JPH0778723A - 鉄芯への巻線形成方法 - Google Patents

鉄芯への巻線形成方法

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JPH0778723A
JPH0778723A JP22189493A JP22189493A JPH0778723A JP H0778723 A JPH0778723 A JP H0778723A JP 22189493 A JP22189493 A JP 22189493A JP 22189493 A JP22189493 A JP 22189493A JP H0778723 A JPH0778723 A JP H0778723A
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JP
Japan
Prior art keywords
iron core
holes
copper wire
copper wires
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP22189493A
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English (en)
Inventor
Akio Kitami
明朗 北見
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】環状の鉄芯に対する巻線形成に際し、自動化を
図り、速やかに巻線を形成し、製品間個々での特性のば
らつきを抑える。 【構成】略U字状の分断銅線7,7Tと、第1の透孔5
及び第2の透孔6を有するプリント基板2とを予め作成
しておく。鉄芯3をプリント基板2上に位置決めし、分
断銅線7,7Tの両端を相対しあう第1及び第2の透孔
5,6に挿入し、プリント基板2と分断銅線7,7Tと
で鉄芯3を包囲する。続いて、分断銅線7の他方の脚部
7bのうちの、第2の透孔6から突出した部分を内側に
折り曲げる。但し、このとき、その先端部を、隣接する
分断銅線7の突出した一方の脚部7aの端部等に当接さ
せ、その後ハンダ付けする。このため、第1の透孔5か
ら突出する分断銅線7の端部と、それに隣接する分断銅
線7の第2の透孔6から突出する端部とが電気的に接続
され、複数の分断銅線7が一本の銅線となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鉄芯への巻線形成方法
に係り、詳しくは環状の鉄芯に対し導電体を用いて巻線
を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コイルを形成する方法として
は、例えば図8に示すように、鉄芯21に対し、一本の
長い銅線22が、人手或いは巻線機等により、何回も巻
付ける方法が採用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術において、前記鉄芯21が棒状に形成されている場合
はともかくとして、同図に示すように、鉄芯21が環状
に形成されているような場合には、一本の長い銅線22
を巻付けるのは非常に困難であった。すなわち、銅線2
2を巻付けるに際しては、鉄芯21の内側にも銅線22
の巻回されたボビン(図示せず)等を潜らせる必要があ
り、このような作業を機械で行うのは実質上困難であっ
た。また、上記作業を人手により行なったのでは、著し
く時間を要することとなってしまう。さらに、銅線22
の巻付間隔にばらつきが生じ、得られる製品の特性が正
確性に欠けたものとなってしまい、製品間個々でばらつ
いてしまうおそれがあった。
【0004】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、環状の鉄芯に対し導電体を
用いて巻線を形成するに際し、自動化を図り、速やかに
巻線を形成することができ、しかも、製品間個々での特
性のばらつきを抑えることのできる鉄芯への巻線形成方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明においては、図1に示すように、第1の環
状線に沿って形成された複数の第1の透孔と、前記第1
の環状線よりも外周側の第2の環状線に沿って形成され
た複数の第2の透孔とを有する基板の表面における前記
第1の環状線及び前記第2の環状線間に環状の鉄芯を位
置決めする工程と、前記基板と略U字状に形成された導
電体とで前記鉄芯を包囲するように、前記導電体の両端
を、相対しあう前記第1及び第2の透孔に挿入する工程
と、前記第1の透孔に挿入された前記導電体の端部と、
該導電体に隣接する導電体の前記第2の透孔に挿入され
た端部とを電気的に接続する工程とを備えたことをその
要旨としている。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、基板の表面における第1
の環状線及び第2の環状線間に環状の鉄芯が位置決めさ
れる。また、略U字状に形成された導電体の両端が、第
1の環状線に沿って形成された第1の透孔及びそれに相
対しあう、第1の環状線よりも外周側の第2の環状線に
沿って形成された第2の透孔にそれぞれ挿入される。す
ると、基板と略U字状に形成された導電体とで鉄芯が包
