JPH11312611A - トロイダルトランス - Google Patents

トロイダルトランス

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JPH11312611A
JPH11312611A JP10117357A JP11735798A JPH11312611A JP H11312611 A JPH11312611 A JP H11312611A JP 10117357 A JP10117357 A JP 10117357A JP 11735798 A JP11735798 A JP 11735798A JP H11312611 A JPH11312611 A JP H11312611A
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JP
Japan
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winding
pin
coil
toroidal transformer
insulating cover
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Application number
JP10117357A
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English (en)
Inventor
Mankun O
萬 勲 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MANKUN O
Original Assignee
MANKUN O
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Publication date
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル巻付け及び溶接等の製造過程で、巻線
先端、後端の固定、定位、溶接、接続及び絶縁カバーの
組立被覆が極めて便利・迅速なトロイダルトランスを提
供する。 【解決手段】 そのコア周囲にコア絶縁カバーを保護被
覆させて、該コア絶縁カバーの周りに一次コイルを巻付
かせ、該一次コイルの周囲にコイル絶縁カバーをを保護
被覆して、該コイル絶縁カバーの周りに二次コイルを巻
付かせると同時に、該一次及び二次コイルの先端、後端
をハウジングの外部へ伸出させてそれぞれタップと連結
してなるトロイダルトランスにおいて、上記コア絶縁カ
バーの上端面の所定部位に、二本以上の巻線端部巻付ピ
ンを所定間隔に直立固設して、上記一次コイルの先端、
後端をそれぞれ該両巻線端部巻付ピンに巻き付かせ、且
つ、上記コイル絶縁カバーの上端面の所定部位に、二本
以上の巻線端部巻付ピンを所定間隔に直立固設して、上
記二次コイルの先端、後端をそれぞれ該両巻線端部巻付
ピンに巻き付かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトロイダルトランス
に関し、特にコイル巻付けや溶接過程で、巻線の先端、
後端の固定、定位、溶接及び接続が極めて簡単・便利で
迅速なトロイダルトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトロイダルトランスの構造は、例
えば、本発明者にかかる台湾専利公告第302103号
の場合、図7に示す如く、コア10,コア10の周囲に
保護被覆するプラスチック製のコア絶縁カバー11,絶
縁カバー11の周りに巻付く一次コイル12,一次コイ
ル12の周囲に保護被覆するコイル絶縁カバー13,コ
イル絶縁カバー13の周りに巻付く二次コイル14,二
次コイル14外周囲に被せるハウジング15を備えて、
そのうち、一次コイル12と二次コイル14の先端12
1,141と後端122,142は製造完成時に必ず巻
線ユニット外に伸出させなければならず、それぞれに短
めのタップ16(即ち導線16)を溶接して、該トロイ
ダルトランス製品とその他の部品装置を電気的に接続さ
せる。
【0003】これに使用される自動巻線機は、図8に示
すように、環状線材枠171及び三つの回転ローラによ
って組立られた挟着座17を含み、運転時に先ずコア1
