JPS5817741B2 - α−アミノ酸アミドの製造方法 - Google Patents

α−アミノ酸アミドの製造方法

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JPS5817741B2
JPS5817741B2 JP4454581A JP4454581A JPS5817741B2 JP S5817741 B2 JPS5817741 B2 JP S5817741B2 JP 4454581 A JP4454581 A JP 4454581A JP 4454581 A JP4454581 A JP 4454581A JP S5817741 B2 JPS5817741 B2 JP S5817741B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α−アミノニトリルの加水分解によりα−ア
ミノ酸アミドを製造する方法に関する。
α−アミノ酸アミドは、各種工業薬品などの中間体なら
びに飼料添加物、食品添加物および医薬品として重要な
a−アミノ酸の製造原料として、極めて有用な物質であ
る。
カルボニル化合物の存在下でα−アミンニトリルよりα
〜ルアミノアミドを製造する方法は公知である。
例えば、グリシノニトリルとケトンとを反応させて5−
イミノ−オキサゾリジンまたは4−イミダゾリトンを得
、これを加水分解す全方法(特公昭43−10615)
、α−アミノニトリルとケトンとを水性媒体中pH11
〜14に於いて反応させ、α−アミノ酸アミドを得る方
法(特開昭52−25701)およびα−アミノニトリ
ル1モルに対して0.05〜0.3モルの水酸基イオン
の存在に於いてカルボニル誘導体とα−アミノニトリル
とを反応させ、α−アミノ酸アミドを得る方法(特開昭
53−82707)などが知られている。
しかしながら、従来の方法ではいずれも次のような欠点
を有し、工業的に満足しうるものではない。
すなわち、特公昭43−10615の方法は、1段目の
α−アミノニトリルとケトンとの反応を無水の系で行な
わなければならないことから、使用原料のα−アミノニ
トリルは無水のものを必要とする。
このためシアン化水素、アルデヒドおよびアンモニアか
ら合成される含水α−アミノニトリルをそのまま使用す
ることができす、蒸留精製などによる脱水が必要である
特公昭52−25701の方法は、反応を水性媒体中で
実施するので、シアン化水素、アンプヒトおよびアンモ
ニアから合成される含水α−アミノニトリルを精製せす
にそのまN使用できることから工業的に優れている。
しかしながらα−アミノ酸アミドの収率は72.8〜9
5.7%にとyまり、得られた反応後はアミノ酸アミド
のほかに未反応α−アミノニトリルと、−たん生成され
たα−アミノ酸アミドがさらに加水分解を受けて生成さ
れたα−アミノ酸などを含んでいる。
このため、貯蔵時に、未反応α−アミノニトリルの分解
により反応液の着色が著しい。
また得られた反応液からカルボニル化合物を留去した液
をそのまま、例えばD−L−アミノ酸アミドの光学分割
などの工程に供した場合には、含有される未反応α−ア
ミノニトリルおよび過剰加水分解生成物のα−アミノ酸
などの存在により種々の問題を生する。
しかもこれらの問題を回避するために精製を行なおうと
しても、それぞれの物性からα−アミノニトリル、α−
アミノ酸アミドおよびα−アミノ酸を含有した液からの
α−アミノ酸アミドの精製分離には繁雑な操作が必要で
あり、実用上非常に難しい。
特開昭53−82707の方法は、前記同様、反応を水
性媒体中で行なうが、α−アミノ酸アミドの収率は91
〜95%と不十分であることから前記同様の欠点を有す
る。
かつ、水酸イオンを与える物質としてたとえば水酸化ナ
トリウムが用いられるが、その使用量がα−アミンニト
リル1モルに対し0.05〜0,3モルと非常に多く、
又このため得られるα−アミノ酸アミドは水酸化ナトリ
