JPS5811717Y2 - 通気性キヤツプシ−ト - Google Patents

通気性キヤツプシ−ト

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JPS5811717Y2
JPS5811717Y2 JP1979045818U JP4581879U JPS5811717Y2 JP S5811717 Y2 JPS5811717 Y2 JP S5811717Y2 JP 1979045818 U JP1979045818 U JP 1979045818U JP 4581879 U JP4581879 U JP 4581879U JP S5811717 Y2 JPS5811717 Y2 JP S5811717Y2
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JP
Japan
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sheet
porous
metal foil
breathable cap
plastic
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Expired
Application number
JP1979045818U
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English (en)
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JPS55148067U (ja
Inventor
清水通隆
Original Assignee
有限会社 コンペツクス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、培養容器、滅菌容器などの容器の蓋として
用いるための新しい通気性キャップシートに関するもの
である。
従来上り、茸菌などの培養容器としては、ポリプロピレ
ンなどの瓶に綿を蓋としたものが用いられてきた。
この綿を蓋として用いる理由は、茸菌が必要とする空気
を雑菌が入らないように供給及び除出するためのもので
、この綿での封蓋作業は熟練を必要とするばか9でなく
、バクテリアなどの雑菌が侵入することも多々あった。
本考案者は、これら従来技術の欠点を解除するために、
実願昭53−069147により、綿の代わりに多孔プ
ラスチックシートを用いた培養容器を考案した。
本考案は、さらに安価で、取扱い性の優れた容器蓋を作
成するためのもので、中央部分が削除されたプラスチッ
ク貼合金属箔シートの該削除部分に多孔性シートを配設
せしめたことを特徴とする通気性キャップシートを提供
する。
本考案の通気性キャップシートは、金属箔の剛性を利用
したもので、通常に用いられているポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリカーボネート、ポリエステルなどのプ
ラスチック容器、磁器、ガラス、金属、木製などの容器
の蓋部分に乗せて、該通気性キャップシートの周縁部分
を押え成型して、容器蓋部分の形状になじ1せて使用さ
れる。
本考案に用いられる多孔性シートは、雑菌の侵入を防ぎ
、かつ酸素などの通過を調整する必要があり、このため
、穴径0.02〜0.4μの小孔を無数に有する多孔プ
ラスチックフィルムが用いられる。
プラスチックフィルムはこの多孔、J4Lの穴径が0.
02〜0.4μ好1しくは0.02〜0.3μの無数の
小孔を有するもので空孔率(ASTM D−2873
)は20%以上、好1しくは30%以上であるポリプロ
ピレン、高密度ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン
などの耐熱性に優れた樹脂を主体にして形成されたもの
が使用される。
小孔の直径は長円形の場合は長径で示したものである。
この理由は、穴径が太きすぎると雑菌の侵入が防げなく
なるためであり、小さすぎると空気などの通過の効率が
悪くなるためである。
會た、耐熱性に優れた多孔性プラスチックフィルムラ用
いる理由は、加熱殺菌に耐えなければならないためであ
る。
また、多孔性プラスチックフィルムの強度を補強するた
めに、紗織物、スクリーン、不織布などを、通気性を防
げないかぎシ、裏打ちしたものを用いてもよい。
金属箔シートが薄すぎると剛性かよりく、厚すぎると剛
性が強すぎてキャップシートとしての成型性に劣るため
、金属箔シートの厚さは10−100μのものが好まし
い。
プラスチックの厚さは薄すぎても、厚すぎても熱接着性
に劣るため厚さ10〜30μのものが好ましい。
渣た、プラスチック貼合金属箔シートとしては厚さ10
〜100μのアルミニウムなどの金属箔の片面に厚さ1
0〜30μのプラスチックをエクストルジョンコーティ
ングなどによって貼合したものが使用される。
貼合されるプラスチックは、金属箔の強度を補強すると
ともに多孔性シートの熱接着をよう可能とするためにポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン
など金属箔との接着性が良好で、しかも、多孔性シート
との接着性にも優れているものが用いられる。
このプラスチック貼合金属箔シート卦よび該シートの中
央部に削除される部分の形状は、特に限定しないが、取
扱い性、強度上などの点より、四角形あるいは丸形がよ
い。
また、該シートと、該シートの削除部分の関係は、厳密
な意味での中央部でなくともよいが面積比としては、削
除部分は、該シートの30%以下の大きさのものが、取
扱い性が良好である。
このプラスチック貼合金属箔シートの削除部分に多孔性
シートを配設する方法は、該削除部分より一回シ大きく
切断した多孔性シートの周縁部と該シートの削除部分の
