JPS5811175B2 - サイセイセルロ−スジンゾウソ−セ−ジケ−シングノ セイホウ - Google Patents

サイセイセルロ−スジンゾウソ−セ−ジケ−シングノ セイホウ

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JPS5811175B2
JPS5811175B2 JP50123328A JP12332875A JPS5811175B2 JP S5811175 B2 JPS5811175 B2 JP S5811175B2 JP 50123328 A JP50123328 A JP 50123328A JP 12332875 A JP12332875 A JP 12332875A JP S5811175 B2 JPS5811175 B2 JP S5811175B2
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shirring
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cellulose
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ダグラス・ジエー・ブリツジフオード
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
    • A22C13/0013Chemical composition of synthetic sausage casings

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 再生セルロース人造ソーセージケーシングはソーセージ
、例えばフランクフルトソーセージ、ボローニヤソーセ
ージ及びサラミソーセージの加工で天然ケーシングの代
替品又は合成代用品として広く使用されている。
これらのケーシングは通常ビスコース法で作られ、この
方法ではセルロース原料を苛性ソーダで処理してアルカ
リグラム(集塊)を生成し、このクラムを細断し、熟成
し、キサントゲン酸塩にし、次にこれを苛性ソーダに溶
解してビスコースを生成し、このビスコースを環状ダイ
ス口金から押し出し、次いでこの押し出されたケーシン
グを凝固し再生する。
この人造ソーセージケーシングをひだ寄せし、例えば長
さ40−200フイート(12−60m)のケーシング
を4−30インチ(10−76cm)に圧縮する。
このひだ寄せケーシングは包装されて食肉加工業者に販
売され、業者はこのケーシングに原料肉を充填してこれ
を湯煮し、又このケーシングは除去される。
ひだ寄せ機のひだ寄せ用心棒を通して水流と別の潤滑剤
流とをケーシング内面に噴霧して、ひだ寄せ機上の人造
ソーセージケーシングを潤滑しかつ加湿してケーシング
の可撓性を増加しかつケーシングの破損を防止すること
が提案されている。
ケーシングがひだ寄せ用心棒上を容易に通過できるよう
に通常使用される潤滑剤は植物油、鉱物油又はパラフィ
ン油の水性浮濁液又は水性分散液である。
種々の被覆用組成物がケーシングの剥離性を改善するた
めこの内面に塗布又は被着されている。
多くの試作溶液が従来提案されているが、これらは主と
して合成セルロースケーシングの内面に種種の被覆を塗
布してソーセージからケーシングを容易に剥離させるも
のである。
例えば脂肪族イソシアン酸エステル、脂肪酸ケテン、ス
テアリン酸塩化第ニクロム、水溶性シリコーン及び重合
シリコーンがセルロースソーセージケーシングの剥離剤
として提案されている。
最近では、セルロースソーセージケーシングの内面を、
水溶性セルロースエーテルと、動物油、植物油、鉱物油
及びシリコーン油又は部分脂肪酸エステルのアルキレン
オキシド付加物からなる群から選択される油潤滑剤との
均質混合物で被覆することが提案された。
この被覆は潤滑剤がケーシング1平方インチ(6,45
cm’)当り水溶性セルロースエーテルの重量の少くと
も1/10の割合で存在し、しかも潤滑剤0.5■以下
になるような割合でケーシングに塗布される。
本発明は優れた剥離性とひだ寄せ性を有し、ソーセージ
ケーシングの内面に塗布される被覆は、水溶性セルロー
スエーテルと、約54℃以下の毛管測定融点を有するオ
レイン酸のモノグリセリド−ジグリセリド混合物との均
質な混合物を含む管状ソーセージケーシングに関連する
この水溶性セルロースエーテルはケーシング1平方イン
チ(6,45cm’)当り約0.01−0.1mgの割
合で内面に塗布され、又オレイン酸のモノグリセリド−
ジグリセリド混合物は1平方インチ当り0.01−0.
