JP3438376B2 - 周期信号処理方法および装置 - Google Patents

周期信号処理方法および装置

Info

Publication number
JP3438376B2
JP3438376B2 JP02884195A JP2884195A JP3438376B2 JP 3438376 B2 JP3438376 B2 JP 3438376B2 JP 02884195 A JP02884195 A JP 02884195A JP 2884195 A JP2884195 A JP 2884195A JP 3438376 B2 JP3438376 B2 JP 3438376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
time
generated
window function
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02884195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08201162A (ja
Inventor
勝年 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP02884195A priority Critical patent/JP3438376B2/ja
Publication of JPH08201162A publication Critical patent/JPH08201162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3438376B2 publication Critical patent/JP3438376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動信号から所定周期
の信号、特に、定速回転中のベアリングの振動信号から
外・内輪、ボールそれぞれに特有の周期を有する信号を
抽出して評価する周期信号処理方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクの小型化と高密度
記録が進み、そのスピンドル用ベアリングにも高品質が
要求されている。ベアリングの品質評価では振動の周波
数成分が重要な手段であるが、最近は回転非同期成分
(NRRO)といわれる時間軸上の評価も要求されてい
る。生産技術の立場からは、ベアリングの振動品質をで
きるかぎり低コストで維持あるいは向上させるために、
品質を決める主たる要素を特定してその精度と振動品質
との関係を把握する必要がある。定速回転中のベアリン
グの振動信号から外・内輪、ボールそれぞれに特有の周
期を有する信号を抽出して評価することが有意義と考え
られるので、従来から精度の良い周期性の抽出方法が提
案されてきた。
【0003】かかる従来の抽出方法としては、検出され
た振動信号をサンプリングし、このサンプリングされた
時系列振動信号に離散的フーリエ変換(Discrete Fouri
er Transform;以下、「DFT」と略す。なお、学術的
にはDFTはオペレーションというよりオペレーション
の結果を意味するが、本出願では前者の意味として用い
る。)を施し、そのDFTの結果、即ち、周波数スペク
トルデータから検出すべき特有の周波数に対応する基本
周波数点のデータのみを残して他の周波数点のデータを
“0”にしたデータに対し離散的フーリエ逆変換(Inve
rse Discrete Fourier Transform;以下、「IDFT」
と略す)を行うという方法が知られている。ここで、D
FTの計算時間を大幅に減少させるアルゴリズムとし
て、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform;以
下、「FFT」と略す)があり、DFTを行うときに
は、通常このFFTが用いられているので、以下、DF
TはFFTにより行うこととして説明する。なお、ID
FTも、通常このFFTが用いられるので、以下、ID
FTもFFTにより行うこととして説明する。
【0004】また、他の従来の抽出方法として、特公平
5−43980号公報には、検出した振動信号をサンプ
リングし、このサンプリングした信号に対しDFTを施
して周波数軸信号に変換した後、着目した基本次数とそ
の高周波次数の成分のみをウィンドウ処理により切出し
てIDFTを行い、その時間軸波形を取り出すように構
成した処理方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の従来の抽出方法のうち前者の方法では、以下に示す
2つの問題が生じた。
【0006】(1)FFTに用いる時系列振動信号のデ
ータの個数をNとし、サンプリング周波数をfsとする
と、一般に、検出された振動信号の実周波数fは、非整
数値kを用いて、f=kfs/Nと表すことができる
が、FFTによる結果は値kが整数の点のみのデータで
あるために、値kが非整数のときのFFTによる結果
は、実周波数点kの前後の全周波数点(N点)に分散し
た周波数スペクトルとなる(この周波数スペクトルの分
散をリーケージという)。したがって、実周波数点kに
最も近い整数周波数点のデータのみでは原信号を再現で
きない。
【0007】(2)周波数スペクトル上で特定の周波数
点のデータのみを残して他の周波数点のデータを“0”
にすることは、FFTによる変換結果に理想の狭帯域バ
ンドパス特性を乗じたことになり、等価的には時間軸上
