JPS58144012A - フリ−フロ−コンベヤ用パレツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生産工程で一般的に用いられる、いわゆるフ
リー７０−ラインと呼ばれるコンベヤに使用される組立
中の装置または部品等を移送するパレットに関するもの
で、その目的とするところは、 ０）スムーズで振動のない移送、 ？）ストッパとの衝突あるいは、パレット同志の衝突時
におけるシ曹ツクの緩和、 （３）作業者位置、もしくは自動組立機位置での正確で
精度の高い停止、 （４）パレット移送状態と停止状態における駆動用チェ
ーンの接続と切り離しの適確化、（６）パレット駆計カ
の容易な調整、 （６）駆動用チェーン間のスムーズな乗シ移シ、を可能
とするパレットを提供することにある。

従来、一般的なフリーフロ一方式と呼ばれる組、立ライ
ンの構成は、駆動用のモータによってコンベヤ上を駆動
されるローラテエンもしくはベルト上にパレットを乗せ
て、ローラチェンもしくはベルトとパレットとの摩擦力
によってパレットを移送し、作業者の前あるいは組立機
械の位置で、ストッパによってパレットを停止させるよ
うにしたものであった。この従来の構成によると、移送
中の振動、あるいはストッパへの衝突時のショックが発
生し、特に小型精密なものを載せて移動させる場合には
部品が落下したり、ずれたりする不具合が発生してしば
しば問題となった。またパレットがローラテエンあるい
はベルト上にあるため、パレット自身の寸法精度を良く
仕上げても、特に高さ的な精度の確保が困難で、自動化
の大きな障害となっていた。

更に最近では、パレットの走路（レール）と駆動用のチ
ェーンを独立して設けた形式のものも開発されているが
、パレットと駆動用チェーンとの接続、切り離しが非常
に困難なものであり、工程間の他の駆動チェーンへの乗
り移りができず、長／　い工程には不適当であった。

本発明はかかる欠点を解消したパレットを提供しようと
するものであシ、以下図面を用いて本発明の一実施例に
ついて説明する。

第１図は本発明の一実施例のパレットの平面図で解υや
すくするためにパレットベース１を通して見た図面、第
２図は側面図、第３図は、コンベヤ上にパレットが乗っ
ている状態を示す後からの正面図である。

パレットベース１にはボールベアリングを内蔵した車輪
２ａ　、２ｂ　、２ｃ　、２ｄがそれぞれ車軸３ａ　、
３ｂ　、３０　、ｓｄによって回転自在に脚部４ａ　、
４ｂ　、４ａ　、４ｄにそれぞれナツト止めされている
。ストッパ軸６は軸受７ａ、７ｂを設けられたガイド部
８ａ　、ｓｂに回転ならびに矢印ａ。

ｂ方向の摺動が滑らかに行なえるように保持され、外部
に突出した先ＩＫは円板９がねじ止め固着され、コンベ
ヤに設けられたストッパシリンダと係合するようになっ
ている。他端には第４図ないし第６図に示すように、Ｅ
リング１０ａ、１０ｂによってストッパ軸６に対ヂる軸
方向への移動を規制されたジュラコン等のプラスチック
よりなるブツシュ１１が嵌装されている。さらにブツシ
ュ１１の、ストッパ軸６が貫通する孔１１ａ、はスリッ
ト１１ｂによって開放され、スリット１１ｂに直交して
設けられた貫通孔には、ビス１２がばね１３を介して挿
入されてナツト１４によって締付けられ、適当なばね力
によってストッパ軸６を締付けている。１６はガイド部
・８ｂに植立固定されたガイドピンでブツシュ１１の切
り欠き１１ｃにはまり込んでブツシュ１１の回転を規制
している。

また、ストッパ軸５の略中央部にはまがシ歯かさ歯車１
６が、圧縮ばね１７を前記ガイド部８ｂとの間にはさん
でねし止めされており、この圧縮ば−ねによりストッパ
軸５を矢印ａの方向に附勢している。

１８はアングル１９によっテパレットベース１にねし止
め固定されたプツシよポットで、その作動杆１８ａは、
ストッパ軸５の端面６ａから所定の距離″ｈ”だけ離間
して設けるとともに、矢印ａの方向に付勢されている。

