JPS58145760A - フルオラン誘導体、その製造方法およびその誘導体を用いた記録体 - Google Patents

フルオラン誘導体、その製造方法およびその誘導体を用いた記録体

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JPS58145760A
JPS58145760A JP57030058A JP3005882A JPS58145760A JP S58145760 A JPS58145760 A JP S58145760A JP 57030058 A JP57030058 A JP 57030058A JP 3005882 A JP3005882 A JP 3005882A JP S58145760 A JPS58145760 A JP S58145760A
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浩 岩崎
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尾松 正元
Haruo Omura
春夫 尾村
Mitsuru Kondo
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    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/10Spiro-condensed systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
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    • B41M5/145Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感圧記録シート、感熱記録シート、通電感熱記
録シート、感光性記録シートなどの記録体に用いられる
発色物質として有用なフルオラン誘導体およびその製造
方法、さらにその誘導体を用いた記録体に関するもので
ある。
従来、無色ないし淡色の塩基性染料と有機ないし無機の
電子受容性物質との呈色反応を利用(4) し、圧力、熱、電気、光などのエネルギーの媒介によっ
て伝達される情報を記録する方式には各種の方式が提案
されており、例えば近藤、岩崎、紙バ技協誌30巻41
1〜421頁、463〜470頁(1976年)に記載
されているような感圧複写シート、感熱記録シート、通
電感熱記録シート、超音波記録シート、電子線記録シー
ト、静電記録シート、感光性記録シートさらには感光性
印刷材、タイプリボン、ボールペンインキ、クレヨン、
スタンプインキなどへの応用まで非常に沢山の方式が提
案されている。
電子供与性発色物質(以下単に発色剤という)と電子受
容性顕色物質(以下単に顕色剤という)との呈色反応を
利用したこれらの記録体においては、発色剤の種類を選
択することによって種々の色相を呈する発色像が形成さ
れるものであるが、近年、得られた発色像からさらに複
写を得たいといった目的のため黒色発色像の得られる記
録体の要望が強くなっている。この場合、原理的には赤
、青、黄、緑など異なった色相に発色する発色剤を(5
) 混合することによって黒色発色像を得ることができるが
、発色剤の種類により発色速度や光、温湿度に対する堅
牢性が異なるため最初発色した発色像がその色調を維持
し得ない欠点がある。従って、従来から単一の発色剤で
黒色発色像を得る研究が行なわれているが、発色前の発
色剤の安定性、発色速度、発色濃度、堅牢性、色相ある
いはコスト等の全てを満足し得る黒色発色剤は未だ見出
されておらず、結果として黒発色記録体も必ずしも満足
できるものではなかった。
しかるに本発明の下記一般式CI)で表わされるフルオ
ラン誘導体 × c式中R+ 、Rzはそれぞれ01〜CI2のアルキル
基又は07〜Cqのアラルキル基を示し、Xは水素原子
、ハロゲン原子、01〜C+のアル(6) キル基又はC1〜C2のアルコキシル基を示し、Yは水
素原子、ハロゲン原子又はC+”C斗のアルキル基を示
す。但しX、Yは同時に水素原子でR3、R牛は水素原
子、C1〜C今のアルキル基又はフェニル基を示す。)
を示す。〕 は無色ないし淡色の安定な化合物で顕色剤と接触すると
赤黒色ないし黒色の高濃度な色相に発色し、この物質を
用いて得られた記録像は日光に曝されても安定して初期
の色調を維持する特性を有するものである。
而して、上記の如く優れた特性を有する本発明の一般式
〔1〕で表わされるフルオラン誘導体は主に改のような
代表的な方法によって製造することができる。即ち、下
記に示すようにまずTn−アミンフェノール誘導体(I
