JPS58147356A

JPS58147356A - 可撓性積層体

Info

Publication number: JPS58147356A
Application number: JP2938582A
Authority: JP
Inventors: 大林　勉; 平岡　秀元
Original assignee: Hiraoka and Co Ltd
Current assignee: Hiraoka and Co Ltd
Priority date: 1982-02-25
Filing date: 1982-02-25
Publication date: 1983-09-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は特に耐候性、耐油性及び防汚性並びに耐久性の
優れた可撓性積層体に関する。

従来汎用性、耐油性、経済性その他の面からポリウレタ
ン樹脂シートが耐油性エプロン、同ターポリン等に使用
されている。

しかして、このシートは、本質的にポリウレタン側・脂
の長所である加工性、経済性、耐油性等を有するもので
あるが、一方、長期使用している間、女足剤等に十分配
慮をしていても、次第に樹脂の分解をきたして、表層か
ら変色し、さらに、表面にしん埃が多く付着して汚染が
甚しくなる等、１ｒｔｉ’１候性、耐汚染性等の点でに
大なる欠点を有するものであった。

これを改良するため、アクリル樹脂溶液例えばエマルジ
ョン、ソリューション等をシートのよ（面に塗布する方
法も試みられでいるが、薄く、かつ、均一に塗布するこ
とが難しく多くの場合塗布むらを生じ又は部分的に不塗
布部分を生じて十分な効果が期待できず、また、塗布物
の塗布面が十分に７″ 平′滑でないため、汚れが付着し易い欠陥もｌ）、さら
に、塗布物の膜強度が弱いため１更用時引石等によシ部
分的に欠損し耐久性の点で問題があった。

本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、ポリウレ
タン明月ｉシートの光面又は衣拠缶１にアクリル系樹脂
フィルムを貼着横磨すること（こより前記従来品の欠点
を除去し、かつ、向瓶点を解決したものである。

また、本発明は極轍１デ基布に十％＞を厚さをもつて形
成される熱可塑性ウレタン樹脂層の上面にアクリル系樹
脂フィルムの層を形成せしめることによシ従来のポリウ
レタン樹脂層だけの積層品の欠点を除去し得たものであ
る。

本発明に係る可撓性積層体に使用するポリウレタン樹脂
は、その使用形状としては自由に適訳され、可塑剤、安
定剤９着色剤、滑剤その他各種の伯ト１−剤が公知の範
囲で自由に添加可能である。

以下ポリウレタン樹脂特に熱可塑性ポリウレタンエラス
トマー樹脂についてその一例を示す。

ポリウレタンニジストマーとしては、有機ポリイソシア
ネートと高分子ポリオールおよび必要により鎮伸長剤を
反応させて得られるものが使用される。

有機ポリイソシアネートとしては脂肪族、脂環式または
芳香族ポリイソシアネート、たとえばヘキブメテレンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキ
シレンジインシアネート、ノンクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート、インホロンノイソシアネート、トリレン
ジイソシアネート、キシリレンノイソシアネート、ンエ
ニレンジイソシアネート、ノンェニルメタンノイノシア
ネート（ＭＤ　Ｉ　）　、ビフ、エニレンノイソシアネ
ート、ナフチレンジイソシアネートが￥げられる。ＩＶ
ＬＤＩまたはこれを主体とする有機ジイソシアネートが
好ましい。

高分子ポリオールとしてはポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオール、ポリエーテルエステルポリオー
ル、重合体ポリオールおよびこれらの２種以上の混合物
を挙げることができる。ポリエーテルポリオールとして
はアルキレンオキサイ）’（工ｆレンオキシド、プロピ
レンオキシド、ブチレンオキシド等）、複素環式エーテ
ル（テトラヒドロフラン等）を重合または共重合（ブロ
ックまたはランダム）させて得ら、ｒシるもの、たとえ
ばポリエチレングリコール、ボリア０ロビレングリコー
ル、ポリエチレン−プロピレン（ブロックまたはランダ
ム）グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、ボレヘキウ°メチレンエーテルグリコール、ポリオ
クタメチレンエーテルグリコールおよびそれらの２　以
上の混合物が挙げられる。ポリエステルポリオールとし
てはジカルボン酸（アジピン酸、コハク酸、セパシン酸
、グルタル酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等）ト
ゲリコール（エチレングリコール、フロピレンゲリコー
ル、１．４−ｆタンジオール、１．６−ヘキサンジオー
ル、ｌ、８−オクタメチレンジオール、ネオにンチルグ
リコール、ビスヒドロキシメチルシクロヘキサン、ビス
ヒドロキシエチルベンゼンアルキルジアルカノールアミ
ン等）とを縮重合させて得られたもの、たとえばポリエ
チレンアジペート、ポリブチレンアジベート、ポリへキ
サメチレンアジペート、ポリエチレン／プロピレンアジ
（−ト：ポリラクトンジオールたとえばポリカプロラク
トンジオール：およびこれらの２種以上の混合物が李げ
られる。ポリエーテルエステルジオールとしてはエーテ
ル基含有ジオール（前１己ポリエーテルジオール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール等）もしくはこれらと他のグリコールとの
混合物を前（５）記ジカルボン酸とまたはノカルボン酸無水物（無水フタ
ル酸、無水マレイン酸％）ならびにアルキレンオキシド
とを反応させることＶＣよって％うれるもの、たとえば
ポリ（ポリテトラメチレンエーテルグリコ−ルが卆げら
れる。

