JP2001197696A - 回転電機およびその製造方法 - Google Patents

回転電機およびその製造方法

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JP2001197696A JP2000005358A JP2000005358A JP2001197696A JP 2001197696 A JP2001197696 A JP 2001197696A JP 2000005358 A JP2000005358 A JP 2000005358A JP 2000005358 A JP2000005358 A JP 2000005358A JP 2001197696 A JP2001197696 A JP 2001197696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細い線材料を用いることによる、占積率およ
び巻線加工性の向上、また工程数および部品点数の削限
を可能とする。 【解決手段】 隣り合う同相巻線4a、4bはそれぞれ
巻線要素A1とA2、B1とB2からなる。内側巻線要
素A1と外側巻線要素B2を直列に、そしてA2とB1
を直列に接続する。両直列回路はインピーダンスがバラ
ンスしており、互いに並列接続する。並列回路数の増加
で細い線材料を使用でき、加工性が向上するとともに、
これにより占積率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機などの回
転電機とその製造方法に関するものであり、特に固定子
巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】各ティースに巻線が集中的に施されてい
る従来の回転電機の巻線構造として、例えば特開平09
−285088号公報に示された同期電動機がある。図
20は、このような従来の回転電機を説明するための断
面図である。図において、回転電機は、固定子20と回
転子30とから構成されている。固定子20は、固定子
鉄心22と固定子巻線24から構成される。固定子鉄心
22は、円環状の固定子ヨ−ク22Aと固定子磁極22
Bとからなり、固定子磁極22Bには、固定子巻線24
が集中的に巻回される構成である。各固定子巻線24
は、空隙面での磁路を共有することのない構成である。
このように、固定子巻線24を集中的に巻回する固定子
構造とすることにより、エンドコイル部の長さを短くす
ることができるため、回転電機の体格を小さくすること
ができる。固定子巻線24のU相には、U1+,U1-,U
2+,U2-がそれぞれ接続され、V相には、V1+,V1-,
V2+,V2-がそれぞれ接続され、W相には、W1+,W1
-,W2+,W2-がそれぞれ接続される。この固定子巻線
24に交流電源を接続することで移動磁界を発生させ、
回転子30との相互作用により回転トルクを得ることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のような回転
電機において、電源の制約上から、電源から見た巻線イ
ンピーダンスを下げる必要が生じる場合がある。このよ
うな場合、巻線の線径を太くするとともに巻回数を減ら
すことで、抵抗値もしくはインダクタンスを下げるのが
一般的である。このとき、ターン数の減少分に応じて電
流値を増やし、アンペアターン数を同一に保っておけ
ば、トルク特性は保たれる。ところが、各ティースに1
つの巻線が集中的に施されているこの種の回転電機にお
いて太い線径のマグネットワイヤを用いると、マグネッ
トワイヤの剛性が高いため、巻線加工に際してねじり、
屈曲、すべり等の点で様々な不都合を生じ、また巻線を
収める作業空間が狭いこともあって高密度に巻くことが
困難となる。
【0004】このような問題点を解決するため、例えば
特開平11−206054号公報には、図21に示した
ように、細い線径のマグネットワイヤ11を複数本、撚
り線として用いて太い線径のワイヤの導体断面積と同等
に合わせることで、占積率を高めつつ、柔軟性を増して
狭い作業空間でも巻線機により容易に巻上を行う技術が
示されている。しかし、例えば高周波用途に用いられて
いるような極細線を用いた撚線の場合には、各素線の断
線の恐れがあるほか、撚線の加工にコストがかかり、回
転機全体のコスト上昇につながる。これを防止するため
各素線の線径を太いものにすると、占積率および加工性
を高めることが困難になるという問題点があった。この
