JPH10215679A - 茸の菌床栽培用容器とこの容器を使用した茸の菌床栽培方法 - Google Patents

茸の菌床栽培用容器とこの容器を使用した茸の菌床栽培方法

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JPH10215679A
JPH10215679A JP9044774A JP4477497A JPH10215679A JP H10215679 A JPH10215679 A JP H10215679A JP 9044774 A JP9044774 A JP 9044774A JP 4477497 A JP4477497 A JP 4477497A JP H10215679 A JPH10215679 A JP H10215679A
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JP
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box body
opening
container
film
culture substrate
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Masanori Abe
正範 阿部
Akio Yuasa
明男 湯浅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に多量生産して経済的に使用できるよう
にする。培養の終了した培地を簡単に容器から取り出し
できるようにする。ピンホールの発生を極限して取り扱
いを簡単にする。コンパクトに保管する。 【解決手段】 容器は、箱本体1と蓋フィルム2とを備
える。箱本体1は、プラスチックで上方を開口し、この
開口部に向かって大きくなる箱形に成形され、開口部の
周縁に鍔1Aを有する。蓋フィルム2は、箱本体1の上
方開口部に接着されて、開口部を通気性のある状態で閉
塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シイタケ等の茸菌
を、オガ屑等の培養基材で栽培するのに使用される菌床
栽培用容器と、この容器を使用した菌床栽培方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シイタケ等の菌床栽培は、オガ屑などの
培養基材に、水と栄養添加物を加えて栽培用容器に充填
し、これを殺菌した後、種菌を接種し、一定期間培養後
に、子実体を発生させて、収穫する方法である。
【0003】この方法において、オガ屑等の培養基材を
充填する容器には、プラスチック製の袋と瓶が使用され
る。袋は、1.2kg、2.5kgもしくは、それ以上
の大型の培地に使用されている。形状は、円筒状かブロ
ック状が一般的である。培地を袋に充填した後、接種孔
を培地底面に達するまで開ける。袋の栓は、筒口をセッ
トして、通気フィルター付のキャップを装着するタイプ
と、袋の側面に通気フィルターが装着されており、種菌
の接種後、ヒートシールやホッチキス止をするタイプの
ものがある。いずれも、培養終了後は、袋をカットし
て、培地を取り出す。
【0004】一方、瓶は、600gの小型の培地から、
2.5kgの大型の培地まで幅広く開発されている。瓶
でも培地を充填後、接種孔を開ける。栓は瓶の口径に合
わせた通気フィルター付のキャップ栓が使用される。培
養終了後は、培地を抜き出す必要があるため、瓶の形が
ストレートなもの、瓶が2つに分解できるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、現在
は、栽培容器として、袋と瓶を使用しているが、これ等
の容器は下記の欠点がある。袋は使い捨てであるため
に、ランニングコストが高い欠点がある。さらに、袋
は、培養を終了した後で、袋を開いて培地を取り出すの
に手間がかかる欠点もある。また、袋は、培地を充填し
て移動させるなどの取り扱い過程で、ピンホールがで
き、雑菌が侵入する原因となりやすい。さらにまた、袋
は、培養中においても、慎重に取り扱わないとフィルタ
ーから雑菌が侵入することがある等の欠点がある。
【0006】さらに、瓶は、繰り返し使用できるが、高
温に加熱して殺菌するときに、接合部が変形しやすく、
耐用年数は3〜5年とされており、単価も袋の20〜5
0倍と高価になる欠点がある。また、袋と同じように、
培養終了後に、瓶から培地を取り出す作業に手間がかか
る欠点がある。さらに、瓶は袋のように小さくできない
ので、かさばって保管に不便な欠点もある。
【0007】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、プラスチックを成形して安価に多量生産でき、複数
回は繰り返し再使用して経済的に使用できる茸の菌床栽
培用容器とこの容器を使用した茸の菌床栽培方法を提供
することにある。
【0008】また、本発明の他の大切な目的は、培養終
