JPS58128294A - 溶接用細径鋼ワイヤ - Google Patents
溶接用細径鋼ワイヤInfo
- Publication number
- JPS58128294A JPS58128294A JP1020782A JP1020782A JPS58128294A JP S58128294 A JPS58128294 A JP S58128294A JP 1020782 A JP1020782 A JP 1020782A JP 1020782 A JP1020782 A JP 1020782A JP S58128294 A JPS58128294 A JP S58128294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- welding
- plating
- plating layer
- cracks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/40—Making wire or rods for soldering or welding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は送給性のすぐれた銅メツキ処理を行った全自動
および半自動溶接用鋼ワイヤに関する。
および半自動溶接用鋼ワイヤに関する。
一般にCO2ガスシールド浴接、MIG浴接等には0.
8〜2.41+iφの銅メッキした溶接用鋼ワイヤが使
用されている。これらの溶接用ワイヤは通常スグールや
ボビンに巻装された状態で、あるいはベイルノやツクと
呼ばれる円筒容器に装填された状態で溶接に供せられる
。これらのワイヤが使用されるときは、溶接板の付楓装
置である送給機に設麺”され、送給ローラを通シ3〜2
0mにおよぶフレキシブルコンジットチューブ、#接ト
ーチ、コンタクトチップを通じ、溶接が行われる例が多
い。
8〜2.41+iφの銅メッキした溶接用鋼ワイヤが使
用されている。これらの溶接用ワイヤは通常スグールや
ボビンに巻装された状態で、あるいはベイルノやツクと
呼ばれる円筒容器に装填された状態で溶接に供せられる
。これらのワイヤが使用されるときは、溶接板の付楓装
置である送給機に設麺”され、送給ローラを通シ3〜2
0mにおよぶフレキシブルコンジットチューブ、#接ト
ーチ、コンタクトチップを通じ、溶接が行われる例が多
い。
この他、走行自車にワイヤスグールなどを搭載し、コン
ジットチューブを使用しない装置も使用されているが、
これは前記した膜島形式のものに比べて、装置が複雑で
しかも大、型化しかつ溶接領域が限定される婢の欠点が
あり用途が限られている0 さてフレキシブルコンジットチューブを用いる溶接ワイ
ヤの送給方式としてはブツシュ式、プル式、プッシュプ
ル式の3種類あるが、取扱いの簡便な、ブツシュ式の使
用比率が高い。しかしブツシュ式の送給機のコンジット
チューブは通常3m。
ジットチューブを使用しない装置も使用されているが、
これは前記した膜島形式のものに比べて、装置が複雑で
しかも大、型化しかつ溶接領域が限定される婢の欠点が
あり用途が限られている0 さてフレキシブルコンジットチューブを用いる溶接ワイ
ヤの送給方式としてはブツシュ式、プル式、プッシュプ
ル式の3種類あるが、取扱いの簡便な、ブツシュ式の使
用比率が高い。しかしブツシュ式の送給機のコンジット
チューブは通常3m。
広領域の溶接を行う場合には20m程度の長さのものが
使用され、この時ワイヤ送給性の問題が生じる。溶接用
ワイヤには一定速度で供給されることが求められるもの
である。しかしワイヤはフレキシブルコンジットの案内
管であるライナー、トーチ、チップとの間の接触抵抗お
よびフレキシブルコンジットチューブの屈曲部とを通り
ぬけるだめの抵抗力などが作用する。フレキシブルコン
ノットチー−ブが直線状態である現場作業はほとんどな
く、屈曲状態下で使用されるのが普通であり、屈曲部が
多いほどまた屈曲半径が小さいほど屈曲部通シぬけの抵
抗力は太きい。しかして、前記の如き溶接ワイヤとの接
触抵抗、力に拐克つ力でワイヤは押進ぜしめられ送給さ