高分子ポリオール（前記ポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、および／またはポリエーテルエス
テルポリオール）あるいはこれらと中〜低分子ジオール
との混合物中でエチレン性不飽和モノマー（アクリロニ
トリル、スチレン等を重合させて得たものが挙げられる
。

高分子ポリオールの平均分子量（水酸基価滴定による）
は通常５００〜５０００、好ましくは７００〜４０００
、とくに好ましくは２０００〜３５００である。

鎮伸長剤としては分子に５００禾渦の低分子ポリオール
たとえはエチレングリコール、ゾロピレングリコール、
ｌ、４−ブタンジオール、１，６−ヘキサンジオール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、チオ
ジグリコール（チオノエ（６）タノール等）：ポリアミンたとえばエチレンジアミン、
プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミンなどの脂肪族ジアミン、ピペラジン、１，４
−ジアミノピペラジン、１．３−シクロヘキシレンジア
ミン、シシクロヘキシルメタンノアミンなどの脂環式ポ
リアミン、ジフェニルメタンジアミン、トリレンジアミ
ン、フェニレンジアミンなどの芳香族ポリアミン、キシ
リレンジアミンなどの芳香−脂肪族ポリアミン、ヒドラ
ジンおよびモノアルキルヒドラジン：アルカノールアミ
ンたとえばエタノールアミン、プロパノールアミン：お
よびこれらの２種以上の混合物が挙げられる。好ましい
のは低分子ジオール（とくにエチレングリコール）であ
る。

しかし、以上の例示に拘わることなく他のいずれの熱可
塑性ポリウレタン樹脂でも使用可能である。

本発明が適用される繊維性基布け、天然繊維又は合ｆｉ
Ｘｌ／Ｍ維が使用され、また、その形態はスパン。

フィラメント、スゲリット、テープその他が選定またそ
の強度が大で使用中伸びが少なく又可撓性が良好である
点からして就中ポリエステル、芳香族ポリアミドがよい
。また、基布は一般に平織物が使用される。特に高強力
を必要とする場合＆、Ｊ、上記の基布の存在は不可欠で
ある。

次にかかる基布の表面又は表裏面に形成されるポリウレ
タン樹脂は単なる接着剤としてではなく、耐油性、耐摩
耗性その他必要物性を保持するため十分な厚み例えば０
．０５〜１．０韮の厚みを有するものであることが必要
である。経済的に許せばもっと厚くてもよいポリウレタ
ン樹脂層の形成は、トッピング、カレンダリング、コー
ティングその他の方法で行われる。ポリウレタン樹脂は
使用に際しての樹脂形状は自由に選択され、樹脂には可
塑剤、安定剤１着色剤、滑剤その他各梅の付性剤が公知
の範囲で自由に添加できることは勿論である。ポリウレ
タン樹脂は気泡を含んでもよい。