ウムを多量に含有しており、高品質のα−アミノ酸アミ
ドを得るには、未反応α−アミノニトリルおよび過剰加
水分解生成物のび一アミノ酸などを分離しなければなら
ないほかに、さらに脱塩工程が必要である。
本発明者等はかかる従来法の欠点を克服するために、強
塩基性物質の使用量が少く、α−アミノニトリルからα
−アミノ酸アミドへの加水分解(以下α−アミノニトリ
ルの加水分解と記す)率を実質的に100%とし、かつ
過剰加水分解反応によるα−アミノ酸の副生が殆んどな
いα−アミノ酸アミドの製造方法について鋭意検討を行
なった。
その結果、本加水分解反応はカルボニル化合物の存在下
で水性媒体中、強塩基性物質の触媒作用により行なわれ
るものであるが、従来、α−アミノニトリルの加水分解
率を実質的に100%となしえなかった理由は、α−ア
ミノニトリルの加水分解により生成したα−アミノ酸ア
ミドが一部さらに加水分解を受けα−アミノ酸を副生じ
、これが触媒として添加した強塩基性物質と反応して塩
を形成するため反応系内の強塩基性物質が浪費され、反
応が次第に遅(なったためであること、このα−アミノ
酸への加水分解反応(以下過剰加水分解反応と記す)は
反応温度が高い程起りやすいこと、また反応時間が長く
なる程、過剰加水分解反応によるα−アミノ酸の副生量
が多くなり、このため強塩基性物質の浪費量が増加して
加水分解反応が完結されずに停止することが判り、また
α−アミノニトリルの加水分解率を実質的に100%と
するためには、比較的低温で短時間で反応を行なう必要
があることが判った。
さらに、強塩基性物質を含むα−アミノニトリルおよび
水の混合溶液ヘタトン類を加えて行くと、ケトン類の添
加に伴って液のpHは次第に上昇し強塩基性物質の使用
が微量であるにもかかわらす、ついにはpH14を越え
ること、またそのような高いpH域でα−アミノニトリ
ルの加水分解反応を行なうと、強塩基性物質の使用量が
微量にもががわらすα−アミノニトリルのα−アミノ酸
アミドへの加水分解反応は非常に早くなり短時間で反応
が完結することなどを見出し、これらの新知見に基づい
て本発明に到達した。
すなわち、本発明は、強塩基性物質およびケトン類の存
在下で水性媒体中でα−アミノニトリルを加水分解して
α−アミノ酸アミドを製造するにあたり、強塩基性物質
の使用量をα−アミノニトリル1モルに対して0.01
モル以下の割合とし、反応液のpHが14を越えるよう
に反応系ヘタトン類を添加し、かつ反応温度を40℃以
下に保ち該反応液のpHを14を越えたpHに維持しな
がら反応を行なうことを特徴とするα−アミノ酸アミド
の製造方法である。
本発明における原料のα−アミノニトリルには特に制限
はないが、通常は次の一般式で示されるα−アミンニl
−’)ルが使用される。
すなわち、(式中R1およびR2はそれぞれ同一または
異って、水素原子、低級アルキル基、置換低級アルキル
基、シクロヘキシル基、フェニル基および置換フェニル
基を意味する。
)なお、il低級アルキル基および置換フェニル基のそ
れぞれに含まれる置換基は、たとえば、ヒドロキシ、メ
トキシ、メルカプト、メチルメルカプト、アミン、カル
ボキシル、カルボフサミド、フェニル、ヒドロキシフェ
ニルおよヒクアニジルなどである。
また、低級アルキル基には特に制限はないが、たとえば
メチル、エチル、プロピル、イングロビル、ブチル、イ
ソブチルおよびsec −ブチルなどのC1〜4の直鎖
または分枝した低級アルキル基が好適である。
この一般式で示されるα−アミノニトリルとしてR1お
よびR2のいずれか一方が水素原子であるものが実用上
好ましい。
前記の一般式で示されるα−アミノニトリルの代表例と
して、アミノアセトニトリル、1−メチル−アミノアセ
トニトリル、1−エチル−アミノアセトニトリル、1−
プロピル−アミノアセトニトリル、1−イソノロピルー
アミノアセトニトリル、■−ブチルーアミノアセトニト
