JPS58142918A - ハロゲン含有ポリマ−加硫用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハロゲン含有ポリマー加硫用組成物に関する。

更に詳細には、本発明は次の二成分、 （、、ａ）ハロゲン含有ポリマー （ｂ）ジメルカプトマレオニトリルの金属塩を含んでな
る加硫用組成物に関する。

ポリクロロプレン、ポリエビクロルヒドリン。

エビクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合体、含
塩素アクリルゴム、塩素化ポリエチレン、臭素化ブチル
ゴム、フッ素ゴム、ポリ塩化ビニル等のハロゲン含有ポ
リマーは、加硫されることにより耐熱性、耐油性、耐薬
品性などの物性に優れた材料として広汎に用いられてい
る。しかしながら該ポリマー中の炭素−ハロゲン結合が
化学的に安定であるため有効にこれを加硫することは従
来困難とされてきた。

本発明は、ハロゲン含有ポリマーを容易に、且つ有効に
加硫することによって上記ポリマーの物性を改善するこ
とを目的とする。

本発明の対象となるハロゲン含有ポリマーとしては、塩
素化ポリエチレン、塩素化エチレン−プロピレン共重合
体、塩素化エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共
重合体、クロルスルホン化ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、含塩素アクリルゴム、塩素化ブチルゴム。

臭素化ブチルゴム、フッ素ゴム、ポリクロロプレン、ポ
リエピクロルヒドリン、エビクロルヒドリン−アリルグ
リシジルエーテル共重合体、エピクロルヒドリン−エチ
レンオキサイド共重合体、エピクロルヒドリン−エチレ
ンオキサイド−フリルグリシジルエーテル三元共重合体
等を挙げることができる。

本発明において用いられるジメルカプトマレオニトリル
の金属塩は下記一般式で表わされる化合物である。

ζ 但し、上記一般式において、Ｘは１または２であｏｏｘ
＝１のときＭは、Ｑｌ、ｎｅ、Ｂａ、Ｚｍω、ｒｌｍか
ら選ばれる金属であり、’Ｘｅ２のときＭは、Ｋ、Ｎａ
から選ばれる金属である。

本発明組成物は、（ａ）成分のハロゲン含有ポリマー１
００重量部に対して、（ｂ）成分のジメルカプトマレオ
ニトリルの金属塩を０．１〜１０重量部、特に好ましく
は０．２〜６重量部含むのが適当である。

また、本発明組成物に更に受酸剤となる金属化合物を添
加することは、ハロゲン含有ポリマーの熱安定性の見地
から有効である。このような受酸剤となる金属化合物と
しては、周期律表第１族金属の酸化物、水酸化物、炭酸
塩、カルボン酸塩、ケイ酸塩、ホウ酸塩、亜燐酸塩１周
期律表第Ｈａ族金属の酸化物、塩基性炭酸塩、塩基性カ
ルボン酸塩、塩基性亜燐酸塩、塩基性亜硫酸塩、三塩基
性硫酸塩等がある。具体的な例としては、マグ、ネシア
。

水酸化マグネシウム、水酸化バリウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸バリウム、生石灰、８１石灰、炭酸カルシウム
、ケイ酸カルシウム、ステアリンン酸カルシウム′、ス
テアリン酸亜鉛。

フタル酸カルシウム、亜燐酸マグネシウム。

亜燐酸カルシウム、亜鉛華、酸化錫、リサージ、ｉ丹、
鉛白、二塩基性フタル酸鉛、二塩基性炭酸鉛、ステアリ
ン酸錫、塩基性亜燐酸鉛、塩基性亜燐酸錫、塩基性亜硫
酸鉛、三塩基性硫酸鉛等を挙げることができる。

Ｆ配量酸剤となる金属化合物の配合層としては、ハロゲ
ン含有ボーリマー１００１１部に対して　０．５〜５０
重一部、特に好ましくは１〜２０重量部の範囲が適当で
ある。

本発明の対象となるハロゲン含有ポリマーの中でも特に
反応性の低いポリマーの場合には、硫黄又はチウラムス
ルフィド類、ジチオカーバメート類、スルフェンアミド
類、及び脂肪族アミン類、芳香族アミン類、アルデヒド
アミン類、グアニジン類等のアミン類あるいはアミン類
の弱酸塩、付加物の如き加硫促進剤。

