JPS5817145Y2 - トルコン車の変速装置 - Google Patents

トルコン車の変速装置

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JPS5817145Y2
JPS5817145Y2 JP14965178U JP14965178U JPS5817145Y2 JP S5817145 Y2 JPS5817145 Y2 JP S5817145Y2 JP 14965178 U JP14965178 U JP 14965178U JP 14965178 U JP14965178 U JP 14965178U JP S5817145 Y2 JPS5817145 Y2 JP S5817145Y2
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JP
Japan
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gear
shaft
speed gear
clutch
speed
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JP14965178U
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JPS5566247U (ja
Inventor
勝彦 谷口
Original Assignee
スズキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トルクコンバータを併用した原動機等に組み
合せて用いる変速装置に関するものである。
従来より第1図の如く、トルクコンバータ1の回転出力
をワンウェイクラッチ2を介して変速装置3に伝達させ
るようにしたものがある。
このものにおいては、減速時のトルクコンバータ1の慣
性力をワンウェイクラッチ2の作用により変速装置3が
伝達されないため、変速装置3の変速ギヤ4.5及び6
,7.8の同期切換を容易に行ない得る利点がある。
この反面、減速時の変速装置2のシャフト9の回転力を
ワンウェイクラッチ2を介してトルクコンバータ1側に
伝達することができないため、従来はワンウェイクラッ
チ2の外輪2aとシャフト9のギヤ10とをクラッチリ
ングギヤ11でロックして、シャフト9の回転力をトル
クコンバータ1側に伝達させるようにすることにより、
エンジンブレーキを使用できるようにしている。
しかしながら、従来はギヤ10のシフト操作にオイルポ
ンプからの油圧力を利用したものであるため、動力損失
が大きいという問題があった。
本考案はこの問題を解消したトルコン車の変速装置を提
供することを目的とするものである。
以下、本考案の一実施例を第2図ないし第6図にしたが
って説明する。
第2図において、12はトルクコンバータ等の流体クラ
ッチを含む内燃機関、モータ等の原動機、13は原動機
の出力軸に連結された変速装置の人力軸である。
この入力軸13には、第1低速ギヤ14、第1高速ギヤ
15及び第1後退ギヤ16が固定されている。
この入力軸13と平行なカウンタ軸17には、第2後退
ギヤ18と副刃カウンタ筒軸19とが回転自在に支持さ
れている。
第2後退ギヤ18は中間ギヤ20を介して第1後退ギヤ
16に連動している。
副カウンタ筒軸19の第2後退ギヤ18側端部には、第
1固定ギヤ21が一体に設けられている。
22は、第1固定ギヤ21と第2後退ギヤ18との間に
配設され、かつ、カウンタ軸17に固定された第2固定
ギヤである。
23は、第2後退ギヤ18と一体のギヤ、24はリング
状の第1クラツチである。
このクラッチギヤ24は、図中左右方向に変位するよう
に第2固定ギヤ22に常時噛合していて、第2固定ギヤ
22に対する第1固定ギヤ21とギヤ23の切換を行な
うことができるようになっている。
25は第1低速ギヤ14に噛合する第2低速ギヤ、26
は第1高速ギヤ15を噛合する第2高速ギヤ、27は第
2低速ギヤ25と第2高速ギヤ26との間に配設され、
副刃カウンタ筒軸19に固定された第3固定ギヤである
第2低速ギヤ25の第3固定ギヤ27に臨む側には、ギ
ヤ28か一体に固定されており、第2高速ギヤ26の第
3固定ギヤ27に臨む側には、ギヤ29が固定されてい
る。
第3固定ギヤ27には、リング状の第2クラツチギヤ3
0が図中左右方向に変位自在に常時噛合していて、第3
固定ギヤ27に対するギヤ28.29の切換を行うこと
ができるようになっている。
第2イ氏速ギヤ25は、第1ワンウエイクラツチ31を
介して副カウンタ筒軸19に支持されている。
この第1ワンウエイクラツチ31は、第2低速ギヤ25
の回転(第3図イにおいては矢印Aで示したように第2
低速ギヤ25の時計方向の回転)のみを副カウンタ筒軸
19に伝達できるように配設されている。