リル、■−イソブチルーアミノアセトニトリル、1−5
ee−ブチル−アミノアセトニトリル、1−フェニル−
アミノアセトニトリル、1−シクロヘキシル−アミノア
セトニトリル、1−ベンジル−アミノアセトニトリル、
1−力ルボキシメチルーアミノアセトニトリル、1−ア
ミノメチル−アミノアセトニトリル、1−メトキシメチ
ル−アミノアセトニトリル、1−メチルカプトメチル−
アミノアセトニトリル、1−ヒドロキシメチル−アミオ
アセトニトリル、1−(β−カルボキシエチル)−アミ
ノアセトニトリル、1−(β−メチルチオエチル)−ア
ミノアセトニトリル、1−(α−ヒドロキシエチル)−
アミノアセトニトリル、1−(β−アミノエチル)−ア
ミノアセトニトリル、1−(γ−カルポキシグロビル)
−アミノアセトニトリル、1−(ω−グアニジノグロビ
ル)−アミノアセトニトリル、1−(ω−アミノブチル
)−アミノアセトニトリル、1−(γ−ヒドロキシーω
−アミノブチル)−アミノアセトニトリルおよび1−(
4′−ヒドロキシベンジツリーアミノアセトニトリルな
どがある。
α−アミンニトリルに対する水の量はニトリル1モルに
対して少くとも1モルであるが、水の量が少いと加水分
解反応の完結までに長時間を要し、このため過剰加水分
解反応によるα−アミノ酸の副生量が多(なり触媒とし
て添加した強塩基性物質が塩として浪費されるため、反
応液のpHが次第に低下し、α−アミンニトリルの加水
分解率は100%に達しないで停止する。
また、水の量が多過ぎると反応液のpHを14を越えさ
せるために多量の強塩基性物質およびカルボニル化合物
が必要である。
従って、水の使用量は通常1.5〜10モル/α−アミ
ノニトリル1モルの割合カ好適である。
本発明方法で使用される強塩基性物質とは、有機または
無機の強塩基であればよく、実用上、通常たとえば水酸
化ナトリウムおよび水酸化カワラムなどのアルカリ金属
水酸化物ならびに、たとえば水酸化テトラメチルアンモ
ニウム、水酸化テトラエチルアンモニウムおよび水酸化
テトラn−プロピルアンモニウムなどの有機第4級アン
モニウム化合物が使用される。
使用量は少い方が経済的には有利であるが、少な過ぎる
とケトン類の添加量を非常に多くしなければならないこ
とから、α−アミノニトリル1モルに対して0801モ
ル以下でよ(、通常o、oooi〜0.01モル/α−
アミノニトリル1モルの範囲が好適であり、実用上0.
001〜0.01モル/α−アミノニトリル1モルの範
囲が特に好適である。
なお、微量の硫安を含有するα−アミンニトリル反応生
成液をそのま瓦原料として使用するときには、硫安と強
塩基性物質とがたとえば (NH4)2SO4+NaOH−+Na 2SO4+2
NH40Hのように反応するので、硫安と反応する量の
強塩基性物質を余分に使用しなげればならないが、この
量も微量であるので伺等問題にはならない。
このとき、前記のα−アミノニトリルに対するモル比は
、この強塩基性物質の全使用量からこの余分量を控除し
たのちの量についてのものである。
反応系へ加えられるケトン類は特に制限はなく、脂肪族
ケトンおよび環式脂肪族ケトンが好適に使用される。
これらのケトン類のうちたとえばアセトン、メチルエチ
ルケトン、ジエチルケトンおよびメチルイソノロピルケ
トンならびにシクロヘキシルなどが代表例として挙げら
れる。
これらのケトン類は反応液のpHが14を越えるまで反
応系へ添加される。
ケトン類の使用量は反応系内のα−アミンニトリルの種
類、濃度、強塩基性物質の添加量およびカルボニル化合
物の種類、などにより異る。
しかしながら、通常はα−アミノニトリル1モルに対し
て0.1〜10モルの割合とされる。
なお、ケトン類は反応終了後、反応液から容易に回収さ
れるので、これより多量使用することもできる。
たとえばグリシノニトリルの加水分解に際してアセトン
を使用する場合には、グリシノニトリル1モルに対して
0.5〜3モルの割合とされる。
