JPH0153282B2 - - Google Patents

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JPH0153282B2
JPH0153282B2 JP55184158A JP18415880A JPH0153282B2 JP H0153282 B2 JPH0153282 B2 JP H0153282B2 JP 55184158 A JP55184158 A JP 55184158A JP 18415880 A JP18415880 A JP 18415880A JP H0153282 B2 JPH0153282 B2 JP H0153282B2
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JP
Japan
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peroxydicarbonate
sec
butyl
weight percent
polymerization
Prior art date
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Expired
Application number
JP55184158A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5693705A (en
Inventor
Robaato Korukutsuinsukii Jeimuzu
Arufuretsudo Shurutsu Jerarudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akzo NV
Original Assignee
Akzo NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Akzo NV filed Critical Akzo NV
Publication of JPS5693705A publication Critical patent/JPS5693705A/ja
Publication of JPH0153282B2 publication Critical patent/JPH0153282B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/28Oxygen or compounds releasing free oxygen
    • C08F4/32Organic compounds
    • C08F4/38Mixtures of peroxy-compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレン性不飽和化合物を重合させる
ための、ペルオキシジカーボネート組成物からな
るラジカル開始剤に関する。
ペルオキシジカーボネートのこの使用法はかな
り以前から知られている(例えば、米国特許第
2370588号を参照)。
ペルオキシジカーボネート、とりわけジイソプ
ロピルペルオキシジカーボネートは、特にポリ塩
化ビニルを製造するための塩化ビニルの重合、お
よびめがね用のプラスチツクレンズの製造に適し
ている従来取引上CR―39として知られているポ
リマーを製造するためのジエチレングリコールビ
ス(アリルカーボネート)の重合に重要な開始剤
となつてきている。ジイソプロピルペルオキシジ
カーボネートの問題点は、これが固体材料であつ
て扱いが困難であり、不安定であつて−18℃で貯
蔵しなければならないことである。
従つて、もつと好都合な物理的特性及び/又は
より安定した特性を有する、ジイソプロピルペル
オキシジカーボネートに代わる開始剤に対する要
求があつた。
本発明のエチレン性不飽和単量体重合用ラジカ
ル開始剤は24.3から70重量パーセントのイソプロ
ピルsec―ブチルペルオキシジカーボネートと、
13.8から43重量パーセントのジイソプロピルペル
オキシジカーボネートと、16から47.4重量パーセ
ントのジ―sec―ブチルペルオキシジカーボネー
トとを含有するペルオキシジカーボネート組成物
からなることを特徴とする。
本発明の新規な組成物はジイソプロピルペルオ
キシジカーボネートのように固体ではなく液体な
ので重合工程における扱いがはるかに容易なこと
が分つた。その上、本発明の組成物はジイソプロ
ピルペルオキシジカーボネートよりもすぐれた安
全性という利点を有している。この組成物は、標
準燃焼テストにおいてジイソプロピルペルオキシ
ジカーボネートやジ―sec―ブチルペルオキシジ
カーボネートのいずれよりも発火にかなり長時間
を要する。
更に、本発明の組成物は、標準急熱試験
(standard Rapid Heat Test)において、ジイ
ソプロピルペルオキシジカーボネートの分解温度
よりも16℃高く、ジ―sec―ブチルペルオキシジ
カーボネートの分解温度よりも6℃だけ高い温度
で分解する。その上、標準の圧力容器試験
(PVT)により、ジイソプロピルペルオキシジカ
ーボネートのPVT数が4.0から4.5mmであり、ジ―
