JPS5818413Y2 - 銅線の絶縁被覆剥離装置 - Google Patents

銅線の絶縁被覆剥離装置

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Publication number
JPS5818413Y2
JPS5818413Y2 JP1978109136U JP10913678U JPS5818413Y2 JP S5818413 Y2 JPS5818413 Y2 JP S5818413Y2 JP 1978109136 U JP1978109136 U JP 1978109136U JP 10913678 U JP10913678 U JP 10913678U JP S5818413 Y2 JPS5818413 Y2 JP S5818413Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin terminal
hot air
insulation coating
copper wire
shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978109136U
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English (en)
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JPS5525776U (ja
Inventor
正典 丸山
Original Assignee
電気音響株式会社
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Publication date
Application filed by 電気音響株式会社 filed Critical 電気音響株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は銅線、特にポリウレタン線の絶縁被覆剥離装置
に関する。
従来、例えば、一端に低圧コイル引出線を接続固定する
ための多数の金属性のピン端子を配設した低圧ボビンに
低圧コイルを巻回したフライバックトランスにおいては
、低圧ボビンに低圧コイルの巻回を終了した後に、低圧
コイルの引出線の絶縁被覆を予備半田薬品処理等で剥離
し、その後に引出線をピン端子にラッピングし半田付し
て接続固定したり、或は、熱硬化性樹脂より成る低圧ボ
ビンに低圧コイルを巻回した後、引出線を絶縁被覆の剥
離をせずにピン端子にラッピングし、ピン端子部分を半
田溜内に浸け、溶融した半田の熱によって引出線の絶縁
被覆を剥離すると同時に、引出線をピン端子に半田付し
て接続固定するものであった。
しかしながら、上述した引出線つまり銅線の絶縁被覆剥
離方法では、製造コストがかなり高くなり、また、自動
機の巻線工程の中で銅線の絶縁被覆剥離の機構を付加す
ることは工程のメカニックが複雑となり、巻線工程時間
もかなり増加して生産性が悪くなる、等の欠点を有する
ものであった。
本考案は従来のこれらの欠点を除去することを目的とし
た銅線の絶縁被覆剥離装置に関し、特に、銅線としてポ
リウレタン線を用いた場合に有効な絶縁被覆剥離装置に
関するものである。
以下、本考案の一実施例を、一端に低圧コイル引出線(
銅線)を接続固定するための多数の金属性のピン端子を
配設した低圧ボビンに低圧コイルを巻回したフライバッ
クトランスを例にとって、図面を用いて詳細に説明する
第1図は本考案の実施例に係る銅線の絶縁被覆剥離装置
の主要部分を示す断面図である。
第1図において、絶縁被覆剥離装置の主要部分は、銅線
の絶縁被覆剥離部分である低圧ボビン24のピン端子2
6を固定支持する治具部1と、ピン端子26にラッピン
グされたポリウレタン線等の銅線(引出線)28に対し
熱風を発生し、熱風を放射する熱風発生噴出装置2と、
治具部1及び低圧ボビン24を支持するシャフト3と、
低圧ボビン24に冷却エアを吹付け、または剥離完了後
の治具部1に冷却エアを吹付は熱放散させるためのエア
噴出部(図示せず)と、絶縁被覆剥離工程に於て、各主
要部分を一連の動作目的に従ってシーケーンス的に動作
させる動力部・制御部(図示せず)より構成されている
次に、本装置を構成する主要部分について詳しく述べる
治具部1は、一端の中心部が凸形の円筒形状を有する本
体4と、本体4の略中央部に形成されたシャフト3挿通
用のシャフト貫通孔5と、本体4の凸形部先端に空間部
10を介して設けられた鍔状の遮蔽板6とから戒り、こ
のうち、本体4のシャフト貫通孔5の外周には、低圧ボ
ビン24の取付板27に環状に多数植設されたピン端子
26を挿通するピン端子挿入孔9が環状に複数個設けら
れている。
ここで、例えば、ピン端子26の外径が1φならば、ピ
ン端子挿入孔9の内径を1.2〜1.5φに設定すれば
、ピン端子26の挿入がスムーズに威される。
また、遮蔽板6は、シャフト3を挿通するシャフト貫通
孔7と、ピン端子26の径よりいく分大きな内径を有し
、本体4のピン端子挿入孔9と位置的に対応して環状に
設けられた複数のピン端子貫通孔8を有する。
そして、空間部10には、ピン端子26にラッピングさ
れたポリウレタン線等から成る銅線28が配設され、空
間部10において、銅線28の絶縁被覆が剥離されるも
のである。
一方、熱風発生噴出装置2は、空間部10に挿脱自在に
配置された熱風トーチ12と、熱風トーチ12内に設け