で原信号と理想狭帯域バンドパスフィルタのインパルス
レスポンスとの畳み込み演算を実行することになる。し
かし、この畳み込み演算は、DFTがもつ周期性のため
に、円状畳み込みと呼ばれるN点の周期的畳み込みとな
り、信号の尾部の応答を先頭部の応答に重畳するという
ことになってしまう。
【0008】上記(1)のリーケージは、前記値kが整
数のときには発生しない。したがって、サンプリング周
波数fsを調整して値kを整数にできれば、(1)の問
題は解消され、同時に、上記(2)の円状畳み込みは通
常の畳み込みになって(2)の問題点も解消される。こ
のように、N点のサンプルデータの中でk周期を完全に
繰り返すようにサンプリング周波数fsを発振制御させ
る方法は容易に考えられる。
【0009】しかし、原信号または原信号の発生源から
基本周波数に同期したS/N比のよい信号を得て、正確
なサンプリング・クロックを作り出す必要があり、1つ
の基本周波数の周期信号を正確に抽出することは容易に
できるが、ベアリングが定速回転中に発生する振動のよ
うに、内・外輪、ボールそれぞれに特有の周期を有する
複合的な信号から特定の周期信号を抽出するのは困難で
ある。これは、上記S/N比のよい基本周波数の信号を
得ることが難しいからである。また、ベアリングのラデ
ィアル振動は、内輪の回転周波数やボールの公転周波数
で変調された周波数スペクトルを有するために、通常の
周期信号のように値kが整数になるようにすることはで
きない。さらに、ボールと内輪または外輪との相互作用
を調べるために2種類の周期信号を同時に抽出しようと
しても、両者の基本周波数を整数周波数点に一致させる
ことは不可能である。
【0010】一方、上記従来の抽出方法のうち後者の方
法では、サンプリングした振動信号にそのままFFTを
施しているために、前述したリーケージの問題を解消す
ることができない。この問題を解消するために、切り出
す周波数幅を狭くすることが考えられるが、かかる周波
数幅を狭くすると、本来抽出すべき周期成分の一部を取
りこぼし、その結果、抽出したデータに大きな誤差を含
むという問題があった。
【0011】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、所定の周期成分以外の周期成分の抑圧効果を向上さ
せるとともに、リーケージによる所定周波数成分の取り
こぼしを極めて少なくすることが可能な周期信号処理
法および装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の周期信号処理方法は、被検査対象が発生す
る振動現象を検出し、電気的振動信号に変換する振動信
号検出手段により検出された振動信号を所定のサンプリ
ング周期でサンプリングし、時系列データを生成
該生成された時系列データを順次、所定数N個を1単位
として第1の記憶手段に記憶させ、該第1の記憶手段に
時系列データの記憶を開始した時点からN/2個分遅れ
た時点から前記時系列データの記憶を開始し、前記N個
を1単位として第2の記憶手段に記憶させ、前記第1お
よび2の記憶手段に記憶された前記各N個の時系列デー
タにそれぞれ所定の時間窓関数を乗算して、第1および
2の窓関数乗算時系列データを生成、該生成された第
1および2の窓関数乗算時系列データに、それぞれ離散
的フーリエ変換を施して、第1および2の周波数領域デ
ータを生成、該生成された第1および2周波数領域デ
ータから、それぞれ所望の周波数を含む近傍のスペクト
ルデータを選択的に抽出して、第1および2の抽出周波
数スペクトルデータを生成、該抽出された第1および
2抽出周波数スペクトルデータに、それぞれ逆離散的フ
ーリエ変換を施して、第1および2の時間領域データを
生成、該生成された第1および2の時間領域データを
第3の記憶手段に記憶させ、該記憶された第1および2
の時間領域データの各N個のデータのうち、0番目乃至
N/4−1番目および3N/4番目乃至N−1番目のデ
ータを削除するとともに、残りのN/4番目乃至3N/
4−1番目のデータを対応する前記時間窓関数で除算し
て、それぞれ第1および2の周期信号を生成し、該生成
された第1および2の周期信号を第1の周期信号、第2
の周期信号の順に1つの時間軸上に並べて整列するこ
を特徴とする。また、上記目的を達成するため、本発明
の周期信号処理装置は、被検査対象が発生する振動現象
を検出し、電気的振動信号に変換する振動信号検出手段
と、該振動信号検出手段により検出された振動信号を所
定のサンプリング周期でサンプリングし、時系列データ
を生成するサンプリング手段と、該生成された時系列デ
ータを順次、所定数N個を1単位として記憶する第1の
記憶手段と、該第1の記憶手段に時系列データの記憶を
開始した時点からN/2個分遅れた時点から前記 時系列
データの記憶を開始し、前記N個を1単位として記憶す
る第2の記憶手段と、前記第1および2の記憶手段に記
憶された前記各N個の時系列データにそれぞれ所定の時
間窓関数を乗算して、第1および2の窓関数乗算時系列
データを生成する窓関数演算手段と、該生成された第1
および2の窓関数乗算時系列データに、それぞれ離散的
フーリエ変換を施して、第1および2の周波数領域デー
タを生成するフーリエ変換手段と、該生成された第1お
よび2周波数領域データから、それぞれ所望の周波数を
含む近傍のスペクトルデータを選択的に抽出して、第1
および2の抽出周波数スペクトルデータを生成する周波
数スペクトル抽出手段と、該抽出された第1および2抽
出周波数スペクトルデータに、それぞれ逆離散的フーリ