れるものであるが、接触抵抗が犬きくなると溶接ワイヤ
の送給速度が不均一になυついには送給停止の事態が生
じるようになる。このため、溶接アークの不安定、ビー
ド形状の不揃、融合不良、アンダーカットの発生など移
々の浴接欠陥を生ずるようになる。
使用され、この時ワイヤ送給性の問題が生じる。溶接用
ワイヤには一定速度で供給されることが求められるもの
である。しかしワイヤはフレキシブルコンジットの案内
管であるライナー、トーチ、チップとの間の接触抵抗お
よびフレキシブルコンジットチューブの屈曲部とを通り
ぬけるだめの抵抗力などが作用する。フレキシブルコン
ノットチー−ブが直線状態である現場作業はほとんどな
く、屈曲状態下で使用されるのが普通であり、屈曲部が
多いほどまた屈曲半径が小さいほど屈曲部通シぬけの抵
抗力は太きい。しかして、前記の如き溶接ワイヤとの接
触抵抗、力に拐克つ力でワイヤは押進ぜしめられ送給さ
れるものであるが、接触抵抗が犬きくなると溶接ワイヤ
の送給速度が不均一になυついには送給停止の事態が生
じるようになる。このため、溶接アークの不安定、ビー
ド形状の不揃、融合不良、アンダーカットの発生など移
々の浴接欠陥を生ずるようになる。
最近、浴接作業の複雑化、高速化、広lid、 Iti
i化に伴ないフレキシブルコン・ソツトライナーとの摩
擦抵抗力が小さく、送給が円滑でかつ安定し、常に足速
送給されうる溶接用ワイヤ、すなわち送給性が安定な溶
接用ワイヤが強く要求されるようになった。
i化に伴ないフレキシブルコン・ソツトライナーとの摩
擦抵抗力が小さく、送給が円滑でかつ安定し、常に足速
送給されうる溶接用ワイヤ、すなわち送給性が安定な溶
接用ワイヤが強く要求されるようになった。
従来、ワイヤの送給+!+:を改もするために、送給機
の送給パワーを高めるかあるいはワイヤ自体の送給性を
向上させることが行われてきた。例えばワイヤ自体の送
給性の向上をは〃)るべくワイヤの表面に液状の潤滑油
全塗布し、ワイヤ表面の潤滑能を上げ、送給抵抗の軽減
を計る方法が知られているが必ずしも安定した送給性を
示すものは得られな〃工っだ。その理由は液状の潤滑剤
を銅メッキを行ったワイヤの表面に均一にかつ安定した
状態で塗布することは困難であシ、所定の性能金得るた
め潤滑油を多量に塗布せざる′t−得なかったからであ
る。また必要以上に多量に塗布されたワイヤ表面の潤滑
油は溶接部の材質変化を生せしめたシあるいは溶接作業
性に悪影餐をおよほすのみであった。その他ワイヤの表
面を強制的に加圧し、表面相反を変え接触抵抗を軽減す
る方法などもあるがその効果は前記した潤滑油の塗布に
よる送給性の改善の効果と大同小異であシ、未だ満足す
べきものではない。
の送給パワーを高めるかあるいはワイヤ自体の送給性を
向上させることが行われてきた。例えばワイヤ自体の送
給性の向上をは〃)るべくワイヤの表面に液状の潤滑油
全塗布し、ワイヤ表面の潤滑能を上げ、送給抵抗の軽減
を計る方法が知られているが必ずしも安定した送給性を
示すものは得られな〃工っだ。その理由は液状の潤滑剤
を銅メッキを行ったワイヤの表面に均一にかつ安定した
状態で塗布することは困難であシ、所定の性能金得るた
め潤滑油を多量に塗布せざる′t−得なかったからであ
る。また必要以上に多量に塗布されたワイヤ表面の潤滑
油は溶接部の材質変化を生せしめたシあるいは溶接作業
性に悪影餐をおよほすのみであった。その他ワイヤの表
面を強制的に加圧し、表面相反を変え接触抵抗を軽減す
る方法などもあるがその効果は前記した潤滑油の塗布に
よる送給性の改善の効果と大同小異であシ、未だ満足す
べきものではない。
末完開基は、従来技術では液状潤滑剤金銅メッキワイヤ
表面に強固に塗布、付着させることができないという点
に鑑み、できるだけ少い′/e1.せ潤滑剤を安定した
状態で杓着させ、イ1効に送給抵抗の軽減に利用するこ
とを、ワイヤ表面のメッキ層に亀裂を与えることで解決
した。
表面に強固に塗布、付着させることができないという点
に鑑み、できるだけ少い′/e1.せ潤滑剤を安定した
状態で杓着させ、イ1効に送給抵抗の軽減に利用するこ
とを、ワイヤ表面のメッキ層に亀裂を与えることで解決
した。
