JPS58103357A - ジイソプロピルペルオキシジカ−ボネ−トの製造方法 - Google Patents

ジイソプロピルペルオキシジカ−ボネ−トの製造方法

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JPS58103357A
JPS58103357A JP20006881A JP20006881A JPS58103357A JP S58103357 A JPS58103357 A JP S58103357A JP 20006881 A JP20006881 A JP 20006881A JP 20006881 A JP20006881 A JP 20006881A JP S58103357 A JPS58103357 A JP S58103357A
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reaction
ipp
chloroformate
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hydrogen peroxide
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Mitsukuni Kato
加藤 充国
Hidehiko Hagii
萩井 英彦
Toru Deguchi
出口 徹
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NOF Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジイソプロピルペルオキシジカーボネート(
以下IPPと略す)の改良された製造方法に関し、轡に
IPPt安全に、かつ経済的に製造する方法に関する。
IPPは、スチレン、塩化ビニール、酢酸ビニル、ブタ
ジェン、メチルメタクリレート及び、ジエチレングリコ
ールビス(アリルカーボネート)などの重合開始剤とし
て有用であることが、古くからよく知られている(米国
特許第232oyz号明細書)。このうちスデレン、塩
化ビニルなどの懸濁あるいけ乳化重合の開始剤として用
いられる場合には、有機溶媒で稀釈した性状のものでも
使用可能であるが、メガネ用のプラスチックレンズの製
造に用いられるジエチレングリコールビス(アリルカー
ボネート)などの塊状重含の開始剤としては、得られる
重合物の物性、QIK表1i硬度の点から有機溶媒は敬
遠される◎純粋なIPPは、凝固点がt℃で、自己促進
分解源fa、/J’ tlである0 これは、純粋なl
PP0li造において、反応系の温度がr℃以下になる
と、IPPの固化現象が起き、/J t1以上になると
分解が起こることを意味する◎従って経済的、かつ安全
に製造作業ができる温度幅は1℃以内に制限され、この
温度幅ては工業的規模で生産するには傘りKも操作が麺
かし過ぎ、また危険性が大きい◎この製造上の問題につ
いては、F、5train  らも同様なことを、指摘
している( J、Am、Chem、80c、7Jp、/
コto (す0)〕。
一方、コ(7) IPP ij 内容積<7./ 〜/
 l@#(D k’ −カースケールの製造において#
i%θ〜!℃の温度領域で結晶が析出することは少なく
、事実、上記米国特許第2370111号明細書には、
j℃以下の温度でオイル状物として製造した例が記載さ
れている0しかし内容積−00,t@gの工業的規模の
製造においては、反応系のai、tがt”a以下になる
と結晶が析出する0この結晶の析出は1反応系を不均一
にすると共に%温度コントロールtlliLくするばか
りでなく、反応終了後の精製段階においては。
そのまま処理できず、−担液状にする必要がある。
そのためにFi、凝固点以上に内部gA度を上げ結晶を
融解せねばならず、これkより作業時間が大幅に延び経
済的に不利となるばか9でなく、融解にあたっては、自
己促進分解温度との関係から作業の危険性が非常に高ま
ることはいうまでもない。
有機溶媒で稀釈して製造する方法#i、#同点が低下す
るので作業@lt領域が拡大され%製造上かな〕安全で
あるが、前述した重合物への影蕃から用いることはでき