0に被覆した絶縁カバー11を該挟着座17中心部に挟
持して、次に環状枠の一箇所が切断されて切目がついた
C字形に開け拡げられた環状線材枠171を切目より絶
縁カバー11のリング孔内に挿通し、続いて環状線材枠
171を四つの内側ローラ173の外周縁により定位支
架して、ベルト172により環状線材枠171の部分外
周面を圧接走行させて連動回転させる。コイルの先端を
環状線材枠171より引出して絶縁カバー11に固定さ
せた後該環状線材枠171を反時計回りに回転して巻付
け作業を行なうのであり、この作業は本発明の重要な点
ではない上、従来技術に属するので、ここではこれ以上
の詳述を省く。
【0004】このような従来のトロイダルトランスは、
巻線作業の面で自動巻線機を使えることから巻線上の問
題はないが、他に取付けや組立の面で煩雑及び製造過程
で製品不安定となる要因がある。例えば、 1.コイルの先端、後端の固定間隔距離:コイルの先
端、後端の間隔距離はトランスのクラス毎の安全規格か
ら異なるが、この安全規格による間隔距離は取付工程で
往々にしてコントロールし難く、一つの隘路になってい
る。
【0005】2.コイル先端と後端の固定:コイル先端
は必ず巻付け操作の前に固定させて、溶接用の適当な長
さを残してから自動巻付け作業を始めることができ、且
つ巻付け完了後もコイル後端を正確に固定して絶縁カバ
ーを嵌合させるのであり、この部分の作業がかなり煩わ
しい。 3.コイル先端、後端の溶接:コイル先端、後端は必ず
導線(タップ)と溶接しなければならず、その導線或い
は巻線(コイル)は全て柔軟な可撓性材質で形成されて
いることから、溶接作業が不便であり、且つ従来の溶接
方法では一次コイルの先端、後端及び二次コイルの先
端、後端との間の耐圧絶縁クラスの仕分けが非常に難し
く、従来の方法では絶縁テープを一次コイルに巻いて二
次コイルとの絶縁用にしているものがあるが、溶接する
際に、半田が絶縁テープを焼いたり、或いは半田の突出
部が絶縁テープを突き破ることがあって、溶接部位付近
の絶縁耐圧性が好ましくない現象が生じ、製品品質の安
定性に影響をもたらし易い。
【0006】4.自動巻線時の「飛越しスリップ」:一
次コイルの先端部は巻線過程(二次巻も含む)で埋もれ
てはならない為、巻線がそのコイル先端部間近に巻き付
いた時には自動的にコイル先端部を避けなければなら
ず、巻線操作の際に考慮しなければならない問題となっ
ている。 5.製品品質の安定性:トロイダルトランスは更にその
他の部品装置(例えば回路板)を組付けなければならな
いので、その製品の口出しつまりタップ位置の一致性が
重要であり、組立作業の便利性に影響をもたらすのに対
して、従来のトロイダルトランスはコイル先端、後端の
伸出位置の一致性をコントロールするのが容易でない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトロイダル
トランスにおける問題点に鑑み、本発明は、コイル巻付
け及び溶接等の作業過程で、巻線先端、後端の固定、定
位、溶接、接続及び絶縁カバーの組立被覆が極めて簡単
・便利で迅速なトロイダルトランスを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のトロイダルトランスは、そのコア周囲にコ
ア絶縁カバーを保護被覆させて、コア絶縁カバーの周り
に一次コイルを巻付かせ、一次コイル周囲にコイル絶縁
カバーを保護被覆して、コイル絶縁カバーの周りに二次
コイルを巻き付けると共に、一次及び二次コイルの先
端、後端をハウジング外部へ伸出させてそれぞれタップ
と連結してなるトロイダルトランスにおいて、上記コア
絶縁カバー上端面の所定部位に、二本以上の巻線端部巻
付ピンを所定間隔に直立固設して、上記一次コイルの先
端、後端をそれぞれ該両巻線端部巻付ピンに巻き付かせ
るようにし、上記コイル絶縁カバー上端面の所定部位
に、二本以上の巻線端部巻付ピンを所定間隔に直立固設
して、上記二次コイルの先端、後端をそれぞれ該両巻線
端部巻付ピンに巻き付かせて構成される。
【0009】そして、上記巻線端部巻付ピンを適当にそ
れぞれピン座に分配固設して、各ピン座をそれぞれの対
応する絶縁カバーに形成された容置溝に内嵌したり、上
記容置溝をあり溝で形成したり、上記巻線端部巻付ピン
