JPS5818367B2 - ホウフウイソシアヌレ−トシヨクバイ - Google Patents

ホウフウイソシアヌレ−トシヨクバイ

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JPS5818367B2
JPS5818367B2 JP49112704A JP11270474A JPS5818367B2 JP S5818367 B2 JPS5818367 B2 JP S5818367B2 JP 49112704 A JP49112704 A JP 49112704A JP 11270474 A JP11270474 A JP 11270474A JP S5818367 B2 JPS5818367 B2 JP S5818367B2
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incyanate
isocyanate
solution
alkali metal
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ローレン・ルイス・バーバー・ジユニア
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Description

【発明の詳細な説明】 一面において、本発明は硬化してイソシアヌレート樹脂
を生じる一成分イソシアネートー触媒系に関するもので
ある。
さらに別の面において、本発明は包封(encapsu
lated ) された触媒に関するものである。
なお別の面において本発明は触媒を包封する方法に関す
るものである。
イソシアヌレート樹脂および同樹脂を形成する触媒は本
技術において公知であり、これについては5aunde
rsおよびFr1schの「ポリウレタン:化学と生産
技術」、第1部、94−97頁、Interscien
ce Publishers、 New York(
1962)を参照のこと。
既知インシアネート三量化触媒の例には三級−アミン、
アルカリ金属水酸化物、カルボン酸のアルカリおよびア
ルカリ土金属塩、金属アルコキシド、キサントゲン酸塩
、四級−アンモニウム水酸化物、等を含む。
既知の三量化インシアネート用触媒は二つの一般的種類
に分けられる。
第一は、室温において発熱的にインシアネートの三量化
を引き起すものでそして第二は、昇温度下でのみインシ
アネートを三量化しそして反応時間が長くかかる種類で
ある。
この第一の種類は潜在性に欠けるので従って二成分組成
物においてのみ使用が可能である。
二番目の種類の触媒は一般に貯蔵寿命が短かく、例えば
数週間であってそして昇温度下で数時間程度の長い硬化
時間を要する。
本発明は先行技術の問題を解決して延長された貯蔵安定
性と急速硬化性を有する一成分インシアネートー触媒系
を提供する。
私は室温で潜在性(安定性)があり、−成分の、反応を
開始しうるイソシアネート−触媒系を見出したがそれは
:ポリイソシアネート物質、例えばポリイソシアネート
、ジイソシアネート、および25℃において約5000
センチポイズより多い粘度を有する包封された液体イン
シアネート三量化触媒をその中に分散して有する末端イ
ソシアネートプレポリマーから成っている。
三量化触媒は部分的に重合した殻壁を有する浸透性カプ
セル(capsule )中に包封されていて、そのカ
プセルは室温においては液体触媒に対して不浸透性であ
るがしかし約75℃においてはその触媒に対して浸透性
になるものである。
この浸透性カプセルはポリイソシアネート物質とのその
場での界面重合反応によって形成され、その結果得られ
るカプセルは末端イソシアネート−物質全体に分散され
ていて従って先行技術の方法で普通行なわれるようなカ
プセルを分離する中間段階の必要がない。
このインシアネート−触媒樹脂系は反応を開始させるこ
とが可能である、即ち賦活力、例えば、熱、超音波、機