反応中の反応液のpHは14を越えるpHに保たれる。
pHが14以下に低下するとα−アミンニトリルの加水
分解反応の速度が遅くなり、このため過剰加水分解反応
によるα−アミノ酸の副生量が多くなり、触媒として添
加した強塩基性物質が浪費されるため、加水分解率は1
00%に到達することな(加水分解反応は中途で停止す
る。
このように加水分解反応が停止した反応液へさらに強塩
基性物質を添加して反応を進行させて反応を完結させる
ことは可能であるが、この場合には強塩基性物質の添加
量が多くなり、しかも過剰加水分解反応によるα−アミ
ノ酸の副生量も多(なるため高純度のび一アミノ酸アミ
ドを得ることができない。
反応液のpHの測定法には特に制限はないが、通常ガラ
ス電極を使用したpHメーターを使用して行なわれる。
また、pHの測定は一般に稀薄な酸または塩基について
行なわれることからpHメーターでのpH測定範囲は通
常0〜14であり、pH14以下の反応液については反
応液自体のpHをpHメーターより直接読み取ることが
出来るが、14を越えるpHについては反応液のpHを
直接測定することが出来ない。
従って、14を越えるpHについては反応液を反応液中
の水/ケトンと同一組成比の水とケトンとの混合液で反
応液を稀釈してpHメーターでpHの測定を行ない、こ
の測定値に10gto(稀釈率)を加えることによって
pH値を求めることができる。
たとえば、10倍および100倍に稀釈したときにはp
Hメーターから直読した測定値に1および2をそれぞれ
加えればよい。
反応温度が高いと生成するα−アミノ酸アミドの過剰加
水分解反応によりα−アミノ酸の生成が増大しこのため
反応系へ加えられた強塩基性物質がα−アミノ酸の塩と
なって浪費されるため反応液のpHが低下し好ましくな
く、また低く過ぎるとα−アミノニトリルからα−アミ
ノ酸アミドへの反応速度が小さくなる。
従って、反応温度は比較的低温とされ、通常は室温乃至
常温でよ(、特に加熱または冷却する必要はない。
また高(ても40℃とする。
本発明方法により得られた反応液からα−アミノ酸アミ
ドを得るには強塩基性物質の使用量が極めて微量であり
、しかもα−アミノニトリルの分解率が実質的に100
%であり、かつα−アミノ酸の副生がほとんどないので
反応液を濃縮するのみで良く、得られるα−アミノ酸ア
ミドは高品質で、未反応α−アミノニトリルの分解によ
る貯蔵時の着色の増大の恐れは殆んどない。
本発明によれば、α−アミノニトリルから微量の強塩基
性物質の使用で定量的に高品質のα−アミノ酸アミドを
容易に得ることができる。
また、本発明方法により得られた反応液には強塩基性物
質などの無機化合物は極めて微量しか含まれておらず、
かつ未反応α−ア゛ミノニトリルおよびα−アミノ酸も
それぞれ実質的には含まれていないので、アミノ酸生成
反応原料としてそのまま使用することができる。
以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが
、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
実施例 1 攪拌機および温度計を付した50罰三ツロフラスコに5
0%アミノアセトニトリル水溶液11.22グ、7セト
ン5.8f!およびN−Na0HO,5mlを加え、2
0℃で1時間攪拌した。
反応液のpnは反応開始時には15.1であったが、徐
々に低下し反応終了時には14.5であった。
反応終了後反応液を液体クロマトグラフィーで分析した
ところ、グリシンアミド収率100%であった。
実施例 2 攪拌機および温度計を付した50m$三ツロフラスコに
50%l−メチル−アミノアセトニトリル(α−アミノ
ノロビオニトリル)水溶液14.Of、メチルエチルケ
トン14.4PおよびN−Na0HO,2TLlを加え
、20℃で1時間攪拌した。
反応液のpHは反応開始時には14.8であったが、徐