了後に培地を簡単かつ容易に、しかも迅速に取り出しで
きる茸の菌床栽培用容器とこの容器を使用した茸の菌床
栽培方法を提供することにある。
【0009】さらにまた、本発明の大切な目的は、ピン
ホールの発生を極減して取り扱いを簡単にでき、しか
も、保管するときは積層することによって保管場所を極
限できる茸の菌床栽培用容器とこの容器を使用した茸の
菌床栽培方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の茸の菌床栽培用
容器は、プラスチックで上方を開口する箱形に成形され
てなる箱本体1と、この箱本体1の上方開口部に接着さ
れて、開口部を閉塞する蓋フィルム2とを備える。箱本
体1は、培養の終了した培地を簡単に取り出しでき、か
つ、積層してコンパクトに保管できるように、開口部に
向かって大きくなる箱形に成形され、さらに、開口部の
周縁には、蓋フィルム2を接着するための鍔1Aを有す
る。蓋フィルム2は、箱本体1の開口部を、通気性のあ
る状態で閉塞するように箱本体1の鍔1Aに接着されて
いる。通気性のある状態で、開口部を閉塞する蓋フィル
ム2は、微細な通気孔を開口し、あるいは、局部的に通
気性のあるフィルターを接着している。蓋フィルム2で
閉塞される箱本体1に培養基材4が充填されて、培養さ
れる。
【0011】さらに、本発明の請求項2に記載する茸の
栽培方法は、プラスチックで上方を開口する箱形に成形
しており、かつ、上方の開口部に向かって大きくなる箱
形に成形され、なおかつ、開口部に鍔1Aを有する箱本
体1に培養基材4を充填する工程と、培養基材4の充填
された箱本体1の鍔1Aに、閉塞フィルム3を被着して
箱本体1を通気性のある状態で閉塞する工程と、培養基
材4を充填して開口部を閉塞した箱本体1を加熱して、
培養基材4を加熱殺菌する工程と、培養基材4を殺菌し
た後、閉塞フィルム3を剥離して箱本体1の開口部を開
く工程と、開口部を開いた箱本体1に茸の種菌を植菌す
る工程と、種菌を植菌後に、箱本体1の開口部を通気性
のある蓋フィルム2で閉塞して、種菌を培養する工程と
からなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための茸の菌床栽培用容器とそ
の使用方法を例示するものであって、本発明は茸の菌床
栽培用容器とその使用方法を下記のものに特定しない。
【0013】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0014】図1ないし図4に示す茸の菌床栽培用容器
は、箱本体1と、培養基材4に種菌を培養するときに、
箱本体1の開口部を閉塞する蓋フィルム2と、培養基材
4を充填して殺菌するときに箱本体1を閉塞する閉塞フ
ィルム3とを備える。
【0015】箱本体1は、プラスチックシートを真空成
形して箱形に成形される。プラスチックシートには、ポ
リプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレン等の熱可塑性
のプラスチックシートが最適である。ただ、箱本体1
は、熱硬化性のプラスチックで成形することもできる。
熱可塑性のプラスチックシートを真空成形して箱本体1
を製造する方法は、安価に多量生産できる特長がある。
【0016】箱本体1は、培養基材4を充填して種菌を
培養する状態では変形せずに一定の形状を保持し、培養
を終了した培地を取り出すときには、容易に変形できる
強度に設計される。箱本体1は、厚さで強度を調整す
る。薄い箱本体1は変形しやすく、厚い箱本体1は硬く
て変形しにくい。さらに、箱本体1は全体を同じ厚さに
成形するのではなく、部分的に厚さが異なるように成形
される。とくに、真空成形される箱本体1は、開口部の
周縁に設けられる鍔1Aの部分が最も厚く、底のコーナ
ー部が薄くなる。部分的に厚さが異なる箱本体1は、理
想的には、薄い部分を約0.3mmとし、厚い部分を約
0.8mmとする。ただし、箱本体1は、0.1〜1m
mの厚さに成形することもできる。
【0017】箱本体1は、開口部に向かって次第に大き
くなる箱形に成形される。開口部に向かって大きく成形
するのは、培養の終了した培地を簡単に取り出しできる
ようにするためである。また、この形状は、箱本体1を
保管するときに積層してかさばらないようにするためで
もある。さらに、開口部を次第に大きく成形した箱本体
1は、真空成形して安価に多量生産できる。
【0018】箱本体1は、大きさを特定するものではな
いが、たとえば、開口部の縦横寸法を23×15cmと
し、底部の縦横寸法を20×12cmとし、深さを10
cmとする。この大きさの箱本体1は、内容積が280
0ccとなり、約2kgの培養基材4を充填できる。箱
形に成形される箱本体1は、培養の終了した培地を簡単
に取り出しできるように、開口部の対角線の長さよりも
浅く成形する。また、図示しないが、開口部を円形ない
し楕円形に成形する箱本体は、直径または長径よりも浅
く成形する。
