JPS58135993A - 高速中性子型原子炉において熱サイフオン効果を減少させる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一体型の高速中性子ｍＭ子炉に関する。この
型式の原子炉は周知のように、高温の液体ナトリウムを
充満し九−容器中に配設される。

炉容器は、一般には、コンクリート製のスラブによって
閉ざされ、ナトリウム面とスラブの下部−との中間の空
所には、ナトリウムと空気とが接触することを防ぐため
の不活性ガスが満九されている。

特に、一体型の原子炉の炉心において液体ナトリウムを
確実に循環させるために、コンクリートスラブに開口が
穿設され、ナトリウム中に浸漬しているポンダ、いわゆ
る１次ポンプがその開口中に挿置される。原子炉の稼動
中に、不活性ガスは非常に高い温度、例えば弘００Ｃの
温度となり、コンクリート壁の上部壁は周囲温度になっ
ている。

他方では、炉容器の中心部と周辺部との間に温度１ゝ 偏差が存在する。その場合、スラブに穿設された開口の
直立壁とポンプ本体上部との間の環状空所中に熱サイフ
オン効果が現出される。そのため４ング本体に大きな熱
不平衡が起こり、ポンプ本体の軸線は彎曲する傾向を示
すようになる。

仏ａ特許第２ダ７Ｑ弘３３号　には、上記環状空所を閉
ざす装置が記載されており、それは、液体金属を満たし
たポンプ本体と一体の環状カップと、液体金属中に浸漬
しているフェルールを備えた円環体のリングとぐスラブ
に穿設した開口の直立壁に固定した支持面上に自由に載
置したリングとによって形成される。

この装置によれば、ガスの対流が通常起こる環状空所を
遮断することが可能になる。

しかしＩングの取扱いについて２つの大きな不具合が存
在する。第１に液体金属（ナトリウム）はどんな場合に
も、空気と接触すべきではなく、第２に、液体ナトリウ
ムの温度は、液体の状態を保つ九めの所定の限界値より
も常に高い温度とすることが必要とされる。

本発明の目的は、上記環状空所中の熱サイフオン効果を
減少させる装置によってこれらの工具金管解消すること
にある。この装置は、本発明によれば、ポンプ本体を包
囲する遊動ブツシュと、関口の直立壁上一体化され上記
遊動ブツシュと相補形状を備えたリングとにより形成さ
れる。

本発明のその他の目的、特徴及び利点は、本発明の好ま
しい実施例を示す添付図画とした以下の詳細な説明によ
り一層明らかとなるてあろう。

図において、その軸線ｓｔ１点鎖線によって示したポン
プ本体１は、炉容器を覆っているコンクリート製のスラ
ブ８上に載置され、炉容器中には、液体ナトリウム会と
、空気と液体ナトリウム会との接触阻止するための不活
性ガス５′例えばアルゴンが収容されている。

、　　このガスの温度は一例としてダＯＯＣでおり、ス
ラブ８の上方においての周囲外部温度は３０Ｃ程度であ
る。ポンダ支持部分５とＩング本体ｌとの間には封止ガ
スケット４が配設しであるが、これは、ガスケット会の
両側に存在する温度差は認容できる値でおり、ガスケッ
ト４の封止作用を損なわないからである。

しかし環状空所６中の熱サイフオン効果を回避するには
、不活性ガスの対流運動を制動する必要がある。陶、こ
の褒状空所の下部において生ずる温度は、在来の封止ガ
スケットをそこに配設することを勿論許容しない。

この目的のために、遊動ブシュ７がポンプ本体１を包囲
するように配設されている。遊動ブシュ７と相補形状の
刀ング８は直立−９と一体化されている。ポンプ本体１
と一体のストツー４１０　Ｆｉ、−ングを取外す際に遊
動ブシュ７が落下することを防止する丸めに設けられて
いる。

好ましくはリング８は円錐台形とし、遊動プシ３−７の
断面形状はほぼ台形とし、台形の底辺は一ング本体１上
に支持させ、側辺はリング８の円錐台面上に載置する。

この状態で封止性を可能な限り高くするために、円錐台
面の母線と上記側辺とは互に平行にする。そのため環状
空所６は、−ンデをその支持部分５に取付けた時に、乾
ガスケットにより閉ざされ、この空所中の熱サイフオン
効果は相歯に低減される。実際に、この装置がない場合
、直曇上に向き合９丸コ本の母線の間においてのポンプ
本体の温度不平衡は２００Ｃになり得るが、本発明によ
る上述した廉価な装置を所定位置に取付けるとこの不平
衡は約３００に低下し、この温度はポンプ本体１の大き
な変形ｔひき起こさない。更に、本発明装置は、場所を
取らず、スラブ８中にそのために穿設し九開口によって
ボンｆを容易に取付けたり取外したりすることを可能に
する。

本発明は上述した実施例のほかにもいろいろと変形して
実施でき、上述した特定の構成は単なる例に過ぎず、本
発明を限定するものではない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による熱サイフオン効果を減少させる装置を
備えた１次ｌンデの軸方向略断面図である。 符号の説明 １・・・ポンポ本体、８・・・スラブ、５′・・・不活
性ガス、７・・・遊動ブシュ、８・・・リング、９・・
・直立壁。 ５４３−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　液体す）ＩＪウム中に浸漬した高速中性子湯原
   子炉の炉容器を覆うスラブ中に１次Ｉンデを収納する丸
   めに穿設した開口の直立壁と＃１次Ｉンプの４ンデ本体
   との間の積秋空所中に生ずる熱サイフオン効果を減少さ
   せる装置であって、液体ナトリウムの表面と上記スラブ
   の下部壁との間の中間スペースには不活性ガス例えばア
   ルゴンを充満させたものにおいて、上記ゾンデ本体１を
   包囲する遊動ブシュ７と、上記直立壁９と一体化され上
   記遊動ブシュ７と相補形状を備えたリング８とから成る
   ことを特徴とする熱サイフオン効果を減少させる装置。
2. （２）　リング８が少くとも部分的に円錐台形の形状を
   有することｔ−特徴とする特許請求の範囲第（１３項記
   載の熱サイフオン効果を減少させる装置。 １３１　　遊動ブシュ７がほぼ台形の断面形状を有し、
   台形の底辺はポンプ本体ｌ上に支持され、その１辺はリ
   ング８の円錐台面に当接し、該円錐台面の母線と上記１
   辺とは互に平行としたことを特徴とする特許請求の範囲
   第（２）項記載の熱サイフオン効果を減少させる装置。