発明は、上記のような問題を解決するためになされたも
のであり、細い線材料を用いて高占積率および巻線加工
性の向上を実現することを目的としており、さらに、工
程数や部品点数を削減して量産に適した製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る回転電機
は、固定子に設けられた複数のティースの各々に対して
固定子巻線を集中的に巻回した回転電機において、各テ
ィースに複数k個の巻線要素を設け、隣り合う複数q個
のティースに設けられた巻線要素を互いに直列に接続し
て直列回路を形成し、k個の直列回路を互いに並列に接
続してなる固定子巻線を備えたものである。請求項2に
係る回転電機は、請求項1記載のものにおいて、nを正
の整数として、k=nqとしたものである。
【0006】請求項3に係る回転電機は、請求項1また
は請求項2記載のものにおいて、1つのティースに設け
られた巻線要素のうち、少なくとも1つの巻線要素の巻
回方向が他の巻線要素の巻回方向と異なるものである。
請求項4に係る回転電機は、請求項1または請求項2記
載のものにおいて、1つのティースに設けられた全ての
巻線要素の巻回方向を同じにしたものである。請求項5
に係る回転電機は、請求項1から請求項4のいずれかに
記載のものにおいて、1つのティースに設けられた巻線
要素相互間の少なくとも一部に絶縁部材を配置したもの
である。
【0007】請求項6に係る回転電機は、請求項1から
請求項5のいずれかに記載のものにおいて、1つのティ
ースに設けられた巻線要素は、互いにその径方向に重ね
て配置したものである。請求項7に係る回転電機は、請
求項6記載のものにおいて、1つのティースに設けられ
互いに隣接する巻線要素間で、内側巻線要素の外周側端
部の電位と外側巻線要素の内周側端部の電位とを等しく
したものである。請求項8に係る回転電機は、請求項1
から請求項5のいずれかに記載のものにおいて、1つの
ティースに設けられた巻線要素は、互いにその軸方向に
並べて配置したものである。請求項9に係る回転電機
は、請求項1から請求項8のいずれかに記載のものにお
いて、巻線要素間の接続を、巻線要素と同じ線材料を用
いて行ったものである。
【0008】請求項10に係る回転電機は、固定子に設
けられた複数のティースの各々に対して固定子巻線を集
中的に巻回した回転電機において、各ティースに複数の
巻線要素を互いにその軸方向に並べて設け、巻線要素を
互いに並列に接続してなる固定子巻線を備えたものであ
る。
【0009】請求項11に係る回転電機の製造方法は、
固定子に設けられた複数のティースの各々に対して固定
子巻線を集中的に巻回する回転電機の製造方法におい
て、まず各ティースに順次1個ずつ巻線要素を巻回し、
続いて巻線要素上に順次別の巻線要素を巻回して各ティ
ースに複数個の巻線要素を形成した後、隣り合う複数個
のティースに設けられた巻線要素を互いに直列に接続し
て直列回路を形成するとともに、複数の直列回路を互い
に並列に接続して固定子巻線を構成するものである。
【0010】請求項12に係る回転電機の製造方法は、
固定子に設けられた複数のティースの各々に対して固定
子巻線を集中的に巻回する回転電機の製造方法におい
て、まずティースに1個の巻線要素を巻回した後、その
ままその線材料を端子にからげ、続いて上記巻線要素上
にこの巻線要素とは逆の巻回方向で別の巻線要素を巻回
してティースに複数個の巻線要素を形成し、続いて隣り
合うティースに移り上記と同様の手順で複数の巻線要素
を形成して固定子巻線を構成するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この実施の形態
は、以下に説明するように、隣り合う同相巻線数q=
2、中間電位一致、中間絶縁部材なしの例である。図1
は、この発明の実施の形態1における回転電機の構造を
説明するための断面図であり、1は円筒状の固定子、2
は固定子コア、3は固定子コア2に設けられた12個の
ティース、4a〜4Lは各ティース3に集中的に巻回さ
れた固定子巻線である。ティース3と固定子巻線4a〜
4Lとの間には、絶縁部材8が配置されている。固定子
コア2、固定子巻線4a〜4Lおよび絶縁部材8で固定
子1を構成している。7は固定子1の中空部分に設けら
れた回転子であり、その表面に、14個の永久磁石6が
固定子1と対向して置かれ、隣り合う永久磁石6の極性
は互いに逆になるように配置されている。
【0012】まず、固定子巻線(以下、「巻線」と称す