エ変換を施して、第1および2の時間領域データを生成
する逆フーリエ変換手段と、該生成された第1および2
の時間領域データを記憶する第3の記憶手段と、該記憶
された第1および2の時間領域データの各N個のデータ
のうち、0番目乃至N/4−1番目および3N/4番目
乃至N−1番目のデータを削除するとともに、残りのN
/4番目乃至3N/4−1番目のデータを対応する前記
時間窓関数で除算して、それぞれ第1および2の周期信
号を生成する周期信号生成手段と、該生成された第1お
よび2の周期信号を第1の周期信号、第2の周期信号の
順に1つの時間軸上に並べて整列する信号整列手段とを
有することを特徴とする。 好ましくは、前記時間窓関数
は、ハミング窓関数、ハニング窓関数またはブラックマ
ン窓関数のいずれかであることを特徴とする。 さらに、
好ましくは、前記被検査対象は、定速回転中のベアリン
グであることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の構成に依れば、振動信号検出手段によ
り被検査対象が発生する振動現象に応じた振動信号が検
出され、その振動信号がサンプリングされ、時系列デー
タが生成されると、その時系列データは順次第1の記憶
手段に記憶されて、N個を1単位とするデータ群が生成
されるとともに、その時系列データは、第1の記憶手段
に時系列データの記憶を開始した時点からN/2個だけ
遅れた時点から第2の記憶手段にも順次記憶されて、N
個を1単位とするデータ群が生成され、第1および2の
記憶手段に記憶された各N個の時系列データにそれぞれ
所定の時間窓関数が乗算されて、第1および2の窓関数
乗算時系列データが生成され、それぞれ離散的フーリエ
変換が施されて、第1および2の周波数領域データが生
成され、それぞれ所望の周波数および近傍のスペクトル
データが選択的に抽出されて、第1および2の抽出周波
数スペクトルデータが生成され、それぞれ逆離散的フー
リエ変換が施されて、第1および2の時間領域データが
生成され、第3の記憶手段の所定領域に、その生成され
た第1および2の時間領域データが記憶され、その記憶
された第1および2の時間領域データの各N個のデータ
のうち、0番目乃至N/4−1番目および3N/4番目
乃至N−1番目のデータが削除されるとともに、残りの
N/4番目乃至3N/4−1番目のデータが対応する前
記時間窓関数で除算されて、それぞれ第1および2の周
期信号が生成され、その生成された第1および2の周期
信号が第1の周期信号、第2の周期信号の順に1つの時
間軸上に並べられて整列される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係る周期信号
処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【0016】同図において、ベアリングBを有する被検
査対象Aに接触して、該ベアリングBにより発生された
振動を検出し、電気信号(振動信号)に変換する振動セ
ンサ1は、この振動信号を増幅する増幅器2の入力側に
接続され、増幅器2の出力側は、必要な帯域を抽出する
ためのバンドパスフィルタ3の入力側に接続され、バン
ドパスフィルタ3の出力側は、この帯域制限された振動
信号を所定のサンプリング周波数fsでサンプリングし
て、時系列振動データを生成するA/D変換器4に接続
されている。
【0017】A/D変換器4の出力側は、この生成され
た時系列振動データを一時的に格納するとともに、後述
するデータ処理装置7により処理されたデータを一時的
に格納するためのメモリ5の入力側に接続され、メモリ
5の出力側は、データ処理装置7により処理され、格納
されたデジタルデータをアナログデータに変換するD/
A変換器6の入力側に接続されている。
【0018】さらに、前記A/D変換器4、メモリ5お
よびD/A変換器6は、データ処理装置7と相互に接続
され、データ処理装置7は、ウィンドウ処理のための時
間窓関数の乗除算、FFT処理、FFTによるDFT結
果からのスペクトルの抽出等の処理を行う。
【0019】以上のように構成された周期信号処理装置
が実行する信号処理を、図2を参照して説明する。
【0020】振動センサ1により振動信号を検出する
と、その検出された振動信号を増幅器2により増幅し、
バンドパスフィルタ3により所定帯域の周波数成分を取
り出し、A/D変換器4によりサンプリング周波数fs
でサンプリングして時系列振動データを生成し、順次メ
モリ4の所定領域に格納する。ここで、生成された時系
列振動データは、N個(例えば、1024個)を1単位
として前記メモリ4の所定領域に格納され、この1単位
のデータに対して後述する信号処理が行われる。
【0021】前記各時系列振動データをメモリ4に順次
格納するときに、その格納個数がN/2個になった時点
で、前記所定領域とは別の所定領域にも時系列振動デー
タを格納し始め、N/2個分遅れた時系列振動データを
順次メモリ4に格納していく。なお、N/2個分遅れた
時系列振動データもN個を1単位として後述するデータ
処理が行われる。
【0022】図2(a)は、前記A/D変換器4から出
力されるサンプリングデータfnを示し、(b)は、
(a)のサンプリングデータに対してN/2個分遅れた
データfn-N/2を示している。(a),(b)中、デー
タDk(k=0,2,…)は、サンプリングされ、メモ
リ4に記憶されたN個の時系列振動データを示し、デー
タDk(k=1,3,…)は、データDk(k=0,
2,…)に対して、それぞれN/2個分遅れたN個の時
