JPH0468304B2 - - Google Patents

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JPH0468304B2
JPH0468304B2 JP60115554A JP11555485A JPH0468304B2 JP H0468304 B2 JPH0468304 B2 JP H0468304B2 JP 60115554 A JP60115554 A JP 60115554A JP 11555485 A JP11555485 A JP 11555485A JP H0468304 B2 JPH0468304 B2 JP H0468304B2
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JP
Japan
Prior art keywords
reaction
chloride
temperature
equivalents
carnitinamide
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60115554A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS611649A (ja
Inventor
Kurenku Heruberuto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Degussa GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by Degussa GmbH filed Critical Degussa GmbH
Publication of JPS611649A publication Critical patent/JPS611649A/ja
Publication of JPH0468304B2 publication Critical patent/JPH0468304B2/ja
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/06Preparation of carboxylic acid amides from nitriles by transformation of cyano groups into carboxamide groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C237/00Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by amino groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、D,L−カルニチンアミドクロリド
を高純度でまた良好な収率で製造するための新規
方法に関する。
D,L−カルニチンアミドクロリドは構造式
(): に相当する、これはD,L−γ−トリメチルアン
モニウム−β−ヒドロキシブチルアミド−クロリ
ドである。
従来の技術 D,L−カルニチンアミドクロリドはL−カル
ニチンアミドを製造するための、すなわちL−カ
ルニチンを製造するための重要な中間生成物であ
る(ベルギー特許第877609号明細書)。双方の化
合物、特にL−カルニチンは治療学上重要な意義
を有する〔「レムプス・レキシコン・デア・ヘミ
ー」(Ro¨mpps Lexikon der Chemie)第8版、
第607頁〕。
D,L−カルニチンアミドクロリドは単離され
たカルニチンニトリルを濃塩酸中で加水分解し、
引続き多量のイソプロパノール及びアセトンから
沈殿させることによつて製造することは公知であ
る。この場合反応時間は46時間よりも長い。更に
濃縮された酸が存在することによつて、この場で
不所望のカルニチンへの反応が進む危険性が存在
する。この理由から該方法は工業的に採用し得な
いことが判明した(ベルギー特許第659194号明細
書)。
更にカルニチンクロリドのエチルエステルをア
ンモニア溶液と40時間反応させることによつてア
ミドを製造することは公知である。しかしこの方
法も工業的には使用されていない〔“タケダ研究
所年報”第22巻、第13頁〜第18頁(1963年)〕。
更にD,L−カルニチンアミドクロリドを製造
するに当り単離されたカルニチンニトリルから出
発し、例えば二倍当量のアンモニア及び過酸化水
素と20時間反応させることは公知である。この方
法も工業的に採用し得ないことが判明している。
それというのもこの場合使用される多量の塩基が
カルニチンアミドの単離を困難にし、酸での中和
による塩形成が必要となるからである。更に溶液
が蒸発する場合には環境汚染の問題が生じる。更
に長い反応時間及び単離したニトリルを装入する
必要性は工業的規模への移行をさまたげる(特公
昭38年第23号公報)。
最後に2,3−エポキシプロピルトリメチルア
ンモニウムクロリドをシアン化合物と反応させて
相応するニトリルを得ることは公知であるが、こ
の場合良好な結果を得るためにはマクルーレ
(McClure)法〔米国特許第4070394号明細書)に
より有機媒体中で製造されたエポキシド化合物か
ら出発しなければならない〔「ジヤーナル・オ
ブ・オーガニク・ケミストリー」(J.Org.Chem.)
第35巻、2059(1970年)〕、カルニチンアミドクロ
リドの製造法は上記米国特許明細書には記載され
ていない。
発明が解決しようとする問題点 従つて工業的に良好に実施可能でありかつ経済
的に有利な方法によりD,L−カルニチンアミド
クロリドを製造することが緊急の課題として生じ
た。
問題点を解決するための手段 ところで第一の反応工程で2,3−エポキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロリドを水溶液
中で青酸0.8〜2.0当量とPH−値7以上及び温度20
〜100℃で反応させ、生じたニトリルを中間的に
単離することなく反応溶液中で水性過酸化水素
1.5〜5当量で30〜100℃の温度において処理し、
反応生成物を自体公知の方法で単離した場合、
D,L−カルニチンアミドクロリドを有利に製造
し得ることが判明した。
本方法を実施する際の本質的な条件は反応を水
性溶液中で行うことである。合成の出発生成物は
2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロリドであるが、これは必ずしもマクルーレ
(McClure)法で製造しなければならないもので
はない。西ドイツ特許出願公開第3103713号明細
書による方法で製造されるエポキシ化合物から出
発するのが有利である。本発明によれば反応は青
酸で実施する。この場合純粋な青酸又は水性青酸
は1〜100%の青酸含有量で使用することができ
る。反応はPH−値7以上で進行する。西ドイツ特
許出願公開第3103713号明細書により製造される
エポキシ化合物から出発する場合、PH−値は8以