1mgの割合で塗布される。
このケーシングの製造では、水溶性セルロースエーテル
とモノグリセリド−ジグリセリド混合物とを含有する水
溶性被覆用組成物がひだ寄せ作業前にケーシング内面に
塗布される。
ケーシングの剥離性の改善に有用とされる従来の被覆用
組成物の欠点は、この組成物がフランクフルトソーセー
ジの製造に使用できず、又ひだ寄せ作業間又は原料充填
作業間に破損を起こすことである。
更に最近の被覆用組成物はケーシングの剥離性の改善に
有用であるとされ、文種々の加工条件で優れた剥離特性
を有するが、この被覆用組成物は小さな直径(16mm
)のケーシングに塗布した場合にはひだ寄せ機に詰まる
傾向がある。
又これらのケーシングは幾分ひだ固着性を有する。
この望ましくないひだ固着性は充填作業間にひだが適当
に伸びないことを意味しケーシングが破損し易い。
ひだ固着性による破損はケーシングの内面でひだ面が接
着するためと思われる。
本発明のソーセージケーシングの製法と得られたケーシ
ングの利点は次のとおりである:食肉加工で使用される
広範囲の加工条件で優れた剥離性を有する再生セルロー
スソーセージケーシングが作られること; ひだ寄せ機に詰まって故障を生ずることなく又あまり破
損を生ずることなく高速度でケーシングがひだ寄せでき
ること; ケーシングが裂けることもなく又ピンホールを生ずるこ
となく高速度充填作業で容易にひだが伸びるケーシング
が得られること; 殆ど破損を生ずることなくケーシングの末端が閉鎖され
、高速度充填機による通常の取扱いに十分に端え、しか
もピンホールや破損を生ずることなくひだが伸びる優れ
た特性を有するひだ寄せケーシングが作られること;及
び 心金から取出した直後にケーシングが圧縮状態から殆ど
°′伸び″ない加湿ケーシングが作られること;である
再生セルロースソーセージケーシングの製造では、ビス
コースを環状ダイス口金を通して凝固−再生浴内に押し
出して再生セルロースの管を作る。
次にこの管を洗浄し、グリセリンで可塑化し、次いで寸
法制御のため空気圧力下で膨張させたまま乾燥する。
乾燥後、ケーシングをリールに巻き、次に米国特許第2
,010,626号;第2,583,654号:第2,
722,714号;第2,722,715号:第2,7
23,201号等の明細書に記載されているような高速
度ひだ寄せ機でひだ寄せする。
ケーシングの剥離性を改善し、ひだ寄せ機で詰まって破
損する量を減少し、更に充填作業間の望ましくないひだ
固着性を減少させる改善は、水浴性セルロースエーテル
とグリセリンの部分オレイン機工ステルとの均質混合物
からなる被覆をケーシングの内面に塗布する場合に得ら
れることが発見された。
好適実施例では、この被覆はソルビタン又はマンニタン
、好適にはソルビタンの部分脂肪酸エステルを含有する
水溶性セルロースエーテルはケーシングの剥離性を増加
する主成分となり、又グリセリンの部分オレイン酸エス
テルはひだ寄せ作業間にケーシングに潤滑性を与えると
共にひだ寄せケーシングにひだ固着防止性を与えるもの
と思われる。
ひだ寄せ作業間及び充填作業間のケーシングの破損の減
少に協力効果を与えるのはこの2成分の組合わせである
本発明の実施に適した水溶性セルロースエーテルはカル
ボキシメチルセルロース、オキシプロピルセルロース、
メチルセルロース、エチルオキシエチルセルロース、オ
キシエチルセルロース、カルボキシメチルオキシエチル
セルロース、及びオキシプロピルメチルセルロースであ
る。
これらのセルロースエーテルは多くの場合アルカリ金属
塩特にナトリウム塩として販売されている。
本発明の目的に対しては上記の水溶性セルロースエーテ
ルはアルカリ金属塩を含むものとする。