る)の結線等の概略につき説明する。巻線4a〜4L
は、3つのグループにまとめられ、図示されていない三
相交流電源に接続される。本実施の形態では、12個の
巻線4a〜4Lのうち、4a、4b、4g、4hの4つ
がU相巻線、4c、4d、4i、4jの4つがW相巻
線、4e、4f、4k、4Lの4つがV相巻線となる。
すなわち、隣り合う同相巻線数qを2とした例である。
つまり、隣り合う2つのティース3の巻線が同相の巻線
になっている。U相巻線において、巻線4aと4hとは
電流の流れる方向が、回転電機の中心軸から見て同じで
あり、この2つと巻線4b、4gとは電流の流れる方向
が逆になる。V相、W相巻線についても同様である。
【0013】ここで、各相巻線の位相関係について、対
称性を考慮し、12個の巻線4a〜4Lのうち半分の4
a〜4fを用いて説明する。前述のティース3の個数と
永久磁石6の個数との間の関係から各巻線4a〜4Lは
それぞれ電気角で7π/6の位相差をもつ。U相巻線で
は、巻線4aと電気角で7π/6の位相差のある隣の巻
線4bの極性を反転させる。したがって、各巻線に発生
する誘起電圧はπ/6の位相差をもつことになる。そし
て巻線4aと、巻線4bとを互いに直列に接続する。ま
た巻線4a、4bの直列回路と、巻線4g、4hの直列
回路とは互いに並列に接続する。結線の詳細については
後述する。
【0014】図2は、各巻線の誘起電圧および各相巻線
の合成誘起電圧の関係を示したベクトル図である。U
1,U2,W1,W2,V1,V2はそれぞれ巻線4a〜4f
の電圧である。巻線4b、4c、4fは極性を逆にし
て、それぞれ隣り合う同相巻線4a、4d、4eと直列
接続されるので、U2,W1,V2は極性が反転してそれ
ぞれU1,W2,V1と合成される。巻線4a〜4Lは星
形結線され、各相の相電圧はU,V,Wで示したように
なり、互いに2π/3の位相差を持つ。なお、固定子1
の残りの半円分すなわち7ティース目以降は、1から6
ティースの巻線がそれぞれ反転したものが繰り返され
る。
【0015】各相には結局、π/6の位相差を持つ2つ
の電圧ベクトルの合成として、各巻線4a〜4Lに発生
する電圧vの2cos(π/12)=1.93185…
倍の電圧が発生する。巻線4aと巻線4bとに位相差が
ない場合には、U相巻線に発生する合成誘起電圧は2v
となるはずであり、これらの比、即ち1.93185…
/2=0.9659…が分布係数と称されるものであ
る。このように結線された固定子巻線を三相交流電源に
接続し、交流電流を通電すると、各ティースには電流に
よる磁界が発生し、これと永久磁石6との相互作用によ
りトルクが発生する。
【0016】次に、より具体的な巻線構造について、図
3乃至図6を用いて説明する。図3は、隣り合う同相巻
線4aと4bに相当する部分をとりだして示した断面図
である。図中、×印および黒点印は電流方向ではなく、
巻回方向を示す記号である。巻線4aは、内側に配置さ
れた巻線要素A1と、外側に配置された巻線要素A2と
からなり、巻線要素A1、A2はティース3に対して同
心状に巻かれている。同様に、巻線4bは、内側に配置
された巻線要素B1と、外側に配置された巻線要素B2
とからなる。4つの巻線要素A1、A2、B1、B2に
おいて、巻き始めすなわちティース3に近い側の内側巻
線端部をそれぞれVA1in、VA2in、VB1in、VB2inと
し、巻き終わりすなわちティース3から遠い側の外側巻
線端部をそれぞれVA1out、VA2out、VB1out、VB2out
とする。
【0017】図4は巻線の結線状態を示す結線図であ
る。4つの巻線要素A1、A2、B1、B2のうち、内
側に配置された巻線要素A1、B1と、外側に配置され
た巻線要素A2、B2とは、巻線長が異なるため抵抗値
が異なる可能性があるほか、鉄心(ティース3)との距
離も異なるため、インダクタンスも異なる可能性があ
る。しかし、図4に示したように、巻線要素A1とB
2、および巻線要素A2とB1とをそれぞれ直列に接続
することで、両直列回路間のインピーダンスのアンバラ
ンスを防止し、両直列回路を互いに並列接続したときの
循環電流の発生を抑制することができる。また、図4か
らわかるように、中間電位すなわち巻線要素A1の外側
巻線端部VA1outと巻線要素A2の内側巻線端部VA2in
とはほぼ同電位であり、巻線要素A1の内周側と巻線要
素A2の外周側との間には電位差がほとんど生じないた
め、この間に特別の絶縁部材を設ける必要がない。巻線
要素B1およびB2についても同様である。
