JPS5816345B2 - 半導体圧力変換装置 - Google Patents

半導体圧力変換装置

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JPS5816345B2
JPS5816345B2 JP3482977A JP3482977A JPS5816345B2 JP S5816345 B2 JPS5816345 B2 JP S5816345B2 JP 3482977 A JP3482977 A JP 3482977A JP 3482977 A JP3482977 A JP 3482977A JP S5816345 B2 JPS5816345 B2 JP S5816345B2
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JP
Japan
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pressure
pressure transducer
silicon
substrate
fixing base
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JP3482977A
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君島進
佐藤正三
白水俊次
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は温度ヒステリシス特性を改善した半導体圧力
変換装置に関するものである。
半導体プレーナ技術の応用により、シリコンまたはゲル
マニウム等の半導体単結晶基板の一部に肉薄の起歪ダイ
ヤフラムを設け、このダイヤフラムに感圧素子としてた
とえば拡散抵抗素子を形成した半導体圧力変換装置が実
用化されている。
第1図はこのような半導体圧力変換装置の一例の概略的
構造を示すものである。
この圧力変換装置は図示のように流体の圧力を受けるシ
リコン単結晶の圧力変換基板1と、これを接着固定する
固定台2とを備えている。
圧力変換基板1は例えばn形単結晶板を用い、]その中
央部に肉薄のダイヤフラム3が形成され、その一方の面
に流体の圧力Pを受げる。
ダイヤフラム3の他方の面に、結晶方位に合わせ感圧素
子としてP形の拡散抵抗層4が複数個配設されている。
また固定台2には、その中央部に流体の通路、どなる貫
通孔5が設けられ、この貫通孔5に流入する流体の圧力
が、前記拡散抵抗層4のピエゾ抵抗変化により検出され
る。
すなわち圧力Pによるダイヤフラム3の歪に応じ、拡散
抵抗層4における抵抗値の変化の異方性を利用して、こ
れらの拡散抵抗層4を第2図に示すようなブリッジ回路
に組むことにより検出回路を構成することができる。
第2図において4a。4bはこれらの拡散抵抗層、R1
,R2は固定抵抗(4にΩ)Eは電池(4v)を示して
いる。
第1図において、圧力変換基板1の上面にはさらに例え
ば二酸化シリコンの絶縁膜6が形成され、その上の金属
層7は拡散抵抗層4間の内部結線や外部への電極取出し
端子の役割を果している。
したがってこの金属層7には必要に応じリード線8がボ
ンディングされている。
さて、前記圧力変換基板1と固定台2との接着には各種
の手段があるが、半導体素子としての工業性、信頼性の
観点からAu −8i共晶合金構造が最も望ましいとさ
れている。
その理由は、圧力変換基板1はそれ自身が否検知素子で
あるため、検知しようとする流体圧力P以外のすべての
外部応力にできるだけ感応しないようにする必要がある
からである。
流体圧力P以外で圧力変換基1に歪応力を与える要因の
うち大きなものに、前記圧力変換基板1と固定台2との
接着によって生ずる接着歪を挙げることができるこの接
着歪を少な(するためには、圧力変換基板1が例えばn
形単結晶シリコンである場合にこれを接着固定する固定
台2も全く同じ熱膨張係数を有するn形単結晶シリコン
を素材としたものにしなければならない。
しかも接着層9の熱膨張係数も前記圧力変換基板1およ
び固定台2と極めて近い値のものにする必要がある。
このような事情から、圧力変換基板1と固定台2の接着
には両者と共晶合金化して一体化するAu−8i接着法
を用いるのが最も効果的であるとされてきた。
A11−8i共晶合金接着は第1図において、圧力変換
基板10周辺肉厚部の端面1aおよび固定台2の端面2
aをあらかじめHF等の強酸によって洗滌し二酸化シリ
コン膜を除去した後、10〜50μmのAu箔を両端面
1a、2a間に挾んでN2 またはN2 等の還元雰囲
気中で360〜400℃に加熱圧着することによって実
現できる1Au箔を挾むかわりに端面ia、2aにあら
かじめAu蒸着膜を形成しておいてもよい。
Au−8i共晶合金接着を行なう際の重要な点は、接着
されるシリコン材料の端面から二酸化シリコン膜を除去
しておかなければならないことである3しかし、一方圧
力変換基板1のダイヤフラム3が極めて薄くなる微圧用
の圧力変換装置においてはAu−8i共晶合金接着を行
なう際に、圧力変換基板の接着面から二酸化シリコン膜
を除去することによって大きな欠点を生ずることが明ら