られたヒータ等の発熱体13と、発熱体13の電源14
を、熱風トーチ12に噴出エアを供給するエア源16と
で構成されている。
ここで、シャフト3の外径は、低圧ボビン24のボビン
本体25の内径とほぼ同径であり、その軸長は、低圧ボ
ビン長と治具部軸長を加えた寸法より十分長いものであ
る。
次に、本装置の動作について順序に従って説明する。
治具部1は第1図に示す一点鎖線の位置でシャフト3上
に配置され、低圧コイル29の巻回が完了し、銅線28
がピン端子26にラッピングされた低圧ボビン24はボ
ビン本体25の軸孔30にシャフト3が挿通されて支持
固定される。
次に、治具部1をシャフト3上を摺動させて実線の位置
に配置し、遮蔽板6を低圧ボビン24の取付板27に当
接し、ピン端子26をピン端子挿入孔9に挿通し、熱風
トーチ12を空間部10内で下降させ、熱風トーチ12
の先端に設けられた口径2〜3φの噴出口15より発熱
体13とエア源16とで400〜500℃にコントロー
ルされた熱風をピン端子26にラッピングされた銅線2
8に噴射して、銅線28の絶縁被覆を剥離し、然る後、
シャフト3を回転し、シャフト3に固定された低圧ボビ
ン24を回転させながら、環状に配設されたピン端子2
6に順次熱風を噴射し、同時にエア噴出部より冷却エア
を低圧ボビン24に吹きつけながら、ピン端子26一本
毎に1〜2秒の所要時間で剥離していくものである。
このようにして、シャフト3が1回転して一連の剥離作
業が終了すると、熱風トーチ12は空間部10内で上昇
し、治具部1は元の位置(一点鎖線で示す)に戻り、エ
ア噴出部より治具部1に冷却エアを噴出させて熱放射さ
せて剥離工程を完了し、以下順次繰り返すものである。
以上述べた如く、本考案の銅線の絶縁被覆剥離装置によ
れば、ピン端子にラッピングされた銅線の絶縁被覆の剥
離作業が短時間でなされ、従来に比し作業時間の短縮が
可能となり、ピン端子に接続される低圧コイルの自動機
の巻線工程途中に剥離機構が不要となるもので、工程の
メカニックを簡単に構成することができる。
また、銅線、特にポリウレタン線に対して熱風を吹きつ
け被覆を燃焼させた際にできる炭化物の残りかすをエア
の風圧によって吹き飛ばすために、その後の半田付が良
好となり、接続不良等がなくなり信頼性が向上するもの
である。
さらに、フライバックトランスの低圧ボビンのピン端子
と銅線の接続に適用した場合、治具部を構成する遮蔽板
によって低圧ボビンに熱風が直接当ることが防止され、
熱風噴出時に低圧ボビンに対し冷却エアを吹付けること
によって、熱可塑性材料を用いた低圧ボビンが有する材
質上の電気的特性に影響を及ぼすことはないものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における銅線の絶縁被覆剥離
装置の主要部分の断面図である。 1・・・・・・治具部、2・・・・・・熱風発生噴出装
置、4・・・・・・治具部本体、5,7・・・・・・シ
ャフト貫通孔、6・・・・・・遮蔽板、8・・・・・・
ピン端子貫通孔、9・・・・・・ピン端子挿入孔、10
・・・・・・空間部、12・・・・・・熱風トーチ、2
6・・・・・・ピン端子、28・・・・・・銅線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略中央部にシャフト貫通孔を有し、該シャフト貫通孔の
    外周に複数個のピン端子挿入孔が環状に形成された治具
    部本体と、該治具部本体に対して空間部を介して設けら
    れ前記ピン端子挿入孔に位置的に対応して複数個のビン
    端子貫通孔が環状に形成された鍔状の遮蔽板とから戒る
    治具部と、該治具部の空間部に挿脱自在に配置された熱
    風トーチを有する熱風発生噴出装置とから戊り、前記治
    具部のピン端子貫通孔、ピン端子挿入孔を介して空間部
    内に配設されたピン端子にラッピングされた銅線の絶縁
    被覆を前記熱風発生噴出装置から生ずる熱風により剥離
    したことを特徴とする銅線の絶縁被覆剥離装置。
JP1978109136U 1978-08-09 1978-08-09 銅線の絶縁被覆剥離装置 Expired JPS5818413Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978109136U JPS5818413Y2 (ja) 1978-08-09 1978-08-09 銅線の絶縁被覆剥離装置

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JP1978109136U JPS5818413Y2 (ja) 1978-08-09 1978-08-09 銅線の絶縁被覆剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5525776U JPS5525776U (ja) 1980-02-19
JPS5818413Y2 true JPS5818413Y2 (ja) 1983-04-14

Family

ID=29054819

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JP1978109136U Expired JPS5818413Y2 (ja) 1978-08-09 1978-08-09 銅線の絶縁被覆剥離装置

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