JPS58102262A - 原稿位置決め装置 - Google Patents

原稿位置決め装置

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JPS58102262A
JPS58102262A JP20120481A JP20120481A JPS58102262A JP S58102262 A JPS58102262 A JP S58102262A JP 20120481 A JP20120481 A JP 20120481A JP 20120481 A JP20120481 A JP 20120481A JP S58102262 A JPS58102262 A JP S58102262A
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JP
Japan
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card
carriage
microfilm
magnification
positioning
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Application number
JP20120481A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
寛 山田
Minoru Fukuda
實 福田
Hitoshi Hoshi
星 等
Yukio Noguchi
野口 行男
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、アパーチュアカードに保持されたマイクロ
フィルムを原稿として、この原稿から複数の拡大倍率の
拡大像を複写する、所謂エンラージプリンターと称され
る複写装置における原稿位置決め装置に関する。
マイクロフィルム上の画像を適宜拡大投影して複写用紙
に拡大複写する装置として、従来公知の工/ラージプリ
ンターは、マイクロフィルム上の画像を拡大投影して、
複写装置の゛感光体に結像するための光学装置と、電子
複写装置等を用いた複写装置との組合せから構成されて
おり、複写装置としては、複写速度の高速化の必要性か
ら感光体ドラムを用いたスリット露光方式のものが望ま
れている。この、ような感光体ドラムを用いたスリット
露光方式の複写装置においては、マイクロフィルム画像
を走査投影した光像が感光体ドラムの移動と同期的に移
動するように、感光体ドラム上に結像せしめられ、マイ
クロフィルム画像の拡大像が感光体ドラム上に静電潜像
として形成され、該潜像は現偉後複写用紙に転写定着さ
れる。
ところで、マイクロフィルムへの撮影原稿は、工業用図
面等が多く、そのサイズも日本工業規格のAO〜A4が
標準的である。また、これらの原稿を撮影する縮率も、
それぞれのサイズに応じたものが規格標準化されている
。更にまた、具体的な数値に関しては、実施例の説明の
中で詳しく述べるが、アパーチュアカードに保持された
マイクロフィルムの画像の中心位置は、アパーチュアカ
ードの長辺・短辺からの寸法がそれぞれ異なっている。
従って、アパーチュアカードを自動送シして複写物を得
る形式の複写装置において、当該装置で得られる最大サ
イズの複写物より更に大りいサイズの複写物を得ようと
しても、カードとマイクロフィルムの位置が規格化され
ているだめに不可能、若しくは中途半端な複写物しか得
られない。
例えば、アパーチュアカードを自動送シする形衣であっ
て、594mm巾(A2サイズの長辺、 AIサイズの
短辺)の複写用ロール紙をセットされた複写装置にあっ
ては、該カードが横送りされると仮定した場合、最大A
2サイズの複写物しか得られないことになる。そこで、
アパーチュアカ〜ドを縦送シすれば、AIサイズの複写
物が得られるのであるが、カードを長辺方向と短辺方向
とに送るようにすることは、いたずらに機構を複雑化す
るだけである。
また、マイクロフィルムは、露光装置との相対的な□位
置が厳密に保たれる必要があるが、アパーチュアカード
を縦送り、横送り可能にした場合、当該カードの位置決
めが極めて複雑となる不具合がある。
更に、大きなサイズの複写物を得るためには、感光体ド
ラムや、これの周辺に配−置される、複写プロセスの逐
行に必要な機器並びに所望のサイズの複写用紙を用意す
れば、事足りるのであるが、これでは装置を大嵩化する
ばかりである。
本発明は、上記に鑑みなされたものであって、装置を大
嵩にすることなく、大サイズの複写物が得られる複写装
置の原稿位置決め装置を提供することを目的とする。
かかる本発明の目的は、原稿としての情報片を、その第
1の辺(例えば長辺)の方向に給送する手段と、情報片
の第2の辺(短辺)の方向に走査移動して、情報片の像
を感光体にスリット露光する手段と、情報片の第2の辺
を給送方向に位置決めする手段と、情報片の第1の辺を
走査移動方向に位置決め゛する手段と、情報片の第1の
辺を給送方向に位置決めする手段と、情報片の第2の辺
を走査移動方向に位置決めする手段と、情報片の第1の
辺を給送方向に位置決めする手段の位置決め作用を解除
する解除手段とを具備する原稿位置決め装置によって達
成させられる。
そして、本発明によれば、原稿としてのアパーチュアカ
ードを長辺(第1の辺)方向に給送(横送1し、その短
辺(第2の辺)方向に走査露光するキャリッジ内にアパ
ーチュアカードを90°回転させて、縦位置に装填位置
