JPH1014152A - 電動機およびその製造方法 - Google Patents

電動機およびその製造方法

Info

Publication number
JPH1014152A
JPH1014152A JP16438496A JP16438496A JPH1014152A JP H1014152 A JPH1014152 A JP H1014152A JP 16438496 A JP16438496 A JP 16438496A JP 16438496 A JP16438496 A JP 16438496A JP H1014152 A JPH1014152 A JP H1014152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
terminal block
terminal
stator core
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16438496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3627082B2 (ja
Inventor
Manabu Deguchi
学 出口
Yasuhiro Endo
康浩 遠藤
Kouki Kieda
鋼希 木枝
Naotoshi Kakisoto
直敏 垣外
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16438496A priority Critical patent/JP3627082B2/ja
Publication of JPH1014152A publication Critical patent/JPH1014152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627082B2 publication Critical patent/JP3627082B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の組み立て工程において、コイルの巻
線からコイルの端部の端子への装着までの工程が自動化
できないという課題があった。 【解決手段】 内周にスロット2aが形成されたステー
タコア2と、このスロット2aに巻き回されるコイル1
と、コイル1の端部1aが導通状態に固定される端子5
を有し、コイル1をステータコア2に巻き回した後コイ
ル1の端部1aを張架状態に待機させてからのコイルエ
ンドに当接されコイル1の端部1aが端子5に固定され
た後コイル1と一体にレーシングされてステータコア2
に固定される端子台3と、端子台3がコイルエンドに当
接された際に端子台3とコイル1とを仮固定状態にする
仮固定手段としての挿入部3fと、端子5に接続される
電源リード線7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電動機の製造の自
動化を実現するための電動機の構造及びその製造方法並
びに自動化に際し好適な電動機の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図22は従来の電動機を示す斜視図であ
る。図22において、1はステータコア2に形成された
スロットに巻き回されたコイル、3はステータコア2に
接着された仮端子台、4は仮端子台3に取り付けられた
本端子台、5はコイル接続用端子で、仮端子台3と一体
化されコイル1の端部が接続された端子5aを絶縁チュ
ーブ5bにて被覆してある。6はコイル1を縛ってばら
け防止をするレーシング糸、7は本端子台4に接続さ
れ、コイル接続用端子5を介してコイル1と導通する電
源リード線である。
【0003】上記のように構成された電動機の製造は、
鉄芯コアを積層してリング状で内周側が開口したスロッ
トを有するステータコア2を構成し、スロットに巻線機
にてインサート巻線してコイルを形成する。巻線後、コ
イルの端部を切断し、次にレーシング糸6にてコイル1
をレーシングしてばらけが生じない状態に固定する。そ
の後、端子5aが一体化された仮端子台を接着剤にてス
テータコア2に装着する。装着後、コイル1の端部を端
子5aに接続し、絶縁チューブ5bを端子5aに被せて
ステータコア方向に折り曲げる。
【0004】本端子台4は予め電源リード線7を装着し
たうえで、仮端子台3に装着する。次に電源リード線と
端子5aとを本端子台4に形成した穴部を通じてスポッ
ト溶着等により導通状態に接続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機は以上の
ように構成されるともに製造されているので、以下のよ
うな課題があった。 (1)スロットに巻線した後のコイル端部は切断しなけれ
ばならず、切断後のコイル端部を再びつかむことは自動
化の工程ではできなかった。 (2)このため、巻線後の仮端子台の接続作業はコイル端
部が絡まないよう、コイル端部の端子接続までの作業を
手作業で行わなければならない。 (3)手作業の場合、作業中にコイルがばらけることのな
いよう巻線後速やかにレーシングを行ってから仮端子台
の装着を行う必要がある。 (4)この場合もコイル端部が邪魔にならないようレーシ
ングを手作業で行う必要があった。即ち、巻線後、コイ
ルの端部が仮端子台の端子に接続されるまでの間は手作
業で行わざるを得ないという問題点があった。
【0006】また、絶縁チューブ挿入により絶縁を行う
ものはその挿入工程を自動化できないという問題点があ
った。また、端子を仮端子台に装着固定するには、仮端
子台のコイル面側に成形時端子固定用の穴を形成する必
要があり、端子とコイルとの空間距離が必要になるとい
う問題点があった。
【0007】また、仮端子台の接着が接着剤によるた
め、作業性が悪いという問題点があった。また、リード
線を予め本端子台に装着した状態で本端子台を仮端子台
に装着するため、リード線と本端子台との装着と本端子
台と仮端子台との装着とは別工程となりこれらの工程を
一連の自動化の中では実現できないという問題点があっ
た。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、コイルを所定位置に引き回して
待機させることができる巻線機の開発に伴い、電動機の
製造を自動化可能にする電動機の構造及びその製造方法
を得ることを目的とする。また、自動化に好適な電動機
を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動機
は、内周にスロットが形成されたステータコアと、この
ステータコアの前記スロットに巻き回されるコイルと、
前記コイルの端部が導通状態に固定される端子を有し、
前記コイルを前記ステータコアに巻き回した後前記コイ
ルの端部を張架状態に待機させてからのコイルエンドに
当接され前記コイルの端部が前記端子に固定された後前
記コイルと一体にレーシングされて前記ステータコアに
固定される端子台と、前記端子台が前記コイルエンドに
当接された際に前記端子台と前記コイルとを仮固定状態
にする仮固定手段と、前記端子に接続される電源リード
線とを備えたものである。
【0010】また、前記端子台の幅を前記コイルエンド
の幅よりも小さくしたものである。
【0011】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、前記ステータコアに巻き回されたコイル
のコイルエンドに当接され前記ステータコアに固定され
る端子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側
の面に突設された端子装着部と、この端子装着部に装着
固定され前記コイルの端部が導通状態に固定される端子
と、この端子に接続される電源リード線とを備えたもの
である。
【0012】また、ティース間が連通したスロットが内
周に形成されたステータコアと、このステータコアの前
記スロットに巻き回されるコイルと、ステータコアに巻
き回されたコイルのコイルエンドに当接し前記コイルと
一体にレーシングされ前記ステータコアに固定された端
子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
で且つ前記ティースの延長線上に設けられた端子装着部
と、この端子装着部に装着固定され前記コイルの端部が
導通状態に固定される端子と、この端子に接続される電
源リード線とを備えたものである。
【0013】また、スロットが内周に形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接し前記ステータコアに固定された端子
台と、前記端子台に設けられた端子装着部と、この端子
装着部に装着固定される端子と、前記端子台に装着され
る上端子台とを備え、前記端子は前記端子台に当接する
平面部と、この平面部の一方に設けられ前記コイルの端
部が導通状態に固定されるコイル固定部と、前記平面部
の他方に立設され電源リード線が接続される上端子台側
接続部とを備えるとともに、前記上端子台には前記上端
子台側接続部を挿通する挿通穴を形成したものである。
【0014】また、前記端子装着部には前記挿通穴に嵌
合する嵌合部を設けたものである。
【0015】また、前記端子台又は上端子台に前記端子
の周囲にて隣接する端子との間を隔絶する壁を設けたも
のである。
【0016】また、前記コイルと前記端子台とを一体に
レーシングして前記ステータコアに固定するとともに前
記上端子台に前記端子の周囲にて隣接する端子との間を
隔絶する壁を設けこの壁にはレーシング糸をにがすにが
しを形成したものである。
【0017】また、前記端子台又は前記上端子台の双方
が対向する側にガタ防止用凸部を設けたものである。
【0018】また、前記コイル固定部には折曲して前記
コイルの端部を挟持するカール部を設け、前記カール部
の折曲半径を前記コイルの端部の断面半径より大きくし
たものである。
【0019】また、前記コイル固定部を前記平面部側に
折曲可能にするとともに折曲した前記コイル固定部を収
納する凸部を前記端子台に形成したものである。
【0020】また、前記凸部の間隔を前記コイル固定部
