JPS5816522B2 - トレ−シング歪補正用の遅延変調回路 - Google Patents

トレ−シング歪補正用の遅延変調回路

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JPS5816522B2
JPS5816522B2 JP4681676A JP4681676A JPS5816522B2 JP S5816522 B2 JPS5816522 B2 JP S5816522B2 JP 4681676 A JP4681676 A JP 4681676A JP 4681676 A JP4681676 A JP 4681676A JP S5816522 B2 JPS5816522 B2 JP S5816522B2
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distortion correction
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Nippon Columbia Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレコード盤再生時のトレーシング歪補正回路に
用いるトレーシング歪補正用の遅延変調回路に関する。
従来から、トレーシング歪を除去するために録音信号に
補正信号を重畳させて、これらの複合信号不レコード盤
に切削するための回路は、種々提案されている。
上述の如きトレーシング歪は、レコードカッタと再生針
との形状の差から生ずるもので、三角錐状の録音用カッ
タ針で録音された音溝1は第1図に示す如く三角形断面
のカッタ針2によって、溝方向に切削されるため、進行
方向Aと垂直な方向の巾Wは一定で、左右のどちらの音
溝3L、3Rにも正確に録音信号が記録されていること
になる。
今、例えば片方の音溝壁3Rについてだけ考えれば、第
2図に示す如<i生付4の先端が球状を呈しているため
に、再生信号5は、音溝壁3Rに記録された信号とは異
なったものと成る。
この様に、記録時の録音信号と再生信号との差1にもと
すくトレーシング歪は、再生針が太くなり、記録する音
声周波数が高くなるに従って増大することになる。
上述の如きトレーシング歪を除去するために、レコード
盤のカツテング時にレコードの再生時lこ発生するトレ
ーシング歪とは逆の歪を予め与える補正信号を作り出し
てやればよい。
この様な補正信号を作り出す方法として、コリレータ法
、スキューサンプリング法等種々の方式が提案されてい
る。
これらEこついて蘭学に説明すると第1の方式に於ては
第3図fコ示す如く再生信号3が原信号6と等しくなる
ように録音された録音信号1は、原信号6を位相変調し
たものとして求めるもので、原信号6の傾胴が零の時に
位相変化を零とし、原信号6の傾胴が大きくなるほど、
位相変化を大きくするような位相変調を行ない、傾胴が
負の場合には、位相変化も逆に成るようにする。
この考えを適用するためlこ、原信号6を多数のタップ
を有する遅延線に連じて、原信号6の1次微分信号を傾
馴に応じてをり出すようにして、補正波形を求めるもの
であり、第2の方式は、再生信号5は原信号6に関して
フーリエ級数展開Eこよって1次、2次、3次等の高次
高調波の合成として表し、原信号6をシュミレーション
によって求めて、その高次高調波を予め録音信号1に対
して逆位相で加えて、再生時の高次高調波成分を消滅さ
せている。
第3の方式としては、テーラ展開により求めた逆補正信
号をアナログ演算する方式があり、更に第4の方式とし
て、本出願人等が提案したスキューサンプリングによる
速度信号遅延方式が公知である。
然し、これらの補正信号の求め方は、アナログ的Eこ求
めるためfi、補正精度が良くない欠点を有する。
更Eこ、補正信号をデジタル化して求める方式が、特開
昭50−62602号に示されている。
その構成は、原信号6とその微分信号とをA/D変換器
によってデジタル化し、高速度記録装置でそれらのデー
タのバッファリングを行い、音溝と針先との幾例学的関
係より生ずる歪を補正するため、バッファの様な記憶装
置に入ったデータを、順にコンピークの如き制御装置で
処理し、補正信号の補正電圧と遅延又は進み時間とを計
