JP3028981U - 回転電機用固定子 - Google Patents

回転電機用固定子

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JP3028981U
JP3028981U JP1996001679U JP167996U JP3028981U JP 3028981 U JP3028981 U JP 3028981U JP 1996001679 U JP1996001679 U JP 1996001679U JP 167996 U JP167996 U JP 167996U JP 3028981 U JP3028981 U JP 3028981U
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Japan
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heat
resistant insulating
connecting portion
stator
insulating sheet
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JP1996001679U
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Inventor
賢 成富
孝 海野
雅一 芦川
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部絶縁被覆チューブを破っての接続部と
コイルエンド部とのショートを防止できる回転電機用固
定子を得る。 【解決手段】 環状の固定子鉄心の内周に沿って突設さ
れている各突極にコイル3を巻装し、コイルエンド部3
bの箇所でコイルの端末線3aにリード線4を接続部5
で接続する。接続部5には接続部絶縁被覆チューブ6を
被せる。接続部絶縁被覆チューブ6とコイルエンド部3
bとの間に耐熱性絶縁シート10を介在させる。耐熱性
絶縁シート10は凹形に成形して、その凹部をコイルエ
ンド部3bに嵌めて支持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、発電機等の回転電機の固定子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関等の原動機で駆動される発電機等の回転電機として、界磁回転子の外 側に固定子を配置したものがある。この種の回転電機の固定子1は、図3乃至図 5に示すように鋼板の積層体からなる環状の固定子鉄心2と、該固定子鉄心2の 環状部2aの内周に沿って突設されている各突極2bに巻装されている電機子コ イル3とにより構成されている。
【0003】 発電機の場合、一般に、電機子コイル3は出力コイルと励磁コイルとにより構 成されている。出力コイルは、図5に示すようにそのコイル端末線3aにリード 線4が圧着端子等を用いた圧着接続或いは半田付け接続等による接続部5で接続 されている。通常、リード線4は芯線導体4aにビニル被覆等の絶縁被覆4bが 被せられた構造になっている。また、コイル端末線3aはその表面にエナメル等 の絶縁被覆が施されている。接続部5はコイル端末線3aとリード線4との絶縁 被覆が除去された状態で接続が行われている。同様に、励磁コイルのコイル端末 線にもリード線が接続されている。
【0004】 この場合、接続部5にはコイルエンド部3bからの絶縁のために接続部絶縁被 覆チューブ6が被せられ、また絶縁被覆チューブ6から外に出ているリード線4 には該リード線4が高温となるコイルエンド部3bに直接接しないように1本毎 にリード線保護チューブ7が嵌挿されている。
【0005】 この状態で、コイルエンド部3bはレーシング(糸しばり)してから、該コイ ルエンド部3bの寸法を出すための成形がされ、次に絶縁樹脂が含浸され、電機 子1が完成する。
【0006】 なお、8はリード線4の端末に接続されているコネクタ、9はリード線4の端 末に接続されている端子である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の固定子1では、コイルエンド部3bの成形時 に、作業のばらつき等で接続部5を構成する圧着端子が接続部絶縁被覆チューブ 6を破ってレアーショートが発生する恐れがあった。
【0008】 接続部5につなげるリード線4には、コイルエンド部3bの熱から保護するた めのリード線保護チューブ7を1本毎に嵌挿する作業が必要になり、手間がかか り、コストアップの原因となる問題点があった。
【0009】 本考案の目的は、接続部絶縁被覆チューブを破っての接続部とコイルエンド部 とのショートを防止できる回転電機用固定子を提供することにある。
【0010】 本考案の他の目的は、接続部につなげるリード線にリード線保護チューブを嵌 挿する必要のない回転電機用固定子を提供することにある。