V)と無水フタル酸(V)を反応させて2−(2−ヒド
ロキシ−4−アミノ)ベンゾイル安息香酸(IT)を合
成する。
(7) (R1、Rzは前述の意味を示す。〕 得られた2−(2−ヒドロキシ−4−アミノ)ベンゾイ
ル安息香酸(IT)とα=ナフブチアミン誘導体Cl[
I )を縮合させることによって一般式(T)で表わさ
れるフルオラン誘導体を製造することができる。
(8) 〔式中Rkは水素原子またはC+−Czのアルキル基を
示し、R+ XR2、X、Y、Zは前述の意味を示す。
〕 2−(2−ヒドロキシ−4−アミノ)ベンゾイル安息香
酸(n)とα−ナフブチアミン誘導体CIII )との
縮合反応における縮合剤としては、硫酸;五酸化リン;
リン酸;ポリリン酸;無水塩化スス、無水塩化亜鉛、無
水塩化アルミニウム、無水臭化スズ、無水臭化亜鉛、無
水臭化アルミニウム、無水臭化鉄などの無水金属ハロゲ
ン化物;三塩化リン;三臭化リン;五塩化リン;五臭化
リン;無水三フッ化ホウ酸;フッ化水素酸などのフリー
デルクラフト触媒が単独あるいは混合して使用される。
なかでも溶媒をかねた硫酸がより好ましく用いられる。
また溶媒としては二硫化炭素、モノクロルベンゼン、ジ
クロルベンゼン、トリクロルベンゼン、ニトロベンゼン
、ニトロメタン、ニトロエタンなどが有用である。なお
、上記の反応においてα−ナフチルアミン誘導体のRr
がC1〜Ctのアルキル基の場合、目的とするフルオラ
ン誘導体(9) の前駆体である1記一般式(IV)で表わされるトリフ
ェニルメタン誘導体が合成され場合がある。
〔式中Rz 、R2、Rs 、X、Y、Zは前述の意味
を不ず。〕 この場合は得られたトリフェニルメタン誘導体を必要に
応して炉別し水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ性物質によって系の1)1]を9゜5〜12にし
、50〜100℃に加温することによって目的とするフ
ルオラン誘導体を得ることができる。なお、上記の水性
媒体中にアセトン、ベンセン、トルエン、キシレン等の
有機tll 媒’fc 併用すると収率が効果的に高め
られる。とりわけベンゼン、トルエン1.キシレン等の
疎水性有機溶媒は副反応の生成を防止し好ましい反応条
件を与えるためより好ましく用いられる。
(10) かくして得られる本発明の一般式CI)で表わされるフ
ルオラン誘導体は前述の如く優れた特性を有する無色な
いし淡色の塩基性染料であり、特に顕色剤との呈色反応
を利用する各種の記録体に用いて極めて優れた効果を発
揮するものである。
ここで用いられる顕色剤は記録体の種類に応して適宜選
択されるものであるが、圧力、熱、電気エネルギーの媒
介によってフルオラン誘導体と顕色剤を接触せしめる、
例えば感圧記録体、感熱記録体、通電感熱記録体、超音
波記録体、静電記録体、タイプリボン、ボールペンイン
キ、クレヨンなどの記録体においてはブレンステッドま
たはルイス酸として作用する物質が好ましく用いられる
。具体的には例えば酸性白土、活性白土、アタパルガイ
ド、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウ
ム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸スズ、焼成カオ
リン、タルクなどの無機顕色剤、シュウ酸、マレイン酸
、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸などの脂
肪族カルボン酸、安息香酸、パラターシャリブチル安息
香酸、フタル(11) 酸、没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル
酸、3−フェニルサリチル酸、3−シクロへキシルサリ
チル酸、3.5−ジ−ターシャリブチルサリチル酸、3
−メチル−5−ベンジルサリチル酸、3−フェニル−5
−(α、α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3.5−
ジー(α−メチルヘンシル)サリ′チル酸、2−ヒドロ
キシ−1−ベンジル−3−ナフトエ酸などの芳香族カル
ボン酸、4.4’−イソプロピリデンジフェノール、4
.4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール
)、4.4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジブロ
モフェノール)、4.4’−イソプロピリデンビス(2
,6−ジクロロフェノール)、4.4’−イソプロピリ
デンビス(2−メチルフェノール)、4.4’−イソプ
ロピリデンビス(2,6−シメチルフエノール)、4.
