JPS609383B2 - Pcm信号処理装置 - Google Patents

Pcm信号処理装置

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JPS609383B2
JPS609383B2 JP10438276A JP10438276A JPS609383B2 JP S609383 B2 JPS609383 B2 JP S609383B2 JP 10438276 A JP10438276 A JP 10438276A JP 10438276 A JP10438276 A JP 10438276A JP S609383 B2 JPS609383 B2 JP S609383B2
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signal
circuit
pcm
pcm signal
overrange
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慶隆 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアナログ信号をPCM化して伝送する場合にお
いて、A/D変換器に加えられるアナログ信号が規定の
ダイナミックレンジを越えたときに発生する出力PCM
信号のクリップ歪みを補正するための装置に関し、特に
PCM信号のクリップされた部分に補間データを挿入し
てクリップ歪みの影響を軽減するようにしたPCM信号
処理装置を提供するものである。
アナログ信号をPCM化して伝送する場合、一般には先
ずA/D変換器によってアナログ信号をディジタルコー
ドに変換するようにしている。
例えば第1図に示すようなmid−riser型の3ビ
ット直線A/○変換器を考えた場合、入力アナログ信号
の振中ViがIVil≧さ。
−−m−−−−−−−■になったとき、出力ディジタル
コードは、「000」或いは「111」となる。
このコードをD/A変換器によりアナログ信号に戻すと
、復元されたアナログ信号はピーク値の近傍がクリップ
された状態となり、大きな歪みが発生する。ここで対象
とするアナログ信号を音響信号とし、伝送系を磁気記録
再生系とした場合について考える。
一般のテープレコーダでは、音響信号の波形をそのまま
磁化状態の変化として磁気テープ上に記録し、これを再
生するようにしている。このためテープの磁性体の塗布
むら、テープ走行速度の変動に基く時間軸誤差(ジッタ
)、非線形磁化による高調波歪みの発生等によって記録
再生系のダイナミックレンジが制限を受ける。近年に至
り上記の問題を解決する手段として、PCM方式による
音響信号の記録再生が検討され、PCM信号の伝送路雑
音や歪みの影響を受け難く、時間誤差の補正も容易であ
ると言う特徴を生かしたHiFiPCMテープレコーダ
が開発されて釆ている。PCMレコーダは、音響信号波
形をA/D変換器でディジタルコード化して磁気テープ
に記録し、再生時には上記ディジタルコード信号を再生
して、D/A変換器により元のアナログ音響信号を得る
ようにしたものである。このようなPCMテープレコー
ダにおいては、入力信号のレベルが規定のダイナミック
レンジ(第,図で‘まI州く・き。
)内こある駅極めて低歪率の記録再生が可能であるがト
入力信号が一日ダイナミックレンジを越えると、既述し
たように大きなクリップ歪みが発生し、聴感上大きな障
害となる。一般のテープレコーダでは、残留磁気の非線
形による歪みが発生するが、例えば3%の歪みが発生し
ているレベルから、入力がさらに&旧オーバーしても完
全なクリップまでには至らない。従ってアンプ系が飽和
しない限り急峻なクリップ歪みが発生することはなく、
これが一般のテープレコーダにおいて、録音レベルの調
整に余り厳密さを要求されない理由となっている。しか
しながらPCMレコーダでダイナミックレンジの広い楽
