JPS5816868B2 - 沖アミ食品化のための消臭加工法 - Google Patents

沖アミ食品化のための消臭加工法

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JPS5816868B2
JPS5816868B2 JP55109580A JP10958080A JPS5816868B2 JP S5816868 B2 JPS5816868 B2 JP S5816868B2 JP 55109580 A JP55109580 A JP 55109580A JP 10958080 A JP10958080 A JP 10958080A JP S5816868 B2 JPS5816868 B2 JP S5816868B2
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JP
Japan
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okiami
food
oki
processing method
odor
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片山寂
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Description

【発明の詳細な説明】 人類最後の海洋蛋白源として、農林水産庁資源開発セン
ターを中心に各大手水産会社が国家的事業として食品化
のために南極へ出漁−し「沖アミ」の捕獲を始めて早や
5〜6年の歳月が流れていますが、現状においては持ち
帰った「沖アミ」は消費者の食卓にのぼらず、養殖用並
びにレジャー用釣餌としてほとんどが消費されている。
これが今だに食品として大衆に受入れられない、最も大
きな障害は「沖アミ」(生)・(ボイル)ともにそのま
ま食品として加工し、食用とした場合内容としてはすば
らしい栄養化はあるものの、独特の臭気により日中に不
快感が残る事にある。
又、この臭気を消臭する方法として沖アミに化学処理を
施すこともなされているがこれでは沖アミのもつ食品と
なる優れた蛋白質・脂質部分まで変質して食品としての
風味・味が劣化するとともに、化学成分が残留してその
除去・洗滌・改善のため二次処理が行わねばならず、沖
アミ食品の実用化には充分でなかった。
本発明はかかる沖アミ類の食品化の最大の障害となって
いた臭気の問題を全面的に解決した新しい構想による沖
アミ食品化のための消臭加工法を提供せんとするもので
ある。
本発明は沖アミ類を低温において微粒子に粉砕し、これ
に沖アミ類100部に対し生の鶏卵を1部〜140部の
割合で混入し超微粒子に粉砕攪拌せしめて沖アミ類の特
異臭を除去することを特徴とする沖アミ食品化のための
消臭加工法に係るものである。
ここにおいて、沖アミ類を微粒子に粉砕する低温とは一
5℃を中心温度とする程度の温度であり、粉砕機によっ
て沖アミ類を微粒子にする過程において粉砕摩擦熱によ
って10℃程度まで昇温するため沖アミ原料としては前
記中心温度又はそれ以下の温度の状態のものを普通使用
する。
この段階での沖アミの粉砕する粒度は超微粒子でも、又
それよりも荒い粒子の粉砕・破砕状態でもよく、又沖ア
ミ類の粉砕工程と生の鶏卵の混入後の粉砕攪拌工程とを
同時処理によって行ってもよい。
沖アミ類に鶏卵の混入しての粉砕攪拌後の最終粒度は2
00ミクロン以下程度の超微粒子で、粒度が低い程沖ア
ミのもつ自己消化の抑制効果も高く且つテクチャが良好
なものとなった。
次に本発明の工程例を図面に基き説明する。
−5°C(凍結状態)の沖アミの原料(1)を粉砕機に
かけ一5°C〜10℃の低温下で超微粒粉砕2し、この
超微粒子粉砕された沖アミ100部に対し生の鶏卵3を
1部〜140部加え、混合超微粒粉砕4した。
この工程によって得られた沖アミ製品は混合攪拌によっ
て空気を喰みこみペースト状となって沖アミの特異臭が
消臭された。
更にエビ・カニと卵の風味があり、沖アミを食品化でき
るばかりか味・風味・栄養の点においても極めて優れた
食品となった。
本発明によって得られたペースト状沖アミ食品は型に流
し、加熱することによって各種形状をもつ商品の型に製
品化され調理食品とすることができ、又ペースト伏抑ア
ミ食品を急速凍結することにより各種の冷凍食品を製造
可能とし、各種食品の展開がなされる。
本発明による消臭効果をたしかめるためのテストをこ5
に行ったので、こSに詳述する。
(I) 官能試験のための本発明処理品の製造日本水
産■が南極において、捕獲直後の沖アミ(生)より「む
きみ」として製造したオキアミむきみ(チキン(殻)が
部分的に耐着した製造直後のもので国内搬入のため急速
