JPS58135835A - ι.ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,4’−ジカルボン酸またはその低級アルキルエステルの製造方法 - Google Patents
ι.ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,4’−ジカルボン酸またはその低級アルキルエステルの製造方法Info
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- JPS58135835A JPS58135835A JP1186382A JP1186382A JPS58135835A JP S58135835 A JPS58135835 A JP S58135835A JP 1186382 A JP1186382 A JP 1186382A JP 1186382 A JP1186382 A JP 1186382A JP S58135835 A JPS58135835 A JP S58135835A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はベンゼン核の定位置に2個の塩素が結合した含
塩素芳香族ジカルボン酸を高収率で製造する方法に関す
るものである。
塩素芳香族ジカルボン酸を高収率で製造する方法に関す
るものである。
1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′−ジカル
ボン酸またはそのエステルとエチレングリコールを縮合
反応せしめてなるポリエステル、たとえばポリエチレン
−1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′−ジカ
ルボキシ1/−トは高弾性率の繊維を与え得ることが知
られている。また上記ジカルボン酸を塩素化した下記構
造式のa、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン
−4,4′−ジカルボン酸またはその誘導体とアルキレ
ングリコールを縮合反応せしめてなるポリエステルは高
弾性率とすぐれた自己消火性を有する繊維を形成し得る
ことも知られている(例えば特公昭49−15238号
公報)。
ボン酸またはそのエステルとエチレングリコールを縮合
反応せしめてなるポリエステル、たとえばポリエチレン
−1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′−ジカ
ルボキシ1/−トは高弾性率の繊維を与え得ることが知
られている。また上記ジカルボン酸を塩素化した下記構
造式のa、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン
−4,4′−ジカルボン酸またはその誘導体とアルキレ
ングリコールを縮合反応せしめてなるポリエステルは高
弾性率とすぐれた自己消火性を有する繊維を形成し得る
ことも知られている(例えば特公昭49−15238号
公報)。
(ただしRは水素または低級アルキル基、nは2.4ま
たは6の整数) 従来、上記の塩素化ジカルボン酸を製造する方法として
は、P−・ヒドロキシ安息香酸またはそのエステルを塩
素化した後に、a、ω−ジハロゲン化ポリメチレンと反
応せしめる方法(特公昭50−11899号公報)が知
られているが、この方法においてはα、ω−ジハロゲン
化ポリメチレンとして高価なa、ω−ジブロムポリメチ
レンを使用する際の粗収率は60〜75チ程度、また安
価なα、ω−ジクロルポリメチレンを使用する際の粗収
率は50チ以下であり、製造収率が極めて小さいという
問題がある。
たは6の整数) 従来、上記の塩素化ジカルボン酸を製造する方法として
は、P−・ヒドロキシ安息香酸またはそのエステルを塩
素化した後に、a、ω−ジハロゲン化ポリメチレンと反
応せしめる方法(特公昭50−11899号公報)が知
られているが、この方法においてはα、ω−ジハロゲン
化ポリメチレンとして高価なa、ω−ジブロムポリメチ
レンを使用する際の粗収率は60〜75チ程度、また安
価なα、ω−ジクロルポリメチレンを使用する際の粗収
率は50チ以下であり、製造収率が極めて小さいという
問題がある。
そこで本発明者らはα、ω−ビス(2−クロルフェノキ
シ)アルカン−4,4′−ジカルボン酸を高収率で経済
的に製造することを目的として検討した結果、通常のポ
リエステル原料であるαpω−ビス(フェノキシ)アル
カン−4,4′−ジカルボン酸を出発物質とし、特定の
溶媒の存在下にこれを塩素化することにより上記目的が
効果的に達成できることを見出した。
シ)アルカン−4,4′−ジカルボン酸を高収率で経済
的に製造することを目的として検討した結果、通常のポ
リエステル原料であるαpω−ビス(フェノキシ)アル
カン−4,4′−ジカルボン酸を出発物質とし、特定の
溶媒の存在下にこれを塩素化することにより上記目的が
効果的に達成できることを見出した。
スナわち本発明はα、ω−ビス(フェノキシ)アルカン
−4,4′−ジカルボン酸またはそのエステルを、炭素
数2〜乙の低級脂肪酸の存在下で塩素と反応せしめるこ
とを特徴とするa、ω−ヒス(2−クロルフェノキシ)
アルカン−4・4′−ジカルボン酸またはそのエステル
の製造方法を提供するものである。
−4,4′−ジカルボン酸またはそのエステルを、炭素
数2〜乙の低級脂肪酸の存在下で塩素と反応せしめるこ
とを特徴とするa、ω−ヒス(2−クロルフェノキシ)
アルカン−4・4′−ジカルボン酸またはそのエステル
の製造方法を提供するものである。
本発明で出発物質として使用するα、ω−ビス(フェノ
キシ)チルカン−4,4′−ジカルボン酸またはその誘
導体の具体例としては1,2−ビス(フェノキシ)エタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、1..4−ビス(フェノ
キシ)フタンー4.4′−ジカルボン酸、1.6−ビス
(フェノキシ)ヘキサン−4,4′−ジカルボン酸およ
びこれらのジメチルエステル、ジエチルエステル、シフ
ロビルエステル、ジフェニルエステルなどが挙げられる
。
キシ)チルカン−4,4′−ジカルボン酸またはその誘
導体の具体例としては1,2−ビス(フェノキシ)エタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、1..4−ビス(フェノ
キシ)フタンー4.4′−ジカルボン酸、1.6−ビス
