JPS5810525Y2 - 小型電気掃除機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はハンディタイプの小型電気掃除機に関する。

車載バッテリを電源とし、小型で持ち運びができる自動
車の小型電気掃除機が市販されている。

このものはハンディタイプではあるが、集塵室に吸入空
気を案内るるための平目およびつる口の吸込口が必要で
ある。

この各平目、つる口の吸込口を選択的に使用するために
、この各吸込口は機本体に着脱可能に嵌合され、又機収
納時にはその収納を容易にするために、各吸込口は機本
体から分離されるものであるから、吸込口を紛失するこ
とがあり、掃除を必要とする際には紛失した吸込口を探
すのに時間を費やすことがある。

この考案はつる口の吸込右を吸気機構を内装するボディ
に、又くの字状をなす平目の吸込口を集塵カバーの前方
上部にそれぞれ嵌合させて収納させることにより、何ら
構成は複雑化することなく、各吸込口を機本体と一体的
に収納させてコンパクト収納を可能とすると共に各吸込
口の紛失を防止できる小型電気揚降機を提供するもので
ある。

以下図に示すこの考案の一実施例について説明する。

即ち、先ず第１図において、１はモータ２とこのモータ
のシャフトに固定された遠心送風型のファン３とを内装
したボディであり、該ボディにはその上部にこれと一体
に把手４が構成されている。

このボテ゛イ１はホールド成形によって左右方向に２分
割される対称形状の２部品から構成されている。

５は上記ボテ゛イ１と一体成形され上記ファン３に対向
してファン３の中心部へ空気を案内させるファンカバー
、６は上記モータ２をボディ１に保持させると共に上記
ファン３から外周側へ送出された空気を後方へ案内させ
る保持部材、７は椀状を威し、その前方先端部に吸気口
８を有し上記ボディ１に着脱自在に結合された集塵カバ
ー、９は上記吸気口８に設けられたゴム板から成る逆止
弁である。

１０は第２図に明示する如く集塵カバー７の後方開口に
嵌合した取付枠１１に固定された波形状の集塵フィルタ
であり、該フィルタは上記カバー７とボテ゛イ１との結
合を解くことにより取付枠１１と共にカバー７かわ外す
ことができる。

尚１．取付枠１１の外周嵌合部には気密性を保つために
リング状のパツキン１２が取付けられている。

１３ ａ 、１３ ｂは上記ボテ゛イ１とカバー７との
結合部の下部に設けられ互いに係脱可能に係合する保合
部片、同じ＜１４ａ、１４ｂは上記ボディ１とカバー７
との結合部の上部に記けられ互いに係合する係合部片で
、この一方の係合部片１４ａは人為操作されるセットボ
タン１５に一体的に固定されている。

１６は上記ボテ゛イ１の把手４部に設けられ上記モータ
２の給電を断続するスイッチである。

１７．１８は機使用時に上記吸気口８にそれぞれ選択的
に嵌合され吸入空気を集塵カバー７内へ案内する平目と
つる口の吸込口であり、平目の吸込口１７は第３図にも
明示する如く、くの字形状を威し、口広の本体部分１７
ａと嵌合部１７ｂとから或っており、該嵌合部１７
ｂには切り込み１７ Ｃが形成されている。

又つる口の吸込口１８は第４図に明示する如く、くさび
形断面をもつ本体部分１８ ａと嵌合部１８ｂとから或
っている。

１９は第５図にも明示する如く上記集塵カバー７の前方
上端部に上記保合部片１４ ｂに対向して前後方向に延
びて形成され、上記平目の吸込口１７の嵌合部１７ ｂ
における切込み１７Ｃより下方部分が嵌合する嵌合四部
であり、上記切り込み１７ Ｃが形成されていることに
より、カバー７の上面側に吸込口１７の嵌合部１７ｂの
一部がはみ出す場合にも、カバー７の上面に嵌合凹部１
９を開口させる必要はなく美的効果の低下を防止できる
。

又、集塵カバー７の前方上部は吸気口１７の形状に沿う
べく傾斜した平面部２０が形成されている。

２１は第６図に明示する如く、上記ボディ１の下部にお
いて後方に向って開口した排気口を兼ねる挿入口で、上
記つる口の吸込口１８の断面形状に沿う下方が拡開した
くさび形状を威し該挿入口２１につる口の吸込口１８が
挿入されて収納保持されている。

この収納は、通常ファン３より径の小さいモータ２の外
周部のあまった空間を利用して収納される。

尚、２２は図示しないが上記モータ２、スイッチ１６と
外部電源とを結ぶコードの引き出し用グロメットである
。

次にこのように構成されたものにつきその動作を説明す
る。

車室内を掃除するに際しては、先ず図示しないコードを
車載バッテリに接続（シガーライタの給電口にプラグを
接続）シ、又、吸込口１７．１８を外しそのいずれか、
例えば吸込口１７の嵌合部１７ｂを吸気口８に嵌着する
。

この状態でスイッチ１６を投入するとモータ２と共にフ
ァン３が回転し、吸込口１７から吸込まれた空気が逆止
弁９、フィルタ１０を介して挿入口２１から排出される
。

従って把手４をもって吸込口１７を掃除したい面に這わ
せることにより車室内を思いのよ・掃除し得、フィルタ
１０によって通過を阻止される塵埃を集塵カバー７に集
塵することができる。

さて、掃除が完了し機を収納する場合には、図に示す如
く、平目の吸込口１７はその嵌合部１７ｂを集塵カバー
７の前方上部に設けられた嵌合凹部１９に嵌挿させて集
塵カバー７の前方上側部に収納保持させ、又、つる口の
吸込口１８は挿入口２１に挿入させてボディ１に保持さ
せることにより、各吸込口１７．１８と機本体とは一体
的にまとめることができる。

こ・で、くの字形状を威す平目の吸込口１７は集塵カバ
ー７の前方上部を利用して収納保持するものであるから
、集塵カバー７とボディ１との結合を着脱させる係合部
片１４ｂ、１４ａが設けられる部分を有効に利用して吸
込口１７の嵌合部１７ｂを嵌合させることができ、又、
くの字形状にも自然に沿わせることができる。

又、つる口の吸込口１８は通常ファン３より径の小さい
モータ２の外周部にあまったボディ１内の空間部を利用
して挿入口２１から挿入して収納保持されるものである
がら、いずれの吸込口１７．１８の収納も何ら構成は複
雑化することなく機本体と一体的に収納できる。

更に、つる口の吸込口１８の本体部分１８ａとこれが挿
入される挿入口２１はくさび形状を或しているため、挿
入口２１に吸込口１８が挿入された場合に挿入口２１の
周壁が部分的にした構成されていなくても吸込口１８が
挿入口２１の開口部分を支点として回転移動することな
く確実に保持できる。

以上の如くこの考案は、つる口の吸込口を吸気機構を内
装するボディに形成された挿入口に挿入保持させ、又、
くの字形状を威す平日の吸込口を集塵カバーの前方上部
に沿わせて嵌合保持させて、機本体と一体的に収納させ
るようにしたので、コンパクト収納を可能にすると共に
各吸込口の紛失を防止できる。

しかもつる口の吸込口を使用する際にも平日の吸込口を
機体に収納した状態でも清掃作業を行ない得、この点か
らも吸込口の紛失を防止できると共に吸込口の交換も容
易となる。

又つる口の吸込口をボテ゛イの下部に後方から挿入させ
、しかもその挿入部の形状をくさび形状としたことによ
り、確実な保持を可能とし得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す断面図、第２図は第
１図の集塵フィルタの斜視図、第３図、第４図は平日、
つる口の吸込口を示す斜視図、第５図は第１図の■−■
線による断面図、第６図は第１図の要部を示す後面図で
ある。 図中、１はボディ、２はモータ、３はファン、４は把手
、７は集塵カバー、８は吸気口、１０は集塵フィルタ、
１７，１８は平日、つる口の吸込口、１９は嵌合凹部、
２１は挿入口である。 尚、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. モータとファンを含む成板機構を内装したボテ゛イと、
   フィルタを内装し上記ボテ゛イに着脱自在に給金される
   集塵カバーと、この集塵カバーに形成された吸気口に選
   択的に嵌合され吸入空気を上記集塵カバーへ案内する平
   目とつる口の吸効口とを備えたものにおいて、上記集塵
   カバーの上部に嵌合四部を形威し、該嵌合凹部にくの字
   形状をなす上記平目の吸込口の嵌合部を前方から嵌合さ
   せて収納保持させ、又上記ボテ゛イの下部に後方に開口
   し下方が拡開したくさび形状の挿入口を形成し、該形状
   に適合した断面くさび形生を有する上記つる口の吸込口
   を上記挿入口から上記ボディ内に挿入させて収納する様
   にした小型電気掃除機。