次に、本発明ではかかるポリウレタン樹脂シート又は層
の上面にアクリル系樹脂フィルムが形成されることを重
要な特徴としている。

従来、アクリル樹脂溶液例えばエマルジミン。

ソリューション等をシートの表面に塗布する方法が試み
られているが、塗膜が薄く、かつ、均一に塗布すること
が難かしく多くの場合塗布むらを生じ、また、部分的に
不塗布個所を生じて十分な効果が期待できず、また、塗
布物の塗布面が十分に平滑でないためかえって汚れが付
着し易い欠点があシ、さらに塗布物の膜強度が弱いため
使用時の引掻き等によ多部分的に欠損し耐久性の点で問
題となっていた。本発明では、アクリル系樹脂フィルム
を貼着することを特徴としておシ、その膜強度は通常１
００　ｋｇ／−以上のものが好んで使用される。また、
その厚さは少くとも０．０１　間取上必要である。ポリ
ウレタン樹脂層の上面に貼着されるアクリル系樹脂フィ
ルムは、可撓性積層体に耐候性及び防汚性とともに耐久
性を付与する。特にポリウレタン樹脂シートに含有され
る可塑剤のブリードを抑制し、ま六、該シートの表面変
色や経時的な硬化劣化現象を防止することができる。

（９）本発明に適用されるアクリル系樹脂フィルムは、Ｔダイ
法又はインフレーション法その他いずれに基づくもので
もよい。また、延伸、未処伸のいずれでもよいが、伸度
は１００〜３００％程度のものが好ましいがこれに限定
されない。また、厚みは通常５μ〜５０μ程度であるが
、耐候性、防汚性の目的を達するならば多少淳ぐ又ｈＮ
ぐできる。

フィルム素材は、ポリアルキルメタクリレート系フィル
ム例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート
、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート等を
主材料とするもの又はアクリレート、酢酸ビニル、塩化
ビニル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリレート
リル等をホモモノマ又はコモノマ取分とするホモポリマ
又はコデリマをフィルム状に成型したものがよい。かか
るフィルムはポリウレタン樹脂シート又は層に対し接着
剤を用いて接着するか又はその他の方法にょシ貼着され
る。

第１図及び第２図は、本発明に係る勇鉤性枳〜体の断面
図で、第１図にはポリウレタン樹脂シー（１０）トｌの表面にアクリル系樹脂フィルム２が貼着された状
態が、また、第２図にはシート１の表裏面に夫々アクリ
ル系樹脂フィルム２，２′が貼着された状態が示されて
いる。これらのフィルムは表面が平滑で、かつ、均一な
厚みを有し、かつ欠点個所のない１００　ｋｇ／ｃｔＩ
以上のアクリルフィルム強度を有するものに形成されて
いる。

第３図は本発明に係る積層体のうち繊維性基布を有する
ものを示し、繊維性基布１１の表面及び裏面にポリウレ
タンエラストマー樹脂層１２　。

１２′が夫々設けられ、表面のポリウレタンエラストマ
ー樹脂層にはアクリル系樹脂フィルム１３が貼着されて
いる。この場合裏面のポリウレタンニジストマー樹脂層
１２′にはアクリル系樹脂フィルムは貼着されていない
が、このままでもよく、また、ポリウレタンニジストマ
ー樹脂の代シに他の樹脂例えばＰＶＣのフィルムを形成
せしめることも差支えない。

本発明は以上の構成に基づくものであるから従来ノポリ
ウレタンシートの長所を損うことなく、その耐候性を助
長し、特に該シートの表層に生じる経年劣化２着色硬化
等の現象を防ぐことができ被膜が均一厚で強度が犬であ
シ、また、アクリル系樹脂フィルムの厚さを適度に例え
ば５０μ以下ら可能になる利点がある。

さらに、ポリウレタン樹脂が繊翅性基布に形成されさら
にその上面にアクリル樹脂フィルムが形成される場合に
は可撓性、耐久強力が格段に優れた積層体が構成される
ことになる。本発明品はテント、幌、シート、フレキシ
ブルコンテナ、広幅ベルト、食品搬送ベルト、エプロン
、合羽、レザー、オイルフェンスその他の産菓資材に便
用するときには特に顕著な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１〜第３図は、本発明に係る可撓・直値鳥体を示す断
面的説明図である。１・・・ポリウレタン褌１月百シート、２　、２’・・
・アクリル系樹脂フィルム、１１・・・繊維性基布、１
２゜１２′・・・ポリウレタンエラストマー樹脂層、１
３・・・アクリル系樹脂フィルム。出願人　　平岡織染株式会社代理人　参弁理士甲斐正憲（１３）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　熱可塑性ポリウレタン樹脂シートの表面又は
表裏面にアクリル系樹脂フィルム層を形成して構成され
ることを特徴とする可撓性積層体。
（２）繊維性基布の表面又は表裏面に熱可塑性ポリウレ
タン樹脂の十分厚みを有する層を形成したるのち、少く
とも表面層の上面に薄いアクリル系樹脂フィルムを形成
せしめてなる可撓性積層体。