JPS5818652Y2 - 移動農機におけるセンサ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、移動農機にトけるセンサー装置、特にコンバ
インにトける刈高さ制御用センサー装置に関する。

従来のこの種センサー装置は、コンバインのバック運転
時にはセンサーが株或いは石等に引掛り、センサー装置
を陽つける惧れがあった。

捷たセンサーの収納レバーがあるものに３いても、変速
レバーと収納レバーの２個のレバーを操作しなければな
らず、操作が繁雑であった。

そこで、本考案は、センサーの収納レバーと変速レバー
を連動し、バック運転時は変速レバーの操作により自動
的にセンサーを収納し、捷た非作業時は収納レバーによ
り単独にセンサーを収納することができるようにし、前
記欠点を解消した移動農機にむけるセンサー装置を提供
することを目的とするものである。

以下、図面に基づき、本考案の実施例を説明する。

コンバイン１は、第１図に示すように、機体前方に前処
理部２を昇降自在に支持している。

前処理部２のディバイダーフレーム３にはセンサー５を
有する刈高さ制御用センサー装置４が装備されてトリ、
前処理部２の高さを自動的に制御している。

！たコンバイン１の運転席６には変速レバー７が設けら
れており、変速レバー７の端部は、第２図ないし第３図
に詳示するように、軸８を中心トスるベルクランク状の
アーム１０が固定されている。

アーム１０はリンク１１を介して走行部１２に連動する
油匝伝動装置１３の変速アーム１５に連動している。

斗た変速レバー７に隣接して収納レバー１６が配設され
てトリ、収納レバー１６は板スプリング１７を介して連
動アーム１８に連結し、更に連動アーム１８は軸８に回
動自在に支持されてトリ、従って変速レバー７と収納レ
バー１６とは隣接位置にて互に平行に回動し得る。

そして、連動アーム１８の上部は２個の舌片２０゜２１
を有してトリ、舌片２０は変速レバー７の後進方向側に
て当接し得、また他の舌片２１はセンサー５に連結する
ボーデンワイヤーのインナーワイヤー２２に連結してい
る。

ボーデンワイヤーのアウターワイヤー２３はそれぞれフ
レームに固定されてトリ、インナーワイヤー２２の他端
は、第５図に詳示するように、遊動連結具２５を介して
センサー５に連結している。

なト第４図に示す２６は操作部パネルであり、パネル２
６には変速レバー７を案内する直線状の溝２７及び収納
レバー１６を案内する一端が鍵形に曲がった係止部２８
を有する溝３０が形成されている。

本実施例は以上のような構成を有するので、コンバイン
１が前進している場合は刈高さ制御用センサー５により
前処理部２の地面高さを自動的に調整しながら刈取り、
脱穀作業を行ない得る。

この際センサー５の移動は、第５図に示すように、遊動
連結具２５の遊ひにより吸収され、インナーワイヤ２２
には伝わらない。

今第６図に示すように、変速レバー７を後進位置にする
と、アーム１０及びリンク１１を介して油圧伝動装置１
３の変速アーム１５も後進位置になり、コンバイン１の
走行部１２は後進する。

この際連動アーム１８の舌片２０により収納レバー１６
も一体に移動し、インナーワイヤー２２及び遊動連結具
２５を介してセンサー５は持上げられる。

同時に刈高さ制御用センサー装置４の上昇スイッチが作
動し、前処理部２は上昇する。

コンバイン１の後進を終え、変速レバー７を前進捷たは
ニュートラル位置に戻すと、舌片２０に対する別府が解
除され、センサー装置４内のスプリングにより収納レバ
ー１６は第４図に示す位置に戻る。

この時前処理部２は上昇しているので、センサー装置４
は降下の信号を発し、センサー５が地面に着き、前処理
部２が適正刈高さ位置になると降下は正寸る。

次に、第７図ないし第９図に基づき非作業時の収納レバ
ー１６の作動を説明する。

変速レバー７はニュートラル位置にあるが、収納レバー
１６のみを操作パネル２６の溝３０に沿って移動し、第
９図実線に示すように溝端部斗で持って来る。

この状態より第８図鎖線で示すように、板スプリング１
７に抗して収納レバー１６を回動し、溝３０の係屯部２
８に位置させる。

これにより収納レバー１６は板スプリング１７の弾力に
より係止位置に固定され、センサー５はインナーワイヤ
ー２２及び遊動連結具２５を介して上方へ引上げられた
状態で収納される。

以上説明したように、本考案によれば、変速レバー７に
連動して後進時はセンサー５が上方へ９上げられ、セン
サー５か障害物に当ったり或いは泥中へめり込む等によ
り損陽を受ける惧れが無くなる。

寸たこの操作は変速レバー７を操作するだけで自動的に
行な得、２個のレバーを操作をする煩しさから解放され
る。

捷た非作業時は収納レバー１６を操作することによりセ
ンサー５を上方へ収納・固定することができるので、運
搬時の積込み、積卸しや、田土での畦越え時等にトいて
もセンサー５の損陽の惧れかない。

更に本考案のセンサー装置をコンバインの刈高さ制御用
センサーに用い、該センサーに収納レバーを連結すれば
、センサーの上方への引上げと同時に前処理部２も上昇
するので、前処理部２へのワラの巻込み及び泥の噛込み
等を防ぐことができる。

そして前進にうつると同時に変速レバー７を前進位置に
するだけで適正刈高さ位置捷で前処理部２が降下するの
で、前処理部昇降レバーの操作が必要でなくなり、コン
バイン１の操作が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案が適用されているコンバインの全体側面
図、第２図はその変速レバー及び収納レバーを示す正面
図、第３図はその側面図、第４図はその平面図、第５図
はセンサー装置部分を示す側面図、第６図は変速レバー
が後進位置になった状態を示す概略図、第７図ないし第
９図は収納レバーのみを移動した状態を示すものであり
、第７図は側面図、第８図は正面図、第９図は平面図を
示すものである。 １・・・コンバイン ４・・・刈高さ制御用センサー装
置、５・・・センサー ７・・・変速レバー １２・・
走行部、１３・・・（油圧）伝動装置、１６・・・収納
レバー２０・・・舌片。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）走行部の伝動装置を操作する変速レバー及びセン
   サーを収納状態に保持する収納レバーを備え、かつこれ
   ら両レバーを、隣接して互に平行に回動し得るように配
   置した移動農機にむいて、収納レバーに、変速レバーの
   後進方向側にて当接し得る舌片を設け、変速レバーを後
   進位置に移動すると、該変速レバーに連動して収納レバ
   ーが移動し、センサーを収納するように構成した移動農
   機におけるセンサー装置。
2. （２） センサーがコンバインの刈高さ制御用センサ
   ー装置のセンサーである実用新案登録請求の範囲第１項
   記載の移動農機にむけるセンサー装置。