の幅よりコイル径分以上大きくしたものである。
【0021】また、前記凸部の前記コイル固定部に固定
されたコイルと対応する位置にコイル切断用切欠を形成
したものである。
【0022】また、前記コイルと前記端子台とを一体に
レーシングして前記ステータコアに固定するとともに前
記端子台にはその外周側に突設してレーシング糸をガイ
ドするガイド凸部を形成したものである。
【0023】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接され前記ステータコアに固定された端
子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
に装着固定され前記コイルの端部が導通状態に固定され
る端子と、この端子に接続される電源リード線とを備
え、前記端子台は前記ステータコア方向に延設され前記
スロットに挿入固定される足部を備えたものである。
【0024】また、前記足部は前記端子台から前記スロ
ットまでが前記ステータコアの周方向に幅広な壁部と前
記スロットに挿入される挿入部とを備えたものである。
【0025】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接し前記コイルと一体にレーシングされ
前記ステータコアに固定された端子台と、前記端子台の
前記コイル当接側とは反対側の面に装着固定され前記コ
イルの端部が導通状態に固定される端子と、この端子に
接続される電源リード線とを備え、前記端子台は前記ス
テータコア方向に延設され前記スロットに挿入固定され
る足部を備えるとともに、この足部には前記レーシング
時にレーシング糸が掛止される切欠を形成したものであ
る。
【0026】また、前記足部の先端を複数に分岐させて
複数のスロットに挿入固定したものである。
【0027】また、前記ステータコアはティース間が連
通したスロットを内周に形成するとともに、前記足部を
前記ティース間に挿入固定したものである。
【0028】また、前記足部の前記コイル側ににがし部
を形成し、このにがし部に絶縁紙を挿入したものであ
る。
【0029】また、前記足部の前記ステータコアより前
記端子台側を前記ステータコアの内径より大としたもの
である。
【0030】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、前記コイルの端部が導通状態に固定され
る端子を有し、前記ステータコアに巻き回された後前記
コイルの端部を張架状態に待機させたコイルのコイルエ
ンドに当接され前記コイルの端部が前記端子に固定され
た後前記コイルと一体にレーシングされて前記ステータ
コアに固定される端子台と、前記端子台に載置され前記
端子に接続される電源リード線又は温度過昇防止装置が
取着される上端子台とを備え、前記端子を前記端子台に
立設させるとともにこの端子が貫通する貫通孔を前記上
端子台に形成し、前記端子を前記貫通孔貫通後折曲する
ことにより前記上端子台を固定するものである。
【0031】また、前記端子には前記貫通孔貫通後に電
源リード線又は温度過昇防止装置を導通状態に接続し、
絶縁樹脂にてモールドしたものである。
【0032】また、前記上端子台に温度過昇防止装置を
貫通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過
昇防止装置は装着時に前記端子台に接触するものであ
る。
【0033】また、前記上端子台に温度過昇防止装置を
貫通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過
昇防止装置は装着時に前記端子台の前記温度過昇防止装
置装着部と対応する位置に形成された前記貫通穴を貫通
して前記コイルと熱伝導率の高い材料で接触するもので
ある。
【0034】また、前記温度過昇防止装置と前記端子台
又はコイルとの間に前記端子台より熱伝導率が高い材料
を介在させたものである。
【0035】また、前記上端子台に温度過昇防止装置を
貫通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過
昇防止装置は装着時に前記端子台に接触する構成とする
とともに前記上端子台に接続された前記温度過昇防止装
置に前記絶縁樹脂と隔絶するセパレータを設けたもので
ある。
【0036】また、前記セパレータの浮き上がり防止機
構を備えたものである。
【0037】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接され前記ステータコアに固定された端
子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
に設けられ前記コイルの端部が導通状態に固定される端
子と、この端子に接続される電源リード線とを備え、前
記端子台の端子に対応する箇所に外周方向に突出した突
出部を設けたものである。
【0038】また、この発明に係る電動機の製造方法
は、ステータコアの内周に形成されたスロットにコイル
を巻線機にて巻き回した後、前記コイルの端部を張架状
態に待機させてから、前記コイルのコイルエンドに端子
台を当接させ、前記巻線機が前記コイルの端部を前記端
子台に設けられた端子に導通状態に接続し、前記端子台
を前記コイルと一体にレーシング機にてレーシングする
ものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1から図10までは本発明の実施
の形態における電動機を順次組み立てていく各工程での
状態を示す斜視図である。図1において、2は鉄芯を積
層して形成したリング状のステータコアで、内周側に開
口したスロット2aが複数適宜の間隔をおいて形成さ
れ、各スロットの内周側開口を狭めるように周方向に向
かい合うティース2bが突設されている。
【0040】図2において、11はスロット2aの内壁
に設けられた絶縁紙で、ティース2b同士が対面する部
分には存しないようになっている。図3において、1は
スロット2a間に巻き回されたコイルで図示しない巻線
機によってインサート巻線される。コイル1はスロット
2a内に収まるよう巻線され、ティース2b同士の間に
は存在しない。
【0041】図4において、3はコイル1のコイルエン
ド上に載置された巻線後のコイル幅より小なる幅を有し
たリング状の端子台、3aはこの端子台3内周側に一体
成形された足部で、幅広でティース2b上に当接する端
子台3側の壁部と、この壁部の先端から延設されステー
タコア2のティース2b間に挿入されることによって挟
持固定される挿入部とから構成されている。挿入部は端
子台3をステータ2に仮固定する仮固定手段としての機
能を果たし、結果、端子台3とコイル1との関係も仮固
定状態となる。3bは端子台3のコイル1とは反対側の
面の内周側で、ティース2bの延長上に当たる位置に端
子台3と一体に突出成形された端子装着部で、内周側の
立設片とその両側部で外周側に対面する周方向に並んだ
一対の立設片とが側端部で連続して、互いに対面する溝
を形成している。
【0042】3cは端子装着部3bから外周方向に延設
された一対の凸部で、端子装着部3bより突出高さが低
くなるよう成形され、端子装着部3bの凸部3cより高
い部分は、嵌合部である。5は端子装着部3bに装着さ
れる端子で、凸部3c間に挿入される平面部5cと、こ
の平面部5cの外周側端部が折曲して立ち上げられたコ
イル固定部5dと、平面部5cの内周側端部から折曲し
て立ち上げられた上端子台側接続部5eとで略U字状に
形成され、さらにコイル固定部5dは平面部5c側の側
部がさらに外周側に切り起こされたカール部5fを形成
している。1aは巻線されたコイル1のコイル端部であ
り、巻線後巻線機が外周側の所定位置に待機することに
より張架されている。
【0043】図5において、6は巻線後のコイル1と端
子台3とをともに縛り互いを固定しているレーシング糸
である。図6において、4は端子台3上に載置された上
端子台で、上端子台側接続部5eに対応する位置には上
端子台側接続部5e及びその外周を成す端子装着部3b
の嵌合部が貫通する挿通穴4aが穿設されている。図7
において、7は電源リードで、上端子台4の挿通穴4a
を貫通した上端子台側接続部5e外周方向に折曲した
後、その折曲部分にスポット溶着等によって固着され
る。
【0044】図8において、8は上端子台4に充填され
たエポキシ系樹脂よりなる絶縁樹脂で、上端子台4の外
周側及び内周側にそれぞれ立設された立設壁4b、4c
間に充填され、上端子台4上に露出した電源リード7や
その他の電子部品装着後にモールドする。9はステータ
コア2の中央を貫通する回転子である。図9において、
10はステータコア2、端子台3、上端子台4及び回転
子9を覆うカバーで、ステータコア2を覆う下カバー1
0aと、コイルエンド、端子台3、上端子台4を覆う上
カバー10bとから構成される。
【0045】図10は下カバー10aと上カバー10b
とを固定した状態を示しており、カバー10の互いの開
口側に外周方向にフランジ10cが延設されこれらフラ
ンジ10cを貫通する螺子10dによって螺子止め固定
される。
【0046】次に上記のように構成された電動機につい
て、その組み立て工程を説明する。ステータコア2を積
層によって成形後スロット2a内に絶縁紙11を挿入す
る。その際、絶縁紙11はスロット2aがステータコア
2の内周側の空間と連通するティース2b間には存在し
ないようにする。この状態から図示しない巻線機によっ
て図3に示すように適宜インサート巻線を行う。このと
きコイル1はスロット2aの奥の方(ステータコア2の
外周側)に巻線されるので、ティース2b間には存在し
ない。従って、ティース2b間を除いてコイルの周囲は
絶縁紙が被っている。
【0047】コイル巻線後、巻線機は図4に示すように
コイル1の先端1aをステータコア2の外周方向に引き
出し、そのまま待機する。この状態から機械操作により
端子台3がコイルエンドに当接するように装着される。
端子台3の装着は、端子台3を図4上方から下方に向け
て足部3aの壁部がステータコア2に当接するまで移動
させることにより、足部3aの挿入部がティース2b間