すなわち本発明の黴旨は、メッキした溶弗用ワイヤにお
いて、ワイヤ表面にメッキ層の亀裂を有しかつ次式で示
す中間の酸素量が50〜400ppmでありさらに該ワ
イヤの表面に液せ潤滑油を有することを%徴とする溶接
用細径銅ワイヤにある。
いて、ワイヤ表面にメッキ層の亀裂を有しかつ次式で示
す中間の酸素量が50〜400ppmでありさらに該ワ
イヤの表面に液せ潤滑油を有することを%徴とする溶接
用細径銅ワイヤにある。
中間の酸素量−総酸累量一(鋼中の酸素量子メッキ表面
の酸素量)本発明に係る溶接用ワイヤの最大の%9は中
間の酸素量、換言すると鋼素地とメッキ層間の酸素量を
50〜400 ppmに設定したことにある。従来のワ
イヤにおいてeユ、銅メッキは鋼素地との密危性が良好
なものがよいという常識的な考えで製造されてお如、銅
メッキの前に鋼素地の酸化物全十分な洗滌を行なって除
去するのが通例である。
の酸素量)本発明に係る溶接用ワイヤの最大の%9は中
間の酸素量、換言すると鋼素地とメッキ層間の酸素量を
50〜400 ppmに設定したことにある。従来のワ
イヤにおいてeユ、銅メッキは鋼素地との密危性が良好
なものがよいという常識的な考えで製造されてお如、銅
メッキの前に鋼素地の酸化物全十分な洗滌を行なって除
去するのが通例である。
この場合中間の酸素量は50 ppm未満である。
このような方法で製造されるワイヤは、銅メッキ舊・に
伸線し製品サイズに訣i恥されるものである(5) が、素地と銅メッキの密着性にすぐれているため銅メッ
キ層の亀裂は生じないものであシ、ダイスマークなど何
らかの原因で外部力・ら加えられる凹部があるのみで平
滑なメッキ表面となるものである。このようなメッキ表
面は潤滑油の保持能力が悪く、潤滑油を塗布しても滴状
に付着するばかシでワイヤ送給性上の問題を誘発しやす
いものであった。
伸線し製品サイズに訣i恥されるものである(5) が、素地と銅メッキの密着性にすぐれているため銅メッ
キ層の亀裂は生じないものであシ、ダイスマークなど何
らかの原因で外部力・ら加えられる凹部があるのみで平
滑なメッキ表面となるものである。このようなメッキ表
面は潤滑油の保持能力が悪く、潤滑油を塗布しても滴状
に付着するばかシでワイヤ送給性上の問題を誘発しやす
いものであった。
ところが本発明の如く中間の酸素量′t−50〜400
ppm K積極的に堆加させ、銅の素地とメッキ層の
間に酸化物を介在させるとメッキ後の伸線工程において
中間酸化物の脆性的挙動によシ、メッキ層そのものに亀
裂が発生するようになる。このような表面に液林潤滑油
を作用させるとメッキ層亀裂にミクロ的な含油状態が生
成し、これによってワイヤ表面の潤滑能が向上し、フレ
キシブルコンジットチューブ内面との摩擦力を極めて小
さくすることができ、この結果極めて良好なワイヤ送給
性ヲ得ることができた。
ppm K積極的に堆加させ、銅の素地とメッキ層の
間に酸化物を介在させるとメッキ後の伸線工程において
中間酸化物の脆性的挙動によシ、メッキ層そのものに亀
裂が発生するようになる。このような表面に液林潤滑油
を作用させるとメッキ層亀裂にミクロ的な含油状態が生
成し、これによってワイヤ表面の潤滑能が向上し、フレ
キシブルコンジットチューブ内面との摩擦力を極めて小
さくすることができ、この結果極めて良好なワイヤ送給
性ヲ得ることができた。
中間の酸素量が400 ppmを超える場合は、鋼(6
) 素地とメッキ層の間に酸化物が過剰に存在する状態であ
る。この場合メッキ後の伸線加工でメッキ層の亀裂と同
時にメッキのは〈υが発生する。このようなワイヤは使
用時にメッキはぐり物がコンジットライナー内に東積し
ワイヤの送給性劣化の原因となった。
) 素地とメッキ層の間に酸化物が過剰に存在する状態であ
る。この場合メッキ後の伸線加工でメッキ層の亀裂と同
時にメッキのは〈υが発生する。このようなワイヤは使
用時にメッキはぐり物がコンジットライナー内に東積し
ワイヤの送給性劣化の原因となった。
このような理由で中間の酸素量を50〜400ppmと
駆足したものであるが、この時中間の酸素は鋼索地上に
粒界酸化物として存在することが判った。
