JPS6231343A - 電動機の口出線固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫のファン駆動用等に用いられる電動機
の口出線固定装置に関するものである。

従来の技術 第４図、第５図は従来から行われている電動機の固定子
完成品の口出線固定構成の一般例を示すものである。

以下第３図、第４図を参照しながら従来の方法について
説明する。

１は固定子鉄心で、固定子鉄板２を複数枚積層して構成
したものである。この固定子鉄心１のスロット内にはス
ロット、絶縁紙３を介してコイル４が巻かれている。５
は鉄心１のスロットを通して引き出される口出線で、コ
イル４の端部と／）ンダ付は等で接続されており、その
接続部は絶縁チューブ６で保護されている。この口出線
５の固定は、コイル４の上で縛り糸７で直接しばられ、
さらに絶縁チューブ６の上から間接的にしばられて固定
されているｄ 発明が解決しようとする問題点 従来からファン用電動機等の小型電動機の口出線固定は
、上記のようにコイル４の上にしばり糸７等で固定する
方法が主流となっている。特に冷蔵庫のファン用電動機
は、口出線の被覆が厚い平形ビニールコードが用いられ
る場合が多（、また電動機出力が小さいのでコイル線径
が大変細いものが用いられる為、縛り糸で縛っても強く
縛れず電動機組立てにおいて固定子完成品の取り扱いや
、電動機完成品になっても目出線部に力がががらないよ
うに注意しなければならない問題点を有していた。さら
に、日本国内では電気用品取締法、日本国外ではＵＬ、
Ｃ８Ａ規格等で口出線の固定強度が規制されており、こ
の目出線の接続及び固定に多大な労力、コストや注意を
払わなければならない問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、容易に安価でがっ高品質の
口出線固定強度を持った電動機の口出線固定装置を提供
するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の口出線固定装置は
、スロットを有する鉄心と、このスロットルに荏装され
たコイルと、このコイルに接続された予め被覆に切り欠
き等の凹部を付けた口出線と、上記接続部の絶縁と口出
線の固定を兼ねた電気絶縁用樹脂を備えたものである。

作用 本発明は上記した口出線の被覆の凹部に溶解した電気絶
縁用樹脂を流し込み固着させるので、縛り糸なしで十分
引張り強度を確保する事が出来る。

また口出線にかかった力が直接コイルに伝わらない為、
いかに細かい線径のコイルを使用しても十分口出線の強
度が保持出来る。さらに目出線とコイルの接続部は絶縁
樹脂中に埋設されるので、口出線とコイルの接続部の絶
縁のチューブは不要になる。

実施例 以下本発明の一実施例の電動機の目出線固定構成につい
て、第１図〜第３図を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における電動機の固定子完成
品を示すものである。第１図において、１は固定子鉄心
で、固定子鉄板２を複数枚積層して構成したものである
。この固定子鉄心１のスロット内には、スロット絶縁紙
３を介してコイル４が巻かれている。５は鉄心１のスロ
ット１ａを通して引き出される口出線で、第２図、第３
図に示すようにコイル接続側端部の被覆にプレス加工ま
たは熱加工を施して切り欠いた凹部５ａを設けたもので
ある。８は口出線５とコイル４との接続部で、ハンダ付
けを施したものである。９は飽和ポリエステルなどの絶
縁用樹脂で、コイル４と口出線５の接続部８を含む口出
線５を絶縁固定している。

以上のように構成された口出線固定方法について、以下
第２図及び第３図を用いてその動作を説明する。

まず第２図の口出線５の被覆部に設けた凹部５ａである
が、これは口出線５の位置固定と抜は強度確保の為設け
たもので、両面に設けた方が固定強度がさらにアップす
ると共に、切欠は加工も均一化して加工しやす（なる。

しかし片側加工のみでも十分強度が保てる。次に口出線
５の固定であるが、まず口出線５とコイル４の接続部８
を含む口出線５のスロット導出部に飽和ポリエステルな
どの絶縁用樹脂９を流し込み、接続部８の絶縁と口出線
５の鉄心１への固定を行う。　　　　　　　　）なお、
絶縁用樹脂９は熱溶解させて注入するので、目出線５の
被覆部に設けた凹部５ａに入り込み、冷却後は強固に口
出線５を鉄心１に固着させる。

以上のように本実施例によれば、口出線５の被覆部に切
り欠き凹部５ａを設け、溶解した絶縁用樹脂９を流し込
み冷却固着させるので、口出線５に力がかかっても直接
コイル４に伝わらず、いかに細かい線径のコイルを使用
しても十分保持出来る。また今まで手作業で行なってい
た糸縛りは不要となり、樹脂注入は機械で容易に出来る
。さらに樹脂絶縁する為、今までコイル４と口出線５の
接続部８に入れていた絶縁スリーブも廃止する事が出来
る。

発明の効果 以上のように本発明によれば、口出線の被覆部に凹部を
設け、絶縁用樹脂にて固定する事により、コイノ１の線
径の影響を受けずに安価でかつ容易に高品質の口出線強
度を持った電動機を提供する事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における固定子完成品の斜視
図、第２図は第１図の口出線とコイルの接続部の断面図
、第３図は同口出線の斜視図、第４図は従来の固定子完
成品の斜視図、第５図は第４図の目出線とコイルの接続
部分の拡大斜視図である。 １・・・・・・固定子鉄心、４・・・・・・コイル、５
・・・・・・口出線、５ａ・・・・・・凹部、８・・・
・・・接続部、９・・・・・・絶縁用樹脂。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スロットを有する鉄心と、このスロットに巻装されたコ
   イルと、このコイルに接続された口出線と、前記コイル
   と口出線との接続部を含む前記口出線を鉄心に前記絶縁
   固定する電気絶縁用樹脂とを備え、前記電気絶縁用樹脂
   中に埋設される前記口出線の被覆部に凹部を設けてなる
   電動機の口出線固定装置。