上、一般には9.5〜12に調整される。必要な場合
にはPH−値を少量の塩基を添加することによつて
調整することができる。
反応を実施する温度は臨界ではない。これは良
好な変換率が得られるように選択すべきである。
このためには通常20℃以上の反応温度で十分であ
る。有利な温度範囲は例えば+20〜100℃である。
エポキシ化合物と青酸との間のモル比は自由に
選択することができるが、通常エポキシ化合物:
青酸の割合は1:0.8〜2、有利には1:0.95〜
1.25に保つ。
本発明の他の本質的な特徴は、水溶液中に生じ
た塩化ニトリルを単離することなく、直接次の処
理に施すことである。このため過酸化水素を加え
る。通常3〜90重量%、有利には20〜90重量%の
過酸化水素の水溶液を使用する。
本発明方法の場合通常、使用したニトリルに対
して過剰量の過酸化水素を使用する。例えばニト
リルに対して過酸化水素1.5〜5当量を使用する
が、有利なのは2〜3.5当量を使用することであ
る。
反応の第二工程に対する温度は臨界ではない
が、良好な変換率が達成されるように選択すると
同時に、例えばカルニチンのような他の生成物を
もたらす反応が生じないように選択すべきであ
る。普通温度は30〜100℃、有利には40〜80℃に
選択する。反応の終了は例えば反応時に存在する
ガスの発生が終了することにより容易に認識する
ことができる。
溶液中で製造されたD,L−カルニチンアミド
クロリドの単離は自体公知の方法で行う。D,L
−カルニチンアミドクロリドの水中への可溶性は
極めて高いことから通常まず十分に水を蒸発さ
せ、次いでD,L−カルニチンアミドクロリドを
有機溶剤の添加によつて沈殿させる。これには例
えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール又は他のアルコール又はアセトン又は他
のケトンを使用することができる。しかし例えば
全水溶液を噴霧結晶によつてD,L−カルニチン
アミドクロリドに変えることもできる。
実施例 西ドイツ特許出願公開第3103713号明細書によ
る方法で製造されかつ11のPH−値を示す2,3−
エポキシトリメチルアンモニウムクロリドの59.8
%(1.0モル)溶液253gに撹拌製造中で50℃の温
度で無水青酸27.8g(1.03モル)を1時間配量し
た。更に1時間後反応させた後、更に処理するこ
となく同じ温度で生じた溶液に70%の過酸化水素
111.7g(2.3モル)を約3時間に渡つて配量し、
更に3時間50℃で後反応させる。その後約70mバ
ールで水110gを蒸発させ、生じたシロツプにエ
タノール300mlを加え、撹拌する。0℃に冷却し
た後生じた懸濁液を吸引濾過し、得られた固体物
質を乾燥する。乾燥後融点210℃の真つ白な固体
物質178.5g(使用したエポキシドに対して91%)
が得られる。
元素分析結果は次の通りである: C% H% N% Cl % 計算値 42.7 8.7 14.2 18.0 実測値 42.65 8.8 14.15 17.9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(): で示されるD,L−カルニチンアミドクロリド
    ()を製造する方法において、第一の反応工程
    で2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニ
    ウムクロリドを水溶液中で青酸0.8〜2.0当量とPH
    −値7以上及び温度20〜100℃で反応させ、生じ
    たニトリルを中間的に単離することなく反応溶液
    中で水性過酸化水素1.5〜5当量で30〜100℃の温
    度において処理し、反応生成物を自体公知の方法
    で単離することを特徴とする、D,L−カルニチ
    ンアミドクロリドの製法。
JP60115554A 1984-06-01 1985-05-30 D,l‐カルニチンアミド‐クロリドの製法 Granted JPS611649A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3420391.5 1984-06-01
DE3420391A DE3420391C1 (de) 1984-06-01 1984-06-01 Verfahren zur Herstellung von D,L-Carnitinamidchlorid

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS611649A JPS611649A (ja) 1986-01-07
JPH0468304B2 true JPH0468304B2 (ja) 1992-11-02

Family

ID=6237339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60115554A Granted JPS611649A (ja) 1984-06-01 1985-05-30 D,l‐カルニチンアミド‐クロリドの製法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0166901B1 (ja)
JP (1) JPS611649A (ja)
AT (1) ATE44728T1 (ja)
DE (1) DE3420391C1 (ja)
ES (1) ES8607202A1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007037082A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. カルニチンアミドの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4070394A (en) * 1976-01-23 1978-01-24 Ethyl Corporation Carnitine nitrile halide preparation
CH648287A5 (de) * 1981-01-21 1985-03-15 Lonza Ag Verfahren zur herstellung von carnitinamid.

Also Published As

Publication number Publication date
EP0166901A2 (de) 1986-01-08
JPS611649A (ja) 1986-01-07
ATE44728T1 (de) 1989-08-15
ES543529A0 (es) 1986-06-01
EP0166901A3 (en) 1986-10-15
DE3420391C1 (de) 1985-08-14
EP0166901B1 (de) 1989-07-19
ES8607202A1 (es) 1986-06-01

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