(フェノキシ)ヘキサン−4,4′−ジカルボン酸およ
びこれらのジメチルエステル、ジエチルエステル、シフ
ロビルエステル、ジフェニルエステルなどが挙げられる
。
溶媒として用いる炭素数2〜乙の低級脂肪酸としては、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレイン酸、カプロン酸が
挙げられるが、なかでも酢酸の使用が最も好ましい。
酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレイン酸、カプロン酸が
挙げられるが、なかでも酢酸の使用が最も好ましい。
上記溶媒の存在下に上記a、ω−ビス(フェノキシ)ア
ルカン−,4,4’−ジカルボン酸まだはそのエステル
と塩素を反応せしめる際の塩素/骸ジカルボン酸または
そのエステルのモル比は2以上、とくに2〜15の範囲
が好ましい。
ルカン−,4,4’−ジカルボン酸まだはそのエステル
と塩素を反応せしめる際の塩素/骸ジカルボン酸または
そのエステルのモル比は2以上、とくに2〜15の範囲
が好ましい。
反応はまずジカルボン酸またはそのエステルを低級脂肪
酸に溶解し、これに塩素ガスを吹き込むことにより行な
われるが、反応温度は90℃以上、とくに95〜130
℃の範囲が適当である。
酸に溶解し、これに塩素ガスを吹き込むことにより行な
われるが、反応温度は90℃以上、とくに95〜130
℃の範囲が適当である。
溶媒としての低級脂肪酸の使用量はジカルボン酸または
そのエステルを溶解し得る量が必要であり、例えば1,
2−ビス、5フエノキシ)エタシ ノー4,4′−ジカルボン酸♂チルを出発物質とする際
には、その約5.0〜60倍量の酢酸を用いるのが好ま
しい。
そのエステルを溶解し得る量が必要であり、例えば1,
2−ビス、5フエノキシ)エタシ ノー4,4′−ジカルボン酸♂チルを出発物質とする際
には、その約5.0〜60倍量の酢酸を用いるのが好ま
しい。
なお上記反応において、三弗化ホウ素、ヨウ素、硫酸な
どを触媒として添加すれば、収率が一層向上する場合が
ある。
どを触媒として添加すれば、収率が一層向上する場合が
ある。
塩素との反応が終了後、反応物を大量の水に投入して沈
澱物をろ過し、洗浄、乾燥することにより、目的とする
α、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,
4′−ジカルボン酸またはそのエステルが80%以上の
高収率で効率的に得られる。
澱物をろ過し、洗浄、乾燥することにより、目的とする
α、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,
4′−ジカルボン酸またはそのエステルが80%以上の
高収率で効率的に得られる。
かくして得られるa、ω−ビス(2−クロルの繊維形成
性ポリエステル原料として有用であるO 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述する。
性ポリエステル原料として有用であるO 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述する。
なお実施例中の部数は重量部数を示す。
実施例1
1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4”−ジカル
ボン酸ジメチル50部(,0,15モル)と酢酸450
部を還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で115−1
18℃に昇温した。
ボン酸ジメチル50部(,0,15モル)と酢酸450
部を還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で115−1
18℃に昇温した。
1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジカル
ボン酸ジメチルが完全に溶解した後、同温度で塩素ガス
を2時間で85部(1,20モル)吹込み反応させた。
ボン酸ジメチルが完全に溶解した後、同温度で塩素ガス
を2時間で85部(1,20モル)吹込み反応させた。
この反応物を大量の水中に投入し白色沈澱物をr別、乾
燥した。
燥した。
この白色沈澱物の収率は90%であり、アセトンから再
結晶して精製した(再結晶収率91%)再結晶物の融点
は196〜196℃であった。第1表の元素分析値から
目的の1,2−ピス(2−クロルフェノキシ)エタン−
4,4′−ジカルボン酸ジメチルであることが確認でき
た。
結晶して精製した(再結晶収率91%)再結晶物の融点
は196〜196℃であった。第1表の元素分析値から
目的の1,2−ピス(2−クロルフェノキシ)エタン−
4,4′−ジカルボン酸ジメチルであることが確認でき
た。
第1表
比較実施例1
6−クロル−4−オキシ安息香酸メチル93部(0,5
モル)、ナトリウムメチラート27部(0,5モル)を
メタノ、−ル600部に溶解した。
モル)、ナトリウムメチラート27部(0,5モル)を
メタノ、−ル600部に溶解した。
これにエチレンジクロライド25部(0,25モル)を
加えて1tのオートクレーブ中で攪拌下で150℃、6
時間反応せしめた。反応物を大量の水に投入し、生成し
た白色沈澱をP別、乾燥シて得、た1、2−ビス(2−
クロルフェノキシエタン)−4,4’−ジカルボン酸ジ
メチルの粗状率は34チと極めて低かった。
加えて1tのオートクレーブ中で攪拌下で150℃、6
時間反応せしめた。反応物を大量の水に投入し、生成し
た白色沈澱をP別、乾燥シて得、た1、2−ビス(2−
クロルフェノキシエタン)−4,4’−ジカルボン酸ジ
メチルの粗状率は34チと極めて低かった。
実施例2
1、キービス(フェノキシ)ブタン−4,4’−ジカル
ボン酸ジメチル54部(0,15モル)、酢酸450部
を還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で115〜12
0℃に昇温した。その後実施例1と同様に塩素ガス85
部(1,20モル)を吹込み反応させた。この反応物を
大量の水中に投入し白色沈澱物をP別、乾燥した。
ボン酸ジメチル54部(0,15モル)、酢酸450部
を還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で115〜12
0℃に昇温した。その後実施例1と同様に塩素ガス85
部(1,20モル)を吹込み反応させた。この反応物を
大量の水中に投入し白色沈澱物をP別、乾燥した。