系列振動データを示している。即ち、例えば、データD
0のN/2〜N−1番の要素データ(時系列振動デー
タ)とデータD1の0〜N/2−1番の要素データはオ
ーバーラップし、データD1のN/2〜N−1番の要素
データとデータD2の0〜N/2−1番の要素データは
オーバーラップして、それぞれ、メモリ4の所定領域に
格納されている。
【0023】このようにしてメモリ4に格納されたデー
タDk(k=0,1,2,3,…)に対しウィンドウ処
理を行う。ここで、ウィンドウ処理とは、サンプリング
された時系列振動データにDFTを施す場合に、その時
系列振動データから所定の区間を切り出すために、窓関
数と呼ばれる関数をその時系列振動データに乗算する処
理をいう。図2(c),(d)は、それぞれ前記データ
Dk(k=0,2,…)、データDk(k=1,3,
…)に窓関数を乗算した結果を示す図であり、(c),
(d)中、データDk′(k=0,1,2,3,…)
は、それぞれデータDk(k=0,1,2,3,…)に
窓関数wnを乗算した処理結果を示している。この代表
的な窓関数wnとして、下記数式(1),(2)で示す
ものがある。
【0024】 wn=a−(1−a)cos(2πn/N) ‥‥(1) wn=0.42−0.50cos(2πn/N)+0.08(4πn/N) ‥‥(2) 上記数式(1)で、a=1のときの窓関数wnを方形窓
関数(rectangular window)といい、a=0.54のと
きの窓関数wnをハミング窓関数(Hamming window)と
いい、a=0.50のときの窓関数wnをハニング窓関
数(Hanning window)といい、数式(2)の窓関数wn
をブラックマン窓関数(Blackman window)という。
【0025】このようにして窓関数を乗算して生成され
たデータDk′(k=0,1,2,3,…)に対しFF
TによりDFTを行う。図2(h)は、1つのデータD
k′に対してDFTを行った結果、即ち周波数スペクト
ルを示している。この周波数スペクトルから所定の周期
信号の基本周波数およびその高次周波数の近傍の所定数
のスペクトルデータを残して、その他のデータを“0”
にする。図2(i)は、このように図2(h)の周波数
スペクトルから所定の周期信号の基本周波数およびその
高次周波数の近傍のデータあるいは上記のような変調さ
れたスペクトルの周波数の近傍のデータを抽出したもの
である。この抽出したデータに対しFFTによりIDF
Tを行う。
【0026】図2(e)は、前記各データDk′(k=
0,2,…)に対して、それぞれDFT、抽出処理およ
びIDFTを行い、生成したデータDk″(k=0,
2,…)を示す図であり、図2(f)は、前記各データ
Dk′(k=1,3,…)に対して、それぞれDFT、
抽出処理およびIDFTを行い、生成したデータDk″
(k=1,3,…)を示す図である。
【0027】このようにして生成された各データDk″
(k=0,1,2,3,…)のN個の要素データのう
ち、それぞれN/4〜3N/4−1番の中央部の要素デ
ータを前記窓関数wnの対応するデータで除算するとと
もに、前記要素データのうち残りのデータ、即ち、0〜
N/4−1番および3N/4〜N−1番のデータを捨て
て、それぞれN/2個のデータGk(k=0,1,2,
3,…)を生成する。そして、この生成されたデータG
kを前記メモリ4の所定領域に格納するとともに、生成
された順に前記D/A変換器6に出力する。図2(g)
は、このようにしてN/2個のデータGk(k=0,
1,2,3,…)が生成される様子を示したものであ
る。
【0028】以上説明した図2(c)〜(i)の信号処
理が十分に速く行われれば、データDk(k=0,1,
2,3,…)に対する信号処理が、その次のデータDk
+1の後半のN/2個の時系列振動データを取り込んでい
る間に完了する、即ち、図2(e),(f)に示す時間
tで完了するので、時系列振動データを生成してメモリ
5に記憶したときと同じ時間間隔でD/A変換してN/
2点分の抽出結果の信号を出力できる。そして、このN
/2個分の抽出結果の出力が完了する前に、後続するデ
ータの信号処理が完了しているので、直前に出力したN
/2個分の抽出結果に続いて、後続するN/2個分の抽
出結果の信号を出力することができる。このような処理
を繰り返すことにより、データDk(k=0,1,2,
3,…)の3N/4個分のデータを取り込む時間と前記
時間tとの和の時間、即ち、図2(g)に示す時間Tだ
け遅れて、抽出結果のデータが連続的に出力される。
【0029】次に、具体的に、前記被検査対象Aから本
実施例の信号処理装置に単一の正弦波が入力された場合
の抽出処理を説明する。即ち、前記A/D変換器4によ
りサンプリングされた正弦波をfn=Acos(2πk
n/N+φ)とした場合に、正弦波信号Acos(2πk
n/N+φ)の抽出処理を説明する。ここで、Nは、処
理データ数、即ち、本実施例では前記信号処理の1単位
としたN個を示し、nは、そのN個の信号のデータ番号
で、n=0〜N−1の整数値を採り、kは、前記サンプ
リング周波数fsに関してkfs/Nが実周波数となる
非整数を示し、φは初期位相を示し、Aは振幅を示して
いる。
【0030】まず、サンプリングされた正弦波fnを下
記数式(3)のように複素数表示して、その第1項をf
+とおき、第2項をfn-とおき、その第1項fn+
抽出過程から説明する。
【0031】
【数1】 いま、時間窓関数として前記数式(1)で示す変形ハミ
ング窓wn(0≦a<1)を複素数表示すると、下記数
式(4)となり、これを用いて、第1項fn+の時系列