算して、再び記憶装置lこ転送し、算出された補正電圧
を遅延又は進み時間に従ってD/A変換器を動作させて
、補正信号を合成せんとするものである1然し、上述の
デジタル化した回路によると補正電圧データと時間デー
タとを算出し、補正電圧と遅延又は進み時間とを、電7
計算機等で高速処理しなければならない欠点を有する。
本発明は、上述の欠点を除去したトレーシング歪補正回
路を提供せんとするものである。
本発明を詳記するに先だち、本出願人等が提案したトレ
ーシング歪補正回路を説明するに、トレーシング歪は音
溝と再生針先との幾伺学的法則に従った遅延変調によっ
て与えられ、且つこの遅延変調装置として連続的な遅延
制御を行うために、第4図に示すスキューサンプラ回路
がある。
この回路に於て、タイミングパルス発生回路8から、複
数配列された一種のパルス位置変調器であるスキューサ
ンプリング回路9a 、9b・・・・・・9nと、同じ
く複数のボックスカーサンプラ回路10a。
10b・・・・・・10nの各々に、タイミングパルス
が1サンプルづつ加えられ、更にスキューサンプラ回路
9a 、9b・・・・・・9nには制御波形が端一71
1より加えられ、一方、ボックスカーサンプラ回路10
a 、1 ob・・−・t Onには、端一712より
入力速度信号が加えられると共に、スキューサンプラ回
路9a 、9b・・・・・・9nの出力が、ボックスカ
ーサンプラ回路10a、10b・・・・・・10nに与
えられる。
ボックスカーサンプラ回路10a、10b・・・・・・
lonの出力は、加算回路13を経、更にF波回路14
を経て出力端−f15に補正信号として増り出される。
この場合の動作を説明すると、タイミングパルス発生回
路8よりのタイミングパルスが、スキューサンプラ回路
9a、9b・・・・・・9nに加わると、これ等は直線
的lこ増加する胴め波信号を発生させる。
第5図Aの波形の上lこ示した数字は、等間隔に加えた
パルスのタイミングを表わす。
この刺め波信号が、遅延制御信号波形と一致した時、ボ
ックスカーサンプラ回路10a、10b・・・・・・t
onへサンプリングパルスを供給し、胴め波信号はスタ
ート値(こリセットされる。
即ち、第;5図Aの波形lこ於て、下側tこ記された数
字の時間軸11位置変調されたサンプルパルスは、ボッ
クスカーサンプラ回路10a、10b・・・・・・10
nで入力波形の値を読み、それを保持して、更1こ、第
5図Bの上の数字に示す等間隔タイミングパルスで、抜
き出したサンプル値を合成して、P波回路14で包絡線
波形を摩り出すことによって、第5図Blこ示す遅延変
調された歪補正波形に変換するように成される。
この方式lこよると、多相の犯め汲と入力波形と[を並
列に比較してサンプリングパルスを得ているため、多く
のボックスカーサンプラ回路を必要とし、更にこれに於
ては、変調指数はmf”3程度が限度で、例えばサンプ
リング周波数を30KHzに選択すると、最高33μs
の遅延量しか得られず、遅延量50μsを得るためには
、第4図に示す如く多くのスキューサンプラ回路を必要
とする。
即ち、サンプリング周波数fs−=200KHzとする
と、遅延時間は5μsで、必要とする上記の補正量50
μsを得るためEζは、10段のスキュー1サンプラ回
路を、カスケード接続しなければならないことになる。
本発明は上述の欠点を除去したトレーシング歪補正装置
に適した遅延変調回路を提供するもので、その特徴とす
るところは、入力であるアナログ速度信号は、サンプリ
ング周波数fsで、A/D変換回路によりデジタル変換
され、このデジタル信号は、極めて簡単な演算回路で演
算した遅延時間を記憶回路lこメモリーシ、読み出しは
上記演算回路で計算した遅延時間を、時間軸変換したパ
ルスで読み出して、遅延変調信号を得る様lこ成したも
のである。
以下、本発明を第6図乃至第10図について詳記する。
第6図に於て、再生装置側でみると、入力波形11は、
等間隔のサンプリングパルスt1.t21t3.・・・
・・・で、PPP ・・・・・・の各点もデジタ1
1 2 ν 3 ! ル量lこ変換される。
P、、P2.P3.・・・・・・のAD変換値をpl、
p2.p3.・・・・・・とすると、P1θ1゜P2θ
2.P3θ3.・・・・・・−KCpl、p2.p3.