この白色沈澱物の収率は85チであり、酢酸エチルから
再結晶して精製した(再結晶収率84チ)再結晶物は融
点172〜174℃で、第12表の元素分析値から目的
の1,4−ビス(2−クロルフェノキシ)ブタン−4,
4′−ジカルボン酸ジメチルであると・とが確認できた
。
再結晶して精製した(再結晶収率84チ)再結晶物は融
点172〜174℃で、第12表の元素分析値から目的
の1,4−ビス(2−クロルフェノキシ)ブタン−4,
4′−ジカルボン酸ジメチルであると・とが確認できた
。
第2表
手 続 補 正 書
1事件の表示
昭和57年特許願第 11863 号2発明の名称
ジカルボン酸またはそのエステルの製造方法五補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋室町2丁目2番地) 自 発 5 補正により増加する発明の数 06補正の対象・ 全文補正明細書 1、発明の名称 α、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,
4′−ジカルボン酸またはその低級アルキルエステルの
製造方法 2、特許請求の範囲 α、ω−ビス(フェノキシ)アルカン−4+4’−ジカ
ルボン酸またはその低級アルキルエステルヲ、炭素数2
〜6の低級脂肪酸の存在下で塩素と反応せしめることを
特徴とするa、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アル
カン−4,4′−ジカルボン酸またはその低級アルキル
エステルの製造方法。
る者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋室町2丁目2番地) 自 発 5 補正により増加する発明の数 06補正の対象・ 全文補正明細書 1、発明の名称 α、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,
4′−ジカルボン酸またはその低級アルキルエステルの
製造方法 2、特許請求の範囲 α、ω−ビス(フェノキシ)アルカン−4+4’−ジカ
ルボン酸またはその低級アルキルエステルヲ、炭素数2
〜6の低級脂肪酸の存在下で塩素と反応せしめることを
特徴とするa、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アル
カン−4,4′−ジカルボン酸またはその低級アルキル
エステルの製造方法。
五 発明の詳細な説明
本発明はベンゼン核の定位置に2個の塩素が結合した含
塩素芳香族ジカルボン酸またはそのエステルを高収率で
製造する方法tこ関するものである。
塩素芳香族ジカルボン酸またはそのエステルを高収率で
製造する方法tこ関するものである。
α、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4
’−ジカルボン酸またはそのエステルは高弾性率のポリ
エステル原料として有用であり、例えばタイヤコード、
コンベアベルト、動カ伝達゛用ベルト、ホースのような
ゴム補強材として使用できる。d1ω−ビス(2−クロ
ルフェノキV)プルカン−4,4′−ジカルボン酸また
はその誘導体とアルキレングリコールを縮合反応せしめ
てなるポリエステルは知られている(例えば特公昭49
−1795号公報および49−13258号公報)。
’−ジカルボン酸またはそのエステルは高弾性率のポリ
エステル原料として有用であり、例えばタイヤコード、
コンベアベルト、動カ伝達゛用ベルト、ホースのような
ゴム補強材として使用できる。d1ω−ビス(2−クロ
ルフェノキV)プルカン−4,4′−ジカルボン酸また
はその誘導体とアルキレングリコールを縮合反応せしめ
てなるポリエステルは知られている(例えば特公昭49
−1795号公報および49−13258号公報)。
1
(ただしRは水素または低級アルキル基、nは2.4ま
たは6の整数) 従来、上記の塩素化ジカルボン酸を製造する方法として
は、p−ヒドロキシ安息香酸またはソノエステルを塩素
化した後に、α、ω−ジハロゲン化ポリメチレンと反応
せしめる方法(特公昭5゜−11899号公報)が知ら
些ている。
たは6の整数) 従来、上記の塩素化ジカルボン酸を製造する方法として
は、p−ヒドロキシ安息香酸またはソノエステルを塩素
化した後に、α、ω−ジハロゲン化ポリメチレンと反応
せしめる方法(特公昭5゜−11899号公報)が知ら
些ている。
(塩素化反応)
(エーテル化反応)
しかしながら、この従来方法におけるエーテル化反応の
際、原料としてα、ω−ジブロムポリメチレンを使用し
た場合の収率は60〜75チ(特公昭50−11899
実施例参照)であるが、反応時に副生ずるNaBrは金
属の腐食が激しく、通常のステンレス製反応器を使用で
きないこと、およびα、ω−ジグロムポリメチレンが原
料として高価であること等の問題があった。また、一方
原料としてα、ω−ジクロルポリメチレ〉を使用した場
合の収率は高々4oチ(本願発明 比較実施例参照)し
かなく、塩素化反応とエーテル化反応のトータル収率が
さらに低くなるので、工業的に実用化する1こは不利で
あった。
際、原料としてα、ω−ジブロムポリメチレンを使用し
た場合の収率は60〜75チ(特公昭50−11899
実施例参照)であるが、反応時に副生ずるNaBrは金
属の腐食が激しく、通常のステンレス製反応器を使用で
きないこと、およびα、ω−ジグロムポリメチレンが原
料として高価であること等の問題があった。また、一方
原料としてα、ω−ジクロルポリメチレ〉を使用した場
合の収率は高々4oチ(本願発明 比較実施例参照)し
かなく、塩素化反応とエーテル化反応のトータル収率が
さらに低くなるので、工業的に実用化する1こは不利で
あった。
そこで本発明者、らは、着色のない高純度のa、ω−ビ
ス(2−クロルフェノキy)アルカン−4,4′−ジカ
ルボン酸またはそのエステルな高収率で鮭済的に製造す
ることを目的として、検討した。
ス(2−クロルフェノキy)アルカン−4,4′−ジカ
ルボン酸またはそのエステルな高収率で鮭済的に製造す
ることを目的として、検討した。
その結果、p−オキシ安息香酸またはその低級アルキル
エステルをアルキレンジクロライドとともtこ加熱する
ことをこよってエーテル化反応を行ないσ、ω−ビス(
フェノキV)1〜カン−4,4′−ジカルボン酸、また
はその低級アルキルエステルを得、それを特定の溶媒の
存在下に塩素と反応せしめることによって塩素化反応を
行なうことtこより、上記目的が効果的に達成できるこ