かとなった。
すなわち第3図は圧力変換基板1の接着面から二酸化シ
リコン膜を除去したままのものをリード線8だけで宙づ
りにして拡散抵抗層4を第2図に示すようなブリッジに
組み込み、−20℃〜+80℃までの熱サイクルを加え
た場合のオフセット電圧△Vの変化を示したものである
ここに示した圧力変換基板1の具体的寸法は、第3図中
に棚略図で示したように周辺肉厚部の厚さが300μm
、ダイヤフラム3の径が4mmで厚さは80μmのもの
であり、0.8 kg/crriの圧力で4〜5%の抵
抗変化を得る素子を用いた。
第3図から明らかなように、接着端面から二酸化シリコ
ン膜を取り去った圧力変換基板1の場合には温度変化に
対するオフセット電圧のヒステリシス特性が甚しく温度
20℃において−0,28〜+0.177LVの相違が
ある。
このような大きなヒステリシス特性が現われるのを気圧
力変換装置を構成する場合圧力変換基板1の表面に必ず
必要とする例えば二酸化シリコンの絶縁膜6と圧力変換
基板1自身この熱膨張係数の差によって生ずる内部歪に
起因するものと考えられる。
このように肉薄の起歪ダイヤフラムに拡散抵抗素子を形
成した構造の半導体圧力変換装置は、圧力変換基板と固
定台間の接合を確実にするためには接着端面の二酸化シ
リコン膜を除去する必要があり、一方二酸化シリコン膜
を除去すると抵抗変化の温度ヒステリシス特性が顕著に
現われるという技術上の難点がある。
この発明はこのような事情を解決するためのもので、圧
力変換基板の接着端面に例えば酸化シリコン膜を残した
ままの状態でこの上に酸化シリコン並びにシリコンと密
着性の高いアルミニウム、ニッケル等の金属層を形成し
た後Au−3i共晶合金接合を行なうことにより、固定
台との接着が確実でしかも温度ヒステリシス特性の少な
い半導体圧力変換装置を提供しようとするものである。
以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第4図において11は例えばn形のシリコン単結晶より
なる圧力変換基板であり、12はこれを接着固定するた
めの固定台である。
圧力変換基板11の中央部に肉薄のダイヤフラム13を
形成し、その固定台12側の面を流体の圧力Pを受げる
受圧面とし、これに対向する他方の面に結晶方位に合せ
感圧素子としてプレーナ状をなしたP形の拡散抵抗層1
4を複数個配設する。
一方、固定台12の中央部には流体の通路となる貫通孔
15を形成しておく。
圧力変換基板11の図示上面に、前記拡散抵抗層14を
保護しかつ他の部分との電気的絶縁をはかるための例え
ば二酸化シリコンの絶縁膜16を形成し、さらにその上
部に拡散抵抗層14間の内部結線や外部への電極取り出
し端子となる複数個の金属層17を設けて、必要に応じ
これらの金属層17よりボンデングによりリード線18
を導出する。
第4図aに示すように、圧力変換基板11の周辺肉厚部
19の端面11aには約7000人の例えば二酸化シリ
コン膜20があるがこの圧力変換装置は固定台2との接
着のために二酸化シリコン膜20を除去することをせず
そのままとする。
コ(7)シリコン膜20の上にこれと密着性の高い例え
ばアルミニウムの蒸着による金属層21を約0.5〜2
μmを設け、圧力変換基板11全体をN2 ガス等の不
活性雰囲気中でシンク(5inter 、’を行なう。
この作業は圧力変換基板11の他の面に設ける配線用の
金属層17にアルミニウムを用いこのシンクを同時に行
なうこともできる。
さらに前記金属層21の上に約2〜3μmのニッケルよ
りなる金属層22をメッキあるいは蒸着法によって形成
する。
接着用の端面11aにこのようにして金属層21.22
を形成した圧力変換基板11を、第4図すに示すように
固定台12と対向させ、両者の間に10〜50μmのA
u箔23を挾み、N2またはN2等の不活性雰囲気中に
おいて360°〜400℃で加熱圧着することにより両
者のAu−8i共晶合金接着を行なう。
゛この際、この圧力変換装置において&転圧力変換基板
の密着端面に酸化シリコン膜並びにシリコン密着性の高
い金属層をシンクにより形成して、予め浸透させである
のでAuはこの部分を通じて接合面に垂直な方向のみで
なく接合面の方向にも容易に拡がり、例えば二酸化シリ
コン膜があるにもかかわらず接着を確実かつ強固なもの
とすることができる。
しかも拡散抵抗層の変化の温度ヒステリシス特性は第5
図に示すように驚異的に改善される。
すなわち第5図においてIは第1図および第3図に構造
並びに温度ヒステリシス特性を示したような例えば二酸
化シリコン膜全部を接着端面より除去した従来の圧力変
換装置の温度ヒステリシス特性を示し、基板単体の場合
よりも一層温度ヒステリシスが増大していることがわか
る。
たとえば30℃においてブリッジオフセット電圧は−0
,21V〜+〇、36Vの変化がありその差は0.57
Vである。
これに対してこの発明による圧力変換装置の場合には、
曲線■で示すようにヒステリシス特性は著しく改善され
、ブリッジオフセット電圧は30℃において、僅かに−
0,045〜+〇、035Vの変化で、その差はo、o
svであるにすぎない。
このように温度ヒステリシス特性が改善されるのは従来
の装置において例えば二酸化シリコンの絶縁膜と圧力変