駆足したものであるが、この時中間の酸素は鋼索地上に
粒界酸化物として存在することが判った。
中間酸素量が50 ppmに達しないのは、はぼ′粒界
酸化物を除去した場合でまた4 00 ppmを超える
のは粒界および粒内酸化物が残留する場合であり、メッ
キはくシが発生するときは鋼酸化物および銅メッキと完
全な三重栴造となった場合であることが判った。
酸化物を除去した場合でまた4 00 ppmを超える
のは粒界および粒内酸化物が残留する場合であり、メッ
キはくシが発生するときは鋼酸化物および銅メッキと完
全な三重栴造となった場合であることが判った。
本発明の溶接用ワイヤは銅メッキを行った0、 8〜2
.4wRφのワイヤ径を有するもので、中間の酸素量の
適正な範囲は50〜400 ppmである。また本発明
の液彷潤滑油とは油脂、鉱物油および湿式伸線用潤滑剤
などであり、これら潤滑剤中に添加されている界面活性
剤を含むものである。
.4wRφのワイヤ径を有するもので、中間の酸素量の
適正な範囲は50〜400 ppmである。また本発明
の液彷潤滑油とは油脂、鉱物油および湿式伸線用潤滑剤
などであり、これら潤滑剤中に添加されている界面活性
剤を含むものである。
前記した中間の酸素量、潤滑油の付N量とワイヤの送給
抵抗を示す送給モータの負荷電流値に関する実施例を第
1図および第2図に示す。
抵抗を示す送給モータの負荷電流値に関する実施例を第
1図および第2図に示す。
第1図1d 1.2 toφの銅メツキワイヤにおいて
潤滑油の油溶性成分が0.4〜o、sg/ワイヤ10に
9と比較的少い付着量の実施例を示すもので、中間の酸
素量50〜400 ppmの範囲で良好なことが明らか
である。
潤滑油の油溶性成分が0.4〜o、sg/ワイヤ10に
9と比較的少い付着量の実施例を示すもので、中間の酸
素量50〜400 ppmの範囲で良好なことが明らか
である。
また第2図は潤滑油の付着量と送給性において本発明ワ
イヤが従来ワイヤよシも良好なことを示すものである。
イヤが従来ワイヤよシも良好なことを示すものである。
さらに第3図は本発明ワイヤの表面状態を示す金属脂微
鏡写真(倍率X160)であり(、)は従来ワイヤで中
間酸素量が32 ppm z (b)は本発明ワイヤで
中間酸素量が250 ppmのワイヤである。
鏡写真(倍率X160)であり(、)は従来ワイヤで中
間酸素量が32 ppm z (b)は本発明ワイヤで
中間酸素量が250 ppmのワイヤである。
この実施例のワイヤは0010%、5iO585%、M
n 1.65%の溶接用ワイヤ(JIS Z 3312
YCW−2)の例である。
n 1.65%の溶接用ワイヤ(JIS Z 3312
YCW−2)の例である。
次に本発明ワイヤの製造方法の一例を説明する。
原線径5〜6#DIlφを使用して溶接用ワイヤ(08
〜2、4 rranφ)を製造する場合、製品の具備す
べき適正な引張強さを得る意味で、線引加工により加工
硬化した線材を軟化させるために中間焼鈍を行う。
〜2、4 rranφ)を製造する場合、製品の具備す
べき適正な引張強さを得る意味で、線引加工により加工
硬化した線材を軟化させるために中間焼鈍を行う。
この時焼鈍炉内のガス雰囲気、温度および時間を調整し
鋼ワイヤ素地に薄い酸化物を形成させる。
鋼ワイヤ素地に薄い酸化物を形成させる。
この時酸化物層は強固で薄いことが肝要で厚さ約0.1
1EIIl以下とするのがよく焼鈍加工前に線材に残留
する潤滑剤によって酸化させる程度である。これら酸化
物は素線上で粒界、粒内酸化物として形成させるもので
ある。ついで銅メツキ前の酸洗処理など酸化物除去処理
は、軟化焼鈍時に生成させた強固で薄い酸化物のうち、
粒内酸化物は除去するが、粒界酸化物が残留するメッキ
前処理を行う。
1EIIl以下とするのがよく焼鈍加工前に線材に残留
する潤滑剤によって酸化させる程度である。これら酸化
物は素線上で粒界、粒内酸化物として形成させるもので
ある。ついで銅メツキ前の酸洗処理など酸化物除去処理
は、軟化焼鈍時に生成させた強固で薄い酸化物のうち、
粒内酸化物は除去するが、粒界酸化物が残留するメッキ
前処理を行う。
これら粒界酸化物が中間の酸素量50〜400 ppm