本発明の好適実施例では、この水溶性セルロースエーテ
ルはアンヒドログルコース10単位当りカルボキシメチ
ル基約5−15個を有する低分子カルボキシメチルセル
ロースである。
ケーシングのひだ寄せ作業性及び剥離性に所望効果が得
られるのに必要な被覆の第2主要成分はオレイン酸のモ
ノグリセリド及びジグリセリド(モノエステル及びジエ
ステル)の混合物である。
この混合グリセリドは約54℃以下の毛管測定融点を有
し、好適には38℃以下の融点有するものである。
オレイン酸エステルの融点が約54℃以上の場合には、
ひだ寄せ用心棒がオレイン酸エステルで被覆され、この
ためひだ寄せ機が詰まる故障を起こし易く、又この融点
が約38℃又はそれ以下の場合よりもケーシングの破損
頻度が約25チ増加することが判明した。
又この毛管測定融点が約38℃以上の場合には、ひだ寄
せケーシング、(ストランドと称する)は低融点の混合
グリセリドを使用した場合よりもストランドの圧縮性が
低下することが判明した。
本発明の実施に使用されるオレイン酸のモノグリセリド
−ジグリセリド混合物は、植物油が約38℃以下の融点
を有するものであってもトリグリセリドを相当量含有す
る混合物であるので、植物油以外のものでなければなら
ない。
オレイン酸のモノグリセリド−ジグリセリド混合物を含
有する植物油にはグリセリンの部分脂肪酸エステルが若
干存在するが、これらの植物油に含まれる混合グリセリ
ド量はひだ寄せ作業及び充填作業間のケーシングの破損
を減少させるのには不十分である。
一般に植物油は水性系でオレイン酸の混合グリセリドを
使用した場合に得られるような効果的なひだ寄せ潤滑性
を有せず、又特に植物油はひだ固着防止性がない。
その結果、セルロースエーテルと植物油とを含む被覆を
有するケーシングは、セルロースエーテルとモノグリセ
リド−ジグリセリド混合物で被覆されたケーシングはど
ひだ寄せ作業と充填作業における損傷を防止する効果を
与えない。
しかし剥離特性は画形成のケーシング上 グリセリンのモノエステル−ジエステル混合物は約10
%以下のトリグリセリドを含む部分エステルである。
モノエステル対ジエステルの比率は所望の毛管測定融点
範囲を有する最終的モノグリセリド−ジグリセリド混合
物を得る目的で変更できる。
好適なエステルの組合わせは、モノエステル約40−5
0%、ジエステル約40−50%及び残部がトリグリセ
リドと遊離脂肪酸の組合わせであることが実験的に判明
している。
このモノエステルとジエステルの遊離水酸基がセルロー
スケーシングに作用してケーシングの表面を軟化し、こ
の部分エステルがケーシング表面に被着するためエステ
ルの潤滑剤としての有効性を増加し、破損することなく
高速度のひだ寄せ作業が行われると共にひだ伸ばし作業
間の破損を減少するものと考れられる。
ケーシング内面に塗布される被覆用組成物は通常約0.
5−2.5%のセルロースエーテルを含有する。
同時加湿を行うためにケーシング上に適当なレベルで塗
布された被覆用組成物中のこのセルロースエーテルの比
率レベルはケーシング1平方インチ(6,45cm’)
当り約0.01−0.1mgのセルロースエーテルを与
える。
好適実施例では、被覆用組成物はケーシング1平方イン
チ当り約0.03−0、06■のセルロースエーテルを
与えるように塗布される。
ケーシングの内面1平方インチ当り約0、01■以下の
セルロースエーテルのレベルでは普通の剥離特性を有す
るケーシングが得られるに過ぎない。
このケーシングは゛急速剥離”ケーシングを必要とする
高速度剥離作業を目的とする最適ケーシングと考えるこ
とはできない。
セルロースエーテルのレベルが1平方インチ当り約0.