音等の音響信号を録音する際は、入力レベルの設定が不
充分であると、オーバーレンジによるクリップ歪みが発
生し、これが音質劣化の大きな原因となる。本発明は上
記の問題を解決するためのもので、オーバーレンジによ
るPCM信号のクリップされた部分を検出して、その部
分の信号の変化率及び長さを測定し、これらのデータに
基いて補間デー夕を作成し、この補間データをPCM信
号のクリップされた部分に挿入するようにしたものであ
る。以下本発明の実施例を図面と共に説明する。
先ず本実施例の原理について述べる。第2図において、
A/D変換器に加えられる第2図Aに示す入力アナログ
信号Viが規定のダイナミックレンジV,を越えると、
このAノ○変換器の出力PCM信号は、第2図Bに示す
ようなA点からB点までクリップされたPCM信号Vp
となる。
尚、第2図のB,C,Dに示すものはディジタル信号で
あるが、説明を判り易くするためにアナログの波形とし
て示してある。次に上司PCM信号のA点における変化
率及びA点からB点までの長さを測定し、これらの測定
デー外こ基いて、第2図Cに示すような正弦波形の半周
期の波形を有する補間データ信号Vsを作成する。
然る後この補間データ信号Vsを上記PCM信号Vpの
クリップされた部分に挿入して、第2図Dに示すような
補間されたPCM信号Vpsを得る。第3図は上述の原
理に塞いてPCM信号Vpを補間するための信号処理装
置の基本的な回路系統を示すものである。
この装置では入力アナログ信号をA/D変換器により1
サンプル(ワード)当り4ビットの折り返し2進コード
にPCM化したPCM信号Vpを補間するようにしてあ
る。第4図は折り返し2進コードと自然2進コードとを
対比して示したものである。次に第3図の回路構成及び
動作の概略を説明する。
尚第3図においては、データの流れを。で示し、制御信
号の流れを→で示してある。折り返し2進コードを有す
るPCM信号Vpは入力端子laを介して、オーバーレ
ンジ検出回路2、変化率測定回路3及び記憶装置4に夫
々供給される。
入力端子5にはクロツクパルスP,が加えられ、このク
ロツクパルスP.はアンドゲート6、補間データ発生回
路7、書き込みアドレスカウンタ(以下WACと略称す
る)8,9及び遅延回路10を介して読み出しアドレス
カウンタ(以下RACと略称する)1 1,1 2に夫
々加えられる。このクロックパルスP,の周波数L‘ま
入力PCM信号Vpのサンプリング周波数と等しいもの
である。入力端子13にはクロツクパルスP2が加えら
れ、このクロックパルスP2は重み付け回路14及び補
間データ発生回路7に夫々加えられる。このクロックパ
ルスP2の周波数を‘まクロックパルスP,の周波数L
‘こ対して充分大きい。オーバーレンジ検出回路2はP
CM信号Vpのオーバーレンジによるクリップ部分を検
出したとき検出信号R=「1」を出力し、アンドゲート
6に加える。
これによってアンドゲート6はクリップ部分の長さに応
じた個数のクロックパルスP.を通過させ、通過された
クロックパルスP,‘まオーバーレンジカゥンタ15で
計数される。この計数出力は補間データ発生回路7に加
えられる。一方変化率測定回路3では、PCM信号Vp
の1ワード毎に1つ前のワードに対する信号の変化率が
測定される。この測定データは重み付け回路14で後述
する方法により重み付けが成された後、補間データ発生
回路7に加えられる。桶間データ発生回路7では、上記
測定データ及び前記計数出力に基き、後述する規則に従
って演算が成され補間データ信号Vs(第2図C参照)
が形成される。この補間データ信号Vsは記憶装置16
に記憶される。この記憶装置16とPCM信号Vpが記
憶される前記記憶装置4は夫々ランダムアクセス機能を
有するものが用いられている。
記憶装置4はクロックパルスP,を計数するWAC8の
出力に基いて書き込みが開始され、書き込み開始後所定
時間経過してから読み出しが開始されるように成されて
