JPH0767276A - 電動機の界磁巻線及びその製造方法 - Google Patents

電動機の界磁巻線及びその製造方法

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JPH0767276A
JPH0767276A JP23079593A JP23079593A JPH0767276A JP H0767276 A JPH0767276 A JP H0767276A JP 23079593 A JP23079593 A JP 23079593A JP 23079593 A JP23079593 A JP 23079593A JP H0767276 A JPH0767276 A JP H0767276A
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JP
Japan
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coil
winding
round
field winding
electric motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP23079593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sagara
弘明 相良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸型導線の並列接続が簡単で、かつ所望性能
が得られる電動機の界磁巻線を提供すると共に、丸型導
線を簡単に成形することのできる界磁巻線の製造方法を
提供する。 【構成】 丸型導線3を多重に巻いて中央に開口5を有
するそれぞれ独立したコイル体6を複数成形する一方、
これらのコイル体6を重ねてコイル束4を形成し、この
コイル束4を、開口5を固定子に設けられた複数の鉄心
に嵌入して装着すると共に、このコイル束4の各コイル
体6を並列接続させる。また、丸型導線3を自己融着線
で形成し、巻線機に設けた発熱体にて加熱させることに
より、丸型導線3を固着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子に設けられた複
数の鉄心に導線を巻装して形成される電動機の界磁巻線
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリー等の電源にて駆動され
る電動車の電動機、特に乗用のゴルフカートやフォーク
リフト等に使用される電動機においては、バッテリー出
力及び軸出力の関係から比較的大きな電流が必要とな
る。それ故、電動機の界磁巻線として用いる導線の断面
積を大きくする必要があり、このため例えば特公平2−
5002号公報に示されるもののように、導線として長
方形或いは正方形の、所謂平角導線が広く用いられてい
る。
【0003】ところが、このような平角導線は、所要の
導線断面積を1本の導線で満足できるという利点はある
が、加工面では図6に示すように成形、加工行程におい
て、平角導線1を多重に巻いて界磁巻線1Aを成形した
後、界磁巻線1Aの一端部を垂直にねじ曲げ(図中
a)、かつ各界磁巻線1A,1Aの間を電気的に接続す
るための溶接(図中b)が必要となる。
【0004】ところが、この各界磁巻線1A,1Aの一
端部を垂直にねじ曲げる作業は手作業では極めて困難な
ため専用の設備が必要であり、また溶接作業も専用の溶
接機が必要となるため界磁巻線の製作行程が大がかり
で、かつ複雑になるという不具合があった。このため、
従来はその成形及び加工面での利点から、丸型導線を用
いて界磁巻線を形成するようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の丸型導線を用いた電動機の界磁巻線では、所要の
導線断面積を得るためには、例えば図7に示すように固
定子(図示せず)に設けられた複数の鉄心2に第1の丸
型導線3(同図において黒く塗りつぶして図示)を巻装
し、次にこの丸型導線3の外側に第2の丸型導線3aを
巻装し、さらにこの丸型導線3aの外側に例えば2本の
導線3b,3cを巻装した後、これらの丸型導線3,3
a,3b,3cを並列接続するようにしている。
【0006】しかし、このように多数の丸型導線を並列
接続する作業は手間がかかると共に、各丸型導線の周長
が異なるため、各丸型導線に流れる電流値が異なるよう
になり所望する性能が得られないという問題点があっ
た。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、丸型導線の並列接続が
簡単で、かつ所望性能が得られる電動機の界磁巻線を提
供すると共に、丸型導線を簡単に成形することのできる
界磁巻線の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定子に設け
られた複数の鉄心に導線を巻装して形成される電動機の
界磁巻線において、丸型導線を多重に巻いて中央に開口
を有するそれぞれ独立したコイル体を複数成形する一
方、これらの前記コイル体を重ねてコイル束を形成し、
このコイル束を前記開口を前記鉄心に嵌入して装着する
と共に、該コイル束の各コイル体を並列接続させたもの
である。
【0009】また本発明は、前記丸型導線は自己融着線
で形成し、巻線機に設けた発熱体にて加熱させることに
より固着して製造するようにしたものである。
【0010】
【作用】丸型導線を多重に巻いて中央に開口を有するそ
れぞれ独立したコイル体を複数成形する一方、これらの
コイル体を重ねてコイル束を形成し、このコイル束を、
開口を固定子に設けられた複数の鉄心に嵌入して装着す
ると共に、このコイル束の各コイル体を並列接続させる
ことができる。
【0011】また、丸型導線を自己融着線で形成し、巻
線機に設けた発熱体にて加熱させることにより、丸型導
線を固着させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係る界磁巻線
を備えた電動機の部分断面斜視図である。同図におい
て、図7と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0014】同図において、4は鉄心2に装着されたコ
