JP2002216424A - 多値データサンプリング装置と多値データのサンプリング方法 - Google Patents

多値データサンプリング装置と多値データのサンプリング方法

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JP2002216424A
JP2002216424A JP2001013681A JP2001013681A JP2002216424A JP 2002216424 A JP2002216424 A JP 2002216424A JP 2001013681 A JP2001013681 A JP 2001013681A JP 2001013681 A JP2001013681 A JP 2001013681A JP 2002216424 A JP2002216424 A JP 2002216424A
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value
synchronization signal
cycle
pattern data
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JP2001013681A
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Hirofumi Sakagami
弘文 阪上
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い記録密度で記録されたデータの再生信号
から多値データを正確にサンプリングできるようにす
る。 【解決手段】 A/D変換部1で多値データの再生信号
をその多値データの周期よりも短い周期のクロックに基
づいてアナログ信号からデジタル信号へ変換してメモリ
3に蓄積し、同期信号検出部4でメモリ3内のデータか
ら同期信号のパターンデータを検出し、多値データ周期
算出部5でそのパターンデータから全ての最大値と最小
値を検出し、その隣接する最大値間の時間間隔と隣接す
る最小値間の時間間隔を求め、その全時間間隔の平均値
の2分の1を多値データの周期として算出し、データ抽
出部6で各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値と
して上記周期毎に上記所定量毎の情報からデータをサン
プリングして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等の
記録媒体に記録されている多値データを再生してサンプ
リングする光ディスク装置等に適用される多値データサ
ンプリング装置とその多値データのサンプリング方法と
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体から再生した多値データ
をサンプリングする際、レベル同期コードに対する再生
信号に基づいて基準レベルを変化させながらサンプリン
グする装置(例えば、特開平5−266588号公報参
照)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような装置では、再生信号の変化点を検出して多値デー
タのサンプリングするタイミングを決定しているので、
再生したときの再生信号波形が階段状である場合は問題
無くタイミングを決定することができるが、記録媒体上
に記録密度をより高めて記録された多値データを再生し
た場合は、その再生信号波形がゆるやかな正弦波状にな
って変化点の検出が困難になり、多値データのサンプリ
ングの正確なタイミングを決定できなくなってサンプリ
ングが不正確になるという問題があった。この発明は上
記の課題を解決するためになされたものであり、高い記
録密度で記録されたデータの再生信号から多値データを
正確にサンプリングできるようにすることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、所定量毎の情報に多値レベルの最大値と
最小値が交互に複数回連続するパターンデータを有する
同期信号が付加された多値データの再生信号を上記多値
データの周期よりも短い周期のクロックに基づいてアナ
ログ信号からデジタル信号のデータへ変換するアナログ
デジタル変換手段と、その手段によって変換されたデー
タから上記同期信号の上記パターンデータを検出する同
期信号検出手段と、その手段によって検出された上記パ
ターンデータから全ての最大値と最小値を検出し、その
隣接する最大値間の時間間隔と隣接する最小値間の時間
間隔とを求め、その全時間間隔の平均値の2分の1を多
値データの周期として算出する多値データ周期算出手段
と、上記各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値と
して上記多値データ周期算出手段によって算出された上
記周期毎に上記アナログデジタル変換手段によって変換
された上記所定量毎の情報からデータをサンプリングし
て出力するサンプリング手段を備えた多値データサンプ
リング装置を提供する。
【0005】また、所定量毎の情報に多値レベルの最大
値と最小値が交互に複数回連続するパターンデータを有
する同期信号が付加された多値データの再生信号を上記
多値データの周期よりも短い周期のクロックに基づいて
アナログ信号からデジタル信号のデータへ変換するアナ
ログデジタル変換手段と、その手段によって変換された
データから隣接する2個の第1同期信号と第2同期信号
のそれぞれの上記パターンデータを検出する同期信号検
出手段と、その手段によって検出された上記第1同期信
号の上記パターンデータにおける各最大値と上記第2同
期信号の上記パターンデータにおける上記第1同期信号
に対応する各最大値との時間間隔と、上記第1同期信号
の上記パターンデータにおける各最小値と上記第2同期
信号の上記パターンデータにおける上記第1同期信号に
対応する各最小値との時間間隔との平均値を上記同期信
号の周期として算出する同期信号周期算出手段と、その
手段によって算出された上記同期信号の周期をその周期
間の多値データの所定個数で除算して多値データの周期
を算出する多値データ周期算出手段と、上記第1同期信
号の各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値として
上記多値データ周期算出手段によって算出された上記周
期毎に上記アナログデジタル変換手段によって変換され
た上記所定量毎の情報からデータをサンプリングして出
力するサンプリング手段を備えた多値データサンプリン
グ装置にするとよい。
【0006】さらに、上記のような多値データサンプリ
ング装置において、上記サンプリング手段に、上記多値
データ周期算出手段によって算出された多値データの周
期毎の時間点と上記アナログデジタル変換手段によって
変換されたデータの時間点とが一致しない場合は、上記
アナログデジタル変換手段によって変換された上記所定
量毎の情報のデータから上記多値データの周期毎の時間
点に最も近いデータをサンプリングする手段を設けると
なおよい。あるいはまた、上記のような多値データサン
プリング装置において、上記サンプリング手段に、上記
多値データ周期算出手段によって算出された多値データ
の周期毎の時間点と上記アナログデジタル変換手段によ
って変換されたデータの時間点とが一致しない場合は、
上記アナログデジタル変換手段によって変換された上記
所定量毎の情報のデータから上記多値データの周期毎の
時間点の前後の2個のデータを直線補間して求めたデー
タをサンプリングする手段を設けるとなおよい。
【0007】また、所定量毎の情報に多値レベルの最大
値と最小値とがそれぞれ複数個連続している第1パター
ンデータと多値レベルの最大値と最小値が交互に複数回
連続する第2パターンデータとを有する同期信号が付加
された多値データの再生信号を上記多値データの周期よ
りも短い周期のクロックに基づいてアナログ信号からデ
ジタル信号のデータへ変換するアナログデジタル変換手
段と、その手段によって変換されたデータから上記同期
信号の上記第2パターンデータを検出する同期信号検出