第2高速ギヤ26は、第2ワンウエイクラツチ32を介
して副カウンタ筒軸19に支持されている。
この第2ワンウエイクラツチ32は、第2低速ギヤ25
の回転よりも高い副カウンタ筒軸19側の回転(第3図
口において矢印A′で示したように副カウンタ筒軸19
の時計方向への回転)のみを第2高速ギヤ26側に伝達
できるように配設されている。
第2図中、33はカウンタ軸17にギヤ34を介して連
結されたテ゛ファレンシャルユニットである。
第4図において、35は第1シフトシヤフト、36は第
1シフトシヤフト35に近接してこれと平行に配設され
た第2シフトシヤフト、37は第1シフトシヤフト35
に固定され、先端が第1クラツチギヤ22に係合するシ
フトフォーク、38は第2シフトシヤフト36に固定さ
れ、先端が第2クラツチギヤ30に係合するシフトフォ
ークである。
シフトシャフト35.36には、レバー係合溝35 a
、36 aが形成されていて、このレバー係合溝35
a 、36 aが対向したとき操作レバー39が同伴
合溝35 a 、36aのいずれにでも係合可能となっ
ている。
図中、35b 、35 c 、35 dは第1シフトシ
ヤフト35に形成された位置決溝、36 b 、36
C,36dは第2シフトシヤフト36に形成された位置
決溝、40,41.42は位置決ボール、43.44は
ボール、40.42をシフトシャツ) 35.36側に
付勢しているスプリングである。
次にこのような構成の変速装置の作動を説明する。
原動機12の回転力の伝達系路は、次の表のようになる
なお、軸、ギヤ等の名称は省略して番号のみを示したも
のである。
次にワンウェイクラッチ31.32の機能につき詳述す
る。
第5図イに示した高速Vを低速り域から高速H域にシフ
トアップする場合には、アクセルをゆるめて第2クラツ
チギヤ30をギヤ29と第3固定ギヤ27とに噛合させ
る必要がある。
第2クラツチギヤ30がギヤ28に噛合しているときは
、n2.=n19=n27<n26である。
この状態からアクセルをゆるめて、第2クラツチギヤ3
0を第5図の高速点Aで第2図中左方に変位させて、第
2クラツチギヤ30を第3固定ギヤ27にのみ噛合させ
ておく。
このときは第1ワンウエイクラツチ31により第2低速
ギヤ25の回転力が副カウンタ筒軸19に回転力が伝達
されるので、n 25” n 19n27〈n26の関
係が戊り立っている。
このような状態からアクセルを踏んで入力軸13の回転
数を高くすると、副カウンタ筒軸19には高回転の慣性
が作用する。
この後、アクセルをゆるめて入力軸13の回転を十分に
落すと、n19〉n25となり、第1ワンウエイクラツ
チ31がフリーとなる。
入力軸13の回転が十分に落ちると、第2ワンウエイク
ラツチ32を介して副カウンタ筒軸19の回転力が第2
高速ギヤ26に作用して、n26n19となり、副カウ
ンタ筒軸19の回転数が第2高速ギヤ26と同期する。
このようにして副カウンタ筒軸19と第2高速ギヤ26
とを同期させることにより、第3固定ギヤ27とギヤ2
9とが同期する。
このときに、第2クラツチギヤ30を更に左方に変位さ
せて、第2図の如くこの第2クラツチギヤ30を第3固
定ギヤ27とギヤ29に噛合させることにより、低速り
域から高速H域へのシフトアップが完了する。
また、第5図イに示した車速■を高速H域から低速り域
にシフトダウンする場合には、まずアクセルをゆるめて
第2クラツチギヤ30を第2図の状態から右方に変位さ
せて、この第2クラツチギヤ30を第3固定ギヤ27の
みに噛合させる。
このときは、n19=n2□二n26〉n25である。
この状態からアクセルを踏んで入力軸13の回転数を高
くすることにより第2低速ギヤ25の回転数n2.が高
くなってn25” n 19となると、第1ワンウエイ
クラツチ31により第2低速ギヤ25の回転力が副カウ
ンタ筒軸19に伝達される状態となると共に、第2低速
ギヤ25と副カウンタ筒軸19とが同期する。
このようにして副カウンタ筒軸19と第2高速ギヤ26
とを同期させることにより、第3固定ギヤ27とギヤ2
8とが同期する。
このときに、第2クラツチギヤ30を更に右方に変位さ
せて、第2クラツチギヤ30を第1固定ギヤ27とギヤ
28に噛合させることにより、高速H域から低速り域へ
のシフトダウンが完了する。
このようにアクセルを踏んだり緩めたりするだけで、第
3固定ギヤ27の回転数とギヤ28.29の回転数とを
ワンウェイクラッチ31.32の作用により同期させる
ことかで゛きる。
なお、このようなワンウェイクラッチ31.32と同期
装置とを併用して用いてもよい。
第5図口、ハは、同期装置を用いた場合と用いない場合
のエンジンの回転速度とシフトダウン又はシフトアップ
に要する時間との関係を示したものである。
図中実線Bは同期装置を用いないでアクセル操作をした
状態を示し、破線Cは同期装置を用いた場合を示し、t