決めする手段を設ければ、横送りで得られる最大サイズ
の複写物よりも大きいサイズの複写物を得ることができ
る。従つて、複写装置を太嵩化することなく、新らたな
複写機能を付加することができる。但し、0t1述した
ように、アパーチュアカードに貼付さオしたマイクロフ
ィルムの中心は、該カードの長辺・短辺力菖らの距離が
異なっているので、カードを横送りの位置で位置決めす
る手段と、縦位置で位置決めする手段とは、互いに共有
する部分が存在するとはいえ、カードの装填方向に応じ
て、各位置決め手段を選択する必要がある。
そして、例えば、縦位置の位置決め手段を選りくして、
複写動作を行なったのち、アノ(−チュアカードを横送
りしたい場合、前記縦位置の位置決め手段の位置決め動
作を解除しなければならない。
本発明装置においては、カードの装填の態様の選択に応
じて位置決め手段が選択されるので、装置のミス操作が
未然に防止される。
すなわち、カードの縦位置の位置決め手段カ盲作動して
いるとき、カードの横送りモードへのuJ換えが行なわ
れると、縦位置の位置決め手段が自動的に解除になり、
縦位置の位置決め手段の作動を阻止するようになってい
る。
以下図面に記載した実施例により本発明の詳細な説明す
る。
第1図は本発明を適用したマイクロフィルムエンラージ
プリンターの一実施例の外観図、第2図はその内部の構
成の概略を示す断面図で、マイクロフィルム画像の拡大
投影装置46が電子写真複写装置を用いた複写装置47
の上部に配置されている。
拡大投影装置46には、アパーチーアカード2(第3図
参照)の角形窓に貼付されたマイクロフィルム61を、
透明なガラス板で構成されたガラス圧着板93.93α
により、垂直位置に平面的に支持し、第2図において上
方向、即ちアパーチュアカードの短辺方向(第2の辺の
方向)に、照明装置4から投影レンズ8に入射する光線
を横切る如く走査移動するキャリッジ111があシ、マ
イクロフィルム画像が投影レンズ8により拡大投影され
、第1ミラー20および第2ミラー21によシ反射され
、感光体ドラム31に結像される光像が、感光体ドラム
31の移動速度と同期的に移動する如く、マイクロフィ
ルム61を走査移動せしめる。
感光体ドラム31は、矢印方向に回動し、帯電装置32
により一様に帯電され、露光スリット部28において、
マイクロフィルム61の拡大像の潜像を形成する。
現像装置33により現像、された拡大像は、給紙装置4
2により所定の複写用紙、例えば43が給送され、カッ
ター50により所定の長さに切断された複写用紙43α
に、転写帯電装置34により、感光体ドラム31から転
写され、分離帯電装置35により感光体ドラム31より
離反された複写用紙43αは、定着装置38により転写
画像が定着され、搬送装置39および排紙ローラー40
により排紙受け41に排出される。
一方転写後の残留トナーを有する感光体ドラム31は、
クリーニン、グ装置36により、その表面の残留トナー
が除去され、更に除電装置37により、残留電荷が除去
され、再び帯電装置32により一様に帯電され、以下前
述の動作を繰り返えす。感光体ドラム31およびそれに
関連した装置による複写動作は、従来公知の電子写真装
置におけるものと何ら変らないので、詳細な説明は省略
する。
以下、本発明装置を、具体的な動作及び装置毎に説明す
る。
アパーチュアカード給送 ゛第11図に示す如くカードホッパー82に多数枚重ね
て装填されたアパーチュアカード2bは、抑圧板83に
より、図示していないバネの付勢により矢印方向に移動
習性を与えられている。カードホッパ−82のカード送
出口82αには、分離ローラー85が配設され、これと
ほぼ対向した位置に分離ナイフ81がその先縁と分離ロ
ーラー85との間にアパーチュアカードを一枚のみ通過
せしめ得るだけの間隙を保って配設されている。コピー
スタートスイッチ561(第1図参照)の操作信号によ
り、分離ローラー85は、駆動モーター103によシ図
示していない伝動用プーリ、ベルトおよび電磁クラッチ
85cを介して、反時計方向に回動駆動せしめられミカ
ードホッパー82内のアパーチュアカード2bを分離ナ
イフ81と協働して、分離ローラー85に近い側から1
枚ずつアノく一チーアカード2の長辺方向(第1の辺の
方向)に、給送路101へ送出する。
カードホッパー82から送出されだアノ(−チ・・アカ
ード2は、2枚送り検知ローラー86. 102の間。
を通過するが、アパーチュアカード2が同時に2枚以上
重なって給送されたとき、これが検知され、アパーチー
アカード2の給送が停止される如く、検知信号用マイク
ロスイッチ87を作動せしむるよう、検知ローラー86
の位置が調整されている。
2枚送り検知ローラー86. 102を通過しだアパ−
チュアカード2は、駆動モーター103により図示して
いないプーリー、ベルトを介して回動駆動される第1給
送ローラー88とソレノイド90の付勢により、これに
当接する第1ピンチローラ−89により給送路101に
沿って右方向に給送される。
第1検知素子91を通過し、第11図に示すキャリッジ
txtの案内溝114にその下縁部の先端を進入させた
アパーチュアカード2は、カード後端ストッパー92を
軸92αの廻りに、反時計方向に回動せしめながら、ま
た、アパーチュアカード2の上縁部の先端がカード上部
ガイド115の凹形彎曲部に進入してカード上部ガイド
115を軸115α(第12図。
第13図参照)の廻シに時計方向に回動せしめながら、
第1給送ローラー88と第1ピンチローラ−89とによ