いる。このためにクロックパルスP,を遅延回路10で
上記所定時間遅延させてからRACI Iに加え、この
RACIIの出力に塞いて読み出しを行うようにしてい
る。尚、ゲート17は上記書き込み及び読み出しのサイ
クルに従って記憶装置4の番地を切換えるためのもので
ある。記憶装置16はクロツクパルスP,を計数するW
AC9の計数出力に基いて補間データ信号Vsの書き込
みを行うように成されている。この場合シフトレジスタ
18を設けて、PCM信号Vpにオーバーレンジが生じ
て検出信号Rが「1」となったときに、このシフトレジ
スタ18にWAC8の計数内容を一旦記憶させる。次に
オーバーレンジが終了して検出信号Rが「0」になった
とき、レジスタ18が上記記憶内容でWAC9を上記オ
ーバーレンジが生じた時点でのWAC8の計数値と同じ
値にプリセットしてこのWAC9を動作させる。このと
き補間データ発生回路7から補間データ信号Vsが発生
し、この桶間データ信号VsはWAC9の計数に従って
記憶装置16に書き込まれる。この書き込みは記憶装置
4に書き込まれたPCM信号Vpのオーバーレンジ部分
が書き込まれた番地と同じ番地に上記プリセットにより
書き込まれる。この記憶装置16は、遅延回路10から
のクロックパルスP,を計数するRAC1 2の計数出
力に塞いて記憶装置4と同じタイミングで読み出される
尚、ゲート19は上記書き込み及び読み出しのサイクル
に従って記憶装置16の番地を切換えるためのものであ
る。次に、記憶装置4から読み出されたPCM信号Vp
はゲート2川こ加えられると共にオーバーレンジ検出回
路21に加えられる。
また記憶装置16から読み出された補間データ信号Vs
はゲート2川こ加えられる。オーバーレンジ検出回路2
1は、読み出されたPCM信号のオーバーレンジ部分を
検出したとき、前記検出信号Rと同様の検出信号R′=
「1」を出力する。この検出信号R′はゲート20にゲ
ート信号として加えられる。この検出信号R=「0」の
ときは記憶装置4から読み出されたPCM信号Vpがゲ
ート20を通過し、R=「0」のときに、記憶装置16
から補間データ信号Vsが読み出されてゲート20を通
過し、このときPCM信号Vpは遮断される。オーバー
レンジがなくなって検出信号R′が「0」になると再び
PCM信号Vpがゲート20を通過し、補間デ−タ信号
Vsが遮断される。以上により出力端子lbより補間さ
れたPCM信号Vps(第2図D参照)を得ることがで
きる。尚この場合PCM信号Vpsは元のPCM信号V
pより補正された分だけビット数が増しており、この操
作はゲート20内で行うことができる。第5図は上述し
た動作に塞く第3図の主要部分のタイミングチャートを
示すものである。
この例では記憶装置4,16の容量をMサンプルとし、
記憶装置4はWAC8により書き込みを開始してから(
M−1)T時間(但しT=貴−・サンプル周期)後にR
ACI Iにより読み出しを行うようにした場合を示し
てある。この第5図においては、WAC8による書き込
みアドレスとRACIIによる読み出しアドレスとがク
ロックパルスP,の半周期分ずれて示されているが、こ
れは読み出しが終了したアドレスに書き込みが行われる
ことが表わしたものである。即ち、記憶装置4から読み
出されるPCM信号は、書き込まれるPCM信号よりも
この記憶装置4の略全容量に相当する時間だけ遅延され
ることを意味している。第6図は第5図のタイミングに
従って補正されたPCM信号Vpsを得る過程をアナロ
グ波形で表わした図である。
次に第3図における主要な回路ブロックについて説明す
る。
○オーバーレンジ検出回路2 入力PCM信号Vpにオーバーレンジによるクリップ部
分が生じたことを検出するための回路である。
PCM信号Vpが第4図に示すような折り返し2進コー
ドで表わされている場合は極性を表わすSビット(MS
B)の値に拘らず第2ビットからLSBまでのビットが
すべて「IJであればダイナミックレンジの限界となっ