をプラスチック材質で形成して、そのピン体上端にスリ
ット部を設けたり、上記コイル絶縁カバー上端面の上記
巻線端部巻付ピンと対応する部位に挿通孔を貫設して、
該巻線端部巻付ピンがその巻き付いたコイル端部と同時
に該挿通孔から外部へ伸出させたり、上記コイル絶縁カ
バーの上記挿通孔と隣接する部位に、該挿通孔の孔数と
同数の金属質巻付ピンをタップとして設け、且つ上記コ
イル端部を該金属質巻付ピンに巻付けて溶接したり、上
記巻線端部巻付ピンを金属材質で形成してタップとし、
上記二次コイルの先端、後端をそれぞれの対応する巻線
端部巻付ピンに巻付けて溶接したり、上記ハウジング上
端面の上記タップとなる金属質巻付ピンと対応する部位
にそれぞれピン孔を形成して、該金属質巻付ピンを該ピ
ン孔より外部へ伸出させたり、更に、トロイダルトラン
ス用絶縁カバーとして、該絶縁カバーの上端面所定位置
に二本以上の巻線端部巻付ピンを所定間隔に固設した
り、上記巻線端部巻付ピンをピン座に直立固設し、該ピ
ン座をその対応する絶縁カバーに形成された容置溝に内
嵌したり、上記容置溝をあり溝で形成したりすると一層
好ましい。
【0010】上記のように構成された本発明は、各ピン
座に立設された巻付ピンの間隔距離を予め適当に固定さ
せている為、組立操作から該間隔距離が変動することな
く、巻線作業の際にこの間隔距離を容易に固持できて、
このコイル先端、後端の伸出位置が固定していることか
ら、大量生産時の製品品質保持を安定させることができ
る。一次、二次コイルの先端、後端が最終的に金属質巻
付ピンに巻き付いているので溶接作業を容易に進めるこ
とができる。また、タップ、即ち金属質巻付ピンの位置
がすでに固定されているので、製品として他の部品装置
と連接する際に、該金属質巻付ピンを直接他の部品装置
の電気回路板の挿込孔に挿着するにしても、直接導線型
のソケット端子に挿込むにしても、或いは導線の裸端部
と溶接させるにしても、みな便利に行なえる。特にあり
溝方式により各ピン座を嵌設しているので、組立が極め
て迅速、便利である。そして、二次口出しタップが多数
あるマルチタップトランスにおいても有効に応用するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態例に基
づいて具体的に説明するが、本発明はこの例だけに限定
されない。図1,図2に示す如く、本実施例のトロイダ
ルトランスは、主としてコア2及び上、下カバー31,
32に分割されたコア絶縁カバー3を含み、そのうち、
コア絶縁カバー3の上カバー31上端面周縁に第1のあ
り溝30を形成して、第1のあり溝30内にプラスチッ
ク材等で形成された取付ピン座33を挿設し、且つその
座体330に両直立状の巻線端部巻付ピンを設けて、一
方が先端巻付ピン34で、他方が後端巻付ピン35であ
り、両巻付ピン34,35の間を所定間隔に形成して、
各巻付ピン34,35上端にそれぞれスリット部36を
設け、更に先端巻付ピン34の根元にネック部37を装
設する。そして、図3を併せて参照すれば分かるよう
に、先端41及び後端42を備えた一次コイル4の該先
端41を先端巻付ピン34に巻付かせて、後端42を一
次コイル4が自動巻線機を利用してコア絶縁カバー3に
巻付け完了した後に後端巻付ピン35に巻付かせる。
【0012】また、図6も同時に参照すると、上、下カ
バー51,52に分割されたコイル絶縁カバー5の該上
カバー51の上端面周縁近い適所に両挿通孔511,5
12を設けて、両挿通孔511,512の位置を両巻付
ピン34,35に対応させ、それぞれ一次コイルの先
端、後端41,42が巻付いた両巻付ピン34,35を
両挿通孔511,512下端より貫挿して、コイル絶縁
カバー5上端面へ伸出させる。更に、両挿通孔511,
512の隣接する外側における上カバー51の上端面周
縁に第2のあり溝53を設けて、第2のあり溝53に隣
接して第3のあり溝54を形成する。第2のあり溝53
には一次ピン座55が内装されて、その座体550の上
面にそれぞれ上記両挿通孔511,512と対応する両
金属材質の巻線端部の巻付ピン551,552を立設
し、それぞれに上記両巻付ピン34,35から緩めて外
した一次コイル4の先端41及び後端42を巻付けて定
着(後で詳述する)させる。
【0013】一方、第3のあり溝54内には二次ピン座