りキャリッジ111の案内溝114に沿って給送される
。このカード2は、ソレノイド141(第13図参照)
の作動によシ開ロ態位に置かれたガラス圧着板93.9
3aの間を通過し、図示していないプーリー、ベルトを
介して駆動モーター103により回動駆動される第2給
送ロー2−94と、ソレノイド96への付勢によシ、こ
れに当接する第2ピンチローラ−95とにより更に給送
され、アパーチュアカード2の先端が第3検知素子97
を通過して、カード位置決めレバー98に当接し、バネ
98αにより反時計方向に回動習性を与えられたカード
位置決めレバー98を時計方向に回動せしめるが、アパ
ーチーアカード2の先端の通過による第3検知素子97
の作動信号により、第1ピンチローラ−89を付勢する
ソレノイド90と第2ピンチローラ−95を付勢するソ
レノイド96への通電が断たれ、第1給送ロー2−88
および第2給送ローラー94は、アパーチュアカード2
の給送能力を失う。また同時に、分離ローラー85.第
1給送ローラー88゜第2給送ローラー94を回動駆動
する駆動モーター103への通電が断たれ、駆動モータ
ー103は、回転を停止する。第2ピンチローラ−95
の第2給送ローラー94への当接が解かれると、アパー
テ・・アカード2は、その先端に当接する位置決めレバ
ー98の反時計方向への回動習性によシ、給送方向とは
逆の方向、即ち第11図において左方向に押し戻される
が、アパーチュアカード2が位置決めレバー98に当接
してこれを時計方向に回動せしめている時は、アパーチ
ュアカード2の後端は既にカード後端ストッパー92の
カード当接面92b(第23図参照)の先端部を通過し
、カード後端ストッパー92は図示していないバネの付
勢により軸92(Zの廻りに時計方向に回動し、その先
端部が案内溝114内に進入し、壁面凹部114α(第
23図参照)に当接しておシ、アパーチュアカード2の
後端がカード後端ストッパー92のカード当接面92b
よシ左方向に移動することを妨げる態位にあるので、ア
パーチーアカード2は、第11図に示す如く、位置決0
めレバー98とカード後端ストッパー92とに挾持され
ることによシ、その長辺方向(第1の辺の方向)につい
ては、所定の位置に位置決めされる。
この所定の位置においては、アパーチュアカード2のマ
イクロフィルム貼付用の角形窓の長辺方向の中心と投影
レンズ8(第12図参照)の光軸位置とが一致せしめら
れている。一方、アパーチュアカード2の短辺方向(第
2の辺の方向)については、第12図及び13図に示す
如く、カード上部ガイド115がキャリッジ111の上
部に回動可能に枢着されており、図示していないバネの
付勢により、軸115αの廻りに反時計方向に回動習性
を与えられており(第13図参照)、キャリッジ111
に給送されたアパーチュアカード2をキャリッジ111
の案内溝114に対し常に押圧する如く作用する。
しかし、カード上部ガイド115の押圧力は、アパーチ
ュアカード2がカード位置決めレノ< −98の回動習
性により、その位置を長辺方向へ移動せしめられること
を妨げない状態で作用しているので、アパーチュアカー
ド2は、キャリッジlllの案内溝114にその下方の
長辺を当接した状態で、短辺方向についての位置が位置
決めされる。すなわち、アパーチュアカードが横送りさ
れるとき顛は、その長辺方向をカード後端ストツノシー
92と位置決めレバー98で、まだ、その短辺方向を案
内溝114とカード上部ガイド115によって、それぞ
れ位置決めされる。
上述の如く、アノく一チーアカード2の先端力;第3検
知素子97を通過し、これに作動信号を発生せしめるこ
とによりホルダー93b(第13図参照)を軸93cの
廻りに圧着・(ネ142に抗して回動させていたソレノ
イド141への通電が遅延回路を介して断たれることに
より、キャリッジ111の所定の位置に位置決めされた
状態のアノ(−チュアカード2は、キャリクジ111に
定置されたガラス圧着板93αと、ホルダー93hに保
持されたガラス圧着板93とにより、アパーチュアカー
ド2の角形窓に貼付されたマイクロフィルム61が投影
レンズ8(第12図参照)の光軸に対し直交する如く平
面的に保持される。
キャリッジ111に給送され位置決めされたアパーチュ
アカード2に後続する、ホンパー82内のアパーチュア
カード2hは、押圧板83の押圧により分離ローラー8
5に近い側のアパーチュアカード2αが分離ローラー8
5と分離ナイイ81との協働により、その先端がアパー
チュアカード2の後端にほぼ接する如く、送出口82α
から給送路101に送出されるが、先行のアパーチュア
カード2の先端の通過による第1検知素子91の発生信
号が、制御回路の遅延回路を介して、駆動モーター10
3から分離ローラー85への伝動用電磁クラッチ85C
への通電を断つことによシ、後続のアパーチュアカード
2αは、その先端が2枚送り検知ローラー86.102
′に達する以前に、分離ローラー85による送出が停止
され、第1’1図に示す位置に時期する態様になる。
後続のアパーチュアカード2αは、後述の如く、先行の
アパーチュアカード2からの拡大複写のための露光走査
が終了し、第13図に示すカード排出装置163により
、カードストッカー162に排出され、キャリッジ11
1が後述のアパーチュアカード。
給送可能な位置に復帰した後、所定の制御回路の作動信
号により、先行アバ−≠−アヵード2の場合ど同様に、
キャリッジ111に給送位置決め保持される。以下、同
様な作動態様で後続のアパーチュアカード2bが順次キ