データを切り出すと、下記数式(5)のようになる。
【0032】
【数2】 次に、この切り出された第1項gn+にFFTによりD
FTを行う。ここで、第1項gn+のDFT後の結果を
Gm+とおくと、下記数式(6)のようになる。
【0033】
【数3】 そして、一般に、Nは十分大きい(例えば、N=102
4)ので、DFT結果Gm+は、下記数式(7)のよう
に近似できる。
【0034】
【数4】 ここで、m0=[k+1/2]=k−δ(|δ|≦1/
2),m=m0+iとおくと、上記数式(7)は、下記
数式(8)のように変形できる。なお、[ ]は、ガウ
スの記号、即ち、[ ]内の実数値を超えない最大の整
数値を示す記号である。
【0035】
【数5】 次に、このGm0+iから、m0の近傍のυ1+υ2+1点
を単純に切り出したスペクトルのIDFTを求めると、
下記数式(9)となる。
【0036】
【数6】 ここで、υnを下記数式(10)のようにおくと、下記
数式(11)となる。
【0037】
【数7】 上記数式(10)から分かるように、υnは、δとnの
関数であり、原信号に無関係である。
【0038】同様にして、上述の処理を前記第2項fn
-に行う。
【0039】まず、第2項fn-に前記(4)〜(7)
の処理を行うと、下記数式(12)が得られる。
【0040】
【数8】 ここで、m0=[k+1/2]=k−δ(|δ|≦1/
2),m=m0+iとおくと、m+k=N−i+δであ
るから、Nが偶数のとき、上記数式(12)は、下記数
式(13)のようになる。
【0041】
【数9】 そして、GN-m0-iからN−m0の近傍のυ1+υ2+1点
を単純に切り出したスペクトルのIDFTを求めると、
下記数式(14)となる。
【0042】
【数10】 そして、この数式(14)は、前記数式(10)によっ
て定義されたυnを用いると、下記数式(15)とな
る。
【0043】
【数11】 したがって、前記サンプリングされた正弦波fnを以上
のように信号処理した処理結果gnは、上記gn+とg
n-の合成により下記数式(16)のように求めること
ができる。
【0044】
【数12】 ここで、|υn|はυnの振幅を示し、γnはυnの位
相角∠υnを示し、それぞれ、下記数式(17),(1
8)となる。
【0045】
【数13】 ただし、cnおよびsnは、それぞれ下記数式(1
9),(20)で表されるものである。
【0046】
【数14】 ここで、Nが大きいときには、snは、N/4≦n≦3
N/4で非常に小さいので、γnも小さく、したがっ
て、前記数式(16)は、下記数式(21)のように近
似できる。
【0047】
【数15】 この数式(21)で得られた信号は、前記(4)に示す
ように原信号に窓関数wnを乗算した後に信号処理した
ものであるので、原信号を抽出するためには、数式(2
1)を窓関数wnで除算を実行してやればよい。下記数
式(22)は、数式(21)のgnを窓関数wn(N/
4≦n≦3N/4)で除算した結果fn^を示してい
る。
【0048】
【数16】 次に、単一正弦波に対する誤差率(error rate)en
(δ)を下記数式(23)で定義する。
【0049】
【数17】 ここで、‖fn^‖は、信号fn^の振幅を示し、本実
施例ではA|υn|/wnとなる。そして、数式(2
3)の近似は、前記数式(21)で用いた近似によりな
される。
【0050】また、前記数式(18)によって定義した
υnの位相角を用いて、位相誤差θn(δ)を定義す
る。
【0051】図3は、本実施例の周期信号処理装置によ
り単一正弦波を処理したときの処理結果を示す図であ
り、(a)は、ハミング窓関数を用いて時系列データを
切り出した結果を示し、(b)は、ブラックマン窓関数
を用いて時系列データを切り出した結果を示している。
そして、図3(a)は、前記値Nとして“1024”を
採り、前記値δとして“0.5”および“0.25”を
採った場合に、前記υ1=−1,υ2=2、即ち、4点の
スペクトル(番号255〜258および番号766〜7
69の8個の複素数データ)を残し、その他のデータを
“0”として、IDFTを実行して求めたgn^の誤差
率en(0.5),en(0.25)および位相誤差θ
n(0.5),θn(0.25)を示している。また、
図3(b)は、同様にして、メインローブの6点のスペ
クトルを残し、その他のデータを“0”として、IDF
Tを実行して求めたgn^の誤差率en(0.5),e
n(0.25)を示している。なお、誤差率en(δ)
および位相誤差θn(δ)は、それぞれ、n=N/2に
関して対象および点対称になるので、図3にはN/2よ
り大きい範囲は図示されていない。
【0052】前述した従来例は、方形窓関数(前記数式
(4)で、a=1を採ったときの窓関数)によって信号
処理を行うことに相当し、この場合の誤差率は、−15
〜+20%となるのに対して、本実施例に依れば、図3
から分かるように、N/4≦n≦3N/4において、1
桁少ない範囲内に収まっている。即ち、本実施例によっ
て得られた信号gn^は、原振動信号fnの振幅、周波
数および位相を忠実に再現している。したがって、基本
周波数成分およびその高次成分から成る任意の周期信号
も、重ね合わせの理により忠実に抽出し、再現できるこ
とが分かる。また、周期の異なる複数の周期信号から成
る複合的な信号も精度よく抽出できることは明らかであ
る。
【0053】以上説明したように、本実施例に依れば、
被検査対象から振動信号を検出し、その検出された振動
信号をサンプリングして時系列振動データを生成し、そ
の時系列振動データからN個を1単位とするデータを構