4’−イソプロピリデンビス(2−ターシャリブチルフ
ェノール)、4.4’−セカンダリ−ブチリデンジフェ
ノール、4.4’−シクロヘキシリデンビスフェノール
、4.4’−シクロヘキシリデンビ(12) ス(2−メチルフェノール)、4−ターシャリブチルフ
ェノール、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジ
フェノキシド、α−ナフトール、β−ナフトール、メチ
ル−4−ヒドロキシベンゾエート、ベンジル−4−ヒド
ロキシベンゾエート、2.2′−チオビス(4,6−ジ
クロロフェノール)、4−ターシャリオクチルカテコー
ル、2゜22−メチレンビス(4−クロロフェノール)
、2.2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャ
リブチルフェノール)、2.2’−ジヒドロキシジフェ
ニールなどのフェノール性化合物、パラ−フェニルフェ
ノール−ホルマリン樹脂、パラ−ブチルフェノール−ア
セチレン樹脂などのフェノール樹脂の如き有機顕色剤さ
らにはこれら有機顕色剤と例えば亜鉛、マグネシウム、
アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、
二・メチルなどの多価金属との塩、および塩化水素、臭
化水素、沃化水素の如きハロゲン化水素酸、ホウ酸、ケ
イ酸、リン酸、硫酸、硝酸、過塩素酸、アルミニウム、
亜鉛、ニッケル、スズ、チタン、ホ(13) つ素などのハロゲン化物の如き無機酸などが挙げられる
また、電子線記録体、感光性記録体の場合には電子線や
光によって塩化水素、臭化水素、沃化水素ノ如キハロゲ
ン化水素、カルボン酸、スルホン酸、フェノール類など
を生じる例えば、四臭化炭素、α、α、α−トリブロモ
アセトフェノン、ヘキサクロロエタン、ヨードホルム、
2−トリブロモメチルヒリシン、トリクロロメチルスル
ホニルベンゼンの如き有機ハロゲン化合物、0−キノン
ジアジド系化合物、光Fr1es転移を起すようなカル
ボン酸又はスルホン酸のフェノールエステル類などが好
ましく用いられる。
かかる顕色剤と本発明の一般式(1)で表わされるフル
オラン誘導体を用いた各種の代表的な記録体について、
以下にさらに具体的に説明する。
感圧記録体は例えば米国特許第2.505,470号、
同2,505.471号、同2,505.489号、同
2,548.3.66号、同2,712,507号、同
2゜730.456号、同2,730,457号、同3
.41(14) 8.250号、同3.924,027号、同4.010
,038号などに記載されているように種々の形態のも
のがあり、本発明のフルオラン誘導体はこれら各種の形
態の感圧記録体に適用出来るものである。
一般的には本発明のフルオラン誘導体を単独又は混合し
、さらに必要に応じてトリフェニルメタンラクトン類、
スピロピラン類、フルオラン類、ジフェニルメタン類、
ロイコメチレンブルー類などの塩基性染料とともにアル
キル化ナフタレン、アルキル化ジフェニル、アルキル化
ジフェニルメタン、アルキル化ターフェニルなどの合成
油、木綿油、ヒマシ油などの植物油、動物油、鉱物油或
いはこれらの混合物などからなる溶媒に溶解し、これを
バインダー中に分散させた分散液、又は上記溶液をコア
セルベーション法、界面重合法、1n−situ法など
の各種カプセル製造法によりマイクロカプセル中に含有
させ、バインダー中に分散させた分散液を紙、プラスチ
ックシート、樹脂コーテツド紙などの支持体上に塗布す
ることによって本発明の感圧記録体は製造される。勿論
、支持体の(15) 片面に上記分散液を塗布した所謂上用シート、支持体の
片面に顕色剤を主体とする顕色剤塗液を塗布し、反対面
に上記分散液を塗布した所謂牛用シート、さらには支持
体の同一面に上記カプセルと顕色剤が混在する塗液を塗
布するか、カプセル分散液を塗布した上に顕色剤塗液を
塗布するなどして、同一面に上記カプセルと顕色剤を共
存させた所謂単体複写シートなど各種の形態が含まれる
ことは前述のとおりである。なお、フルオラン誘導体の
使用量は所望の塗布量、感圧記録体の形態、カプセルの