に挿入される。足部3aは円状に複数形成されているの
で、これによってステータコア2と端子台3との平面方
向の固定が行われる。また、壁部によって足部3aの強
度が補強され、端子台3が安定して装着されるととも
に、コイル1が端子台3の装着時につぶされたり、変形
したりすることを防止する。
【0048】端子台3は予め成形されたもので、リング
状の板面の一方の面に足部3aを、他方の面に端子装着
部3b、凸部3cを一体成形する。これによって足部3
aと端子装着部3bとの相対位置が決まることから、足
部3aをティース2b間に挿入すれば、ティース2bの
延長線上に端子装着部3bを確実に位置させることがで
きる。足部3aをティース間に挿入することにより、足
部3aが絶縁紙11をずらしたり破損したりすることが
ない。
【0049】また、足部3aをスロット2aに挿入する
とコイル1で足部を圧迫固定しなければならず、スロッ
ト2aの大きさとコイル1の巻線量とを密接な関係に保
たなければならないが、ティース2b間であればコイル
量を自由に変えることができるうえ、足部3a挿入時に
コイルを破損したり変形させて電動機の特性に影響を与
える心配もない。
【0050】また、端子装着部3bには予めU字状に折
曲形成された端子5が図4の上方から端子装着部3bに
装着される。このような構成とすれば、端子取付部の下
に穴を設けることなく端子を端子台に装着できるから、
コイルと端子との距離は端子台の厚さだけとすることが
でき、結果的に電動機の寸法を小さくすることができ
る。
【0051】端子台3を装着した後、巻線機はステータ
コア2の外周側に待機しているコイル1の先端1aを端
子5に接続して巻線機の作業を終了し、図5に示すよう
にレーシング糸6を図示しない機械によってコイル1及
び端子台3一体に巻き付け、コイルのばらけを防止する
とともに端子台3の抜けを規制する。このとき端子台3
の幅はコイルの幅より狭くしてあるので、レーシング糸
6がコイルをばらけることなくきつく縛ることが可能に
なる。また、コイル1は既に端子5に接続され、コイル
の端部1aがゆるみ、モレ、タレなく固定されているの
で、レーシングの機械を図5の上方から接近させ、レー
シングすれば、コイルが邪魔になることはない。
【0052】また、本実施の形態によれば、端子5の位
置がティース2bの延長線上にあり、ティース2bの1
又は複数とびでレーシングするので、レーシング糸6が
端子5を避けてレーシングされる。しかも、凸部3cは
端子台3を斜めに横切ろうとするレーシング糸6が端子
5上を横断することを防止するガイド凸部の役割を果た
す。これによりレーシング糸6の通り道を安定的に確保
でき、レーシングの信頼性を向上させることができると
ともにレーシング自体も容易に行える。
【0053】ステータコア2の外周側に待機していたコ
イル1の端部1aを巻線機によって端子5に取着する
際、端子台3は既に足部3aによってステータコア2と
固定されているため、コイルの取着は機械によって容易
に行える。従来はコイルの端部を端子に接続する作業は
不安定な端子台の端子に行うことができず、この部分の
作業が手作業であったため、コイル巻線後とりあえずレ
ーシングして、端部が切断されたコイルのばらけを防止
し、それから端子台を接着固定し、コイルの端部を端子
に取着する方が作業が確実で楽であった。また、レーシ
ングはコイル端部が固定されず邪魔だったため、機械で
は行えなかった。
【0054】本発明では、この部分を機械により自動化
するには、コイル1の端部1aを張架状態に待機させ、
端子台3を巻線機やコイル端部1aに邪魔されることな
くステータコア2に固定してからコイル1の端部1aを
端子5に固定すれば実現でき、しかも手作業が入らない
ため、コイル1の端部1aを端子5に装着後、端子台3
をコイル1と一緒にレーシングしてもこの工程を精度よ
く行え、更に端子台を時間のかかる接着剤等によって別
途固定するという、特別で機械による自動化には不向き
な作業が不要になることを見出し、この部分の大幅な効
率化を実現したものである。
【0055】コイル1の端部1aを端子5に取着する工
程は、巻線機により待機していたコイル端部1aを端子
台3の突出部3dに引っ掛けてからカール部5fに絡め
る。図11はカール部5fにコイル1の端部1aを絡め
る際の状態を示した断面図である。図11(a)に示す
ように、カール部5fの折曲半径Rがコイル1の端部1
aの断面半径rよりも小さいか或は同じだと、カール部
5fが端部1aを包み込んだときに図11(b)に示す
ようにカール部5fの先端が開放した形状となってしま
い、コイル1の端部1aの端子5への固定が不十分なも
のとなってしまう。
【0056】そこで、図11(c)に示すように、カー
ル部5fの付け根部分であるR部の折曲半径Rをコイル
1の端部1aの断面半径rよりも大きくし、このR部に
コイル1の端部1aを引っ掛けカール部5fを折曲れ
ば、図11(d)に示すように、カール部5fのカーリ
ングによってコイル1の端部1aを包含し且つ先端を塞
ぐようにできる。この結果、コイル1の端部1aの端子
5への固定が十分なものとなる。
【0057】コイル1は異なるスロット2a間を繋いで
巻線されるから、コイルエンド付近ではステータコア2
の周方向に巻き回されることになる。このままコイル端
部1aをカール部3fに絡めると、コイルエンドからカ
ール部fにかけてのコイルがゆるむ可能性があるが、突
出部3dに引っ掛けることにより周方向から垂直方向に
コイルの向きが変更されるから、このような心配がなく
なる。突出部3dは周方向において端子の一方の側に一
つだけ設ける構成としてもよい。
【0058】コイル1の端部1aを端子台3の下面から
突出部3dを経由してカール部5fに引っ掛けた後、カ
ール部5fをコイル固定部5d側へ折曲し、コイル端部
1aを挟みこみ、次にコイル固定部5dごと平面部5c
側へ折曲する。コイル固定部5dを平面部5cに当接す
るまで折曲すると、平面部5cの両側にある凸部3cの
高さと折曲されたカール部5fの高さとは略等しくな
る。即ち凸部3cはコイル固定部5dを収納する凸部と
して機能する。尚、カール部5f、コイル固定部5d共
折曲させる方向が同一であり、機械によって容易に行う
ことができ、しかも折曲させる方向が端子台3上となる
ステータコア内径方向のため、対地間絶縁の信頼性を向
上させることができる。
【0059】コイル1の端部1aとの取付けが上述の工
程によってなされると、図6に示すようにステータコア
2が下カバー10a内に収納され、上端子台4が端子台
3上に載置される。その際、端子台3の端子装着部3b
の嵌合部及び端子5の上端子台側接続部5eは上端子台
4の挿通穴4aを貫通して上端子台上に突出し、これに
よって端子台3と上端子台4との位置決めがなされる。
また、上端子台4が載置されることにより、上端子台4
が凸部3cに当接し、この凸部3cと略同じ高さのコイ
ル固定部5d及びカール部5fは立ち上がることが規制
され、コイル端部1aとカール部5fとが外れてしまう
ことがなくなる。
【0060】さらに、端子装着部3b及び凸部3cが端
子台3と上端子台4との間に形成される空間において、
隣り合う端子5同士の間を隔絶する壁を形成するので、
端子間の絶縁性が向上する。この端子装着部3b及び凸
部3cから構成される壁は、各端子5の両側に形成さ
れ、隣り合う壁同士の間には空間が形成される。上述し
たようにレーシング糸6は端子5をにげるようにレーシ
ングされ、上端子台4固定時には端子台3上においてこ
の壁同士の間の空間内をにがしとしてレーシング糸6が
存することになり上端子台4を端子台3上に載置しても
レーシング糸6が邪魔になることはなく、双方が確実に
固定される。
【0061】上端子台4載置後、上端子台4と端子台3
とは上端子台4に設けられた引っ掛け部によって固定さ
れるとともに、図12に示すように上端子台4上に突出
している端子3の上端子台側接続部5eを外周側へ折曲
することにより抜け止め固定される。次に図7に示すよ
うに端子5の折曲された上端子台側接続部5eに適宜電
源リードや温度ヒューズ、オートカット等の電子部品の
接続部を装着する。各接続部はスポット等により行う。
その際、前述の凸部3cによりコイル固定部5dが収納
されるから、コイル固定部5dの反り返りによって上端
子台4が浮き上がることが防止でき、上端子台側接続部
5eの折曲の安定化とスポットの信頼性の向上が図れ
る。
【0062】各部品接続後は接続部や電子部品そのもの
が上端子台4上に露出したままなので、上端子台4の外
周側及び内周側にリング状に立設された立設壁4b、4
c間に形成される溝状の上端子台4上に図8に示すよう
にエポキシ系樹脂よりなる絶縁樹脂8を充填しモールド
する。その後回転子9をステータコア2の中央の空間に
挿入する。その際、凸部3cにより絶縁樹脂8の端子台
3上への漏れ防止を行うことができる。
【0063】そして、上カバー10bを被せ、電源リー
ド7を被覆した後、上カバー10aと下カバー10bと
を互いの接合部となる開口側のフランジ10cを突き合
わせ、螺子10dにより締結し、機械による自動化によ
る電動機の一連の組み立て作業が完了する。このように
本願発明の構成によれば、電動機の組み立てを機械によ
って自動化することが可能となり、しかも組み立てが効
率的且つ容易にできるようになる。
【0064】発明の実施の形態2.図13(a)、
(b)は他の発明の実施の形態における電動機の部分側
面図、(c)は(b)の側面図、(d)は同部分平面図
である。図において、3eは端子台3からスロット2a
方向に延設されたステータコア2の周方向に連続して幅
広に形成された壁部、3fはこの壁部3eのうちスロッ
ト2aと対応する位置から延設し、スロット2a内に挿
入される挿入部で、これら壁部3eと挿入部3fとで足
部3aを構成する。
【0065】3gは壁部3e下端の挿入部3f近傍に該
挿入部3f方向に角度を有して開口した切欠、3hは足
部3aのステータコア2より端子台3側をステータコア
2の内径より大となるよう形成した段差部で、本実施の
形態においては壁部3eと挿入部3fとの境が段差部3
hとなるよう形成されている。即ち、壁部3eの内径は
