JPH0346354Y2 - - Google Patents

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JPH0346354Y2
JPH0346354Y2 JP872385U JP872385U JPH0346354Y2 JP H0346354 Y2 JPH0346354 Y2 JP H0346354Y2 JP 872385 U JP872385 U JP 872385U JP 872385 U JP872385 U JP 872385U JP H0346354 Y2 JPH0346354 Y2 JP H0346354Y2
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JP
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specimen
container
heat
moisture
bag
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JP872385U
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JPS61125741U (ja
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は細胞診の検体を輸送や保管する際に使
用する容器に関する。
(従来技術及びその問題点) 現在、細胞診とくに肺癌の集団検診による発見
率は非常に高く、各団体及び都道府県・市町村単
位での検診が強く望まれている。ところが採取さ
れた肺癌細胞診などの検体である喀痰や唾液が専
門の検査機関への輸送中や保管中に乾燥すると、
検体中の細胞が収縮してしまうため検体として用
いることができなくなる場合があつた。
そこで、従来は乾燥を防止するためにガラスま
たはプラスチツクなどのシヤーレに検体を採取
し、これを発泡スチロール製の容器等に収容して
密封するという方法がとられていた。しかし、こ
のような方法をとつても長時間にわたる輸送や保
管を行うと検体が乾燥する場合があり、そのう
え、この様な方法では梱包に手間がかかり、容器
も大型になるので容器や輸送のコストが高くつく
という欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来技術の欠点を解消すべくなさ
れたものであり、輸送や保管の際の乾燥などによ
り検体が使用できなくなることを防ぎ、つ安価で
簡便に取り扱える細胞診の検体用容器を得ること
を目的とする。
(考案の構成) 本考案を図面に沿つて説明すると、本考案は防
湿性シート1にヒートシール性フイルム2をラミ
ネートした基材からなる袋状物3に、検体保存液
を含湿した検体保持材4を収納したことを特徴と
する細胞診の検体用容器である。
本考案に使用する防湿性シート1にはアルミ
箔、金属蒸着フイルム、ポリ塩化ビニリデン樹脂
をコーテイングしたフイルム、あるいはこれらと
セロハン、ポリプロピレン、ポリエステルナイロ
ン、ビニロンなどの合成樹脂フイルムを貼合した
複合フイルムが適している。とくにアルミ箔や金
属蒸着フイルムと合成樹脂フイルムとを貼合した
複合フイルムはガスバリヤー性にも優れており、
好気性の菌の増殖も防ぐため、より好ましい。
また防湿性シート1は透湿度が温度40℃、湿度
90%の条件で10g/m2/24hr以下であればよい
が、とくに好ましくは透湿度が5g/m2/24hr以
下である。
この防湿性シート1にヒートシール性フイルム
2をラミネートし、そのラミネート基材の周囲を
ヒートシールしてヒートシール部5を設けること
などにより袋状物3にすることで容器本体は得ら
れる。ここでヒートシール性フイルム2にはポリ
エチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体エチレン.酢酸
ビニル共重合体などのフイルムが用いられる。な
お、袋状物3には開封が容易な様にノツチ6を設
けておいてもよい。
上記袋状物3内には検体保存液を含浸した検体
保持材4が収納される。検体保存液は検体が乾燥
などにより変質するのを防止し、長時間の保存を
可能にするために使用され、滅菌生理食塩水、ホ
ルマリン10%液、その他防腐作用のある保存液な
どが用いられる。また検体保持材4には保水性の
あるろ紙、不織布、フエルトなどの繊維質基材や
スポンジが使用され、通常2〜10mmの厚みのもの
が用いられる。
本考案の検体用容器は検体の採取時に開封し
て、喀痰や内視鏡により摘出した検体を検体保持
材に載置して再び容器内に収納し、直ちに開封口
をヒートシールして密封した後、輸送や保管に供
することができる。従つて、検体は保存液を含浸
した検体保持材と共に防湿性シートとヒートシー
ル性フイルムによつて密封された状態となつてい
るので、乾燥などにより変質することはなく、ま
た使用時に開封しても検体を収納した後にヒート
シールさえすれば直ちに密封できるので、雑菌な
どの汚染を受けにくく、取り扱いも極めて簡便で
ある。しかも、袋状物であるので大きな容積も必
要とせず、容器コストや輸送コストも安価にでき
る。
(考案の効果) 本考案の細胞診の検体用容器は検体を乾燥や汚
染により変質することから防ぎ、かつ簡便に取り
扱うことができるので、気道系悪性腫瘍関係細胞
診、子宮悪性腫瘍細胞診、内視鏡による摘出細胞
診などの検体の輸送や保管に好適に利用できる極
めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の細胞診の検体用容器の平面図
であり、第2図は第1図のAA′線で切断した場合
の断面図である。 1……防湿性シート、2……ヒートシール性フ
イルム、3……袋状物、4……検体保存液を含浸
した検体保持材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防湿性シートにヒートシール性フイルムをラミ
    ネートした基材から形成した袋状物に、検体保存
    液を含浸した検体保持材を収納したことを特徴と
    する細胞診の検体用容器。
JP872385U 1985-01-24 1985-01-24 Expired JPH0346354Y2 (ja)

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JP872385U JPH0346354Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JP872385U JPH0346354Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JPS61125741U JPS61125741U (ja) 1986-08-07
JPH0346354Y2 true JPH0346354Y2 (ja) 1991-09-30

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JP4796058B2 (ja) * 2005-06-03 2011-10-19 株式会社ニチレイバイオサイエンス 生体排泄物採取方法

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JPS61125741U (ja) 1986-08-07

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