あるいは塩基性シリカ類を併用することが好ましい。こ
のような特に低反応性のハロゲン含有ポリマーとしては
、塩素化ポリエチレン。

ポリ塩化ビニル、塩素化ブチルゴム、ポリエピクロルヒ
ドリン、エビクロルヒドリンーア〃ルグリシジルエーテ
ル共重合体、含塩素アクリルゴムなどが挙げられる。

上記加硫促進剤の具体例としては、ジペンタメチレンチ
ウラムテトラサルファイド、テトラメチルチウラムジサ
ルファイド、ペンタメチレンジチオカルバミン酸カドミ
ウム、ジメチルジチオカルバミン酸テルル、ペンタメヂ
レンジチオカルバミン酸ピペリジン、シクロヘキシルア
ミン、ジブチルアミン、ジオルトトリルグアニジン、ジ
フェニルグアニジン。

アセトアルデヒド−アニリン綜合物、ブチルアルデヒド
−アニリン縮合物、Ｎ−シクロへキシル−２−ベンゾチ
アジルスルフェンアミド、Ｎ、Ｎ−ジシクロへキシル−
２−ベンゾチアジルスルフェンアミド、２−メルカプト
ベン、ジチアゾールのジシクロヘキシルアミン塩等が挙
げられる。これら加硫促進剤の配合量としてはハロゲン
含有ポリマー１００重量部に対して０．２〜６重量部が
適当である。

本発明において迅速な加硫と共に優れた加工安全性を付
与するためには、早期加硫防止剤として通常この目的の
ために使用されているＮ−シクロヘキシルチオフタルイ
ミドなどのチオイミド類を添加することが有効である。

添加量は、ハロゲン含有ポリマー１００重量部に対して
０．１〜３重量部が適当である。

また、本発明の組成物には、上記の他に当該技術分野に
おいて通常行なわれるように各種の充填剤、補強剤、可
塑剤、加工助剤、老化防止剤、顔料　ｍ燃剤等を任意に
配合することができる。

本発明の組成物の配合方法としては、従来ポリマー加工
の分野において利用されている任意の手段２例えばミキ
シングロール、バンバリーミキサ−２各種ニーダー類等
を利用することができる。

本発明の組成物は、通常１００〜２００℃に加熱するこ
とによって加硫物とすることができる。

加硫時間は濃度によって異なるが０．５〜３００分の闇
で行なわれるのが普通である。

加硫成型の方法としては、金型による加圧成熟等任意の
方法を利用することができる。

以下本発明を実施例によって具体的に説明する。

実施例１〜６．比較例１ 第１表に示す各配合物を６０〜１０℃のオープンロール
で混線し、シート化したものを金型に入れ、１５５℃、
８０ｋｔ／−で３０分閤加涯成型した。得られた各加硫
物の物性試験を行い、その結果を１２表〜１４表に示し
た。

尚、比較例１は、従来エピクロルヒドリン−エチレンオ
キサイドコポリマーの加硫剤とされていた２−メルカプ
トイミダシリンによる配合物である。

また、実施例２．５および比較例１の配合物の加硫曲線
をＪＳＲ型キュラストメーターを用いて振幅角３°、１
５５℃で測定し、その結果を第１図に示した。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例２．５及び比較例１の加硫曲線である。 出願人　　大阪曹達株式会社 代理人　　弁理士　門多　透

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ａ）ハロゲン含有ポリマー （ｂ）下記一般式で表わされるジメルカプトマレオニト
   リルの金属塩 上記（ａ）、（ｂ）各成分を含むことを竺徴とするハロ
   ゲン含有ポリマー加硫用組成物。 但し、上記一般式において、Ｘは１または２である。Ｘ
   −１のときＭは、Ｑｌ、　ｒｋ＋、　＆、　Ｔｈ。 ω、八から選ばれる金属であり、Ｘ−２のときＭは、Ｋ
   、ｔ＆ｌから運ばれる金属である。