JP4433615B2 - リンク機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本のリンクからなるリンク機構に関するもので、車両用空調装置の内外気切換装置等の流体通路開閉装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置に適用される流体通路開閉装置用のリンク機構の一般的な構造は、実公平1−26494号公報に記載のごとく、一方側のリンクに所定形状に形成されたカム溝を設け、他方側のリンクにカム溝内を摺動するピンを設けて電動モータ(サーボモータ)等の駆動源の駆動力を開閉ドア等の従動機器に伝達するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両用空調装置に適用される流体通路開閉装置のうち、特に、車両走行風圧(ラム圧)が開閉ドアに作用する内外気切換装置においては、十分な密閉性を確保するために、パッキンを押し潰すように開閉ドアを外気導入口に押圧して外気導入口を閉じている。
【0004】
このため、外気導入口を開閉する開閉ドアは、ラム圧によって開閉ドアに作用する力(以下、この力を閉め切り力と呼ぶ。)に対して十分に対向し得る力にてパッキンを押し潰す(以下、このパッキンの潰し量に相当する開閉ドアの移動量を閉め切り量と呼ぶ。)必要があるが、外気導入口の面積が増大すると、閉め切り力及び閉め切り量も増大する。
【0005】
一方、カム溝は、上記公報に記載されているように、一般的に所定の曲率半径を有して湾曲(屈曲)しているが、曲率半径が小さくなると、その屈曲部において、ピンの摺動速度が増大するので、ピンがカム溝の側面に衝突する際に比較的大きな衝突音が発生してしまう。
【0006】
この問題に対して、上記公報に記載の発明のごとく、カム溝の側面のうち、ピンが衝突する部位に弾性変形可能な緩衝機構(バッファ機構)を設ける手段が考えられるが、カム溝(リンク)の形状が複雑になり、カム溝(リンク)の製造原価上昇を招くおそれがある。
【0007】
本発明は、上記点に鑑み、カム溝(リンク)の製造原価上昇を抑制しつつ、ピンがカム溝の側面に衝突することによる衝突音を低減することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項に記載の発明では、第1リンク(62)、第1リンク(62)に連結されて第1リンク(62)の作動に連動して従動機器(5)を可動させる第2リンク(63)、及び駆動源(50)により回転駆動されて第1リンク(62)を駆動する第3リンク(61)を有するリンク機構であって、第1、2リンク(62、63)の連結部において、両リンク(62、63)のうちいずれか一方のリンク(63)には、所定値以下の曲率半径を有して屈曲した屈曲部(63b)を有する第1カム溝(63a)が設けられ、他方側のリンク(62)には第1カム溝(63a)内を摺動する第1ピン(62a)が設けられ、第1、3リンク(62、61)の連結部において、両リンク(62、61)のうちいずれか一方のリンク(62)には第2カム溝(62b)が設けられ、他方側のリンク(61)には、第2カム溝(62b)内を摺動する第2ピン(61a)が設けられ、さらに、第2カム溝(62b)は、第3リンク(61)の回転に伴って第1リンク(62)が作動する第1、2作動溝部(W1、W2)、及び第1作動溝部(W1)と第2作動溝部(W2)との間に位置して第2ピン(61a)が描く円弧軌跡と略等しい曲率半径を有するアイドル溝部(A1)を有しており、さらに、アイドル溝部(A1)は、第1ピン(62a)が屈曲部(63b)に進入するタイミングに略一致するように構成されていることを特徴とする。
【0020】
これにより、第1ピン(62a)が第1カム溝(63a)(屈曲部(63b))の側面に衝突する際の衝突エネルギを小さくすることができるので、第1カム溝(63a)に緩衝機構を設けることなく、第1ピン(62a)の衝突エネルギを小さくすることができるので、第1カム溝(63a)(第2リンク(63))の製造原価上昇を抑制しつつ、第1ピン(62a)が第1カム溝(63a)の側面に衝突することによる衝突音を低減することができる。
【0021】
また、本発明では、第2カム溝(62b)にアイドリング溝部(A1)を設けると言った簡便な手段にて、第1ピン(62a)が屈曲部(63b)に進入する際に、第1ピン(62a)が屈曲部(63b)に進入する以前に比べて、第1ピン(62a)の摺動速度が低下するように第1リンク(62)を作動させるので、リンク機構の製造原価上昇は殆どない。
【0022】
なお、請求項に記載の発明のごとく、流体が流通する開口部(4)が設けられたダクト部材(51)と、開口部(4)を開閉するドア本体(5a)、及び開口部(4)に接触して弾性変形し、ドア本体(5a)の密閉性を確保するパッキン材(5b)を有する開閉ドア(5)とを備える流体通路開閉装置において、電動モータ(50)の駆動力を開閉ドア(5)に伝達する請求項に記載のリンク機構(60)を用いることが望ましい。
【0023】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0024】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、本発明に係るリンク機構を車両用空調装置の内外気切換装置に適用したものであり、図1は車両用空調装置の模式図である。
【0025】
図1中、空気流路をなす空調ケーシング2の空気上流側部位には、車室内気を導入するするための内気導入口3と外気を導入するための外気導入口(開口部)4とが形成されるとともに、これらの導入口3、4を選択的に開閉する内外気切換ドア(開閉ドア、従動機器)5が設けられている。
【0026】
なお、この内外気切換ドア5は、サーボモータ等の電動式の駆動源によって開閉されるものであり、以下、内外気切換ドア5、内外気切換ドア5を駆動するリンク機構やサーボモータ等からなる装置を内外気切換装置と呼ぶ。
【0027】
そして、内外気切換ドア5の下流側部位には、遠心式の送風機7が配設されており、この送風機7により両導入口3、4から吸入された空気が、後述する各吹出口14、15、17に向けて送風される。また、送風機7の空気下流側には、空気冷却手段をなす蒸発器9が配設されており、送風機7により送風された空気は全てこの蒸発器9を通過する。
【0028】
また、蒸発器9の空気下流側には、空気加熱手段をなすヒータコア10が配設されており、このヒータコア10は、エンジン11の冷却水を熱源として空気を加熱している。
【0029】
そして、空調ケーシング2には、ヒータコア10をバイパスするバイパス通路12が形成されており、ヒータコア10の空気上流側には、ヒータコア10を通る風量とバイパス通路12を通る風量との風量割合を調節することにより車室内に吹き出す空気の温度を調節するエアミックスドア13が配設されている。
【0030】
また、空調ケーシング2の最下流側部位には、車室内乗員の上半身に空調空気を吹き出すためのフェイス吹出口14と、車室内乗員の足元に空気を吹き出すためのフット吹出口15と、フロントガラス16の内面に向かって空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口17とが形成されている。
【0031】
そして、上記各吹出口14、15、17の空気上流側部位には、それぞれ吹出モード切換ドア18、19、20が配設されている。なお、これらの吹出モード切換ドア18、19、20は、サーボモータ等の駆動手段または手動操作によって開閉される。
【0032】
次に、内外気切換装置について述べる。
【0033】
図2は内外気切換装置の模式図を示しており、内外気切換ドア5(以下、切換ドア5と略す。)は、外気導入口4及び内気導入口3を切換開閉する樹脂製のドア本体5a、その外縁部に一体的に設けられた弾性変形可能な材質からなるパッキン5b、及びドア本体5aを揺動(回転)可能に支持した状態でドア本体5aを揺動(回転)させるシャフト5c等を有して構成されている。
【0034】
50は後述するリンク機構60を介して切換ドア5(ドア本体5a)を揺動させる駆動力を発揮するサーボモータ(駆動源)であり、61はサーボモータ50の回転シャフトに固定されて回転シャフトと一体的に回転するサーボレバー(第3リンク)であり、62はサーボレバー61に連結されてサーボレバー61の回転に連動して作動する略くの字状のサブリンク(第1リンク)である。なお、サブリンク62はくの字状に屈曲した屈曲部62aにて内外気切換装置のケーシング(ダクト部材)51に回転可能に支持されている。
【0035】
また、63はシャフト5cに固定されてシャフト5cと一体的に回転するとともに、サブリンク62に連結されてサブリンク62の作動に連動して切換ドア5(従動機器)を揺動(可動)させるドアレバーであり、このドアレバー63、サブリンク62及びサーボレバー61により、サーボモータ50の回転駆動力を切換ドア5に伝達するリンク機構60が構成されている。
【0036】
ところで、サブリンク62とドアレバー63との連結部においては、図3に示すように、サブリンク62及びドアレバー63のうちいずれか一方(本実施形態では、ドアレバー63)には、S字状に屈曲した第1カム溝63aが設けられ、他方側(本実施形態では、サブリンク62)には、第1カム溝63a内を摺動する第1ピン62aが設けられている。ここで、S字状に屈曲した第1カム溝63aのうち、曲率半径が小さい方の屈曲部部分63bを屈曲部63bと呼ぶ。
【0037】
また、サブリンク62とサーボレバー61との連結部においては、サブリンク62及びサーボレバー61のうちいずれか一方(本実施形態では、サブリンク62)には、略Oの字状の第2カム溝62bが設けられ、他方側(本実施形態では、サーボレバー61))には、第2カム溝62b内を摺動する第2ピン61aが設けられている。
【0038】
なお、第2ピン61aは、サーボモータ50の回転とともに、第2カム溝62b内において一方向のみに摺動し、図3の実線矢印の向きに摺動する際には、切換ドア5は、外気導入口4を閉じた状態から内気導入口3を閉じる状態に揺動し(以下、この揺動作動を開作動行程と呼ぶ。)、一方、図2の破線矢印の向きに摺動する際には、切換ドア5は、内気導入口3を閉じた状態から外気導入口4を閉じる状態に揺動する(以下、この揺動作動を閉作動行程と呼ぶ。)。
【0039】
そして、第2カム溝62bのうち開作動行程に対応する部位は、サーボレバー61の回転に伴ってサブリンク62が作動する第1、2作動溝部W1、W2、及び第1作動溝部W1と第2作動溝部W2との間に位置して、溝部の中心位置にて第2ピン61aの中心が描く円弧軌跡と略等しい曲率半径を有する第1アイドル溝部A1を有して構成されているとともに、第1アイドル溝部A1の形成位置が、第1ピン62aが屈曲部63aに進入するタイミングに略一致するようになっている。
【0040】
なお、開作動行程において、第1作動溝部W1より(第2ピン61aの)摺動方向後退側の領域は、第1アイドル溝部A1と同様に、溝部の中心位置にて第2ピン61aの中心が描く円弧軌跡と略等しい曲率半径を有する第2アイドル溝部A2が設けられている。
【0041】
また、閉作動行程において、A3は、第1アイドル溝部A1と同様に溝部の中心位置にて第2ピン61aの中心が描く円弧軌跡と略等しい曲率半径を有するに示す第3アイドル溝部であり、W3はサーボレバー61の回転に伴ってサブリンク62が作動する第3作動溝部である。
【0042】
次に、本実施形態に係る内外気切換装置の作動をリンク機構60の作動に基づいて述べる。
【0043】
図4はサーボモータ50(サーボレバー61)の回転角θ1と切換ドア5の回転角(揺動角)θ2との関係を示すチャートである。因みに、サーボモータ50(サーボレバー61)の回転角θ1は、図2の初期位置で示す位置を基準とした回転角であり、初期位置では、外気導入口4が閉じられ、第1ピン61aは、第3作動溝W3の端部(図2の左端)に位置している。また、切換ドア5の回転角(揺動角)θ2は、外気導入口4が閉じられた状態を基準として、内気導入口3を閉じる向きに図った角度を言う。
【0044】
なお、以下の図5〜9は、図4のチャートに示す▲1▼〜▲5▼の状態に対応するもので、図5は▲1▼の状態に対応し、図5は▲1▼の状態に対応し、図6は▲2▼の状態に対応し、図7は▲3▼の状態に対応し、図8は▲4▼の状態に対応し、図9は▲5▼の状態に対応する。