ていることになる。従ってR=a・b・c−−−
ーー■ で与えられる検出信号Rが「1」となったときオーバー
レンジが発生したと判断すればよい。
故にこのオーバーレンジ検出回路2としては、例えばP
CM信号Vpの下位3桁のビットが加えられるアンドゲ
ートを用いることができる。尚、1ワード分の長さに対
してR=「1」となった場合は、必らずしもオーバーレ
ンジとは言えないが、後段のオーバーレンジカウンタ1
5によりR=「1」の状態の継続長Nを測定することに
よって、オーバーレンジの程度を知ることができる。○
オーバーレンジカウンタ15 R=「1」のときアンドゲート6によりクロツクパルス
P,を通過させ、この通過したクロツクパルスを計数す
ることにより、サンプリング周期を単位とするオーバ−
レンジの継続長Nを測定するためのバイナリーカウンタ
である。
○変化率測定回路3 PCM信号Vpの1ワード毎に、その1つ前のサンプリ
ング(ワ−ド)信号に対する変化率を測定するための回
路である。
一般にPCM信号のような離散時間系を有する信号の上
記変化率は階差によって与えられる。
例えば次の■式で示されるような時系列における階差は
■式のように定義される。{Xk}=均,×,,……,
Xk−l’Xk’XK・,.・・・・・,Xn,一一一
■但し、k:サンプリング時刻 n:整数 xo・・・・・・xn:各サンプリング時刻におけるコ
ードを夫々アナログ値に変換した値また■式は次式のよ
うに変形することができる。
この■式に基いて1次階差の測定回路は第7図のように
構成することができる。この回路は入力端子22に加え
られる■式に示すような時系列入力信号を加算器23に
直接加えると共に、この入力信号を遅延回路24で1サ
ンプリング時間だけ遅延させて加算器23に逆極性で加
えるようにしてある。これにより遅延回路24より、常
に入力信号のあるサンプリング値xkに対して1つ前の
サンプリング値xk‐,が得られ、xkに−xk‐,を
加算することにより出力端子25より1次階差を表わす
出力△(1)xkを得ることができる。また2次階差の
測定回路は■式に基いて、第8図A,Bに示すように構
成することができる。第8図Aの回路‘ま■式に基いて
構成されたもので、第7図の回路を2系統用いてこれら
を直列に接続したものである。第8図Bの回路‘ま@式
に基いて構成されたもので、入力信号を加算器26に直
接加えると共に、2段直列接続された遅延回路24で遅
延させて加算器26に加え、さらに初段の遅延回路24
の出力を乗算器27で2倍して加算器26に加えるよう
にしたものである。さらに高次の階差の測定回路は、■
式に塞いて第7図及び第8図A,Bと同様にして構成す
ることができる。
○補間データ発生回路7 オーバーレンジカウンター5で測定されたオーバーレン
ジの継続長N及び変化率測定回路3で測定された変化率
△(1)xkに基いて、正弦波の半周期に近似した波形
を有する補間データ信号Vsを形成するための回路であ
る。
以下補間データを得るための方法について述べる。
アナログ信号を折り返し2進コードのPCM信号Vpに
変換した場合には、極性符号ビット(MSB)のいかん
に拘らず、オーバーレンジはアナログ信号のレベルが正
負に増加する方向で生じる。
従ってオーバーレンジが生じた時刻kこ0におけるPC
M信号Vpの1次階差は、△【1)Xk20一−
−ーー■となる。本実施例では1次階差△(
1)丸とオーバーレンジの継続長Nとを用いて、第2図
について述べたように正弦波の半周期に近似した波形を
有する橘間データ信号Vsを形成するわけであるが、一
般に正弦波信号の半周期は、x(t)=Qslnのt(
OSのtミ打)一−■で表わされる。
これをサンプリング間隔T(=貴)でサンプリングした
場合の時系列とし1表わすと、xk=QsinのkT(
0三のkTミ汀)−ーー」■となり、従ってXk=Qs
ink侍(oミkミN)一−−−−■但し、t=kT州