【0011】 本考案の他の目的は、接続部絶縁被覆チューブとコイルエンド部との間に介在 させる耐熱性絶縁シートの支持の安定性を図ることができる回転電機用固定子を 提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、環状の固定子鉄心の内周に沿って突設されている各突極にコイルが 巻装され、コイルエンド部の箇所でコイルの端末線にリード線が接続され、コイ ルの端末線とリード線との接続部に接続部絶縁被覆チューブが被せられている構 造の回転電機用固定子を改良するものである。
【0013】 本考案に係る回転電機用固定子においては、接続部絶縁被覆チューブとコイル エンド部との間に耐熱性絶縁シートが介在されていることを特徴とする。
【0014】 このように接続部絶縁被覆チューブとコイルエンド部との間に耐熱性絶縁シー トを介在させると、接続部のエッジ等が接続部絶縁被覆チューブを突き破ること があっても、該接続部とコイルエンド部とのショートを該耐熱性絶縁シートで防 止することができる。また、この耐熱性絶縁シートは単に接続部絶縁被覆チュー ブとコイルエンド部との間に介在させるだけでよく、作業能率を大幅に改善する ことができる。
【0015】 この場合、耐熱性絶縁シートは、接続部絶縁被覆チューブと該接続部絶縁被覆 チューブから外に出ているリード線の隣接部分とに跨がる長さで設けることが好 ましい。
【0016】 このように耐熱性絶縁シートを、接続部絶縁被覆チューブと該接続部絶縁被覆 チューブから外に出ているリード線の隣接部分とに跨がる長さで設けると、該接 続部絶縁被覆チューブから外に出ているリード線の隣接部分が高温のコイルエン ド部に直接接触することがなくなり、接続部につなげるリード線に1本毎にリー ド線保護チューブを嵌挿する作業が不要となり、作業能率を大幅に改善すること ができる。
【0017】 また、耐熱性絶縁シートは凹形に成形されていて、その凹部がコイルエンド部 に嵌められていることが好ましい。
【0018】 このように耐熱性絶縁シートは凹形に成形された構造とし、その凹部をコイル エンド部に嵌めると、該耐熱性絶縁シートの支持の安定性が図れ、該耐熱性絶縁 シートがずれて脱落することがなくなり、作業性がよくなる。
【0019】 また、耐熱性絶縁シートは耐熱性絶縁紙で形成されていることが好ましい。
【0020】 このように耐熱性絶縁シートを耐熱性絶縁紙で形成すると、安価に耐熱性絶縁 シートを入手することができる。
【0021】 また、耐熱性絶縁シートは耐熱性絶縁樹脂で形成されていることが好ましい。
【0022】 このように耐熱性絶縁シートを耐熱性絶縁樹脂で形成すると、安価に耐熱性絶 縁シートを入手することができると共に、該耐熱性絶縁シートの成形性が容易と なる利点がある。
【0023】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は、本考案に係る回転電機用固定子1の実施の形態の一例を示し たものである。なお、前述した図3乃至図5と対応する部分には、同一符号を付 けて示している。
【0024】 本例の回転電機用固定子1においては、リード線4に嵌挿するリード線保護チ ューブ7(図5参照)が省略され、その代わりに、接続部絶縁被覆チューブ1と コイルエンド部3bとの間に耐熱性絶縁シート10が介在されている。耐熱性絶 縁シート10は、耐熱性絶縁紙で図2に示す如く凹形に成形されていて、その凹 部10aがコイルエンド部3bに嵌めて装着されている。該耐熱性絶縁シート1 0は、図1に示す如く、接続部絶縁被覆チューブ6と該接続部絶縁被覆チューブ 6から外に出ているリード線4の隣接部分とに跨がる長さで設けられている。
【0025】 その他の構成は、前述した図3乃至図5と同様である。
【0026】 このように接続部絶縁被覆チューブ6とコイルエンド部3bとの間に耐熱性絶 縁シート10を介在させると、接続部5のエッジ等が接続部絶縁被覆チューブ6 を突き破ることがあっても、該接続部5とコイルエンド部3bとのショートを該 耐熱性絶縁シート10で防止することができる。また、この耐熱性絶縁シート1 0は単に接続部絶縁被覆チューブ6とコイルエンド部3bとの間に介在させるだ けでよく、作業能率を大幅に改善することができる。
【0027】 特に、本例のように耐熱性絶縁シート10を、接続部絶縁被覆チューブ6と該 接続部絶縁被覆チューブ6から外に出ているリード線4の隣接部分とに跨がる長 さで設けると、該接続部絶縁被覆チューブ6から外に出ているリード線4の隣接 部分が高温のコイルエンド部3bに直接接触することがなくなり、接続部5につ なげるリード線4に1本毎にリード線保護チューブを嵌挿する作業が不要となり 、作業能率を大幅に改善することができる。