成し、各1単位のデータのうちN/2個の要素データ
を、その隣接する1単位のデータのN/2個の要素デー
タとオーバーラップするように構成し、このN個のデー
タに所定の時間窓関数を乗算してからフーリエ変換し、
その結果である周波数スペクトルから所定の基本周波数
およびその高次周波数の近傍の狭帯域の周波数スペクト
ルデータを抽出し、この抽出したデータに逆フーリエ変
換を行い、その結果のN個の時間領域データのうち、そ
の中央部のN/2個の時間領域データを上記時間窓関数
の対応するN/2個のデータで除算することによりN/
2個の処理結果を得、以上の処理を原周期信号のN/2
個の時系列振動データ毎に繰り返して、順次N/2個ず
つ時間軸に従って連続して出力させ、所定の周期信号を
抽出するように構成したので、リーケージに伴う誤差と
狭帯域の抽出に伴う周期的畳み込み誤差の双方の誤差を
低減するとともに、所定の周波数成分以外の信号成分を
効果的に抑圧し、所定の周波数成分のみを忠実に再現す
ることが可能となる。
【0054】なお、本実施例では、A/D変換器4で振
動信号の時系列データを順次生成してメモリ5に格納し
ながら周期信号の抽出を行い、その結果をD/A変換器
6により順次出力する構成を採っているが、これに限ら
ず、長い連続データをメモリ5の所定領域に記憶した後
に、N/2点ずつオーバーラップするN点を採って処理
し、その結果をメモリ5の別の所定領域に記憶し、コン
ピュータ上で時間軸上の波形を評価したり、解析するよ
うに構成してもよい。
【0055】また、本実施例では、周波数スペクトルの
抽出を極めて単純な操作により行ったが、本発明の理論
的な正確さから云えば、長さN/2のインパルス応答を
有する零位相のバンドパスフィルタの周波数特性を乗じ
るべきであるが、本実施例の狭帯域と精度を実現するの
は困難であるので、実用性の点から目的に応じて選択す
るようにすればよい。なお、高次周波数では、原信号の
周波数変動の影響を受け易いので、高次周波数ほど抽出
帯域を広くすることが有効である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
振動信号検出手段により被検査対象が発生する振動現象
に応じた振動信号が検出され、その振動信号がサンプリ
ングされ、時系列データが生成されると、その時系列デ
ータは順次第1の記憶手段に記憶されて、N個を1単位
とするデータ群が生成されるとともに、その時系列デー
タは、第1の記憶手段に時系列データの記憶を開始した
時点からN/2個だけ遅れた時点から第2の記憶手段に
も順次記憶されて、N個を1単位とするデータ群が生成
され、第1および2の記憶手段に記憶された各N個の時
系列データにそれぞれ所定の時間窓関数が乗算されて、
第1および2の窓関数乗算時系列データが生成され、そ
れぞれ離散的フーリエ変換が施されて、第1および2の
周波数領域データが生成され、それぞれ所望の周波数を
含む近傍のスペクトルデータが選択的に抽出されて、第
1および2の抽出周波数スペクトルデータが生成され
れぞれ逆離散的フーリエ変換が施されて、第1および
2の時間領域データが生成され、第3の記憶手段の所定
領域に、その生成された第1および2の時間領域データ
が記憶され、その記憶された第1および2の時間領域デ
ータの各N個のデータのうち、0番目乃至N/4−1番
目および3N/4番目乃至N−1番目のデータが削除さ
れるとともに、残りのN/4番目乃至3N/4−1番目
のデータが対応する前記時間窓関数で除算されて、それ
ぞれ第1および2の周期信号が生成され、その生成され
た第1および2の周期信号が第1の周期信号、第2の周
期信号の順に1つの時間軸上に並べられて整列されるの
で、所定の周期成分以外の周期成分の抑圧効果を向上さ
せるとともに、リーケージによる所定周波数成分の取り
こぼしを極めて少なくすることが可能となる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る周期信号処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の周期信号処理装置による信号処理を
説明するための図である。
【図3】本実施例の周期信号処理装置により単一正弦波
を処理したときの処理結果を示す図である。
【符号の説明】
1 振動センサ(サンプリング手段) 4 A/D変換器(サンプリング手段) 5 メモリ(第1の記憶手段、第2の記憶手段、第3の
記憶手段) 7 データ処理装置(窓関数演算手段、フーリエ変換手
段、周波数スペクトル抽出手段、逆フーリエ変換手段、
周期信号生成手段、信号整列手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 17/00 G01M 13/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査対象が発生する振動現象を検出
    し、電気的振動信号に変換する振動信号検出手段により
    検出された振動信号を所定のサンプリング周期でサンプ
    リングし、時系列データを生成、 該生成された時系列データを順次、所定数N個を1単位
    として第1の記憶手段に記憶させ、 該第1の記憶手段に時系列データの記憶を開始した時点
    からN/2個分遅れた時点から前記時系列データの記憶
    を開始し、前記N個を1単位として第2の記憶手段に記
    憶させ、 前記第1および2の記憶手段に記憶された前記各N個の
    時系列データにそれぞれ所定の時間窓関数を乗算して、