と力るものである。
と力るものである。
このような状態で銅メッキを行うと、メッキ銅は鋼素地
の粒内では素地に密着するが、粒界は酸化物と橋渡した
メッキの付着状態が得られる。次いでメッキ後の伸線全
行うと、鋼の素地、粒界酸(9) 化物、および欽メッキの伸び率の差、および粒界酸化物
の脆性的挙動によってメッキ層に亀裂が生じるものであ
る。従ってメッキ層の亀裂の生成はメッキ後の加工度に
関係するものであって加工度5%以上が必要である。
の粒内では素地に密着するが、粒界は酸化物と橋渡した
メッキの付着状態が得られる。次いでメッキ後の伸線全
行うと、鋼の素地、粒界酸(9) 化物、および欽メッキの伸び率の差、および粒界酸化物
の脆性的挙動によってメッキ層に亀裂が生じるものであ
る。従ってメッキ層の亀裂の生成はメッキ後の加工度に
関係するものであって加工度5%以上が必要である。
第4図は同一の焼鈍ワイヤを用い、種々の酸洗を行い中
間の酸素量を変化させてメッキ後の加工度によるメッキ
亀裂の発生状況を示すもので、メッキ後の加工度は5%
以上、中間の酸素量50〜400 ppmの範囲が適正
であることが判る。この時メッキ亀裂の巾は0.001
〜0.03Mの範囲になる。なお、火影・に用いたワイ
ヤはC0,11%、Si0.75%、Mn 1.55%
、TI +Zr O,24%のJISZ 3312 Y
CW −1の溶接用ワイヤである。焼鈍はN2ガス算囲
気で700℃X 5hr行ったもので焼鈍ワイヤ径を変
えて行ったものである。またメッキの厚さは01〜2μ
m(ミクロン)とした。
間の酸素量を変化させてメッキ後の加工度によるメッキ
亀裂の発生状況を示すもので、メッキ後の加工度は5%
以上、中間の酸素量50〜400 ppmの範囲が適正
であることが判る。この時メッキ亀裂の巾は0.001
〜0.03Mの範囲になる。なお、火影・に用いたワイ
ヤはC0,11%、Si0.75%、Mn 1.55%
、TI +Zr O,24%のJISZ 3312 Y
CW −1の溶接用ワイヤである。焼鈍はN2ガス算囲
気で700℃X 5hr行ったもので焼鈍ワイヤ径を変
えて行ったものである。またメッキの厚さは01〜2μ
m(ミクロン)とした。
メッキ層の亀裂は、メッキ層そのものの亀裂であって、
メッキ後の粒界酸化物の脆性的挙動で伸線加工により生
成するものでちって、外圧を加え(10) 生成させた表面疵とは全<*雀なものである。またメッ
キ層の亀裂内に1−1′液秋潤滑剤を伺着させであるの
で耐錆性には全く問題がない。
メッキ後の粒界酸化物の脆性的挙動で伸線加工により生
成するものでちって、外圧を加え(10) 生成させた表面疵とは全<*雀なものである。またメッ
キ層の亀裂内に1−1′液秋潤滑剤を伺着させであるの
で耐錆性には全く問題がない。
本発明の効果全要約すると次の通りである。
(1) ワイヤ表面のメッキ層に亀裂があシ、亀裂内
に液状潤滑剤全保持しているので、ワイヤの表面はミク
ロ的な含油状態となっているのでワイヤ表面の潤滑能が
極めて良好であるため、コンソットライナーとの接触抵
抗が軽減される。この結末送給抵抗そのものも低く、変
1411範囲が狭ぐなシワイヤ送給性が安定する。ワイ
ヤ送給性の安定・均一化によりアークは安定し、ビード
形状の不揃、融合不良などの溶接欠陥が生じない。
に液状潤滑剤全保持しているので、ワイヤの表面はミク
ロ的な含油状態となっているのでワイヤ表面の潤滑能が
極めて良好であるため、コンソットライナーとの接触抵
抗が軽減される。この結末送給抵抗そのものも低く、変
1411範囲が狭ぐなシワイヤ送給性が安定する。ワイ
ヤ送給性の安定・均一化によりアークは安定し、ビード
形状の不揃、融合不良などの溶接欠陥が生じない。
(2) メッキ亀裂内に液状潤滑剤が安定した状態で
保持されるため液状潤滑剤は最小限のワイヤ付着量で安
定した送給性が得られる。過剰な油滑剤によるビット、
ブローホールなどの溶接欠陥の発生がなく、すぐれた溶
接作業性が達成される。
保持されるため液状潤滑剤は最小限のワイヤ付着量で安
定した送給性が得られる。過剰な油滑剤によるビット、
ブローホールなどの溶接欠陥の発生がなく、すぐれた溶