56が内装されて、その座体560上面にそれぞれ金属
材質の両巻線端部巻付ピンを立設し、一つが先端巻付ピ
ン561で、もう一つが後端巻付ピン562であり、両
巻付ピン561,562の間に所定間隔の距離を保持さ
せる。以下図4,図6を併せ参照すると、先端61及び
後端62を備えた二次コイル6は、その先端61が該先
端巻付ピン561に巻付いて、その後端62は二次コイ
ル6が自動巻線機を利用して上記コイル絶縁カバー5に
一周(即ち、360度)巻付けた後に後端巻付ピン56
2に巻付かせる。そして、両あり溝53,54の溝壁を
コイル絶縁カバー5上端面よりも適当な高さに突き出さ
せ、且つハウジング7上端面に4つのピン孔71を貫設
して、それぞれ上記巻付ピン551,552,561,
562をハウジング7より伸出させる。
【0014】上記のような構造により、本発明は下記段
階を通じて製造される。第一の段階:コア2の外部にコ
ア絶縁カバー3を嵌合被覆させる。第二の段階:取付ピ
ン座33を第1のあり溝30に嵌入する。第三の段階:
図3に示すように、一次コイル4の先端41を所定の長
さに引出して、先端巻付ピン34の根元のネック部37
に一乃至二周巻付けた後、下端から上端へと先端巻付ピ
ン34に巻付かせて、最後に巻線の先端41のヘッド部
をスリット部36に挟み付け、先端巻付ピン34が十分
な高さを備えていることから、巻線の先端41に充分な
長さを残してタップと溶接するのに用いることができ
る。
【0015】第四の段階:自動巻線機により一次コイル
4をコア絶縁カバー3に必要とする数千周巻付かせて
(図示は簡略的な表示だけ)、この過程で、先端巻付ピ
ン34の高さが一次コイル4の総巻付けの厚さよりも高
いことから、一次コイル4がコア絶縁カバー3に一周巻
いて先端巻付ピン34(又は35)に至ると、自動的に
先端巻付ピン34(又は35)上端を飛び越えて、巻線
の先端41を巻き込み圧着するようなことが生じない。
【0016】第五の段階:必要周数の一次コイル4を巻
付け完了した後、一次コイルの後端42を下端から上端
へと後端巻付ピン35に巻き付かせて、同様に一次コイ
ルの後端42のヘッド部を後端巻付ピン35の上端のス
リット部36に挟み付ける。第六の段階:コイル絶縁カ
バー5の両挿通孔511,512を両巻付ピン34,3
5に対応して、コイル絶縁カバー5を一次コイル4の外
部に被覆装設し、この際、一次コイル4の先端41及び
後端42は両巻付ピン34,35に沿ってコイル絶縁カ
バー5上端面に伸出させる。
【0017】第七の段階:一次ピン座55及び二次ピン
座56をそれぞれ第2のあり溝53及び第3のあり溝5
4に嵌入する。第八の段階:二次コイル6の所定の長さ
の先端61を二次ピン座56の先端巻付ピン561に巻
き付かせて、二次コイル6の巻線作業を開始し、二次コ
イル6の銅線は第3のあり溝54の側壁aから環状体を
巻き始めて、第2のあり溝53の側壁bまで至れば一環
の巻き線が完成する。したがって「飛越しスリップ」の
問題がなく、側壁bまで巻いた二次コイル6の後端62
は続いてコイル絶縁カバー5の上端面の中心に近い突起
点57の間に挟まれて、伸出した一次コイル4の先端4
1及び後端42を避けて後端巻付ピン562に巻き付か
せる。
【0018】第九の段階:取付ピン座33に巻き付けた
一次コイル4の先端41及び後端42をそれぞれの巻付
ピン34,35から緩めて外し、更にそれぞれを外向き
へ引いて対応する該一次ピン座55の両巻付ピン55
1,552に巻き付かせる。第十の段階:続いて溶接作
業に移るのであるが、その前に、一次コイル4及び二次
コイル6の先端、後端41,42,61,62それぞれ
四本の巻付ピン551,552,561,562に巻き
付かせる(ピン根元Cに巻き付かせるのを可とする)。
これら金属ピンは全て剛性材質であって軟質線材でない
ことから、溶接作業を極めて容易に進めることができ、
溶接後の四本の金属質巻付ピン551,552,56
1,562はタップとして使用する。
【0019】第十一の段階:ハウジング7の4つのピン
孔71を四本の金属巻付ピン551,552,561,
562に対応させて、ハウジング7を二次コイル6外部
に被覆させ、この際、四本の金属巻付ピン551,55
2,561,562は全てハウジング7外部へ伸出する
