JPS582025B2 - 工具搭載往復台の駆動装置 - Google Patents

工具搭載往復台の駆動装置

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JPS582025B2
JPS582025B2 JP55103221A JP10322180A JPS582025B2 JP S582025 B2 JPS582025 B2 JP S582025B2 JP 55103221 A JP55103221 A JP 55103221A JP 10322180 A JP10322180 A JP 10322180A JP S582025 B2 JPS582025 B2 JP S582025B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転している工具を工作物に対して急速に接近
させた後、工作物に係合させた状態で送り速度或は加工
速度で送り、続いて他の加工地点に上記工作物を移動さ
せ得る位置まで後退させる形式の、複数の加工地点を具
えた装置における穴開け、リーマ仕上げ、正面フライス
削りによる金属の除去に関する。
従来、自動装置とも称される複数地点式の機械において
は、各地点を所定の金属除去機能を果すように構成して
いる。
例えばエンジンブロックを各地点間で移送する場合、1
地点で所定の穴を開け、他の地点で他の穴を開け、更に
他の地点でリーマ仕上げを施すとともに場合によっては
正面フライス削りを行う、等の加工を実施している。
この種の機械においては、各金属除去工具を工作物に向
けて前進させた後に後退させ、次の地点に上記工作物を
移動させ得るようにする必要がある。
また多くの産業において生産率が極めて高いために1位
置における秒単位の節約も最終的には時間単位の節約と
なるから、各加工作業のタイミングは重要である。
フライス削り、穴開け、リーマ仕上げ、タップ立て等の
金属加工に使用される、複数地点式の自動トランスファ
ーマシンにおいては通常、その種の加工を行う各地点に
送り台装置或はウエイ装置と呼ばれる装置を配設し、該
装置に工具用の往復台を取付けるとともに工具が殆ど工
作物に接触するまで高速で前進させ、続いて速度を大幅
に低下させつつ工具を工作物内に送って所定の加工を実
施している。
従来の機械的に動作させられ、親ネジまたはその同等物
を介して駆動される送り台装置或はウエイ装置は、高速
前進、高速運動から相対的に低速の送り運動への変化を
、高い相対速度で結合されるある種の摩擦クラッチ或は
ブレーキを介して達成している。
しかしこの構成では、工具を送り速度で工作物に向けて
前進させ始める正確な位置が不安定となる。
この問題は油圧式の送り及び後退装置を使用した場合で
も同様であり、正確な制御が困難である。
本発明の目的は、送り速度まで急激に減速される従来の
実質的に定速の高速前進運動に対し、工具を支持した送
り台乃至往復台を一定の加減速運動を使用して工作物に
向けて高速で前進させる往復台駆動装置を提供すること
にある。
本発明はまた、高速前進運動から送り運動への移行点を
、工具を支持した送り台乃至往復台の非常に正確で再現
し得る位置とした往復台駆動装置を提供することを目的
とする。
一方前記送り行程の終了時、往復台は通常、高速の復帰
行程により元の出発位置まで戻される。
これは一般に、高速の前進行程と同一の定速駆動機構に
より行われているため、上記復帰行程の開始時には極め
て大きく短い加速を生じ、その終了時には極めて大きく
短い減速を生じる。
従って本発明はまた、工具を支持した送り台を先行する
急速前進運動と送り運動の和である行程を有する加減速
運動を使用して急速に出発位置に戻す往復台駆動装置を
提供することを目的とする。
以下、本発明の実施例を詳述するが、それに先立ち、第
1図乃至第4図を参照して従来装置の代表例について説
明する。
まず第1図、第2図において、2は当該機械の翼状基部
4に固設された送り台用の基台、6は該基台2に摺動可
能に載置され、スペーサ8及びジブ10により所定位置
に保持された送り台乃至往復台を示す。
この往復台6には、一般的にモータギヤボックス、スピ
ンドル、並びに工具自体からなる所定の工具装置12が
取付けられている。
14はブラケット16を介して往復台6の下面に装着さ
れて往復台6を移動させるボールナットで、前記基台2
に適宜に軸支された親ネジとしてのボールネジ18によ
り駆動される。
20はギヤボックスで、上記ボールネジ18を駆動する
伝動装置を内蔵している。
即ち第3図、第4図に示すように、ボールネジ18の被
駆動側端部はギヤボックス20内で軸受22に支持され
るとともに、駆動用の太陽歯車24を固設されている。
26は軸受28を介してギヤボックス20に軸支された
急速前進及び急速復帰用の入力軸で一端に太陽歯車30
を具え、他端に急速前進及び急速復帰用のモータ38(
第1図)からプーリ36、ベルト34を介して駆動され
るプーリ32を具えている。
40はギヤボックス20に取付けられた電動ブレーキ、
42は上記入力軸26に取付けられたブレーキ板を示し
、ブレーキ40は電気的に附勢されると、ブレーキ板4
2を静止させて入力軸26の回転を阻止する。
更に44は、軸受46を介して前記ボールネジ18に、
また軸受48を介して前記入力軸26に軸支された遊星
キャリアで、内部に軸52を介して3個の遊星歯車組5
0が設けられている。
これら各遊星歯車組50の一方の遊星歯車は前記入力軸
26上の太陽歯車30に、他方はボールネジ18上の太
陽歯車24に各々噛合している。
尚、太陽歯車30は太陽歯車24より小径であり、これ
に応じて遊星歯車50の断面寸法も設定されている。
54は前記遊星キャリア44の外周面に取付けられたウ
オームホイールで、スリーブ58,60及び軸受62,
64を介してギヤボックス20に取付けられたウオーム
56に噛合している。
これらウオーム56とスリーブ58,60はギヤボック
ス20に対して一体的に回転し、更にウオーム56はス
リーブ58,60内で回転しつつ、スリーブ60とウオ
ーム56の肩部68との間で作用するスプリング66を
圧縮して軸方向で右方(第3図)に移動できる。
上記スプリング66はウオーム56に一定の軸方向の荷
重、つまりスラスト荷重が作用すると、ウオーム56の
肩部70を前記スリーブ58に当接させる。
このウオーム56は、送りモータ76(第1図)からベ
ルト74とウオーム56上のプーリ72を介して駆動さ
れる。
上記構成になる従来装置の作用を次に説明する。
往復台6はその復帰位置から、急速前進行程により高速
で前方に駆動される。
その間、ブレーキ40は非係合状態にあり、入力軸26
はベルト34、プーリ32,36を介してモータ38に
より駆動され、この場合は純な歯車列として作用する太
陽歯車30、遊星歯車組50、太陽歯車24を介してボ
ールネジ18を回転させる。
その際の上記歯車列による減速率は比較的小さく、ボー
ルネジ18の角速度は入力軸26の角速度の約1/2で
あり、比較的高速で回転するボールネジ18により往復
台6がボールナット14を介して左方(第1図)に移動
させられる。
この急速前進行程の終端で上記往復台6または工具装置
12が適宜のリミットスイッチ(図示せず)に係合する
ことにより、モータ38が停止すると同時にブレーキ4
0が係合状態となり、その結果ブレーキ板42を介して
入力軸26の回転が停止する。
これに続く送り行程では、ウオーム56がベルト74と
プーリ72を介して送りモータ76により駆動されるこ
とにより、ウオームホイール54、従って遊星キャリア
44を回転させる。
この場合入力軸26及び太陽歯車30は静止しているか
ら、遊星キャリア44の回転に応じてボールネジ18が
、太陽歯車24と、太陽歯車30、遊星歯車組50、太
陽歯車24で構成された差動遊星歯車列とを介して駆動
される。
この場合、ウオーム56からボールネジ18への全体的
な減速率は非常に大きく、ボールネジ18は比較的低い
角速度ではあるが極めて大きいトルクを伴って回転する
上記角速度は、工具の加工時に往復台6及び工具装置1
2を工作物に向けて送るのに適したものである。
そして送り行程の終端において、往復台6はストツパに
よりそれ以上の前進を規制され、従ってボールネジ18
の回転も阻止される。
同時に遊星キャリア44とウオームホイール54の回転
も停止するが、回転し続けるウオーム56は静止状態の
ウオームホイール54に噛合しているため、スプリング
66を圧縮しつつ右方(第3図)に移動し、その外端が
リミットスイッチ78を動作させることにより送りモー
タ76の回転を停止させて送り行程を終了する。
次の急速復帰行程は、モータ38が逆転することと、ブ
レーキ40が再度非係合状態となってボールネジ18が
太陽歯車24、遊星歯車組50、太陽歯車30を介して
入力軸26から駆動されることを除いて実質的に前記急
速前進行程と同一であり、その線速度も等しい。
以上説明した通り、従来装置における急速前進行程及び
急速復帰行程は共に実質的に定速で行われ、行程の始端
ではモータ38の始動による急激な加速を生じるととも
に、行程の終端ではブレーキ40の係合による急激な激
速を生じる。
更に急速前進行程の終端において、急速前進速度から送
り速度への移行位置はブレーキ40とブレーキ板42の
制動トルクの再現性に左右される。
即ちこの制動トルクは、湿気や摩耗等、各種の変動要素
に影響される摩擦により決定されるから、正確な上記移
行位置に関してある幅の不定性が存在する。
実際上はこの移行位置の不定性を、工具が未だ工作物か
ら約6.35mm(1/4インチ)〜約12.7mm(
1/2インチ)離れている状態で往復台6を送り速度と
することにより補償している。
しかし送り速度は急速前進速度に比較すると遥かに低い
から、移行を早めに行うと全サイクル時間が、工具と工
作物との間隔が約0.79mm(約1/32インチ)の
ときを移行点とする理想的な状態に比して約1〜2秒だ
け長くなる。
次にこの理想的状態を達成する手段となる機構を説明す
る。
第5図は本発明を機能の概略図で示すもので、基台2は
従来通り翼状基部4に固設され、工具装置12を支持し
た往復台6を摺動可能に支持している。
本発明によれば上記往復台6を2種の交互に作用する駆
動手段により移動させる。
即ち一方の駆動手段は送りに使用するもので、ボールネ
ジ18と、ボールナット14と、往復台に固定したブラ
ケット16とで構成し、ボールネジ18を後述するギヤ
ボックス100により駆動する。
他方の駆動手段は急速前進並びに急速復帰に使用するも
ので、ブラケット102と、ピン104によりブラケッ
ト102に結合されたリンク106と、前記ボールネジ
18が自由に回転する状態では前記ギヤボックス100
内でクラッチ解放される一点鎖線108内の加減速機構
とで構成し、リンク106をこの加減速機構により駆動
する。
第6図は前記ギヤボックス100の断面図であり、前記
ボールネジ18がギヤボックス100内の軸受110に
支持されている。
112は軸受114を介してボールネジ18の延長部に
軸支されたクラッチ殼体、116はクラッチ殼体112
の外周面に同心的に設けられたウオームホイールを示す
このウオームホイール116の駆動態様は第3図、第4
図の送り駆動機構と実質的に同一で、送り行程の終端で
スプリングに抗して軸方向に移動自在のウオーム56に
より駆動する。
そしてこのウオーム56を同ウオーム56上のプーリ1
18、ベルト120、送りモータ124上のプーリ12
2により駆動する。
126は前記ボールネジ18の端部に螺合された駆動カ
ラーで、外周面に切込み形成されたスプライン128に
摺動クラッチ130の内周面のスプラインが噛合してい
る。
上記摺動クラッチ130の内方端面にはセレーションに
よる歯が形成されており、これらの歯が前記クラッチ殼
体112のセレーションによる歯に噛合する(第7図)
132は前記駆動カラー126内に設けられたスプリン
グで、摺動クラッチ130をクラッチ殼体112から離
脱した状態に保持する。
更に134はスラスト軸受136を介して摺動クラッチ
130内に同心的に取付けられたアダプタ、138はこ
のアダプタ134内に収容されたスプリング、142は
ギヤボックス100本体に取付けたプシュ144内に摺
動可能に装着された駆動プランジャで、その肩部140
に上記係合スプリング138が当接する。
この駆動プランジャ142は後述するように外部から動
作させられるもので、第6図の状態では動作させられず
、クラッチ殼体112と摺動クラッチ130の間の環状
界面であるクラッチを非係合状態としている。
この状態では、ウオーム56とボールネジ18の間の駆
動結合は起きない。
即ちこの状態は、往復台6が急速前進及び急速復帰のい
ずれかにおいて前記リンク106を介して駆動されてい
る間に生じるものである。
従ってボールネジ18は逆にボールナット14により駆
動されて軸受110,114内で回転し、駆動カラー1
26、摺動クラッチ130、スプリング132は上記ボ
ールネジ18と共に自由に回転する。
換言すれば、往復台6がリンク106に駆動されて急速
前進或は急速復帰しているときには、ボールナット14
が往復台6と一体的に移動し、この軸方向運動によりボ
ールネジ18が回転させられる。
これはボールナット14とボールネジ18の非常に小さ
い摩擦特性により可能となる。
またこの状態では、ボールネジ18と一体的に回転する
摺動クラッチ130と送り装置により駆動され、るクラ
ッチ殼体112とが非係合状態にあるから、ボールネジ
18は回転自在である。
一方前記駆動プランジャ142を後述するように左方(
第6図)に移動させると、アダプタ134に作用する係
合スプリング138がそれを同様に左方に移動させる結
果、アダプタ134がスラスト軸受136に作用してこ
の運動を摺動クラッチ130に伝達し、スプリング13
2が圧縮される。
すると摺動クラッチの前記した歯がクラッチ殼体112
の歯に噛合して駆動結合をなす。
このようにプランジャ142が左方に移動した状態では
、ウオーム56の回転によりウオームホイール116に
伝達された回転運動はクラッチ殼体112、摺動クラッ
チ130、スプライン128、駆動カラー126を介し
てボールネジ18に伝達される。
これが送り時のギヤボックス100内の機構の状態であ
る。
次に第6図及び第8図乃至第11図を参照して加減速機
構108の一実施例を説明する。
図中150は前記ギヤボックス100に設けられた2個
の相離間した延長部で、加減速機構を取付ける構造的枠
体を構成する。
152は二又部を上記両延長部150に支持された軸1
54に枢支された主リンク、156は軸158により主
リンク152に枢着された駆動リンクで、該駆動リンク
156の延長部は駆動歯車162に係合するラック部1
60とされている。
164は上記駆動歯車162に設けられた2本のスタブ
軸であり(第11図)、相離間した頬板166に嵌合し
ている。
168,170は上記頬板166を取付けた軸で、前記
延長部150に設けた軸受172,174内を軸線A1
上で回転する。
これら軸168,170頬板166、駆動歯車162、
スタブ軸164からなる集合体はクランクを構成し、軸
線A1を中心として一体的に回転する。
尚この軸線A1は、実質的に駆動歯車162のピッチ線
に一致している。
前記ラック部160は軸受180を介して前記スタブ軸
164に軸支された2枚の側板178と該側板178間
に固設されたバックアップ板176からなる集合体によ
り駆動歯車162とピッチ線で接触した状態に保持され
る。
上記側板178は更に、それらの間に設けられたスペー
サブロツク182により相結合されている。
これらの素子160〜182で構成される機構全体は、
本発明者の米国特許第3,789,676号に記載され
た発明の一実施例をなすものである。
前記軸168は第6図に示すように、プーリ或はスプロ
ケット184及びベルト或はチェーン186を介して急
速前進及び急速復帰用のモータ188から駆動される。
多くの場合、上記プーリ184と軸168の間、または
モータ188自身の内部に減速装置を設ける。
いずれの場合も、軸線A1を中心とする駆動歯車162
の反時計方向の1回転(第6図)により急速前進行程が
生じる。
すると前記ラック部160が駆動歯車162のピッチ円
に実質的に等しい距離だけ上昇する。
その際、駆動歯車162の1回転時の一定の仮想角速度
に対し、ラック部160の上昇は略行程中間で最大速度
まで円滑に加速され、続いて上記行程の終端で停止まで
円滑に減速される。
このようにラック部160が上昇する結果、前記主リン
ク152は軸154を中心として反時計方向に回動させ
られる。
更に185は軸187を介して前記主リンク152に枢
支された従動リンクで、該従動リンクの他端には開口1
89が形成され往復台6を駆動する前記リンク106の
他端が係合する。
この従動リンク185はピン190によりリンク106
に枢着しているが、このピン結合は図示位置で行っても
よく、或はピン190を2組の穴192,194(第6
図)に選択的に挿通し得るようにして、後述するように
異なる急速前進行程を得るようにしてもよい。
196はカム枢支ピン198を介して従動リンク185
の一側に装着されたカムで、従動リンク185に対して
上記枢支ピン198を中心に角度位置を調整し得るよう
に穴を介して従動リンク185の上記一側にボルト止め
されている。
カム196は前記延長部150に取付けられたカムロー
ラ200と協働する。
202は枢支ピン204により前記主リンク152に枢
着された係止リンク、206は概略三角形状の係止リン
ク202の一端に収容され、主リンク152の凹所内で
反作用する圧縮スプリングであり、このスプリング20
6により係止リング202には、主リンク152に対し
て枢支ピン204を中心とする時計方向のトルクが作用
する。
208は上記係止リンク202の他の隅角部に取付けら
れたカムフオロワローラで(第9図)、前記軸線A1上
で軸168と一体的に回転すべく軸168に設けられた
扇形カム210(第12図)と協働する。
係止ピン202の更に他の隅角部には前記リンク106
に接触しないように開口が設けられるとともに係止用の
フック部212が形成され、前記従動リンク185のフ
ック部214に係合する。
上記フック部212がフック部214に係合した状態で
は、従動リンク185は主リンク152に装着したスト
ツパ215に当接する。
その場合には従動リンク185及び主リンク152が係
止リンク202により一体的に係止され、実質的に1個
の固定的な物体となる。
また216は水平アーム218と垂直アーム220を有
するベルクランクで、前記延長部150に固定された軸
222に軸支されている。
このベルクランク216は、ギヤボックス100内の送
り機構と、前記各素子150〜215からなる急速前進
、急速復帰に使用する加減速機構とを機械的に関連づけ
る手段となる。
さて、急速前進行程の開始時には機構全体が第6図に示
す状態にある。
急速前進行程に際し、駆動歯車162が前述の通り軸線
A1を中心として反時計方向に1回転すると、ラック部
160が加速の後減速される上昇運動を行い、これが軸
1585を介して主リンク152に伝達される結果、主
リンク152は固定された軸154を中心に約80°回
動する。
このとき、主リンク152、従動リンク185及び係止
リンク202は一体回転する。
また従動リンク185とリンク106の間の軸187も
軸154を中心に約80°回動することにより、リンク
106を左方に移動させて往復台6を所定の急速前進行
程だけ前進させる。
駆動歯車162が1回転の終端に近づくと、ラック部1
60が実質的に全行程を終了して静止する休止位置に達
するが、駆動歯車162は更に約10°の小角度だけ回
転し続ける。
第12図に示す機構の状態がこの休止位置の始点に対応
する。
この状態では、明確を期すために概略的に示したラック
部160が上昇行程の終端に達しており、主リンク15
2及び従動リンク185も同様である。
また扇形カム210は係止リンク202上のローラ20
8と低部224で接している。
更に集合体としての主リンク152、従動リンク185
、係止リンク202による約80°の回動の後は、係止
リンク202の外方部分がベルクランク216の水平ア
ーム218に係合したばかりの状態にある(第12図)
ラック部160及び各リンクが休止状態となっている間
に軸168と扇形カム210が最後の約10°を回動し
ている途中で、扇形カム210の高部228に至る移行
部226がカムフオロワローラ208に係合し、これに
より係止リンク202が、この時点では静止している主
リンク152に設けられた枢支ピン204を中心に小角
度だけ反時計方向に回動させられる。
係止リンク202の回動によりそのフック部212が従
動リンク185のフック部214から離脱する。
このように下方に回動する際、上記フック部212はベ
ルクランク216の水平アーム218を同様に下降させ
て同ベルクランク216を軸222を中心として時計方
向に回動させる。
従ってベルクランク216の垂直アーム220が左方に
移動してプランジャ142を左方に押しやり、前述の通
りギヤボックス100内部のクラッチ機構を結合する。
係止リンク202のフック部212と従動リンク185
のフック部214が離脱したことにより、上記従動リン
ク185は静止状態の主リンク152の軸187を中心
として左方に回動自在となる。
この時点で送りモータ124を附勢してボールネジ18
を、プランジャ142により結合されている前記クラッ
チ機構を介して駆動する。
すると往復台6が左方(第5図)に移動して工具装置1
2を工作物内に送るのであるがその際、往複台6により
リンク106が引張られ、従って現時点では回動自在の
従動リンク185が上記リンク106により軸187を
中心として左方に引張られる。
この送り行程は従動リンク185上のカム196の角度
位置で決まる所定の調節可能な長さに亘って継続する。
送り行程の終端で上記カム196がカムローラ200に
係合し、軸187を中心とした前記従動リンク185の
それ以上の回動を阻止する。
尚、往復台6と基台2との間の積極的なストツパを同時
に係合させてより正確に位置決めしてもよいが本機構に
関しては重要ではない。
それ以上の移動を阻止された前記往復台6はボールネジ
18を停止させるとともに、第1図について説明したよ
うにウオームホイール56を軸方向に移動させるから、
リミットスイッチ78が動作させられて送りモータ12
4を停止させ、同時にモータ188を逆転させて駆動歯
車162を時計方向に1回転させ、急速復帰行程を行わ
せる。
前記軸168及び駆動歯車162が時計方向に最初の約
10°回転する間、ラック部160は依然として休止状
態にあるが、扇形カム210の高部228がカムフオロ
ワローラ208から離れるから、係止リンク202は依
然として静止している主リンク152の枢支ピン204
を中心として時計方向にスプリング206により回動さ
せられる。
するとそれまでベルクランク216からプランジャ14
2に作用していた左方への力が解除され、摺動クラッチ
130がスプリング132によりクラッチ殼体112か
ら離脱させられ、同時にボールネジ18はボールナット
14の移動により要求される回転を再び自由に行える状
態となる。
一方ラック部160は、駆動歯車162が軸線A1を中
心に時計方向に回転するにつれて下方に加速され、主リ
ンク152を軸154を中心に時計方向に回動させる。
この場合、従動リンク185の運動は、この従動リンク
185を主リンク152に結合する軸187の弧状移動
路と、静止状態のカムローラ200に対して反作用する
カム196とにより制御される。
つまり軸187が前進位置(第12図)から後退位置(
第6図)まで軸154を中心とした弧状移動路を戻ると
、カムローラ200沿いに転動している従動リンク18
5上のカム196により従動リンク185が主リンク1
52上のストツパ215に当接させられる。
復帰行程の約2/3以後に生じるこの状態になると、係
止リンク202のフック部212が直に主リンク152
のフック部214に再結合する。
このようにカム196及びカムローラ200が従動リン
ク185を主リンク152に対して通常の係止位置まで
強制的に戻すことにより、リンク106、及び急速復帰
行程ではリンク106により引張られる往復台6を、急
速前進行程と続く送り行程の和に等しい行程だけ移動さ
せる。
この組合せになる急速復帰行程は、ラック部160をし
て急速前進時の上昇に等しい加速・減速下降を行わしめ
る駆動歯車162の時計方向の1回転のみで得られる。
第13図乃至第16図は単純化した概念図で、主リンク
152及び従動リンク185を、3種類の取付け位置間
の移動に応じてピン190と軸187の中心とを結ぶ直
線で示している。
これら概念図は移動を表わすと同時に、ピン190を穴
192,194に選択的に挿通することにより急速前進
行程を変化させ得る過程をも示すものである。
尚第13図乃至第15図において、復帰位置にある各素
子の位置を符号に“a”を付加して示すとともに各素子
を点線で示し、急速前進の終端で且送り以前の各素子は
符号のみで示すとともに実線で表わし、更に送りの終端
にある各素子は符号に“b”を付加し且点線で示す。
まず第13図において、ピン190は第6図及び第12
図の状態に対応する最下方位置にある。
急速前進時、主リンクは152aから152まで一定角
度移動し、従動リンクは185aから185まで、ピン
は190aから190まで移動する。
この場合、リンク106に連結されたピン190の移動
は水平面上の投影図において、往復台6に伝達される急
速前進行程に実質的に等しい。
この間、主リンクと従動リンクは係止された対として動
作する。
急速前進の終端で、従動リンク185は前述したように
主リンク152から解放されるから、往復台6がボール
ネジ18及びボールナット14により前進させられ、こ
れに伴って解放された従動リンクがリンク106に引張
られて静止中の主リンク152上の軸187を中心に1
85から185bまで前方に回動する。
この送り速度はボールネジ18により制脚される。
送り行程の終端で、従動リンクの位置が185bとなる
続く主リンク152aの復帰行程の間に、従動リンクは
第16図に示す係止位置185cに戻る。
第14図の場合も第13図について説明した順序で動作
が進行するが、第14図においてはリンク106を従動
リンクに結合する前記ピン190を他の穴192(第6
図)に挿通している。
これによれば、リンク装置の回転中心である軸154か
らリンク106を従動リンク185に結合する点までの
半径が長くなる結果、主リンク152の回動角度が前述
のもの(第13図)と同一であるにも拘らず、ピン19
0の通路の移動の水平投影が該通路の半径が増大したこ
とにより増大する。
このことは第13図と第14図の急速前進工程を比較す
れば理解されよう。
同様に、ピン190を第15図の場合を示す更に大径の
穴194(第6図)に移動させると、第15図に示され
る通り、更に大なる急速前進行程が得られる。
このように急速前進行程の長さは、ピン190を従動リ
ンク185に形成した各種の穴間で移動させることによ
り相異る距離として調節できる。
そして急速前進行程の位置も、例えばリンク106を2
個の部材で構成して一方を他方に螺入する等、周知の各
種方法でリンク106の長さを可変とすることにより調
節可能となる。
次に第16図について、主リンク152に対する従動リ
ンク185の動作を説明するが、この動作は前記ピン1
90のいずれの位置においても同様である。
第16図において、主リンクは前述したと同様、急速前
進行程では152aから152まで回動する。
一方従動リンクは、ここでは軸187とカム枢支ピン1
98を結ぶ線として示すが、同じく急速前進行程中18
5に移動し、カム196は196位置に移動する。
送り行程時、従動リンクは185から185bに、また
カムは196から196bに各々移動する。
但し上記カム196bは、この送り行程の終端で固定さ
れたカムローラ200に当接する。
続く急速復帰時、軸187は187aまで弧状移動路を
戻る。
この急速復帰行程の最初の約2/3の間に、カム196
及び該カム196を支持した従動リンク185が前記カ
ムローラ200により主リンク152に対する係止位置
まで押し戻され、主リンクが152c位置、従動リンク
が位置185c、カムが位置196cとなる。
ここで送り行程の長さは急速前進行程後に軸187を中
心として生じ得る従動リンク185の回動量に応じて決
まり、またこの回動量は枢支ピン198を中心とする従
動リンク185上のカム196の回動位置に応じて決ま
ることは明白である。
一方カム196及び従動リンク185は上記枢支ピン1
98を中心としたカム196の位置に拘らず、カムロー
ラ200、ピン198、軸154が“c”を付加して示
したように同一直線上となる急速前進行程の特定の点に
おいて主リンク152に対する係止位置に移動させられ
ることも理解されよう。
これは、枢支ピン198に近接したカム196部分が枢
支ピン198の中心線を中心とする真の半径であるから
必然的にそうなる。
以上説明した実施例において、急速前進及び急速後退用
のリンケージ装置を駆動する目的で使用した基本的な加
減速機構は、本発明者による米国特許第3,789,6
76号に示された発明の一実施例であったが、同様の他
の機構を使用することも可能で、その数例を次に第17
図乃至第19図の概略線図について説明する。
尚第17図乃至第19図においては主リンク152を、
回転中心である軸154と入力が加わる軸158とを結
ぶ線で表わし、復帰位置にある全ての素子には符号に“
a”を付加して示すが、前進位置にある素子については
“a”を付加せず符号のみで示す。
第17図において230はクランクアーム、232は該
クランクアーム230を取付けた回転軸で、この回転軸
232は例えば、前記ギヤボックス100に設けられて
モータ188等のモータにより駆動される減速装置の出
力軸として必要なトルクを供給し得るものである。
234は一端をクランクピン236により上記クランク
アーム230の外端に軸支され、他端を軸158により
主リンク152に枢着された連接棒を示す。
クランクアームの1位置230aでは、主リンク152
が連接棒234aにより復帰位置152aに保持される
クランクアームが230a位置から230位置に回動す
ると、主リンクは上記復帰位置152aから位置152
に駆動されて急速前進行程を生じさせる。
同様にクランクアームが位置230から位置230aに
回動すると、主リンク152は急速復帰行程を生じさせ
つつ位置152aまで戻る。
尚、前記カム210(第6図)のようなカムを軸232
に設け、前述のように係止リンク202を駆動する。
主リンク152の駆動に適した他の機構例を第18図に
概念的に示す。
この機構例は本発明者による米国特許第3,7 7 7
,580号に記載された発明の一実施例である。
第18図において240はギヤボックス100に適宜に
支持された固定のラック、242はこのラツク240と
適宜に噛合した状態に保持されて転動する歯車で、該歯
車242はそのピッチ円に等しい距離だけ離れた2位置
242,242a間をラツク240沿いに転動する。
244はギヤボックス100に設けられたシリンダ24
6により駆動され、上記歯車を2位置242,242a
間で移動させるロツド、248は歯車242は、その中
心線が同歯車242のピッチ線上かその近傍にあるよう
に取付けられたクランクピン、250は一端を該クラン
クピン248に枢着され、他端を軸158を介して主リ
ンク152に枢着された連接棒を示す。
この構成によれば、歯車はシリンダ246に駆動されて
1回転すると、位置242aから位置242まで移動す
る。
すると連接棒及び主リンクが夫々位置250a、位置1
52aから位置250、位置152まで、ロツド244
の移動が定速であるにも拘らず円滑に加速、減速を受け
つつ移動する。
この場合係止リンク202は、歯車242をラツク24
0に対してピッチ線接触状態に維持するための装置の押
圧点により動作させられることになる。
第19図は主リンク152を動作させる板カム装置の概
略図である。
第19図において252は、適宜の減速装置の出力軸等
の駆動軸253に取付けられた板カム、254はアーム
255に設けられて板カム252に形成されたカム溝2
56内で作用するローラを示す。
上記アーム255は枠体に設けられた軸257に軸支さ
れ、外端をリンク258により枢持ピン259を介して
主リンク152に連接されている。
またカム溝256は、板カム252が駆動軸253を中
心に定速回転するのに対し、主リンク152に円滑に加
速、減速される運動を附与するような形状とされている
尚板カム252は、急速前進行程後の主リンク152の
位置に対応する1位置で図示しているが、この板カム2
52の位置が、明確を期すために図示を省略した復帰位
置から時計方向に270°回転して得られることは理解
されよう。
上記復帰位置ではローラが254a位置、アームが25
5a位置、リングが258a位置となる。
急速復帰行程時、板カム252は駆動軸253により反
時計方向に270°回転させられ、ローラを原位置に復
帰させるとともに主リンクを152a位置に戻す。
尚第17図乃至第19図の各機構における主リンク15
2の移動角度は、前記第6図及び第12図の場合の主リ
ンクの移動角度と同一であり、また従動リンク185、
係止リンク202、並びにそれらに関連した各機構の動
作や動作順序も前述と同様である。
本発明の他の実施例を第20図乃至第22図に示す。
この実施例は、機構の一部を往復台自体に設けたことを
除き、前記実施例と同一の原理に基いて構成されたもの
である。
第20図乃至第22図において、前記実施例と同様、基
台2には往復台6が摺動可能に設けられ、上記往復台6
には工具装置12が設けられている。
基台2内のボールネジ18(第22図の断面図参照)は
送り行程でのみボールナット14を介して往復台6を駆
動する一方、第6図のギヤボックス100内のボールネ
ジ駆動機構と実質的に同一の機構により駆動される。
また加減速機構としては、本発明者による米国特許第3
,789,676号に記載された一実施例であって第1
1図に断面を示したものをここでも使用するが、本実施
例では、ラック部260の運動方向が実質的に往復台6
の運動方同と平行であるように配置している。
更に軸168,170(第11図、第12図)はギヤボ
ックス100の変形された相離間した延長部262に軸
支し、この機構の駆動にはここでもモータ188を使用
している。
ラック部260の休止から休止までの行程は前述と同様
、駆動歯車162のピッチ円に等しく、駆動歯車162
の反時計方向の回転時には左方への行程、時計方向の回
転時には右方への行程となる。
このラック部260の駆動側端部は枢支ピン266によ
り垂直レバー264に結合され、該垂直レバー264の
他端は往復台6の後端に固設されたブラケット270に
軸支された軸268にキー或はスプラインにより係着さ
れている(第20図)。
急速前進時、前記垂直レバー264はブラケット270
に設けられたストツパ272に当接し、ピン276を介
して上記ブラケット270に枢着されたL字状係止リン
ク274によりストツパ272との当接状態に保持され
る。
278はストツパ272の背面と係止リンク274の間
で作用する圧縮スプリングで、係止リンク274のフッ
ク部と垂直リンク264底部のフック部との係止状態を
維持すべく、係止リンク274に反時計方向のトルクを
作用させる。
280は駆動ロッドで、一端がピン282を介して上記
係止リンク274の上端に結合され、他端は加減速装置
の側板178に取付けられたブラケット284の開口を
経て延びている。
286は上記駆動ロッド280の後端に設けられた大径
のキャップである。
駆動ロッド268は一側においてブラケット270外に
延び出し(第22図)、この延出端部に水平レバー28
8がキー止め或はスプライン結合されている。
290は該水平レバー288の外端に支持されたローラ
で、スペーサ294を介して前記基台2に支持されたカ
ム板292と協働する。
ギヤボックス100内のクラッチ機構は前記第6図、第
7図のものと実質的に同一であり、ここでもプランジャ
142を介して駆動され、該プランジャ142は左方に
移動するとボールネジ18をモータ124に接続し、ス
プリング作用に基いて右方に戻されるとボールネジ18
を回転自在とする。
295は前記延長部262に固定された軸296に軸支
されたベルクランクで、プランジャ142を動作させる
297はこのベルクランク295に設けられたカムフオ
ロワローラで、前記軸168上の正面カム298により
駆動される。
正面カム298には、ラック部260が休止位置にある
とき、カムフオロワローラ297とベルクランク295
とを介してプランジャ142を押圧して左方に移動させ
、ギヤボックス100内のクラッチ機構を係合させるよ
うな形状の斜面が設けられている。
一方ラック部260の非休止状態では、正面カム298
によりプランジャ142が伸張位置とされてクラッチを
解放する。
尚この種の構成にあっては、急速復帰行程の終端におけ
る復帰位置の休止及び次の急速前進行程の前にプランジ
ャ142が押圧されてクラッチを再係合するが(第6図
、第12図の機構では生じなかった)、このことは往復
台6がいすれにせよ静止しているから欠点とはならない
第20図は、機構が急速前進行程の前の復帰位置にある
状態を示す。
この状態から急速前進行程のための駆動歯車162が反
時計方向に1回転すると、ラック部260が駆動歯車1
62のピッチ円に等しい行程だけ左方に駆動されるため
、往復台6を垂直レバー264、ストツパ272、軸2
68、ブラケット270を介して同一行程だけ移動させ
る。
この行程の終端での休止中、駆動ロッド280のキャッ
プ286がブラケット284の一端面に接触し、この休
止時に生じる側板178及びブラケット284の右方へ
の移動を介して駆動ロッド280を僅かに右方に移動さ
せる。
尚急速前進行程以前のブラケット284からキャップ2
86までの距離は急速前進行程に実質的に等しいもので
あった。
キャップ286がブラケット284により右方に駆動さ
れると、引張作用状態の駆動ロッド280がL字状係止
リンク274の上腕部をピン276を中心に時計方向に
移動させてスプリング278を圧縮する。
すると係止リンク274のフック部が垂直リンク264
下部のフック部を離脱して下降すると同時に、軸168
上の正面カム298がカムフオロワローラ297を介し
てベルクランク295を動作させる。
このベルクランク295は一方、ギヤボックス100内
のプランジャ142(第6図)を駆動し、前述のように
クラッチが締結されてボールネジ18の駆動を開始する
このとき、つまり急速前進の終了時で且送り行程以前の
時点で、垂直レバー264、軸268、水平レバー28
8及びローラ290は夫々、第20図の位置264a,
268a,288a,290aに達している。
尚この位置関係をそのまま下方に移して第21図に示し
、後続の移動の説明を明確にする。
送りモータ124を附勢してモータ188を消勢すると
、ラック部260は静止したまま、往復台6がボールネ
ジ18により更に左方(前方)に駆動されて送り行程を
生じる。
往復台6と同往復台6上のブラケット270は、前進し
つつ軸268をも一体的に移動させる。
第21図において、上記軸268は水平位置268aか
ら回転位置268b(“b”は送り行程以後のいかなる
素子の位置にも適用される)まで移動し、ラック部26
0の前後方向の移動は静止状態の駆動歯車162により
阻止されているが、垂直レバー264を位置264aか
ら位置264bまで反時計方向に回動させる。
その際、ラック部260は第21図の中心線のみで示す
ように位置260aから位置260bまで若干上昇する
必要があるが、これも、ラック部260が静止状態の駆
動歯車162上を転動して空間内でその角度位置を変化
させ得ることで可能である。
水平レバー288も同様に垂直レバー264から軸26
8を介して垂直レバー264と同一角度だけ反時計方向
に回動させられ、送り以前の位置288aから送り以後
の位置288bとなる。
この位置288bでは、ローラ290がカム板292に
係合する位置290bとなり、レバー288,264の
それ以上の回動を阻止して往復台6のそれ以上の前進を
阻止する。
この場合にも、ローラ290のカム板292との係合の
直前或はそれと同時に往復台6をスライダ基台2に設け
た積極的なストツパに当接させ、作動の精度を更に向上
させることもできる。
いずれにせよこの時点でボールネジ18の回転が阻止さ
れ、第3図について既述したようにウオーム56が軸方
向に移動してリミットスイッチ78を動作させて送りモ
ータ124を停止させるから、送り行程が完了して往復
台6の送りが停止する。
次に急速復帰時にはモータ188を急速前進時とは逆方
向に回転させ、駆動歯車162を時計方向に1回転させ
る。
軸168と駆動歯車162が時計方向に回転し始めると
、プランジャ(第6図)によりクラッチが解放され、ボ
ールネジ18は急速前進時と同様、再び回転自在となる
ラック部160は、急速前進行程時に左方に移動した行
程に等しい行程だけ右方に移動しつつ、垂直レバー26
4、軸268、ブラケット270を介して往復台6を引
張る。
その際、垂直レバー264は送りの終端で得た位置26
4bから急速後退行程を開始するが、ローラ290は往
復台6の右方への移動に伴い、位置290bから出発し
てカム板292の直線的傾斜カム面を上昇する。
従って水平レバー288が位置288bから出発し、右
方に移動しつつ軸268を中心に時計方向に回動させら
れる結果、垂直レバー264も時計方向に回動させられ
、軸268(並びに軸268がブラケット270により
装着された往復台6)を、ピン276を介して垂直レバ
ー264の底部に装着されたラック部260より更に右
方に移動させる。
これは、水平レバー288と垂直レバー264の時計方
向の回動がそれらの直線運動に重なるために生じる再生
型或は付加型の運動であり、それら回動運動及び直線運
動は共にラック部260の右方への移動により生じる。
換言すれば、ラック部260が駆動歯車162(または
他の原動機)により右方に一定増分だけ移動させられる
と、垂直レバー264、水平レバー288、軸268、
ブラケット270、往復台6の同等の第1移動成分が生
じ、この第1移動成分により、ローラ290がカム板2
92により上昇させられるにつれて両レバー264,2
88は軸268を中心に時計方向に回動させられ、この
垂直レバー264の回動に起因してラック部260に対
する軸268、ブラケット270、水平レバー288、
往復台6の第2移動度分(右方)が誘導される。
この第2移動成分が直線運動に基く前記第1移動成分に
重畳または付加されるのである。
従って、ラック部260のいかなる増分の右方への移動
(復帰)に対しても、往復台6は該増分とカム板292
の斜面に応じた付加的量の和だけ移動することになる。
図示実施例の場合のようにカム斜面が実質的に直線的で
あれば、両レバー264,288の回動によるラック部
260に対する往復台6の付加的総移動量は、実質的に
ラック部260自体の第1移動成分に比例する。
そしてラック部260自体の運動は駆動歯車162によ
る円滑に加速、減速された運動であり、往復台6の復帰
運動は、これら円滑に加減速された特性を有する増幅さ
れた、つまりより大きい行程の移動である。
急速復帰行程の終端では、第21図にて符号に“c”を
付加して示すように、ローラ290cはカム板292の
作用により水平レバー288を288cで示す元の水平
位置に戻しており、この移動が軸268を介して伝達さ
れて垂直レバー264を原位置264cに戻しており、
また係止リンク274はスプリング278によるトルク
を受けてそれ自身のフック部を垂直リンク264のフッ
ク部に再係合させる。
従ってこれら垂直レバー264、軸268、水平レバー
288は再度ブラケット270に対して係止され、機構
全体は次の急速前進行程を待つ。
但し、このことを生じるには、往復台6が復帰位置(最
右方)にある場合にローラ290が係合するカム板29
2の右端が水平レバー288を水平の復帰位置まで戻す
に十分な高さを有している必要がある。
従ってこのカム板292上の点は、全ての送り量に共通
したものである。
送り行程量は第21図からわかるように、両レバー26
4,288に許された急速前進行程後の回動量で決まり
、この回動量はローラ位置290bで示すように、カム
板292に対するローラ290の接点の高さにより制御
される。
即ち、接点が高ければ高いほど送り量が少くなり、事実
、カム板292の上端面を水平とすれば送りは全く行わ
れなくなる。
従って、送り量はカム板292の上端面の傾斜により制
御されるもので、送り量を調節可能としたい場合には、
カム板292の右端がローラ290を290cで示す往
復位置に駆動するに十分な高さにある、という条件さえ
満たせば、上記カム板292を基台2に対して調節可能
に取付けてもよい。
第20図乃至第22図について上記した実施例において
、急速前進運動並びに急速後退運動のための原動機は本
発明者による米国特許第3789676号に示されたー
実施例であるが、これに代えて、例えば前記第17図乃
至第19図の機構を第20図乃至第22図の再生型或は
付加型の機構を保持しつつ利用する等、他の型式の機構
を採用してもよい。
第23図、第24図に本発明の更に他の実施例を示す。
本実施例においても、ギヤボックス100は往復台6を
取付けた基台2に固設され、往復台6はボールネジ18
とボールナット14により送り時にのみ1駆動され、ま
たボールネジ18は第6図に示したようなクラッチ機構
を介して駆動される。
更に往復台6は急速前進時及び急速復帰時、例えばブラ
ケツト102(第5図)等のブラケットを介して往復台
6に装着されたリンク300により駆動される。
第23図、第24図において、302は主スライダ基体
を構成するギヤボックス100の延長部、304は該延
長部302に取付けられ、往復台6の移動面に対して約
45°傾斜した平面沿いに動作する主スライダを示す。
306は円筒カムで、前記延長部302に軸支されて内
部の減速装置310により駆動される軸308に固設さ
れている。
尚、上記減速装置310はモータ188により駆動され
る。
312は円筒カム306に近接して取付けられ、同円筒
カム306と共に回転する正面カムである。
314は円筒カムに形成されたカム溝で、後方休止部3
16から前方休止部318まで、中間の最大捩れ角を含
む滑らかに変化する捩れ角を有している。
320はブラケット322を介して主スライダ304の
下面に取付けられ、前記カム溝314内で作用するカム
フオロワを示す。
324は前記主スライダ304に取付けられた副スライ
ダ基体、326は該副スライダ基体324に支持され、
主スライダ304の動作面に対して実質的に直交する平
面内で動作する副スライダ、328は該副スライダ32
6に取付けられ、枢支ピン330により前記リンク30
0に連接されたU字状ブラケットを示す。
332は前記主スライダ304に設けられ、副スライダ
326の動力によらない下降を制限するストツパ、33
4はピン338とブラケット340を介して主スライダ
304に枢着されたL字状係止レバーで、この係止レバ
ー334が副スライダ326の固定突起336に係合す
ることにより副スライダ326をストツパ332に当接
させている。
342は前記正面カム312と後述するように協働して
上記係止レバー334を動作させるローラ、344はピ
ン346を介して前記延長部302に枢支されたベルク
ランクを示す。
該ベルクランク344は係止レバー334の第3部分に
より動作させられて第6図のプランジャ142を,駆動
させる。
更に348は、係止レバー334と主スライダ304の
下面との間に介挿されて上記係止レバー334に時計方
向のトルクを作用させるスプリング、350は副スライ
ダ326のブラケット328に取付けられ、前記延長部
302上のブラケット354に取付けられた調節可能な
カム352と協働するカム7オロワローラである。
第21図の状態は、往復台6が完全に戻された復帰位置
に対応する。
急速前進に際して、モータ188及び減速装置310に
より円筒カム306は1回転より若干多めに回転させら
れ、ローラ状のカムフオロワ320を復帰休止316の
位置から前進休止318の位置まで駆動する。
すると主スライダ304が、副スライダ326を係止さ
れたまま、円筒カム306の上記両休止間と同じ距離だ
け前進させられる。
その際、円筒カム306上の滑らかに変化する捩れ角に
基き、主スライダ304の運動は滑らかに加速、減速さ
れたものとなる。
この運動はリンク300を介して往復台6に、その急速
前進行程として伝達される。
この急速前進時には前述した通り、ギヤボックス100
内のクラッチ機構が解放され、ボールネジ18がボール
ナット14の軸方向移動により駆動される。
またこの場合、主スライダ304の移動は往復台6の移
動線に対して傾斜した線に沿って生じるから、往復台6
及びリンク300の総急速前進行程は主スライダ304
の行程より少く、同時に往復台6の上記移動線上に突出
した主スライダ304の移動成分のみが往復台6の移動
に対して有効である。
この急速前進行程の終端では、カムフオロワローラ35
0は350aの位置をとる。
主スライダ304の急速前進行程が終端に近づいたとき
、ローラ342が正面カム312の面に達し、上記急速
前進行程の終端で、カムフオロワ320が前進休止31
8にある状態で、正面カム312の上昇斜面がローラ3
42に作用する結果、係止レバー334はスプリング3
48を圧縮しつつピン338を中心に反時計方向に短い
距離だけ回動させられる。
これによりベルクランク344がピン346を中心に反
時計方向に揺動させられ、プランジャ142をギヤボッ
クス100内に押込むことによりクラッチ機構を締結し
てボールネジ18を駆動側に結合する。
同時に、係止レバー334のフック部が副スライダ32
6の突起336から離脱するため、副スライダ326は
副スライダ基体324上を上方に摺動する。
この時点で送り行程が開始され、送りモータ124の附
勢によりボールネジ18がギヤボックス100を介して
駆動される。
すると往復台6はボールネジ18に駆動されて送り速度
で前進し、リンク300が上記往復台6に引張られる。
これにより副スライダ326が静止している副スライダ
基体324上を上方(且左方)に移動する。
この送り移動は、カムフオロワローラ350が位置35
0aから出発して、カム352に係合する位置350b
に達するまで継続する。
この状態になると、それ以上の送り運動が阻止され、ウ
オーム56がリミットスイッチ78を動作させて前述の
ように送りモータ124を停止させ、送り行程が終了す
る。
ここでモータ188が急速前進時とは逆方向に回転させ
られる。
するとローラ342が正面カム312の上昇斜面を脱し
、係止レバー334はスプリング348の作用により短
い距離だけ時計方向に回動させられて第23図の位置に
戻る。
従ってベルクランク344が解放されてプランジャ14
2を“外方”位置に戻すため、ボールネジ18のクラッ
チが駆動側から解放される。
そして正面カム312及び円筒カム306が更に回転す
ると、カムフオロワ320がカム溝314内で作用し、
主スライダ304を復帰位置まで滑らかに加速、減速し
、それ自身も復帰休止316に達する。
この復帰行程(上方で右方)の主スライダ304の運動
により、カムフオロワローラ350がカム352に反作
用しつつ副スライダ326を副スライダ基体324上で
下降させ、この副スライダ326の下降も同様に右方へ
の移動成分を含むため、リンク300に重畳及び付加運
動が誘導されて先の送り行程を“補償”する。
急速復帰行程開始時には350b位置にあるカムフオロ
ワローラ350は急速復帰の間、350b位置から原位
置350まで戻りながらカム352の表面を転動して行
く。
そして急速復帰行程の終端では、副スライダ326はス
トツパ332に当接する位置に戻っており、係止レバー
334が突起336に再び係合して副スライダ326を
次の急速前進行程を待機する最下方位置に係止する。
前記送り行程の長さは、ローラ位置350a,350b
間の距離で示されるように、カム352の位置により可
能となる副スライダ326の前記誘導行程の長さにより
制御される。
実際に許される送り行程は、この距離の往復台6の移動
線と平行な成分により示される。
従って送り行程の長さは、カム352の右端部が、主ス
ライダ304がその完全な復帰位置に達した時点かそれ
以前に副スライダ326をストツパ332まで戻すに必
要な定位置を有する、という付加的要件が満たされる限
り、カム352の斜面を変化させることにより調節でき
る。
尚本実施例の場合、主スライダ304及び副スライダ3
26の動作線は往復台6の動作線に対して約40°、相
互に対して約90°、各々傾斜しているが、これは必須
条件ではなく、予期される送り行程距離に対する急速前
進行程の所望の割合に応じてある程度変更し得る。
例えば非常に長い急速前進行程を採用した場合には、副
スライダ326の傾斜角度は図示のように45°とした
まま、主スライダ304の傾斜角度30°或はそれ以下
まで小さくしてもよい。
第25図は前記第23図の実施例の変形例を示し、副ス
ライダ326を実質的に同等の枢動リンクに置換えたも
のである。
尚第25図では図示を省略したが、カム装置、ギヤボッ
クス100、及び他の機構は第23図、第24図につい
て前述したものと同一とする。
第25図において、360は主スライダ304に固設さ
れたブラケット、362は枢支ピン364により上記ブ
ラケット360に枢着された枢動リンクを示し、該枢動
リンク362は主スライダ304上のストツパ366に
当接し、係止レバー334により該当接位置に保持され
る。
図示のように、上記枢動リンク362の一部はラッチ部
368とされ、これが係止レバー334と協働する。
リンク300は枢支ピン370を介して枢動リンク36
2に枢着され、上記ピン370はリンク362より外方
に延び、カム352と協働するカムフオロワローラ31
2を支持している。
第25図はこの機構が完全に戻された復帰状態を示す。
急速前進行程は、第23図の機構に関して説明したが、
円筒カム306により駆動される主スライダ304によ
り生じる。
この急速前進行程の終了時、係止レバー334が枢動リ
ンク362のラッチ部368から離脱し、これにより枢
動リンク362はピン364を中心に時計方向に回動自
在となる。
これは前述と同様に正面カム312により達成され、係
止レバー334がここでもプランジャ142を介してク
ラッチを締結する。
そしてボールネジ18により送りが行われる間、リンク
300はピン370を介して作用しつつ枢動リンク36
2をピン364を中心に回動させる。
同時に、急速前進時には372a位置にあるカムフオロ
ワローラ372が送り時には弧状路を移動し、カム35
2に係合する372b位置に至る。
一方急速復帰行程では、前記主スライダ304が円筒カ
ム306により復帰位置に駆動される。
従って、カムフオロワローラ372が位置372bから
カム352の表面に沿って位置372まで復帰しながら
上記カム352により枢動リンク362をストツパ36
6に当接するまで戻させられると、上記枢動リンク36
2にはピン364を中心とした反時計方向の重畳回動が
誘導され、停止レバー334が枢動リンク362を上記
位置に係止し、これにより機構は次のサイクルの準備を
完了する。
このように本実施例によれば、先の送り行程を付加また
は補償するのは、主スライダ304の戻り時に生じる枢
動リンク362の反時計方向の回動である。
以上第23図、第25図の実施例では、急速前進行程及
び急速復帰行程を生じさせる運動発生機構として、カム
溝内で作用するカムフオロワを駆動する円筒カムを使用
している。
この種の機構はまた、前記第6図の主リンク152が必
要とする一定の回動、或は第20図のラック部材260
の一定の前後方向の移動を生じさせる目的に使用できる
同様に、素子160〜182からなる前記第6図の運動
発生機構、或は第17図乃至第19図の機構は全て、前
記主スライダ304を動作させるために第23図、第2
5図の各実施例に応用し得る。
第26図乃至第29図は本発明の更に他の実施例を示す
本実施例においては、副スライダを往復台6に設けると
ともに、係止機構の作動方法を前記第20図の方式と異
ならせている。
第26図乃至第28図において、380は変形されてギ
ヤボックス100に固設された枠の延長部を示し、上記
ギヤボックス100内には第11図に示した加減速機構
が軸支されている。
この加減速機構は第26図では、軸168,170に取
付けられてラック部材382と噛合した偏心状態の駆動
歯車162を具えている。
ラック部材382はピン386を介してブラケット38
4に連結され、該ブラケット384は副スライダ388
に取付けられ、この副スライダ388が工具装置12を
共に支持した往復台6上の副スライダ基体390に摺動
可能に設けられている。
図示のように、副スライダ388の動作線は往復台6の
動作線に対して約60°傾斜しているが、これは重要で
はない。
また往復台6は送り行程時、第5図に示したようにギヤ
ボックス100内のクラッチ機構を介して駆動されるボ
ールナット14とボールネジ18により移動させられ、
上記クラッチ機構は前述の通りプランジャ142により
動作させられる。
第27図に示す前記ブラケット384の延長部392に
はカムフオロワローラ394が装着されており、このカ
ムフオロワローラ394が、スペーサ398を介して前
記基台2に固設されたカム396と協働する。
400は前記ブラケット384に更に支持された係止ブ
ロックで、内部に係止部材402を摺動可能に具えてい
る。
上記係止部材402の先端は両面がテーパ状の楔形とさ
れ、この先端が、前記副スライダ基体390の上端に設
けられた反作用ブロック404の対応するテーパ状の凹
部に係合する。
第28図の拡大図からわかるように、上記係止部材40
2は肩部406を具え、一方圧縮スプリング408が係
止ブロック400内で上記肩部406に着座し、係止部
材402を前記反作用ブロック404内に着座させてい
る。
係止部材402の他端は枢支ピン410により駆動ロツ
ド412に結合されている。
414は前記延長部380に固設された軸416に軸支
されたT字レバーで、駆動ロツド412は該T字レバー
を自由に通過している。
但し駆動ロツド412の外端には、上記T字レバー41
4の穴を通過し得ない大径のキャップ部418が設けら
れている。
T字レバー414の反対側の脚部は、ギヤボックス10
0内のクラッチ機構を駆動するプランジャ142に係合
している。
420はT字レバー414とギヤボックス100の間に
設けられた圧縮スプリングで、T字レバー414に対し
、それが取付けられた軸416を中心とした反時計方向
のトルクを作用させる。
422は上記T字レバー414の中央の脚部に支持され
たカムフオロワローラ、424は加減速駆動機構の軸1
68に設けられ、上記カムフオロワローラが係合するカ
ムを示す。
第26図は上記機構の復帰状態を示し、この状態ではカ
ム424がカムフオロワローラ422を介してT字レバ
ー414を最も時計方向に回動した位置に保持しており
、従ってプランジャ142が押込まれてクラッチを締結
している。
しかしこれは、加減速機構が休止状態にあるから問題で
はない。
急速前進行程を得るためには、駆動歯車162が反時計
方向に1回転し、ラック部材382に対して左方向(第
26図)への滑らかな加速、減速運動を伝達する。
上記駆動歯車162の最初の10°の回転時、カム42
4がカムフオロワローラ422を離脱するため、T字レ
バー414はスプリング420の作用で反時計方向に回
動し、従ってプランジャ142が右方に移動してクラッ
チ機構を解放する。
その結果、ボールネジ18が回転自在となる。
前記ラック部材382はピン386、ブラケット384
、副スライダ388、副スライダ基体390を介して往
復台6を急速前進行程のために左方に駆動する。
その間、上記副スライダ388は係合部材402により
副スライダ基体390に係止されて相対運動を阻止され
ている。
この急速前進行程の終端で駆動ロツド412上のキャッ
プ418がT字レバー414の係合面に係合するか、或
はその直近で停止する。
そしてラック部材382、往復台6、駆動ロツド412
は、駆動歯車162が1回転し終る前に各々の休止位置
に達する。
このとき、駆動歯車162とカム424の最後の10°
の回転中に、カム424が再びカムフオロワローラ42
2に係合してこれを動作させ、T字レバー414を時計
方向に小角度だけ回動させる。
するとT字レバーは、プランジャ142を左方に移動さ
せてクラッチ機構とボールネジ送り装置を結合すると同
時に、キャップ418を介して駆動ロツド412を右方
に移動させて係止部材402を反作用ブロック404か
ら離脱させる。
従って副スライダ388が副スライダ基体390上で移
動自在となる。
ここで送りモータが附勢されて往復台6をボールネジ1
8とボールナット14を介して更に左方に移動させ、工
具を工作物内に送る。
この場合、ラック部材382は,駆動歯車162により
前後方向で静止させられているから、往復台6が上記し
たように更に左方に移動することにより副スライダ38
8は副スライダ基体390上を下降する。
その際、ラック部材382は駆動歯車162上を反時計
方向に転動する必要があるが、これも駆動歯車162と
の独特の結合により可能である。
急速前進運動の間、カムフオロワローラ394は、往復
位置から第26図394aの位置に移動する。
送り行程においては該カムフオロワローラ394は、3
94b位置で示すようにカム396との接線位置が得ら
れるまで、極めて大径の円弧を描きながら下降する。
ここで副スライダ388の更なる下降が阻止される結果
、往復台6の左方への移動も停止し、ボールネジ18が
停止するとともに、前述したようにウオーム56が移動
してリミットスイッチ78を動作させることにより送り
モータ124を停止させる。
この送り行程の間、副スライダ388の動作線の傾斜に
より、往復台6の左方への移動に基いて副スライダ基体
390上で副スライダ388の下降が誘導される。
往復台6の最終位置で副スライダ388が送り開始時の
副スライダ基体390上の位置に戻ったと仮定すると、
カムフオロワローラ394の中心は426点にあること
になる。
この426点と送り開始時の位置394aとの水平方向
の距離がスライダ、ローラーカムの組合せにより許され
る送り行程である。
この場合にも送り行程の長さはカム396の位置に応じ
て決まり、カム396の位置が高いほど送り行程は短く
なる。
また急速復帰行程は前述の通り、駆動歯車162の時計
方向の1回転により生じる。
即ち駆動歯車162とカム424の最初の10°の回転
時、カム424がカムフオロワローラ422から離脱し
てクラッチをT字レバー414及びプランジャ142を
介して解放する。
ラック部材382は上記駆動歯車162により右方に移
動させられると、ピン386、ブラケット384、副ス
ライダ388、副スライダ基体390を介して往復台6
を引張る。
副スライダ388はブラケット384上のカム396と
カムフオロワローラ394の動作により上昇させられる
が、この上昇に基いて上記往復台6には再生運動が重畳
される。
この急速復帰行程の終端乃至その附近では、副スライダ
388が副スライダ基体390上で通常の上昇位置とな
り、係止部材402によりスプリング406の作用下で
上記位置に再度係止されて次の急速前進行程の準備を完
了する。
以上の通り、本実施例における係止機構は複動型であり
、副スライダ388に対するストツパは不要となる。
また係止部材402は枢動ではなく摺動するものである
これに対し、複動型の枢動部材を使用した他の係止構成
を第29図に示す。
尚この第29図の構成は第26図の各素子400〜40
8からなる集合体と置換え得る。
第29図において426はピン430を介して係止ブロ
ック428に枢着された係止部材であり、上記係止ブロ
ック428は前記ブラケット384の一部としてもよく
、或は別部材としてブラケット384に固設してもよい
432は係止部材426に設けられた両面テーパ状の突
起で、前記副スライダ基体390に取付けられた反作用
ブロック434の対応するテーパ形状の凹部に嵌合して
いる。
436は上記係止部材426と係止ブ冶ツク428の間
に設けられたスプリングで、係止部材426に反時計方
向のトルクを作用させることにより、それを反作用ブロ
ック434に着座した状態に保持する。
第30図、第31図に、副スライダ388に代えて単純
な枢着U字リンクを設けた、前記第26図、第27図の
実施例の変形例を示す。
尚、加減速駆動機構、ボールネジ駆動機構、クラッチ駆
動機構、係止駆動機構は各々、駆動ロツド412をラッ
ク部材382より低い位置に配置するためにT字レバー
414の上方脚部を短くしたことを除き、第26図、第
27図のものと同一である。
第30図、第31図において、ラック部材382はピン
442と、U字状延長部444とを介して上記U字リン
ク440に結合されている。
このU字状延長部444はU字リンク440と一体的も
しくはこれにボルト止めされている。
またU字リンク440は基板448上の2本のスタブ軸
446により往復台6に枢着されている。
U字リンク440は通常、往復台6に固設のブラケット
452に設けられたストツパ450に当接した位置にあ
り、それ自身の横方向部分に固定された係止ブロック4
56内に摺動可能に設けられた係止部材454により上
記位置に保持されている。
係止部材454の駆動は、第28図と同様の態様でスプ
リングにより行う。
係止部材454の一端は、同係止部材454の伸張時、
前記ブラケット452に固設のラッチ部458に係合す
るラッチ部とされ、他端は枢支ピン460を介して駆動
ロツド412に結合されている。
駆動ロツド412の他端は前述の通り、T字レバー41
4とカム424により駆動される。
462は前記U字リンク440の一側に取付けられたカ
ムフオロワローラで、スペーサ466を介して基台2に
固定のカム464と協働する。
本実施例の作動順序は実質的に前記第26図、第27図
のものと同様であり、急速前進行程は全く同一である。
急速前進行程の終端で、係止部材454が掛留め部45
8を離脱するように引張られ、クラッチが前述したよう
に締結される。
往復台6が送り行程時に前方(左方)に駆動されるとU
字リンク440が両スクブ軸446を中心に時計方向に
回動するため、ラック部材382は再び駆動歯車162
上を転動しつつ反時計方向に回動する。
そして急速前進中に442a位置まで移動していたラッ
ク部材382とU字リンク440の間のピン442が、
送り時にはラック部材382の移動している回動中心を
中心として弧を描いて下降し、送り行程の終端で442
b位置となる。
このとき、カムフオロワローラ462がカム464と接
する462bとなるため、軸446を中心としたU字リ
ンク440のそれ以上の下方への回動が阻止される。
尚カムフオロワローラ462の軸線は構造の便宜上、ピ
ン442の軸線からずれている。
そしてボールネジ18が停止し、前述のように送りモー
タ124が消勢される。
このように許容される送り行程量は、往復台6が送り位
置の終端にあるときU字リンク440を軸446を中心
にストツパ450まで回動させるとすれば、前記ピン位
置442aとピン442の中心の位置である仮定点46
8との水平方向の距離となる。
この距離は送り時、Uリンク440が下降しつつ可能と
する往復台6の移動の距離と同等である。
急速復帰行程はここでも駆動歯車162の時計方向の1
回転により生じる。
ラック部材382は右方に移動しつつ、U字リンク44
0を介して往復台6を引張る。
しかし上記U字リンク440が右方に移動すると、カム
フオロワローラ462が462b位置から出発してカム
464上の斜面を上方に転動させられ、従ってU字リン
ク440は上方に回動してラック部材382に対して往
復台6に他の運動成分を付加する。
この急速復帰行程の終端乃至その近傍で、カムフオロワ
ローラ462によりU字リンク440はストツパ450
に当接するまで移動させられており、係止部材454に
よりラッチ部458が再結合され、本機構は次の急速前
進行程の準備を完了する。
更に第32図は前記第30図、第31図の実施例に若干
の変形を施した実施例を示す。
本実施例では、カムフオロワローラを基台2に取付ける
一方、カムをU字リンクに取付けている。
尚他の機構部分は第30図、第31図の実施例の場合と
同様である。
第32図において、472は図示しない基台2に固定さ
れたブラケット、470はこのブラケットに装着された
カムフオロワローラ、474はU字リンク440に設け
られて上記固定カムフオロワローラ470と協働するカ
ムを示す。
これら各素子は図中、U字リンク440がストツパ45
0に係止される急速復帰行程の終端と急速前進行程の始
端に成立する関係で示されている。
急速前進行程時、往復台6とU字リンク440はU字リ
ンク440が前述したと同様に係止された状態で左方に
移動する。
この急速前進行程の終端におけるカム474とカムフオ
ロワローラ470の関係を口−ラ位置470aで示す。
ここで、カムフオロワローラ470を図面上で470a
位置まで右方に移動させた場合には、カム474を左方
に移動させた場合と同一の相対関係がカム474とカム
フオロワローラ470との間に生じる。
従って急速前進行程の終端では、カム471とカムフオ
ロワローラ470の相対位置が474,470aとなる
次にU字リンク440の係止が前述のように解放されて
往復台6及び軸446が左方に移動して工具を送り、U
字リンク440はカム474が470a位置のカムフオ
ロワローラ470に係合するまで476で示すように円
弧を描きながら下方に回動し、前述のように送りを停止
する。
続く急速復帰行程では、カムフオロワローラ470がカ
ム474の湾曲面を転動しつつ同カム474及びU字リ
ンク440を係止位置に戻す。
尚第32図の方式は前記第30図、第31図のカムとロ
ーラの関係を単に逆転したものであり、これと同様の逆
転は他の各実施例においても可能である。
また前記した各種の加減速機構も第26図乃至第32図
の実施例に適用される。
以上の各実施例において、急速復帰行程では往復台6が
急速前進時に比して増幅された行程を移動させられる。
この増幅は復帰移動に第2の成分を重畳させるリンケー
ジにより発生し、該リンケージは駆動手段と往復台6の
間に一方向の引張力が存在する限り極めて良好に機能す
る。
これは往復台6とスライダ基台2の間の摩擦のために一
般的にそうである。
しかし復帰速度が速い場合、上記摩擦は、急速復帰行程
の減速部分で往復台2が駆動手段の速度以上で移動しよ
うとするのを防止するには適当ではない。
その状態では、カムフオロワローラがカム面から離れよ
うとし、スライダ或はリンクがストツパまたは係止体に
衝突することになる。
そのような状態を補正するには数種の直接的方法がある
即ち、ウエイのジブを締付けたりして意図的に摩擦を増
大させる、カムにより動作させられるリンク或はスライ
ダとその支持部材との間に従来の急停止装置を付加する
、等の方法を採用できる。
急停止装置の一例としては、外部との結合を有さずに小
径のピストンオリフイスを具えた小型の予め充填された
油圧シリンダ等により、外部から加えられた運動の速度
に略比例する抵抗を移動に作用させるものが挙げられる
ボールネジ18とこれに関連した駆動機構の間で作用す
るクラッチ機構としては、第6図、第7図に示したよう
な噛合いクラッチを使用しているが、それ以外に単一ク
ラッチ板式摩擦クラッチ、複数クラッチ板式摩擦クラッ
チ、または電気的に駆動されるクラッチ等、各種のクラ
ッチを使用でき、電気作動式の場合にはプランジャ14
2をリミットスイッチとする。
尚このクラッチに関する必要事項は、主としてその係脱
が相噛合し合う要素間の実質的にゼロ速度で行われると
いう理由で比較的単純である。
また送り行程を生じさせるためには、剛性と機械的利点
を考慮して従来のボールネジを使用したが、場合によっ
ては定速のピニオン・ラック装置を用いるのが有利なこ
ともあり、その際には前述した親ネジ装置に使用したと
同様のクラッチをピニオン駆動系に設ける。
以上の説明から明らかなように、本発明の不可欠の素子
としては次のものが挙げられる。
つまり第1に好適な形としては図示したボールネジ・ボ
ールナット装置である、往復台の送り行程用の従来の定
速駆動装置、第2に例えば第6図及び第20図に示した
米国特許第3,789,676号に記載された機械のよ
うに、独特の加速、減速出力運動を生じることにより急
速前進行程並びに急速復帰行程を発生させる完全に別個
の交互的駆動装置、第3に往復台に対して上記両駆動装
置の一方を自動的に選択して結合すると同時に、他方を
往復台から効果的に離脱させる、親ネジに関連したクラ
ッチ機構に代表されるもので、両駆動装置の一方が往復
台に結合されて他方が遊転するか回転自在となるように
加減速機構の係止レバー装置と協働するシフト装置と、
第4に加減速機構の復帰行程時に往復台を先の急速前進
行程と送り行程の和に等しい行程だけ移動させる、各種
のローラ・カム機構及びそれらが制御するリンク或はス
ライダとして示された再生乃至付加機構が不可欠である
これによれば、工具を工作物まで移送する最初の行程が
適切な加速・減速特性並びに非常に精確に画定し得る停
止点を具えた非常に高速の機構により制御されるから、
接触や破損の危険を伴うことなく工具を工作物に接近さ
せ得るのみならず、実際に金属の切削を開始する前に、
閉じるには時間を要する安全のための空隙を設ける必要
もない。
往復台を戻す復帰行程も非常に高速で行うことができ、
またそれ自身に送り行程を自動的に付加することにより
、ここでも極めて良好な加速・減速特性に基いて完全で
高速の後退が確実になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の送り装置の典型例を示す側面図、第2図
は第1図2−2線の断面図、第3図は同3−3線の断面
図、第4図は第3図4−4線の断面図、第5図は本発明
による送り装置の機能を示す概略図、第6図は第5図の
駆動機構をその復帰位置で示す前後方向の中間平面にお
ける縦断面図、第1図は第6図のクラッチ部の矢印7に
おける要部説明図、第8図は同8−8線の断面図、第9
図は同9−9線の断面図、第10図は同10−10線の
断面図、第11図は同11−11線の断面図、第12図
は急速前進・急速復帰機構を急速前進の終了時の状態で
示す断面図、第13図乃至第15図は各種の急速前進行
程時のリンケージの移動を示す単純化した概略線図、第
16図は急速復帰時のリンケージの移動を示す単純化し
た概略線図、第17図乃至第19図は急速前進及び急速
復帰用のリンケージに対する他の駆動機構例を示す概略
線図、第20図はリンケージを往復台に設けてなる本発
明の他の実施例を示す側面図、第21図はリンケージの
急速前進時、送り時、急速復帰時の移動を示す第20図
の機構の単純化した概略図、第22図は第20図22−
22線の断面図、第23図はリンクに代えてスライダを
使用した本発明の他の実施例を示す側面図、第24図は
第23図24−24線の断面図、第25図は1個のリン
クと1個のスライダを使用してなる、第23図の機構の
変形例を示す側面図、第26図は副スライダを往復台に
設けた本発明の他の実施例を示す側面図、第27図は第
26図の27−27線の断面図、第28図は第26図の
係止機構の拡大断面図、第29図は枢着係止レバーを使
用した、第26図に対する他の係止機構例を示す拡大断
面図、第30図は簡単な枢着リンクを副スライダの代り
に使用した、第26図の機構の変形例を示す要部説明図
、第31図は第30図の31−31線の断面図、第32
図はカムをリンクに設けるとともにカムフオロワローラ
を基台に設けた、第30図の機構の要部側面図である。 2・・・・・・基台、6・・・・・・往復台、12・・
・・・・工具装置、14・・・・・・ボールナット、1
6・・・・・・ブラケット、18・・・・・・ボールネ
ジ、20・・・・・・ギヤボックス、56・・・・・・
ウオーム、100・・・・・・ギヤボックス、102・
・・・・・ブラケット、104・・・・・・ピン、10
6・・・・・・リンク、108・・・・・・加減速機構
、112・・・・・・クラッチ殼体、116・・・・・
・ウオームホイール、118・・・・・・プーリ、12
0・・・・・・ベルト、122・・・・・・プーリ、1
24・・・・・・送りモータ、126・・・・・・駆動
カラー、128・・・・・・スプライン、130・・・
・・・摺動クラッチ、132・・・・・・スプリング、
134・・・・・・アダプタ、138・・・・・・スプ
リング、142・・・・・・プランジャ、150・・・
・・・延長部(枠体)、152・・・・・・主リンク、
156・・・・・・駆動リンク、160・・・・・・ラ
ック部、162・・・・・・駆動歯車、164・・・・
・・スタブ軸、166・・・・・・頬板、184・・・
・・・プーリ(スプロケット)、186・・・・・・ベ
ルト(チェーン)、188・・・・・・急速前進・急速
復帰用モータ、185・・・・・・従動リンク、190
・・・・・・ピン、192,194・・・・・・穴、1
96・・・・・・カム、200・・・・・・カムローラ
、202・・・・・・係止リンク、206・・・・・・
スプリング、208・・・・・・カムフオロワローラ、
210・・・・・・扇形カム、212,214・・・・
・・フック部、216・・・・・・ベルクランク、23
0・・・・・・クランクアーム、234・・・・・・連
接棒、240・・・・・・ラック、242・・・・・・
歯車、244・・・・・・ロツド、246・・・・・・
シリンダ、248・・・・・・クランクピン、250・
・・・・・連接棒、252・・・・・・板カム、253
・・・・・・駆動軸、254・・・・・・ローラ、25
5・・・・・・アーム、256・・・・・・カム溝、2
58・・・・・・リンク、260・・・・・・ラック部
、264・・・・・・垂直レバー、268・・・・・・
軸、270・・・・・・ブラケット、272・・・・・
・ストッパー、274・・・・・・係止リンク、278
・・・・・・スプリング、280・・・・・・駆動ロツ
ド、286・・・・・・キャップ、288・・・・・・
水平レバー、290・・・・・・ローラ、292・・・
・・・カム板、295・・・・・・ベルクランク、29
7・・・・・・カムフオロワローラ、298・・・・・
・正面カム、300・・・・・・リンク、302・・・
・・・主スライダ基体、304・・・・・・主スライダ
、306・・・・・・円筒カム、308・・・・・・軸
、310・・・・・・減速装置、312・・・・・・正
面カム、314・・・・・・カム溝、324・・・・・
・副スライダ基体、326・・・・・・副スライダ、3
28・・・・・・ブラケット、332・・・・・・スト
ツパ、334・・・・・・係止レバー、336・・・・
・・突起、342・・・・・・ローラ、344・・・・
・・ベルクランク、348・・・・・・スプリング、3
50・・・・・・カムフオロワローラ、352・・・・
・・カム、360・・・・・・ブラケット、362・・
・・・・駆動リンク、366・・・・・・ストツパ、3
68・・・・・・ラッチ部、372・・・・・・カムフ
オロワローラ、380・・・・・・延長部(枠体)、3
82・・・・・・ラック部材、384・・・・・・ブラ
ケット、388・・・・・・副スライダ、390・・・
・・・副スライダ基体、394・・・・・・カムフオロ
ワローラ、396・・・・・・カム、400・・・・・
・係止ブロック、402・・・・・・係止部材、404
・・・・・・反作用ブロック、408・・・・・・スプ
リング、412・・・・・・駆動ロツド、414・・・
・・・T字レバー、418・・・・・・キャップ、42
0・・・・・・スプリング、422・・・・・・カムフ
オロワローラ、424・・・・・・カム426・・・・
・・係止部材、428・・・・・・係止ブロック、43
2・・・・・・突起、434・・・・・・反作用ブロッ
ク、436・・・・・・スプリング、440・・・・・
・U字リンク、444・・・・・・U字状延長部、44
6・・・・・・スタブ軸、450・・・・・・ストツパ
、452・・・・・・ブラケット、454・・・・・・
係止部材、456・・・・・・係止ブロック、458・
・・・・・ラッチ部、462・・・・・・カムフオロワ
ローラ、464・・・・・・カム、472・・・・・・
ブラケット、470・・・・・・カムフオロワローラ、
474・・・・・・カム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基台と該基台に移動可能に設けられて工具を支持す
    る往復台とを具え、往復台の運動パターンが、往復台が
    比較的高速で所定の後退したスタート位置から所定の中
    間位置まで前進して前記工具を工作物の直近まで前進さ
    せる第1の急速前進行程と、この急速前進行程の終端で
    生じ、比較的低い定速送りで工具を前記中間位置から工
    作物内に前方に送る第2の前方送り行程と、往復台が比
    較的高速で前記後退したスタート位置まで戻る第3の急
    速復帰行程とで構成された工作機械の送り装置において
    、前記基台に取付けられ、比較的高速で滑らかに加速・
    減速される可逆出力運動を発生する第1駆動手段と、同
    様に基台に設けられ、所定の比較的低速の定速出力運動
    を発生する第2駆動手段と、前記第1駆動手段を往復台
    に結合して前記急速前進行程及び急速復帰行程を往復台
    に伝達する第1結合手段と、前記第2駆動手段を往復台
    に結合して前記送り行程を伝達する第2結合手段とを具
    備し、前記第1結合手段として、急速前進行程及び急速
    復帰行程時に第1駆動手段により可逆的に駆動される第
    1出力部材と前記往復台と駆動関係に結合された第2出
    力部材とを設け、これら第1出力部材及び第2出力部材
    を相対的に移動するように相互に結合し、前記往復台が
    後退したスタート位置にあるとき、前記第1駆動手段に
    より第1出力部材が基台に対して所定のスタート位置を
    とるようにし、更に、急速前進行程の間、前記第1出力
    部材及び第2出力部材を所定の固定位置で相互に係止す
    ることにより、それら第1出力部材と第2出力部材が一
    体的な部材として移動して急速前進行程時の第1出力部
    材の変位に実質的に比例した量だけ往復台を変位させる
    掛留め手段と、往復台が前記第2駆動部材により変位さ
    せられている送り行程中に両出力部材の一方を他方に対
    して移動させ得るように、急速前進行程の終端で前記掛
    留め手段を解放する解放手段と、急速復帰行程時、第1
    出力部材の逆方向の移動に応じて前記一方の出力部材を
    他方に対して前記所定の固定位置まで戻すことにより、
    第1出力部材が前記第1駆動手段により前記スタート位
    置に戻されるときに往復台を前記後退したスタート位置
    に戻す再生手段と、前記両出力部材を選択的に一方のみ
    を往復台に結合するシフト手段とを具備したことを特徴
    とする往復台駆動装置。 2 シフト手段が第2結合手段を、往復台の前進行程の
    終端では作動状態とし、急速復帰行程では不作動状態と
    することを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の往
    復台駆動装置。 3 シフト手段を第1駆動手段に結合してこれにより駆
    動することを特徴とする、特許請求の範囲第2項に記載
    の往復台駆動装置。 4 シフト手段として、第1駆動手段により駆動される
    カムと、該カムの所定位置への変位に応じて第2駆動手
    段を往復台に結合する手段とを設けたことを特徴とする
    、特許請求の範囲第3項に記載の往復台駆動装置。 5 掛留め手段を、両出力部材の一方と共に移動するよ
    うに取付けられ、他方の出力部材に係合してこれを上記
    一方の出力部材に対する移動を係止するラッチとしたこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の往復台
    駆動装置。 6 更にラッチを前記係止位置に附勢することにより、
    両出力部材が前記所定の固定関係にある場合は常に上記
    ラッチを係合させる手段を具備したことを特徴とする、
    特許請求の範囲第5項に記載の往復台駆動装置。 7 ラツチ開放手段を急速前進行程の終端で第1駆動手
    段により動作させることを特徴とする、特許請求の範囲
    第6項に記載の往復台駆動装置。 8 ラッチ解放手段を、往復台と基台を作動的に結合し
    て往復台の急速前進行程終端への移動に応動する機構に
    より動作させることを特徴とする、特許請求の範囲第6
    項に記載の往復台駆動装置。 9 更に急速前進行程の終端でラッチ解放手段とシフト
    手段を実質的に同時に動作させる手段を具備したことを
    特徴とする、特許請求の範囲第6項に記載の往復台駆動
    装置。 10 一方の出力部材を他方の出力部材に対して前記所
    定位置に戻す手段を、第1出力部材の前記逆方向移動に
    応じて上記一方の出力部材が係合するように位置するカ
    ムとしたことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記
    載の往復台駆動装置。 11 カムを基台に対して固定したことを特徴とする、
    特許請求の範囲第10項に記載の往復台駆動装置。 12 第1出力部材をレバーとし、第2出力部材を往復
    台に固設されるとともに上記レバーが枢支された支持部
    材としたことを特徴とする、特許請求の範囲第11項に
    記載の往復台駆動装置。 13 レバーを、往復台の移動路に対して実質的に直角
    をなす軸線上で枢支したことを特徴とする、特許請求の
    範囲第12項に記載の往復台駆動装置。 14 レバーを両端間で枢支されたベルクランクとし、
    このベルクランクの一端部を第1駆動手段に連結すると
    ともに、他端部にカムと係合するカムフオロワを設けた
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第12項に記載の往
    復台駆動装置。 15 第1出力部材及び第2出力部材を枢着したことを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の往復台駆動
    装置。 16 第1出力部材及び第2出力部材を摺動可能に結合
    したことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    往復台駆動装置。
JP55103221A 1979-08-07 1980-07-29 工具搭載往復台の駆動装置 Expired JPS582025B2 (ja)

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