とを見出した。
エステルをアルキレンジクロライドとともtこ加熱する
ことをこよってエーテル化反応を行ないσ、ω−ビス(
フェノキV)1〜カン−4,4′−ジカルボン酸、また
はその低級アルキルエステルを得、それを特定の溶媒の
存在下に塩素と反応せしめることによって塩素化反応を
行なうことtこより、上記目的が効果的に達成できるこ
とを見出した。
(塩素化反応)
すなわち本発明はα、ω−ビス(フェノキV)アルカン
−4,4′−ジカルボン酸またはその低級アルキルエス
テルを、炭素lll[2〜6の低級脂肪酸の存在下で塩
素と反応せしめることを特徴とするα、ω−ビス(2−
クロルフェノキシ)アルカン−L4’−s’カルボン酸
またはその低級アルキルエスデpの製造方法を提供する
も゛のである。
−4,4′−ジカルボン酸またはその低級アルキルエス
テルを、炭素lll[2〜6の低級脂肪酸の存在下で塩
素と反応せしめることを特徴とするα、ω−ビス(2−
クロルフェノキシ)アルカン−L4’−s’カルボン酸
またはその低級アルキルエスデpの製造方法を提供する
も゛のである。
通常、分子量の大きい複雑な化合物を塩素化する場合t
こは、塩素化される部位が多種存在するため、副生物が
多くなり、得られた目的物の純度低下を生じるため、通
常は、従来のどと(、まだ分子量の小さい化合物のうち
tこ先に塩素化を行なうのが普通である。
こは、塩素化される部位が多種存在するため、副生物が
多くなり、得られた目的物の純度低下を生じるため、通
常は、従来のどと(、まだ分子量の小さい化合物のうち
tこ先に塩素化を行なうのが普通である。
しかるtこ本発明者らは、特定条件にα、ω−ビス(フ
ェノキy)アルカン−4,4′−ジカルボン酸またはそ
のエステルのベンゼン環の隣接酸素原子tこ対してオル
ト位のみを選択的にモノクロ、IL/化することによっ
て、α、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−
4,4′−ジカルボン酸またはそのエステルの製造が可
能であることを見出した。
ェノキy)アルカン−4,4′−ジカルボン酸またはそ
のエステルのベンゼン環の隣接酸素原子tこ対してオル
ト位のみを選択的にモノクロ、IL/化することによっ
て、α、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−
4,4′−ジカルボン酸またはそのエステルの製造が可
能であることを見出した。
以下本発明の詳細な説明する。
出発物質として用いるa1ω−ビス(フェノキシ)アル
カン−4,4′−ジカルボン酸またはその低級アルキル
エステルは、種々の方法で製造されたものを使用するこ
とができるが、p−ヒドロキシ安息香酸またはその低級
アルキルエステルとアルキレンジクロライドとの反応に
よって得たものを用いるのが好ましい。ここで用いるp
−ヒドロキシ安息香酸またはその低級7μキpエヌテμ
としては、例えば具体的にはp−ヒドロキシ安息香酸、
p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香
酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−とド
ロキシ安息香酸グチμ等が挙げられる。好ましくはp−
ヒドロキシ安息香酸またはそのメチルエステルが用いラ
レル。
カン−4,4′−ジカルボン酸またはその低級アルキル
エステルは、種々の方法で製造されたものを使用するこ
とができるが、p−ヒドロキシ安息香酸またはその低級
アルキルエステルとアルキレンジクロライドとの反応に
よって得たものを用いるのが好ましい。ここで用いるp
−ヒドロキシ安息香酸またはその低級7μキpエヌテμ
としては、例えば具体的にはp−ヒドロキシ安息香酸、
p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香
酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−とド
ロキシ安息香酸グチμ等が挙げられる。好ましくはp−
ヒドロキシ安息香酸またはそのメチルエステルが用いラ
レル。
また、アルキレンジクロライドとしては炭素原子#l[
1〜6の直鎖アルキレンジクロライドが用いられ、例え
ば具体的にはエチレンジクロライド、ブチレンジクロワ
イド、ヘキサメチレンジクロライド等が挙げられる。好
ましくはエチレンジクロライドが用いられる。アルキレ
ンジクロライドの使用量はp−ヒドロキシ安息香酸また
はその低級アルキールエステ/I/1モルに対し、0.
5〜1.5モルが好ましい。
1〜6の直鎖アルキレンジクロライドが用いられ、例え
ば具体的にはエチレンジクロライド、ブチレンジクロワ
イド、ヘキサメチレンジクロライド等が挙げられる。好
ましくはエチレンジクロライドが用いられる。アルキレ
ンジクロライドの使用量はp−ヒドロキシ安息香酸また
はその低級アルキールエステ/I/1モルに対し、0.
5〜1.5モルが好ましい。
p−ヒドロキシ安息香酸またはその低級アルキルエステ
ルとアルキレンジクロフィトとの反応温度は80〜20
0℃が望ましい。反応は常圧下または加圧下のいずれも
実施可能である。好ましく。
ルとアルキレンジクロフィトとの反応温度は80〜20
0℃が望ましい。反応は常圧下または加圧下のいずれも
実施可能である。好ましく。
は加圧下で実施される。かくして得られたα、ψ−ビス
(フェノキン)アルカン−414′−ジカルボン酸また
はそのエステρは、例えば反応混合物を冷却後析出した
結晶を一過し、低級アルコール、水で洗浄することぐこ
よって単離、精製できる。
(フェノキン)アルカン−414′−ジカルボン酸また
はそのエステρは、例えば反応混合物を冷却後析出した
結晶を一過し、低級アルコール、水で洗浄することぐこ
よって単離、精製できる。
本発明で出発物質として使用するa1ω−ビス(フェノ
キシ)アルカン−4,4’−ジカルボン酸またはその誘
導体の具体例としては1.2−ビス(フェノキV)エタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、1,4−ビス(フェノキ
シ)ブタン−414′−ジカルボン酸、1.6−ビス(
フェノキシ)ヘキサン−4141−ジカルボン酸および
これらのジノ。千ルエステル、ジエチルエステ〃、ジフ
ロピルエステル、ジフェニルエステ〜などが挙げられる
。好ましくは1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4s
4′−ジカルボン酸ジメチル、ジエチル、ジプロピル、
ジプチルの各エステル、112−ビス(フェノキシ)ブ
タン−4シ4′−ジカルボン酸メチル、ジエチル、ジプ
ロピル、ジグチルの各エステル、1.2−ビス′(フェ
ノキシ)ヘキサン−4,4′−ジカルボン酸ジメチル、
ジエチル、ジグロピμ、ジプチルの各エステμが用いら
れる。特電こ好ましくは1す2−ビス(フェノキレ)エ
タン−414′−ジカルボン酸ジメチルが用いられる。
キシ)アルカン−4,4’−ジカルボン酸またはその誘
導体の具体例としては1.2−ビス(フェノキV)エタ
ン−4,4′−ジカルボン酸、1,4−ビス(フェノキ
シ)ブタン−414′−ジカルボン酸、1.6−ビス(
フェノキシ)ヘキサン−4141−ジカルボン酸および
これらのジノ。千ルエステル、ジエチルエステ〃、ジフ
ロピルエステル、ジフェニルエステ〜などが挙げられる
。好ましくは1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4s
4′−ジカルボン酸ジメチル、ジエチル、ジプロピル、
ジプチルの各エステル、112−ビス(フェノキシ)ブ
タン−4シ4′−ジカルボン酸メチル、ジエチル、ジプ
ロピル、ジグチルの各エステル、1.2−ビス′(フェ
ノキシ)ヘキサン−4,4′−ジカルボン酸ジメチル、
ジエチル、ジグロピμ、ジプチルの各エステμが用いら
れる。特電こ好ましくは1す2−ビス(フェノキレ)エ
タン−414′−ジカルボン酸ジメチルが用いられる。
溶媒として用いる炭素数2〜6の低級脂肪酸としては、
酢酸、プロピオン酸、醋酸、パレイン酸、カプロン酸が
挙げられるが、なかでも酢酸の使用が最も好ましい。
酢酸、プロピオン酸、醋酸、パレイン酸、カプロン酸が
挙げられるが、なかでも酢酸の使用が最も好ましい。
上記溶媒の存在下に上記α、ω−ビス(フェノキン)ア
〃カンー4,4′−シカ〜ポン酸またはそのエステルと
塩素を反応せし−める際の塩素/該ジカルボン酸または
そのエステμの七p比は2以上、と(C”2〜15の範
囲が好ましく、さらに好ましくは2〜4である。
〃カンー4,4′−シカ〜ポン酸またはそのエステルと
塩素を反応せし−める際の塩素/該ジカルボン酸または
そのエステμの七p比は2以上、と(C”2〜15の範
囲が好ましく、さらに好ましくは2〜4である。
反応はまずジカルボン酸またはそのエステμを低級脂肪
酸に溶解し、これ1こ塩素ガスを吹き込むことにより行
なわれるが、反応温度は沸点以下、とくに本発明で好ま
しく用L1られる酢酸を溶媒として用いた場合には、と
(に95〜140℃の範囲が適当である。
酸に溶解し、これ1こ塩素ガスを吹き込むことにより行
なわれるが、反応温度は沸点以下、とくに本発明で好ま
しく用L1られる酢酸を溶媒として用いた場合には、と
(に95〜140℃の範囲が適当である。
溶媒としての低級脂肪酸の使用量はジカルボン酸または
そのエステルを溶解し得る1力(必要であり、例えば1
,2−ビス(フェノキシ)エタン 4゜4′ ジカルボ
ン酸ジメチルを出発物質とする除曇こは、その3倍量以
上、好ましく44〜10倍量の酢酸を用いるのが好まし
い。
そのエステルを溶解し得る1力(必要であり、例えば1
,2−ビス(フェノキシ)エタン 4゜4′ ジカルボ
ン酸ジメチルを出発物質とする除曇こは、その3倍量以
上、好ましく44〜10倍量の酢酸を用いるのが好まし
い。
なお、上記反応において、ルイス酸、等番こ三フッ化ホ
ウ素、ヨウ素、硫酸、さらに好ましくζよヨウ素を触媒
として添加すれば、収率カタ一層1句上する場合がある
。
ウ素、ヨウ素、硫酸、さらに好ましくζよヨウ素を触媒
として添加すれば、収率カタ一層1句上する場合がある
。
反応は常圧、加圧、減圧下のいずれでも実施可能である
が、工業的には常圧または微加圧力;好ましい。
が、工業的には常圧または微加圧力;好ましい。
また反応は回分式、連続式、半連続式などがいかなる方
式でも実施可能である。
式でも実施可能である。
塩素との反応が終了後、冷却せしめて生成物を一過する
か、反応物を大量の水tこ投入して沈澱物を一過し、洗
浄、乾燥すること1こより、目的とするα、ω−ビス(
2−クロルフェノキン)アルカン−4,4′−ジカルボ
ン酸またはそのエステルが高収率で効率的に得られる。
か、反応物を大量の水tこ投入して沈澱物を一過し、洗
浄、乾燥すること1こより、目的とするα、ω−ビス(
2−クロルフェノキン)アルカン−4,4′−ジカルボ
ン酸またはそのエステルが高収率で効率的に得られる。
また、本発明方法によって得られるa1ω−ビス(2−
クロルフェノキシ)アルカン−4141−ジカルボン酸
またはそのエステルの結晶は白色であった。前記従来法
によって得られるα、ω−ビス(2−クロルフェノキシ
)7〜カン−4,4′−ジカルボン酸またはそのエステ
ルの結晶は、着色性微蓋不純物のためtこ黄色1こ着色
し、しかもこの着色は通常の精製方法tこよっては除去
できない(このものを、例えばアルキレングリコールと
重縮合反応せしめると、カッ色tこ着色したポリマにな
る)という欠点を有していた。しがるtこ本発明におい
ては、黄色に着色していない白色の結晶を得ることが可
能となったのである。
クロルフェノキシ)アルカン−4141−ジカルボン酸
またはそのエステルの結晶は白色であった。前記従来法
によって得られるα、ω−ビス(2−クロルフェノキシ
)7〜カン−4,4′−ジカルボン酸またはそのエステ
ルの結晶は、着色性微蓋不純物のためtこ黄色1こ着色
し、しかもこの着色は通常の精製方法tこよっては除去
できない(このものを、例えばアルキレングリコールと
重縮合反応せしめると、カッ色tこ着色したポリマにな
る)という欠点を有していた。しがるtこ本発明におい
ては、黄色に着色していない白色の結晶を得ることが可
能となったのである。
以下に実施例を挙げて本発°明をさらに詳述する。
なお実施例中の部数は重量部数を示す。また、b値は色
調のうち黄味を表わす単位−であり(b値が高い楊、黄
色であることを示す)、スガ試験機−j18Mカッ−コ
ンピュータを用いて一定した。
調のうち黄味を表わす単位−であり(b値が高い楊、黄
色であることを示す)、スガ試験機−j18Mカッ−コ
ンピュータを用いて一定した。
実11
112−ピX(yx)*5t)xpy−4+4’−In
〜ボン酸ジメジメチA15 f (0,IS4*)と酢
酸450fな還流器の付いた反応Sに仕込み攪拌下で1
15〜118t)IC昇温した@ 1.2−ビス(フェノ等V)エタン−4t4′−ジカル