械的剪断、極性溶媒を適用することによりそれ以上の反
応に対して活性となしそれらは殻壁を通して液体触媒の
浸透を引き起こさせる。
カプセルから触媒が解放されると次いでインシアネート
物質全体の完全かつ急速な硬化が促進されてイソシアヌ
レート樹脂となる。
予期しなかったことであるが、浸透性で部分的に重合し
た物質は触媒を残余のポリイソシアネートから有効に隔
離することが可能であるため、この系は室温において(
または幾分より高い温度においてさえ)数ケ月間または
数年でも貯蔵が可能でありしかもなお賦活すると数分の
うちに硬化が完了する。
本発明の潜在的、−成分の、反応開始可能のインシアネ
ート−触媒系に使用されるイソシアネート三量化触媒は
粘稠な液体触媒溶液、望ましくは微細カプセル中に閉じ
込めた有機酸のアルカリ金属塩溶液から成る。
微細カプセルはポリイソシアネー ト物質中で液体触媒
を剪断条件下でポリイソシアネートに添加してその場で
造られる。
触媒添加中、ポリイソシアネートはポリイソシアネート
物質の融点より高い温度に、しかしポリイソシアネート
の早すぎる三量化を避けるために約50℃よりも低く、
そして望ましくは約40℃よりも低い温度に維持される
これらの条件下で造られる微細カプセルは本質的に部分
的重合の芳香族イソシアネートである殻壁を有している
この壁は約50℃より低い温度においてアルカリ金属塩
の粘稠溶液を包含するような性質のものである。
しかしながら、約75℃より高い温度においてはアルカ
リ金属塩溶液の粘度は約5000センチポイズ以下に減
少し、アルカリ金属塩溶液が殻壁に浸透し、インシアネ
ート物質と混合しそして芳香族ポリイソシアネート物質
の重合開始を可能にする。
インシアネート系から微細カプセルが分離するとカプセ
ル壁の物質は明らかにさらに反応が進んで本質的に完全
に三量化したインシアヌレートになる。
その結果生じるカプセル壁は約50℃より高い温度にお
いてさえアルカリ金属塩溶液に対してより浸透し難くな
り、そしてこれらのカプセルを使用する系の活性化は約
150°C以上またはより高い温度を必要とするに相違
ない。
液体触媒溶液中に使用される適当なアルカリ金属塩は約
2.5と10の間、望ましくは約3と6の間のpKa
を有する有機酸のアルカリ金属塩である。
約3−6のpKa を有する酸は合成が容易で、□イソ
シアネート物質中に分散されたときに良い貯蔵安定性、
を与え、しかもなお活性化された場合に急速に硬化する
触媒を提供する。
概して言えば、本発明において使用されるアルカリ金属
塩は2ないし約8個の炭素原子を有するモノ−またはポ
リカルボン酸およびフェノールのアルカリ金属塩でそし
て2ないし5個の炭素原子を有するモノ−およびポリカ
ルボン酸が望ましい。
約8個より多い炭素原子を有する有機酸のアルカリ金属
塩は一般にインシアネート中により高い溶;解度を有し
そしてその金属塩は触媒溶液の小滴の周りに密着した殻
壁が形成される前に触媒溶液の小滴から抽出される。
もしも8個より多い炭素原子を有する酸を使用すること
を望む場合にはそのような酸のNaおよびに塩のイソシ
アネート中の・過剰溶解度はそれらの酸のリチウム塩を
使用することで少なくとも部分的には克服することが可
能である。
本発明において使用に適するアルカリ金属塩の例には乳
酸ナトリウム、乳酸カリウム、乳酸ルビジウム、グリコ
ール酸カリウム、ヒドロキシイソ酪酸カリウム、2−ヒ
ドロキシプロピオン酸カリウム、酢酸カリウム、酪酸カ
リウム、酪酸ナトリウム、オクト酸リチウム、シアン酢
酸カリウム、蓚酸二カリウム、こはく酸二ナトリウム、
アジピン酸二リチウム、アジピン酸二カリウム、マンデ
ル酸カリウム、フタル酸二ナトリウム、石炭酸ナトリウ
ム、パラ−クロル石炭酸カリウム、メタ−フレソール酸
ナトリウムおよびこれに類するものが含まれる。
アルカリ金属塩触媒のポリオール中への溶解度はその触
媒溶液が15重量%以上、望ましくは約50−75重量
%あるいはそれ以上の塩を一般に含む程度である。