    第1および2の窓関数乗算時系列データを生成、 該生成された第1および2の窓関数乗算時系列データ
    に、それぞれ離散的フーリエ変換を施して、第1および
    2の周波数領域データを生成、 該生成された第1および2周波数領域データから、それ
    ぞれ所望の周波数を含む近傍のスペクトルデータを選択
    的に抽出して、第1および2の抽出周波数スペクトルデ
    ータを生成、 該抽出された第1および2抽出周波数スペクトルデータ
    に、それぞれ逆離散的フーリエ変換を施して、第1およ
    び2の時間領域データを生成、 該生成された第1および2の時間領域データを第3の記
    憶手段に記憶させ、 該記憶された第1および2の時間領域データの各N個の
    データのうち、0番目乃至N/4−1番目および3N/
    4番目乃至N−1番目のデータを削除するとともに、残
    りのN/4番目乃至3N/4−1番目のデータを対応す
    る前記時間窓関数で除算して、それぞれ第1および2の
    周期信号を生成し、 該生成された第1および2の周期信号を第1の周期信
    号、第2の周期信号の順に1つの時間軸上に並べて整列
    ることを特徴とする周期信号処理方法
  2. 【請求項2】 被検査対象が発生する振動現象を検出
    し、電気的振動信号に変換する振動信号検出手段と、 該振動信号検出手段により検出された振動信号を所定の
    サンプリング周期でサンプリングし、時系列データを生
    成するサンプリング手段と、 該生成された時系列データを順次、所定数N個を1単位
    として記憶する第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段に時系列データの記憶を開始した時点
    からN/2個分遅れた時点から前記時系列データの記憶
    を開始し、前記N個を1単位として記憶する第2の記憶
    手段と、 前記第1および2の記憶手段に記憶された前記各N個の
    時系列データにそれぞれ所定の時間窓関数を乗算して、
    第1および2の窓関数乗算時系列データを生成する窓関
    数演算手段と、 該生成された第1および2の窓関数乗算時系列データ
    に、それぞれ離散的フーリエ変換を施して、第1および
    2の周波数領域データを生成するフーリエ変換手段と、 該生成された第1および2周波数領域データから、それ
    ぞれ所望の周波数を含む近傍のスペクトルデータを選択
    的に抽出して、第1および2の抽出周波数スペクトルデ
    ータを生成する周波数スペクトル抽出手段と、 該抽出された第1および2抽出周波数スペクトルデータ
    に、それぞれ逆離散的フーリエ変換を施して、第1およ
    び2の時間領域データを生成する逆フーリエ変換手段
    と、 該生成された第1および2の時間領域データを記憶する
    第3の記憶手段と、 該記憶された第1および2の時間領域データの各N個の
    データのうち、0番目乃至N/4−1番目および3N/
    4番目乃至N−1番目のデータを削除するとともに、残
    りのN/4番目乃至3N/4−1番目のデータを対応す
    る前記時間窓関数で除算して、それぞれ第1および2の
    周期信号を生成する周期信号生成手段と、 該生成された第1および2の周期信号を第1の周期信
    号、第2の周期信号の順に1つの時間軸上に並べて整列
    する信号整列手段とを有することを特徴とする周期信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記時間窓関数は、ハミング窓関数、ハ
    ニング窓関数またはブラックマン窓関数のいずれかであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の周期信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記被検査対象は、定速回転中のベアリ
    ングであることを特徴とする請求項2または3のいずれ
    かに記載の周期信号処理装置。
JP02884195A 1995-01-25 1995-01-25 周期信号処理方法および装置 Expired - Fee Related JP3438376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02884195A JP3438376B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 周期信号処理方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02884195A JP3438376B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 周期信号処理方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08201162A JPH08201162A (ja) 1996-08-09