T=灯,仲縞 −−‐−‐−‐−■ となる。
上記■〜■式の関係は第9図に示される。尚、第9図に
おいてaで示す直線は勾配を表す。Xk=上.N.△(
1)x。
‐Sink骨(0ミkミN)−−−−−−−■となり、
この■式が補間データとなる。
■式において、△(1)祢は既述したようにオ−バーレ
ンジが生じた時刻におけるPCM信号Vpの1次階差と
して変化率測定回路3の出力として得られ、またNはオ
ーバーレンジカウンタ15の出力として与えられる。
従ってsink侍(oミk〈N)なる正弦関数を発生す
ることができれば、この■式により補間データ信号Vs
を得ることができる。次に上記正弦関数を発生する方法
について述べる。
一般に正弦関数は次のように級数展開することができる
y(t)ニSinのt 刊t−群+桜 筈2十……−−−−−−−−■ これを第2項までとって3次関数で近似する次に上記■
式においてk=0、即ちオーバーレンジが生じた時点で
の勾配aを求めると、a=l学・抑=・側COMlに。
ニ○の−一−■ となる。
また上記■式においてk=0の時点での勾配aを求める
と、■式のk=0における1次階差△(1)x。
=松−x−,ー ーー■を用いて、△(1)x
o 川−■ aニ−;−ニ○の−一−一一 で近似することができる。
尚、この場合サンプリング周波数は信号周波数より充分
大きいものとする。■式に■式を代入してQを求めると Q=夫‐N●△川X。
−−−−−−−■となり、この■式を■式に代入すると
、 と、 y(t)=■t−篭ご−−−−−−−■ この■式をサンプリング間隔Tでサンプリングした場合
の時系列として、■式を考慮して表わすと、y(k)二
帯(1‐芸(続)2k2)k =ak3十bk−−ーー−−−−■ 但し、 となる。
上記■式は定数係数の3次方程式であり、1次階差、2
次階差及び初期値を与えることによって次のように解く
ことができる。
1次階差 △(1)yk=yk−yk‐1 =粉k2−粉k+(a+b)一−ーーー−−一■2次階
差△(2)yk=△(1)yk一△(1)yk−,=笹
(k一1)ーー ーーーーー■より y。
=0,△(1)y。=(a十b) −−−■なる関
係が求まる。■式において、yo=0はk=0、即ちオ
ーバーレンジが生じた時点でセットされる初期値であり
、△(1)yo=(a十b)は、k=1「即ちオーバー
レンジが生じた次のサンプリング時点でセットされる初
期値である。従って■,■式よりykを順次求めること
ができる。
第10図は上記正弦関数ykを得るための■〜■式に基
く回路系統を示すものである。
第10図において、入力端子28にはk−1を表わす信
号が加えられる。
この信号はオーバーレンジが生じた時点を「0」として
クロックパルスP.を計数した値から「1」を引いた値
を示す信号である。このk−1の信号は次に乗算器29
で6a倍されて2次階差△(1)ykを表わす信号とな
り(■式参照)加算器301こ加えられる。一方1サン
プル時間遅延回路31には△(1)yo=a十bを表わ
す信号がk=1の時点で加えられ(■式参照)、この信
号は1サンプル時間遅延されて、即十荒k}−今ごと−
言綿2k3十k) −−■ となるので、 xk=c(dk3十k)ーーー−−−−−■△(1)X
但しc=−;− d=−芸(荒)2 と変形する。
この3次方程式を表す■式は1次階差、2次階差及び初
期値を与えることによって次のように解くことができる
。1次階差 △(1)Xk=Xk一Xk−1 =c {粕k2一紅k+(d十1)} −−−−−■ 2次階差 ちk=2の時点で加算器3川こ加えられる。
これによって加算器30より△(1)ykの信号が得ら
れる(■式参照)。尚、遅延回路31には上記初期値が
加えられた後は、加算器30の出力が加えられる。これ
よりこの遅延回路31から△(1)yk‐,の信号が出
力される。上記加算器30の出力が加算器32に加えら
れて遅延回路33の出力と加え合わされることにより正
弦関数ykを表わす信号が出力端子34より得られる。