凍結したもの)500gを一5℃に温度管理しこれをカ
ッタ一式分断破砕混線機に投入し、同混練機をRPM3
600で5分間回転させ、200ミクロン以下の超微粒
子に分断破砕混練する。
これに鶏卵の全卵を250g(卵5ヶ分)を混入し、同
カッタ一式分断破砕混練機RPM3600で2分間分断
破砕混練する。
このように処理されたものは、沖アミの特異臭が消臭さ
れ、沖アミと卵の混合された肌色ピンクのエビ、カニ風
味をもった、生肉の超微粒子、ペースト状のものを得た
(II) 官能テストの要領 このようにして得た本処理品を、健全な食感、臭覚をも
った健康な成人を20名選考し、食感、沖アミのいやみ
臭を時間経過ごとに官能テストした。
(条件) 前記工程で得た本処理品を、直ち、に全量、家庭用冷蔵
庫内(8℃)に保管し、処理直後、3゜6.12,24
,48時間経過ごとに取出し180CCグラスに検体2
0gを移して20ケ用意し、各選考人に配分し、沖アミ
のいやみ臭を直接臭覚により官能テストを行って、別表
の結果を得た。
価 官能テストの結果 官能テストの結果表から見てわかるように1.処理直後
から沖アミいやみ臭が、消臭されていることを、20名
中18名が感じておりいやみ臭の消臭効果は満足のいく
ものであった。
2、処理されたものを8℃の家庭用冷蔵庫内(通常、家
庭用の保存条件)の3.6,12,24゜48時間保存
状態のものでも満足のいくものであった。
3、■ 更に48時間経過後の官能テスト終了後のもの
を調味し、沸騰したお湯に小団塊状固まりにして塩、し
よう油で調味した断熱凝固して沖アミ具の吸物が出来た
これを食した所、エビ、カニ風味をもったおいしいスー
プを得た。
■ 肉の替りにペースト状の水晶を用いて焼めしを作っ
た所エビ、カニ風味をもったおいしい焼めしを得た。
■ 肉の替りにペースト状本旨を用いてコロッケを作っ
た所エビ、カニ風味のあるおいしいコロッケが出来た。
■、■、■いずれの料理品も沖アミのいやみ臭が全く感
じられず、エビ、カニ風味が一段と引立った美味の沖ア
ミ食品となった。
以上の様に本発明によれば沖アミを低温において微粒子
に粉砕し、これに生の鶏卵を混入し、超微粒子とするこ
とによって沖アミの特異臭を消滅させるとともに沖アミ
のもつすばらしい甲殻類独特の風味を引出し、食品とし
て幅広い用途に使用でき、しかも沖アミも鶏卵も食品上
はとんど問題なく且つ高蛋白質で栄養価の高い天然物で
あるばかりか大量に再生産することができ、加えて安定
供給ができる食品材料であり、本発明方法で製造される
沖アミ食品は栄養上・コスト上・量産上において従来に
ない全くすばらしいものとなっている。
加えて化学処理を施すものでないため化学薬剤のもつ毒
性もなく、且つその後処理も必要がなく、沖アミ・卵の
もつ天然の栄養・風味を壊すことなくそのまま充分に生
かしたものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明「沖アミ」食品化のための消臭加工製造
技術を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 沖アミ類を低温において微粒子に粉砕し、これに沖
    アミ類100部に対し生の鶏卵を1部〜140部の割合
    で混入し、超微粒子に粉砕攪拌せしめて沖アミ類の特異
    臭を除去することを特徴とする沖アミ食品化のための消
    臭加工法。
JP55109580A 1980-08-09 1980-08-09 沖アミ食品化のための消臭加工法 Expired JPS5816868B2 (ja)

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JPS5736958A JPS5736958A (en) 1982-02-27
JPS5816868B2 true JPS5816868B2 (ja) 1983-04-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58129956A (ja) * 1982-01-27 1983-08-03 Katayama Taro 食品の品質改良剤
JPH0616694B2 (ja) * 1982-01-27 1994-03-09 片山 太郎 調味料
JPS5931655A (ja) * 1982-08-12 1984-02-20 Katayama Taro たんぱく質食品素材

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JPS5736958A (en) 1982-02-27

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