JP3438376B2 true JP3438376B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=12259601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02884195A Expired - Fee Related JP3438376B2 (ja) 1995-01-25 1995-01-25 周期信号処理方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3438376B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5330008B2 (ja) * 2009-02-06 2013-10-30 オークマ株式会社 回転精度の評価方法および評価装置
JP6409349B2 (ja) * 2014-06-06 2018-10-24 株式会社ジェイテクト 応力計測システム及び応力計測方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585371B2 (ja) * 1988-05-25 1997-02-26 株式会社日立製作所 フーリエ変換装置
JPH05223860A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Advantest Corp デジタルスペクトラムアナライザ
JPH0666626A (ja) * 1992-08-20 1994-03-11 Kawasaki Steel Corp 回転機械の自動診断方法
JPH0688843A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Hioki Ee Corp 波形記録計用周波数解析装置
JP3147566B2 (ja) * 1993-02-01 2001-03-19 日本精工株式会社 周波数スペクトル分析装置
JP3316965B2 (ja) * 1993-09-17 2002-08-19 日本精工株式会社 周波数スペクトル分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08201162A (ja) 1996-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5477730A (en) Rolling element bearing condition testing method and apparatus
US6408696B1 (en) Coherent phase line enhancer spectral analysis technique
Rajagopalan et al. Nonstationary motor fault detection using recent quadratic time–frequency representations
McFadden Window functions for the calculation of the time domain averages of the vibration of the individual planet gears and sun gear in an epicyclic gearbox
Shao et al. Order tracking by discrete Gabor expansion
EP0757786A1 (en) Method and apparatus for isolating and identifying periodic doppler signals
EP1021698A1 (en) A dynamic, non-uniform clock for resampling and processing machine signals
CN102472784B (zh) 脉冲响应测定方法和脉冲响应测定装置
JP3438376B2 (ja) 周期信号処理方法および装置
JP3316965B2 (ja) 周波数スペクトル分析装置
JP2000055949A (ja) 周波数分析方法及び周波数分析装置
US6295547B1 (en) Fourier transform apparatus
JPH05264335A (ja) 回転次数比分析方法および装置
CN107749301B (zh) 一种音色样本重构方法及系统、存储介质及终端设备
Lin et al. Practical issues of wavelet analysis of unsteady rotor tip flows in compressors
US20050248354A1 (en) Frequency rectification tool for shorter waveforms
JPH08152375A (ja) アンバランス測定装置
JPH076832B2 (ja) 回転機器の振動分析方法およびその装置
CN115526240A (zh) 一种正弦扫频加随机混合信号分离方法
CN103529739B (zh) 转速跟踪采样样本变换为天文时钟抽样样本的装置及方法
Randall Vibration analyzers and their use
JPH0247688B2 (ja)
JPH01257224A (ja) 時系列信号の処理方法
Chen et al. A Synchrosqueezed Transform Method Based on Fast Kurtogram and Demodulation and Piecewise Aggregate Approximation for Bearing Fault Diagnosis
JP3007256B2 (ja) 速度可変データ入力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees