JPS6359361B2 - - Google Patents

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JPS6359361B2
JPS6359361B2 JP257182A JP257182A JPS6359361B2 JP S6359361 B2 JPS6359361 B2 JP S6359361B2 JP 257182 A JP257182 A JP 257182A JP 257182 A JP257182 A JP 257182A JP S6359361 B2 JPS6359361 B2 JP S6359361B2
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JP
Japan
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wood
present
test
insect repellent
insect
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JP257182A
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English (en)
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JPS58121201A (ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−7−ベンゾ〔b〕フラニルN−ジブチルアミ
ノチオ−N−メチルカーバメート〔一般名:カー
ボスルフアン(carbosulfan)〕を有効成分として
含有することを特徴とする木材防虫剤に関する。 住宅、構築物等の建材、調度品、家具あるいは
一般工業用材として使用される木材は種々の好ま
しくない生物、特に虫により被害を受け劣化す
る。特に建築材におけるシロアリの被害や、ラワ
ン材でのヒラタキクイムシの被害は良く知られて
おり、これらの材料の虫害防止のために種々の手
段が行なわれているが、通常薬剤を使用し木材に
処理をしている。この種の薬剤のうち特にクロル
デンは比較的安全性の高い殺虫あるいは防虫剤で
あり、木材の虫害防除目的の有効成分として使用
されている。 木材害虫を防除する薬剤としては、通常の農薬
や防疫用殺虫剤に比較して、格段に長期間にわた
つてその効力を持続させることが要求される。ク
ロルデンはこの意味で木材の虫害防除に好適な化
合物として従来から重用され、かつ実際的な効果
も確認されているが、更に一層安定した長期にわ
たる持続性が望まれている。 本発明者等はかかる目的のため研究を重ねた結
果、特公昭53−39487号でメキシカン・ビーン・
ビートル、南方あわよとう、えんどうあぶらむ
し、2斑点ダニ等の作物害虫に対して有効な公知
の化合物であるカーボスルフアンが、意外にも、
シロアリ、ヒラタキクイムシ等の木材害虫に対し
てクロルデン以上に長期にわたつて安定した効果
を有することを見出し本発明を完成させたもので
ある。農薬等の殺虫剤であつてもシロアリ、ヒラ
タキクイムシ等の木材害虫に対して殺虫活性を示
すものもあるが、木材保護のためには非常に長期
間にわたつて効果を維持する必要があり、この点
を勘案した場合、カーバメート系殺虫剤でも木材
害虫に対して実用効果の高いものは殆んどないこ
とから、本発明は予想外の事実である。 本発明のカーボスルフアンを有効成分として含
有する木材防虫剤を製造するには、常法に従い、
有効成分であるカーボスルフアンを担体又は希釈
剤と混合し、必要により所望の補助剤、例えば界
面活性剤、分散剤、固着剤等を添加し、使用に都
合のよい剤型、例えば乳剤、油剤、粒剤、水和剤
等に調整すればよい。 本発明で使用できる担体としては、特に限定さ
れないが、有効成分等の担持量を高める意味で吸
油性に富むものが好ましく、担体となり得るもの
の例を示せば次のようである:軽石、ベントナイ
ト、ゼオライト、木片等を破砕して粒状物とした
もの;クレー、タルク、ベントナイト、炭酸カル
シウム、珪藻土、硫酸マグネシウム、軽石等の粉
末又はこれらの二種若しくはそれ以上の混合粉
末;これらを圧縮成型若しくは押出し造粒して粒
状物としたもの又は当該粒状物の破砕物等。 本発明で使用できる希釈剤としては農薬乳剤に
常用されている溶剤を使用することができる。例
えばキシレン、灯油、メチルナフタレン等を挙げ
ることができる。 又本発明で使用できる界面活性剤としては例え
ば;ポリオキシエチレン アルキルアリールエー
テル、ポリオキシエチレン アルキルエーテル、
ポリオキシエチレン 高級脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチ
レン ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエ
チレン ソルビタンモノオレエート、アルキルア
リールスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸縮合
物、リグニンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸
エステル及びこれらの二種又はそれ以上配合した
ものを挙げることができる。 本発明による木材防虫剤は、この種の分野で通
常用いられている方法で木材処理をすれば良い。
例えば本発明組成物を吹きつけるとか、又は塗布
する方法がある。 本発明の木材防虫剤は一般に木材面積1m2につ
いて200〜300mlの割合で処理すれば良い。又本発
明の木材防虫剤は、白蟻の攻撃から保護すべき物
体若しくは建造物の周辺土面若しくは土中に処理
される(尚、ここにおいて周辺とは必ずしも周囲
の意味ではなく、白蟻の生態から処理すべき部位
を、保護すべき物体、建造物を主体として定め得
る、場合場合により変更可能な範囲と理解された
い)。従つて本発明の木材防虫剤は樹木、木質塀、
木質柵、杭、枕木等の木質物体;社寺、家屋、納
屋、工場等の建造物の周辺土面若しくは周辺土中
に処理される。処理方法は、木材防虫剤を土面に
そのまま又は水で希釈して撒く、土壌表面を掘り
起こし土と充分に混和する、加害部位の周辺に溝
を掘つてその中へ処理し埋土にも所望により混和
させる等の態様を包含する。 以下に若干の実施例及び試験例を示すが、本発
明はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 カーボスルフアン 20部 キシレン 40部 シクロヘキサノン 20部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテルと
アルキルベンゼンスルホン酸の混合物 15部 以上を均一に混合溶解し乳剤とする。 実施例 2 実施例1の乳剤 2部 灯油 98部 以上を均一に混合溶解し油剤とする。 実施例 3 実施例1の乳剤 20部 軽石粒 80部 軽石粒に乳剤を噴霧し粒剤とする。 試験例1 殺蟻及び耐候性効果試験 直径9cmの紙に本発明防虫剤の所定濃度の乳
剤薬液1mlを吸収させ、室内で風乾した。下記の
耐候操作処理した前記紙と処理しない紙をそ
れぞれシヤーレにしき水1.5mlを加え、イエシロ
アリの職蟻1区20頭を放虫し経時的にノツクダウ
ン数K及び死虫数Dを調査した。結果を下記第1
表に示す。 耐候操作処理; 前記紙を静水に10秒間浸漬後、40℃の通風乾
燥器中に2時間入れ乾燥する。この操作を3回反
復する。
【表】 試験例2 木片を用いた室内試験 試験方法は日本しろあり対策協会の防蟻効力試
験方法−総合試験に準ずる。 試験体:2cm立方のアカマツ辺材 1区5個 薬剤処理:試験体を60℃で24時間乾燥後、所定
濃度の油剤薬液中に30秒浸漬して引き上
げ、過剰の薬液を紙で除いた後室内で風
乾する。 耐候操作:薬剤処理後約1ケ月経過した試験体
の半数について行う。約26℃の室内で、室
温の静水に30秒浸漬し、底部に水をはつた
密閉容器中に4時間放置し40℃±2℃で20
時間乾燥する。この操作を10回反復する。 放 虫:飼育容器(直径8cm高さ6cmのプラ
スチツク円筒の底部を厚さ5mmの石膏で固
めたもの)に試験体1個を入れイエシロア
リの職蟻150頭と兵蟻15頭を入れる。これ
を湿潤綿をしきつめたフタ付容器に入れ26
℃で21日間放置する。 調 査:3週間後の死虫率を容器ごとに調査
し平均死虫率を算出した。又3週間後に木
片の食害程度を観察し下記4段階の判定基
準により判定した。 − 無 ± 微少 + 少 多 結果を下記第2表及び第3表に示す。
【表】
【表】 試験例3 2令幼虫殺虫効果試験 粉の人工飼料5gと所定濃度の薬液5mlを混合
し、固めて水分含量12乃至14%に調整後、固型飼
料に穴をあけヒラタキクイムシ2令幼虫10頭を入
れ、スポンジで穴を押える。1及び2週間後に死
虫数を調査した。結果を下記第4表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−
    ベンゾ〔b〕フラニルN−ジブチルアミノチオ−
    N−メチルカーバメートを有効成分として含有す
    ることを特徴とする木材防虫剤。
JP257182A 1982-01-11 1982-01-11 木材防虫剤 Granted JPS58121201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP257182A JPS58121201A (ja) 1982-01-11 1982-01-11 木材防虫剤

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP257182A JPS58121201A (ja) 1982-01-11 1982-01-11 木材防虫剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58121201A JPS58121201A (ja) 1983-07-19
JPS6359361B2 true JPS6359361B2 (ja) 1988-11-18

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ID=11533051

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JPS58121201A (ja) 1983-07-19

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