ャリッジ111に給送位置決め保持されるが、最後のア
パーチュアカード2bが給送され、第5検知素子84に
より、ホッパー82にアパーチュアカードが無くなった
ことを検知した後は、アパーチュアカード給送のための
駆動モーター103および分離ローラー85に駆動力を
伝達また、カードホッパ−82にアパーチュアカードが
装填されていない場合も同様に、第5検知素子84によ
るカード無し信号により、アパーチュアカードをホッパ
ー82から送出・給送するための駆動は断たれるように
制御回路が構成されている。
レジストレーション アパーチュアカード2がキャリッジ111の所定の位置
に位置決めされ、マイクロフィルム61がガラス圧着板
93.93aによシ圧着保持されると、マイクロフィル
ム61を′露光走査するだめに、キャリッジIllはア
パーチュアカード2の短辺方向(第2の辺の方向)に走
査移動せしめられるが、退庁された拡大投影倍率と選択
された複写用紙の大きさとの組合せにより、複写用紙上
に拡大複写しうるマイクロフィルム上の画像寸法の大き
さが制限される。
その為マイクロフィルム61の露光走査前にあらかじめ
所定の露光走査開始位置と、上述の制限面′像の一端が
一致するまで、キャリッジ111を上方(第12図の矢
印UP方向)に移動させておかなければならない。
本実施例においては、拡大複写倍率が10x。
14.5x、 20xの3種類用意され、図示され゛な
い拡大複写倍率選択キーを操作することによシ、選択的
に拡大複写倍率を変換することができる。−一方、マイ
クロフィルム画像については、本実施例におけるマイク
ロフィルムの撮影原稿は工業用図面等が多く、その寸法
も日本工業規格のA4゜A3. A2. AI、 AO
サイズが標準的である。ま゛たこれらの原稿を撮影する
縮率も、近時標準化されA4サイズは縮率/   A3
サイズは縮率1/15  また51 は1/、A2サイズは25まだは】/21.2、A12
1.2 サイズは1/、AOサイズは’/30 ’が用いられ2
1.2 ている。しかもこれらのマイクロフィルム画像は、はぼ
原寸大に拡大複写されるのみならず、縮尺複写(リデュ
ースドサイズコピーまたは)・−フサイズコピー)もし
ばしば行われる。
本実施例においては上述の如き拡大複写の多様性に応す
るだめ、拡大複写倍率と、複写用紙の選択操作により、
マイクロフィルムの露光走査開始位置と走査終了位置を
自動的に設定できる様になっている。上述の如く、マイ
クロフィルム61の露光走査開始位置と、露光走査終了
位置が選択された拡大複写倍率と、選択された複写用紙
サイズにより自動的に制御されることから本実施例に於
ける3種の拡大複写倍率は、アパーチュアカード上のマ
イクロフィルム61から原寸大の拡大複写を得る目的の
みならず、その縮尺複写を得る目的からも極めて合理的
な拡大複写倍率の組合せになっている。
即ち、原寸大の拡大複写を得る目的のためには、原稿撮
影の標準的な縮率1/、/2□、2に対応し5 て、拡大複写倍率14.5X、 20xが用意されてい
る。
縮尺複写(ハーフサイズコピー)を得るためには、縮率
1/15  のマイクロフィルム像に対して拡大複写倍
率10Xが、縮率1/  のマイクロフィルム21.2 像に対して拡大複写倍率14.5 x が、まだ、縮率
1/3o  のマイクロフィルム像に対して拡大複写倍
率20xがそれぞれ用意され、原寸大複写あほぼl/2
の大きさの拡大複写を得る事が可能となっている。
本実施例における拡大複写倍率と、複写用紙の組合せに
よるマイクロフィルム61の露光走査開始位置の調整お
よび走査終了位置の制御方式の詳細説明の前にマイクロ
フィルム画像64と露光スリット部28.スリット制御
装置23.拡大複写倍率。
露光走査開始位置および走査終了位置などの関係につい
て説明する。第3図は、アパーチュアカード2とこれの
角形窓に貼付されたマイクロフィルム61との関係を示
している。アパーチュアカー ドの短辺方向のほぼ中心
線即ちカードの上縁より距離” (41,3mm )の
直線と、長辺方向の右縁より距離c(4QyrLm)の
直線との交点Oは、アパーチュアカード2の角形窓の中
心と一致しており、この角形窓に貼付されるマイクロフ
ィルム61の中心位置も0点と一致する様貼付される。
貼付されたマイクロフィルム61は、第4図に示す如く
、その外形寸法は短辺方向αlが35 mm 、長辺方
向す、が48mm  であり、原稿撮影時の撮影フレー
ムサイズ63 (a2 X b2 )は、短辺a2が3
2mm長辺b2が45mm  であるのが標準的である
。第3図に示すマイクロフィルム上の最大画像領域64
(a3X h3)+は、短辺α3が30.4mm 長辺
b3が41mmであるのが標準とされている。
またアパーチュアカードに貼付し必要に応じて拡大複写
されるマイクロフィルムはほとんどがネガフィルムであ
ることから、上述のマイクロフィルム上の撮影フレーム
サイズ63(α2 X b2 )の内側は照明装置4か
らの照射光をほとんど通さない程度の濃度を有し、原”
稿の画像部に相当する画線部分のみが照射光を通す態様
になっている。
第4図はアパーチュアカードに貼付されたマイクロフィ
ルム61の一例を示したものである。例えば、65 (
T2XY2) 、 66 (T3 XY3) 、 67
 (T4XY4)で示した範囲が、A2−.  A3.
  A4 サイズの原稿をl/15  の縮率で撮影し
たときの画像範囲であれば、ソ(7) 寸法1ri−’
f:hソh 28″l”X 39.6”” 、 19.