その結果得られる溶液は約50℃までの温度において少
なくとも5000センチポイズまたはそれ以上の粘度、
望ましくは約40℃までの温度において約100000
センチポイズより多い粘度を一般に有するであろう。
これより低い粘度の物質はより温度を上げて加熱時間を
長くした後でさえ部分的にそして不均質に硬化した樹脂
を与える微細カプセルを生じる。
それ以上に、これらの系の貯蔵安定性はより高い粘度の
液体触媒溶液と比べて著しく低いものとなる。
アルカリ金属塩を溶解して粘稠な触媒溶液を形成fるの
に使用可能の溶剤は一般に極性有機化合物でそして望ま
しくは水よりも十分高い沸点を有するためその溶剤は本
質的に無水とすることが可能で、即ち共沸蒸溜によって
1%またはそれ以下の含水量になる。
そのような溶剤の例にはエチレングリコール、フロピレ
ンクリコール、フレセリン、1・4−ブタンジオール、
1・2・4−ブタントリオール、2・グオキシジエタノ
ール、3・3′オキシジブロバノール、1 ・1・1−
)IJメチロールプロパン、■・2・3−)IJメチロ
ールプロパンおよびこれに類するもののような2ないし
約8個の炭素原子を有する低級多価アルコールおよびそ
のような多価アルコールの混合物:ホルムアミド、N−
メチル−ホルムアミド、エチレンカーボネート、4−プ
チロラクトーン、ピロリドン、N−メチルピロリドンお
よびこれに類するものおよびそのような溶剤の混合物を
含む。
望ましい溶剤は低級多価アルコールであってグリセロー
ルが最も望ましい。
望ましい触媒溶剤はグリセロール中の乳酸のアルカリ金
属塩である。
この触媒溶液はポリイソシアネート中に分散された場合
には、特に「モンテー’−−ル(Mondur)JMR
8は、一貫して良好な触媒−含有カプセルを与え、この
カプセルは効率的に触媒を解放し、熱的安定性、加水分
解安定性および有用な絶縁性を含めて良好な物理的性質
をもった硬化樹脂を与える。
触媒溶液はアルカリ金属塩および浴剤を混合することに
より直接合成することが可能でありまた別法として、ア
ルカリ金属塩先駆体を選択される溶剤中で反応させて希
望する触媒を形成しそして引続きトルエンのような共沸
液体を使用して残留水があればこれを共沸除去して実質
的に無水の触媒溶液を造ることによって粘稠な触媒溶液
を造ることが可能である。
共沸させた後に、残留有機溶剤があれば、例えば真空蒸
留の方法によって除去することが可能である。
例えば、乳酸カリウム−グリセロール触媒溶液は乳酸の
水溶液を最低量の水に溶かした水酸化カリウムとグリセ
リンと反応させて造ることが可能である。
この混合物にトルエンが添加され、そして反応容器に水
分離器が取付けられる。
次いで反応混合物から水が追い出されなくなるまで共沸
される。
この時点で、この溶液は一般に1%またはそれより少な
い水を含む。
:水を除去した後にトルエンは減圧蒸留によって除去さ
れる。
ポリイソシアネートを使用するインシアネート三量化触
媒溶液の包封はバッチ式または連続式で行なうことが可
能である。
いずれにしても、包封;に対しては触媒溶液を砕いて極
めて細かい分散物にする高剪断力混合装置、例えば調合
機 (blender )のような、芳香族ポリイソシアネ
ート中に触媒溶液の微細分散を与えることが可能な装置
が必要である。
触媒溶液をポリイソシアネート沖に分散させた後に、そ
の小滴の表面におけるインシアネートの反応の結果とし
て触媒溶液の小滴の周囲にカプセルの殻壁が生じる。
そこではインシアネートの接触的三量化によってイソシ
アヌレートを形成しそしてグリコールを溶剤として使用
する場合には、グリコールとインシアネートとの重合に
よってウレタンまたはイソシアヌレート変成ウレタンを
形成する。
カプセル壁の形成中には軽い発熱があるので系の温度は
約50℃より昇らぬようにそして望ましくは約40℃以
上に昇ら□ぬように調節して全インシアネート−触媒系
の早すぎる反応開始を防ぐ。