周縁部(プラスチック面)とを重ね合せて、ヒートシー
ル、インパルスなどの熱接着あるいは接着剤によって接
着される。
また、さらに強度を要求するときは、多孔性シートの両
側より2枚のプラスチック貼合金属箔シートの間に挿入
配設してもよい。
本考案の通気性キャップシートは、培養容器、滅菌容器
、保存容器など所望の容器の蓋の部分に該多孔性シート
部分がほぼ中央になるように重ねて、手な゛どで該シー
トの周縁部のプラスチック貼合金属箔部分を容器の蓋部
形状に合せて押え、なじ1せて蓋とするか、あるいは、
プレス機などによって、通気性キャップシートを適当な
蓋の形に成型したものを通気性キャップとして用いても
よい。
lた、蓋がはずれるのを防ぐため、該キャップシートの
周縁部を、ゴム、プラスチック、金属のバンド釦ひもで
容器の蓋部分に固定してかいてもよい。
また、本考案の通気性キャップシートは、通気性の蓋用
途以外にも、成型すれば脱酸素剤や吸湿剤の蓋部の仕切
り容器として用いることもできる。
次に本考案を実施例にもとすいて説明する。
実施例 1 12crrL×12crILの大きさで、厚さ20/J
のポリプロピレン樹脂と厚さ30μのアルミニウム箔と
を貼合した金属箔シートのほぼ中央部に直径3crrL
の丸穴を打ち抜き削除した。
さらに、ポリプロピレン製不織布に裏打ちされた小孔の
最大孔径が0.04 X O,4μで空孔率が45%の
多孔ポリプロピレンフィルム(商品名ジュラガード+4
510、米、セラニーズ社製造)を直径4cIrLの丸
型に打抜いた。
この多孔ポリプロピレンフィルムの周縁部5随に上記ア
ルミ箔シートの削除部分(ポリプロピレン樹脂面)に重
ねて多孔性シートを配設し、両者をヒートシールするこ
とにより、通気性キャップシートを得た。
これを開口部の直径が5cIrLで容量が21のポリプ
ロピレン製丸瓶の開口部に乗せて、該キャップシートの
周縁部を充瓶蓋部形状に合せて押え、ゴムバンドにより
固定し、容器蓋として用いた。
これを、シメジ葺の栽培容器として用いたところ、加熱
滅菌に充分耐えるものであり、培養時に雑菌の侵入は皆
無であった。
lた、通気性キャップとして、安価であり、異なったサ
イズ、形状の蓋部にそのit使えるばかDでなく、作業
性に優れているため極めて好評であった。
実施例 2 直径が10crILの円型で、厚さ20μの高密度ポリ
エチレンフィルムと厚さ40μのアル宅ニウム箔を貼合
せた金属箔シートの中央部に直径3Qigの丸穴を打ち
抜き削除した。
さらに小孔の最大孔径が0.4μで空孔率が70%、厚
さ0.1511Eの多孔ポリエチレンフィルム(商品名
旭化成FP−2旭化成工業株式会社製造)を直径49I
Wの円状に打ち抜き多孔性シートとした。
これを上記の金属箔シートの丸穴部(ポリエチレンフィ
ルム面)に重ねて、それぞれの周縁部をヒートシールに
より融着させて、通気性キャップシートを得た。
これをさらに、プレス加工によって第4図及び5図に示
すように、周縁部を成型し1直径5cIrLの円筒状蓋
を作成した。
これを実施例1と同様の葺裁培容器の通気性キャップと
して用いたところ、実施例1と同様、加熱滅菌に耐え、
培養時に雑菌の侵入もなく、シかも取扱い作業性はさら
に良好であった。
本考案の通気性キャップシートは、異なったサイズ、形
状の蓋部にも、容易に蓋として用いられるものであり、
シート状であるため保管上かさばらず、また任意の形状
に成型することも可能である。
また水分の蒸発量が従来のものより少なく、茸菌発生時
における水分量が適正に保持されるため茸発生率も高〈
従来方法より平均20%の増収をみた。
さらに作業性に優れているため経費の大巾節減も可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の通気性キャップシートの一例
を示す斜視図並びに断面図。 第3図、第4図は、成型された通気性キャップシートの
一例を示す斜視図並びに断面図である。 第5図は該シートを容器に接着した斜視図である。 1・・・多孔性シート、2・・・プラスチック貼合金属
箔シート。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)中央部分が削除されたプラスチック貼合金属箔シ
    ートの該削除部分に多孔性シートラ配設せしめたことを
    特徴とする通気性キャップシート。
  2. (2)多孔性シートが、ポリプロピレン、ポリエステル
    、高密度ポリエチレン、ナイロンより選ばれた穴径0.
    02〜0.4μの小孔を無数に有する多孔プラスチック
    フィルムである実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の通気性キャップシート。
JP1979045818U 1979-04-09 1979-04-09 通気性キヤツプシ−ト Expired JPS5811717Y2 (ja)

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JP1979045818U JPS5811717Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 通気性キヤツプシ−ト

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JPS55148067U JPS55148067U (ja) 1980-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS411997Y1 (ja) * 1964-08-13 1966-02-11
JPS5296400U (ja) * 1976-01-16 1977-07-19

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