囲されることとなる。そして、第1の透孔に挿入された
導電体の端部と、該導電体に隣接する導電体の第2の透
孔に挿入された端部とが電気的に接続される。
【0007】このため、隣接しあう導電体が、鉄芯に巻
付けられるようにして連続的に接続されることとなる。
この接続により、環状の鉄芯であっても、導電体のハン
ドリングが容易に行うことが可能となり、容易に自動化
も図られる。また、巻線間の間隔は、隣接しあう第1及
び第2の透孔間の間隔によって決定されるので、製品間
個々で特性のばらつきが生じるおそれがない。
【0008】
【実施例】以下、この発明における鉄芯への巻線形成方
法を具体化した一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0009】図2はこの実施例の方法によって、形成さ
れたコイル1を示す斜視図である。同図に示すように、
コイル1は、基板としての円板状のプリント基板2と、
円環状の鉄芯3と、銅線4とを備えている。前記プリン
ト基板2には、鉄芯3の内周にほぼ則した第1の環状線
に沿って複数(この実施例では10個)の第1の透孔5
が形成されている。また、プリント基板2には、前記鉄
芯3の外周にほぼ則した第2の環状線に沿って、前記第
1の透孔5と相対する位置に、第1の透孔5と同数の第
2の透孔6が形成されている。そして、鉄芯3がプリン
ト基板2上の第1の環状線及び第2の環状線間に載置さ
れた状態で、銅線4が前記第1及び第2の透孔5,6を
挿通されている。このようにして、一見、コイル1は、
一本の銅線4により、巻線形成がなされた格好となって
いる。
【0010】次に、上記のコイル1の形成方法について
説明する。まず、図3(a)に示すように、前記銅線4
の元となる導電体としての分断銅線7を複数個予め作成
しておく。ここで、分断銅線7は、略U字状に形成さ
れ、一方の脚部7aが他方の脚部7bよりも短めとなっ
ている。また、分断銅線7は、その両端部において、絶
縁素材よりなる皮膜が除去され、銅の部分が露出した状
態となっている。さらに、図3(b)に示すように、分
断銅線7Tを作成しておく。ここで、分断銅線7Tの一
対の脚部7cは、前記一方の脚部7aと同じ長さとなっ
ている。
【0011】また、図4に示すように、上述したプリン
ト基板2を予め作成しておく。すなわち、前記基板2に
第1の透孔5及び第2の透孔6を形成する。また、プリ
ント基板2の裏面側(図の下面側)において、第1の透
孔5の縁部には、銅箔8を形成しておく。
【0012】次に、図1に示すように、鉄芯3をプリン
ト基板2上の第1の環状線及び第2の環状線間に載置
し、位置決めする。また、前記分断銅線7,7Tの両端
を、相対しあう前記第1及び第2の透孔5,6に挿入す
る。すなわち、分断銅線7の一方の脚部7aを第1の透
孔5に嵌め込み、他方の脚部7bを第2の透孔6に嵌め
込む。また、分断銅線7Tの両脚部7cを前記第1及び
第2の透孔5,6に嵌め込む。すると、図5に示すよう
に、プリント基板2と分断銅線7,7Tとで前記鉄芯3
が包囲されることとなる。
【0013】また、このとき、一方の脚部7aの端部が
前記第1の透孔5からプリント基板2の裏面側に突出し
た状態となり、他方の脚部7bの一部が前記第2の透孔
6からプリント基板2の裏面側に突出した状態となる。
さらに、一対の脚部7cは、前記第1及び第2の透孔
5,6からプリント基板2の裏面側に突出した状態とな
る。
【0014】続いて、図6に示すように、他方の脚部7
bのうちの、前記第2の透孔6から突出した部分を内側
に折り曲げる。但し、このとき、その先端部が、隣接す
る分断銅線7の前記突出した一方の脚部7aの端部或い
は第1の透孔5の縁部の銅箔8に当接させる(図では、
一方の脚部7aの端部は省略されている)。
【0015】そして、最後に、図7に示すように、この
状態で、プリント基板2等をフローハンダ槽9に供給
し、前記銅箔4の部分をハンダ付けする。このハンダ付
けにより、第1の透孔5から突出する分断銅線7の端部
と、その分断銅線7に隣接する分断銅線7の第2の透孔
6から突出する端部とが電気的に接続されることとな
る。この接続により、複数の分断銅線7が一本の銅線4
となる。そして、このようにして、一見、一本の銅線4
により、巻線が施された格好のコイル1が形成されるの
である。なお、このとき、同図に示すように、いずれか
一箇所において、銅線4の接続がされていない部分が生
じる。この部分については、前記フローハンダ付けに際
し、コネクタ端子(又は図示しないリード線の端子)1
0A,10Bが接合されることとなる。
【0016】以上、説明したように、この実施例によれ
ば、プリント基板2上の所定位置に鉄芯3が載置され、
位置決めされるとともに、複数の分断銅線7の脚部7
a,7b及び分断銅線7Tの脚部7cが第1及び第2の
透孔5,6に嵌め込まれる。そして、第1の透孔5から
突出する分断銅線7の端部と、その分断銅線7に隣接す
る分断銅線7の第2の透孔6から突出する端部とが電気
的に接続される。このため、隣接しあう分断銅線7が、
鉄芯3に巻付けられるようにして連続的に接続されるこ
ととなる。コイル1に用いられる鉄芯3が環状であって
も、分断銅線7のハンドリングを容易に行うことができ
る。また、一連の巻線形成工程は、分断銅線7,7Tを
第1及び第2の透孔5,6に嵌め込み、突出部分を折り