8″1mX 28m”。
14m”X 19.8mmトナル。
第5図は上述のマイクロフィルム61 ヲ14.5にテ
拡大複写する場合のマイクロフィルム像64の露光走査
開始点における、感光体ドラム31への拡大投影像と、
露光スリット部28.スリット制御装置23の関係を示
す模式図である。
第5図においてx7は、感光体ドラム31上の露光開始
点であり、感光体ドラム31の表面に近接して設けられ
た上部スリット板29の投影光束22内に突出した遮光
エツジ29αにより、この点X7より外側の投影光束は
感光体ドラム31に到達しない様遮蔽される。点X7に
対北するマイクロフィルム・1ユの位置は、S7で示さ
れ、このS7がマイクロフィルム像64の露光開始点と
なる。
また、感光体ドラム31の近傍に設けられたスリット制
御装置23は、投影倍率14.5 x用のブレード25
が投影光束22内に突出し、ブレード25による遮光に
より、感光体ドラム31上の点X8より外側の投影光束
は、感光体ドラム31に到達しない機制御されている。
感光体ドラム31上の点X8は、投影倍率14.5 x
時の感光体ドラム31上の露光終了位置であり、この位
置は、露光走査開始時点におけるマイクロフィルム61
上の点S8に対応している。
第5図に示すマイクロフィルム61上の領域α3は、例
えばAIサイズの原稿を’/21.2 に、或はA2サ
イズの原稿を1/15 に撮影した場合の最大画像領域
の一辺の長さに相当し、いづれも長さは213mmであ
る。また領域α2は、撮影フレームサイズの−辺に相当
し、その長さは32mmである。従って、点S7から点
S9に至る部分はマイクロフィルム61の画像領域外で
あり、しかも、照明装置4(第2図)からの照射光を通
さない。
また、マイクロフィルム61は後述のレジストレーンヨ
ン調整装置により露光走査開始以前に第5図の位置に位
置決めされるが、照明装置4の光源ランプ5がそれ以前
に付勢点灯されていても、7ヤツター19(第2図、第
11図)が投影し/ズ8からの投影光束22を遮断する
如く閉止状態にあるので、照明装置4から射出される光
は感光体ドラム31には達しない。後述の如く、選択使
用される複写用紙が、給紙装置42から給送開始される
信号から遅延回路を介してマイクロフィルム61の露光
走査移動と、シャッター19の開放が同時に開始される
ように制御されるので、感光体ドラム31に対し、マイ
クロフィルム画像領域a3以外の露光による光照射がな
いので、現像工程によるトナーの付着がなく、複写用紙
上にマイクロフィルム画像64の拡大像以外の黒帯状の
汚れを生ずることがなく、また、りIJ  =ング装置
36に余分な負荷をかける様な帯状のトナー付着を感光
体ドラム31に生せしめることもない。
第6図は、第5図のマイクロフィルム61がgW、。
走査終了位置まで走査移動せしめられた位置における感
光体ドラム31への拡大投影像と、露光スリット部28
.スリット制御装置23の関係を示す同様の模式図であ
る。
露光走査終了時点においては、第6図に示す如く、マイ
クロフィルムの画像領域α3の下端SIOが、第5図の
88の位置まで走査移動せしめられ、後述の如く、選択
された複写用紙を所定の長さに切断するカンタ−50の
作動信号から遅延回路を介して、走査移動の駆動が断た
れると同時に、投影光束22を遮断するシャッター19
(第2図参照)が閉止位置に回動して、感光体ドラム3
1への露光を遮断する。この時点では、第6図に示す如
く、照明装置4(第2図参照)からの照射光を通さない
部分′。
即ち撮影フレームサイズα2の下端がSllの位置にあ
シ、感光体ドラム31への所定の露光領域(x7)〜X
IOヘトナーを付着せしめる如き照射光が投影されるこ
とがない。
上述の如き条件を満足する具体的な寸法の一例は、マイ
クロフィルム画像領域α3が28mm、撮影フレームサ
イズα2が32rrLrrL  であり、拡大投影倍率
が14.5xであるとき、感光体ドラム31の露光領域
X7〜X8は、次の如くして求められる。
(32mrn −28mm )÷2 X 14.5 =
 29 mm即ち、露光領域X7〜X8は、29mm以
下であればよい。もし、マイクロフィルム画像領域α3
が前述の如き最大画像領域寸法即ち30.4 mmの場
合には、同様にして、露光領域X7〜X8は11.6 
mm以下と算出される。
本実施例においては、上述の如く、マイクロフィルム画
像領域α3の露光走査方向の上端が、露光走査開始位置
にあるとき、感光体ドラム31へのマイクロフィルム画
像領域以外の部分の露光によるトラブルを防止するため
に、第5図に示す如く、マイクロフィルム画像領域の露
光走査開始側の一端S7に対応する感光体ドラム31−
Fの位置X7を感光体ドラム31への露光開始点とし、
第6図のマイクロフィルム画像領域の露光走査終了側の
一端810に対応する感光体ドラム31上の位置XIO
を感光体ドラム31への露光終了点としだとき、第5図
の撮影フレームサイズα2の一端S9に対応する感光体
ドラム31上の点X9がスリット制御装置23により規
制される感光体ドラム31の露光終了、、1xsの外側
にあり、また、同様に、第6図の撮影フレームサイズα
2の伸端Sllに対応する感光体ドラノ・31上の点X
llが露光スリット部28の露光走査開始側の遮光エツ
ジ29αにより規制される感光体ドラム31の露光開始
点(X7)の外側にあるθ口き関係に、感光体ドラム3