sec―ブチルペルオキシジカーボネートのPVT数
が12.0mmであるのに対して、本発明の組成物の
PVT数が4.0mmであることが分つた。このような
改良された安全特性により、この組成物はとり扱
いと加工の両方の観点から非常に望ましいもので
ある。
この点に関しては、米国特許第3312678号に非
対称ペルオキシジカーボネートが記載されてい
る。しかし、この特許明細書にはイソプロピル―
sec―ブチルペルオキシジカーボネートは開示さ
れていない。更に、対称ペルオキシジカーボネー
トと非対称ペルオキシジカーボネートの両方を含
んでいる組成物も開示されていない。
本発明の組成物の合成は、対称ペルオキシジカ
ーボネートの製造において公知の方法を使用して
行なうことができる。従つて、適当な反応容器に
K2CO3とKOHとを充填し、これに反応混合物の
温度がほぼ10℃又はそれ以下になるまで砕いた氷
を直接に添加することができる。この時点で温度
を10℃又はそれ以下に維持しながら過酸化水素を
加えるのが良い。
次いで、反応混合物にsec―ブチルクロルギ酸
塩とイソプロピルクロルギ酸塩とを添加する。そ
の後、反応混合物のPHを分析し、PHを約8.6から
約9.2に維持するために必要な場合には更にKOH
を追加する。次いでこの反応混合物は2層に分離
し、水相が除去される。冷却塩化ナトリウム溶液
を添加し、この混合物が再び分離せしめられる。
次いで無水Na2SO4及びMgSO4が有機層を乾燥さ
せるために添加され、塩がろ過により除去され
る。このようにして得られた反応混合物は所望の
生成物を含んでいる。
本発明の好適な組成物は約50重量パーセントの
イソプロピルsec―ブチルペルオキシジカーボネ
ートと、約25重量パーセントのジイソプロピルペ
ルオキシジカーボネートと、約25重量パーセント
のジ―sec―ブチルペルオキシジカーボネートと
を含んでいる。
この組成物を製造するためには、反応混合物に
同モル量の2種類のクロルギ酸塩を添加する必要
がある。かくて、2モルのsec―ブチルクロルギ
酸塩と2モルのイソプロピルクロルギ酸塩との混
合物を反応させることにより、ほぼ2モルのイソ
プロピル―sec―ブチルペルオキシジカーボネー
トと、1モルのジ―sec―ブチルペルオキシジカ
ーボネートと、1モルのジイソプロピルペルオキ
シジカーボネートとを得ることができる。
より大きい割合の対称ペルオキシジカーボネー
トを含んでいる、対称ペルオキシジカーボネート
と非対称ペルオキシジカーボネートとの混合物を
得ることが望ましいと考えられることもあること
は言うまでもない。このような混合物は、単に、
過剰モルのクロルギ酸塩がより大きい割合の対称
ペルオキシジカーボネートを形成するように異な
るモル量の2種類のクロルギ酸塩を反応させるこ
とにより容易に得られる。単に、同モル量の2種
類のクロルギ酸塩を反応させることにより得られ
た反応混合物に追加の対称ペルオキシジカーボネ
ートを混和することによつても所望のより高い対
称ペルオキシジカーボネート濃度が得られること
も明らかである。
本発明の組成物はエチレン不飽和モノマー又は
その混合物を重合させるために使用できる。とり
わけ適しているモノマーは単独重合又は共重合可
能な塩化ビニルである。代表例としては、塩化ビ
ニルは約15%までの別のエチレン不飽和モノマー
と共重合可能である。塩化ビニルと共重合可能な
モノマーは塩化ビニリデン、エチレン、プロピレ
ン及び酢酸ビニルを包含する。塩化ビニルの重合
は、塩化ビニルモノマー又はモノマー混合物を遊
離基開始条件下で開始量の本発明の組成物と接触
させることにより行なわれる。一般的に、全重量
のモノマーに対して約0.02から約0.06重量パーセ
ントの本発明の組成物が重合を開始するために適
している。
本発明の重合工程は、モノマー状態において商
業上アリルジグリコールカーボネートとしても知
られているジエチレングリコールビス(アリルカ
ーボネート)と共に使用するのにも適している。
商業上の観点から、アリルグリコールカーボネー
ト用に最も広範に使用される開始剤は、ジイソプ
ロピルペルオキシジカーボネートである。
下記の非限定の実施例において本発明を更に説
明する。
実施例 1 201.8グラムの40%K2CO3と46.9グラムの45%
KOHの溶液にこの溶液を8℃に冷却するために
十分の氷を加えた。次いで、温度を8℃又はそれ
以下に維持しながら30.9グラムの50%H2O2を添
加した。この冷却溶液に対して、温度を8℃以下
に保持しながら約30分間にわたつて58.1グラムの
第二ブチルクロルギ酸塩と52.2グラムのイソプロ
ピルクロルギ酸塩とを含有している溶液が徐々に
添加された。この添加後に、その結果として形成
された溶液を45%KOHの少量の添加によりPHを
8.6―9.2に保持しながら8―10℃の温度で30分間
撹拌した。
撹拌を停止し、水性層を有機層から分離した。
有機層に対して10分間撹拌しながら120グラムの
25%NaCl溶液を添加した。次いで撹拌を停止し、
下方の水性層を除去した。上方の有機層を、3グ
ラムの無水Na2SO4と3グラムのMgSO4とを添加
して乾燥させた。塩をろ過により除去し、乾燥さ
れた生成物の重量を測定し、活性酸素、残留塩化