【0019】さらに、図に示す箱本体1は、底面と側面
に、幅6mm、最大深さ2mmの溝1Bを複数列に設け
ている。溝1Bは、培養時に産出する水を溜め、培地に
水が浸かるのを防止する。さらに、溝1Bは、底部の通
気性をよくする作用もある。この溝1Bのある箱本体1
は、袋栽培や瓶栽培において、培養中に培地を反転する
ための操作や袋のカット等の操作を省略できる効果を実
現する。
【0020】箱本体1は、蓋フィルム2と閉塞フィルム
3とを接着できるように、開口部の外周に鍔1Aを設け
ている。前記の箱本体1は、鍔1Aの幅を約2cmとし
て、蓋フィルム2と閉塞フィルム3とを、気密にヒート
シールできるようにしている。さらに、鍔1Aは、上面
を平面状に成形して、蓋フィルム2と閉塞フィルム3を
隙間なくヒートシールし、あるいは接着できるようにし
ている。
【0021】蓋フィルム2は、培養基材4の充填された
箱本体1の開口部を、通気性のある状態で閉塞する。通
気性のある状態で閉塞するのは、培養基材4の菌に酸素
を補給するためである。蓋フィルム2は、通気性はある
が、雑菌は侵入しないように箱本体1の開口部を閉塞す
る。図5と図6は、蓋フィルム2の具体例を示す。図5
の蓋フィルム2は、中央部分に帯状に微細な孔を無数に
開けて、通気性をもたせている。図6の蓋フィルム2
は、中心部分に開口窓を設け、この窓に通気性のフィル
ター5を接着している。微細な孔と通気性のフィルター
5は、空気を通過させるが雑菌は通過させない微細な空
隙がある。
【0022】蓋フィルム2は、ヒートシールして箱本体
1の鍔1Aに接着される。ヒートシールされる蓋フィル
ム2と箱本体1は、熱可塑性のプラスチック製である。
ヒートシールは、最も簡単に蓋フィルム2を鍔1Aに接
着できる。ただ、蓋フィルム2は、接着材や粘着材を使
用して箱本体1の鍔1Aに気密に接着することもでき
る。接着材を使用する方法に使用される蓋フィルムや箱
本体は、必ずしも熱可塑性のプラスチックで製造する必
要はない。
【0023】蓋フィルム2と閉塞フィルム3は、箱本体
1に培養基材4を充填し、開口部を閉塞して培養基材4
を加熱殺菌する。したがって、蓋フィルム2と閉塞フィ
ルム3は、培養基材4を加熱殺菌する温度に耐える耐熱
フィルムで製造する。
【0024】閉塞フィルム3は、培養基材4を加熱殺菌
するときに、箱本体1の開口部を閉塞する。加熱殺菌す
るとき、培養基材4は100℃以上加熱される。したが
って、培養基材4に含まれる水分が気化して膨張する。
この水分を透過させるために、閉塞フィルム3は通気性
を有する。閉塞フィルム3は、蒸気を通過させる通気性
であるために、必ずしも、蓋フィルム2のように微細な
空隙とする必要はない。閉塞フィルム3は、局部的に通
気孔を開口して、蒸気を透過できる。
【0025】以上の菌床栽培用容器は、下記の工程で、
シイタケ等の茸を栽培する。 箱本体1に、オガ屑等の培養基材4を充填する。培
養基材4と一緒に、水や栄養材も加える。シイタケ栽培
に使用する培養基材4には、たとえば、3メッシュ中心
と20メッシュ以下の広葉樹オガ屑と、栄養材としてコ
メヌカおよびフスマを使用する。培養基材4と栄養材の
混合比は、体積比で、3メッシュオガ屑:20メッシュ
以下オガ屑:コメヌカ:フスマを4:4:1:1とす
る。
【0026】 培養基材4の充填された箱本体1の鍔
1Aに、蓋フィルム2と閉塞フィルム3とを積層してヒ
ートシールする。蓋フィルム2は、ヒートシールした後
に一部を開くことができるように、一部を鍔1Aの上面
にヒートシールするが、残りの一部を鍔1Aにヒートシ
ールしない。たとえば、蓋フィルム2は、1辺を鍔1A
の上面にヒートシールして、残りの3辺をヒートシール
しないようにする。閉塞フィルム3は、4辺を鍔1Aの
下面にヒートシールして、箱本体1の開口部を通気性の
ある状態で閉塞する。閉塞フィルム3は、ヒートシール
するのに代わって、粘着材等で剥離できるように鍔1A
に接着することもできる。また、蓋フィルム2も、接着
材で鍔1Aに接着することもできる。
【0027】 開口部を閉塞した箱本体1を、加熱滅
菌室に搬入して、培養基材4を加熱して殺菌する。この
とき、培養基材4に含まれる水分が気化するが、蒸気は
閉塞フィルム3を透過して、内圧が上昇するのを防止す
る。加熱殺菌は、たとえば、118℃で90分加熱す
る。
【0028】 培養基材4を加熱殺菌した後、閉塞フ
ィルム3を除去する。蓋フィルム2を開いて、培養基材
4に種菌を植菌する。
【0029】 その後、蓋フィルム2のヒートシール
されていない残りの3辺を鍔1Aの上面にヒートシール
し、蓋フィルム2で箱本体1の開口部を通気性のある状
態で閉塞する。
【0030】 この状態で、培養基材4に植菌した種
菌を培養する。培養条件は、たとえば、温度21℃、湿
度65%、培養期間は90日とする。培養が終了した
後、蓋フィルム2を除去して、培地を箱本体1から取り
出す。
【0031】 取り出された培地から子実体を発生さ
せる。子実体の発生は、たとえば、温度17℃、湿度8