1に対する露光領域の大きさを少くとも、拡大投影倍率
に対応して規制する手段を有している。
第7図は拡大複写倍率が10Xの場合の、マイクロフィ
ルム像64の露光走査開始位置における感光体ドラム3
1への拡大投影像と、露光スリット部28゜スリット制
御装置23の関係を示す模式図である。
この場合も、感光体ドラム31上の露光開始点Xiは、
前述の14.5 xの時と同じ位置である。従って感光
体ドラム31上の点X1に対応するマイクロフィルム6
1上の露光開始点即ち、マイクロフィルム画像領域α3
の一端i1は、投影レンズ9の光軸位置so −xoに
対し、前述の14.5x時の露光走査開始点S7よりも
下方に位置している。それ故、マイクロフィルム61の
撮影フレームサイズ領域α2の上端S3の露光走査開始
時点における、感光体ドラム31上のこれに対応する点
X3は、第5図の同様の点X9よりも光軸位置5o−x
oに近くなり、撮影フレームサイズα2よシ外側を通過
する照射光が感光体ドラム31に投下され、この部分に
トナーが付着して、複写用紙の端部に黒帯状の汚れが生
じたり、感光体ドラム31に付着したトナー除去のため
、クリーニング装置36(第2図参照)に余分な負荷を
かけることになる。
本実施例においては、上述の如き不都合を防ぐだめ、投
影光束22の一部を遮る機作用するスリット制御装置2
3が設けられ、拡大複写倍率10x、 14.5.X2
0xの各々に対応した形状を有するブレード24゜25
、26が回動軸27に放射状に装置されており、複写倍
率選択キーの操作信号により第7図の矢印方向に回動駆
動され、所定の位置に位置決めされる。
第7図は、複写倍率10x用のブレード24が投影光束
22の一部を遮る如く位置決めされた状態を示している
。この状態において、マイクロフィルム・上の撮影フレ
ームサイズα2の上端S3は、その投影像が倍率10x
用のブレード24に遮られ、マイクロフィルム61上の
82から外側の部分、即ち、撮影フレームサイズα2内
のS2から撮影フレームサイズa2の上端S3までの部
分は、それ自体照射光を通さないのみならず、その投影
光束もブレード24の遮光により感光体ドラム31に到
達しない。
更に、撮影フレームサイズα2より外側の部分、即ち点
S3からマイクロフィルム61の端縁S4に至る部分は
、照明装置4からの照射光を通すが、その投鮎光束はブ
レード24に遮られ、感光体ドラム31に達しない。従
って、上述の如き感光体ドラム31には、マイクロフィ
ルム画像64の拡大像以外の部分にトナーが付着する不
都合を防止することができる。
そ゛して、この場合も拡大複写倍率14.5xの場合と
同様に、マイクロフィルム画像領域の上端S1に対応す
る感光体ドラム31上の位置X1を感光体ドラム31の
露光開始点としたとき、感光体ドラム31の露光終了点
X2に対応するマイクロフィルム61上の露光終了点S
2がマイクロフィルム61の撮影フレームサイズα2内
になる様に投影光束22の一部を遮断するスリット制御
装置23のブレード24によシ感光体ドラム31上の露
光領域を拡大投影倍率に対応して規制する手段を有して
いる。上述の如き条件を満足する具体的な寸法の一例は
、マイクロフィルム画像領域α3が28rrLm、撮影
フレームサイズα2が32mmであり、拡大投影倍率が
10xであるとき、感光体ドラム31上の露光領域X1
〜X2は次の如くして求められる。
(32mat −28mF7L )÷2 X 10 =
 20 mm即ち露光領域X1−X2は20mm以下で
あればよい。
もし、マイクロフィルム゛画像領域a3が前述の如き最
大画像領域寸法30.4mm  の場合は、同様にして
露光領域X1〜X2は8mm以下となる。
第8図は、第7図のマイクロフィルム61が露光走査終
了位置まで走査移動せしめられた位置における、感光体
ドラム31への拡大投影像と霧光スリット部28.スリ
ット制御装置23の関係を示す模式図である。この場合
も、前述の拡大複写倍率14.5にの場合と同様に、露
光走査終了時点においては、第8図に示す如く、マイク
ロフィルムの画像領域α3の下端S5が第7図の82の
位置まで走査移動せしめられ、選択された複写用紙を所
定の長さに切断するカッター50の作動信号から遅延回
路を介して走査移動の駆動が断たれると同時に投影光束
22を遮断するシャッター19(第2図参照)が閉止位
置に回動して、感光体ドラム31への露光を遮断する。
この時点では、第8図に示す如く、興明装置4からの照
射光を通さない部分、即ち、撮影フレームサイズα2の
下端S6に対応する感光体ドラム31上の対応位置はX
6であり、撮影フレームサイズa2より外側を通過する
光束は感光体ドラム31へ投下されることが全くないの
で、感光体ドラム31の所定の露光領域X1〜X5ヘト
ナーを付着せしめる如き照射光が投影されることがない
本発明においては、アパーチュアカード2をカードホッ
ハ−82から順次自動的にキャリッジ111に給送位置
決めし、その短辺方向に露光走査する機能に加えて、ア
パーチュアカード2を、その長辺が露光走査方向と、同
方向になる様にキャリッジ111に手操作で挿入装填し
、位置決めできる機能を有しておシ、複写用紙に594
mm幅のロールペーパーを用いることによシ容易にAl
サイズ即ち幅594mmX長さ841mrrLの拡大複
写を得ることが可能であり、この目的のために拡大投影
、倍率が2oxに選択設定される様になっておシ、複写