まがり歯かさ歯車２ｏは１、脚部４Ｃに設けられた軸受
２１にＥリング２２ａ、２２ｂを用いて回転可能に保持
されたシャフト２３の一端にねじ止め固定され、まがシ
歯かさ歯車１６と常時は噛み合うように構成されている
。またシャフト２３の他端にはプーリ２４がねじ止め固
定され、さらにプーリ２４の外側にはスプロケット２６
がシャフト２３に回転可能に嵌入され端部をＥリング２
６で止められている。プーリ２４とスプロケット２６と
は、相互に切り欠いた端面を組み合わせてあり、スプロ
ケット２６は所定の角度（例えば３ｏ０）のみ自由回転
できるようになっている。

脚部４ｄに締付固定されたシャフト２７には、プーリ２
８とスプロケット２９とが相互に切り欠いた端面を組み
合せて回転可能に嵌入され、Ｅ　ＩＪタング０で止めら
外、ている。なおプーリ２８とスプロケット２９とは相
対的に約３００の自由回転角を有している。またプーリ
２４とプーリ２８にはゴムベルト３１が掛は回１．され
、回転が連結されている。

３２はパレットベース１にナツト止め固定された位置規
制ビン、３３ａ、３３ｂは水平方向の位置規制のために
設けられた車輪でノくレットベース１に植立されだ軸ａ
４ａ　、ｓ４ｂに水平方向に回転可能にナツト止めされ
たものである。

次に動作について説明する。第３図はフリーフローコン
ベヤ上にある組立パレットを後方より見た状態をコンベ
ヤの断面図とともに示すものである。

コンベヤフレーム３ｓ、３６はベース板３７にボルト３
８．３９とナツト４０，４１によって取付ケラれている
。このコンベヤフレーム３５．３６はそれぞれレール４
２．４３が設けられ、車輪２ｃ、２ｄと２　ａ　、　２
　ｂがそれぞれ転がるようになっている。さらにコンベ
ヤフレーム３６にはチェーンガイド４４が設けられ、図
示しないモータに駆動されたローラチェーン４５を摺動
案内している。４６はコンベヤフレーム３６に取り付け
られたガイドで、車輪３３ａ　、３３ｂを案内している
。−この第３図においてモータによって駆動されチェー
ンガイド４４の上を紙面後方に向かって摺動しているロ
ーラチェー７４５には、スプロケット２５．２９が噛み
合い、このスプロケット２６゜２９は第２図に示す矢印
Ｃの方向（時計方向）に駆動されている。

一方、スプロケット２６はプーリ２４．シャフト２３．
一対のまがシ歯かさ歯車２０，２６を介してストッパ軸
６と回転連結されているが、ストッパ軸６には、第４図
に示すようにプツシ：Ｌｌｌが、ばね１３による所定の
締付力を有して設けられであるため、結果として、スプ
ロケット２６に一所定のトルクの回転負荷が与えられる
。このため、パレットには所定の駆動力を与えられて第
１図の矢印ａ方向にローラチェーンと同じスピードで前
進する。

上述のようにしで第３図に示すようにレール４２゜４３
上を移動するパレットは、作業者位置もしくは自動組立
機位置に来た時、ベース板３７に取り円板９が衝突する
。すると第７図に示すように、ストッパ軸５はばね１７
に抗して矢印す方向に移動し、一対のまがり歯かさ歯車
１６と２０は係合が外れ、スプロケット２５には、スト
ッパ軸５とプツシ−１１より生じている負荷トルクが伝
達されなくなるため、パレットの前進力は大幅に減少し
、まがり歯かさ歯車２ｏは空転状態となる。またストッ
パ軸６の端面５ａがダッシュポット１８の作動杆１８ａ
を押すため衝撃力は吸収されパレットは極めて緩やかな
停止を行なう。

パレットが停止すると、エアシリンダに取り付けられた
Ｖノツチ４８が前進し位置規制ビン３２を介して車輪３
３ａ　、３ａｂをガイド４６に押し付け、精度の高い位
置決めが行なわれて、作業者もしくは自動機による組立
てがなされる。

所定の作業が終了すると、■ノツチ４８は後退して位置
規制ピン３２との保合を解除するとともに、ストッパシ
リンダ４７のピストンロッド４７ａが降下して円板ｅと
の保合が解除されるために、ストッパ軸６ははね１７の
偏倚力によって矢印ａが噛み合い、第１図に示す状態と
なシバレットは再び前進を始める。

この場合、かさ歯車がすぐ歯のものであると、片方のか
さ歯車が回転状態にあるため歯先同士でスリップし、噛
み合い状態となりに＜＜、パレットの前進がスムーズに
行なえない、しかし上記実施例の場合はまがシ歯のかさ
歯車を喰い込み側に組み合せて取シ付けであるため、ま
がシ歯かさ歯車１６と２０の噛み合いは瞬時にしかも適
確に行なわれ、パレットは極めて短時間に定速走行状態
・となり得る。

