JPS58121201A - 木材防虫剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、２．３−ジヒドロ−２，２−ジメチル−７−
ベンゾ（６）フラニルＮ−ジブチルアミノチオ−Ｎ−メ
チルカーバメート〔一般名二カーボスルファン（ｃａｒ
ｂｏｓｕｌｆａω〕を有効成分として含有することを特
徴とする木材防虫剤に関する。

住宅、構築物等の建材、調度品、家具あるいは一般工業
用材として使用される木材は種々の好ましくない生物％
特に鬼によシ被害を受は劣化する。特に建築材における
シロアリの被害や、ラワン材でのヒラタキクイ、ムシの
被害は良く知られておシ、これらの材料の虫害防止のた
めに種々の手段が行なわれているが１通常薬剤を使用し
木材に処理をしている。この種の薬剤のうち特にクロル
デンは比較的安全性の高い殺虫あるいは防虫剤であシ、
木材の虫害防除目的の有効成分として使用されている。

木材害虫を防除する薬剤としては１通常の農薬や防疫用
殺虫剤に比較して、格段に長期間にわ九ってその効力を
持続させることが要求される。り■ルデンはこの意味で
木材の虫害防除に好適な化合物として従来から重用され
、かつ実際的な効果も確認されているが、更に一層安定
した長期にわたる持続性が望まれている。

本発明者等はかかる目的のため研究を重ねた結果、特公
＠５５−３９４８７号でメキシカン・ビーン・ビートル
、南方あわよとう、えんどうあぶらむし、（２斑点ダニ
等の作物害虫に対して有効な公知の化合物であるカーボ
スルファンが、意外に４、シロアリ、ヒラタキクイムシ
等の木材害虫に対してクロルデン以上に長期にわたって
安定した効果を有することを見出し本発明を完成させた
本のである。農薬等の殺虫剤であって本シロアリ、ヒラ
タキクイムシ等の木材害虫に対して殺虫活性を示すもの
もあるが、木材保護のためには非常に長期間にわたって
効果を推持する必要があり、この点を勘稟した場合、カ
ーバメート系殺虫剤でも木材害虫に対して実用効果の高
いものは殆んどないことから、本発明は予想外の事実で
ある。

本発明のカーボスルファンを有効成分として含有する木
材防虫剤を製造するには、常法に従い、有効成分である
カーボ？ルファンを担体又は希釈剤と混合し、必要によ
シ所望の補助剤、例えば界面活性剤１分散剤、固着開環
を添加し、使用に都合のよい剤型１例えば乳剤、油剤、
粒剤、水和剤等に調整すればよい。

本発明で使用できる担体としては、特に限定されないが
、有効成分等の担持量を高める意味で吸油性に富むもの
が好ましく、担体となシ得るものの例を示せば次のよう
である：軽石、ベントナイト、ゼオライト、木片等を破
砕して粒状物とした本の；クレー、タルク、ベントナイ
ト、炭酸カルシウム、珪藻土、硫酸マグネシウム、Ｉ！
石等の粉末又はこれらの二種若し、くけそれ以上の混合
粉末；これらを圧縮成型若しくは押出し造紋して粒状物
としたもの又は当該粒状物の破砕動勢。

本発明で使用できる希釈剤としては農薬乳剤に常用され
ている溶剤を使用することができる。

例えばキシレン、灯油、メチルナフタレン等を一挙げる
ことができる。

又本発明で使用できる界面活性剤としては例えば；ポリ
オキシエチレン　アルキルアリールエーテル、ポリオキ
シエチレン　アルキルエーテル、ポリオキシエチレン　
高級脂肪酸エステル１．ポリオキシエチレン樹脂酸エス
テル、ポリオキシエチレン　ソルビタンモノラウレート
、ポリオキシエチレン　ソルビタンモノオレエート、ア
ルキルアリールスルホン酸！、　ナフタレンスルホン酸
縮合物、リグニンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エ
ステル及びこれらの二種又はそれ以上配合したものを挙
げることができる。