イル束であり、このコイル束4は、図2に示すように丸
型導線3を多重に巻いて中央に開口5を有するように成
形された独立したコイル体6を重ねて形成されたもので
ある。なお、図1においては、黒く塗りつぶした箇所が
一つのコイル体6を示している。また、同図において、
7はコイル束4を絶縁するための絶縁テープ等の絶縁手
段である。
【0015】ところで、このコイル体6は、図3に示す
ように2本の軸8に装着自在に取り付けられた複数の巻
線部9を有する巻線機9Aにて形成されるようになって
いる。ここで、これらの巻線部9は、発熱体であるヒー
タ(図示せず)を内蔵すると共に、丸型導線3が1本入
るだけの隙間を形成して対向配設された熱伝導性の良い
2枚の側板10,10aと、一方の側板10aの他方の
側板10に臨む側面中央部に突設され、鉄心2の形状に
対応した形状を有する巻付部11とからなるものであ
る。
【0016】そして、コイル体6を成形する場合は、丸
型導線3の一端部を各巻線部9の巻付部11に固定した
後、軸8を矢印方向に回転させることにより、丸型導線
3を多重に巻くと共に中央に鉄心2の形状に応じた開口
5を有するコイル体6が成形されるようになっている。
ここで、このようにして成形された各コイル体6の丸型
導線3の周長は同一であるので、各コイル体6に流れる
電流値は同じであり、所望性能が得られるようになって
いる。
【0017】一方、このようにして丸型導線3を多重に
巻いてコイル体6を成形した後、ヒータにて丸型導線3
を加熱するようにしている。ここで、この丸型導線3
は、表面に例えば融着温度が120℃〜150℃のポリ
ビニル・ブチラール系、または融着温度が170℃〜2
00℃のポリアミド系の自己接着層が形成された自己融
着線で形成されており、ヒータからの熱が側板10,1
0aを経て丸型導線3に伝わると、丸型導線3は自己融
着して固着するようになっている。なお、このように丸
型導線3を固着した後は、巻線部9を軸8から取り外し
てコイル体6を取り出すようにしている。
【0018】ところで、このように成形されたコイル体
6を固定子に装着するには、先ずコイル体6を、それぞ
れの開口5が一致するように重ねた後、ワニス等による
絶縁処理を施すことにより固着させてコイル束4を形成
し、この後、図4に示すようにコイル束4の開口5を鉄
心2に嵌入してコイル束4を鉄心2に装着する。
【0019】次に、このコイル束4を装着した状態の鉄
心2を固定子に固定する。そして、最後に鉄心2と共に
固定子に固定されたコイル束4の各コイル体6の先端部
を図5に示す端子板11に固定する。なお、この端子板
11は、ブラシホルダ(図示せず)を保持するための保
持板を使用するようにしているので、新たに形成する必
要はない。
【0020】ここで、この端子板11にはコイル束4の
各引き出し位置に対応して取付孔12が形成されてい
る。そして、コイル束4を端子板11に固定するために
は、まず各取付孔12に、同図に示すようにワッシャー
13を下方から圧入した後、各コイル体6の先端部をワ
ッシャー13に通して端子板11の上方に突出させる。
この後、図示しないリード線が取付られている圧着丸端
子14をワッシャー13に圧着させ、最後に圧着丸端子
14と各コイル体6の先端部とをハンダにて接続し、各
コイル体6を並列接続する。
【0021】このように、丸型導線3を多重に巻いて成
形されたコイル体6を重ねて形成されたコイル束4を複
数の鉄心2に嵌入して装着すると共に、これら各コイル
体6の先端部を圧着丸端子14にハンダにて接続するよ
うにすることにより、コイル体6の丸型導線3を簡単に
並列接続することができる。また、この並列接続は、ワ
ッシャー13と圧着丸端子14によって行なわれるた
め、溶接機等の設備は不要となる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、丸型導線
を多重に巻いたコイル体を重ねて形成したコイル束を複
数の鉄心に嵌入して装着し、各コイル体を束ねて接続す
るようにしたので丸型導線を簡単に並列接続することが
できる。また、各コイル体は同じ長さの丸型導線にて形
成するようにしているので所望性能を得ることができ
る。さらに、丸型導線を自己融着線で形成するようにし
たので、巻線機に設けた発熱体にて加熱させることによ
り丸型導線を簡単に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る界磁巻線を備えた電動
機の部分断面斜視図。
【図2】上記電動機の界磁巻線のコイル束の分解図。
【図3】上記コイル束を形成するコイル体を形成する巻
線機の部分斜視図。
【図4】前記コイル束を鉄心に装着する様子を示す図。
【図5】前記コイル束を端子板に固定する様子を示す
図。
【図6】従来の平角導線を用いた電動機の界磁巻線の斜
視図。
【図7】従来の丸型導線を用いた電動機の部分断面斜視
図。
【符号の説明】
2 鉄心 3 丸型導線 4 コイル束 6 コイル体 9A 巻線機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子に設けられた複数の鉄心に導線を
    巻装して形成される電動機の界磁巻線において、 丸型導線を多重に巻いて中央に開口を有するそれぞれ独
    立したコイル体を複数成形する一方、これらの前記コイ
    ル体を重ねてコイル束を形成し、このコイル束を前記開
    口を前記鉄心に嵌入して装着すると共に、該コイル束の
    各コイル体を並列接続させたことを特徴とする電動機の
    界磁巻線。
  2. 【請求項2】 前記丸型導線は自己融着線で形成し、巻
    線機に設けた発熱体にて加熱させることにより固着する
    ことを特徴とする電動機の界磁巻線の製造方法。
JP23079593A 1993-08-25 1993-08-25 電動機の界磁巻線及びその製造方法 Pending JPH0767276A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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