ない。また凝固点が低く、安全に製造しうる類似の構造
をもつペルオキシド、例工ば、ジ−n−プロビルペルオ
キシジカーボネート、ジ−n−ブチルペルオキシジカー
ボネート、ジー截−プチルペルオキシジカーボネートな
どが工PP代替品として利用され虎。しかし、純品の形
態においてIPPはどの触媒活性がなく、さらにこれら
のペルオキシドは、実際の取扱い温1j(−j℃〜−7
0℃)において液体であり、固体のものより分解しやす
く危険である良め、通常有機溶媒で稀釈されて上布され
ている。さらに、これらの低い凝固魚倉もつペルオキシ
ド@ IPP製造の際に混合する方法も考えられるが、
比較例−一に示したように、工PPの凝固点低下に十分
な効果を持えない・現状においては、ジエチレングリコ
ールビス(アリルカーボネート)の重合触媒としてIP
Pは必要不可欠なものと言える。
そこで本発明者らは、前述したXPPの製造上の問題点
を解決すべく、鋭意検討した結果、 IPPの製造に際
し、イングロビルクロロホルメート(以下IPCFと略
すに、3〜10モル畳の一般式ROCCl (式中、E
#iインインビル基を除く炭素数7〜dのアルキル基あ
るいは、アルコキシアルキル基を示す)で表される化合
物を添加すると、IPPの凝固点が低下し作業温駅暢が
拡大され、安全に製造することができ、かつ触媒活性の
高い工PPが得られることを見い出し本発明全完成した
0コノIPPは、一般ニヨく知らし先方法(F、8tr
ainら、J、Am、Chea+、Sea、7J tJ
pe (′j0)) K %前記特定の化合物を特定量
添加することkよって製造される◎即ち、過酸化水素と
苛性ソーダを用いて、オず過酸化ノーズを作p、これを
IPCFと上記−1般式 0 ROCClで示される化合物との混合物に滴下し反応さ
せる方法によって製造される。
本発明に用いる一般式 Oで示される化合物0CC1 ゛は、イソプロピル基を除く炭素数/〜4のアルキル基
あるいはアルコキシアルキル基である0真体的には、メ
チルクロロホルメート、エチルクロロホルメート、n−
プロピルクロロホルメート、igo−ブチルクロ四ホル
メート%歓−プチルクロロホルメート、n−ヘキシルク
ロロホkl −)、メトキシグロビルクロロホルメート
、メトキシプチルク0ロホルメート、エトキシエテルク
ロロホルメート、エトキシブチルクロロホルメートなど
が挙げられる0これらは、使用に際し、7種または2種
以上の混合物が用いられる0これらの添加量は、 IP
CFに対し3〜70七ルーが好オしく。
Jモル囁未満では、凝固点の低下が小さく安全な製造に
左程効果なく、また10モル饅以上では、ジエチレング
リコールビス(アリルカーボネート)1に対するIPP
の重合開始剤としての活性が低下する・       
       0 反応atは、添加する一般式ROCC1で示される化合
物の種類と添加量によって異なるが、上記範囲の添加量
によって、/1)以下で反応することが可能で、0〜1
℃のような低温においてさえも結晶が析出することなく
製造できる。
過酸化水素は、重版の水溶液(特に30−60 %11
1jのものがよい)を使用し、その量は、IPCFと一
般式 0 ROCCtで示される化合物の全モル量の771モル以
上あれば良い。苛性ソーダは、l〜〃嘩濃度の水溶液全
使用するのがよく、その量は。
過酸化水素の一倍モル以上、好ましくけ一、Jj〜JJ
O倍モル使用することが望ましい。
以上述べた本発明のIPPの製造方法#′i、以下に示
す特長を有する。即ち、過酸化水素及び考性ソーダの混
合水溶液とIPCFとを反応させるに際し、Rがイソプ
ロピル基以外の炭素a/〜−のアルキル基あるいはアル
コ中ジアルキル基から成る一般式  0 ROCCtで示される化合−をIPCFK41定量添加
することにより、0〜1℃の低温反応Ktirいてさえ
も、従来のような製造中におけるIPPの結晶が析出す
ることがないため、安全に操業することができ、かつ処
理時間が短縮されるので、軽済的にも有利である0 次に本発明を実施例によって具体的に散開する。
実施例 1 攪拌機、11&計及び外部にプライン冷却ジャケット管
備えた内容積、2oo tの反応釜にIPCF ao、
a−(3−9,1モル)とエテルクロロホルメート1.