接作業性が達成される。
第1図は溶接鋼ワイヤの中…」の酸素量と送給抵抗との
関係を示す図、第2図は液状潤滑剤の付着量cg/ワイ
ヤ1okg)と送給抵抗との関係を示す図、第3図は本
発明ワイヤの表面状態を示す金属顕微鏡写真(倍率x
160 )で(a)は従来ワイヤ、(b)は本発明ワイ
ヤ、第4図はメッキ後の伸線加工度(断面積減少率)と
中間の酸素量との関係を示す図である。
関係を示す図、第2図は液状潤滑剤の付着量cg/ワイ
ヤ1okg)と送給抵抗との関係を示す図、第3図は本
発明ワイヤの表面状態を示す金属顕微鏡写真(倍率x
160 )で(a)は従来ワイヤ、(b)は本発明ワイ
ヤ、第4図はメッキ後の伸線加工度(断面積減少率)と
中間の酸素量との関係を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 メッキした自身L1または半自動溶接用鋼ワイヤにおい
て、ワイヤ表面にメッキ層の亀裂を有し、かつ次式で示
す中間酸素量が50〜400 ppmであり、さらに該
ワイヤ表面に沿払潤渭剤を有することを!vf徴とする
溶接用細径鋼ワイヤ。 中間酸素量−総酸素量−(鋼中酸素量子メッキ表面酸素
類)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1020782A JPS58128294A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 溶接用細径鋼ワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1020782A JPS58128294A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 溶接用細径鋼ワイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58128294A true JPS58128294A (ja) | 1983-07-30 |
JPS649117B2 JPS649117B2 (ja) | 1989-02-16 |
Family
ID=11743819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1020782A Granted JPS58128294A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 溶接用細径鋼ワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58128294A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5961592A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-07 | Nippon Steel Corp | ア−ク溶接用鋼ワイヤ |
JPS6040685A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-04 | Kobe Steel Ltd | 直流逆極性溶接用ソリッドワイヤ |
JPS6316898A (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-23 | Daido Steel Co Ltd | 炭酸ガスシ−ルドア−ク溶接用ワイヤ |
JPS63149093A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-21 | Kobe Steel Ltd | ガスシ−ルド溶接用ワイヤ |
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-
1982
- 1982-01-27 JP JP1020782A patent/JPS58128294A/ja active Granted
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