ボン酸ジメチルが完全1c溶解した後、同瓢度で塩素ガ
スを2時間で85f(1,20モpv)吹込み反応させ
た。
〜ボン酸ジメジメチA15 f (0,IS4*)と酢
酸450fな還流器の付いた反応Sに仕込み攪拌下で1
15〜118t)IC昇温した@ 1.2−ビス(フェノ等V)エタン−4t4′−ジカル
ボン酸ジメチルが完全1c溶解した後、同瓢度で塩素ガ
スを2時間で85f(1,20モpv)吹込み反応させ
た。
この反応物を大量の水中に投入し白色沈澱物をP別、乾
燥した。
燥した。
この白色沈澱物の収率は90%であり、アセトンから再
結晶して精製した(再結晶収率91−)再結晶物の融点
は193〜196℃であり色調(b値)は2.3であっ
た。第1表の元素分析値から目的の1.2−ヒス(2−
クロルフェノキV)エタン4 * 4 ’−ジカルボン
酸ジメチルであることが確認できた。
結晶して精製した(再結晶収率91−)再結晶物の融点
は193〜196℃であり色調(b値)は2.3であっ
た。第1表の元素分析値から目的の1.2−ヒス(2−
クロルフェノキV)エタン4 * 4 ’−ジカルボン
酸ジメチルであることが確認できた。
第 1 表
比較実施例
3−クロル−4−オキシ安息香酸メチ/I/93g(0
,5モIv)、ナト!J tム)fラ−427g(0,
5モ/I/)をメタノール600gに浴解した。これに
エチレンジクロライド25g(0,25モ/L/)を加
えて111のオートクレーブ中で攪拌下で150℃、6
時間反応せしめた。反応物を大量の水tこ投入し、生成
した黄色沈−を炉別、乾燥して得た1、2−ビス(2−
クロルフェノキンエタン) −4,4’−ジカルボン酸
ジメチルの融点は192〜195℃、収4は34チと極
めて低かった・。また色調(b値)は8.7と不良であ
った。
,5モIv)、ナト!J tム)fラ−427g(0,
5モ/I/)をメタノール600gに浴解した。これに
エチレンジクロライド25g(0,25モ/L/)を加
えて111のオートクレーブ中で攪拌下で150℃、6
時間反応せしめた。反応物を大量の水tこ投入し、生成
した黄色沈−を炉別、乾燥して得た1、2−ビス(2−
クロルフェノキンエタン) −4,4’−ジカルボン酸
ジメチルの融点は192〜195℃、収4は34チと極
めて低かった・。また色調(b値)は8.7と不良であ
った。
実施例2
1.4−ビス(フェノキシ)ブタン−414′−ジカル
ボン酸メチ/1154g(0,15モル)、酢酸450
すを還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で115〜1
20℃に昇温した。その後実施例1と同様會こ塩素ガス
859 (1,20モlL/)を吹込み反応させた。
ボン酸メチ/1154g(0,15モル)、酢酸450
すを還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で115〜1
20℃に昇温した。その後実施例1と同様會こ塩素ガス
859 (1,20モlL/)を吹込み反応させた。
この反応物を大量の水中會こ投入し白色沈澱物をP別、
乾燥した。
乾燥した。
この白色沈澱物の収率は85%であり、酢酸エチルから
再結晶して精製した(再結晶収率84チ)再結晶物は融
点172〜174℃で色調(b値)は2.4と良好であ
った。第2表の元素分析値から目的の1,4−ビス(2
−クロルフェノキV)ブタン−4,4′−ジカルボン酸
ジメチルであることが確認できた。
再結晶して精製した(再結晶収率84チ)再結晶物は融
点172〜174℃で色調(b値)は2.4と良好であ
った。第2表の元素分析値から目的の1,4−ビス(2
−クロルフェノキV)ブタン−4,4′−ジカルボン酸
ジメチルであることが確認できた。
第 2 表
実施例3
1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′−ジカル
ボン酸ジメチIv50g(0,15モル)と酢酸450
gを還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で95〜10
5”Cに昇温した。
ボン酸ジメチIv50g(0,15モル)と酢酸450
gを還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下で95〜10
5”Cに昇温した。
1.2−ビス(フェノキシ)エタン−414′−ジカル
ボン酸ジメチルが完全に溶解した後、同温度で塩素ガス
を2時間で25 g(0,33モlv)吹込み反応させ
た。
ボン酸ジメチルが完全に溶解した後、同温度で塩素ガス
を2時間で25 g(0,33モlv)吹込み反応させ
た。
この反応物を室温まで冷却し生成した白色沈澱物を戸別
、乾燥した。 ″ この白色沈澱物の収率は90チであり、トルエンから再
結晶して精製した(再結晶収率92%)再結晶物の融点
は204〜2.06℃であり色調(b値)は2.1と良
好であった。
、乾燥した。 ″ この白色沈澱物の収率は90チであり、トルエンから再
結晶して精製した(再結晶収率92%)再結晶物の融点
は204〜2.06℃であり色調(b値)は2.1と良
好であった。
第5表の元素分析値から目°的の1.2−ビス(2−り
c1/I/フェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン
酸ジメチルであることが確認できた。
c1/I/フェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン
酸ジメチルであることが確認できた。
第3表
実施例4
1.2−ビス(フェノキV)エタン−4,4′−ジカル
ボン酸ジメチル50 Q (0,15モ/l/)と10
ピオン酸1+000 gを還流器の付いた反応器eこ仕
込み攪拌下で115〜118tEtこ昇温した。
ボン酸ジメチル50 Q (0,15モ/l/)と10
ピオン酸1+000 gを還流器の付いた反応器eこ仕
込み攪拌下で115〜118tEtこ昇温した。
1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′−ジカル
ボン酸ジメチルが完全に溶解した後、同温度で塩素ガス
を2時間で259 (0,3,3モル)吹込み反応させ
た。
ボン酸ジメチルが完全に溶解した後、同温度で塩素ガス
を2時間で259 (0,3,3モル)吹込み反応させ
た。
この反応物を大量の水中tこ投入し白色沈澱物をp別、
乾燥した。
乾燥した。
コノ白色沈澱物の収率は80%であり、キシレンから再