遅延回路33にはyo=0の信号がk=0の時点で加え
られ(■式参照)、この信号は1サンプル時間遅延され
てk=1の時点で加算器32に加えられる。遅延回路3
3には初期値が加えられた後は、加算器30の出力が加
えられる。これによりこの遅延回路33よりyk‐,の
信号が取り出される。以上述べた第10図の回路は一般
的な正弦関数を得るための回路であるが、本実施例にお
ける■式に示す補間データはこの第10図の考え方に塞
く回路構成により求めることができる。
先ず、■式のsink侍をykとして、■式に■式を代
入すると、Xk=亨・N・△(I)X。
{−芸続2k3△(2)×kニA(1)為△(1)柚−
,=c {母k一3(d−1)} =〇d(k−1) −ーー−■ ■,■式より 欄=0 (k=0で加えられる初期値) △(1)x。
コc(d+1)(k=1で加えられる初期値) なる関係が求められ、■,■によりxkを順次求めるこ
とができる。
補間データ信号Vsは以上の■〜■式に基いて構成され
る第11図の回路により求めることができる。
第11図において、入力端子35にはk−1の信号が加
えられ、この信号は乗算器36で皮d倍されて2次階差
△(2)&の信号となり(■式参照)、この信号は加算
器37に加えられる。
この加算器37に1サンプル時間遅延回路38より△(
1)xk‐,の信号が加えられ上記△(2)xkの信号
と加え合わされる(■式参照)。この△(1)&−,の
信号は遅延回路38にk=1の時点で△(1)xo=c
(d十1)の信号を初期値として与えることにより得ら
れる(■式参照)。加算器37からは1次階差△(1)
xkの信号が得られ、この信号が加算器39に加えられ
て1サンプル時間遅延回路40からのxに,の信号と加
え合わされる。遅延回路40にはk:0の時点で為=0
の信号が初期値として加えられる。以上により加算器3
9より補間データxkが得られ、出力端子41より補間
データ信号Vsとして取り出される。
次に上記第11図における乗算器36により△(2)x
k=技d(k−1)を得るための回路及び遅延回路38
に加えられる初期値△(1)x=c(d十1)を得るた
めの回路の実施例を第12図と共に説明する。
尚、第12図において技d(k−1)の乗算を行う回路
は(k−1)を的d倍して重み付けを成すための回路で
あり、従ってこの乗算回路は第3図においては重み付け
回路14として表わされるものである。第12図におい
て、入力端子42にはk=0での1次階差△(1)xo
の信号が第3図の変化率測定回路3より加えられ、この
信号は乗算器43で寺倍されてcの信号となる(■式の
c参照)。
また入力端子44にはオーバーレンジの継続長Nの信号
が第3図のオーバーレンジカウンタ15より加えられ・
この信号は除算器45で‐講÷Nの演算が行われ■式の
dの信号となる。上記c及びdの信号は乗算器46で乗
算されてcdの信号となる。このcdの信号が加算器4
7でcの信号と加え合わされることにより出力端子48
よりc(d+1)の信号が得られる。これと共にcdの
信号は乗算器49に加えられて6倍されることにより的
dの信号となり、この信号が加算器50で1サンプル時
間遅延回路51の出力と加え合わされることにより出力
端子62より△(2)xkの信号が得られる。この△(
2)丸の信号はまだ遅延回路51で遅延されて加算器5
川こ累積加算される。上記のようにして得られたc(d
+1)及び△(2)xkの信号は第11図の回路に加え
られる。この場合出力端子48を第11図の遅延回路3
8に接続すると共に、出力端子52を加算器37に接続
すればよい。また第11図、第12図の回路で得られた
千南間データ信号Vsが、補正後においてさらにダイナ
ミックレンジを越えるおそれのある場合は、第12図の
重み係数6cdを得るための乗算器49の乗算「6Jを
修正して6Q(Q<1)のようにして正弦波半周期波形
の補間データVsの振中を減少させるようにすれば補正