1mg以上の場合には、フランクフルトソーセージの表
面がぬるぬるした状態になる。
セルロースエーテルの一部はケーシング面の被覆中に存
在するレベルによって幾分食肉表面に達するが、ケーシ
ング面に過剰のセルロースエーテルが存在すると不適量
でセルロースエーテルが食肉に移動する。
又高濃度のセルロースエーテル、即ちケーシング1平方
インチ(6,45cm’)当り約0.17mg以上の濃
度は上記の規定量のセルロースエーテルを含有する被覆
以上に剥離性を向上しないようである。
上記の被覆用組成物を作る際のオレイン酸のモノグリセ
リド−ジグリセリド混合物比率は約0.2−2重量%で
ある。
被覆用組成物を適当なレベルでケーシングに塗布すると
、モノエステル−ジエステル混合物は通常ケーシング1
平方インチ当り約0.01−0.1■の比率で存在する
この混合グリセリドが1平方インチ約0.01■の場合
には所望のひだ寄せ性又はひだ固着防止性が得られない
この比率が約0.1mg以上の場合にはケーシングは破
壊し易く、又ケーシングの末端を閉鎖する作業、又は高
速度充填機にケーシングを使用する取扱い性が困難にな
る傾向がある。
本発明の好適実施例では、ソルビタン又はマンニタンの
部分脂肪酸エステルが水溶性セルロースエーテルとオレ
イン酸のモノグリセリド−ジグリセリド混合物との組合
わせ中に配合される。
ソルビタン又はマンニタンの部分脂肪酸エステルは主と
してその潤滑特性のため配合されるものである。
ソルビタン又はマンニタンの部分脂肪酸エステルの用語
はパルミチン酸エステル、オレイン酸エステル及びステ
アリン酸エステルを意味する。
本発明の好適実施例の部分脂肪酸エステルはソルビタン
エステル、即ちトリオレイン酸ソルビタンである。
このソルビタン又はマンニタンの脂肪酸エステルは被覆
用組成物中に約0.25−2重量%の比率で配合される
経験によれば、上記の混合エステルの比率が被覆用組成
物内で少量、例えば約0.2重量%に減少すると、ソル
ビタン又はマンニタンの部分脂肪酸エステルの比率は増
加する。
これは事実上ケーシングの被覆に対し潤滑剤の同じ有効
比率を与える。
同様に、ソルビタン又はマンニタンの部分脂肪酸エステ
ル、例えばトリオレイン酸ソルビタンの比率が少量、例
えば約0.25重量%に減少すると、混合エステルの比
率は多量、例えば約2重量%に増加する。
ケーシング1平方インチ当り0.01−0.1mg、好
適には0.03−0.06mgの比率でこのエステルは
使用される。
従って、上記の水性被覆用組成物は、約0.5−2.5
%の水溶性セルロースエーテル、0.2−2%のモノグ
リセリド−ジグリセリド混合物、及び0.25−2%の
ソルビタン又はマンニタンの部分脂肪酸エステルを含み
、残部は水の均質混合物で、この被覆用組成物はケーシ
ングの加湿、及びケーシングのひだ寄せ性と剥離性の向
上のため所望レベルで塗布される。
前記のように、本発明の被覆用組成物は再生セルロース
ケーシングに急速剥離特性、良好なひだ寄せ性及び優れ
たひだ固着防止性を与えると共に同時加湿を行う。
公知のように、再生セルロースケーシングの水分含量は
、適度の破損数を生ずることなくケーシングのひだ寄せ
と充填できるために狭い範囲に制限しなければならない
低水分含量の再生セルロースケーシングは非常に脆く、
多数のピンホールと裂目を生ずる傾向がある。
高水分含量のケーシングは引張抵抗が低くひだ寄せ作業
が非常に困難になる。
ケーシングの製造では、ケーシングの水分含量は乾燥リ
ール原料で約8−10重量%のレベルからひだ寄せ作業
時で約16−22重量%に上昇する。
多くの商用作業では、この水分含量は18%±1%の水
分濃度に調整させる。
本発明の被覆用組成物を再生セルロースケーシングに塗
布する際の添加レベルは、この組成物がケーシングを加
湿して水分含量を約18%±1%に上昇すると同時に適
当量の活性成分を特定範囲内で被着してケーシングの剥
離性、ひだ寄せ作業間の潤滑性を増加し、更にひだ固着
防止性を与えるように調節される。
勿論、加湿を別の水源から行う場合には、被覆用組成物
は活性成分を高比率で含有することができる。
しかし、別の加湿水源を使用する場合にはケーシングに
対する均一な水分分散と加湿効果が低下する傾向がある
この被覆用組成物はひだ寄せ作業前にケーシングに塗布
すべきでこれには多くの方法がある。
ひだ寄せ作業前に被覆用組成物をケーシング内面に導入
する適当な一方法は実際のひだ寄せ工程間に行う方法が
ある。
米国特許第3,451,827号明細書に記述される装
置を使用すればケーシングの被覆が十分に行われる。
又乾燥作業前、又は乾燥作業後に定量の液体をケーシン
グに導入する円板法によってケーシング内面に被覆する
ことは可能である。
しかし直径が小さいソーセージケーシング内面の円板法
被覆は、使用される高速度と均一被覆の困難性のために
一般に有利ではない。
米国特許第3,451,827号明細書に記述される装
置はソーセージケーシングの内面被覆に効果的で又その
使用法も容易である。
次の諸例は本発明の好適実施例を示すが本発明を限定す
るものではない。
又説明中のすべての百分率は重量による。
例1 次の組成を有するほぼ均質な被覆用組成物を作る: 試料A−アンヒドログルコース10単位当りカルボキシ
メチル基7個の平均置換基を有し、バーキュレス(He
rcules )社製のCMC7LFとして市販されて
いるカルボキシメチルセルロース1%、ヒマシ油1,5
%、及び残部は水。
試qB−カルボキシメチル基7個の平均置換基と、2%
水溶液に対し25℃で約18センチボイズの上限粘度を
有し、バーキュレス社製のCMC7L 1として市販さ
れているカルボキシメチルセルロース1%アトラスケミ
カル(Atlas Chemidal )社製のスパン
(Span)85として市販されているトリオレイン酸
ソルビタン1%、約46−49℃の毛管測定融点を有し
、SCM社の子会社のグリツデンーダーキ−(Gl i
dden −Du rkee )社製のDurBm
104として市販されているオレイン酸のモノグリセリ
ド−ジグリセリド混合物0.5チ、及び残部は水。
試料C−カルボキシメチルセルロース(CMC7L1)
、0.75%、スパン851%、約46%のモノグリセ
リド、と約46%のジグリセリド、残部は本質的にオレ
イン酸のトリグリセリドと脂肪酸とからなる、オレイン
酸のモノグリセリド−ジグリセリド混合物0.5%。
この混合物は上記グリツデンーダーキ社のGMOD−2
−2245として市販されており、この試料の残部は水
である。
試料D−CMC7L11%、ダーキー社 GMOI%、及び残部は水。
試料E−CMC7LF1%、プロピレングリコール49
%、及び水50%。
試料F−CMC7L11%、アトラスケミカル社製のト
ウィーン(Tween ) 80として市販されている
モノオレイン酸エトキシル化(20)ソルビタン1%、
プロピレングリコール49%及び残部は水。
この配合の試料は急速剥離性を目的として商用上使用さ
れる。
試料G−トウイーン801%、CMC7LF1%及び残
部は水。
試料H−CMC7LI 11%、スパン851%、及
び残部は水。
試料I −トウィーン801%、CMC7LF1.25
%、ヒマシ油2%及び残部は水。
米国特許第3,451,827号明細書に記述される装
置によって、ひだ寄せ作業前に各被覆用組成物で再生セ
ルロースケーシングを被覆する。
各ケーシングに添加される組成物の比率はケーシング1
平方インチ当りCMC約0.04qが被着されるように
調節される。
このケーシングに、同一条件のもとでフランクフルトソ
ーセージ製造用原料肉を充填し、これを湯煮し、更にク
ン煙処理する。
上記組成物試IA及びEは充填したストランド100個
当り約4−10個の破損率(ひだ寄せ機上の破損又は充
填作業間のピンホールの発生を含む)を有する。
植物油を潤滑剤として使用する試料ではひだ寄せ特性が
不十分である。
試料F、G。Hl及び工は充填ストランド100個当り
約2−4個の破損率を有する。
試料B、C1及びDは充填ストランド100個当り0.