【0018】次に巻線方法について、図3および図5を
用いて説明する。図5は巻線方法の説明図であり、まず
端子41から出発して、巻線4aの内側の巻線要素A1
を、VA1in→ VA1outの順に巻く。A1を巻回し終えた
後は、端子43に巻線をからげ、そのまま連続して巻線
要素A2をVA2in→ VA2outの順に巻く。巻線要素A1
とA2とは、巻回方向を逆にする。A2を巻回し終えた
後は、端子42に巻線をからげ、そのまま連続して隣の
ティース3にある端子45に巻線をからげる。以下、同
様にして、端子45→巻線要素B1→端子46→巻線要
素B2→端子44の順に巻回した後、最初の端子41に
からげて巻線作業を終了する。その後、各端子41〜4
6において、巻線と端子とをヒュージング(熱かしめ)
などの手段を用いて導通せしめつつ固着する。
【0019】以上に述べたのと同様にして、4a、4b
以外の隣り合う同相巻線においても結線を施し、これら
を各相毎に並列接続しかつ星型結線とすることで、図6
に示すような三相巻線を構成することができる。
【0020】上述のような手順で結線を施すことで、隣
り合う同相巻線およびその間の接続を同じ線材料で連続
して巻線処理することができ、工程数の削減を行うこと
ができる。また、図4および図5からわかるように、端
子43と端子46がこの2つの巻線4aおよび4bの端
子となり、端子41、42、44、45はその中間の電
位をとる。1相あたりの等価電源47を接続した状態を
考えると、巻線要素B2、A1には電流i2が、巻線要
素B1、A2には電流i1がそれぞれ流れる。この値
は、それぞれのインピーダンスによって決まるが、前述
のように、巻線要素B1とA1、B2とA2とはそれぞ
れインピーダンスがほぼ等しいため、電流i1とi2と
をほぼ等しくすることができる。
【0021】なお、本実施の形態においては、各相の巻
線、例えば4a、4bと4g、4hとを並列に接続する
例について示したが、電源容量との兼ね合いにより、図
7に示したように直列接続としても良い。また、3相を
星形結線する例を示したが、三角形結線にしてもよい。
その場合、電源電圧が同じであれば、巻線の巻回数が多
くなり電流は少なくなる。
【0022】実施の形態2.この実施の形態は、隣り合
う同相巻線の数q=2、中間電位一致、中間絶縁部材な
しの例である。図8は、この発明の実施の形態2におけ
る巻線方法を説明するための図であり、図5と同様の部
分は説明を省略する。本実施の形態では、端子51と5
6、52と55、53と54、57と58とは、それぞ
れ接続部材59、60、61、62を用いて接続されて
いる。この場合の巻線方法について、以下に説明する。
【0023】まず端子53から出発して、巻線4aの内
側の巻線要素A1を巻き、端子52に巻線をからげる。
続いて、端子51から出発して、巻線要素A2を巻線要
素A1と逆方向に巻き、端子54に巻線をからげる。同
様にして、端子57→巻線要素B1→端子56、端子5
5→巻線要素B2→端子58の順に巻回して巻線作業を
終了する。最後に、各端子において、巻線と端子とをヒ
ュージングなどの手段を用いて導通せしめつつ固着す
る。その他は実施の形態1と同様である。この実施の形
態では、巻線作業を連続して行うことができず、各巻線
要素毎に切断作業を要するものの、各巻線要素間の接続
を接続部材59〜62を用いて行うため、巻線に要する
時間を短縮することができる。
【0024】なお、本実施の形態においては、巻線要素
A1を巻回した次に巻線要素A2を巻回する例について
示したが、各巻線要素は独立して巻回できるので、巻線
要素A1の後に巻線要素B1を巻回しても良い。この場
合、全周にわたる全ての巻線において、同方向に内周側
の巻線作業をした後、逆方向に外周側の巻線作業を行う
ことができるので、例えば内周側と外周側の巻線機を別
のものにするなど、工程上の自由度が増えることにな
る。
【0025】実施の形態3.この実施の形態は、隣り合
う同相巻線の数q=2、中間電位不一致、中間絶縁部材
付の例である。図9は、この発明の実施の形態3におけ
る巻線方法を説明するために示した隣り合う同相巻線の
断面図、図10は巻線の結線図、図11はその巻線方法
を説明するための図であり、これらの図において、図3
乃至図5と同様の部分は説明を省略する。本実施の形態
においては、実施の形態1および2と異なり、図9及び
図11からわかるように、全ての巻線要素を同方向に巻
回している。端子71と76、72と75、73と7
4、77と78とは、それぞれ接続部材79、80、8
1、82を用いて接続されている。この場合の巻線方法
について、以下に説明する。
【0026】まず端子73から出発して、巻線4aの内
側の巻線要素A1を巻き、端子72に巻線をからげる。
続いて、端子74から出発して、巻線要素A2を巻線要
素A1と同方向に巻き、端子71に巻線をからげる。同
様にして、端子77→巻線要素B1→端子76、端子7
8→巻線要素B2→端子75の順に巻回して巻線作業を
終了する。最後に、各端子において、巻線と端子とをヒ
ュージングなどの手段を用いて導通せしめつつ固着す
る。
【0027】この場合、巻線要素A1の巻き終わり側の
電位であるVA1outと、巻線要素A2の巻き始め側の電
位であるVA2inとを同電位とすることができない。この
ため、巻線要素A1とA2との間には、絶縁部材9を設
けている。絶縁部材9は、テープ状のものを巻線の上か
ら巻回してもよいし、板状の樹脂などを挟み込んでも良
い。電位差が十分に小さい場合には、絶縁部材9を省略
することも可能である。その他は実施の形態1と同様で
ある。
【0028】なお、本実施の形態においては、巻線要素
A1を巻回した次に巻線要素A2を巻回する例について
示したが、各巻線要素は独立して巻回できるので、巻線
要素A1の後に巻線要素B1を巻回しても良い。この場
合、全周にわたる全ての巻線において、同方向に内周側
の巻線作業をした後、同方向に外周側の巻線作業を行う
ことができるので、内周側と外周側の巻線機を別のもの
にすることができるほか、絶縁部材9を設置する際に各
ティース3への作業を連続して行うことができるなど、
工程上の自由度が増えることになる。
【0029】実施の形態4.この実施の形態は、回転電
機の径方向に巻線を分割した例である。図12は、この
発明の実施の形態4における巻線方法を説明するため、
巻線4a乃至4b付近を示した断面図であり、図9と同
様の部分は説明を省略する。本実施の形態における巻線
方法としては、巻線4aを構成する2つの巻線要素A
1、A2を回転電機の径方向に2つ並べ、絶縁部材10
を以って分割配置している。すなわちティースとティー
スの間の巻線配置空間であるスロットの底部側と、スロ
ットの開口部側に分割配置している。その他は実施の形
態3と同様である。
【0030】このような配置とした場合、巻線要素A
1、A2のインピーダンスはほとんど差が見られないよ
うになり、結線の自由度が増す。すなわち、巻線要素A
1とB2、A2とB1とをそれぞれ直列に接続した後、
これらを相互に並列に接続するのが望ましいが、この実
施の形態のように巻線要素を配置すれば、インピーダン
ス差がほとんどないため、巻線要素A1とB1、A2と
B2とをそれぞれ直列に接続した後、これらを相互に並
列に接続することも可能となる。
【0031】実施の形態5.この実施の形態は、隣り合
う同相巻線の数q=3の例である。図13は、この発明
の実施の形態5における回転電機の構造を説明するため
の断面図、図14は隣り合う同相巻線の断面図、図15
はその結線図であり、これらの図において、図1、図9
および図10と同様の部分は説明を省略する。本実施の
形態においては図13に示すように、極数である永久磁
石6の数を16、ティース3の数を18とした例につい
て示している。この場合、隣り合う同相巻線の数qを3
とするのが一般的である。例えば、18個の巻線のう
ち、4a、4b、4c、4j、4k、4LをU相に、4
d、4e、4f、4m、4n、4oをW相に、4g、4
h、4i、4p、4q、4rをV相に接続する。
【0032】図14は、このうちU相の3つの巻線4
a、4b、4cを拡大して示したものである。巻線4
a、4b、4cは、それぞれ巻線要素A1〜A3、B1
〜B3、C1〜C3よりなる。図15はこれらの接続に
ついて説明したものであり、A1、B2、C3の3つを
直列に接続したもの、A2、B3、C1の3つを直列に
接続したもの、A3、B1、C2の3つを直列に接続し
たもの、の3つを並列に接続する。その他は実施の形態
3と同様になっている。このように構成することで、各
巻線要素のインピーダンスのアンバランスによる循環電
流を抑制しつつ、並列回路数を増すことができる。すな
わち、実施の形態1〜4と同様に、線径の細い導線を用
いて巻線を巻回しつつ、電源から見た巻線インピーダン
スを小さくすることができる。
【0033】なお、本実施の形態においては、各ティー
ス3においてそれぞれの巻線要素を同方向に巻回する例
を示している。この場合、実施の形態3と同様、中間電
位が一致せず、隣り合う巻線要素間には電位差が発生す
るため、絶縁部材9を設けている。もちろん、電位差が
生じないように巻回方向を工夫し、絶縁部材9の全ても
しくは一部を省略することも可能である。また、上記説
明においては、各ティース3における巻線要素を、ティ
ース3に近い内周側、ティース3から遠い外周側、その
中間の3つに分割した場合について示したが、これに限
られるものではなく、例えば図16に示した通り、実施
の形態4と同様に、各ティース3における巻線要素を回
転電機の径方向に3つ並べ、絶縁部材10を以って分割
配置したのちこれを接続しても良い。
【0034】実施の形態6.この実施の形態は、他に隣
り合う同相巻線がない場合、つまりq=1の例である。
図17は、この発明の実施の形態6における回転電機の
構造を説明するための断面図、図18は巻線4aを拡大
して示した断面図であり、これらの図において、図1、
図3と同様の部分は説明を省略する。本実施の形態にお
いては、図17に示すように、極数である永久磁石6の
数を4、ティース3の数を6とした例について示してい
る。この場合、隣り合う同相巻線の数qを1とするのが
一般的である。その他は実施の形態1と同様である。
【0035】この場合、隣り合うティース間で予め直列
に接続することでインピーダンスのアンバランスをキャ
ンセルする、という、実施の形態1で示した方法をとる
ことができない。よって、同一ティースに巻回された2
つのコイルのインピーダンスをできるだけ等しくするよ
う、回転電機の径方向に分割配置、すなわちスロット底
部側とスロット開口部側とに並べて2つの巻線要素A
1、A2を配置している。10は巻線要素間に配置した
絶縁部材である。このように巻線要素を配置し、互いに
並列結線し、三相に結線することで、図19に示したよ
うになり、並列回路の数を、ティース数よりも増やすこ
とができる。
【0036】以上、本発明の実施の形態1〜6について
説明した。上記実施の形態では、隣り合う同相巻線の数
qを1ないし3とした場合について説明したが、これに
限られるものではなく、qはいくつであってもよい。ま
た、1つのティースに巻回される巻線要素の数kを、q
=1の場合にはk=2とし、q=2、3についてはk=
qとした場合について説明したが、これに限られるもの
ではなく、kをqと同数もしくはqの整数倍とすること
より、上記実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。さらに、例えばq=2、k=3で巻線要素を互いに
重ねて配置し、隣り合うティースの巻線要素との直列接
続において、外側と内側そして中央同士の巻線要素を組
み合わせて接続することによっても、同様の効果が得ら
れる。また、上記実施の形態では三相巻線を構成する場
合について説明したが、これに限るものではなく、三相
以外の任意の多相巻線についても同様である。さらに、
回転子側に永久磁石を用いた例について示したが、回転
子の構成はそれに限られるものではない。また、電動機
動作だけではなく、発電機として動作するものにおいて
も同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る回転電機は、隣り合うq
個のティースの巻線要素を互いに直列接続し、その直列
回路を互いに並列接続したので、固定子巻線の並列導体
数を増やすことができ、細い、したがって柔軟な導体を
用いることで加工性が向上し、また、そのために占積率
が向上する。請求項2に係る回転電機は、k=nqとし
たので、対称配置により容易にインピーダンスのバラン
スを得ることができる。
【0038】請求項3に係る回転電機は、少なくとも1
つの巻線要素の巻回方向が他と異なるので、巻線要素間
で隣接する部分の電位差を抑制することができる。請求
項4に係る回転電機は、全ての巻線要素の巻回方向と同
じにしたので、巻線の自動化が容易となる。請求項5に
係る回転電機は、巻線要素間に絶縁部材を配置したの
で、絶縁破壊を防止することができる。
【0039】請求項6に係る回転電機は、巻線要素をそ
の径方向に重ねて配置したので、巻線の自動化が容易と
なる。請求項7に係る回転電機は、内側巻線要素の外周
側端部と外側巻線要素の内周側端部の電位を等しくした
ので、巻線の自動化が容易で、かつ両巻線要素間の絶縁
破壊を防止するための絶縁部材を用いる必要がない。
【0040】請求項8に係る回転電機は、巻線要素をそ
の軸方向に並べて配置したので、巻線要素のインピーダ
ンスを互いに等しくすることができる。請求項9に係る
回転電機は、巻線要素間の接続を、巻線要素と同じ線材
料で行うので、部品点数を削減できる。
【0041】請求項10に係る回転電機は、巻線要素を
その軸方向に並べて設け、互いに並列接続したので、q
=1の場合でもインピーダンスをバランスさせながら並
列回路数を増やすことができる。
【0042】請求項11に係る回転電機の製造方法は、
各ティースに順次1個ずつ巻線要素を巻回し、続いてそ
の上に別の巻線を各ティースに巻回するので、巻線機の
利用や絶縁部材の取り付けなどで工程上の自由度が増え
る。
【0043】請求項12に係る回転電機の製造方法は、
1個の巻線要素を巻回した後、そのまま端子にからげて
次に上記の巻線要素上に別の巻線要素を巻回し、続いて
隣り合うティースに移って同様手順で巻線要素を巻回す
るので、隣り合う同相巻線およびその間の接続を同じ線
材料で連続して巻線処理することができ、したがって工
程数の削減および部品点数の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における回転電機の
断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における電圧の関係
を説明するベクトル図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における巻線部分の
断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における巻線の結線
図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における巻線方法の
説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によおけ全巻線の結
線図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における全巻線の他
の例の結線図である。
【図8】 この発明の実施の形態2における巻線方法の
説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態3における巻線部分の
断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3における巻線の結
線図である。
【図11】 この発明の実施の形態3における巻線方法
の説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による巻線部分の
断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態5における回転電機
の断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態5における巻線部分
の断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態5における巻線の結
線図である。
【図16】 この発明の実施の形態5における巻線部分
の他の例の断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態6における回転電機
の断面図である。
【図18】 この発明の実施の形態6における巻線部分
の断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態6における全巻線の
結線図である。
【図20】 従来の回転電機の断面図である。
【図21】 従来の回転電機の撚り線の断面図である。
【符号の説明】
1 固定子、3 ティース、4a〜4r 固定子巻線、
8,9,10 絶縁部材、41〜46,51〜58,71〜
78 端子、59〜62,79〜82 接続部材、A1
〜A3,B1〜B3,C1〜C3 巻線要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 展明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石見 泰造 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 橋口 直樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H603 AA09 BB01 BB07 BB12 CA01 CB02 CB11 CB26 CE01 EE01 FA01 5H621 GA01 GB14 HH01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子に設けられた複数のティースの各