手段と、その手段によって検出された上記同期信号の上
記第2パターンデータから全ての最大値と最小値を検出
し、その隣接する最大値間の時間間隔と隣接する最小値
間の時間間隔とを求め、その全時間間隔の平均値の2分
の1を多値データの周期として算出する多値データ周期
算出手段と、上記各最大値と各最小値のいずれか一つを
基準値として上記多値データ周期算出手段によって算出
された上記周期毎に上記アナログデジタル変換手段によ
って変換された上記所定量毎の情報からデータをサンプ
リングして出力するサンプリング手段と、上記アナログ
デジタル変換手段によって変換されたデータから上記同
期信号の上記第1パターンデータを抽出する第1パター
ンデータ抽出手段と、その手段によって抽出された上記
第1パターンデータから複数個連続している多値レベル
の最大値の平均値を基準最大値として、上記第1パター
ンデータから複数個連続している多値レベルの最小値の
平均値を基準最小値としてそれぞれ算出する基準レベル
算出手段と、その手段によって算出された上記基準最大
値と上記基準最小値とに基づいて上記サンプリング手段
によってサンプリングして出力されたデータを正規化す
る正規化手段を備えた多値データサンプリング装置にす
るとさらによい。
【0008】あるいはまた、所定量毎の情報に多値レベ
ルの最大値と最小値とがそれぞれ複数個連続している第
1パターンデータと多値レベルの最大値と最小値が交互
に複数回連続する第2パターンデータとを有する同期信
号が付加された多値データの再生信号を上記多値データ
の周期よりも短い周期のクロックに基づいてアナログ信
号からデジタル信号のデータへ変換するアナログデジタ
ル変換手段と、その手段によって変換されたデータから
隣接する2個の第1同期信号と第2同期信号の上記第2
パターンデータを検出する同期信号検出手段と、その手
段によって検出された上記第1同期信号の上記第2パタ
ーンデータにおける各最大値と上記第2同期信号の上記
第2パターンデータにおける上記第1同期信号に対応す
る各最大値との時間間隔と、上記第1同期信号の上記第
2パターンデータにおける各最小値と上記第2同期信号
の上記第2パターンデータにおける上記第1同期信号に
対応する各最小値との時間間隔との平均値を上記同期信
号の周期として算出する同期信号周期算出手段と、その
手段によって算出された上記同期信号の周期をその周期
間の多値データの所定個数で除算して多値データの周期
を算出する多値データ周期算出手段と、上記第1同期信
号の各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値として
上記多値データ周期算出手段によって算出された上記周
期毎に上記アナログデジタル変換手段によって変換され
た上記所定量毎の情報からデータをサンプリングして出
力するサンプリング手段と、上記アナログデジタル変換
手段によって変換されたデータから上記同期信号の上記
第1パターンデータを抽出する第1パターンデータ抽出
手段と、その手段によって抽出された上記第1パターン
データから複数個連続している多値レベルの最大値の平
均値を基準最大値として、上記第1パターンデータから
複数個連続している多値レベルの最小値の平均値を基準
最小値としてそれぞれ算出する基準レベル算出手段と、
その手段によって算出された上記基準最大値と上記基準
最小値とに基づいて上記サンプリング手段によってサン
プリングして出力されたデータを正規化する正規化手段
を備えた多値データサンプリング装置にするとさらによ
い。
【0009】また、所定量毎の情報に多値レベルの最大
値と最小値が交互に複数回連続するパターンデータを有
する同期信号が付加された多値データの再生信号を上記
多値データの周期よりも短い周期のクロックに基づいて
アナログ信号からデジタル信号のデータへ変換し、その
変換されたデータから上記同期信号の上記パターンデー
タを検出し、その検出された上記パターンデータから全
ての最大値と最小値を検出し、その隣接する最大値間の
時間間隔と隣接する最小値間の時間間隔とを求め、その
全時間間隔の平均値の2分の1を多値データの周期とし
て算出し、上記各最大値と各最小値のいずれか一つを基
準値として上記周期毎に上記所定量毎の情報からデータ
をサンプリングして出力する多値データのサンプリング
方法も提供する。
【0010】さらに、所定量毎の情報に多値レベルの最
大値と最小値が交互に複数回連続するパターンデータを
有する同期信号が付加された多値データの再生信号を上
記多値データの周期よりも短い周期のクロックに基づい
てアナログ信号からデジタル信号のデータへ変換し、そ
の変換されたデータから隣接する2個の第1同期信号と
第2同期信号のそれぞれの上記パターンデータを検出
し、上記第1同期信号の上記パターンデータにおける各
最大値と上記第2同期信号の上記パターンデータにおけ
る上記第1同期信号に対応する各最大値との時間間隔
と、上記第1同期信号の上記パターンデータにおける各
最小値と上記第2同期信号の上記パターンデータにおけ
る上記第1同期信号に対応する各最小値との時間間隔と
の平均値を上記同期信号の周期として算出し、その算出
された上記同期信号の周期をその周期間の多値データの
所定個数で除算して多値データの周期を算出し、上記第
1同期信号の各最大値と各最小値のいずれか一つを基準
値として上記算出された上記周期毎に上記変換された上
記所定量毎の情報からデータをサンプリングして出力す
る多値データのサンプリング方法にするとよい。
【0011】また、上記のような多値データのサンプリ
ング方法において、上記算出された多値データの周期毎
の時間点と上記変換されたデータの時間点とが一致しな
い場合は、上記変換された上記所定量毎の情報のデータ
から上記多値データの周期毎の時間点に最も近いデータ
をサンプリングするとなおよい。あるいはまた、上記の
ような多値データのサンプリング方法において、上記算
出された多値データの周期毎の時間点と上記変換された
データの時間点とが一致しない場合は、上記変換された
上記所定量毎の情報のデータから上記多値データの周期
毎の時間点の前後の2個のデータを直線補間して求めた
データをサンプリングするとなおよい。
【0012】さらに、所定量毎の情報に多値レベルの最
大値と最小値とがそれぞれ複数個連続している第1パタ
ーンデータと多値レベルの最大値と最小値が交互に複数
回連続する第2パターンデータとを有する同期信号が付
加された多値データの再生信号を上記多値データの周期
よりも短い周期のクロックに基づいてアナログ信号から
デジタル信号のデータへ変換し、その変換されたデータ
から上記同期信号の上記第2パターンデータを検出し、
その検出された上記第2パターンデータから全ての最大
値と最小値を検出し、その隣接する最大値間の時間間隔
と隣接する最小値間の時間間隔とを求め、その全時間間
隔の平均値の2分の1を多値データの周期として算出
し、上記各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値と
して上記周期毎に上記所定量毎の情報からデータをサン
プリングして出力し、上記変換されたデータから上記第
1パターンデータを抽出し、その抽出された上記第1パ
ターンデータから複数個連続している多値レベルの最大
値の平均値を基準最大値として、上記第1パターンデー
タから複数個連続している多値レベルの最小値の平均値
を基準最小値としてそれぞれ算出し、その算出された上
記基準最大値と上記基準最小値とに基づいて上記サンプ
リングして出力されたデータを正規化する多値データの
サンプリング方法にするとさらによい。
【0013】あるいはまた、所定量毎の情報に多値レベ
ルの最大値と最小値とがそれぞれ複数個連続している第
1パターンデータと多値レベルの最大値と最小値が交互
に複数回連続する第2パターンデータを有する同期信号
が付加された多値データの再生信号を上記多値データの
周期よりも短い周期のクロックに基づいてアナログ信号
からデジタル信号のデータへ変換し、その変換されたデ
ータから隣接する2個の第1同期信号と第2同期信号の
それぞれの上記第2パターンデータを検出し、上記第1
同期信号の上記第2パターンデータにおける各最大値と
