JPS58157797A - 3,5,6−トリ−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノ−スの製造法 - Google Patents

3,5,6−トリ−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノ−スの製造法

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JPS58157797A
JPS58157797A JP4017182A JP4017182A JPS58157797A JP S58157797 A JPS58157797 A JP S58157797A JP 4017182 A JP4017182 A JP 4017182A JP 4017182 A JP4017182 A JP 4017182A JP S58157797 A JPS58157797 A JP S58157797A
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JP
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glucofuranose
benzyl
isopropylidene
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benzyl chloride
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Noriyoshi Sueda
憲義 末田
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Nisshin Seifun Group Inc
Nisshin Chemical Co Ltd
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Nisshin Seifun Group Inc
Nisshin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式(1)で表わされるグルコフラノース誘導
体の製法に関する。
この化合物は循環障害改善作用をはじめとして種々の薬
理作用を有するエチル3,5.<S −トIJ−0−ベ
ンジルーD−グルコフラノシドのだめの製造中間体とし
て重要である。従来、この化合物を製造するためには次
の二つの方法が知られていた。
(1)原料である1、2−0−インプロピリデン−α−
D−グルコフラノースに対して溶媒をかねて大過剰の塩
化ベンジル(3,3当喧)を用い且つ塩基として水酸化
カリウム(3−5当鼠)を用いる方法(特公昭36−2
3319号公報参照)。
(2)過剰の塩化ベンジル(1,7当量)および水酸化
カリウム(1,7当量)を用い且つ溶媒としてジオキサ
ンを使用する方法[r He1v、(1!him。
actaJ第51巻第1185頁(196B)診照〕。
しかしながら、これらの両方法とも多くの欠点を有して
いる。すなわち、過剰の試薬を使用しなければならない
うえに反応が完結せず、多量のジベンジル化合物(6,
6−ジー0−ベンジル−1,2−0−イソプロピリデン
−α−D−グルコフラノースおよび5,6−ジー0−ベ
ンジル−1,2−0−インプロピリデン−α−D−グル
コフラノース)が副生じ、これを除去精製するのは非常
に困難である。反応操作の上でも、反応途中で粉末水酸
化カリウムが粘着性を帯びて固まってしまい、攪拌が充
分に行なえなくなってしまう。さらに、過剰に使用した
塩化ベンジルが反応生成物(1)の中に未反応のままで
残存し、蒸留精製に際して機器に好ましくない影響を与
える。
本発明者等はこれらの欠点を改良すべく研究を重ねた結
果、本発明を完成するに至った。従って本発明の目的は
上記(1)式で表わされる化合物を工業的に有利に製造
する方法を提供するKある。以下に本発明の詳細な説明
する。
本発明圧よれば、1.2−0−イソプロピリデン−α−
D−グルコフラノースヲ非フロトン性極性溶媒中で塩基
の存在下に塩化ベンジルと反応せしめて上記(1)式で
表わされる3、5.6− ) I)−〇−ベンジルー1
.2−0−インプロピリデン−α−D−グルコフラノー
スを得る。この反応に用いる塩基としては水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム等が挙げられ
る。
溶媒としては一般に知られている非プロトン性極性溶媒
例えばジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトアミド、ジエチ
ルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,6
−シメチルー2−イミダゾリトン、テトラメチル尿素、