【0045】
そして、サーボモータ50が回転して第2ピン61aが第1作動溝部W1に到達すると(図5参照)、サブリンク62が作動し始めて切換ドア5が開き始める。この後、第2ピン61aが第1アイドル溝部A1に到達すると(図7参照)、、それ以前に比べて、サブリンク62(切換ドア5)の揺動速度が大きく低下し、サーボモータ50(サーボレバー61)の回転に対してサブリンク62の作動が略停止したような状態となるので、図4に示すように、サーボモータ50(サーボレバー61)の回転角θ1の変化に対して切換ドア5の回転角(揺動角)θ2が階段状(段階的)に変化する。
【0046】
このとき、第1アイドル溝部A1の形成位置が、第1ピン62aが屈曲部63aに進入するタイミングに略一致するようになっているので、第1ピン62aが屈曲部63bに進入する際に、第1ピン62aが屈曲部63bに進入する以前に比べて、第1ピン62aの摺動速度が低下する。
【0047】
その後、第2ピン61aが第2作動溝部W1に到達すると(図8参照)、サブリンク62が再び作動し始めて切換ドア5が揺動し、内気導入口3が閉じられて開作動行程が終了する。なお、開作動行程において、サーボモータ50(サーボレバー61)は180度回転する。
【0048】
因みに、閉作動行程においては、サーボモータ50(サーボレバー61)の回転に対してサブリンク62が殆ど作動しないアイドリング領域は、第3アイドリング溝部A3のみであるので、図4に示すように、第2ピン61aが第3アイドル溝部A3を超えて第3作動溝部W3に到達(進入)した時から、切換ドア5が外気導入口4を閉じる向きに揺動し始める。
【0049】
次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述べる。
【0050】
本実施形態によれば、前述のごとく、第1ピン62aが屈曲部63bに進入する際に、第1ピン62aが屈曲部63bに進入する以前に比べて、第1ピン62aの摺動速度が低下するようにサブリンク62を作動させるので、第1ピン62aが第1カム溝63a(屈曲部63b)の側面に衝突する際の衝突エネルギを小さくすることができる。
【0051】
したがって、第1カム溝63aに緩衝機構を設けることなく、第1ピン62aの衝突エネルギを小さくすることができるので、第1カム溝63a(ドアレバー63)の製造原価上昇を抑制しつつ、第1ピン62aが第1カム溝63aの側面に衝突することによる衝突音を低減することができる。
【0052】
なお、本明細書で言う「第1ピン62aが屈曲部63bに進入する際に」とは、厳密に「第1ピン62aが屈曲部63bに進入する」ときを言うもではなく、屈曲部63bの外側における曲率半径の2倍程度の範囲を含むものである。
【0053】
また、本実施形態では、第2カム溝62bに第1アイドリング溝部A1を設けると言った簡便な手段にて、第1ピン62aが屈曲部63bに進入する際に、第1ピン62aが屈曲部63bに進入する以前に比べて、第1ピン62aの摺動速度が低下するようにサブリンク62を作動させるので、リンク機構60の製造原価上昇は殆どない。
【0054】
ところで、本発明は、「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、第1ピン62aが第1カム溝63a(屈曲部63b)の側面に衝突することによる衝突音を低減するものであるが、屈曲部63bの曲率半径が大きくなるのと、第1ピン62aが第1カム溝63a(屈曲部63b)の側面に衝突し難くなる。
【0055】
これに対して、発明者等は種々の形状の第1カム溝63aについて検討したところ、屈曲部63bの内径側曲率半径ro(図3参照)が8mm以下の場合に、衝突音が顕著になることを確認している。したがって、本発明は、屈曲部63bの内径側曲率半径ro(図3参照)が8mm以下のものに適用して特に有効である。
【0056】