2−0.4個の破損率を有する。
(勿論、破損率0.2−0.4個は100個以上の充填
ストランドによる破損率である。
)試料組成物B、 C1及びDのみが、過剰破損率、例
えばストランド100個当り1−3個の破損がなく、小
直径(16mm)のケーシングのひだ寄せ作業に適して
いる。
他のすべての組成物はひだ寄せ用機で小直径ケーシング
をひだ寄せするには適当ではない。
鉱油−空気噴霧法で、余分の潤滑剤をひだ寄せ用心棒を
通してケーシング内面に塗布して心棒表面の潤滑を行っ
ても、満足すべきケーシングの収率は試料B、 C,及
びDを使用して得られる収率より低い。
小直径のケーシングを試料B、 C,及びDで被覆する
際に、1平方インチ当り約0.05mgのレベルで附加
潤滑剤を使用すると有利であることが判明した。
試料F% G、 H及び■はひだ寄せ特性又は充填作業
の際のひだ固着性のため試料B%C1及びDよりも高い
破損率を有する。
フランク・オー・マチイック(Frank−0−Mat
ic :商品名)の充填機で充填するとケーシングにピ
ンホールを生ずる傾向がある。
勿論、植物油と異なるトウイーンを1%含有する組成物
はひだ寄せ機の操作で特にピンホ−ルが生じ易い。
すべてのケーシングは、上記のように加工したソーセー
ジから分離する優れた剥離特性を示し、又同じ日に剥離
したソーセージの剥離失敗数は100ストランド当り約
0.2−0.8である。
このソーセージを次の日に剥離すると、この失敗数は約
0.04−0.3である。
試験した任意のソーセージケーシングの剥離特性の差異
は殆んどない。
例2 再生セルロースソーセージケーシングはその内面に、C
MC7LI 1%、スパン851%、DurEM10
41%及び残部水からなる組成物を、例1に述べた装置
で噴霧する。
この組成物の噴霧と同時にアセチル化モノグリセリド1
%と残部鉱油とからなる潤滑用組成物をケーシング1平
方インチ当り潤滑剤0.1mgが被着するように空気噴
霧で導入する。
これらのケーシングは小直径のケーシングのひだ寄せ作
業では例1の試料B、C1及びDより高い破損率を示す
が、例1の別の組成物A。
E、 F、 G、 H,及び■よりも破損率が小さい。
大きい直径、例えば25−26mmのケーシングの破損
率は約0.2−0.4%である。
これらのストランドは例1の組成物C及びDを使用した
ストランドより弱い。
例3 再生セルロースケーシングの内面に、CMC0925%
、スパン851%、GMOo、5%及び残部水からなる
組成物を、ケーシング1平方インチ当りCMCO,00
5mgが被着するように噴霧する。
例2のアセチル化モノグリセリド−鉱油潤滑用組成物を
、ケーシング1平方インチ当り0.05mgのレベルで
被着するように別の空気流によって塗布する。
このケーシングは満足すべきひだ寄せ特性と充填特性と
を有し、又破損率とピンホール数も少い。
しかしこの剥離性は市販の急速剥離用組成物、及び例1
の組成物B、 C1及びDを使用したケーシングより劣
る(剥離失敗数で測定する)。
しかし、このケーシングはケテンダイマーで被覆された
ケーシングより剥離性が良好である。
例4 再生セルロースケーシングの内面に例1の方法で、CM
C7LF2%、GMO2%、スパン852チ及び残部水
からなる組成物を、ケーシング1平方インチ当りCMC
0,2■が被着するように被覆する。
得られたケーシングは非常にひだ寄せ特性が良好で又破
損率も小さい。
しかしこれらのケーシングは幾分触感が油じみていて弱
く、又操作員によるケーシングの末端閉鎖が困難である
又ケーシング剥離後の食肉はぬるぬるした外観を有する
例5 再生セルロースケーシングの内面に、例1の手順によっ
てCMC7LI 1%、Dur Em 1.040.