リン酸へキサメチルトリアミド等が挙げられる。溶媒の
使用前は場合によって異なるが、一般に原料である1、
2−〇−イソプロピリデンーα−D−グルコフラノース
に対して5倍(V/W )以上が適当である。反応温度
はOoから70°の範囲が使用できるが一般には室温で
好結果を与える。
本発明の方法によれば、1.2当量の塩化ベンジルを用
いれば反応はほぼ完全に進行し、先行技術におけるよう
なジベンジル化合物はほとんど副生しない。反応途中の
攪拌も容易である。
さらに塩化ベンジルの過剰分は最終的に完全にジベンジ
ルエーテルに変換されるために蒸留精製に際し機器妊悪
影響を与えることもない。
本発明方法で得られた化合物(Dは不純物が極めて少な
いために特に精製することなく次段の反応例えばエチル
3,5.6− ) IJ −0−ベンジル−D−グルコ
フラノシドの製造に支障なく使用できる。以上のように
本発明は工業的に極めて 5− 有利な化合物(1)の製造法である。
次に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの例によ
って制限をうけるものではない。
実施例 1 1.2−0−イソプロピリチン−α−D−グルコフラノ
ース300?をジメチルスルホキシド1.71 [5,
7倍(V/W) ]に溶解し、次いで粉末水酸化ナトリ
ウム144f(0,84当量)を加える。30℃で1時
間攪拌した後、塩化ベンジル460t(0,83当量)
を約1時間かけて滴下し、さらに1時間攪拌する。粉末
水酸化す) IJウム114t(0,66当量)を加え
、10℃以下に冷却し、そして塩化ベンジル1B7tC
0,56当量)を滴下する。10℃以下で1時間攪拌し
た後、ゆつくシ温度を上げ、20℃で15時間そして7
0℃で2時間反応せしめる。反応物をトルエンで抽出し
、抽出液を水および飽和食塩水で順次洗った 6− 後無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を減圧留去すれ
ば3,5.6hリー○−ベンジル−1,2−0−インプ
ロピリデン−α−D−グルコフラノース760tを得′
る。純度87.710なお粗生成物中に含まれる5、6
−シー0−ベンジル−1,2−0−イソプロピリチン−
α−D−グルコフラノースは0チであシ、また3、6−
ジーO−ベンジル−1,2−0−イソプロピリデン−α
−D−グルコフラノースは0.12%である。
実施例 2 1.2−0−インプロピリチン−α−D−グルコフラノ
ース22Fをジメチルアセトアミド132m/[I6倍
(V/W) 〕K 溶解し、これに粉末水酸化カリウム
IS、8t(0,85当it)を加え、次いで30℃で
1時間攪拌する。塩化ベンジル31t(0,82当:!
It)を滴下し、1時間攪拌した後、粉末水酸化カリウ
ムj3f(166当蓋)を加える。
10℃以下に冷却し、塩化ベンジル14.4 r(0,
38当量)を滴下し、そのまま1時間攪拌する。ゆつく
多温度を上昇させて20℃で15時間、次いで70℃で
2時間反応せしめる。反応混合物をトルエンで抽出し、
以後実施例1と同様に操作して粗製の3.5.6− )
ソー0−ベンジル−1,2−0−イソプロピリデン−α
−D−グルコフラノース56.5vを得る。純度84.
9 %。
なお粗生成物中に含まれる5、6−ジーO−ベンジル−
1,2−0−インプロピリチン−α−D−グルコフラノ
ースは0.10%であジ、また3、6−ジー0−ベンジ
ル−1,2−0−イソプロピリデン−α−D−グルコフ
ラノースは0.15%である。
実施例 3 水素化ナトリウム(60チ)五6 t (1,5当量)
をn−へキサンで洗滌した後、リン酸へキサメチルトリ
アミド22dC5倍(V/W) )中に懸濁させる。氷
冷攪拌下K 1,2−0−インプロピリデン−α−D−
ダルコフラノース4.4tを加え、室温で1時間反応せ
しめる。塩化ベンジル6、Ot (O,S当量)を滴下
し、室温で1時間反応させた後、10℃以下に冷却し、
塩化ベンジル3.Of (0,4当量)を滴下する。1
0℃以下で1時間攪拌反応を行った後、ゆつく多温度を
上げて20℃で15時間、そして70℃で2時間反応せ
しめる。冷却後、メタノール2−を加え、再び70℃で
2時間反応せしめる。反応混合物をトルエンで抽出し、
以後実施例1と同様に操作して粗製の3.5.6− )
リーO−ベンジルー1,2−0−インプロピリデン−α
−D −f ルコフラノース10.2fを得る。純度8
7.5チ。
なお粗生成物中に含まれる5、6−ジー0−ベンジル−
1,2−0−インプロピリデン−α−り 9− 一グルコフラノースは0%であシ、また6、6−ジー0
−ベンジル−1,2−0−インプロピリデン−α−D−
グルコフラノースは0.18%である。
実施例 4 1.2−〇−インプロピリデンーα−D−グルコフラノ
ース22?をN−メチル−2−ピロリドン132d[6
倍(V/W))に浴解し、粉末水酸化ナトリウム10.