上記第2同期信号の上記第2パターンデータにおける上
記第1同期信号に対応する各最大値との時間間隔と、上
記第1同期信号の上記第2パターンデータにおける各最
小値と上記第2同期信号の上記第2パターンデータにお
ける上記第1同期信号に対応する各最小値との時間間隔
との平均値を上記同期信号の周期として算出し、その算
出された上記同期信号の周期をその周期間の多値データ
の所定個数で除算して多値データの周期を算出し、上記
第1同期信号の各最大値と各最小値のいずれか一つを基
準値として上記算出された上記周期毎に上記変換された
上記所定量毎の情報からデータをサンプリングして出力
し、上記変換されたデータから上記同期信号の上記第1
パターンデータを抽出し、その抽出された上記第1パタ
ーンデータから複数個連続している多値レベルの最大値
の平均値を基準最大値として、上記第1パターンデータ
から複数個連続している多値レベルの最小値の平均値を
基準最小値としてそれぞれ算出し、その算出された上記
基準最大値と上記基準最小値とに基づいて上記サンプリ
ングして出力されたデータを正規化する多値データのサ
ンプリング方法にするとさらによい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の第1
実施形態である多値データサンプリング装置の構成を示
すブロック図である。この多値データサンプリング装置
は、光ディスク装置内に設けられており、CPU,RO
M及びRAM等からなるコンピュータシステムによって
実現され、アナログデジタル(A/D)変換部1,水晶
発振器2,メモリ3,同期信号検出部4,多値データ周
期算出部5及びデータ抽出部6からなり、光ディスクに
記録された情報の再生信号から多値データをサンプリン
グして出力する。
【0015】アナログデジタル(A/D)変換部1は、
所定量毎の情報に多値レベルの最大値と最小値が交互に
複数回連続するパターンデータを有する同期信号が付加
された多値データの再生信号を上記多値データの周期よ
りも短い周期のクロック信号に基づいてアナログ信号か
らデジタル信号のデータへ変換するアナログデジタル変
換手段の機能を果たす。水晶発振器2は、A/D変換部
1で使用する上記多値データの周期よりも短い周期のク
ロック信号を発生させる。メモリ3は、A/D変換部1
で変換されたデータを蓄積する。同期信号検出部4は、
A/D変換部1によって変換されてメモリ3に蓄積され
たデータから上記同期信号の上記パターンデータを検出
する同期信号検出手段の機能を果たす。
【0016】多値データ周期算出部5は、同期信号検出
部4によって検出された上記同期信号の上記パターンデ
ータから全ての最大値と最小値を検出し、その隣接する
最大値間の時間間隔と隣接する最小値間の時間間隔を求
め、その全時間間隔の平均値の2分の1を多値データの
周期として算出する多値データ周期算出手段の機能を果
たす。データ抽出部6は、上記各最大値と各最小値のい
ずれか一つを基準値として多値データ周期算出部5によ
って算出された上記周期毎にA/D変換部1によって変
換されてメモリ3に蓄積された上記所定量毎の情報から
データをサンプリングして出力するサンプリング手段の
機能を果たす。そして、上述のように構成することによ
り、この発明の請求項7に係わる多値データのサンプリ
ング方法を実行することができる。
【0017】図2は、図1に示したA/D変換部1によ
ってA/D変換された多値(記録)データの再生信号波
形の一例を示す図である。これは4値(レベル0〜3)
の再生信号の波形であり、その再生信号波形の「000
0033333030303」の部分が同期信号であ
り、その同期信号の後に所定量を単位とする情報(デー
タ)が続いている。同期信号のs1で示す「0000
0」とs2で示す「33333」は、多値レベルの最大
値と最小値とがそれぞれ複数個連続している第1パター
ンデータである。同期信号のs3で示す「03030
3」は、多値レベルの最大値と最小値が交互に複数回連
続する(すなわち図中のs4〜s6)第2パターンデー
タである。そして、図中のCが多値データの周期であ
り、Dが上記同期信号を付加した所定量を単位とする情
報(データ)である。図3は図2にs3で示した同期信
号中の第2パターンデータ「030303」の部分の波
形を示す図であり、図中の白丸印のdはA/D変換され
たデータを示している。
【0018】次に、図1乃至図3に基づいて、この第1
実施形態の多値データサンプリング装置におけるサンプ
リング処理について説明する。この多値データサンプリ
ング装置は、A/D変換部1がアナログ信号の再生信号
を入力し、水晶発振器2から出力される多値データ周期
よりも短い一定の周期のクロック信号に基づいてデジタ
ル信号に変換し、その得られたデータをメモリ3に蓄積
する。次に、同期信号検出部4が、メモリ3に蓄積され
たデータから上記第2パターンデータを検出して多値デ
ータ周期算出部5へ出力する。その同期信号の第2パタ
ーンデータの検出処理としては、第1パターンデータの
後の「03」が3回連続することによって検出する。図
2に示した再生信号の場合、同期信号の多値レベル
「0」と「3」からなるデータが3個連続しているs4
〜s6で示した部分を検出することによって第2パター
ンデータs3を検出する。
【0019】次に、多値データ周期算出部5が、同期信
号検出部4によって検出された第2パターンデータs3
の部分から全ての最大値と最小値を検出し、その隣接す
る最大値間の時間間隔と隣接する最小値間の時間間隔を
求め、その全時間間隔の平均値の2分の1を多値データ
の周期として算出してデータ抽出部6へ出力する。図3
に示したように、多値データ周期算出部5では、第2パ
ターンデータs3中の3個の最大値Max1〜Max3
と2個の最小値Min1とMin2とを検出し、A/D
変換されてメモリ3に蓄積されているデータの時間間隔
から、図中の隣接する最大値Max1とMax2間の時
間間隔t1と隣接する最大値Max2とMax3間の時
間間隔t2と隣接する最小値Min1とMin2間の時
間間隔t3をそれぞれ算出し、各時間間隔t1〜t3の
平均値の1/2を多値データの周期として算出してデー
タ抽出部6へ出力する。
【0020】そして、データ抽出部6が、メモリ3に蓄
積されたデータ(同期信号上のデータを除く)から多値
データ周期算出部5によって算出された周期毎のデータ
を多値データとしてサンプリングして出力する。このよ
うにして、同期信号内の多値データ周期と基準点を推定
できるパターンデータに基づいて、多値記録データの再
生信号の変化点が検出できなくても正確に多値データを
サンプリングすることができる。
【0021】また、上記データ抽出部6を、多値データ
周期算出部5によって算出された多値データの周期毎の
時間点とA/D変換部1によって変換されたデータの時
間点とが一致しない場合は、A/D変換部1によって変
換された上記所定量毎の情報のデータから上記多値デー
タの周期毎の時間点に最も近いデータをサンプリングす
る手段の機能も果たすようにすれば、上記サンプリング
の際に、多値データの周期毎の時間点と、A/D変換さ
れたデータの時間点とが一致しない場合は、多値データ
の周期に近い方のA/D変換されたデータを採用して出
力することができる。このようにして、多値データの周
期毎の時間点とA/D変換されたデータの時間点とが一
致しない場合のサンプリング出力を煩雑な処理を行わな
くても容易に行うことができる。
【0022】あるいはまた、上記データ抽出部6を、多
値データ周期算出部5によって算出された多値データの
周期毎の時間点とA/D変換部1によって変換されたデ
ータの時間点とが一致しない場合は、A/D変換部1に
よって変換された上記所定量毎の情報のデータから上記
多値データの周期毎の時間点の前後の2個のデータを直
線補間して求めたデータをサンプリングする手段の機能
も果たすようにすれば、多値データの周期毎の時間点の
前後のA/D変換された2個のデータを直線補間するこ
とができる。図4は上記直線補間による多値データの算
出式の説明図である。Y軸がデータ値を、X軸が時間を
それぞれ示しており、D1とD2はそれぞれ多値データ