ｌｃ、パレットがコンベヤ上で連なって停滞している状
態に於いては、ストッパ軸５の先端に取υ付けられた円
板９が、−白画のパレットのパレットベース１の当ＭＩ
＆と衝突し、上に述べたストッパシリンダによる停止と
同様の状態をとる。

しかしこの場合は所定位置の停止と異なりエアシリンダ
に取り付けられた。Ｖノツチ４８による位置夙制がない
ため、パレットは、まがシ歯かさ歯車１６．２０の保合
が解除されて後、シャフト２３の回転摩擦力による負荷
々らびにベルト３１で連結されたプーリ２８．スプロケ
ット２９の回転摩擦力による負荷等によってパレットに
前進力が発生し、この前進力によってストッパ軸は矢印
す方向に押圧されたままとなり、すなわちまがり歯かさ
歯車１６と２０の保合は解除されたままの状態を続ける
。この時ばね１７によるストッパ軸６の矢印ａ方向への
戻し力が大の場合は上記の前進力に勝ってストッパ軸を
矢印ａ方向に押し出し、すなわちパレット本体を後退さ
せてまがり歯かさ歯車１６と２０が噛み合って前進し、
再びストッパ軸６が前のパレットに押されて噛み合いが
解除されるという状態を繰り返す恐れがある。特に連な
って停滞しているパレット群の最後尾のパレットでは自
ら前のパレットに何度も衝突、離合をくシ返す状態にな
シやすい。しかし本実施例の場合には、前述したように
、まかり歯かさ歯車を使用して前進開始時の歯車同志の
噛み合いを適確にしているため、ばね１７の戻し力を噛
み合いを助長すべく大きくする必要がなぐ、小さくて済
み、さらにストッパ軸６の端面６ａと、ダッシュポット
１８の作動杆１８ａとは、まがシ歯かさ歯車１６と２０
の噛み合いが解除しうるに足る距離＠ｈｊだけ離して設
けであるため、作動杆１８ａの戻シカが、まがシ歯かさ
歯車１６と２０の噛み合いに影響を与えないため、安定
した停止状態を維持し続ける。

まだ、パレットの前進力はストッパ軸５とプツシ−１１
の摩擦力によって決定されるが、ブツシュ１１の締付力
は第４図に示すようにねじ１２によって容易に調整出来
る。パレットの前進力が弱いと、少しの障害でも停止し
てしまったシ、スムーズな前進が行なえず、反対に前進
力が強過ぎると、作業者が前のパレットとの間で手を挾
んだりする危険が生じる恐れがあるが、本実施例では前
進力を容易に調整できるため、最適の前進力を得る事が
出来る。

さらにコンベヤに設けられた駆動用ローラチェーン４１
５は一般に複数の本数から成っているため、パレットが
前進して、ひとつのローラチェーンから次のローラチェ
ーンに乗り移る状態が生じる。

かかる場合、スプロケット２６もしくは２９のいずれか
片方のローラチェーンとの噛み合いが外れる状態となる
。特にスプロケット２６の噛み合いが外れた場合、ベル
ト３１がなければ、スプロケット２９は空転し、パレッ
トの前進力は消失するが、本実施例ではスプロケット２
６と２９はそれぞれプーリ２４と２８を介してベルト３
１で回転連結されているだめ前進力を消失する事なくロ
ーラチェーンの乗り移りを行なって前進を続は得る。

ここで、スプロケット２６と２９はプーリ２４と２８に
苅してそれぞれ所定の角度（上記では約３００）の自由
度を持つため、乗り移り状態に於いてスプロケットの歯
先とローラチェーンとが衝突しても容易に噛み合い状態
となり、きわめて滑らかなローラチェーンの乗り移りか
行なえる。

′□、 以上述べたように本発明のパレットは、まがり歯かさ歯
車の噛み合いの離合を用いたことによシ駆動用チェーン
の駆動力を噛み合わせによって受け、−噛み合わせを外
すことによって切り離す動作が容易にしかも適確に行な
え、しかもパレット移送状態に於いては最適の前進駆動
力がす早く得られ、パレット停止状態に於いては、前進
駆動力がほぼ完全に切り離されて振動のない極めて静か
な停止状態となり、チェーン駆動用のモータにかかる負
荷は極めて軽微なものとなり、小出力のモータで充分と
なる。

