特徴とする自動プログラミング機能を備えた
    数値制御装置。
  2. (2)前記数値制御データ創成手段は、前記加工情報に
    よって定義された複数の加工箇所に加工工具を最短距離
    経路で順次位置決めした場合に加工工具が工作物と干渉
    する部分を検出する干渉検出手段と、この干渉検出手段
    によって干渉が検出されなかった部分では加工工具を引
    続く加工箇所へ最短距離経路に沿って移動させ、干渉が
    検出された部分では加工工具を前記クリア点まで逃がし
    た後で引続く加工箇所へ移動させる移動指令データを創
    成するデータ創成手段とによって構成されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の自動プログラミング
    機能を備えた数値制御装置。
JP6673982A 1982-04-21 1982-04-21 自動プログラミング機能を備えた数値制御装置 Granted JPS58186548A (ja)

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