製法、その他各種助剤を含めた塗布液の組成、塗布方法
等各種の条件により異なるのでその条件に応じて適宜選
択すればよい。いずれにしろ本発明の一般弐N)で表わ
されるフルオラン誘導体を従来の各種感圧記録体の塩基
性染料として使用することにより、耐光性に優れた記録
像を形成することができる感圧記録体が得られるもので
ある。
感熱記録体は例えば特公昭44−3680号、同44−
27880号、同45−14039号、(16) 同4B−43830号、同49−69号、同49−70
号、同52−20142号などに記載されているように
種々の形態のものがあり、本発明のフルオラン誘導体は
これら各種の形態の感熱記録体に適用でき、しかも単に
本発明のフルオラン誘導体を染料として用いるのみで前
述の如く優れた性質を有する記録像を呈する感熱記録体
が得られるものである。一般的にはバインダーを溶解ま
たは分散した媒体中に本発明のフルオラン誘導体と間色
剤の微粒子を分散させて得られる塗液を紙、プラスチッ
クフィルム、合成紙さらには織布シート、成形物などの
適当な支持体上に塗布することによって本発明の感熱記
録体は製造される。記録層中のフルオラン誘導体を主体
とする塩基性染料と顕色剤の使用比率は特に限定するも
のではないが、一般に染料1重量部に対し1〜50重量
部、好ましくは2〜10重量部の顕色剤が用いられる。
また、発色能の改良、記録層表面の艶消し、筆記性の改
良などを目的として、多価金属の酸化物、水酸化物、炭
酸化物等の無機金属化合物や無機顔(17) 料を一般に顕色剤1重量部に対し0.1〜5重量部、好
ましくは0.2〜2重量部併用することができ、さらに
例えば分散剤、紫外線吸収剤、熱可融性物質、消泡剤、
螢光染料、着色染料などの各種助剤を必要に応じて適宜
併用できる。
本発明の感熱記録体は上述の如く、一般にフルオラン誘
導体と顕色剤の微粒子を分散させた塗液を支持体に塗布
することによって製造されるがフルオラン誘導体と顕色
剤のそれぞれを別個に分散せしめている2種の塗液を支
持体に重ね塗りしてもよく、含浸、抄き込みによって製
造することも勿論可能である。その他塗液の調製方法、
塗布方法などについても特に限定されるものではなく、
塗布量も一般に乾燥重量で2〜12g/rrr程度塗布
される。なお、バインダーとしては例えばデンプン類、
セルロース類、蛋白質類、アラビアゴム、ポリビニルア
ルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、スチ
レン−ブタジェン共重合体エマルジ運ン、酢ビー無水マ
レイン酸共重合体塩、ポリアクリル酸塩などが適宜選択
して用いられる。
(18) 通電感熱記録体は例えば特開昭4’J−11344号、
同50−48930号などに記載の方法によって製造さ
れる。一般に、導電物質、本発明のフルオラン誘導体を
主体とする塩基性染料および顕色剤をバインダーと共に
分散した塗液を紙などの支持体に塗布するか、支持体に
導電物質を塗布して導電層を形成し、その上に染料、顕
色剤およびバインダーを分散した塗液を塗布することに
よって本発明の通電感熱記録体は製造される。なお、染
料と顕色剤が共に70〜120°Cといった好ましい温
度領域で溶融しない場合には適当な熱可融性物質を併用
することにより、ジコール熱に対する感度をg整するこ
とができる。
感光性記録体は本発明のフルオラン誘導体を用い例えば
特公昭3 B−24188号、同45−10550号、
同45−13258号、同49−204号、同49−6
212号、同49−28449号、特開昭47−316
15号、同4B−32、532号、同49−9227シ
号、同49−135617号、同50−80120号、
同5O−87(19) 317号、同50−126228号などに記載の方法に
よって製造される。
その他部音波記録体(仏画特許第2.1.20,922
号)、電子線記録体(ベルギー特許第7,959゜98
6号)、静電記録体(特公昭49−3932号)、感光
性印刷材(特開昭48−12104号)、捺印用材(特
公昭47−10766号)、タイプリボン(特開昭4.
