JPH01122344A

JPH01122344A - 電動機

Info

Publication number: JPH01122344A
Application number: JP27821387A
Authority: JP
Inventors: Haruo Nakatsuka; 中塚　晴雄
Original assignee: Shibaura Engineering Works Co Ltd
Current assignee: Shibaura Mechatronics Corp
Priority date: 1987-11-05
Filing date: 1987-11-05
Publication date: 1989-05-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、巻線の絶縁を良好にすると共に製作を容易に
する電動機の構成に関する。

「従来の技術」電動機は、鉄心に巻線を施す必要から、巻線を挿入する
スロットに絶縁を施すものである。

そして、このスロットの絶縁は、内径部分は、勿論のこ
とスロットの開口端部についても絶縁して巻線と鉄心と
の間に絶縁される絶縁距離を確保する必要があった。

一般的には、絶縁紙をスロットに挿入すると共にスロッ
トの開口から一定の高さだけ絶縁紙を延出させて巻線と
鉄心との絶縁距離を確保していた。

このような方法では、巻線を鉄心の端面に押し付けるこ
とができず、鉄心の端面において絶縁紙と共に一定の高
さだけ巻線をスロットの軸方向へ延出させて曲げられる
ものであった。

「発明が解決しようとする問題点」したがって、従来の構成では、巻線が鉄心の端面に沿っ
て曲げられないため、巻線端が長くなることになり、銅
損等の損失を生じたり、外形を大きくするといった欠点
を伴っていた。

そこで、鉄心端面に沿って絶縁端板を備え、鉄心端面と
巻線とを絶縁して巻線を鉄心端面の絶縁端板に沿って押
し付けることが試みられている。

しかし、このような方法によっても、巻線が確実に固定
されないことから、糸で巻線を縛り、束にすることが必
要であった。

さらに、巻線接続部とリード線とを接続した際、リード
線が引っ張られても巻線接続部に影響がないようにリー
ド線を固定しなければならなかった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり
、巻線を絶縁すると共に糸で縛るなどの固定をなくする
ことができる構造の電動機を提供することを目的として
いる。

「問題点を解決するための手段」本発明は、スロットの内径側及び側面をモールドで絶縁
すると共に一体に内径側に巻線端の絶縁板を形成し、前
記スロットの外径側に楔を嵌合すると共に楔に一体に端
子板を形成したことによって問題点を解決している。

「作用」スロットの内径及び側面が絶縁されており、さらに外径
側が楔で絶縁されるため、スロット内部が絶縁される。

そして、スロットから延出する巻線端は、内径側が絶縁
板によって保持され、外径側が端子板によって保持され
ることになり、糸で縛って固定する必要がなくなる。

しかも、外径側に備えられる端子板によって巻線端をリ
ード線に接続することができ、リード線が引っ張られて
も巻線端に影響を及ぼすことがなくなる。

「実施例」本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明すると
、第１図は、本発明の一実施例による電動機の固定子鉄
心のスロットの内径側を絶縁した状態の平面図であり、
第２図は、その要部縦断面図である。

そして、第３図は、固定子鉄心のスロット外径側を絶縁
した状態の平面図であり、第４図は、その要部縦断面図
、第５図は、その側断面図である。

第１図において、電動機は、鋼板を打ち抜き積層して歯
部群１を形成し、この歯部群１を嵌合して固定子鉄心２
を形成する継鉄部３を同じく打ち抜き積層して形成し、
両者を結合している。

そして、歯部群１には、モールドで絶縁、１４が形成さ
れており、絶縁層４は、歯部群１に複数形成されるスロ
ット５の内径側と端面に施されている。

さらに、歯部群１は、継鉄部３に嵌合されており、隣設
するスロット５間に巻線が施されるものである。

第２図において、電動機は、固定子鉄心２に絶縁層４が
形成されており、絶縁層４は、固定子鉄心２の端面及び
スロット５の内部分に及びさらにスロット５に施される
巻線端６の内径側に沿って絶縁板７を形成している。

そして、巻線ｆ４Ａ６は、絶縁板７に密着している。

第３図において、固定子鉄心２は、スロ歩ト５の外径側
に楔８が嵌装されており、第１図および第２図に示され
るスロット５の内径側の絶縁層４と共にスロット５の内
周を絶縁するように構成されている。

第４図に示される通り、＄８には、端子板９が形成され
ており、端子板９には、端子１０が備えられて、巻線接
続部１１とリード線１２とを接続するように構成されて
いる。

第５図において、楔８は、スロット５の内部を貫通して
他方の巻線端にまで及び巻線端を保持するように構成さ
れている。

このような構成において、電動機は、歯部群１を形成し
てモールド成形型によって絶縁層４を成形する。

そして、絶縁層４は、絶縁板７をも同時に成形する。

さらに、絶縁層４が施された歯部群１には、スロット５
に巻線を施して継鉄部３に嵌合する。

この際、継鉄部３には、スロット５の外周側に楔８を嵌
合して巻線がスロット５の内部で固定子鉄心２に接触し
ないように絶縁する。

このように絶縁される巻線は、スロット５の内部では絶
縁層４と楔８とによって絶縁され、固定子鉄心２の端面
から露出する巻線端６は、内径側が絶縁板７によって絶
縁保持され、外径側が端子及び楔８によって保持される
ことになる。

したがって、巻線端６は、糸で縛って固定子鉄心２に保
持させる必要はなくなり、しかも、固定子鉄心２の端面
まで絶縁層で覆うことが容易であり、巻線端６を固定子
端面に押し付けることが容易となる。

さらに、巻線接続部１１を端子１０に接続し、リード線
１２を端子１０に接続することによってリード線１２の
接続が終了する。

しかも、リード線１２は、端子１０に接続されるため、
巻線接続部１１に力が加わることはなく、巻線端６やリ
ード線１２を縛り付けて固定する必要がなくなる。

また、巻線端６は、絶縁板７及び端子板９によって保持
されるため、糸で縛り付ける必要がなくなり製造を簡素
化することができる。

「発明の効果」本発明によれば、巻線端を糸で縛り付ける必要がなくな
り、さらに、巻線端を固定子鉄心に対して容易に絶縁す
ることができ、しかも、巻線接続部に確実にリード線を
接続することができるものであり、その効果は極めて大
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例による電動機の固定子鉄心
のスロットの内径側を絶縁した状態の平面図であり、第
２図は、その要部縦断面図である。そして、第３図は、固定子鉄心のスロット外径側を絶縁
した状態の平面図であり、第４図は、その要部縦断面図
、第５図は、その側断面図である。１・・・歯部群、　２・・・固定子鉄心、　３・・・継
鉄部、４・・・絶縁層、　５・・・スロット、　６・・
・巻線端、７・・・絶縁層、　８・・・楔、　９・・・
端子板。

Claims

【特許請求の範囲】

スロットを絶縁して巻線を施す電動機において、スロッ
トの内径側及び側面をモールドで絶縁すると共に一体に
内径側に巻線端の絶縁板を形成し、前記スロットの外径
側に楔を嵌合すると共に楔に一体に端子板を形成したこ
とを特徴とする電動機。