の周期毎の時間点の前後の2個のデータ、時間点t1と
t2のデータ値d1とd2を示す直線である。上記デー
タ抽出部6は、次の数1に基づいて直線補間処理を行
う。その直線補間処理では、数1に基づいて図4に示す
ようにD1とD2で直線補間されたDsのデータ値ds
を求める。
【0023】
【数1】ds={(d2−d1)/(t2−t1)}×
(ts−t1)+d1
【0024】このようにして、多値データの周期毎の時
間点とA/D変換されたデータの時間点とが一致しない
場合には、多値データ周期毎の時間点の前後のA/D変
換されたデータ(2個)を直線補間した値をサンプリン
グして多値データとして使用するので、サンプリングの
際のデータの精度を向上させることができる。
【0025】次に、この発明の第2実施形態について説
明する。図5は、この発明の第2実施形態である多値デ
ータサンプリング装置の構成を示すブロック図である。
図6は、上記同期信号検出部14と同期信号周期算出部
17における処理の説明に供するA/D変換されたデー
タの信号波形を示す図であり、一例として同期信号の間
に512個の多値データがある場合を示す。図5に示す
ように、この多値データサンプリング装置も、上述の多
値データサンプリング装置と同様にCD−R/RWドラ
イブ等の光ディスク装置内に設けられており、CPU,
ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによ
って実現され、光ディスクに記録された情報の再生信号
から多値データをサンプリングして出力するが、内部の
構成が上述のものとは若干異なって、アナログデジタル
(A/D)変換部11,水晶発振器12,メモリ13,
同期信号検出部14,多値データ周期算出部15,デー
タ抽出部16及び同期信号周期算出部17からなり、そ
のサンプリング処理が上述のものとは異なる。
【0026】アナログデジタル(A/D)変換部11
は、上記A/D変換部1と同じ機能を果たす。水晶発振
器12も上記水晶発振器2と同じ機能を果たす。メモリ
13も上記メモリ3と同じ機能を果たす。同期信号検出
部14は、A/D変換部11によって変換されてメモリ
13に蓄積されたデータから隣接する2個の第1同期信
号と第2同期信号のそれぞれの上記パターンデータを検
出する同期信号検出手段の機能を果たす。同期信号周期
算出部17は、同期信号検出部14によって検出された
第1同期信号の上記パターンデータにおける各最大値と
第2同期信号の上記パターンデータにおける第1同期信
号に対応する各最大値との時間間隔と、第1同期信号の
上記パターンデータにおける各最小値と第2同期信号の
上記パターンデータにおける第1同期信号に対応する各
最小値との時間間隔との平均値を上記同期信号の周期と
して算出する同期信号周期算出手段の機能を果たす。
【0027】多値データ周期算出部15は、同期信号周
期算出部17によって算出された上記同期信号の周期を
その周期間の多値データの所定個数で除算して多値デー
タの周期を算出する機能を果たす。データ抽出部16
は、上記第1同期信号の各最大値と各最小値のいずれか
一つを基準値として多値データ周期算出部15によって
算出された上記周期毎にA/D変換部11によって変換
されてメモリ13に蓄積された上記所定量毎の情報から
データをサンプリングして出力するサンプリング手段の
機能を果たす。そして、上述のように構成することによ
り、この発明の請求項8に係わる多値データのサンプリ
ング方法を実行する。
【0028】次に、図5及び図6に基づいてこの第2実
施形態の多値データサンプリング装置の処理について説
明する。この多値データサンプリング装置は、A/D変
換部11がアナログ信号の再生信号を入力し、水晶発振
器12から出力される多値データ周期よりも短い一定の
周期のクロック信号に基づいてデジタル信号に変換し、
その得られたデータをメモリ13に蓄積する。ここで
は、メモリ13に同期信号の周期の2倍に相当する時間
間隔のデータを蓄積する。次に、同期信号検出部14
が、メモリ3に蓄積されたデータから図6に示したよう
な隣接する2個の第1同期信号と第2同期信号のそれぞ
れの上記第2パターンデータを検出して同期信号周期算
出部17へ出力する。その同期信号の第2パターンデー
タの検出処理としては、上述と同じようにして、図2に
示した第1パターンデータの後の「03」が3回連続す
ることによって検出する。
【0029】次に、同期信号周期算出部17は、図6に
示したように、第1同期信号の各最大値と第2同期信号
の各最大値との時間間隔t11,t12,t13と、第
1同期信号の各最小値と第2同期信号の各最小値との時
間間隔t14,t15の平均値を同期信号の周期として
算出して多値データ周期算出部15へ出力する。次に、
多値データ周期算出部15が、同期信号周期算出部17
によって算出された同期信号の周期をその間の多値デー
タの個数(所定量の情報と同期信号の和:512+1
6)で除算して多値データの周期を算出してデータ抽出
部16へ出力する。
【0030】そして、データ抽出部16が、メモリ13
に蓄積されたデータ(同期信号上のデータを除く)から
多値データ周期算出部15によって算出された周期毎の
データを多値データとしてサンプリングして出力する。
このようにして、2個の同期信号の時間間隔をその間の
多値データの個数で除算して多値データの周期を算出し
ているので、多値データ周期の誤差の累積を防ぐことが
でき、サンプリングの信頼性を向上させることができ
る。
【0031】また、上記データ抽出部16を、多値デー
タ周期算出部15によって算出された多値データの周期
毎の時間点とA/D変換部11によって変換されたデー
タの時間点とが一致しない場合は、A/D変換部11に
よって変換された上記所定量毎の情報のデータから上記
多値データの周期毎の時間点に最も近いデータをサンプ
リングする手段の機能も果たすようにすれば、この発明
の請求項9に係わる多値データのサンプリング方法を実
行することができ、上記サンプリングの際に、多値デー
タの周期毎の時間点とA/D変換されたデータの時間点
とが一致しない場合のサンプリング出力を煩雑な処理を
行わなくても容易に行うことができる。
【0032】あるいはまた、上記データ抽出部16を、
多値データ周期算出部15によって算出された多値デー
タの周期毎の時間点とA/D変換部11によって変換さ
れたデータの時間点とが一致しない場合は、A/D変換
部11によって変換された上記所定量毎の情報のデータ
から上記多値データの周期毎の時間点の前後の2個のデ
ータを直線補間して求めたデータをサンプリングする手
段の機能も果たすようにすれば、この発明の請求項10
に係わる多値データのサンプリング方法を実行すること
ができ、多値データの周期毎の時間点の前後のA/D変
換された2個のデータを直線補間することができ、サン
プリングの際のデータの精度を向上させることができ
る。
【0033】次に、この発明の第3実施形態について説
明する。図7は、この発明の第3実施形態である多値デ
ータサンプリング装置の構成を示すブロック図である。
この多値データサンプリング装置は、図1に示した多値
データサンプリング装置の内部構成と略同じ機能を果た
すアナログデジタル(A/D)変換部21,水晶発振器
22,メモリ23,同期信号検出部24,多値データ周
期算出部25,データ抽出部26に、あらたに基準レベ
ル算出部28及び正規化部29を設けており、データ抽
出部26等の処理も上述のものとは若干異なって、上述
の多値データサンプリング装置と同じようにしてサンプ
リング処理したデータに正規化処理を施している。
【0034】アナログデジタル(A/D)変換部21
は、所定量毎の情報に多値レベルの最大値と最小値とが
それぞれ複数個連続している第1パターンデータと多値
レベルの最大値と最小値が交互に複数回連続する第2パ
ターンデータとを有する同期信号が付加された多値デー
タの再生信号を上記多値データの周期よりも短い周期の
クロックに基づいてアナログ信号からデジタル信号のデ
ータへ変換するアナログデジタル変換手段の機能を果た
す。水晶発振器22は、上記水晶発振器2と同じ機能を