触媒分散物が形成された後は殻壁の形成を破らないため
にそれ以上の調合は避ける。
得られるカプセルは一般に直径が約1ないし20ミクロ
ンの範囲のザイズ分布である。
カプセルは小さいので、活性化された際に急速かつ完全
な硬化を与えるようにインシアネート物質全体中にそれ
らを均等に分散させることが可能である。
望ましいカプセル直径の範囲は約1−10ミクロンで、
これらの直径は分散が容易である;しかしながら、それ
より大きいおよび小さいカプセルもまた有用なイソシア
ネート−触媒組成物を与える。
より大きい直径のカプセルはより低い剪断力によって生
じそして逆もまた同じである。
形成されるカプセルはインシアネート巾約0.1.−3
0 重量%の触媒濃度に造ることが可能である。
この系はより多(のポリイソシアネートによって希釈し
て存在する触媒濃度を減少させることが可能である。
希釈されたインシアネート−触媒系中に含まれる触媒溶
液の量は三量化されるべきインシアネート物質に対して
一般に約0.1ないし5重量%である1機能的に述べる
と、存在する触媒の量は個々のイソシアネート物質を接
触作用により完全にインシアヌレート樹脂に硬化させる
ような量に予め選定される。
与えられる何れの系においても必要とする包封される触
媒の量を示すためには簡単な実験による試験が適してい
る。
本発明の包封された触媒によってインシアヌレートに三
量化される芳香族ポリイソシアネート物質は公知である
特に有用なインシアネートはR(NCO) n の式で
表わされ、式中Rはアリールまたはアルキル置換のアル
カリールでありそしてnは2ないし5またはそれより多
い。
そのようなインシアネートの例は2・4−および2・6
・−トリレンジイソシアネート:1 ・5−ナフタレン
ジイソシアネート;4・4−ジイソシアナトジフェニル
メタンおよび3・3′−ジメチル−4・4′−ジフェニ
レンジイソシアネートである。
ホルムアルデヒドを芳香族アミンと縮合して造られるポ
リアミンのホスゲン化によって得られるようないわゆる
重合体状ポリインシアネートもまた使用可能である。
特に有用な重合体状ポリイソシアネートはポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネートであって「Mondu
r *J MRおよびMR8(モベイ社から得られる)
、「l5onate *J 901および390Pお
よび「PARI*」(アップジョン社から得られる)の
商標で商業的に販売されているようなものである。
(*印のものは商標。以下同様。
)商業的に入手しうるポリイソシアネートの一覧表はカ
ーク(Kirk)およびオスマー(Othmer )の
化学工学百科辞典、第12巻、第2版、46−47頁、
I ntersciencePublishers (
1967)およびサランダース(5aurxlers
)およびフリッシュ(Fr1sch )のポリウレタン
:化学と工学、第1部、 Interscience Publishersl
New York(1962)の付録式中に見出され:
そしてその中に記載されているポリイソシアネート物質
は本発明において使用可能である。
場合によっては末端イソシアネート−プレポリマーと称
されるウレタンプレポリマーもまた三量化が可能でそし
て公知であり(例えば米国特許第3073802号およ
び第3054755号を参照)そのようなプレポリマー
は芳香族またはいわゆる重合体状のポリイノシアネート
をポリオキシアルキレンポリオール、典型的にはポリオ
キシプロピレングリコールと、過剰のイソシアネートを
;使用して、反応させて造られる。
インシアネート一端末プレポリマーを造るのにポリイソ
シアネートとポリオールの混合物を使用することが可能
である。
ポリオキシアルキレンポリオールに加えて活性水酸基を
含むポリエステルおよびポリアミドも使用可能である。
末端インシアネート−ウレタンプレポリマーでの使用に
適するポリオールは種々の分子量、例えば、90と30
00の間または5000もの高分子量を有することも可
能である。
より硬いボリイ1ソシアヌレートを希望する場合にはポ
リオールは一般に約45−400の水酸基当量(即ちポ
リオールの45−400分子量につき]活性水酸基)を
有する。
より軟かく強靭なポリイソシアヌレートを希望する場合
には、そのポリオールは一般に・400ないし1000
またはそれ以上の分子量を有スるであらう。
ポリオキシアルキレンポリオールは一般にエチレン、プ
ロピレンまたはブチレンの酸化物とグリセロール、ペン
タエリスリトール、ソルビトール、シュクロース、メチ
ルグルコシド〉と、あるいはプロピレングリコール、ト
リー、テト−y−、ペンタ−、ヘキサーメチレンクIJ
−7−ル、1・3−ブチレンクリコール、1・3(2
−エチル)ヘキサンジオール、2・2・4−トリメチル
−1・3−ベンタンジオール、トリメチロールプロパン
、1・2・6−ヘキサンジオールまたはフェニルジイソ
プロパツールアミンのような低分子量ポリオールとの縮
合物である。
末端イソシアネート−ウレタンブレポリマーがポリイソ
シアネート−ポリオール反応混合物から1造られる場合
には、その混合物のNC010H当量比は】より犬で望
ましくは少なくとも1.2/1ないし6/1を有するこ
とが可能である。
一般に得られる生成物中にイソシアヌレートの量が多げ
ればそれだけ硬度は犬となる。
望ましい生成物は反応混合物中の約20ないし85%の
イソシアネート基がインシアヌレート結合に転化された
ためまたは重合中に湿分が存する場合には同様に尿素結
合に転化されて高度に交叉結合した生成物である。
さらに高度に交叉結合したポリマーを希望する場合には
、ポリオール−ジイソシアネート出発混合物は通例のト
リイソシアネートまたはトリオールを含めることが可能
である。
この混合物は最終硬度の程度のような特殊な性質をポリ
マー生成物に与えるために変成用モノ−イソシアネート
またはl・4−ブタンジオール、ブチル「セロノルブプ
チル「カービトール」およびオレインアルコールのよう
なアルコールを含むこともまた可能である。
予め形成されるインシアネート−触媒系中に、粘土、滑
石、ガラス玉または泡状物、粉末金属、タイヤ−から得
られる屑ゴムのようなゴム質の粒状集合物、顔料、例え
ば二酸化チタン、カーボンブラック、等、珪藻土、ガラ
ス繊維およびこれに類するもののような多数の異った粉
状の、粒状の、微粒子の、繊維状のまたは微粉砕された
充填剤を混入することにより充填された樹脂生成物を造
ることが可能である。
充填剤はイソシアネート物質の5ないし95重量%の量
で加えることが可能である。
本発明の一成分、包封触媒−イソシアネート系を活性化
するのには幾多の条件、例えば機械的剪断力、熱、溶剤
、超音波および誘電的手段が適している。
好結果が得られる熱的活性化は包封組成物を50℃以上
のような環境温度以上にそして望ましくは約75℃以上
に、カプセルからの触媒解放を達成しそして三量化を開
始するのに十分な時間加熱することを要する。
三量化が一度開始すると、反応は発熱性でありそしてた
とえ活性化条件を取り去っても完結まで継続するであら
う。
本発明の触媒−イソシアネート系を活性化するために溶
媒の使用が可能である。
適当量の極性溶剤をこの系に加えるとカプセル殻壁を通
って触媒の拡散を引き起こす。
適当な活性化溶剤の例はジメチルホルムアミド、N−メ
チルピロリドン、ジメチルサルホオキサイド、同様にポ
リオールおよびアルコールである。
単官能性アルコールはイソシアネートと反応してプレポ
リマーの連鎖を停止し三量化を止めるので一般に適当な
活性化剤ではなくそして一級および二級脂肪族アミンも
また三量化触媒カプセル殻壁を通してイソシアネートの
良好な拡散を引き起こすにはインシアネートとの反応が
あまりに早すぎるので一般に適当でない。
インシアネート−触媒系の超短波超音波エネルギーまた
はその他のエネルギー形に対する暴露はカプセルから触