挿入部3fの内径より大である。また、(b)、(c)
に示すように挿入部3fは先端が複数のスロット2aに
挿入されるよう分岐して形成され、分岐した先端部同士
の間の挿入部3f下端はステータコア2の上面に当接す
るよう形成さている。
【0066】また、(d)に示すように挿入部3fはス
ロット2aのティース2b間に挿入されている。3iは
挿入部3fのコイル1側即ちスロット2a側に形成され
たにがし部で、このにがし部3iを利用して挿入部3f
とコイル1との間に図示しない絶縁紙が介在する。その
他の構成及び図示しない全体構成については発明の実施
の形態1と同様であり、説明を省略するとともに、図1
3上に図示された発明の実施の形態1の構成と相当する
部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0067】次に動作について説明する。基本的な電動
機の組立工程は発明の実施の形態1と同様である。本実
施の形態においては、端子台3をステータコア2に固定
する工程において、足部3aの先端が複数に分岐した挿
入部3fをそれぞれ異なるスロット2aに挿入する。こ
れによって挿入部3fが複数のスロット2aに分散する
ことになるから、挿入部一つ一つが細くてもティース間
2bのような狭いスペースに安定的に挿入固定すること
ができる。即ち、1スロットへの足部の挿入の場合に比
し、狭いティース間への挿入固定においても充分な強度
が得られ、安定したものとなる。
【0068】しかもティース2b間に挿入した結果、コ
イル量に依存した保持力の変化の影響を低減でき、また
スロット2a内のコイル1が挿入部3fの挿入を妨げる
ことがない。ティース2b間に挿入された挿入部3fと
スロット2a内のコイル1との間にはにがし部3iによ
って若干の隙間が確保される。挿入部をティース間でな
くスロットに挿入する場合は挿入部とスロット内の絶縁
紙とが接触し、絶縁紙がずれたり破損したりする可能性
がある。そこで、このにがし部3iに絶縁紙を挿入すれ
ばこのような心配はなく、スロット2a内がティース2
b間を含め全体的に絶縁紙で覆われるようになり、絶縁
性が向上する。
【0069】一方、レーシング時には、壁部3eの下端
に形成された切欠3gによってレーシング糸6の位置決
めがなされるので、端子台3とステータコア2との位置
関係が精度よく合わせられるようになり、端子台3の端
子5と上端子台4の挿入穴4aとの位置関係が精度よく
合わせられるようになり、従来手作業が入っていた場合
と異なり、機械による一連の自動化が可能となり、しか
も自動化の際の作業性が向上する。
【0070】コイルエンド付近となる足部3aの壁部3
eを挿入部3fよりステータコア2の周方向に広がるよ
う形成し、壁部3eがステータコア2の内径より大とな
るよう形成したので、足部3aの強度を高め、変形を少
なくできるとともに、レーシング糸6が壁部3e上にレ
ーシングされてもその肉厚分だけステータコア2内径に
出っ張ることが防止でき、ロータ9の挿入が容易に行え
る。
【0071】発明の実施の形態3.図14(a)は他の
発明の実施の形態における電動機を示す端子台付近の部
分平面図、(b)は(a)の正面図、(c)は(a)の
側面図である。また、図15は図14(a)の斜視図で
ある。図において、3jは凸部3cの遠心側にてその高
さが低くなるよう形成されたコイル切断用切欠で、切り
欠いた部分の高さはカール部5fの折り曲げ部分(R
部)の高さより十分低くなるよう設定されている。
【0072】また、凸部3c間と平面部5cとの間隔を
1mm確保し、凸部3c間の間隔が平面部5の幅より合
計で2mm大きくなるよう設定している。また、端子装
着部3b同士の間隔は略上端子台側接続部5eの幅と同
じに設定されており、上端子台側接続部5eを端子装着
部3bに装着することにより両者の位置関係が定まるの
で、これによって凸部3c間と平面部5cとの間隔は保
持される。その他の構成及び図示しない全体構成につい
ては発明の実施の形態1と同様であり、説明を省略する
とともに、図14、15上に図示された発明の実施の形
態1の構成と相当する部分については同一符号を付して
その説明を省略する。
【0073】次に動作について説明する。組立工程にお
いてカール部5fを折曲してコイル1の端部1aを固定
した場合、端部1aの先端がカール部5fからはみ出す
ことになるが、上記のように凸部3cにはカール部5f
に対応してコイル切断用切欠3jが形成されているの
で、コイル切断用ニッパを極力カール部5fに近づけて
はみ出したコイル1の端部1aの先端をカール部5f直
近から切断することができる。しかもコイル切断用切欠
3jは完全に端子台3上面と面一にならないので、レー
シング糸6がレーシング時にコイル固定部5dに引っ掛
かることがない。
【0074】コイル1の端部1aをカール部5fに固定
した後、コイル固定部5dを平面部5c側へ折曲し、少
なくともコイル固定部5dの先端を凸部3c内に収納す
る。このとき、コイル1の端部1aはカール部5fを横
断するように接続固定されているので、コイル1の端部
1aがカール部5fの横から突出してコイル1へとつな
がっている。従って、コイル固定部5dと凸部3cとの
間にこのコイル1の端部1aが収納される間隔を設ける
ことによりコイル1の端部1aを傷つけることなくコイ
ル固定部5dをスムーズに折り曲げ収納することができ
る。
【0075】発明の実施の形態4.図16は他の発明の
実施の形態における電動機を示す端子台付近の斜視図で
ある。図において、対向する凸部3c間とその間に収納
される平面部5cとの間隔を双方の側に1mmずつ確保
し、凸部3c間の間隔が平面部5の幅より合計で2mm
大きくなるよう設定している。また、端子装着部3b同
士の間隔は略上端子台側接続部5eの幅と同じに設定さ
れており、上端子台側接続部5eを端子装着部3bに装
着することにより両者の位置関係が定まるので、これに
よって凸部3c間と平面部5cとの間隔は保持される。
【0076】その他の構成及び図示しない全体構成につ
いては発明の実施の形態1と同様であり、説明を省略す
るとともに、図16上に図示された発明の実施の形態1
の構成と相当する部分については同一符号を付してその
説明を省略する。次に動作について説明する。組立工程
においてカール部5fを折曲してコイル1の端部1aを
固定した場合、コイル1の端部1aはカール部5fを横
断するように接続固定されるので、コイル1の端部1a
がカール部5fの横から突出してコイル1へとつながっ
ている。また、端部1aの先端がカール部5fからはみ
出すことになる。
【0077】しかしながら、コイル固定部5dと凸部3
cとの間にこのコイル1の端部1aが収納される間隔を
設けてあるので、コイル1の端部1aを傷つけることな
くコイル固定部5dをスムーズ且つ確実に折り曲げ収納
することができる。この結果、コイル固定部5dの浮き
上がりによって端子台3上に載置した上端子台4ががた
ついたりすることがなく、双方の確実な固定が可能にな
るとともに、その結果としてコイル固定部5dが凸部3
c内に収納されて上端子台4によって確実に蓋をされる
状態になるから、絶縁性が向上する。
【0078】発明の実施の形態5.図17は他の発明の
実施の形態における電動機の端子台を示す平面図、図1
8は同上端子台の平面図、図19は同電動機の(a)部
分断面図、(b)平面図である。図において、3lは端
子台3上に突設され上端子台4を載置したときにこの上
端子台4と当接するガタ防止用凸部、3mは端子台3上
に形成された過昇防止装置装着部、12は端子台3上に
接触固定される温度過昇防止装置、4dは上端子台4を
端子台3に載置した際、端子台3上の温度過昇防止装置
12固定位置に対応する上端子台4の位置に形成された
貫通穴である。
【0079】4fは上端子台4の下面で挿通穴4aの周
囲に突設され、上端子台4を端子台3に載置したとき、
端子台3の端子装着部3bおよび凸部3c周囲を覆い、
端子台3と上端子台4との間における隣り合う端子間を
隔絶する壁、4gはこの壁4fの外周側にて他の部分の
壁の高さより突出寸法が低くなるよう形成されたレーシ
ング糸6のにがしである。その他の構成及び図示しない
全体構成については発明の実施の形態1と同様であり、
説明を省略するとともに、図17〜19上に図示された
発明の実施の形態1の構成と相当する部分については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0080】次に動作について説明する。基本的な組立
工程は実施の形態1と同様である。端子台3上に上端子
台4を載置すると、端子台3上のガタ防止用凸部3lが
上端子台4と当接し、互いの距離が確保される。端子台
3上には端子装着部3bや凸部3c等の突出部分が存在
するが、ガタ防止用凸部3lを端子台3上の適所に設け
れば、これら突出部分によって上端子台4ががたつくこ
とが防止できる。尚、本実施の形態においては強度等を
考慮してガタ防止用凸部3lを十字形状にしている。
【0081】ガタ防止用凸部3l等の作用によって適宜
の間隔を保持して端子台3上に上端子台4が載置された
とき、壁4fが挿通穴4a、端子装着部3b、凸部3c
の周囲を覆うので、隣り合う端子間が壁4fによって実
質的に隔絶され、絶縁性を高く維持する。その際、壁4
fの外周側はにがし4gを形成して、壁の高さを一段低
くしてあるので、凸部3cに引っ掛かりがちなレーシン
グ糸6が壁4fに挟まれることがなく、上端子台4が浮
き上がったり、がたついたりすることがない。
【0082】また、端子台3には温度過昇防止装置12
の形状に合わせて温度過昇防止装置装着部3mが他の端
子台幅より幅広に成形され絶縁性を維持している。この
温度過昇防止装置装着部3m上に温度過昇防止装置12
を固定後、上端子台4の貫通穴4dを温度過昇防止装置
装着部3mに合わせて載置し、温度過昇防止装置12が
端子台3に接触する構成とすれば、温度過昇防止装置1
2をよりコイル1に近づけることが可能になり、温度応
答性を向上させ、温度過昇防止機能を安定化させること
ができるようになる。
【0083】また、上端子台4に貫通穴4fを形成し、
さらに端子台3に温度過昇防止装置12に対応させて任