また、発明者の検討によれば、衝突エネルギ(衝突音)を十分に小さくするには、第1ピン62aが屈曲部63bに進入する際には、第1ピン62aの摺動速度を第1ピン62aが屈曲部63bに進入する以前の摺動速度比べて略1/2以下まで低下させることことが望ましい。
【0057】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明に係るリンク機構を内外気切換装置に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吹出モード切換装置等のその他の流体通路開閉装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る空調装置の模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係るリンク機構の拡大図である。
【図3】本発明の実施形態に係るリンク機構の拡大図である。
【図4】本発明の実施形態に係るリンク機構における、サーボモータ50(サーボレバー61)の回転角θ1と切換ドア5の回転角(揺動角)θ2との関係を示すチャートである。
【図5】図4の▲1▼の状態における本発明の実施形態に係るリンク機構の拡大図である。
【図6】図4の▲2▼の状態における本発明の実施形態に係るリンク機構の拡大図である。
【図7】図4の▲3▼の状態における本発明の実施形態に係るリンク機構の拡大図である。
【図8】図4の▲4▼の状態における本発明の実施形態に係るリンク機構の拡大図である。
【図9】図4の▲5▼の状態における本発明の実施形態に係るリンク機構の拡大図である。
【符号の説明】
50…サーボモータ(駆動源)、61…サーボレバー(第3リンク)、
61a…第2ピン、62…サブリンク(第1リンク)、
62a…第1ピン、62b…第2カム溝、63…ドアレバー(第2リンク)、
63a…第1カム溝、63b…屈曲部。

Claims (2)

  1. 第1リンク(62)、前記第1リンク(62)に連結されて前記第1リンク(62)の作動に連動して従動機器(5)を可動させる第2リンク(63)、及び駆動源(50)により回転駆動されて前記第1リンク(62)を駆動する第3リンク(61)を有するリンク機構であって、
    前記第1、2リンク(62、63)の連結部において、前記両リンク(62、63)のうちいずれか一方のリンク(63)には、所定値以下の曲率半径を有して屈曲した屈曲部(63b)を有する第1カム溝(63a)が設けられ、他方側のリンク(62)には前記第1カム溝(63a)内を摺動する第1ピン(62a)が設けられ、
    前記第1、3リンク(62、61)の連結部において、前記両リンク(62、61)のうちいずれか一方のリンク(62)には第2カム溝(62b)が設けられ、他方側のリンク(61)には、前記第2カム溝(62b)内を摺動する第2ピン(61a)が設けられ、
    さらに、前記第2カム溝(62b)は、前記第3リンク(61)の回転に伴って前記第1リンク(62)が作動する第1、2作動溝部(W1、W2)、及び前記第1作動溝部(W1)と前記第2作動溝部(W2)との間に位置して前記第2ピン(61a)が描く円弧軌跡と略等しい曲率半径を有するアイドル溝部(A1)を有しており、
    さらに、前記アイドル溝部(A1)は、前記第1ピン(62a)が前記屈曲部(63b)に進入するタイミングに略一致するように構成されていることを特徴とするリンク機構。
  2. 流体が流通する開口部(4)が設けられたダクト部材(51)と、
    前記開口部(4)を開閉するドア本体(5a)、及び前記開口部(4)に接触して弾性変形し、前記ドア本体(5a)の密閉性を確保するパッキン材(5b)を有する開閉ドア(5)と、
    電動モータ(50)の駆動力を前記開閉ドア(5)に伝達する請求項に記載のリンク機構(60)とを備えることを特徴とする流体通路開閉装置。
JP2001010680A 2001-01-18 2001-01-18 リンク機構 Expired - Fee Related JP4433615B2 (ja)

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