oはシフト開始時を示し、t′は同期装置を用いた場合
のシフト完了時を示し、tは同期装置を用いない場合の
シフト完了時を示す。
また、エンジンの回転数Nの変化Nl。N2の関係は、
Nl>N2となっている。
本考案は以上説明したように、入力軸に連動する低速ギ
ヤと高速ギヤとを、人力軸に平行な回転軸に回転自在に
支持させ、この回転軸とこれらのギヤとの結合の選択を
させるクラッチを設けた変速装置によって、低速ギヤと
回転軸との間に低速ギヤの回転を回転軸側に伝達させる
第1ワンウエイクラツチを介装し、高速ギヤと回転軸と
の間に回転軸の回転を高速ギヤ側に伝達させる第2のワ
ンウェイクラッチを介装したので、低速ギヤと高速ギヤ
のいずれを用いてもエンジンブレーキを使用できる。
しかも、この構成により、アクセルの操作のみでクラッ
チと低速ギヤ又はクラッチと高速ギヤとを容易に同期さ
せることができる。
さらに、上述した構成とすることにより、シフトレバ−
のシフトパターンを従来のH型から■型である直線型(
■←■→■ご■)にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のトルクコンバータと変速装置との関係
を示す動力伝達系統図、第2図は本考案の一実施例を示
す変速装置の動力伝達系統図、第3図イは第2図に示し
た第1ワンウエイクラツチの部分の断面図、第3図口は
第2図に示した第2ワンウエイクラツチの部分の断面図
、第4図のイ。 口、ハ、二は第2図に示したクラッチギヤの操作装置の
平面図、第5図イは変速点をエンジン回転数と車速との
関係で示した線図、第5図口、 /Xlよ変速時間とエ
ンジン回転数との関係を示した線図である。 13・・・・・・入力軸、19・・・・・・副カウンタ
筒軸(回転軸)、25・・・・・・第2低速ギヤミ゛2
6・・・・・・第2高速ギヤ、27・・・・・・第3固
定ギヤ、28.29・・・・・・ギヤ、30・・・・・
・クラッチギヤ、31・・・・・・第1ワンウエイクラ
ツチ、32・・・・・・第2ワンウエイクラツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸に連動する低速ギヤと高速ギヤとを、入力軸に平
    行な回転軸に回転自在に支持させ、該回転軸とこれらの
    ギヤとの結合の選択をさせるクラッチを設けた変速装置
    において、前記低速ギヤと回転軸との間に低速ギヤの回
    転を回転軸側に伝達させる第1のワンウェイクラッチを
    介装し、前記高速ギヤと回転軸との間に回転軸の回転を
    高速ギヤ側に伝達させる第2のワンウェイクラッチを介
    装したことを特徴とするトルコン車の変速装置。
JP14965178U 1978-10-31 1978-10-31 トルコン車の変速装置 Expired JPS5817145Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14965178U JPS5817145Y2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31 トルコン車の変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14965178U JPS5817145Y2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31 トルコン車の変速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5566247U JPS5566247U (ja) 1980-05-07
JPS5817145Y2 true JPS5817145Y2 (ja) 1983-04-07

Family

ID=29133185

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JP14965178U Expired JPS5817145Y2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31 トルコン車の変速装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5773253A (en) * 1980-10-24 1982-05-07 Honda Motor Co Ltd Multi-stage speed change gear for vehicle

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JPS5566247U (ja) 1980-05-07

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