意の大きさの穴を形成し、その穴を通じてコイル1と温
度過昇部品とを熱伝導率の高い材料で構成した温度過昇
防止装置装着部3mを介して接続させれば、熱伝導性を
高めてよりコイル1の状態に近づけることが可能にな
り、温度応答性を向上させ、温度過昇防止機能を安定化
させることができるようになる。
【0084】そして、この温度過昇防止装置12と端子
台3又はコイル1とを端子台3より熱伝導率が高い材料
の温度過昇防止装置装着部3mを介在させて接続するこ
とにより、さらに温度応答性を向上させ、温度過昇防止
機能を安定化させることができるようになる。尚、温度
過昇防止装置12は上端子台4に固定される他の電装品
と同様なので、上端子台4装着後、端子台3に接続する
場合もある。この場合、貫通穴4dにより、温度過昇防
止装置12を容易に端子台3上の温度過昇防止装置装着
部3mに装着させることができる。
【0085】発明に実施の形態6.図20は他の発明の
実施の形態における電動機の部分断面図、図21は図2
0の要部拡大図である。図において、13は上端子台4
の貫通穴4dに上方から被せられ、この貫通穴4dを塞
ぐセパレータ、4hは貫通穴4dの周壁上部を後退させ
るとともに後退した周壁の上端を若干突出させ、この突
出部分と周壁の後退によって生じる段部とでセパレータ
を保持するよう形成されたセパレータ13の浮き上がり
防止機構である。
【0086】その他の構成及び図示しない全体構成につ
いては発明の実施の形態1と同様であり、説明を省略す
るとともに、図20、21上に図示された発明の実施の
形態1および5の構成と相当する部分については同一符
号を付してその説明を省略する。次に動作について説明
する。基本的な組立工程は実施の形態1及び5と同様で
あり、その説明を省略する。絶縁樹脂8は温度過昇防止
装置12を装着し、セパレータ13にて貫通穴4dを塞
いだ後、流し込む。
【0087】上記したように上端子台4に対し温度過昇
防止装置12を貫通状態に形成し、温度過昇防止装置1
2は装着時に端子台3に接触する構成とした場合、上端
子台4に接続された温度過昇防止装置12にセパレータ
13を設ければ、モールド用の絶縁樹脂8による温度過
昇防止装置12の放熱を避け、温度応答性を向上させ、
温度過昇防止機能を安定化させることができるようにな
る。セパレータ13にはフィルムやPL板等を用いる。
さらに、セパレータ13の浮き上がり防止機構4hを備
えれば、セパレータ13の上方向への浮きを防止し、セ
パレータ13の機能を確実なものとすることができる。
【0088】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、内周
にスロットが形成されたステータコアと、このステータ
コアの前記スロットに巻き回されるコイルと、前記コイ
ルの端部が導通状態に固定される端子を有し、前記コイ
ルを前記ステータコアに巻き回した後前記コイルの端部
を張架状態に待機させてからのコイルエンドに当接され
前記コイルの端部が前記端子に固定された後前記コイル
と一体にレーシングされて前記ステータコアに固定され
る端子台と、前記端子台が前記コイルエンドに当接され
た際に前記端子台と前記コイルとを仮固定状態にする仮
固定手段と、前記端子に接続される電源リード線とを備
えたので、コイルの巻線から端子台装着までの電動機の
組み立て工程を機械による自動化することが可能にな
り、機械による自動化の際コイルの端部の待機中にコイ
ルの巻線が緩むことなく確実に巻線できるという効果が
得られる。さらに、機械による自動化によりコイル端部
を端子に接続した後コイルと端子台とを一体にレーシン
グするから、コイルの端部のタレやモレを防止してコイ
ルに密着させることができ、絶縁性を向上させることが
できるという効果が得られる。
【0089】また、前記端子台の幅を前記コイルエンド
の幅よりも小さくしたので、端子台とコイルとを一体に
レーシングしても隙間が生じることがなく、コイルのば
らけを防止できるという効果が得られる。
【0090】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接され前記ステータコアに固定された端
子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
に突設された端子装着部と、この端子装着部に装着固定
され前記コイルの端部が導通状態に固定される端子と、
この端子に接続される電源リード線とを備えたので、端
子台に端子装着用の穴を開けたり溝を刻設したりする必
要がなくなるから、コイルとの空間距離をとる必要がな
く端子台の厚みを薄くすることができるという効果が得
られる。
【0091】また、ティース間が連通したスロットが内
周に形成されたステータコアと、このステータコアの前
記スロットに巻き回されるコイルと、ステータコアに巻
き回されたコイルのコイルエンドに当接し前記コイルと
一体にレーシングされ前記ステータコアに固定された端
子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
で且つ前記ティースの延長線上に設けられた端子装着部
と、この端子装着部に装着固定され前記コイルの端部が
導通状態に固定される端子と、この端子に接続される電
源リード線とを備えたので、レーシング糸が端子を避け
てレーシングされるから、レーシングの安定性が確保で
き、レーシングの作業性が向上するという効果が得られ
る。さらに端子台、コイルの安定化も図れるという効果
が得られる。
【0092】また、スロットが内周に形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接し前記ステータコアに固定された端子
台と、前記端子台に設けられた端子装着部と、この端子
装着部に装着固定される端子と、前記端子台に装着され
る上端子台とを備え、前記端子は前記端子台に当接する
平面部と、この平面部の一方に設けられ前記コイルの端
部が導通状態に固定されるコイル固定部と、前記平面部
の他方に立設され電源リード線が接続される上端子台側
接続部とを備えるとともに、前記上端子台には前記上端
子台側接続部を挿通する挿通穴を形成したので、端子の
コイルの端部との接続部を端子台上で内径側へ折り曲げ
ることにより、対アース間(対外郭等)の距離を充分に
確保して絶縁性能を向上させることができ、上端子台に
おいて、上端子台側接続部を外径側へ折り曲げることに
よりリード線等との接続部が上端子台上で水平となり接
続が容易になるという効果が得られる。さらに上端子台
側接続部は上端子台の浮き防止を兼ねることができる。
【0093】また、前記端子装着部には前記挿通穴に嵌
合する嵌合部を設けたので、折曲可能な上端子台側接続
部のみを上端子台上に貫通させる場合に比し、上端子台
と端子台との位置決めが確実にできるという効果が得ら
れる。また、上端子台側接続部の折曲時に上端子台と端
子台との相対的な位置関係がずれてしまうことを防止で
きるとともに上端子台側接続部が平面部側から折曲され
ることを防止できる。
【0094】また、前記端子台又は上端子台に前記端子
の周囲にて隣接する端子との間を隔絶する壁を設けたの
で、端子間の絶縁性が向上するという効果が得られる。
【0095】また、前記コイルと前記端子台とを一体に
レーシングして前記ステータコアに固定するとともに前
記上端子台に前記端子の周囲にて隣接する端子との間を
隔絶する壁を設けこの壁にはレーシング糸をにがすにが
しを形成したので、上端子台の固定時には端子台上にお
いてこのにがしにレーシング糸が存することになり上端
子台を端子台上に載置してもレーシング糸が邪魔になる
ことはなく、上端子台と端子台との双方が確実に固定さ
れるという効果が得られる。
【0096】また、前記端子台又は前記上端子台の双方
が対向する側にガタ防止用凸部を設けたので、上端子台
を端子台上にがたつくことなく載置でき、双方を安定的
に装着できる効果が得られる。
【0097】また、前記コイル固定部には折曲して前記
コイルの端部を挟持するカール部を設け、前記カール部
の折曲半径を前記コイルの端部の断面半径より大ききく
したので、コイルをカール部に引っ掛け挟み込んでスポ
ットする場合、カール部がコイルを包み込むように保持
固定できるから、保持固定を確実に行うことができる効
果が得られる。
【0098】また、前記コイル固定部を前記平面部側に
折曲可能にするとともに折曲した前記コイル固定部を収
納する凸部を前記端子台に形成したので、コイル固定部
は凸部内において上端子台による無理な押し付けがなく
なる一方で立ち上がることが規制され、コイルの端部と
コイル固定部とが外れてしまうことがなくなるとともに
コイル固定部の反り返りによって上端子台が浮き上がる
ことが防止でき、コイル固定部による上端子台のがたつ
きが防止できるから、上端子台側接続部の折曲の安定化
とスポットの信頼性の向上が図れるという効果が得られ
る。
【0099】また、前記凸部の間隔を前記コイル固定部
の幅よりコイル径分以上大きくしたので、コイル固定部
に固定したコイルの端部がはみ出していても凸部内に干
渉することなく収納することができ、コイル固定部の浮
き上がりを防止できるから、上端子台を端子台に確実に
載置することができるという効果が得られる。
【0100】また、前記凸部の前記コイル固定部に固定
されたコイルと対応する位置にコイル切断用切欠を形成
したので、コイル固定部に固定したコイルの端部がはみ
出していてもはみ出しコイルをコイル固定部直近から切
断することが可能となり、凸部内に干渉することなく収
納することができ、コイル固定部の浮き上がりを防止で
きるから、上端子台を端子台に確実に載置することがで
きるという効果が得られる。
【0101】また、前記コイルと前記端子台とを一体に
レーシングして前記ステータコアに固定するとともに前
記端子台にはその外周側に突設してレーシング糸をガイ
ドするガイド凸部を形成したので、レーシング糸の通り
道を安定的に確保でき、レーシングの信頼性を向上させ
ることができるとともにレーシング自体も容易に行える
という効果が得られる。