結晶して精製した(再結晶収率92%)再結晶物の融点
は206〜205℃であり色調(b値)は2.0と良好
であった。第4表の元素分析値から目的の1,2−ビス
(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボ
ン酸ジメチルであることが確りできた。
結晶して精製した(再結晶収率92%)再結晶物の融点
は206〜205℃であり色調(b値)は2.0と良好
であった。第4表の元素分析値から目的の1,2−ビス
(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボ
ン酸ジメチルであることが確りできた。
第 4 表
実施例5
4−オキシ安息香酸メチルナトリウム塩5489(2モ
/1/)ヲメタノール3009eこ添加した。こtwこ
エチレンジクロライド2oog(2モlv)ヲ加えて5
1のオートクレーブ中で攪拌下で180℃、4時間反応
せしめた。反応物を大量の水9こ投入し、生成した白色
沈澱を1戸別、乾燥して得た1、2−ビス(2−クロル
フェノキシエタン)−4,4′−ジカルボン酸ジメチル
の粗状率は62%であった。この1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4,4′−シカμポン酸ジメチ/L/1
00g(Ojモル)と酢酸1t000gを還流器の付い
た反応器に仕込み実施例3と同一条件下で反応を行ない
93チの粗状率で1+2−ヒス(2−クロルフェノキシ
)エタン−4,4′−ジカルボン酸ジメチル(融点20
1〜204℃)を得た。色調(b値)は2.7と良好で
アリ、ドータpの収率は58チであった。
/1/)ヲメタノール3009eこ添加した。こtwこ
エチレンジクロライド2oog(2モlv)ヲ加えて5
1のオートクレーブ中で攪拌下で180℃、4時間反応
せしめた。反応物を大量の水9こ投入し、生成した白色
沈澱を1戸別、乾燥して得た1、2−ビス(2−クロル
フェノキシエタン)−4,4′−ジカルボン酸ジメチル
の粗状率は62%であった。この1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4,4′−シカμポン酸ジメチ/L/1
00g(Ojモル)と酢酸1t000gを還流器の付い
た反応器に仕込み実施例3と同一条件下で反応を行ない
93チの粗状率で1+2−ヒス(2−クロルフェノキシ
)エタン−4,4′−ジカルボン酸ジメチル(融点20
1〜204℃)を得た。色調(b値)は2.7と良好で
アリ、ドータpの収率は58チであった。
比較実施例2
4− # キE/ 安息香酸メチル504”9 (2モ
tv )と酢酸8009を還流器の付いた反応器tこ仕
込み攪拌下、100℃で4−オキシ安息香酸メチルが完
全1こ溶解した後、塩素ガスを5時間で156g(2,
2モ/I/)吹込み反応させた。この反応物を室温まで
冷却した後大量の水を添加して白色沈澱物2769(収
率74%)を得た。この白色沈澱物をメタノール−水系
で再結晶して精製した(再結晶収率91チ)再結晶物の
融点は106〜108℃であり元素分析値は3−クロt
v−4−オキシ安息香酸メチルの理論値とよ(一致して
いた′。
tv )と酢酸8009を還流器の付いた反応器tこ仕
込み攪拌下、100℃で4−オキシ安息香酸メチルが完
全1こ溶解した後、塩素ガスを5時間で156g(2,
2モ/I/)吹込み反応させた。この反応物を室温まで
冷却した後大量の水を添加して白色沈澱物2769(収
率74%)を得た。この白色沈澱物をメタノール−水系
で再結晶して精製した(再結晶収率91チ)再結晶物の
融点は106〜108℃であり元素分析値は3−クロt
v−4−オキシ安息香酸メチルの理論値とよ(一致して
いた′。
この3−クロyv−4−オキシ安息香酸メチiv 95
g(0,5モル)用いて比較実施例3と同一条件下でエ
チレンジクロライドを用いてエーテル化反応ヲ行すい3
7%の粗状率で1,2−ビス(2−クロルフェノキシエ
タン) −4,4’−ジカルボン酸ジメチル(融点19
3〜197℃)を得た。色調(b値)は8.4と黄色で
不良であった。このトータル収率は25チであった。本
比較実施例は、実施例51こ比してトータル収車が低く
、得られた1、2−ビス(2−クロルフェノキシエタン
) −4,4’−ジカルボン酸ジメチルの色調も不良で
融点も低いことがわかる。
g(0,5モル)用いて比較実施例3と同一条件下でエ
チレンジクロライドを用いてエーテル化反応ヲ行すい3
7%の粗状率で1,2−ビス(2−クロルフェノキシエ
タン) −4,4’−ジカルボン酸ジメチル(融点19
3〜197℃)を得た。色調(b値)は8.4と黄色で
不良であった。このトータル収率は25チであった。本
比較実施例は、実施例51こ比してトータル収車が低く
、得られた1、2−ビス(2−クロルフェノキシエタン
) −4,4’−ジカルボン酸ジメチルの色調も不良で
融点も低いことがわかる。
実施例6
・′−4−オキシ安息香酸1389(1モル)、水酸化
ナトリウム1009 (2,5モル)、エチレンジクロ
ライド1301F(1,5モlv)、水250gを31
のオートクレーブtこ仕込゛み攪拌下かこ150tl:
。
ナトリウム1009 (2,5モル)、エチレンジクロ
ライド1301F(1,5モlv)、水250gを31
のオートクレーブtこ仕込゛み攪拌下かこ150tl:
。
14時間反応せしめた。冷却後反応物を熱水で溶解し、
ついで10チ塩酸でpH1,Olこ調節した。
ついで10チ塩酸でpH1,Olこ調節した。
析出する物質を熱時P遇し、水洗、乾燥して75チの粗
状率で1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4141−
ジカルボン酸を得た。
状率で1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4141−
ジカルボン酸を得た。
この1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジ
カルボン酸151gにメタノ−/I/600g、硫酸3
0gを加え3gオートクレーブで130tE。
カルボン酸151gにメタノ−/I/600g、硫酸3
0gを加え3gオートクレーブで130tE。
5時間反応せしめ、81チの収率でt+2−ビス(フェ
ノキシ)エタン−414′−ジカルボン酸ジメチルを得
た。
ノキシ)エタン−414′−ジカルボン酸ジメチルを得
た。
この112−ビス(フェノキシ)エタン−4,4” −