6?cO,84当量)を加え、そして1時間攪拌する。
塩化ベンジル31F(0,82当it)を滴下し且つ1
時間攪拌した後、粉末水酸化ナトリウム83t(0,6
6当量)を加えろ。10℃以下に冷却し、塩化ベンジル
14.4f(0,38当量)を滴下し、混合物をそのま
ま1時間攪拌する。ゆっくり温度を上げて20℃で15
時間、そして70℃で2時間反応させる。反応混合物を
トルエンで抽出し、以後実施例1と同様に操作して粗製
のり、5.6− )リーO−ベンジル−1,210− −〇−インプロピリデンーα−D−グルコフラノース5
59を得る。純度85.4チ。
なお粗生成物中に含まれる5、6−ジー0−ベンジル−
1,2−0−インプロピリデン−α−D−グルコフラノ
ースは0.16%であり、また6、6−ジーO−ベンジ
ル−1,2−〇−インプロピリデンーα−D−グルコフ
ラノースは0.29%である。
参考例1 (特公昭36−23319の方法)1.2−
0−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノース4.
4?と塩化ベンジル25.3F(3,35当it)の混
合物を90°で攪拌し、粉末水酸化カリウム14r(A
54当量)を徐々に加える。90℃で5時間反応した後
、冷却しトルエンで抽出を行ない、以後実施例1と同様
に処理1−ると粗製の3.5.6− )ジ−0−ベンジ
ル 1,2−○−イソプロピリデンーα−D−グルコフ
ラノース27、 Ofを得る。純度30.7チ。
なお粗生成物中に含まれろ5,6−ジー0−ベンジル−
1,2−0−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノ
ースは4.91%であり、また6、6−ジーO−ベンジ
ル−1,2−’O−インプロピリデンーα−D−グルコ
フラノースは0.50%である。
参考例2   [[He1v J 51 + 1185
 (1968)の方法〕1.2−0−イソプロピリデン
−α−D−グルコフラノース4.4tをジオキサン1〇
−中に加え、40°で攪拌しつつ粉末水酸化カリウム6
.7F (1,7当量)を加える。温度を90°に上げ
、塩化ベンジル12.7F(08当葉)を滴下し、さら
に5時間反応させる。以後実施例1と同様に処理すると
粗製の3.5.6− ) IJ −0−ベンジル−1,
2−0−インプロピリデン−α−D−グルコフラノース
14.4fを得る。純度56.5 %。
なお粗生成物中に含まれる5、6−ジー0−ベンジル−
1,2−0−インプロピリデン−α−D−グルコフラノ
ースは10.73%であり、また6、6−ンーOベンジ
ル−1,2−0−インプロピリデン−α−D−グルコフ
ラノースは1,09%である。
特許出願人 日清製粉株式会社 同  日消化学株式会社 代 理 人  弁理士  山  下    白13−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.2−0−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノ
    ースを非プロトン性極性溶媒中でベンジル化することを
    特徴とする、ろ、5.6− )ジ−0−ベンジル−1,
    2−0−インプロピリデン−α−D−グルコフラノース
    の製造法。
JP4017182A 1982-03-16 1982-03-16 3,5,6−トリ−O−ベンジル−1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラノ−スの製造法 Granted JPS58157797A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104387428A (zh) * 2014-12-09 2015-03-04 济南卡博唐生物科技有限公司 一种制备3,5,6-三-氧-苄基-1,2-异丙叉基-d-葡萄糖的方法
CN104478955A (zh) * 2014-12-09 2015-04-01 济南卡博唐生物科技有限公司 一种3,5,6-三-氧-苄基-1,2-异丙叉基-d-葡萄糖的制备方法

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