々に低下し反応終了時には14.1であった。
反応終了後、反応液を液体クロマトグラフィーで分析し
たところ、アラニンアミド収率100%であった。
実施例 3 攪拌機および温度計を付した50m1三ツロフラスコに
1−(β−メチルチオエチル)−アミノアセトニトリル
(α−アミノ−γ−メチルメルカプトブチロニトリル)
13.0P、水9.Of?、アセトン11.651’お
よびN−NaOH1ynlを加え20℃で1.5時間攪
拌した。
反応液のpHは反応開始時には15.3であったが徐々
に低下し反応終了時には14.6であった。
反応終了後、反応液を液体クロマトグラフィーで分析し
たところ、メチオニンアミド収率100%であった。
実施例 4 攪拌機および温度計を付した50m1三ソロフラスコに
1−ベンジル−アミノアセトニトリル14.6P、水E
l−1アセトン17.4′?およびN−NaOH0,5
rnlを加え、20℃で1時間攪拌した。
反応液のpHは反応開始時には15.7であったが、徐
々に低下し反応終了時には14.6であった。
反応終了後、反応液を液体クロマトグラフィーで分析し
たところ、フェニルアラニンアミド収率100%であっ
た。
実施例 5 37%ホルマリンと青酸とをホルムアルデヒド:青酸−
1:1になるモル比でpH8で反応させて得たグリコロ
ニトリル水溶液(硫酸でpH1〜2として安定化)を大
過剰のアンモニアと反応させた後、過剰のアンモニアを
減圧で除去し、次の組成の粗製アミノアセトニl・リル
水溶液を得た。
アミノアセトニトリル 46.40wt%硫安
0.53wt% 水、その他 53.07 wt%この粗製ア
ミノアセトニトリル水溶液12.IPを攪拌機および温
度計を付した507nl三ツ口フラスコへ秤取し、アセ
トン8.71およびN−NaOH1,5TLlを加え1
5℃で1.5時間攪拌した。
反応液のpHは反応開始時には14.7であったが、徐
々に低下し反応終了時には14.2であった。
反応終了後、反応液を液体クロマトグラフィーで分析し
たところ、グリシンアミド収率は使用した粗製アミノア
セトニトリル水溶液中のアミノアセトニトリル なお、本実施例では使用アミノアセトニトリル水溶液中
に含有される硫安が触媒として添加されたNaOHと反
応してNaOHが浪費されるため、含有硫安と反応する
量に相当する量の余分のN−NaOHを使用した。
比較例 1 攪拌機および温度計を付した50ml三ツロフラスコに
50%アミノアセトニトリル水溶液11.2グ、7−t
トン0。
62およびN−NaOHO.5rdを加え20℃で3時
間攪拌した。
反応液のpHは反応開始時には13.9であったが、徐
々に低下し反応終了時には12.8であった。
反応終了後、反応液を液体クロマトグラフィーで分析し
たところ、アミノアセトニトリルに対してグリシンアミ
ド収率76、6%、未反応アミノアセトニトリル23,
2%、過剰加水分解によるグリシン0.2%でアッタ。
本比較例は、pHを14以下に保って加水分解反応を行
なったものであるが、本発明の方法で反応液を14を越
えたpHに保って行なった実施例1と比較して非常に悪
い結果となっており、反応液を14を越えたpHに保つ
ことが重要なことが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩基性物質およびケトン類の存在下で水性媒体中で
    α−アミノニトリルを加水分解してα−アミノ酸アミド
    を製造するにあたり、塩基性物質の使用量をα−アミノ
    ニトリル1モルに対して0.01モル以下の割合とし、
    反応液のpHが14を越えるように反応系ヘタトン類を
    添加し、かつ反応温度を40℃以下に保ち該反応液のp
    Hを14を越えたpHに維持しながら反応を行なうこと
    を特徴とするα−アミノ酸アミドの製造方法。
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