用紙も、その長さを841mm  に切断される様選択
設定される。
そして、この場合にも前述の拡大複写倍率14.5Xの
ときと同様にマイクロフィルム画像領域64外ノ拡大投
影による感光体ドラム31の拡大画像部以外の部分にト
ナーが付着することが防止される様になっている。
第9図は、拡大複写倍率が20xの場合のマイクロフィ
ルム像64の露光走査開始位置における感光体ドラム3
1への拡大投影像と、露光スリット部28゜スリット制
御装置23の関係を示す模式図であゆ、第10図は、第
9図のマイクロフィルム6】が露光走査終了位置まで走
査移動せしめられた位置における感光体ドラム31への
拡大投影像と露光スリット部28.スリット制御装置2
3の関係を示す模式第9図において、感光体ドラム31
上の露光開始点X15は、前述の14.5 xの時と同
じ位置である。
従って、感光体ドラム31上の点X15に対応するマイ
クロフィルム61上の露光開始点SI’5は、拡大投影
倍率20X、複写用紙サイズA1の組合せにおけるマイ
クロフィルム上の画像領域a3の一端に相当し、倍率2
0X用に選択設定されたスリット制御装置′23のブレ
ード26の遮光による感光体ドラム31.、L、の露光
終了点X16に対応するマイクロフィルム61上の点S
16が撮影フレームサイズα2の領域内にあることによ
り、前述の如く、マイクロフィルム画像領域α3以外の
露光による感光体ドラム31へのトナー付着は生じない
。また、第10図に示すように拡大投影倍率の20xへ
の切換と連動して、作動するスリット制御装置23の2
0x用ブレード26による遮光作用で露光走査終了位置
においても、感光体ドラム31の露光領域X15〜X1
8内にマイクロフィルム61の撮影フレームサイズα2
外の部分が露光されない状態で前述の如くシャッター1
9(第2図参照)が閉止態位に回動せしめられ、投影光
束22を遮断するので、感光体ドラム31へのマイクロ
フィルム画像以外の拡大投影によるトナーの付着は生じ
ない。
上述の如き条件を満足する具体的な寸法の一例は、マイ
クロフィルム画像領域α3が39.61LnL 、であ
す、撮影フレームサイズα2が45mmであり、拡大投
影倍率が20xであるとき、感光体ドラム31上の露光
領域X15〜X16は前述と同様に(45mm−39,
6mm )÷2 X 20 = 54 mm  と求め
られる。即ち、露光領域X15〜X16は541ftm
以下であればよい。
また、最大画像領域寸法41rrLnLの場合は1司様
にして40mm以下となる。
以上、本実施例における、マイクロフィルレノ・□61
゜マイクロフィルム撮影フレームサイズ63.マイクロ
フィルム画像64と、露光スリット部28.遮尤エツジ
29α、スリット制御装置23のフ゛シーF 24゜2
5、26および拡大複写倍率、露光走査開始位置。
露光走査終了位置、照明装置4.シャッター19と、感
光体ドラム31への露光の関係を説明した力;、更に現
像後の感光体ドラム31上の拡大像を転写する複写用紙
との関係について具体的に説明する。
本実施例における複写装置47には第2図に示−を如く
、ロール状の複写用紙43.44.45  力を用イラ
れ給紙装置42に三段に架装されている。
複写用紙43は例えば幅297mm、同44は例えば幅
420rrLrrL1同45は例えば幅594m171
であり、A4サイズの複写用紙を選択したときは、複写
用1紙43を給送して、その長さを210mmに、A3
サイズの複写用紙を選択したときは、複写用紙44を給
送してその長さを297rrLrrLに、A2サイズの
複写用紙を選択したときは、複写用紙45を給送してそ
の長さを420 mmに、Alサイズの複写用紙を選択
したときは、複写用紙45を給送して、その長さを84
11rLmにそれぞれ所定のタイミングでカッター50
を作動させ、ロール状の複写用紙を切断する。また、マ
イクロフィルム画像64の条件によっては、幅210m
mのロール状複写用紙を用うろことも可能であり、切断
長さも297mmに設定される。
上述の複写用紙が給送され、感光体ドラム31上のマイ
クロフィルム画像の拡大像を転写帯電装置34により転
写せしめられる時の複写用紙と拡大像との関係を簡単に
説明する。
例えば拡大複写倍率に14.5X が選択され、複写用
紙にA2サイズが選択されたときは、キャリッジ111
の所定の位置に保持されたマイクロフィルム61が、後
述のレジストレーション調整装置110の作動により、
マイク占フィルム画像64が所定の露光走査開始位置ま
で移動させられて位置決めされだ信号により、給紙装置
42の送出ローラー48゜49、52が回動し、複写用
紙45を給送するが、その先端が検知素子51を作動さ
せる信号から図示しない計数装置と比較回路とによる所
定のタイミングにより、作動せしめられるカッター50
により、複写用紙45は、その先端から420 mmの
長さで切断される。そして、転写帯電装置34の近傍で
、複写用紙の先端から感光体ドラム31に接触せしめら
れる。
複写用紙の先端と感光体ドラム31の接触点は、第5図
のマイクロフィルム画像64の上端S7の感光体ドラム
31上の拡大投影位置X7と一致する様に、マイクロフ
ィルム画像64の走査開始時点が、複写用紙の給送開始
時点と関係させて制御されているので、マイクロフィル
ム画像64の先端の拡大像が複写用紙からはみ出ること
はない。
まだ第6図のマイクロフィルム画像64の下端810の