【0102】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接され前記ステータコアに固定された端
子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
に装着固定され前記コイルの端部が導通状態に固定され
る端子と、この端子に接続される電源リード線とを備
え、前記端子台は前記ステータコア方向に延設され前記
スロットに挿入固定される足部を備えたので、足部挿入
用の溝等を特別に形成しなくてもスロットを利用して足
部を挿入固定し、端子台をステータコアに対して固定す
ることができる効果が得られる。また、足部挿入用の溝
や切欠き等複雑な形状をステータコアに形成する必要が
なく成形が容易に行えるとともに足部がステータコアか
ら径方向に突出することを防止できる。
【0103】また、前記足部は前記端子台から前記スロ
ットまでが前記ステータコアの周方向に幅広な壁部と前
記スロットに挿入される挿入部とを備えたので、足部延
いては端子台の強度が向上するとともに端子台のステー
タコアへの装着時に壁部がステータコアに当接すること
によって挿入部の挿入の度合が制限されるから、端子台
がコイルエンドを不必要に押さえつけて変形させてしま
うようなことを防止でき、端子台の装着作業が安定する
という効果が得られる。
【0104】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接し前記コイルと一体にレーシングされ
前記ステータコアに固定された端子台と、前記端子台の
前記コイル当接側とは反対側の面に装着固定され前記コ
イルの端部が導通状態に固定される端子と、この端子に
接続される電源リード線とを備え、前記端子台は前記ス
テータコア方向に延設され前記スロットに挿入固定され
る足部を備えるとともに、この足部には前記レーシング
時にレーシング糸が掛止される切欠を形成したので、レ
ーシング糸の位置決めができ、端子台上のレーシング糸
の位置がより確実に固定できるから、端子における接続
作業がより安定的に行え、上端子台の固定も確実になる
という効果が得られる。
【0105】また、前記足部は先端が複数に分岐して複
数のスロットに挿入固定されるので、コイル量に依存し
た保持力の変化の影響をスロットを分散することにより
低減でき、1スロットへの足部の挿入の場合に比し、狭
いスロットへの挿入によっても充分な強度が得られると
いう効果が得られる。
【0106】また、前記ステータコアはティース間が連
通したスロットを内周に形成するとともに、前記足部を
前記ティース間に挿入固定したので、足部が絶縁紙をず
らしたりコイルを破損したりすることがなく、コイルの
巻線量も自由に変えられ、さらに複数のティース間に挿
入する構成とすれば、1スロットへの足部の挿入の場合
に比し、狭いティース間への挿入固定においても充分な
強度が得られるという効果が得られる。
【0107】また、前記足部の前記コイル側ににがし部
を形成し、このにがし部に絶縁紙を挿入したので、足部
とスロット内の絶縁紙とが接触したり、絶縁紙がずれた
り破損したりすることを防止できる効果が得られる。
【0108】また、前記足部の前記ステータコアより前
記端子台側を前記ステータコアの内径より大としたの
で、レーシング糸が足部上にレーシングされてもその肉
厚分だけステータコア内径に出っ張ることが防止でき、
ロータの挿入が容易に行える効果が得られる。
【0109】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、前記コイルの端部が導通状態に固定され
る端子を有し、前記ステータコアに巻き回された後前記
コイルの端部を張架状態に待機させたコイルのコイルエ
ンドに当接され前記コイルの端部が前記端子に固定され
た後前記コイルと一体にレーシングされて前記ステータ
コアに固定される端子台と、前記端子台に載置され前記
端子に接続される電源リード線又は温度過昇防止装置が
取着される上端子台とを備え、前記端子を前記端子台に
立設させるとともにこの端子が貫通する貫通孔を前記上
端子台に形成し、前記端子を前記貫通孔貫通後折曲する
ことにより前記上端子台を固定するので、ステータコ
ア、端子台及び上端子台までの組み立て工程を機械によ
る自動化ができるとともに、それぞれの固定状態が強固
で相対的な位置関係を確実なものとすることができる効
果が得られる。
【0110】また、前記端子には前記貫通孔貫通後に電
源リード線又は温度過昇防止装置を導通状態に接続し、
絶縁樹脂にてモールドしたので、電源リード線又は温度
過昇防止装置等の接続を機械による自動化することがで
き、絶縁樹脂により接続部の絶縁及び保護を強化できる
とともに、ステータコア、端子台及び上端子台の固定状
態が強固になるという効果が得られる。
【0111】また、前記上端子台に温度過昇防止装置を
貫通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過
昇防止装置は装着時に前記端子台に接触する構成とした
ので、温度過昇防止装置をよりコイルに近づけることが
可能になり、温度応答性を向上させ、温度過昇防止機能
を安定化させることができる効果が得られる。
【0112】また、前記上端子台に温度過昇防止装置を
貫通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過
昇防止装置は装着時に前記端子台の前記温度過昇防止装
置装着部と対応する位置に形成された貫通穴を貫通して
前記コイルと熱伝導率の高い材料で接触するので、熱伝
導性を高めてよりコイルに近づけることが可能になり、
温度応答性を向上させ、温度過昇防止機能を安定化させ
ることができる効果が得られる。
【0113】また、前記温度過昇防止装置と前記端子台
又はコイルとの間に前記端子台より熱伝導率が高い材料
を介在させたので、さらに温度応答性を向上させ、温度
過昇防止機能を安定化させることができる効果が得られ
る。
【0114】また、前記上端子台に温度過昇防止装置を
貫通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過
昇防止装置は装着時に前記端子台に接触する構成とする
とともに前記上端子台に接続された前記温度過昇防止装
置に前記絶縁樹脂と隔絶するセパレータを設けたので、
絶縁樹脂による温度過昇防止装置の放熱を避け、温度応
答性を向上させ、温度過昇防止機能を安定化させること
ができる効果が得られる。
【0115】また、前記セパレータの浮き上がり防止機
構を備えたので、セパレータの上方向への浮きを防止
し、セパレータの機能を確実なものとすることができる
効果が得られる。
【0116】また、内周にスロットが形成されたステー
タコアと、このステータコアの前記スロットに巻き回さ
れるコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコ
イルエンドに当接され前記ステータコアに固定された端
子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
に設けられ前記コイルの端部が導通状態に固定される端
子と、この端子に接続される電源リード線とを備え、前
記端子台の端子に対応する箇所に外周方向に突出した突
出部を設けたので、レーシング糸の結び目が端子台上に
くるのを防止し、端子台上の糸の状態を安定化させるこ
とができるとともにコイルの端部を端子に引き回す際に
コイルがばらけたり緩んだりすることがなく、端子台及
びコイルの安定化を図ることができる効果が得られる。
【0117】さらにまた、ステータコアの内周に形成さ
れたスロットにコイルを巻線機にて巻き回した後、前記
コイルの端部を張架状態に待機させてから、前記コイル
のコイルエンドに端子台を当接させ、前記巻線機が前記
コイルの端部を前記端子台に設けられた端子に導通状態
に接続し、前記端子台を前記コイルと一体にレーシング
機にてレーシングするので、コイルの巻線から端子台装
着までの電動機の組み立て工程を機械による自動化する
ことが可能になり、機械による自動化の際コイルの端部
の待機中にコイルの巻線が緩むことなく確実に巻線でき
るという効果が得られる。さらに、機械による自動化に
よりコイル端部を端子に接続した後コイルと端子台とを
一体にレーシングするから、コイルの端部のタレやモレ
を防止してコイルに密着させることができ、絶縁性を向
上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電動機の第
1の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における電動機の第
2の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における電動機の第
3の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における電動機の第
4の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における電動機の第
5の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における電動機の第
6の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における電動機の第
7の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態1における電動機の第
8の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態1における電動機の第
9の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態1における電動機の
第10の組み立て工程をを示す斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態1における電動機の
端子を示す部分側面図である。
【図12】 この発明の実施の形態1における電動機の