さらに、ダッシヱポットを設けてパレットの衝突時に於
いても極めてショックの少ない停止を行なわせることが
でき、また駆動用チェーンの乗り移り時に於いても、２
つのスプロケットをベルトで連結したことにより確実な
しかも振動のない乗り移りを行なうため、パレット上の
部品がずれたり、落下したりする不具合が生じない等、
簡単な構成で非常に多大な効果のあるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の７リーフローコンベヤ用パレツトの一
実施例を示す平面図、第２図はその側面後止面図、第６
図はその側面図、第６図はストッパ軸が後退した時の同
側面図、第７図は停止状態のパレットの平面図である。 ２　ａ　ｔ　２　ｂ　ｔ　２　Ｃ９２ｄ　、＊−−−−
車輪、５　、、、、、。 ストツ′４軸、ｓ　ａ　、　ａ　ｂ　、、、、、、ガイ
ド部、１１’　、。 ０１０．ブツシュ、１１ｂ　、、、、、、スリット、１
２　、、、、、。 ビス　１５　、、、、、、ガイドピン、１６　、２０　
、、、、、。 まがり歯かさ歯車、１７・・・・・・ばね、１８・・・
・・・ダッシュボッ）、１８ａ・・・・・・作動杆・２
６・２９０１１８．スプロケット、３１　、、、、、、
ゴムベルト。 代理人の氏名・弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第４
図 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　コンベヤに設けられたレール上を案内された
   案内部と、コンベヤの駆動用チェーンに係合し回転する
   スプロケットを有する被駆動部と、この被駆動部により
   取シ出される回転力を受けて回転負荷を発生しパレット
   の前進力となす負荷部と、前記被駆動部と負荷部との間
   に設けられ衝突検出部材の検出出力によシ回転力の伝達
   １分離を行なう伝達選択部とを備え、非衝突時にはばね
   により前記衝突検出部材をパレット前方に突出させかつ
   前記伝達選択部により被駆動部のスプロケットの回転力
   を負荷部に伝達してパレットを前進させ、衝突時には前
   記ばねに挺して押し込まれる前記衝突検出部材により前
   記伝達選択部で負荷部への回転力を分離し、スプロケッ
   トを空転させた状態で停止させるように構成したことを
   特徴とするフリー７μｍコンベヤ用パレット。 ＠）衝突検出部材をパンッ、トの進行方向に摺動可能と
   なし、その一部に固定した第１のまがシ歯かさ歯車と、
   スプロケットの回転軸に固着した第２のまがり歯かさ歯
   車とによシ伝達選択部を形成したことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のフリーフローコンベヤ用パレッ
   ト。 （３）負荷部は伝達選択部の出力軸の軸まわシの回転を
   規制する構成を有しこの規制量を可変としたこ、とを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のフリーフローコン
   ベヤ用パレット。 （４）被駆動部は一対の子プロフットと、このスプロケ
   ットの回転軸にそれぞれ固着されたプーリとを備え、一
   方のスプロケットの回転軸を伝達選択部への出力軸とな
   すとともに、この２−個のプーリ・に無端ベルトを張架
   し、前記各軸のスプロケットとプーリとはそれ七井所定
   の自由回転角を有し、′駆動用チェーンの乗り換え時、
   無端ベルトにょ多連結されたいずれのスプロケットにチ
   ェーンからの駆動力が印加されても前進方を発生し、か
   つチェーンとスプロケットの倉との不整合を前記自由回
   転角により吸収するように構成したことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のフリーフローコンベヤ用パレ
   ット。 （Ｉ５）コンベヤに設けられたレール上を案内される案
   内部と、コンベヤの駆動用チェーンに係合し回転するス
   プロケットを有する被駆動部と、この被駆動部によシ取
   り出される回転力を受けて回転負荷を発生しパレットの
   前進力となす負荷部と、前記被駆動部と負荷部との間に
   設けられ衝突検出部材の検出出力によシ回転力の伝達２
   分離を行なう伝達選択部と、前記衝突検出部材の移動量
   を受は止める衝撃吸収部とを備え、非衝突時にはばねＫ
   より前記衝突検出部材をパレット前方に突出させかつ前
   記伝達選択部により被駆動部のスプロケットの回転力を
   負荷部に伝達してパレットを前進させ、衝突時には前記
   ばねに抗して押し込まれる前記衝突検出部材の移動量を
   衝撃吸収部で受は止めて衝撃の少ない停止となし、かつ
   衝突検出部材の動作により前記伝達選択部で負荷部への
   回転力を、　分離し、スプロケットを空転させた状態で
   停止さ一コンベヤ用パレット。