果たす。メモリ23も上記メモリ3と同じ機能を果た
す。同期信号検出部24は、A/D変換部21によって
変換されてメモリ23に蓄積されたデータから上記同期
信号の上記第2パターンデータを検出する同期信号検出
手段の機能を果たす。そして、上述のように構成するこ
とにより、この発明の請求項11に係わる多値データの
サンプリング方法を実行することができる。
【0035】多値データ周期算出部25は、同期信号検
出部24によって検出された上記同期信号の上記第2パ
ターンデータから全ての最大値と最小値を検出し、その
隣接する最大値間の時間間隔と隣接する最小値間の時間
間隔を求め、その全時間間隔の平均値の2分の1を多値
データの周期として算出する多値データ周期算出手段の
機能を果たす。データ抽出部26は、上記各最大値と各
最小値のいずれか一つを基準値として多値データ周期算
出部25によって算出された上記周期毎にA/D変換部
21によって変換された前記所定量毎の情報からデータ
をサンプリングして出力するサンプリング手段と、A/
D変換部21によって変換されたデータから上記同期信
号の上記第1パターンデータを抽出する第1パターンデ
ータ抽出手段の機能を果たす。
【0036】基準レベル算出部28は、データ抽出部2
6によって抽出された上記第1パターンデータから複数
個連続している多値レベルの最大値の平均値を基準最大
値として、上記第1パターンデータから複数個連続して
いる多値レベルの最小値の平均値を基準最小値としてそ
れぞれ算出する基準レベル算出手段の機能を果たす。正
規化部29は、基準レベル算出部28によって算出され
た上記基準最大値と上記基準最小値とに基づいて上記デ
ータ抽出部26によってサンプリングして出力されたデ
ータを正規化する正規化手段の機能を果たす。 そし
て、上述のように構成することにより、この発明の請求
項8に係わる多値データのサンプリング方法を実行する
ことができる。
【0037】次に、図2,図3及び図7に基づいて、こ
の第3実施形態の多値データサンプリング装置における
サンプリング処理及び正規化処理について説明する。こ
の多値データサンプリング装置は、A/D変換部21が
アナログ信号の再生信号を入力し、水晶発振器22から
出力される多値データ周期よりも短い一定の周期のクロ
ック信号に基づいてデジタル信号に変換し、その得られ
たデータをメモリ23に蓄積する。次に、同期信号検出
部24が、メモリ23に蓄積されたデータから上記第2
パターンデータを検出して多値データ周期算出部25へ
出力する。その同期信号の第2パターンデータの検出処
理は、上述と同じようにして行う。
【0038】次に、多値データ周期算出部25が、同期
信号検出部24によって検出された第2パターンデータ
s3の部分から全ての最大値と最小値を検出し、その隣
接する最大値間の時間間隔と隣接する最小値間の時間間
隔を求め、その全時間間隔の平均値の2分の1を多値デ
ータの周期として算出してデータ抽出部26へ出力す
る。すなわち、図3に示した第2パターンデータs3中
の3個の最大値Max1〜Max3と2個の最小値Mi
n1とMin2とを検出し、A/D変換されてメモリ2
3に蓄積されているデータの時間間隔から、図中の隣接
する最大値Max1とMax2間の時間間隔t1と隣接
する最大値Max2とMax3間の時間間隔t2と隣接
する最小値Min1とMin2間の時間間隔t3をそれ
ぞれ算出し、各時間間隔t1〜t3の平均値の1/2を
多値データの周期として算出してデータ抽出部26へ出
力する。
【0039】次に、データ抽出部26は、メモリ23に
蓄積されたデータ(同期信号上のデータを除く)から多
値データ周期算出部25によって算出された周期毎のデ
ータを多値データとしてサンプリングして正規化部29
へ出力すると共に、A/D変換部21によって変換され
てメモリ23に蓄積されたデータから上記同期信号s1
及びs2の「0000033333」に相当する多値デ
ータを抽出して基準レベル算出部28へ出力する。その
同期信号の第1パターンデータの抽出処理としては、図
2に示した再生信号の場合、多値レベル「0」に近い値
が5個連続しているs1で示した部分と、多値レベル
「3」に近い値が5個連続しているs2で示した部分と
を検出することによってその部分を抽出する。
【0040】なお、上記データ抽出部26において、多
値データ周期算出部25によって算出された多値データ
の周期毎の時間点とA/D変換部21によって変換され
たデータの時間点とが一致しない場合は、A/D変換部
21によって変換された上記所定量毎の情報のデータか
ら上記多値データの周期毎の時間点に最も近いデータを
サンプリングするようにすれば、上記サンプリングの際
に、多値データの周期毎の時間点とA/D変換されたデ
ータの時間点とが一致しない場合のサンプリング出力を
煩雑な処理を行わなくても容易に行うことができる。あ
るいはまた、上記データ抽出部26において、多値デー
タ周期算出部25によって算出された多値データの周期
毎の時間点とA/D変換部21によって変換されたデー
タの時間点とが一致しない場合は、A/D変換部21に
よって変換された上記所定量毎の情報のデータから上記
多値データの周期毎の時間点の前後の2個のデータを直
線補間して求めたデータをサンプリングするようにすれ
ば、サンプリングの際のデータの精度を向上させること
ができる。
【0041】次に、基準レベル算出部28は、データ抽
出部26によって抽出された上記第1パターンデータの
「00000」(図2のs1)に相当する多値データ
(複数個連続している多値レベルの最大値)の平均値を
算出して基準最大値として、また、上記第1パターンデ
ータの「33333」(図2のs2)に相当する多値デ
ータの平均値を算出して基準最小値としてそれぞれ正規
化部29へ出力する。そして、正規化部29は、基準レ
ベル算出部28によって算出された上記基準最大値と上
記基準最小値を使用してデータ抽出部26によってサン
プリングして出力されたデータを正規化して出力する。
その正規化処理は次の数2に示す正規化計算式に基づい
て行う。
【0042】
【数2】正規化された多値データ=(多値データ−基準
最小値)/(基準最大値−基準最小値)
【0043】このようにして、同期信号内の多値データ
の最大値と最小値が連続したパターンデータに基づいて
再生信号から安定した最大値と最小値を基準値として得
て、サンプリングされた多値データをその基準値によっ
て正規化するので、レベル変動の影響を抑えた多値デー
タのサンプリングが可能になる。
【0044】次に、この発明の第4実施形態について説
明する。図8は、この発明の第4実施形態である多値デ
ータサンプリング装置の構成を示すブロック図である。
この多値データサンプリング装置は、図5に示した多値
データサンプリング装置の内部構成と略同じ機能を果た
すアナログデジタル(A/D)変換部31,水晶発振器
32,メモリ33,同期信号検出部34,多値データ周
期算出部35,データ抽出部36,同期信号周期算出部
37に、あらたに基準レベル算出部38及び正規化部3
9を設けており、データ抽出部36等の処理も上述のも
のとは若干異なって、上述の多値データサンプリング装
置と同じようにしてサンプリング処理したデータに正規
化処理を施している。
【0045】アナログデジタル(A/D)変換部31
は、所定量毎の情報に多値レベルの最大値と最小値とが
それぞれ複数個連続している第1パターンデータと多値
レベルの最大値と最小値が交互に複数回連続する第2パ
ターンデータとを有する同期信号が付加された多値デー
タの再生信号を上記多値データの周期よりも短い周期の
クロックに基づいてアナログ信号からデジタル信号のデ
ータへ変換するアナログデジタル変換手段の機能を果た
す。そして、上述のように構成することにより、この発
明の請求項12に係わる多値データのサンプリング方法
を実行することができる。
【0046】水晶発振器32は、上記水晶発振器12と
同じ機能を果たす。メモリ33も上記メモリ13と同じ
機能を果たす。同期信号検出部34は、A/D変換部3
1によって変換されてメモリ33に蓄積されたデータか
ら隣接する2個の第1同期信号と第2同期信号の上記第