媒の解放を十分引き起こさせて重合を開始させることが
可能である。
本発明のイソシアネート−触媒系が活性化された後のゲ
ル化時間は通常は数秒であって解放された触媒の量およ
び硬化温度に応じて数分間で完全な硬化に到達する。
この包封されたインシアネート−触媒系の性質は先行技
術のインシアヌレート−触媒系または先行技術の包封系
の性質とは相違したものである。
活性化後ゲル化までに僅か数秒ないし数分しか必要とし
ない申請者の系とは対照的に、先行技術の包封系は活性
化された際に反応開始に数時間を必要とする。
本発明の一成分包封触媒−ポリイソシアネー1・組成物
は接着剤、塗料、被覆材としておよび強化積層物、例え
ば、合成加工およびつぎ当て、ならびに複合材に使用し
て有用である。
積層物および複合材は予め加工しそしてその樹脂系は加
熱または前文で開示したようなその他の方法によってそ
の場で活性化することが可能である。
各種の充填材を本発明の樹脂系に混入することが可能で
それによって著しく高粘度のプレポリマー物質が得られ
る。
チキントロピー剤、例えばr Cabosil *J
が処方中に加えられる場合にはチキントロピーの性質
がまた得られる。
これらの樹脂組成物は充填物の有無いずれの場合でも各
種の表面に対して有用な接着を形成することが可能であ
る。
金属、例えば、アルミニウム、鋼または銅および重合体
の表面、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミ
ド、ウレタンおよびゴムはこの樹脂系な使用して一緒に
接着させることが可能である。
金属および重合体の表面間にも良好な接着結合の形成が
可能である。
木および合板を修繕するのに有用なことが示された組成
物は次の方法に従って造ることが可能である。
本発明の微細カプセル化触媒を約2重量%含有するポリ
イソシアネートの樹脂系を [Cabosil * J 、粘土、硫酸バリウム、
雲母、等のような一般に不活性の粒状または繊維状充填
剤と共に配合される。
泡状ガラスまたはプラスチックおよび顔料もまた添加可
能である。
微細泡ガラスまたはプラスチック微細気球は改良された
着色特性を有する軽量ポリイソシアヌレート組成物を造
るために含ませられる。
その他の当面の充填剤は原価の低下、未硬化樹脂の取扱
い性質の改良最終的に硬化された樹脂の改良された物理
的性質および着色のために有用である。
使用される充填剤の正確な量は最終的に硬化される硬化
組成物に要求される性質および充填剤の密度に応じて硬
化組成物の約5ないし50容量%に変化することが可能
である。
この樹脂−充填剤は前に記載したのと同一の方法によっ
て重合を開始させて有用な修繕用組成物を与えることが
可能である。
不完全な合板の補修は次の方法によって実施される。
木材に欠陥のある通例の合板は補修すべき区域にある少
量の木をえぐりまたは除去してそれによって一様な空所
を得て補修の準備をする。
この空所は板の弱く好ましくない外観部分を除去するの
に必要な深さと幅が持たせられる。
この板は次に数秒間輻射加熱器によって約100℃に熱
せられ引続き機械的剪断力を与えながら修繕用組成物を
加える。
引続き100ないし150℃での加熱を、触媒の解放に
よる反応が開始されそして修繕された区域をサンド掛け
して平滑になし得る程十分な硬化が得られるまで、典型
的には1ないし2分間続ける。
合板構造物の全体は次いで樹脂系中に使用した充填剤に
応じた特性に合致する良い色彩で着色することが可能で
ある。
本発明の一部分インシアネートー触媒系は空所充填およ
び断熱材として有用な一部分フオーム生成組成物として
もまた使用可能である。
低密度のフオームは予め造ったインシアネート−触媒系
中に発泡剤に加えて界面活性剤を混入して造ることが可
能である。
発泡剤の例は低沸点炭化水素、例えば、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクテンジクロロジフルオロメタン、
ジクロロジフルオロエタン、トリクロロフルオロメタン
、イングロビルクロライド、塩化メチレン、等のような
ハロゲン化炭化水素である。
密度は使用される発泡剤、界面活性剤およびインシアネ
ート−触媒系によって変化するであらう。
これ以上の理解は以下の非制限的実施例を参照すること
により得られるであらう、その中で総ての部は別記しな
い限り重量によった。
実施例 1 約11の容量を有する可変速度実験室型「ウオーニング
調合機(warning Blendor *) J
に300部のr Mondur *J MRS (イソ
シアネート官能性約247を有するポリメチレンポリフ
ェニルポリイソシアネート)を装入した。
調合機を動:かし始めそしてその速度を最高にした後に
約%分の時間の間にグリセロール中に溶かした75重量
%の乳酸カリウムを合む溶液(320000センチポイ
ズの粘度を有する)40部を急速に添加した。
液体触媒小滴の微細分散がインシアネート中に形成され
た。
調合機を止めそして分散物を真空乾燥型中で脱ガスした
室温で静置すると、触媒溶液とインシアネート物質との
反応で生じた包封殻が各小滴の周りに形成された。
その結果中じた分散物、イソシアネート−触媒系濃縮物
、は約10重量%の包封された乳酸カリウムを含んでい
てこれは樹脂としであるいはより多くのポリイソシソネ
ートまたはインシアネート一端末プレポリマー組成物に
よって希釈して有用な組成物を形成するのに使用するこ
とが可能である。
2部のインシアネート−触媒系濃縮物を8部の末端イン
シアネートプレポリマーで希釈した;後者は75部の[
Mondur ” J MRSを2000の分子量を有
するポリオキシプロピレングリコール(ユニオンカーバ
イドコーポレーションがらPPG「2025 Jとして
入手可能)25部と反応させて造った。
この混合物の一部分を90℃の炉中に入れて2分間硬化
させた。
その結果硬化したポリイノシアヌレート樹脂は80〜8
5のショアーD硬度を有していた。
11の1−メチルピロリドンをイソシアネート−触媒系
の101の部分に加えそして別の102の部分にはジメ
チルホルムアミド12を加えた。
約10分間のうちに両方の部分とも硬化してイソシアヌ
レート樹脂を生じ活性化溶剤で可塑化した。
硬化樹脂はそれぞれ約65のショアーD硬度を有してい
た。
この系濃縮物およびインシアネート希釈物質は50℃の
温度において18ケ月間貯蔵した場合には実質的重合は
示さず、しかもなおそれらの活性を保持した。
このインシアネ−1・−カプセル触媒巣濃縮物を若干量
のトルエンで希釈し、沢し、ヘキサンで洗いそして乾燥
して自由−流動性微小カプセルにした。
これらのカプセルを再度分散させてインシアネート物質
中の2%濃度触媒を形成させると、その結果得られた系
は非乾燥カプセル含有系に比べて遅い速度で硬化した。
1配実施例 2 実施例1のグリセロール中の75%乳酸カリウムの代り
に第1表中に示した触媒と溶剤を40部使用して実施例
1の方法を繰り返した。
溶液のそれぞれに300部の「Monour *j M
RSを添加した。
総ての物質はインシアヌレート形成の接触作用をするの
に適した包封された触媒を生じた。
実施例 3 「Mondur *J MRSの代りに300部の[l
5onate*J ] 43L、300部のrIso
nate*J 901,300部のr l5onat
e J 39 QPおよび300部のrPARI*
Jでとり換えて実施例1の方法を繰返した。
その結果得られたインシアネート−触媒系濃縮物を実施
例1と同様の方法でインシアネート物質により約1%触
媒濃度に希釈した。
得られた系は90と100℃の間の温度で活性化した場
合に約2−5分間のうちに50−90シヨア−D硬度を
有するインシアヌレート樹脂に硬化しそしてジメチルホ
ルムアミド、ジメチルザルホキシトまたはN−メチルピ
ロリドンで溶剤活性化した場合には5−10分で硬化し
た。