後の波形はクリップされ難くなる。以上の説明では正弦
関数を■式のように3次式で近似したが、より低い次数
で近似すれば回路構成は簡単となるが近似は悪くなり、
またより高い次数で近似すれば回路構成は複雑となるが
近似は良くなることは勿論である。
実用上は2次または3次の近似で充分と考えられる。ま
た以上で述べた実施例においては、PCM伝送する信号
を音響信号として説明したが本発明はこれに限定される
ものではなく、他の種々のアナログ信号をPCM化して
伝送する場合に適用することができる。
また補間データ信号Vsとして正弦波の半周期波形を有
するものについて述べたが、この補間デ−タ信号Vsは
他の形状、例えば三角波であってもよい。さらにPCM
信号を折り返し2進コードで表わしたものについて説明
したが自然2進コードで表わしたものであってもよい。
以上述べたように本発明はPCM信号の所定のレベルを
越えた部分を検出すると共に、上記PCM信号のサンプ
リングデータ間の階差を測定し、この測定に塞いて正弦
波状の補間データを作り、この補間データを元のPCM
信号の上記所定レベルを越えた部分に加えるようにした
ことを特徴とするものである。
従って本発明によれば、PCM信号が規定のダイナミッ
クレンジを越えてクリップされているとき、クリップさ
れた部分に正弦波状の桶間データを挿入することにより
、クリップ歪みの影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はA/D変換の原理を説明するための図、第2図
A,B,Cは本発明の実施例の原理を説明するための波
形図、第3図は本発明の実施例を示す回路系統図、第4
図は折り返し2進コードと自然2進コードを示す図、第
5図は第3図のタイミングチャート、第6図は第3図に
おいて補正されたPCM信号を得る過程を示す波形図、
第7図はPCM信号の1次階差を得るための回路系統図
、第8図A,BはPCM信号の2次階差を得るための回
路系統図、第9図は補間方法を説明するための波形図、
第10図は正弦関数を得るための回路系統図、第11図
は補間データを得るための回路系統図、第12図は第1
1図の要部の信号を得るための回路系統図である。 なお図面に用いられている符号において2はオーバーレ
ンジ検出回路、3は変化率測定回路、4は記憶装置、7
は補間データ発生回路、8,9は書き込みアドレスカウ
ンタ、11,12は読み出しアドレスカウンタ、14は
重み付け回路、15はオーバーレンジカウンタ、16は
記憶装置、VpはPCM信号、Vsは補間データ信号、
Vspは補正されたPCM信号である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 PCM信号が所定のレベルを越えたことを検出する
    検出手段と、この検出手段の検出信号に基いて上記所定
    のレベルを越えた状態が継続する長さを測定する測定手
    段と、上記PCM信号のサンプリングデータ間の階差を
    測定する測定手段と、上記各測定手段で得られる測定デ
    ータに基いて高次式で近似される正弦波状補間データを
    発生する手段と、上記PCM信号と上記補間データとを
    夫々記憶する記憶手段とを具備し、上記PCM信号は少
    くとも上記補間データが上記記憶手段に記憶された後に
    上記記憶手段から遅延されて読み出されるように制御さ
    れ、上記PCM信号が上記所定のレベルを越えたときに
    基いて上記遅延されて読み出されたPCM信号が上記記
    憶手段から読み出された補間データに切換えられるよう
    にしたPCM信号処理装置。
JP10438276A 1976-09-01 1976-09-01 Pcm信号処理装置 Expired JPS609383B2 (ja)

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