換基板との間の熱膨張係数Q差によって生ずる内部歪を
、裏面にも二酸化シリコン膜を全面にわたり残すことに
よって相殺することができるためと考えられる。
したがってこの発明に係る半導体圧力変換装置Q′!、
圧力変換基板と固定台との接着が確実であることと、温
度ヒステリシス特性の改善の二つの要請をともに満すこ
とができる。
第5図の実施例では例えば酸化シリコンおよびシリコン
と密着性の性のよい金属としてアルミニウムおよびニッ
ケルを用いているが、このような性質を有するものとし
ては他に例えばチタン、タンタル、クローム、タングス
テン、銅、白金等を挙げることができる。
したがってこれらの金属を適宜選択して用いることがで
きる。
また第5図の実施例はこれらを2種類用いているがこの
発明は必ずしもこれにこだわるものではなく状況に応じ
1種でもよくさらに2種類を越えて用いるようにしても
よい。
なお、固定台12にシリコンよりなるものを用いた場合
には通常その表面が酸化されて酸化シリコン層が形成さ
れているので、圧力変換基板側との接着を良好にするた
め第6図に示すようにその表面に予め酸化シリコン層並
びにシリコン層に対して密着性の高い金属層21を形成
しいわゆるメタライズを施しておくのが普通である。
さらに上記実施例では感圧素子として拡散抵抗層を形成
した場合を示したが、この発明はこれに限るものではな
く、ダイオード、トランジスタ等の異なるプレーナ状の
感圧素子を用いることができる。
なお、これらの場合には圧力の変換出力が異なる単位と
なる場合のあることはいうまでもない。
以上述べたようにこの発明によれkf、圧力変換基板の
接着端面に例えば酸化シリコン膜を残したままの状態で
この上に酸化シリコンおよびシリコンと密着性の高いア
ルミニウム、ニッケル等の金属層を形成した後Au−8
i共晶合金接合を行なうことにより、固定台との接着が
確実でしかも温度ヒステリシス特性の少ない半導体圧力
変換装置を提供することができる。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く要旨を変更しない範囲において種々変形して実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の半導体圧力変換装置の一例の構成を示す
縦断面図、第2図は拡散抵抗層をブリッジに組み込んで
ブリッジオフセット電圧を測定する場合の回路構成図、
第3図は従来の半導体圧力変換基板を用いた場合のブリ
ッジオフセット電圧の温度ヒステリシス特性を示す特性
図、第4図はこの発明の一実施例の構成を示す縦断面図
、第5図は第4図の実施例のブリッジオフセット電圧の
温度ヒステリシス特性を従来の圧力変換装置の場合と比
較して示す特性図、第6図はこの発明の固定台にシリコ
ンを用いた場合にその正面の状況を説明するための縦断
部分図である。 1・・・・・・圧力変換基板、2・・・・・・固定台、
3・・・・・・ダイヤフラム、4・・・・・・拡散抵抗
層、5・・・・・・貫通孔、6・・・・・・絶縁膜、7
・・・・・・金属層、8・・・・・・リード線、9・・
・・・・接着層、la 、2a・・・・・・端面、11
・・・・・・圧力変換基板、12・・・・・・固定台、
13・・・・・・ダイヤフラム、14・・・・・・拡散
抵抗層、15・・・・・・貫通子ヒ16・・・・・・絶
縁膜、1T・・・・・・金属層、1B・・・・・・リー
ド線、19・・・・・・周辺肉厚部、20・・・・・・
二酸化シリコン膜、21,22・・・・・・金属層、1
1a、12a・・・・・・端面、23・・・・・・Au
箔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体の圧力により変形するダイヤフラムを有しシリ
    コン単結晶よりなる圧力変換基板と、前記ダイヤフラム
    の面に設けられたプレーナ状の感圧素子と、この素子を
    保護しかつ他の部分との電気的絶縁をはかるための酸化
    シリコンの絶縁膜と、流体を受は入れるための貫通孔を
    有するシリコン単結晶板の固定台とを備え、前記基板と
    この固定台とが金を媒体として接着されこの接着層が前
    記基板側から酸化シリコン層、この酸化シリコン層並び
    にシリコン層に対して密着性の高い金属層、および金属
    の順で積層された多層構造よりなることを特徴とする半
    導体圧力変換装置。
JP3482977A 1977-03-29 1977-03-29 半導体圧力変換装置 Expired JPS5816345B2 (ja)

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JPS5555576A (en) * 1978-10-19 1980-04-23 Fuji Electric Co Ltd Method of fabricating semiconductor element
JP3613838B2 (ja) * 1995-05-18 2005-01-26 株式会社デンソー 半導体装置の製造方法

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