9−3713号)、ボールペンインキ(特開昭48−8
3924号)、クレヨン(米国特許第3,769,04
5号)など各種の記録体については、従来の塩基性染料
に替えて本発明のフルオラン誘導体を使用し、それぞれ
の特許に記載された方法によって製造することができる
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明の要旨をこえない限り、これらに限定される
ものではない。また、実施例中の部および%は特に断ら
ない限り、それぞれ重量部重量%を表わす。  、・ (20) 〔実施例1〕 2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシ−ベンシイ
)v)安、冑、香酸11ミリモルと3−メチル−4−(
α−ナフチルアミノ)アニソール10ミリモルとを1o
ml!の濃硫酸中で室温下24時間反応させた。得られ
た反応物を1o Omgの氷水中に注加し室温下20%
の水酸化す) IJウム水溶液を加えて中和し、得られ
た固体を濾過し冷水で洗浄した。次いで全量をアセトン
/水(315)80ml中に添加し、PHを11に調節
して3時間還流し、アセトンを除去して結晶状の3−ジ
エチルアミノ−6−メチ)v−7−α−ナフチルアミノ
フルオランを得た。トルエンで再結晶して無色結晶を得
た。なお、収率87%、m、p、:205〜206℃、
シリカゲル上で赤黒色に呈色した。
〔実施例2〕 2−(4−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−ベンゾ
イル)安息香酸5.Ogと3−メチ/V−4−(α−ナ
フチルアミノ)アニソ−/L/ 2.7 fとを20m
(lの濃硫酸中で室温下24時間反応させた。
得られた反応物を150m1の氷水中に注加し室温下2
0%の水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、得られ
た固体を沖過し冷水で洗浄した。次いで全量をフラスコ
に入れ、トルエン10m4とPH11,5に調節した水
酸化ナトリウム水溶液30771βを加え、85℃で3
時間攪拌反応させた後、室温下24時間放置して結晶状
の3−ジベンジルアミノ−6−メチ/I/−7−α−ナ
フチルアミノフルオランを得た。ベンゼンで再結晶して
無色結晶を得た。なお収率83%、m、p、:211〜
215℃、シリカゲル上で赤黒色に呈色した。
〔実施例3〕 2−(4−N−メチルーヘーn−へキシルアミノ−2−
ヒドロキシ−ベンシイ)v)安息香酸4.5fと8−メ
チ/V −4−(α−ナフチルアミノ)フェノール2g
とを15m1jの濃硫酸中で室温下24時間反応させた
。得られた反応物を150m1の氷水中に注加し室温下
20%の水酸化す) j7ウム水溶液で中和し、得られ
た固体を沖過し冷水で洗浄後乾燥した。次いでエチルア
ルコールで再結晶して3−N−メチル−へ−へキシルア
ミノ−6−メチル−7−α−ナフチルアミノフルオラン
の無色結晶を得た。収率53%、m、P、:158〜1
62℃、シリカゲル上で赤黒色に呈色した。
〔実施例4〜16〕 2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシ−ベンシイ
/L/ )安息香酸の替りに第1表に示されるベンゾフ
ェノン誘導体を用い、又3−メチル−4=(α−ナフチ
ルアミノ)アニソールの替すニ第1表に示されるα−ナ
フチルアミン誘導体を用いた以外は実施例1と同様にし
て各種のフルオラン誘導体を得た。得られた誘導体の収
率及びシリカゲル上での色調を第1表に併記した。
第1表 〔実施例17〕 実施例1で得られた3−ジエチルアミノ−6−メチル−
7−α−ナフチルアミノフルオランを用いて下記の方法
で感熱記録紙を製造した。
■液調製 実施例1のフルオラン誘導体      5部ヌテアリ
ン酸アミド           1部ヒドロキシエチ
ルセルローヌの2%水溶液25部 この組成物をサンドグラインダーで平均粒径2ミクロン
まで粉Ti1JC0 ■液調製 4.4’−4ソプロビ11デンジフェノール 50部ヌ
テア1jン酸アミド         lO部ヒドロキ
シエチルセルロースの2%水溶液250部 この組成物をサンドグラインダーで平均粒径2ミクロン
まで粉砕した。
O塗液m製 ■液                62部■液  
           31部超徽粒子状無水シリカ(
商品名サイロイド244、富士デヴイソン化学社製) 
 25部スチレン−無水マレイン酸共重合体塩の20%
水溶液            175部ステアリン酸
亜鉛            5部水        
                100部上記の割合
で混合して塗液とした。
得られた塗液を50g/m2の原紙上に乾燥塗布量が6
9 /m′となるように塗工して感熱記録紙を得た。得
ら九た記録紙を4に!7々2の圧力で125℃の熱板に
5秒間押圧したところt農い黒色に発色した。この発色
像は耐光性に優れており日光に曝しても変色したり消失
することは無かった。