2パターンデータを検出する同期信号検出手段の機能を
果たす。同期信号周期算出部37は、同期信号検出部3
4によって検出された第1同期信号の上記第2パターン
データにおける各最大値と第2同期信号の上記第2パタ
ーンデータにおける第1同期信号に対応する各最大値と
の時間間隔と、第1同期信号の上記第2パターンデータ
における各最小値と第2同期信号の上記第2パターンデ
ータにおける第1同期信号に対応する各最小値との時間
間隔との平均値を上記同期信号の周期として算出する同
期信号周期算出手段の機能を果たす。多値データ周期算
出部35は、同期信号周期算出部37によって算出され
た上記同期信号の周期をその周期間の多値データの所定
個数で除算して多値データの周期を算出する機能を果た
す。
【0047】データ抽出部36は、上記第1同期信号の
各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値として多値
データ周期算出部35によって算出された上記周期毎に
A/D変換部31によって変換されてメモリ33に蓄積
された上記所定量毎の情報からデータをサンプリングし
て出力するサンプリング手段と、A/D変換部31によ
って変換されたデータから上記同期信号の上記第1パタ
ーンデータを抽出する第1パターンデータ抽出手段の機
能を果たす。基準レベル算出部38は、データ抽出部3
6によって抽出された上記第1パターンデータから複数
個連続している多値レベルの最大値の平均値を基準最大
値として、上記第1パターンデータから複数個連続して
いる多値レベルの最小値の平均値を基準最小値としてそ
れぞれ算出する基準レベル算出手段の機能を果たす。正
規化部39は、基準レベル算出部38によって算出され
た上記基準最大値と上記基準最小値とに基づいて上記デ
ータ抽出部36によってサンプリングして出力されたデ
ータを正規化する正規化手段の機能を果たす。
【0048】次に、図2,図6及び図8に基づいてこの
第4実施形態の多値データサンプリング装置におけるサ
ンプリング処理及び正規化処理について説明する。この
多値データサンプリング装置は、A/D変換部31がア
ナログ信号の再生信号を入力し、水晶発振器32から出
力される多値データ周期よりも短い一定の周期のクロッ
ク信号に基づいてデジタル信号に変換し、その得られた
データをメモリ33に蓄積する。ここでは、メモリ33
に同期信号の周期の2倍に相当する時間間隔のデータを
蓄積する。次に、同期信号検出部34が、メモリ33に
蓄積されたデータから図6に示したような隣接する2個
の第1同期信号と第2同期信号のそれぞれの上記第2パ
ターンデータを検出して同期信号周期算出部37へ出力
する。その同期信号の第2パターンデータの検出処理は
上述と同じようにして行う。
【0049】次に、同期信号周期算出部37は、図6に
示したように、第1同期信号の各最大値と第2同期信号
の各最大値との時間間隔t11,t12,t13と、第
1同期信号の各最小値と第2同期信号の各最小値との時
間間隔t14,t15の平均値を同期信号の周期として
算出して多値データ周期算出部35へ出力する。次に、
多値データ周期算出部35が、同期信号周期算出部37
によって算出された同期信号の周期をその間の多値デー
タの個数(所定量の情報と同期信号の和:512+1
6)で除算して多値データの周期を算出してデータ抽出
部36へ出力する。次に、データ抽出部36は、メモリ
33に蓄積されたデータ(同期信号上のデータを除く)
から多値データ周期算出部35によって算出された周期
毎のデータを多値データとしてサンプリングして出力す
ると共に、A/D変換部31によって変換されてメモリ
33に蓄積されたデータから上記同期信号s1及びs2
の「0000033333」に相当する多値データを抽
出して基準レベル算出部38へ出力する。その同期信号
の第1パターンデータの抽出処理は、上述と同じように
して行う。
【0050】なお、上記データ抽出部36において、多
値データ周期算出部35によって算出された多値データ
の周期毎の時間点とA/D変換部31によって変換され
たデータの時間点とが一致しない場合は、A/D変換部
31によって変換された上記所定量毎の情報のデータか
ら上記多値データの周期毎の時間点に最も近いデータを
サンプリングするようにすれば、上記サンプリングの際
に、多値データの周期毎の時間点とA/D変換されたデ
ータの時間点とが一致しない場合のサンプリング出力を
煩雑な処理を行わなくても容易に行うことができる。あ
るいはまた、上記データ抽出部36において、多値デー
タ周期算出部35によって算出された多値データの周期
毎の時間点とA/D変換部31によって変換されたデー
タの時間点とが一致しない場合は、A/D変換部31に
よって変換された上記所定量毎の情報のデータから上記
多値データの周期毎の時間点の前後の2個のデータを直
線補間して求めたデータをサンプリングするようにすれ
ば、サンプリングの際のデータの精度を向上させること
ができる。
【0051】次に、基準レベル算出部38は、データ抽
出部36によって抽出された上記第1パターンデータの
「00000」(図2のs1)に相当する多値データ
(複数個連続している多値レベルの最大値)の平均値を
算出して基準最大値として、また、上記第1パターンデ
ータの「33333」(図2のs2)に相当する多値デ
ータの平均値を算出して基準最小値としてそれぞれ正規
化部39へ出力する。そして、正規化部39は、基準レ
ベル算出部38によって算出された上記基準最大値と上
記基準最小値を使用してデータ抽出部36によってサン
プリングして出力されたデータを正規化して出力する。
その正規化処理は上述したように数2に示した正規化計
算式に基づいて行う。このようにして、2個の同期信号
の時間間隔をその間の多値データの個数で除算して多値
データの周期を算出して多値データ周期の誤差の累積を
防ぐと共に、サンプリングされた多値データをその基準
値によって正規化するので、レベル変動の影響を抑えた
多値データのサンプリングが可能になる。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の多
値データサンプリング装置と多値データのサンプリング
方法によれば、高い記録密度で記録されたデータの再生
信号から多値データを正確にサンプリングできるように
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である多値データサン
プリング装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したA/D変換部1によってA/D変
換された多値データの再生信号波形の一例を示す図であ
る。
【図3】図2にs3で示した同期信号中の第2パターン
データ「030303」の部分の波形を示す図である。
【図4】図1に示したデータ抽出部6における直線補間
処理の多値データの算出式の説明図である。
【図5】この発明の第2実施形態である多値データサン
プリング装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した同期信号検出部14と同期信号周
期算出部17における処理の説明に供するA/D変換さ
れたデータの信号波形を示す図である。
【図7】この発明の第3実施形態である多値データサン
プリング装置の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の第4実施形態である多値データサン
プリング装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,11,21,31:アナログデジタル(A/D)変
換部 2,12,22,32:水晶発振器 3,13,23,33:メモリ 4,14,24,34:同期信号検出部 5,15,25,35:多値データ周期算出部 6,16,26,36:データ抽出部 17,37:同期信号周期算出部 28,38:基準レベル算出部 29,39:正規化部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値と
    最小値が交互に複数回連続するパターンデータを有する