5%、パルミチン酸ナトリウム0.05%及び残部水か
らなる組成物を、ケーシング1平方インチ当りCMC0
,06qが被着するように被覆する。
得られたケーシングは例1の試料B、 C及びDを使用
したケーシングよりもひだ寄せ機に詰まる傾向が大きい
パルミチン酸ナトリウムを配合するとオレイン酸エステ
ルの潤滑特性及びひだ固着防止性を低下する傾向がある
再生セルロースケーシングの内面に例1の手順によって
、CMC7LF1%、GMO3%、スパル852%及び
残部水とからなる組成物を、ケーシング1平方インチ当
りCMC0,1mgが被着するように被覆する。
これらのケーシングは良好にひだ寄せされるが、触感が
油じみて、文例1の試料B、 C,及びDで被覆され
たケーシングよりも弱い。
これらのケーシングの末端閉鎖は困難で、又破損なしに
これらのケーシングを高速度充填機のホッパーに装着す
ることが困難である。
この組成物をケーシング1平方インチ当りCMC010
3mgを被着するように被覆すると上記のケーシングの
欠点が軽減する。
このケーシングはあまり破損を生ずることなく良好にひ
だ寄せできる。
本発明の実施の態様を列挙すれば下記のとおりである。
(1)特許請求の範囲記載の方法で、被覆用組成物がソ
ルビタンとマンニタンからなる群から選択された多価ア
ルコールの部分脂肪酸エステルを含む方法。
(2)第(1)項記載の方法で、多価アルコールの部分
脂肪酸エステルがソルビタンの部分脂肪酸エステルであ
る方法。
(3)第(2)項記載の方法で、ソルビタンの部分脂肪
酸エステルがトリオレイン酸ソルビタンである方法。
(4)第(3項記載の方法で、トリオレイン酸ソルビタ
ンがケーシング1平方インチ当り約0.01−0.1■
のレベルで被着される方法。
(5) 第(4)項記載の方法で、セルロースエーテ
ルがカルボキシメチルセルロースである方法。
(6)第(5)項記載の方法で、モノグリセリド−ジグ
リセリド混合物が40−50%のモノエステル、40−
50%のジエステル及び約10チ以下のトリエステルを
含有する方法。
(7)第(6)項記載の方法で、水溶性セルロースエー
テルがケーシング1平方インチ当り約0.03−0.0
6mgのレベルで、混合グリセリドがケーシング1平方
インチ当り約0.03−0.06■のレベルで、又トリ
オレイン酸ソルビタンがケーシング1平方インチ当り約
0.03−0.06mgのレベルで被着される方法。
(8)再生セルロースケーシングの内面を、水溶性セル
ロースエーテルの本質的に均質な混合物で、ケーシング
1平方インチ当り0.01−0.1mgのレベルで、又
約54℃以下の毛管測定融点を有するオレイン酸のモノ
グリセリド−ジグリセリド混合物でケーシング1平方イ
ンチ当り0.01−0.1mgのレベルで被覆した再生
セルロース人造ソーセージケーシング。
(9)第(8)項記載の人造ソーセージケーシングで、
該ケーシングの内面被覆がソルビタンとアンニタンから
なる群から選択された多価アルコールの部分脂肪酸エス
テルを含む人造ソーセージケーシング。
(10)第(9)項記載の人造ソーセージケーシングで
、多価アルコールの部分脂肪酸エステルがソルビタンの
部分脂肪酸エステルである人造ソーセージケーシング。
(11)第θO)項記載の人造ソーセージケーシングで
、ソルビタンの部分脂肪酸エステルがトリオレイン酸ソ
ルビタンである人造ソーセージケーシング。
(至)第0項記載の人造ソーセージケーシングで、セル
ロースエーテルがカルボキシルメチルセルロースである
人造ソーセージケーシング。
(13) K12)項記載の人造ソーセージケーシング
で、モノグリセリド−ジグリセリド混合物が40−50
%のモノエステル、40−50%のジエステル及びほぼ
約10%以下のトリエステルを含有する人造ソーセージ
ケーシング。
■第θ項記載の人造ソーセージケーシングで、カルボキ
シメチルセルロースがケーシング1平方インチ当り0.
03−0.06mgのレベルで、モノグリセリド−ジグ
リセリド混合物がケーシング1平方インチ当り0.03
−0.06mgのレベルで、又トリオレイン酸ソルビタ
ンがケーシング1平方インチ当り約0.03−0.06
mgのレベルで有する人造ソーセージケーシング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 優れた剥離性、ひだ寄せ性及びひだ固着防止特性を
    有する再生セルロース人造ソーセージケーシングの製法
    で;ひだ寄せ作業前に、該ケーシングの内面に、水溶性
    セルロースエーテル、約54℃以下の毛管測定融点を有
    する、オレイン酸のモノグリセリド−ジグリセリド混合
    物、及び水からなる本質的に均質な水性被覆用組成物を
    、ケーシング1平方インチ(6,45cm’)当り約0
    .01−0、1mgのセルロースエーテル、及び約0.
    01−0.1mgのモノグリセリド−ジグリセリド混合
    物が被着されるように塗布することを特徴とする再生セ
    ルロース人造ソーセージケーシングの製法。
JP50123328A 1974-10-18 1975-10-15 サイセイセルロ−スジンゾウソ−セ−ジケ−シングノ セイホウ Expired JPS5811175B2 (ja)

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