ことになり、そのハウジング7を被覆する前に取付ピン
座33の余分な巻付ピン34,35上端を切ってもよ
く、ハウジング7の上、下半部72,73にそれぞれ逆
さ鉤721及びフランジ731を形成して、互いに係合
させて一体に結合する。
【0020】また、もう一種の製造方式の変更実施例が
あって、上記第五の段階に続き、一次コイル4の先端、
後端41,42がすでに両巻付ピン34,35に巻付き
固定して、安定した半製品を形成していることから、製
法上、上記第六の段階での予め成形されたコイル絶縁カ
バー5を使わずに、第五の段階で完成した半製品を直接
プラスチック射出成型の金型に入れて、コイル絶縁カバ
ーを射出成型してもよく、即ち、コイル絶縁カバー本体
の射出成型の際にコイル絶縁カバー内に包覆させるので
ある。
【0021】また、上記各ピン座にある両巻付ピンは、
トランスの種類により二本以上の巻付ピンに設けてもよ
いし、更に、図5に示すように、両あり溝53’,5
4’を互いに隣接位置に設けなくてもよい。
【0022】
【発明の効果】したがって、上記のように形成された本
発明は、下記のような利点・効果がある。 1.コイル先端、後端を正確に定位させうる:コイル先
端、後端の定位は「先端、後端の伸出位置の間隔距離設
定」及び「この間隔距離を巻線過程で固定保持する」両
問題を含み、本発明は取付ピン座、一次ピン座及び二次
ピン座の巻付ピンの間隔距離を予め適当に固定させてい
る為、人為的な組立操作から間隔距離が変動することな
く、且つ巻線作業の際にもこの間隔距離を容易に保持で
きて、このコイル先端、後端の伸出位置が固定している
ことから、大量生産時の製品品質保持を安定させること
ができる。
【0023】2.溶接が容易である:両コイルの先端、
後端が最終的に剛性金属ピンに巻き付いているので、溶
接作業を容易に行なうことができる。 3.導線接続が便利である:4つのタップ、即ち金属ピ
ンの位置が予め直線並列に固定されている為、本発明の
製品と他の部品装置を連接する時に、四本の裸の金属ピ
ンを直接他の部品装置の電気回路板の挿込孔に挿着させ
るにしても、又は直接導線型のソケット端子に挿込むに
しても、或いは導線の裸端部と溶接させるにしても、極
めて便利である。
【0024】4.各ピン座の組立が至って便利である:
特にあり溝方式により各ピン座を嵌設しているので、組
立が極めて迅速、便利である。 5.一次コイルの先端、後端と二次コイルの先端、後端
の間に優れた耐電圧絶縁特性がある:各挿通孔及び各ピ
ン座の巻付ピンの間隔距離がみな固定して、各コイル先
端、後端を所定間隔距離に隔てさせ、且つ溶接時に絶縁
層を突き破ることがない為、優れた耐電圧特性を備えて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における比較的好ましい実施例の立体分
解図である。
【図2】上記実施例の組立完了側視断面図である。
【図3】上記実施例の取付ピン座とコア絶縁カバーの組
立表示図である。
【図4】上記実施例のコイル絶縁カバーの上視図であ
る。
【図5】本発明におけるもう一つの実施例のコイル絶縁
カバー上視図である。
【図6】図4のコイル絶縁カバーの局部立体図である。
【図7】従来のトロイダルトランス組立完了側視断面図
である。
【図8】自動巻線機の部分概略図である。
【符号の説明】
2 コア 3 コア絶縁カバー 30 第1のあり溝 33 取付ピン座 34 先端巻付ピン 35 後端巻付ピン 36 スリット部 37 ネック部 4 一次コイル 41 一次コイルの先端 42 一次コイルの後端 5 コイル絶縁カバー 511,512 挿通孔 53 第2のあり溝 54 第3のあり溝 55 一次ピン座 551,552 金属質巻付ピン 56 二次ピン座 561 二次コイルの先端巻付ピン 562 二次コイルの後端巻付ピン 6 二次コイル 61 二次コイルの先端 62 二次コイルの後端 7 ハウジング 71 ピン孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 上記コイル絶縁カバー上端面の上記巻線
端部巻付ピンと対応する部位に挿通孔を貫設して、該巻
線端部巻付ピンがその巻き付いたコイル端部と同時に該
挿通孔から外部へ伸出してなる請求項1に記載のトロイ
ダルトランス。
【請求項】 上記コイル絶縁カバーの上記挿通孔と隣