    同期信号が付加された多値データの再生信号を前記多値
    データの周期よりも短い周期のクロックに基づいてアナ
    ログ信号からデジタル信号のデータへ変換するアナログ
    デジタル変換手段と、 該手段によって変換されたデータから前記同期信号の前
    記パターンデータを検出する同期信号検出手段と、 該手段によって検出された前記パターンデータから全て
    の最大値と最小値を検出し、その隣接する最大値間の時
    間間隔と隣接する最小値間の時間間隔とを求め、その全
    時間間隔の平均値の2分の1を多値データの周期として
    算出する多値データ周期算出手段と、 前記各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値として
    前記多値データ周期算出手段によって算出された前記周
    期毎に前記アナログデジタル変換手段によって変換され
    た前記所定量毎の情報からデータをサンプリングして出
    力するサンプリング手段とを備えたことを特徴とする多
    値データサンプリング装置。
  2. 【請求項2】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値と
    最小値が交互に複数回連続するパターンデータを有する
    同期信号が付加された多値データの再生信号を前記多値
    データの周期よりも短い周期のクロックに基づいてアナ
    ログ信号からデジタル信号のデータへ変換するアナログ
    デジタル変換手段と、 該手段によって変換されたデータから隣接する2個の第
    1同期信号と第2同期信号のそれぞれの前記パターンデ
    ータを検出する同期信号検出手段と、 該手段によって検出された前記第1同期信号の前記パタ
    ーンデータにおける各最大値と前記第2同期信号の前記
    パターンデータにおける前記第1同期信号に対応する各
    最大値との時間間隔と、前記第1同期信号の前記パター
    ンデータにおける各最小値と前記第2同期信号の前記パ
    ターンデータにおける前記第1同期信号に対応する各最
    小値との時間間隔との平均値を前記同期信号の周期とし
    て算出する同期信号周期算出手段と、 該手段によって算出された前記同期信号の周期を該周期
    間の多値データの所定個数で除算して多値データの周期
    を算出する多値データ周期算出手段と、 前記第1同期信号の各最大値と各最小値のいずれか一つ
    を基準値として前記多値データ周期算出手段によって算
    出された前記周期毎に前記アナログデジタル変換手段に
    よって変換された前記所定量毎の情報からデータをサン
    プリングして出力するサンプリング手段とを備えたこと
    を特徴とする多値データサンプリング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の多値データサンプ
    リング装置において、 前記サンプリング手段に、前記多値データ周期算出手段
    によって算出された多値データの周期毎の時間点と前記
    アナログデジタル変換手段によって変換されたデータの
    時間点とが一致しない場合は、前記アナログデジタル変
    換手段によって変換された前記所定量毎の情報のデータ
    から前記多値データの周期毎の時間点に最も近いデータ
    をサンプリングする手段を設けたことを特徴とする多値
    データサンプリング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の多値データサンプ
    リング装置において、 前記サンプリング手段に、前記多値データ周期算出手段
    によって算出された多値データの周期毎の時間点と前記
    アナログデジタル変換手段によって変換されたデータの
    時間点とが一致しない場合は、前記アナログデジタル変
    換手段によって変換された前記所定量毎の情報のデータ
    から前記多値データの周期毎の時間点の前後の2個のデ
    ータを直線補間して求めたデータをサンプリングする手
    段を設けたことを特徴とする多値データサンプリング装
    置。
  5. 【請求項5】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値と
    最小値とがそれぞれ複数個連続している第1パターンデ
    ータと多値レベルの最大値と最小値が交互に複数回連続
    する第2パターンデータとを有する同期信号が付加され
    た多値データの再生信号を前記多値データの周期よりも
    短い周期のクロックに基づいてアナログ信号からデジタ
    ル信号のデータへ変換するアナログデジタル変換手段
    と、 該手段によって変換されたデータから前記同期信号の前
    記第2パターンデータを検出する同期信号検出手段と、 該手段によって検出された前記同期信号の前記第2パタ
    ーンデータから全ての最大値と最小値を検出し、その隣
    接する最大値間の時間間隔と隣接する最小値間の時間間
    隔とを求め、その全時間間隔の平均値の2分の1を多値
    データの周期として算出する多値データ周期算出手段
    と、 前記各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値として
    前記多値データ周期算出手段によって算出された前記周
    期毎に前記アナログデジタル変換手段によって変換され
    た前記所定量毎の情報からデータをサンプリングして出
    力するサンプリング手段と、 前記アナログデジタル変換手段によって変換されたデー
    タから前記同期信号の前記第1パターンデータを抽出す
    る第1パターンデータ抽出手段と、 該手段によって抽出された前記第1パターンデータから
    複数個連続している多値レベルの最大値の平均値を基準
    最大値として、前記第1パターンデータから複数個連続
    している多値レベルの最小値の平均値を基準最小値とし
    てそれぞれ算出する基準レベル算出手段と、 該手段によって算出された前記基準最大値と前記基準最
    小値とに基づいて前記サンプリング手段によってサンプ
    リングして出力されたデータを正規化する正規化手段と
    を備えたことを特徴とする多値データサンプリング装
    置。
  6. 【請求項6】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値と
    最小値とがそれぞれ複数個連続している第1パターンデ
    ータと多値レベルの最大値と最小値が交互に複数回連続
    する第2パターンデータとを有する同期信号が付加され
    た多値データの再生信号を前記多値データの周期よりも
    短い周期のクロックに基づいてアナログ信号からデジタ
    ル信号のデータへ変換するアナログデジタル変換手段
    と、 該手段によって変換されたデータから隣接する2個の第
    1同期信号と第2同期信号の前記第2パターンデータを
    検出する同期信号検出手段と、 該手段によって検出された前記第1同期信号の前記第2
    パターンデータにおける各最大値と前記第2同期信号の
    前記第2パターンデータにおける前記第1同期信号に対
    応する各最大値との時間間隔と、前記第1同期信号の前
    記第2パターンデータにおける各最小値と前記第2同期
    信号の前記第2パターンデータにおける前記第1同期信
    号に対応する各最小値との時間間隔との平均値を前記同
    期信号の周期として算出する同期信号周期算出手段と、 該手段によって算出された前記同期信号の周期を該周期
    間の多値データの所定個数で除算して多値データの周期
    を算出する多値データ周期算出手段と、 前記第1同期信号の各最大値と各最小値のいずれか一つ
    を基準値として前記多値データ周期算出手段によって算
    出された前記周期毎に前記アナログデジタル変換手段に
    よって変換された前記所定量毎の情報からデータをサン