部分側断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態2における電動機の
(a)、(b)部分側面図、(c)は(b)の側面図、
(d)は同部分平面図である。
【図14】 この発明の実施の形態3における電動機を
示す(a)端子台付近の部分平面図、(b)(a)の正
面図、(c)(a)の側面図である。
【図15】 図14(a)の斜視図である。
【図16】この発明の実施の形態4における電動機を示
す斜視図である。
【図17】 この発明の実施の形態5における電動機の
端子台を示す平面図である。
【図18】 この発明の実施の形態5における電動機の
上端子台を示す平面図である。
【図19】 この発明の実施の形態5における電動機の
(a)部分断面図、(b)平面図である。
【図20】 この発明の実施の形態6における電動機の
部分断面図である。
【図21】 図20の要部拡大図である。
【図22】 従来の電動機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コイル、 2 ステータコア、 2a スロット、
2b ティース、3 端子台、 3a 足部、 3b
端子装着部、 3c 凸部、 3d 突出部、 3e
壁部、 3f 挿入部、 3g 切欠、 3h 段
差、 3i にがし部、 3j 切欠部、 3k ガイ
ド凸部、 3l ガタ防止用凸部、 3m 温度過昇防
止装置装着部、 4上端子台、 4a 挿通穴、 4
b、4c立設壁、 4d 貫通穴、 4f 壁、 4g
にがし、 4h 浮き上がり防止機構、 5 端子、
5c平面部、 5d コイル固定部、 5e 上端子
台側接続部、 5f カール部、 6 レーシング糸、
7 電源リード、 8絶縁樹脂、 11 絶縁紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 垣外 直敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周にスロットが形成されたステータコ
    アと、このステータコアの前記スロットに巻き回される
    コイルと、前記コイルの端部が導通状態に固定される端
    子を有し、前記コイルを前記ステータコアに巻き回した
    後前記コイルの端部を張架状態に待機させてからのコイ
    ルエンドに当接され前記コイルの端部が前記端子に固定
    された後前記コイルと一体にレーシングされて前記ステ
    ータコアに固定される端子台と、前記端子台が前記コイ
    ルエンドに当接された際に前記端子台と前記コイルとを
    仮固定状態にする仮固定手段と、前記端子に接続される
    電源リード線とを備えたことを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 前記端子台の幅を前記コイルエンドの幅
    よりも小さくしたことを特徴とする請求項1記載の電動
    機。
  3. 【請求項3】 内周にスロットが形成されたステータコ
    アと、このステータコアの前記スロットに巻き回される
    コイルと、前記ステータコアに巻き回されたコイルのコ
    イルエンドに当接され前記ステータコアに固定される端
    子台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面
    に突設された端子装着部と、この端子装着部に装着固定
    され前記コイルの端部が導通状態に固定される端子と、
    この端子に接続される電源リード線とを備えたことを特
    徴とする電動機。
  4. 【請求項4】 ティース間が連通したスロットが内周に
    形成されたステータコアと、このステータコアの前記ス
    ロットに巻き回されるコイルと、ステータコアに巻き回
    されたコイルのコイルエンドに当接し前記コイルと一体
    にレーシングされ前記ステータコアに固定された端子台
    と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面で且
    つ前記ティースの延長線上に設けられた端子装着部と、
    この端子装着部に装着固定され前記コイルの端部が導通
    状態に固定される端子と、この端子に接続される電源リ
    ード線とを備えたことを特徴とする電動機。
  5. 【請求項5】 スロットが内周に形成されたステータコ
    アと、このステータコアの前記スロットに巻き回される
    コイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコイル
    エンドに当接し前記ステータコアに固定された端子台
    と、前記端子台に設けられた端子装着部と、この端子装
    着部に装着固定される端子と、前記端子台に装着される
    上端子台とを備え、前記端子は前記端子台に当接する平
    面部と、この平面部の一方に設けられ前記コイルの端部
    が導通状態に固定されるコイル固定部と、前記平面部の
    他方に立設され電源リード線が接続される上端子台側接
    続部とを備えるとともに、前記上端子台には前記上端子
    台側接続部を挿通する挿通穴を形成したことを特徴とす
    る電動機。
  6. 【請求項6】 前記端子装着部には前記挿通穴に嵌合す
    る嵌合部を設けたことを特徴とする請求項5記載の電動
    機。
  7. 【請求項7】 前記端子台又は上端子台に前記端子の周
    囲にて隣接する端子との間を隔絶する壁を設けたことを
    特徴とする請求項5記載の電動機。
  8. 【請求項8】 前記コイルと前記端子台とを一体にレー
    シングして前記ステータコアに固定するとともに前記上
    端子台に前記端子の周囲にて隣接する端子との間を隔絶
    する壁を設けこの壁にはレーシング糸をにがすにがしを
    形成したことを特徴とする請求項5記載の電動機。
  9. 【請求項9】 前記端子台又は前記上端子台の双方が対
    向する側にガタ防止用凸部を設けたことを特徴とする請
    求項5記載の電動機。
  10. 【請求項10】 前記コイル固定部には折曲して前記コ
    イルの端部を挟持するカール部を設け、前記カール部の
    折曲半径が前記コイルの端部の断面半径より大きいこと
    を特徴とする請求項5記載の電動機。
  11. 【請求項11】 前記コイル固定部を前記平面部側に折
    曲可能にするとともに折曲した前記コイル固定部を収納
    する凸部を前記端子台に形成したことを特徴とする請求
    項5記載の電動機。
  12. 【請求項12】 前記凸部の間隔を前記コイル固定部の
    幅よりコイル径分以上大きくしたことを特徴とする請求
    項11記載の電動機。
  13. 【請求項13】 前記凸部の前記コイル固定部に固定さ
    れたコイルと対応する位置にコイル切断用切欠を形成し
    たことを特徴とする請求項11記載の電動機。
  14. 【請求項14】 前記コイルと前記端子台とを一体にレ
    ーシングして前記ステータコアに固定するとともに前記
    端子台にはその外周側に突設してレーシング糸をガイド
    するガイド凸部を形成したことを特徴とする請求項5記
    載の電動機。
  15. 【請求項15】 内周にスロットが形成されたステータ
    コアと、このステータコアの前記スロットに巻き回され
    るコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコイ
    ルエンドに当接され前記ステータコアに固定された端子
    台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面に
    装着固定され前記コイルの端部が導通状態に固定される
    端子と、この端子に接続される電源リード線とを備え、
    前記端子台は前記ステータコア方向に延設され前記スロ
    ットに挿入固定される足部を備えたことを特徴とする電
    動機。
  16. 【請求項16】 前記足部は前記端子台から前記スロッ
    トまでが前記ステータコアの周方向に幅広な壁部と前記
    スロットに挿入される挿入部とを備えたことを特徴とす
    る請求項15記載の電動機。
  17. 【請求項17】 内周にスロットが形成されたステータ
    コアと、このステータコアの前記スロットに巻き回され
    るコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコイ
    ルエンドに当接し前記コイルと一体にレーシングされ前
    記ステータコアに固定された端子台と、前記端子台の前
    記コイル当接側とは反対側の面に装着固定され前記コイ
    ルの端部が導通状態に固定される端子と、この端子に接
    続される電源リード線とを備え、前記端子台は前記ステ
    ータコア方向に延設され前記スロットに挿入固定される
    足部を備えるとともに、この足部には前記レーシング時
    にレーシング糸が掛止される切欠を形成したことを特徴
    とする電動機。
  18. 【請求項18】 前記足部は先端が複数に分岐して複数
    のスロットに挿入固定されることを特徴とする請求項1
    5又は16又は17記載の電動機。
  19. 【請求項19】 前記ステータコアはティース間が連通
    したスロットを内周に形成するとともに、前記足部を前
    記ティース間に挿入固定したことを特徴とする請求項1
    5又は18記載の電動機。
  20. 【請求項20】 前記足部の前記コイル側ににがし部を
    形成し、このにがし部に絶縁紙を挿入したことを特徴と
    する請求項15又は18記載の電動機。
  21. 【請求項21】 前記足部の前記ステータコアより前記
    端子台側を前記ステータコアの内径より大としたことを
    特徴とする請求項15記載の電動機。
  22. 【請求項22】 内周にスロットが形成されたステータ
    コアと、このステータコアの前記スロットに巻き回され
    るコイルと、前記コイルの端部が導通状態に固定される