接する部位に、該挿通孔の孔数と同数の金属質巻付ピン
をタップとして設け、且つ上記コイル端部を該金属質巻
付ピンに巻付けて溶接してなる請求項に記載のトロイ
ダルトランス。
【請求項】 上記巻線端部巻付ピンを金属材質で形成
してタップとし、上記二次コイルの先端、後端をそれぞ
れの対応する巻線端部巻付ピンに巻付けて溶接してなる
請求項2に記載のトロイダルトランス。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 そのコア周囲にコア絶縁カバーを保護被
    覆させて、該コア絶縁カバー周りに一次コイルを巻付か
    せ、該一次コイル周囲にコイル絶縁カバーを保護被覆し
    て、該コイル絶縁カバー周りに二次コイルを巻き付ける
    と共に、該一次及び二次コイルの先端、後端をハウジン
    グ外部へ伸出させてそれぞれタップと連結してなるトロ
    イダルトランスにおいて、 上記コア絶縁カバー上端面の所定部位に、二本以上の巻
    線端部巻付ピンを所定間隔に直立固設して、上記一次コ
    イルの先端、後端をそれぞれ該両巻線端部巻付ピンに巻
    き付かせてなるトロイダルトランス。
  2. 【請求項2】 そのコア周囲にコア絶縁カバーを保護被
    覆させて、該コア絶縁カバー周りに一次コイルを巻付か
    せ、該一次コイル周囲にコイル絶縁カバーを保護被覆し
    て、該コイル絶縁カバー周りに二次コイルを巻き付かせ
    ると共に、該一次及び二次コイルの先端、後端をハウジ
    ング外部へ伸出させてそれぞれタップと連結してなるト
    ロイダルトランスにおいて、 上記コイル絶縁カバー上端面の所定部位に、二本以上の
    巻線端部巻付ピンを所定間隔に直立固設して、上記二次
    コイルの先端、後端をそれぞれ該両巻線端部巻付ピンに
    巻き付かせてなるトロイダルトランス。
  3. 【請求項3】 上記巻線端部巻付ピンを適当に分配して
    それぞれピン座に直立固設し、各ピン座をそれぞれの対
    応する絶縁カバーに形成された容置溝に内嵌してなる請
    求項1又は2に記載のトロイダルトランス。
  4. 【請求項4】 上記容置溝をあり溝で形成してなる請求
    項3に記載のトロイダルトランス。
  5. 【請求項5】 上記巻線端部巻付ピンをプラスチック材
    質で形成して、そのピン体上端にスリット部を設けてな
    る請求項1に記載のトロイダルトランス。
  6. 【請求項6】 上記コイル絶縁カバー上端面の上記巻線
    端部巻付ピンと対応する部位に挿通孔を貫設して、該巻
    線端部巻付ピンがその巻き付いたコイル端部と同時に該
    挿通孔から外部へ伸出してなる請求項1に記載のトロイ
    ダルトランス。
  7. 【請求項7】 上記コイル絶縁カバーの上記挿通孔と隣
    接する部位に、該挿通孔の孔数と同数の金属質巻付ピン
    をタップとして設け、且つ上記コイル端部を該金属質巻
    付ピンに巻付けて溶接してなる請求項6に記載のトロイ
    ダルトランス。
  8. 【請求項8】 上記巻線端部巻付ピンを金属材質で形成
    してタップとし、上記二次コイルの先端、後端をそれぞ
    れの対応する巻線端部巻付ピンに巻付けて溶接してなる
    請求項2に記載のトロイダルトランス。
  9. 【請求項9】 上記ハウジング上端面の上記タップとな
    る金属質巻付ピンと対応する部位にそれぞれピン孔を形
    成して、該金属質巻付ピンを該ピン孔より外部へ伸出さ
    せてなる請求項7又は8に記載のトロイダルトランス。
  10. 【請求項10】 その上端面の所定位置に二本以上の巻
    線端部巻付ピンを所定間隔に固設してなるトロイダルト
    ランス用絶縁カバー。
  11. 【請求項11】 上記巻線端部巻付ピンをピン座に直立
    固設し、該ピン座をその対応する絶縁カバーに形成され
    た容置溝に内嵌してなる請求項10に記載のトロイダル
    トランス用絶縁カバー。
  12. 【請求項12】 上記容置溝をあり溝で形成してなる請
    求項11に記載のトロイダルトランス。
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