JPS5812797Y2 - 液体燃料補給作業におけるカツプリング機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、液体燃料補給作業におけるカツプノング機
構に関するものである。

従来、ガソリンスタンドにおいてタンクローリ−車から
地下タンクへ給油する場合、給油ホース先端と地下タン
ク給油口との間をワンタッチでカップリング操作が可能
な機構としては、すでに本出願人において実用新案登録
がなされた実公昭４６−３５０６８ （考案の名称：液
体燃料補給作業におけるカップリング機構）がある。

この実公昭４６−３５０６８は、１次筒状カップリング
本体と２次筒状カップリング本体とをワンタッチにて、
カップリング操作を可能とし、その締脱に際しては１次
筒、状カップリングの外側に嵌合した押圧用リングの一
部を１次筒状カップリング外側に枢着しておき、同枢着
部を支点として、てこ原理により押圧用リングで係合解
除のための突起を押圧するものであるが、この押圧用リ
ングは１次筒状カップリング外側に枢着されて、一体に
構成されているものであるため、給油作業中に同押圧用
ノングに作業者が触れて不用意に１次筒状カップリング
と２次筒状カップリングの保合が離脱する危険があった
。

この考案では、かかる危険がないように、保合離脱時に
のみ押圧用レバーを用いることにし、カップリング状態
では押圧用レバーを取り去っておくように構成した液体
燃料補給作業におけるカツプノング機構を提供せんとす
るものである。

この考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、１は２
次筒状カップリング本体２に設けた連結用雌ねじであり
、同２次筒状カップリング本体２内の中間にはバッキン
グ受縁３を、基端目は掛合子掛合用突縁４をそれぞれ突
設している。

５は２次筒状カップリング本体２の基端に先端を着脱自
在に嵌合した１次筒状カップリング本体である。

６は１次筒状カップリング本体５の基端に設けた連結用
雌ねじで゛ある。

７は１次筒状カップリング本体５の内部に設けた内筒で
゛あり、同内筒７の先端は２次筒状カップリング本体２
内に達するべく構成している。

８は内筒７の先端とパツキン受縁３との間に介在した圧
縮比の大きいスプリングである。

９は１次節状カップリング本体５の周壁の左右に２個設
けた横孔で゛あり、その外方に１次筒状カップリング本
体５と内筒７との間に介入したばわ１０付の掛合子１１
の突起１２を突出し、しかも同突起１２は外側面を上方
から下方に向けて外方へ傾斜せしめ、レバー受領斜面１
２−ａを形成している。

１３は掛合子１１の先端外側に設けた掛合鉤部であり、
掛合子掛合用突縁４に掛合しているものであり、間合鉤
部１３の下端周縁部は彎曲状面ａを形成しており、掛合
子掛合用突縁４を掛合鉤部１３に掛合するに際しては掛
合子掛合用突縁４の端縁内周部を掛合鉤部１３の彎曲状
面ａと摺動せしめつつ、押込んでいき、彎曲状面ａを内
方に押しやりつつ掛合７−１１をばＩ・、ｒｌｏに抗し
て内筒７のみ周壁に密接すべく作動せしめるものである
。

１４はレバー受片であり、１次筒状カップリング本体２
の外周壁に、突起１２の位置よりやや斜め上方位置に設
けられており、押圧用レバー １５を使用する際のてこ
の支点を構成するものである。

押圧用レバー１５は１次筒状カップリング本体５及び２
次筒状カップリング本体２とは別途に設けた装着自在の
馬蹄状のレバーで゛あり、基端に基端押え部１５−ａを
設けている。

１６は連結用雌ねし６に先端を連結し、基端をタンクロ
ーリ−車Ａに連結した給油ホース、１７は連結用雌ねじ
１に基端を連結し、先端を石油地下タンクＢに直結した
送油パイプ、１８はワッシャーである。

１９は、１次節状カップリング本体５の基端外周壁に突
設した２個の指係止突部で゛あり、１次筒状カップリン
グ本体５を２次筒状カップリング本体２にカップリング
及び離脱する際の指かけに使用するものである。