実施例 4 F Mondur *J M RSポリインシアネート
およびグリセロール中の乳酸カリウムの75%溶液を連
続混合調合機を通してポンプで送って連続法でイソシア
ネート−触媒系濃縮物を造った。
調合機は、可変速度rOAKEs*J調合機で、2台の
ポンプが取付けられこれでイソシアネートと触媒を調合
械頭部に連続的に供給した。
ポリインシアネートの流速は毎分500ないし680m
1に、乳酸塩溶液は毎分30ないし90m1にそして剪
断力設定はイないし9に変化させた。
総ての組合わせにおいて、得られた微細カプセルは活性
度において実施例1で得られたものと同様であった。
カプセルの平均寸法は流速と剪断力設定に応じてlない
し10ミクロンに亘った;より低い流速とより高い剪断
力設定はより小さいカプセル寸法を与えそしてより高い
流速とより低い剪断力設定はより大きいカプセルを与え
た。
実施例 5 毎分600rfLlのインシアネート流速、毎分70m
1の乳酸塩溶液流速、および剪断力設定6を使用し実施
例4のようにして造ったインシアネート−触媒系濃縮物
の160部をインシアネート一端末ウレタンプレポリマ
(r Mondur不JMR8と分子量2000を有す
るポリオキシプロピレングリコールの等量から造った)
400部に加えた。
その結果得られた混合物を1−100)ルの圧力の下で
脱ガスを行なった。
得られた一部分インシアネートー触媒系は一年以上の貯
蔵安定性を有しなお100℃で熱活性化すると約30秒
で硬化した。
インシアネート−触媒系の試料101をアルミニウムの
小皿の中に入れ、炉の中で2分間150℃に加熱し、炉
から取り出して室温まで冷やした。
得られた樹脂はショアーD硬度85−88を有していた
インシアネート−触媒系の試料10グをリットン(Li
tton )超短波炉を使用して2.45 GH,Z。
を有する超短波エネルギーに2ないし5分間暴露して硬
化させた。
得られた混合物は約2−5分でショアーD硬度60ない
し65を有するインシアヌレート−樹脂に硬化した。
インシアネート−触媒系の試料10y′を、200キロ
サイクルで125ワツトの超音波エネルギーを発生する
超音波エネルギー(B ronwj 11sc 1en
tif ic によって製造されたr Bie −8o
nicIIUltrasonic Probe J
)に暴露して硬化させた。
得られた混合物は約5分でショアーD硬度80ないし9
0を有するインシアヌレ−1・〜ウレタン樹脂に硬化し
た。
実施例 6 実施例1のようにして造ったイソシアネート−包封触媒
系濃縮物1部をトリレンジイソシアネートで末端封鎖し
たNCO当量450を有するポリテトラメチレングリコ
ール(DuPontから「アジプレンL315Jとして
入手される)9部た加えた。
このインシアネート−触媒系は室温において1年以上の
貯蔵寿命を有していた。
この系の試料10y′を強制空気炉に90℃で置き、約
2分で硬化してショアーD硬度55を有する固体インシ
アヌレート樹脂を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機酸のアルカリ金属塩溶液またはフェノールのア
    ルカリ金属塩溶液より成り、25℃において少なくとも
    約5000センチポイズの粘度を有する液体インシアヌ
    レート三量化触媒と芳香族ポリイソシアネートとを高剪
    断条件下で混合して前記インシアネート中に前記触媒の
    小滴の分散物を形成し;そして剪断力を除いてその小滴
    の回りに部分的に重合したイソシアネートのカプセル殻
    壁を形成させることを特徴とする室温安定性インシアネ
    ート−触媒組成物の製造方法。
JP49112704A 1973-10-01 1974-09-30 ホウフウイソシアヌレ−トシヨクバイ Expired JPS5818367B2 (ja)

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