    プリングして出力するサンプリング手段と、 前記アナログデジタル変換手段によって変換されたデー
    タから前記同期信号の前記第1パターンデータを抽出す
    る第1パターンデータ抽出手段と、 該手段によって抽出された前記第1パターンデータから
    複数個連続している多値レベルの最大値の平均値を基準
    最大値として、前記第1パターンデータから複数個連続
    している多値レベルの最小値の平均値を基準最小値とし
    てそれぞれ算出する基準レベル算出手段と、 該手段によって算出された前記基準最大値と前記基準最
    小値とに基づいて前記サンプリング手段によってサンプ
    リングして出力されたデータを正規化する正規化手段と
    を備えたことを特徴とする多値データサンプリング装
    置。
  7. 【請求項7】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値と
    最小値が交互に複数回連続するパターンデータを有する
    同期信号が付加された多値データの再生信号を前記多値
    データの周期よりも短い周期のクロックに基づいてアナ
    ログ信号からデジタル信号のデータへ変換し、該変換さ
    れたデータから前記同期信号の前記パターンデータを検
    出し、該検出された前記パターンデータから全ての最大
    値と最小値を検出し、その隣接する最大値間の時間間隔
    と隣接する最小値間の時間間隔とを求め、その全時間間
    隔の平均値の2分の1を多値データの周期として算出
    し、前記各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値と
    して前記周期毎に前記所定量毎の情報からデータをサン
    プリングして出力することを特徴とする多値データのサ
    ンプリング方法。
  8. 【請求項8】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値と
    最小値が交互に複数回連続するパターンデータを有する
    同期信号が付加された多値データの再生信号を前記多値
    データの周期よりも短い周期のクロックに基づいてアナ
    ログ信号からデジタル信号のデータへ変換し、該変換さ
    れたデータから隣接する2個の第1同期信号と第2同期
    信号のそれぞれの前記パターンデータを検出し、前記第
    1同期信号の前記パターンデータにおける各最大値と前
    記第2同期信号の前記パターンデータにおける前記第1
    同期信号に対応する各最大値との時間間隔と、前記第1
    同期信号の前記パターンデータにおける各最小値と前記
    第2同期信号の前記パターンデータにおける前記第1同
    期信号に対応する各最小値との時間間隔との平均値を前
    記同期信号の周期として算出し、該算出された前記同期
    信号の周期を該周期間の多値データの所定個数で除算し
    て多値データの周期を算出し、前記第1同期信号の各最
    大値と各最小値のいずれか一つを基準値として前記算出
    された前記周期毎に前記変換された前記所定量毎の情報
    からデータをサンプリングして出力することを特徴とす
    る多値データのサンプリング方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の多値データのサン
    プリング方法において、 前記算出された多値データの周期毎の時間点と前記変換
    されたデータの時間点とが一致しない場合は、前記変換
    された前記所定量毎の情報のデータから前記多値データ
    の周期毎の時間点に最も近いデータをサンプリングする
    ことを特徴とする多値データのサンプリング方法。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8記載の多値データのサ
    ンプリング方法において、 前記算出された多値データの周期毎の時間点と前記変換
    されたデータの時間点とが一致しない場合は、前記変換
    された前記所定量毎の情報のデータから前記多値データ
    の周期毎の時間点の前後の2個のデータを直線補間して
    求めたデータをサンプリングすることを特徴とする多値
    データのサンプリング方法。
  11. 【請求項11】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値
    と最小値とがそれぞれ複数個連続している第1パターン
    データと多値レベルの最大値と最小値が交互に複数回連
    続する第2パターンデータとを有する同期信号が付加さ
    れた多値データの再生信号を前記多値データの周期より
    も短い周期のクロックに基づいてアナログ信号からデジ
    タル信号のデータへ変換し、該変換されたデータから前
    記同期信号の前記第2パターンデータを検出し、該検出
    された前記第2パターンデータから全ての最大値と最小
    値を検出し、その隣接する最大値間の時間間隔と隣接す
    る最小値間の時間間隔とを求め、その全時間間隔の平均
    値の2分の1を多値データの周期として算出し、前記各
    最大値と各最小値のいずれか一つを基準値として前記周
    期毎に前記所定量毎の情報からデータをサンプリングし
    て出力し、前記変換されたデータから前記第1パターン
    データを抽出し、該抽出された前記第1パターンデータ
    から複数個連続している多値レベルの最大値の平均値を
    基準最大値として、前記第1パターンデータから複数個
    連続している多値レベルの最小値の平均値を基準最小値
    としてそれぞれ算出し、該算出された前記基準最大値と
    前記基準最小値とに基づいて前記サンプリングして出力
    されたデータを正規化することを特徴とする多値データ
    のサンプリング方法。
  12. 【請求項12】 所定量毎の情報に多値レベルの最大値
    と最小値とがそれぞれ複数個連続している第1パターン
    データと多値レベルの最大値と最小値が交互に複数回連
    続する第2パターンデータとを有する同期信号が付加さ
    れた多値データの再生信号を前記多値データの周期より
    も短い周期のクロックに基づいてアナログ信号からデジ
    タル信号のデータへ変換し、該変換されたデータから隣
    接する2個の第1同期信号と第2同期信号のそれぞれの
    前記第2パターンデータを検出し、前記第1同期信号の
    前記第2パターンデータにおける各最大値と前記第2同
    期信号の前記第2パターンデータにおける前記第1同期
    信号に対応する各最大値との時間間隔と、前記第1同期
    信号の前記第2パターンデータにおける各最小値と前記
    第2同期信号の前記第2パターンデータにおける前記第
    1同期信号に対応する各最小値との時間間隔との平均値
    を前記同期信号の周期として算出し、該算出された前記
    同期信号の周期を該周期間の多値データの所定個数で除
    算して多値データの周期を算出し、前記第1同期信号の
    各最大値と各最小値のいずれか一つを基準値として前記
    算出された前記周期毎に前記変換された前記所定量毎の
    情報からデータをサンプリングして出力し、前記変換さ
    れたデータから前記同期信号の前記第1パターンデータ
    を抽出し、該抽出された前記第1パターンデータから複
    数個連続している多値レベルの最大値の平均値を基準最
    大値として、前記第1パターンデータから複数個連続し
    ている多値レベルの最小値の平均値を基準最小値として
    それぞれ算出し、該算出された前記基準最大値と前記基
    準最小値とに基づいて前記サンプリングして出力された
    データを正規化することを特徴とする多値データのサン
    プリング方法。
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