・・・・・・〕。
こ5でKは定数となり、基準点を11.12,13゜・
・・・・・にとることにより得られる点θ1.θ2.θ
3゜・・・・・・fこより補正波形が得られる。
但し、θI臓は、次のサンプリング基準点t2を追い越
していて、次の点θ2が得られないので、次の様に考え
る。
即ち、基準A tlの補正量θ1が与えられたとすると
、その応力)ら次の補正量θ2までの遅延時間δは、 δ−4Kp2]+(t2−t1]−[Kpx)・・・・
・・(1)となる。
上式中、〔t2−11〕は、サンプリングパルスの■周
期なので、 δ=KCp2−p1〕+/ ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(2)5 (2)式fこ従ってδ1.δ2.δ3.・・・・・・を
計算し、これによって与えられる7壱θ1.θ2.θ3
.・・・・・・が求める補正波形18である。
次に、以上を実現する為の構成例を第9図について説明
する。
入力M−i’INに加えられた制御用信号は、A/D変
換回路191こより、例えば8ビツトのデジタル信号に
変換され、部列にウリ出されるA/D変換回路19の出
力からインバータ20を通り、アダー26でILsBを
端ゴ21で付加された信号は、(2)式中のK[−pt
lを作り出す。
一方、A/D変換回路19より、シフトレジスタ22を
通りアダー23によりサンプリング期間の逆数1 /
f sの時間を端724で例規された信号は、〔Kp2
+1/fs〕となる。
この2つの信号は、アダー25に入り、K(p21)t
)+l/fsを表わす8ビツトのデジタル信号δとなる
δは書き込み、読み出しが独Vに行えるファスト・イン
・ファスト・アウト式の記憶回路27(以後FIFOと
記す)に加えられている。
このFIFOの書き込みは、A/D変拗回路のクロック
であるサンプリング周波afs二200 KHzで書き
込まれ、このクロックは、基準発振回路28の周波数を
分周回路29で分周して、クロック信号発生回路30よ
り供給される。
又遅延量を表わしているデジタル信号δを、計数回路3
1によって時間軸に変換した読み出しパルスIこより、
m−F 32 tc読み出される。
この読み出しパルス列が補正量θ1.θ2.θ3.・・
・・・・を与える補正用パルス列となる。
計数回路用クロックの周波数を、例えば5.2MHzと
すると、l/26分周することで、サンプリング周波数
は200 KHzとなり、δの1ビット当りの遅延時間
は、l / 5.2 MHz C秒〕となる。
故1こ、得られる最大の遅延時間は、 115.2MHz X 2、−T−49μsと成る。
トレーシング歪量は、レコードの径により違ってくるの
で、補正量もこれに応じて可変にする必要があるが、こ
の補正法としては、 (1)制御信号の量を可減する。
(2)計数回路用クロックの周波数を変化させる。
の2通りがあるが、前者((1)の場合)は、(2)式
中のPの量を変える事であり、後者((2)の場合)は
、Kを変化させたものである。
以上の実施例を第7図の如くブロック図で表す。
尚、演算回路Mは第9図の符号20〜25を含んだもの
である。
一方第8図のブロック図の実施も可能で、この場合は、
演算回路Mが、FIFOの後に位置し、A/D変換され
たデジタル信号は面接PIFOに入る。
次lこ、この実施例1こ従った動作による補正波形を第
10図に示す。
与えた条件は、入力周波数16、6 KHz 、人カレ
ベノシは最高の40係である。
電10図Aの33は原信号を表し、34は制御用信号波
形を、35は補正波形を示すもので、同図Bはクロック
パルスであり、同様Cは制御信号のAD変換値を、同図
りはδの計数値の2進符号値を、同図EはδのIO進変
換値を、同図Fは遅延時間(μs)を示すもので、図中
δのIO進変換値の合計は312であり、これはクロッ
クパルスの1周期に入る計数回路用クロックの個数と入
力信号の1周期に入るクロックの個数との積、即ち=2
6Xl 2と等しく、この事は1周期のサンプリングが
終ったら、再び元の位置lこもどる事を意味し、補正は
うまく行えることを示している。
本発明は上述の如く構成させたので、サンプリング周波
数を高くすることで必要な遅延量が得られ、入力の最高
周波数fin(max)が、サンプリング周波数により
制限を受けない遅延変調回路が得られ、デジタル化lこ
より、装置の信頼性が向上し、ICを使用することによ
り、回路の簡素化が実現できると共に、複雑な計算機を
必要とせず、極めて簡単にトレーシング歪を補正するこ
とが出来る特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はトレーシング歪を説明するためのレコード盤の
音溝の平面図、第2図はレコード再生時の音針とレコー
ド溝との関係を示す説明図、第3図はトレーシング歪を
補正するための補正波形と原波形との関係を示すための
説明図、第4図は従来のスキューサンプリングの系統図
、第5図は第4図の波形説明図、第6図は本発明のトレ
ーシング歪補正用の遅延変調回路を説明するための波形
説明図、第1図は本発明のトレーシング歪補正用の遅延
変調回路の系統図、第8図は本発明の他の実施例を示す
系統図、第9図は本発明の演算回路の詳細を示す系統図
、第10図A−Fは本発明の波形説明図である。 図に於て、19はA/D変換回路、20はインバータ、
21,24.32は端イ、22はシフトレジスタ、23
,25,26はアダー、21は記憶回路、31は計数回
路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 速度入力信号をA/D変換して遅延時間を演算して
    D/A変換した出力によりトレーシング歪補正を行うト
    レーシング歪補正用の遅延変調回路tこ於て、遅延時間
    をδとし δ=KCp2−pI〕+/f5 但しKは定数、fsはサンプリングの1周期、pt +
    p2は入力波形を等間隔のサンプリングパルスでサン
    プルした各漬のデジタル変拗値である。 によって遅延時間を演算して成るトレーシング歪補正用
    の遅延変調回路。
JP4681676A 1976-04-23 1976-04-23 トレ−シング歪補正用の遅延変調回路 Expired JPS5816522B2 (ja)

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