ll即(10,−2モル)を入れ、0℃に冷却するO 
別の容器で!0−過酸化水累//、I弯(/7!、ダモ
ル)K、75℃以下の温度で/−一苛性ソーダ水溶液/
λ帽2即(32&、1モル)を徐々に滴下混合する。こ
の溶g@IPCFとエテルクロロホルメートの混合溶液
に、Q−!υの温度で滴下するO滴下終了後、その温度
で30分間熟成し反応を完結するO静置して反応廃液を
分離し、jobの冷水(j io)でJ回洗浄し、芒硝
で乾燥したO液温計−10℃以下に保ち、ヌツテエで濾
過し、活性#R′llIh量7.7−2−1塩素量o、
oo−のIPPの30.l即【得たO反応開始から製品
を得るまで、結晶の析出は認められず、製品の凝固点を
測った結果、−/℃であったO壇え落石開始から生成物
を得るまでの全作業時間は、餌時間/!分であった0 比較例1 エテルクロロホルメートを使用せf s ソノモ”量分
IPCF (用いた以外は実施例1に準じて操作した0
過酸化水素と苛性ソーダの混合水溶液のおおよそ?0慢
滴下した時点(滴下開始から70!分紗過した時点)か
ら反応釜の壁部分に多量の結晶の階層が観察された。熟
成後、反応iの冷却ブラインを抜き、70℃の水を循壊
し、階層しえ結晶、1を融解した0以稜の処理は、液温
fr−//’CJK注意深く維持しながら施し九〇得ら
れ光生成物は。
収量−W、!琴で#1す、活性酸素量り、ごノー、塩素
Io、or@で、凝固点は4.7℃であった・オた全作
業時間は、1時間λ1分であったO 比較例2 実施例1で用いた反応釜に、 IPCFダ八41へ(J
ダOモル)と2.夕2−(l−モル)のジーn−プロビ
ルペルオキシジカーボネー) (IPP理輪生成量の4
.5モル優に相当)を入れ、0℃に冷却するO別の容器
で!011過酸化水累//、Ih(/り3.ダモル)に
、/j’0以下の温度で、lλ−苛性ソーダ水溶液/2
41.り9 (1744,1モル)Yr徐々に滴下混合
するOこの溶液@ IPCFとジーn−プロビルペルオ
中シジカーボネートの混合溶液に、0〜1℃の温度で滴
下する0滴下終了した75分後に1 反応釜の壁部分に
多量の結晶の階層が観察さn、たO以徒比較例1と同様
に処理し、活性#素置7.61 % 、  塩素量0.
0デ嘔、凝固点4./ tlの生成物11.00を得た
全作業時間は、4時間コσ分であった。
実施例 2〜7 実施例1のエチルクロロホルメートの代わりK、第1表
に示す各種クロロホルメートtそのモル量分用いた以外
は、実施例1に準じて操作したO得られた結果【第7表
に示す。
いずれの場合も、製造中結晶の析出は關められなかった
0 実施例 8〜10 実施例1のエチルクロロホルメートの代わりに、n−”
jfkp’ooホh)1−) (n −BuCF )f
用い、IPCFとの割合をtM−表の如く変え、実施例
1に準じてls造した結果t−第1表に示す0参考例1
では、反応中に結晶が析出した0それ以外の実施例では
、結晶析出が認められなかった0参考例5 比較例1.実施例1〜IQ及び参考例1.2で得たIP
Pを用いジエチレングリコールビス(アリルカーボネー
ト)の重合を行ない、得られた重合物の物性を調べた。
重合は、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネー
ト)に上記IPPJ重量−を添加し、よく攪拌して行っ
た0これをデシケータ−に入れ、減圧脱気した後、重合
物の厚さがJ闘になるように1テフロンフイルムでつく
つ一+mに流しこみ、*jtlの恒温器中に3日関放黄
しえ。
その後、重合物t−mから取り出し、往復200回のス
チールクールラビングテストにより、耐擦傷性Yt@べ
た0結果を#IJ表に示す。
第  3  表 この表から、参考例2のIPPは、重合活性が低いこと
がわかる0 特許出願人 日本油脂株式金社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、過酸化水素及び苛性ソーダの混合水溶液と、イソプ
    qビルクロロホルメートとの反応によって、ジイソプロ
    ピルペルオキシジカーボネートを製造する際に、イング
    ロビルクロロホルメー)K対し3〜70モル−の一般式
    nocct (式中、Rはイングロビル基を除く炭素数
    /〜tのアルキル基あるいはアルコキシアルキル基を示
    す)で表される化合物を存在させることt−**とする
    ジイソプロピルペルオキシジカーボネートの製造方法。
JP20006881A 1981-12-14 1981-12-14 ジイソプロピルペルオキシジカ−ボネ−トの製造方法 Granted JPS58103357A (ja)

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