【0028】 また、本例のように耐熱性絶縁シート10を凹形に成形された構造とし、その 凹部10aをコイルエンド部3bに嵌めると、該耐熱性絶縁シート10の支持の 安定性がよくなり、該耐熱性絶縁シート10がずれて脱落することがなくなり、 作業性がよくなる。
【0029】 また、本例のように耐熱性絶縁シート10を耐熱性絶縁紙で形成すると、安価 に耐熱性絶縁シート10を入手することができる。
【0030】 なお、耐熱性絶縁シート10としては、耐熱性絶縁紙以外に、ポリアミド樹脂 の如き耐熱性絶縁樹脂で構成することもできる。
【0031】 このように耐熱性絶縁シート10を耐熱性絶縁樹脂で形成すると、安価に耐熱 性絶縁シート10を入手することができると共に、該耐熱性絶縁シート10の成 形性が容易となる利点がある。
【0032】 また、本考案は、発電機ばかりでなく、電動機等の回転電機の固定子にも同様 に適用することができる。
【0033】
【考案の効果】 本考案に係る回転電機用固定子においては、接続部絶縁被覆チューブとコイル エンド部との間に耐熱性絶縁シートを介在させているので、接続部のエッジ等が 接続部絶縁被覆チューブを突き破ることがあっても、該接続部とコイルエンド部 とのショートを該耐熱性絶縁シートで防止することができる。また、この耐熱性 絶縁シートは単に接続部絶縁被覆チューブとコイルエンド部との間に介在させる だけでよく、作業能率を大幅に改善することができる。
【0034】 耐熱性絶縁シートを、接続部絶縁被覆チューブと該接続部絶縁被覆チューブか ら外に出ているリード線の隣接部分とに跨がる長さで設けると、該接続部絶縁被 覆チューブから外に出ているリード線の隣接部分が高温のコイルエンド部に直接 接触することがなくなり、接続部につなげるリード線に1本毎にリード線保護チ ューブを嵌挿する作業が不要となり、作業能率を大幅に改善することができる。
【0035】 また、耐熱性絶縁シートを凹形に成形された構造とし、その凹部をコイルエン ド部に嵌めると、該耐熱性絶縁シートの支持の安定性が図れ、該耐熱性絶縁シー トがずれて脱落することがなくなり、作業性がよくなる。
【0036】 また、耐熱性絶縁シートを耐熱性絶縁紙で形成すると、安価に耐熱性絶縁シー トを入手することができる。
【0037】 また、耐熱性絶縁シートを耐熱性絶縁樹脂で形成すると、安価に耐熱性絶縁シ ートを入手することができると共に、該耐熱性絶縁シートの成形性が容易となる 利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転電機用固定子の実施の形態の
一例の要部を示す一部縦断側面図である。
【図2】本例で用いている耐熱性絶縁シートの斜視図で
ある。
【図3】従来の回転電機用固定子の一部破断平面図であ
る。
【図4】図3の一部縦断正面図である。
【図5】図3に形成されている接続部付近の拡大平面図
である。
【符号の説明】
1 回転電機用固定子 2 固定子鉄心 2a 環状部 2b 突極 3 電機子コイル 3a コイル端末線 3b コイルエンド部 4 リード線 4a 芯線導体 4b 絶縁被覆 5 接続部 6 接続部絶縁被覆チューブ 7 リード線保護チューブ 8 コネクタ 9 端子 10 耐熱性絶縁シート 10a 凹部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の固定子鉄心の内周に沿って突設さ
    れている各突極にコイルが巻装され、コイルエンド部の
    箇所で前記コイルの端末線にリード線が接続され、前記
    コイルの端末線と前記リード線との接続部に接続部絶縁
    被覆チューブが被せられている回転電機用固定子におい
    て、 前記接続部絶縁被覆チューブと前記コイルエンド部との
    間に耐熱性絶縁シートが介在されていることを特徴とす
    る回転電機用固定子。
  2. 【請求項2】 前記耐熱性絶縁シートは前記接続部絶縁
    被覆チューブと該接続部絶縁被覆チューブから外に出て
    いる前記リード線の隣接部分とに跨がる長さで設けられ
    ていることを特徴とする回転電機用固定子。
  3. 【請求項3】 前記耐熱性絶縁シートは凹形に成形され
    ていて、その凹部が前記コイルエンド部に嵌められてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機
    用固定子。
  4. 【請求項4】 前記耐熱性絶縁シートは耐熱性絶縁紙で
    形成されていることを特徴とする請求項1,2または3
    のいずれか1つに記載の回転電機用固定子。
  5. 【請求項5】 前記耐熱性絶縁シートは耐熱性絶縁樹脂
    で形成されていることを特徴とする請求項1,2または
    3のいずれか1つに記載の回転電機用固定子。
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