JPS5816200Y2 - 電気機器の絶縁隔壁板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電気機器本体に何ら加工を施こすことなく
、複数枚の絶縁隔壁板を容易に取付けられるようにした
電気機器の絶縁隔壁板取付装置に関する。

一般に、電気機器に釦ける並設された露出充電部は、絶
縁信頼性の向上をはかるため、各充電部相互間あ・よび
大地に対し、絶縁隔壁板を取付ける必要がある。

ところで、従来の絶縁隔壁板の取付けは、正面図の第１
図会よび平面図の第２図に示すように、棒状の本体フレ
ーム１に、それぞれ充電部２を取付けた取付板３を並設
して取付け、フレーム１または取付板３に取付用の穴を
設け、各充電部２の相互間および両側の充電部２の外側
に、絶縁隔壁板４を、前記取付用の穴を用いてビス５に
より取付けている。

したがって、フレーム１または取付板３等本体側に、取
付用の穴の加工を必要とし、かつ取句作業も煩雑である
。

また、既設の本体に隔壁板を取付ける場合、その作業が
きわめて困難である。

さらに、隔壁板４の取付は後、保守点検に際し、隔壁板
４を脱着する操作も煩雑である。

この考案は、前記の点に留意し、本体側に何ら加工を施
こすことなく、簡単に複数枚の隔壁板を取付けられるよ
うにしたものであり、つき゛にこの考案を、その１実施
例を示した第３図以下の図面とともに、詳細に説明する
。

第３図は正面図、第′４図゛は平面図、第５図は右側面
図、第６図は隔壁板の分解平面図を示し、各図において
、６は電気機器の枠状の本体フレーム、７は露出充電部
、８は充電部７を取付けた取付板であり、複数個の取付
板８がフレーム６に並設して取付けられている。

９は各充電部７間に介在して設けられる中間の絶縁隔壁
板、１０は外側の充電部７の外側に設けられる外側の絶
縁隔壁板、１１は各隔壁板９に形成された嵌入部であり
、上下のフレーム６に嵌入するよう上下のフレーム６の
内側の幅と同一の幅を有する。

１２は外側隔壁板１０の上部むよび下部に形成された突
出部であり、上下のフレーム６の前面に当接する。

１３は外側隔壁板１０の内面に取付けられたボス等の係
止部であり、取付時、取付板８の裏面に当接するよう適
当な位置に設けられる。

そして、中間隔壁板９にも、嵌入部１Ｆおよび突出部１
２を形威しておくことが望ましい。

１４は各隔壁板９，１０の前面側の上部釦よび下部の透
孔に挿通されるスタッド、１５は各隔壁板９，１０が所
定の間隔を保持するようスタッド１４に挿通されたカラ
ー、１６はスタッド１４の両端部に螺合して締付けるナ
ツトである。

つき゛に、各隔壁板９，１０の取付は操作について説明
する。

まず、各隔壁板９，１０にカラー１５をはさんでスタッ
ド１４を挿通し、各中間隔壁板９をカラー１５に圧接し
、外側隔壁板１０のみを、少しはなす。

この状態で各隔壁板９，１００嵌人部１１をフレーム６
に嵌入するとともに、突出部１２をフレーム６の前面に
当接する。

つき゛に、外側隔壁板１０を内側に移動し、係止部１３
を取付板８の裏面に当接し、スタッド１４の両端からナ
ツト１６により各隔壁板９，１０、各カラー１５を締付
ける。

したがって、少なくとも外側隔壁板１０は、嵌入部１１
が上下のフレームの内側に当接するため、上下方向の移
動が規制され、また、突出部１２がフレーム６の前面に
当接し、係止部１３が取付板８の裏面に当接す心ため、
前後方向の移動が規制される。

さらに、外側隔壁板１０の内面がそれぞれ取付板８の側
面に当接するため、左右方向の移動が規制される。

また、中間隔壁板９は、スタッド１４とカラー１５によ
り固定される。

したがって、各隔壁板９，１０がナツト１６の締付けに
よって取付けられる。

以上のように、この考案の電気機器の絶縁隔壁板取付装
置によると、枠状のフレームに、それぞれ充電部を取付
けた複数個の取付板を並設して取付け、前記各充電部相
互間および両側の充電部の外側に、それぞれ絶縁隔壁板
を取付けるようにした電気機器の絶縁隔壁板取付装置に
卦いて、前記各隔壁板のうち少なくとも外側隔壁板に、
前記フレームの上下の内側の幅と同一の幅を有する嵌入
部と上下の突出部と内面の係止部とを形威し、前記各隔
壁板にカラーをはさんでスタッドを挿通し、前記外側隔
壁板の前記嵌入部を前記フレームに嵌入するとともに、
前記上下の突出部を前記フレームの前面に当接し、かつ
前記係止部な前記取付板の裏面に当接し、前記スタッド
の端部のナツトにより前記各隔壁板と前記各カラーを締
付け、前記各隔壁板を前記フレームに取付けたことによ
り、機器本体側に何らの加工な晋さず、はめ込み式でナ
ツトの締付けのみによって各絶縁隔壁板を取付けること
ができ、隔壁板の着脱操作もきわめて簡単であり、既設
の電気機器にも現地加工が不要で、容易に取付けること
ができ、絶縁信頼性を向上することができ、充電部の保
守点検も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の絶縁隔壁板取付装置の正面図、第２図は
第１図の一部切断平面図、第３図はこの考案の電気機器
の絶縁隔壁板取付装置の１実施例の正面図、第４図は第
３図の一部切断平面図、第５図は第３図の右側面図、第
６図は第３図の各隔壁板の分解平面図である。 ６・・・フレーム、７・・・充電部、８・・・取付板、
９・・・中間隔壁板、１０・・・外側隔壁板、１１・・
・嵌入部、１２・・・突出部、１３・・・係止部、１４
・・・スタッド、１５・・・カラー １６・・・ナツト
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 枠状のフレームに、それぞれ充電部を取付けた複数個の
   取付板を並設して取付け、前記各充電部相互間お゛よび
   両側の充電部の外側に、それぞれ絶縁隔壁板を取付ける
   ようにした電気機器の絶縁隔壁板取付装置にむいて、前
   記各隔壁板のうち少なくとも外側隔壁板に、前記フレー
   ムの上下め内側の幅と同一の幅を有する嵌入部と上下゛
   の突出部と内面の係止部とを形成し、前記各隔壁板にカ
   ラーをはさんでスタッドを挿通し；前記外側隔壁板の前
   記嵌入部を前記フレームに嵌入するとともに、前記上下
   の突出部を前記フレームの前面に当接し、かつ前記係止
   部を前記取付板の裏面に当接し、前記スタッドの端部の
   ナツトにより前記各隔壁板と前記各カラーを締付け、前
   記各隔壁板を前記フレームに取付けた電気機器の絶縁隔
   壁板取付装置。