本発明による木材防虫剤は、この種の分野で通常用いら
れている方法で木材処理をすれば良い。例えば本発明組
成物を吹きつけるとか、又は塗布する方法がある。

本発明の木材防虫剤は一般に木材面積１１について２０
０〜５００ｄの割合で処理すれば良い。

又本発明の木材防虫剤は、白蟻の攻撃から保護すべき物
体若しくは建造物の周辺土面若しくは土中に処理される
（尚、ここにおいて周辺とは必ずしも周囲の意味ではな
く、白蟻の生態から処理すべき部位を、保護すべき物体
、建造物を主体として定め祷る。場合場合によシ変更可
能な範囲と理解されたい）。従って本発明の木材防虫剤
は樹木、木質塀、木質柵、杭、枕木等の木質物体；社寺
、家屋、納屋、工場等の建造物の周辺上面若しくは周辺
土中に処理される。処理方法は、木材防虫剤を土面にそ
のまま又は水で希釈して撤〈、土壌表面を掘り些こし土
と充分に混和する。加害部位の周辺に溝を掘ってその中
へ処理し埋土にも所望によシ混和させる等の態様を包含
する。

以下に若干の実施例及び試験例を示すが、本発明はこれ
らに限定されるものではない、実施例１ カーボスルファン　　　　　　　　　２０部キシレフ　
　　　　　　　　　　　４０部シクロヘキサノン　　　
　　　　　　２０部ホリオキシエチレンノニルフェニル エーテルとアルキルベンゼンスルホ ン酸の混合物　　　　　　　　　　　１５部・以上を均
一に混合溶解し乳剤とする。

実施例２ 実施例１の乳剤　　　　　　　　　　２部灯油　　　　
　　　９８部 以上を均一に混合溶解し油剤とする。

実施例３ 実施例１の乳剤　　　　　　　　　２０部軽石粒　　　
　　　　　　　　　　８０部軽石粒に乳剤を噴霧し粒剤
とする。

試験例１　殺蟻及び耐候性効果試験 ｌｊ経９１のｒ°紙に本発明防虫剤の所定濃度の乳剤薬
液１ｄを吸収させ、室内で風乾した。下記の耐候操作処
理した前記１紙と処理しない１紙をそれぞれシャーレに
しき水ｔ５ｍを加え。

イエシロアリの職蟻１区２０１１ｉを放虫し経時的にノ
ックダウン数■及び死央数０を調査した。

結果を下記第１表に示す。

耐候操作処理； 前記１紙を静水に１０秒間浸漬後、４０℃の通風乾燥量
中に２時間入れ乾燥する。この操作を３回反復する。

第１表 試験例２　木片を用いた室内試験 試験方法は日本しろあや対策協会の防蟻効力試験方法−
総合試験に準する。

試験体：２ｃｍ立方のアカマツ辺材　１区５個薬剤１６
Ｎ：試験体を６０℃で２４時間乾燥後。

所定濃度の油剤薬液中に３０秒浸漬し て引き上げ、過剰の薬液ｋＰ紙で除い た後室内で風乾する。

耐候操作二薬剤処理後約１ケ月経過した試験体の半数に
ついて行う。約２６℃の室 内で、室温の静水に３０秒浸漬し、 底部に水をはった密閉容器中に４時 間放置し４０℃±２℃で２０時間乾 燥する。この操作を１０回反復する。

放　虫：飼育容器（直径８ｃＩＬ高さ６傷のプラスチッ
ク円筒の底部を厚さ５關の石 膏で固めたもの）に試験体１個を入 れイエシロアリの職蟻１５０１［と兵蟻１５１！を入れ
る。これを湿潤綿をし きつめたフタ付容器に入れ２６℃で ２１日間放置する。

調　査：３週間後の死去率を容器ごとに調査し平均死去
率を算出した。又５週間 後に木片の食害程度を観察し下記４ 段階の判定基準によシ判定した。

一無 ±　微少 モ少 十−多 結果を下記第２表及び第５表に示す。

第２表　食害試験（１区５連制） 第５表　死虫率 試験例３２令幼虫殺虫効果試験 粉の人工飼料５ｇと所定濃度の薬液５１を混合し、固め
て水分含量１２乃至１４憾に調整後、固型飼料に穴をあ
けヒラクキクイムシ２令幼虫１０！ｉを入れ、スポンジ
で穴を押える。１及び２週間後に死生数を調査した。結
果を下記第４表に示す。

第４表 （注）ＢＰＭＣ；　２−セカンダリ−ブチルフェニル−
Ｎ−メチルカーバメート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　２．５−ジヒドロ−２，２−ジメチル−７−
   ベンゾ凹フラニルＮ−ジブチルアミノチオ−Ｎ−メチル
   カーバメートを有効成分として含有することを特徴とす
   る木材防虫剤。