    々に対して固定子巻線を集中的に巻回した回転電機にお
    いて、上記各ティースに複数k個の巻線要素を設け、隣
    り合う複数q個の上記ティースに設けられた上記巻線要
    素を互いに直列に接続して直列回路を形成し、k個の上
    記直列回路を互いに並列に接続してなる固定子巻線を備
    えたことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 nを正の整数として、k=nqとしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 【請求項3】 1つのティースに設けられた巻線要素の
    うち、少なくとも1つの上記巻線要素の巻回方向が他の
    上記巻線要素の巻回方向と異なることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の回転電機。
  4. 【請求項4】 1つのティースに設けられた全ての巻線
    要素の巻回方向が同じであることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の回転電機。
  5. 【請求項5】 1つのティースに設けられた巻線要素相
    互間の少なくとも一部に絶縁部材を配置したことを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転電
    機。
  6. 【請求項6】 1つのティースに設けられた巻線要素
    は、互いにその径方向に重ねて配置したことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の回転電機。
  7. 【請求項7】 1つのティースに設けられ互いに隣接す
    る巻線要素間において、内側巻線要素の外周側端部の電
    位と外側巻線要素の内周側端部の電位とを等しくしたこ
    とを特徴とする請求項6記載の回転電機。
  8. 【請求項8】 1つのティースに設けられた巻線要素
    は、互いにその軸方向に並べて配置したことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の回転電機。
  9. 【請求項9】 巻線要素間の接続を、上記巻線要素と同
    じ線材料を用いて行ったことを特徴とする請求項1から
    請求項8のいずれかに記載の回転電機。
  10. 【請求項10】 固定子に設けられた複数のティースの
    各々に対して固定子巻線を集中的に巻回した回転電機に
    おいて、上記各ティースに複数の巻線要素を互いにその
    軸方向に並べて設け、上記巻線要素を互いに並列に接続
    してなる固定子巻線を備えたことを特徴とする回転電
    機。
  11. 【請求項11】 固定子に設けられた複数のティースの
    各々に対して固定子巻線を集中的に巻回する回転電機の
    製造方法において、まず上記各ティースに順次1個ずつ
    巻線要素を巻回し、続いて上記巻線要素上に順次別の巻
    線要素を巻回して上記各ティースに複数個の巻線要素を
    形成した後、隣り合う複数個の上記ティースに設けられ
    た上記巻線要素を互いに直列に接続して直列回路を形成
    するとともに、複数の上記直列回路を互いに並列に接続
    して固定子巻線を構成することを特徴とする回転電機の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 固定子に設けられた複数のティースの
    各々に対して固定子巻線を集中的に巻回する回転電機の
    製造方法において、まず上記ティースに1個の巻線要素
    を巻回した後、そのままその線材料を端子にからげ、続
    いて上記巻線要素上に上記巻線要素とは逆の巻回方向で
    別の巻線要素を巻回して上記ティースに複数個の巻線要
    素を形成し、続いて隣り合うティースに移り上記と同様
    の手順で複数の巻線要素を形成して固定子巻線を構成す
    ることを特徴とする回転電機の製造方法。
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