〔実施例18〕 実施例1で得られたフルオラン誘導体5部をイソプロピ
ル化ナフタレン100部に溶解し、等電点8のピグヌキ
ンゼラチン25部とアラビアゴム25部を溶解した35
0部の温水(50℃)中に添加し乳化分散した。この乳
化液に1000部の・温水を加え酢酸でPHを4に調節
してから10℃まで冷却し、ゲルタールアルデヒドの2
5%水溶液10部を加えカプセルを硬化した。このカプ
セル含有塗液を451iJ/m2の原紙の片面に乾燥重
量が5 f 7m2となるよう塗工し、裏面には水20
0部に3,5−ビヌ(α−メチルペンシル)サリチル酸
の亜鉛塩20部、カオリン80部、ヌチレンーブタジエ
ン共重合体エマルジョン(50%固形分)80部を分散
した顕色剤塗液を乾燥重量が5ダ/m2となるよう塗工
して感圧記録紙(中用紙)を得た。
カプセル塗布面と顕色剤塗布面が+1対向するように数
枚重ね筆記、加圧したところ顕色剤塗布面に黒色の発色
像が得られた。この発色像(l工水、アルコールに対し
ても安定であり、日光に曝しても変色あるいは褪色は認
められなかった。
〔実施例19) 1%のポリビニルアルコール水溶液200部にヨウ化第
−銅200部、10%の亜硫酸ナトリウム水溶液5部を
加えサンドグラインダーで平均粒径が2ミクロンになる
まで粉砕した。これにポリアクリル酸工7テルエマルジ
ジン8部、酸化チタン20部を加え充分に分散した後、
50 f 7m2の原紙に乾燥塗布量が7 f 7m2
となるよう塗工した。
(27) に曝しても安定であった。
この塗布層の上に実施例17と同様にして調製した感熱
塗液を乾燥塗布量が5 f 7m2となるように塗工し
、通電感熱記録紙を得た。
この記録紙を針圧1(1、走査速度630111m/s
ecの円筒走査型記録試験機で記録したところ、濃厚な
黒色の記録像が得られた。この記録像は耐光性に優れて
おシ、日光に曝しても変色したり、消色することはなか
った。
〔実施例20〕 実施例3で得られた3−N−メチル−N−へキシルアミ
ノ−6−メチlL/−7−α−ナフチルアミノフルオラ
ン6gをクロロホルム40mβニ溶解し、これにポリス
チレンのIO%ベンゼン溶液40m1、四臭化炭素5y
を加えよく攪拌して調製した塗液を両面ポリエチレンラ
ミネート紙に乾燥塗布量が5ダ/ q2となるように暗
所で塗工し感光性記録シートを得た。これに20Wの紫
外燈8本で5αの距離から10分間照射発色させたとこ
ろ黒色の発色像が得られた。この後アセトン/ n −
ヘキサン:れで法条して定着した。発色像は日光(2日
) 特許出願人  神崎製紙株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11下記一般式(1)で表わされるフルオラン誘導体 〔式中R+、RzはそれぞれC+7C+zのアルキル基
    又は01〜C9のアラルキル基を示し、Xは水素原子、
    ハロゲン原子、01〜C手のアルキル基又はC1〜c2
    のアルコキシル基を示し、Yは水素原子、ハロゲン原子
    又はC1〜C千のアルキル基を示す。 但しX、Yは同時に水素原子であることは(1) R斗は水素原子、01〜C+のアルキル基又はフェニル
    基を示す。)を示す。〕 (2)  下記一般式(U)で表わされる2−(2−ヒ
    ドロキシ−4=アミノ)ベンゾイル安息香酸と〔式中R
    1、R2はそれぞれC+ −CI2のアルキル基又はC
    7〜c9のアラルキル基を示す。〕下記一般式(IIT
    )で表わされるα−ナフチルアミン誘導体 〔式中R5は水素原子又は01〜c2のアルキル基を示
    し、Xは水素原子、ハロゲン原子、01〜C斗のアルキ
    ル基又は01〜C&のアルコキシル基を示し、Yは水素
    原子、ハロゲ(2) ン原子又は01〜C+のアルキル基を示す。 但しX、、Yは同時に水素原子であることはなRう い。Zは水素原子又は−NくR+(R5、R斗は水素原
    子、01〜C斗のアルキル基又はフェニル基を示す。)
    を示す。〕 とを反応させることよりなる下記一般式(1)で表わさ
    れるフルオラン誘導体の製造方法。 × 〔式中R+ 、RzXX、、Y、Zは前述の意味を示す
    。〕 (3)下記一般式([)で表わされるフルオラン誘導体 〔式中R+、Rzはそれぞれ01〜CI2のアルキル基
    又はC7〜C9のアラルキル基を示し、Xは水素原子、
    ハロゲン原子、01〜C斗のアルキル基又は01〜Cλ
    のアルコキシル基を示し、Yは水素原子、ハロケン原子
    又はC1〜C4のアルキル基を示す。但しX、、Yは同
    時に水素原子であることはない。Zは水素原〜CJ+の
    アルキル基又はフェニルXを示す。)を示す。〕 の少なくとも一種を電子供与性発色物質として含有せし
    めた記録体。
JP57030058A 1982-02-24 1982-02-24 フルオラン誘導体、その製造方法およびその誘導体を用いた記録体 Granted JPS58145760A (ja)

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