    端子を有し、前記ステータコアに巻き回された後前記コ
    イルの端部を張架状態に待機させた前記コイルのコイル
    エンドに当接され前記コイルの端部が前記端子に固定さ
    れた後前記コイルと一体にレーシングされて前記ステー
    タコアに固定される端子台と、前記端子台に載置され前
    記端子に接続される電源リード線又は温度過昇防止装置
    が取着される上端子台とを備え、前記端子を前記端子台
    に立設させるとともにこの端子が貫通する貫通孔を前記
    上端子台に形成し、前記端子を前記貫通孔貫通後折曲す
    ることにより前記上端子台を固定することを特徴とする
    電動機。
  23. 【請求項23】 前記端子には前記貫通孔貫通後に電源
    リード線又は温度過昇防止装置を導通状態に接続し、絶
    縁樹脂にてモールドしたことを特徴とする請求項22記
    載の電動機。
  24. 【請求項24】 前記上端子台に温度過昇防止装置を貫
    通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過昇
    防止装置は装着時に前記端子台に接触することを特徴と
    する請求項22記載の電動機。
  25. 【請求項25】 前記上端子台に温度過昇防止装置を貫
    通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過昇
    防止装置は装着時に前記端子台の前記温度過昇防止装置
    装着部と対応する位置に形成された前記貫通穴を貫通し
    て前記コイルと熱伝導率の高い材料で接触することを特
    徴とする請求項22記載の電動機。
  26. 【請求項26】 前記温度過昇防止装置と前記端子台又
    はコイルとの間に前記端子台より熱伝導率が高い材料を
    介在させたことを特徴とする請求項24又は25記載の
    電動機。
  27. 【請求項27】 前記上端子台に温度過昇防止装置を貫
    通状態に装着可能にする貫通穴を形成し、前記温度過昇
    防止装置は装着時に前記端子台に接触する構成とすると
    ともに前記上端子台に接続された前記温度過昇防止装置
    に前記絶縁樹脂と隔絶するセパレータを設けたことを特
    徴とする請求項23記載の電動機。
  28. 【請求項28】 前記セパレータの浮き上がり防止機構
    を備えたことを特徴とする請求項27記載の電動機。
  29. 【請求項29】 内周にスロットが形成されたステータ
    コアと、このステータコアの前記スロットに巻き回され
    るコイルと、ステータコアに巻き回されたコイルのコイ
    ルエンドに当接され前記ステータコアに固定された端子
    台と、前記端子台の前記コイル当接側とは反対側の面に
    設けられ前記コイルの端部が導通状態に固定される端子
    と、この端子に接続される電源リード線とを備え、前記
    端子台の端子に対応する箇所に外周方向に突出した突出
    部を設けたことを特徴とする電動機。
  30. 【請求項30】 ステータコアの内周に形成されたスロ
    ットにコイルを巻線機にて巻き回した後、前記コイルの
    端部を張架状態に待機させてから、前記コイルのコイル
    エンドに端子台を当接させ、前記巻線機が前記コイルの
    端部を前記端子台に設けられた端子に導通状態に接続
    し、前記端子台を前記コイルと一体にレーシング機にて
    レーシングすることを特徴とする電動機の製造方法。
JP16438496A 1996-06-25 1996-06-25 電動機およびその製造方法 Expired - Lifetime JP3627082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16438496A JP3627082B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 電動機およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16438496A JP3627082B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 電動機およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1014152A true JPH1014152A (ja) 1998-01-16
JP3627082B2 JP3627082B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=15792112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16438496A Expired - Lifetime JP3627082B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 電動機およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3627082B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100440688C (zh) * 2003-05-22 2008-12-03 雅马哈发动机电子株式会社 电枢用端子
JP2009291004A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Toyota Motor Corp 回転電機
JP2013121317A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Remy Technologies Llc 電気機械の導体を支持するスペーサ
JP2017063541A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 デンソートリム株式会社 回転電機およびその製造方法
JP2017118794A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータ
WO2024057858A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 ステータ、及びステータの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100440688C (zh) * 2003-05-22 2008-12-03 雅马哈发动机电子株式会社 电枢用端子
JP2009291004A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Toyota Motor Corp 回転電機
JP2013121317A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Remy Technologies Llc 電気機械の導体を支持するスペーサ
JP2017063541A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 デンソートリム株式会社 回転電機およびその製造方法
JP2017118794A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータ
WO2024057858A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 ステータ、及びステータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3627082B2 (ja) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4039875A (en) Method and apparatus for interconnecting stator coils
US6800973B2 (en) Stator winding connection arrangement for electric motor
JP2007507196A (ja) 回路支持体を有する回転電機
JPH066959A (ja) 電動機
US11502575B2 (en) Motor and air-conditioning apparatus
JP2010035365A (ja) 電動機の固定子及び電動機及び空気調和機及び電動機の製造方法
JPH03230738A (ja) 電動機
JP2002300745A (ja) 回転電機固定子コイルの結線装置
JP2004064821A (ja) 巻線機のステータ取付治具およびステータの巻線方法
JP2603799B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2000232748A (ja) 圧縮機用電動機の固定子
JP2000014112A (ja) 無刷子電動機
JPH1014152A (ja) 電動機およびその製造方法
JP2000078789A (ja) ステータ
JP2002272050A (ja) レゾルバステータ構造
JPS6217461B2 (ja)
JPH11312611A (ja) トロイダルトランス
JP4186728B2 (ja) ステッピングモータ
JPS5932980B2 (ja) 誘導電動機の固定子
JP3305413B2 (ja) インダクタの製造方法
CN107370273B (zh) 用于电机的接线安装座组件及电机
JP2002359944A (ja) リード線結線構造並びに回転電機用固定子のリード線結線構造及びその形成方法
JPS6015411Y2 (ja) 小形回転機
JP3572656B2 (ja) 電気線取付部材を備えた電動機
JP2886083B2 (ja) 電動機の固定子

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term