ジカルボン酸ジメチルの融点は151〜154しであり
、元素分析値は理論値とよく一致していた。
ジカルボン酸ジメチルの融点は151〜154しであり
、元素分析値は理論値とよく一致していた。
この1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジ
カルボン酸ジメチル50gを用いて実施例3と同一条件
下で塩素化反応せしめ、91チの粗状率で1+2−ビス
(2−クロルフェノキシ)−エタン−’4.4’−ジカ
ルボン酸ジメチIv(融点200〜203℃)を得た。
カルボン酸ジメチル50gを用いて実施例3と同一条件
下で塩素化反応せしめ、91チの粗状率で1+2−ビス
(2−クロルフェノキシ)−エタン−’4.4’−ジカ
ルボン酸ジメチIv(融点200〜203℃)を得た。
色調(b値)は2.8と良好であり、トータルの収率は
54チであった。
54チであった。
比較実施例3
4−オキシ安息香酸13Bg(1モル)と酢酸1.50
09を還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下、50〜5
5℃で4−オキシ安息香酸が完全に溶解した後、塩素ガ
スを6時間で789 (1,1モlv)#L込み反応さ
せた。
09を還流器の付いた反応器に仕込み攪拌下、50〜5
5℃で4−オキシ安息香酸が完全に溶解した後、塩素ガ
スを6時間で789 (1,1モlv)#L込み反応さ
せた。
この反応物を室温まで冷却した後、大量の水を添加して
白色沈澱物1311i’(収率76チ)を得た。この白
色沈澱物をメタノールで精製した(再結晶収率8B%)
。この3−クロル−オキシ安息香酸86 g(0,5モ
ル)、水酸化ナトリウム50g(1,25モル)、エチ
レンジクロライド659(0,65モル)、水125g
を11のオートクレーブQこ仕込み、′攪拌下tこ13
0℃、14時間反応せしめた。
白色沈澱物1311i’(収率76チ)を得た。この白
色沈澱物をメタノールで精製した(再結晶収率8B%)
。この3−クロル−オキシ安息香酸86 g(0,5モ
ル)、水酸化ナトリウム50g(1,25モル)、エチ
レンジクロライド659(0,65モル)、水125g
を11のオートクレーブQこ仕込み、′攪拌下tこ13
0℃、14時間反応せしめた。
冷却後、反応物を熱水で溶解し、ついで10%塩酸でp
H1,0ケこ調製した。
H1,0ケこ調製した。
析出した物質を熱時濾過し、水洗、乾燥して58チの粗
状率で1.2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−
414′−ジカルボン酸ヲ得り。
状率で1.2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−
414′−ジカルボン酸ヲ得り。
この1,2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4
14′−ジカルボン酸579にメタノール120q、硫
酸6gを加え11のオートクレーブで130℃、5時間
反応せしめ76tsの収率で1.2−ビス(2−クロル
フェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸ジメチl
v(融点194〜197℃)を得た。
14′−ジカルボン酸579にメタノール120q、硫
酸6gを加え11のオートクレーブで130℃、5時間
反応せしめ76tsの収率で1.2−ビス(2−クロル
フェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸ジメチl
v(融点194〜197℃)を得た。
色調(b値)は7.9と黄色で不良であった。このトー
タル収率は29チであった。
タル収率は29チであった。
本比較実施例は実施例6に比してトータル収率が低(、
得られた1、2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
−4+4′−ジカルボン酸ジメチルの色調も不良で融点
も低いことがわかる。
得られた1、2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
−4+4′−ジカルボン酸ジメチルの色調も不良で融点
も低いことがわかる。
特許出願人 東し株式会社
Claims (1)
- a、ω−ビス(フェノキシ)アルカン−4,4′−ジカ
ルボン酸またはそのエステルを、炭素数2〜6の低級脂
肪酸の存在下で塩素と反応せしめることを特徴とするα
、ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,4
′−ジカルボン酸またはそのエステルの製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1186382A JPS58135835A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | ι.ω−ビス(2−クロルフェノキシ)アルカン−4,4’−ジカルボン酸またはその低級アルキルエステルの製造方法 |
PCT/JP1983/000024 WO1983002609A1 (fr) | 1982-01-29 | 1983-01-28 | PROCEDE DE PREPARATION DE L'ACIDE 'alpha', 'omega'-BIS(2-CHLOROPHENOXY)-ALCANE-4,4'-DICARBOXYLIQUE OU SON ESTER D'ALKYLE INFERIEUR |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH07507517A (ja) * | 1992-06-17 | 1995-08-24 | アーベーエス・エアクラフト・アクチエンゲゼルシヤフト | ホバークラフトの静的バランス装置 |
-
1982
- 1982-01-29 JP JP1186382A patent/JPS58135835A/ja active Granted
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JPH07507517A (ja) * | 1992-06-17 | 1995-08-24 | アーベーエス・エアクラフト・アクチエンゲゼルシヤフト | ホバークラフトの静的バランス装置 |
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