物及びペルオキシジカーボネート類に分解した。
薄層クロマトグラフイーを使用し、生成混合物
を成分過酸化物に分離して、27%のジ―sec―ブ
チルペルオキシジカーボネートと、22.8%のジイ
ソプロピルペルオキシジカーボネートと、50.2%
のsec―ブチル―イソプロピルペルオキシジカー
ボネートとの混合物を含んでおり、7.3%の活性
酸素と0.05%以下の塩化物とを有していることが
分つた。全量で79.4グラムの生成物が回収され
た。これらの混合物を分離するためにHPLCすな
わち高圧液体クロマトグラフイーを使用しても良
い。
実施例 2 典型的な遊離基開始重合技術を使用して、55℃
の温度で適当な容器内で塩化ビニルモノマーの重
合を行なつた。4.5Kg(10ポンド)の塩化ビニル
の重合が、0.037重量パーセントの、非対称ペル
オキシジカーボネート、すなわちイソプロピル―
sec―ブチルペルオキシジカーボネートを含有し
ている実施例1の組成物により開始された。反応
混合物が約350rpmで撹拌され、反応器内の圧力
が約10.5Kg/cm2から約8.4Kg/cm2(150から120p.s.
i.)に低下するのが観察された時から51/4時間
重合反応が連続して行なわれた。塩化ビニルの転
化率は89%であつた。
比較例として、0.039パーセントのジイソプロ
ピルペルオキシジカーボネートを開始剤として使
用して同じ重合化技術を行なつた。塩化ビニルの
転化率は85%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 24.3から70重量パーセントのイソプロピル
    sec―ブチルペルオキシジカーボネートと、13.8
    から43重量パーセントのジイソプロピルペルオキ
    シジカーボネートと、16から47.4重量パーセント
    のジ―sec―ブチルペルオキシジカーボネートと
    を含有するペルオキシジカーボネート組成物から
    なることを特徴とするエチレン性不飽和単量体重
    合用ラジカル開始剤。 2 塩化ビニル重合用である特許請求の範囲第1
    項に記載のラジカル開始剤。 3 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネ
    ート)重合用である特許請求の範囲第1項に記載
    のラジカル開始剤。
JP18415880A 1979-12-26 1980-12-26 Peroxydicarbonate composition and its use for ethylene unsaturated compound polymerization Granted JPS5693705A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/107,999 US4269726A (en) 1979-12-26 1979-12-26 Compositions comprising asymmetrical peroxydicarbonates and methods for their use

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Publication Number Publication Date
JPS5693705A JPS5693705A (en) 1981-07-29
JPH0153282B2 true JPH0153282B2 (ja) 1989-11-13

Family

ID=22319668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18415880A Granted JPS5693705A (en) 1979-12-26 1980-12-26 Peroxydicarbonate composition and its use for ethylene unsaturated compound polymerization

Country Status (6)

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US (1) US4269726A (ja)
EP (1) EP0031975B1 (ja)
JP (1) JPS5693705A (ja)
AU (1) AU525314B2 (ja)
CA (1) CA1146934A (ja)
DE (1) DE3062085D1 (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
DE3062085D1 (en) 1983-03-24
JPS5693705A (en) 1981-07-29
EP0031975B1 (en) 1983-02-16
US4269726A (en) 1981-05-26
CA1146934A (en) 1983-05-24
AU525314B2 (en) 1982-10-28
AU6583380A (en) 1981-07-02
EP0031975A1 (en) 1981-07-15

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