曲げ、ハンダ付けするといった各工程のみで成立しう
る。従って、一連の工程の自動化に際し、何ら困難性を
伴うことなく具現化することができる。その結果、短時
間で、大量の生産を行うことができ、生産コストの著し
い低減を図ることができる。
【0017】また、巻線間の間隔は、隣接しあう第1の
透孔5間及び第2の透孔6間の間隔によって決定され
る。従って、製品間個々での抵抗やインダクタンス等の
特性が変動することがない。その結果、製品間個々での
特性のばらつきを抑えることができる。
【0018】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、第2の透孔6から突出する脚部
7bを折り曲げる構成としたが、逆に第1の透孔5から
突出する脚部7aを折り曲げる構成としてもよい。但
し、この場合、脚部7aの方を長くする必要がある。ま
た、両方の脚部7a,7bを折り曲げて両者の中間点で
連結する構成を採用してもよい。
【0019】(2)前記実施例では、鉄芯2が円環状の
場合に具体化したが、鉄芯2は、環状であればよく、例
えば四角環状であってもよい。 (3)前記実施例では、導電体として分断銅線7を採用
したが、その素材としては、例えば分断ニクロム線等、
導電性を有するものであればいかなる素材であってもよ
い。
【0020】(4)前記実施例では、説明の便宜上、各
10個ずつの透孔5,6を形成し、10本の分断銅線7
(7Tを含む)を嵌め込む場合に具体化したが、各個数
及び本数は特に限定されるものではなく、さらに多数設
ける場合に具体化してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の鉄芯へ
の巻線形成方法によれば、環状の鉄芯に対し導電体を用
いて巻線を形成するに際し、基板上に鉄芯を位置決め
し、略U字状の導電体の両端を、相対しあう第1及び第
2の透孔に挿入するとともに、第1の透孔に挿入された
導電体の端部と、該導電体に隣接する導電体の第2の透
孔に挿入された端部とを電気的に接続するようにした。
従って、容易に自動化を図り、速やかに巻線を形成する
ことができ、しかも、製品間個々での特性のばらつきを
抑えることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例において、プリ
ント基板、鉄芯及び分断銅線を示す分割斜視図である。
【図2】一実施例において、コイルを示す斜視図であ
る。
【図3】一実施例において、(a),(b)ともに分断
銅線を示す正面図である。
【図4】一実施例において、プリント基板を裏面側から
見た状態を示す斜視図である。
【図5】一実施例において、分断銅線の脚部を第1及び
第2の透孔に嵌め込んだものを裏面側から見た状態を示
す斜視図である。
【図6】一実施例において、分断銅線の脚部を所定の方
向へ折り曲げた状態を裏面側から見た斜視図である。
【図7】一実施例において、プリント基板等をハンダ槽
に供する際の作用を説明する斜視図である。
【図8】従来技術における鉄芯への巻線形成方法を示す
斜視図である。
【符号の説明】
2…基板としてのプリント基板、3…鉄芯、5…第1の
透孔、6…第2の透孔、7…導電体としての分断銅線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の環状線に沿って形成された複数の
    第1の透孔と、前記第1の環状線よりも外周側の第2の
    環状線に沿って形成された複数の第2の透孔とを有する
    基板の表面における前記第1の環状線及び前記第2の環
    状線間に環状の鉄芯を位置決めする工程と、 前記基板と略U字状に形成された導電体とで前記鉄芯を
    包囲するように、前記導電体の両端を、相対しあう前記
    第1及び第2の透孔に挿入する工程と、 前記第1の透孔に挿入された前記導電体の端部と、該導
    電体に隣接する導電体の前記第2の透孔に挿入された端
    部とを電気的に接続する工程とを備えたことを特徴とす
    る鉄芯への巻線形成方法。
JP22189493A 1993-09-07 1993-09-07 鉄芯への巻線形成方法 Pending JPH0778723A (ja)

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JP22189493A Pending JPH0778723A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 鉄芯への巻線形成方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004153057A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Toshiba Corp 表面実装用磁性部品とそれを用いた表面実装回路装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004153057A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Toshiba Corp 表面実装用磁性部品とそれを用いた表面実装回路装置

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