この考案の実施例は上記のように構成されているもので
あり、その作用を説明すると、給油時においては、押圧
用レバー１５は取外した状態で゛１次筒状カップリング
本体５先端を２次筒状カップリング本体２先端に嵌合す
べく押込めば、１次筒状カップリング本体５の掛合鉤部
１３の彎曲状面ａに、２次筒状カップリング本体２の掛
合子掛合用突縁４の端縁内周部が摺動し、彎曲状面ａを
内方へ押しやりつつ掛合子１１をばＩｗｌｏに抗して、
内方すなわち内筒７の外周壁方向へ移動せしめ、１次筒
状カップリング５の開口端縁と掛合鉤部１３どの間の間
隙を大きクシ、同間隙に掛合子掛合用突縁４とが掛合す
ることになり、カップリング作業は終了し、次いで給油
終了時に１次筒状カップリング本体５と２次筒状カップ
リング本体２を離脱せしめる場合には、別途用意した馬
蹄状の押圧用レバー１５を、１次筒状カップリング本体
５の外周壁に挾み、押圧用レバー１５の先端をレバー受
片１４０Ｆ面に当接し、同押圧用レバー１５の中途部分
を掛合子１１の突起１２におけるレバー受領斜面１２ａ
上に当接し、押圧用レバー１５の基端押え部１５−ａを
下方に押えることにより、てこ原理によって抑圧用レバ
ー１５の先端を支点として同押圧用レバーの中途部分に
よりレバー受領斜面１２ａを押えて、突起１２をばね１
０に抗して内方へ押し込み、掛合子１１はばワ１０に抗
して内方すなわち内筒７の外周壁方向へ移動し、１次筒
状カップリング５の開口端縁と掛合鉤部１３との間の間
隙を大きくシ、同間隙から掛合子掛合用突縁４を２次筒
状カップリング本体２と共に引き抜くことにより、１次
節状カップリング本体５と２次筒状カップリング本体２
とを離脱するものである。

この考案によれば、給油時においては押圧用レバーを取
り去ってカップリング状態にて使用するため、給油中に
不用意にカップリング状態の掛合鉤部と掛合子摺・台用
突縁が離脱するおそ１１がなく、給油終了時のカップリ
ングの離脱作業時にのみ抑圧用レバーを装着して離脱作
動を行うため、給油作業を安全に行いうると共に、押圧
用レバーを装着する場合のレバー受）鴇よ、１次筒状力
ツプノング本体のカップリング着脱作業に際して指係止
のための把手として使用することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本案カップリング機構を示す−・部縦断正面
図。 第２図は、同平面図。第３図は、同側面図。第４図は、
本案カップリング機構において使用する押圧用レバーの
平面図。 第５図は、給油作業の状態を示す説明図。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 先端に連結用雌ねじ１のある２次筒状カップリング本体
   ２内にの中間パツキン受縁３を、基端に掛合子掛合用突
   縁４をそれぞれ突設し、２次筒状カップリング本体２の
   基端に１次筒状カップリング本体５の先端を着脱自在に
   嵌合し、１次筒状カップリング本体５の基端に連結用雌
   ねじ６を設けると共にその内部に先端が２次筒状カップ
   リング本体２内に達する内筒７を設け、内筒７の先端を
   パツキン受縁３との間を圧縮比の大きい筒状パツキン８
   を介在し、１次節状カップリング本体５の周壁に複数個
   設けた横孔９からその外方に、１次筒状カップリング本
   体５と内筒７との間に介入したばね１０付の掛合子１１
   の突起１２を突出し、掛合子１１の先端外側に設けた掛
   合鉤部１３を掛合する掛合子掛合用突縁４に掛合し、ま
   た１次筒状カップリング本体２の外周壁に突起１２の位
   置よりやや斜め上方位置にてこの支点となるべきレバー
   受片１４を突設し、複数の突起１２を押圧するに際して
   は、別途設けた着脱自在の馬蹄状押圧用レバー１５の先
   端をレバー受片に保合装着し、同保合部を支点として、
   レバ一本体にて同突起１２をてこ原理により押圧すべく
   構成してなる液体燃料補給作業におけるカップリング機
   構。