5%で行う。子実体が発生する都度、培地を浸水した。
浸水時間は1回目4時間、2回目8時間、3回目は24
時間として、4回発生させた。子実体の発生量は、傘の
直径4cm以上とする椎茸が、培地1kgあたり、平均
で13.3個栽培された。
【0032】比較のために、容器をプラスチック製の袋
に変更する以外、同じ条件でシイタケを栽培したとこ
ろ、傘の直径を4cmとするシイタケが、培地1kgあ
たり、平均で10.4個栽培された。
【0033】
【発明の効果】本発明の茸の菌床栽培用容器は、プラス
チック製の箱本体を安価に多量生産でき、しかも、この
箱本体を複数回は繰り返し再使用できるので経済的に使
用できる特長がある。とくに、本発明の菌床栽培用容器
は、箱本体の上方開口部を蓋フィルムで閉塞して、培養
基材を充填した容器を、通気性のある状態で閉塞する。
このため、箱本体と蓋フィルムの両方を安価に多量生産
して、容器全体としてのコストを相当に低減できる特長
がある。
【0034】さらに、この容器を使用して種菌を培養す
る本発明の菌床の培養方法は、培養を終了した後に、培
地を簡単かつ容易に、しかも迅速に容器から取り出しで
きる特長がある。それは、蓋フィルムを除去して、開口
部に向かって大きくなっている箱本体から、培地を取り
出すからである。
【0035】さらにまた、本発明は、箱本体を安価に製
造できるにもかかわらず、容器にピンホールが発生する
のを極限して、取り扱いを簡単にできる特長もある。そ
れは、プラスチックを成形してなる箱本体の開口部を、
蓋フィルムで閉塞しているからである。この構造の容器
は、ピンホールが発生する確率が極めて少ない上面を蓋
フィルムで被覆し、他の物等に突かれて、ピンホールの
発生しやすい周囲と底面を、プラスチックで成形された
強靱な箱本体で被覆しているからである。
【0036】さらにまた、本発明は、箱本体の上面を開
口すると共に、この開口部に向かって次第に大きく成形
しているので、保管するときは積層して極めてコンパク
トに収納できる。このため、多数の箱本体の保管場所を
極限できる特長も実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に使用される容器の分解斜視図
【図2】図1に示す箱本体の平面図
【図3】図1に示す箱本体の正面図
【図4】図1に示す箱本体の側面図
【図5】蓋フィルムの一例を示す平面図
【図6】蓋フィルムの他の具体例を示す平面図
【符号の説明】
1…箱本体 1A…鍔 1B…溝 2…蓋フィルム 3…閉塞フィルム 4…培養基材 5…フィルター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックで上方を開口する箱形に成
    形されてなる箱本体(1)と、この箱本体(1)の上方開口部
    に接着されて、開口部を閉塞する蓋フィルム(2)とから
    なり、箱本体(1)は開口部に向かって大きくなる箱形に
    成形されると共に、開口部の周縁に蓋フィルム(2)を接
    着する鍔(1A)を有し、蓋フィルム(2)は、箱本体(1)の開
    口部を、通気性のある状態で閉塞するように箱本体(1)
    の鍔(1A)に接着されており、蓋フィルム(2)で閉塞され
    る箱本体(1)に培養基材(4)が充填されるように構成され
    てなる茸の菌床栽培用容器。
  2. 【請求項2】 プラスチックで上方を開口する箱形に成
    形されると共に、上方の開口部に向かって大きくなる箱
    形に成形され、かつ開口部に鍔(1A)を有する箱本体(1)
    に培養基材(4)を充填する工程と、培養基材(4)の充填さ
    れた箱本体(1)の鍔(1A)に、閉塞フィルム(3)を被着して
    箱本体(1)を通気性のある状態で閉塞する工程と、培養
    基材(4)を充填して開口部を閉塞した箱本体(1)を加熱し
    て、培養基材(4)を加熱殺菌する工程と、培養基材(4)を
    殺菌した後、閉塞フィルム(3)を剥離して箱本体(1)の開
    口部を開く工程と、開口部を開いた箱本体(1)に茸の種
    菌を植菌する工程と、種菌を植菌後に、箱本体(1)の開
    口部を通気性のある蓋フィルム(2)で閉塞して、種菌を
    培養する工程とからなる茸の菌床栽培方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104663253A (zh) * 2015-03-30 2015-06-03 云南大学 一种食用菌栽培方法
JP2020039316A (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 ホクト株式会社 キノコ用栽培コンテナ及びその組立装置
WO2022055305A1 (ko) * 2020-09-11 2022-03-17 최호성 버섯재배장치

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