感光体ドラム31上の拡大投影位置XIOも同様に、複
写用紙の後端と一致せしめられる様、マイクロフィルム
画像64が感光体ドラム31の周面の移動速度と拡大投
影倍率に関係して露光走査移動せしめられる機制御され
ているので、マイクロフィルム画像64の後端の拡大像
も複写用紙からはみ出ることはない。すなわち、これは
、マイクロフィルム画像64の露光走査終了信号が、複
写用紙45のカッター50による所定長さ切断信号発生
時点、すなわち、マイクロフィルム画像64の下端Sl
□の感光体ドラム31上の拡大投影位置がX7に達しだ
時点から、これがXIOまで移動せしめられる時間だけ
、すなわち、投影倍率に対応する感光体ドラム31上の
露光領域に対応する時間だけ、タイマー回路により遅ら
されて発せられるからである。
感光体ドラム31上のマイクロフィルム画像の拡大像と
これを転写する複写用紙とが上述の如き関係に制御され
ることから、選択された拡大複写倍率と、選択された複
写用紙によシ拡太複写可能なマイクロフィルム上の最大
画像サイズが決められる。従って、マイクロフィルム画
像の露光走査範囲、即ち露光走査開始位置と露光走査終
了位置が自動的に制御される。
本実施例における具体的な拡大複写倍率と複写用紙の選
択組合せと、これに対応するマイクロフィルム画像の原
稿サイズと撮影縮率は第1表に示す通りである。
(第1表) 拡大複写倍率と、複写用紙サイズを上表の組合せから選
択設定することによシ、当該マイクロフィルムから原寸
大複写または縮尺複写を得るに支障なき様、マイクロフ
ィルム61の露光走査開始位置と、終了位置とを′自動
的に制御することが可能でアシ本発明はこの技術をも含
むものである。
例えば、拡大複写倍率を14.5x、複写用紙サイズを
A2と選定した場合は、略原寸大の拡大複写にはA2サ
イズ原稿を撮影したマイクロフィルムが、縮尺複写には
Alサイズ原稿を撮影したマイクロフィルムおよびAO
サイズ原稿を撮影したマイクロフィルムがそれぞれ拡大
複写の対象として用いられる。
以下同様に、拡大機−写に供せられるマイクロフィルム
は、その原稿サイズと、原寸大拡大複写か縮尺複写かの
目的とにより、所要の拡大複写倍率と、複写用紙のサイ
ズをそれぞれの選択キー(図示せず)によシ設定すれば
、マイクロフィルム像の拡大画像が複写用紙からはみ出
たり、その位置がずれたりする不都合が生じない様その
露光走査開始位置と露光走査終了位置が自動的に設定制
御される。
また例えば、複写倍率選択キーの操作により複写倍率を
14.5 Kに設定し、複写用紙選択キーによシA4サ
イズを選択するときは、走査開始から終了までの範囲は
、該当する組合せに対応する駆動制御がキャリッジ11
1のレジストレーション調整装置110(第12図参照
)および走査駆動装置170(第14図参照)に与えら
れるが、この組合せにおいては、マイクロフィルムから
ほぼ原寸大の拡大複写を得る場合には、A4サイズの原
稿を撮影したマイクロフィルムが拡大複写の対象となり
、縮尺複写を得る目的の場合には、A3サイズの原稿を
撮影したマイクロフィルムが縮尺複写の対象となる。
が、同一サイズの原稿を異った撮影縮率で撮影したマイ
クロフィルムを混用する事は行われないので、A3サイ
ズの原稿を1/2□、2 で撮影したフィルムを、この
組合せにおける拡大複写の対象とじて混用する如き不都
合はないし、万一混用しても複写用紙から拡大像がはみ
出ることはない。
拡大複写倍率を14.5X、複写用紙サイズをA3と選
択した場合も、上述と同様に、はぼ原寸大の拡大複写を
得んとするときは、A3サイズの原稿を撮影したマイク
ロフィルムが、また縮尺複写を得んとするときは、A2
サイズの原稿を撮影したマイクロフィルムが、それぞれ
拡大複写の対象となる。
次に複写倍率10Kを選択した場合には、複写用紙A4
サイズの選択に対応して、A4サイズ原稿のマイクロフ
ィルムがほぼ原寸大複写の対象として、まだA3サイズ
原稿のマイクロフィルムが縮尺複写の対象として使用さ
れ、複写用紙にA3サイズを選択したときは、A2サイ
ズ原稿のマイクロフィルムが縮尺複写のために使用され
ることになる。
更に本実施例においては、前述の如く、拡大複写倍率に
20xが用意されておシ、アパーチュアカードをその長
辺方向(第1の辺の方向)が露光走査移動方向と同方向
になる様にキャリッジ111に装填可能になっているこ
とから、複写用紙に594mm巾を選択することにより
、その長さが841mrlL  に切断される様制御回
路が作動し、原稿サイズAIのマイクロフィルムからほ
ぼ原寸大の複写が、また原稿サイズAOのマイクロフィ
ルムから縮尺複写が得られる様になっている。
第11図、第12図に示す如く、キャリツ;′111に
給送されたアパーチュアカード2は、その上下方向を、
キャリッジ111の案内溝114とカード上部ガイド・
115に挾持され、左右方向をカード後端ストッパー9
2と位置決めレバー98(第11図及び第23図参照)
により挾持され位置決めされた状態でガラス圧着板93
.93αによりそのマイクロフィルム61が平面に保持
された位置から、選択された複写倍率と選択された複写
用紙サイズの組合せ(第1表参照)に対応して、マイク
ロフィルム画像64の上端TSが所定の露光走査開始点
SSまで移動せしめられる量は、あらかじめ決められて
おり、その種類は第1表の組合せでは6種類となってい
る。すなわち、 複写倍率10xに対応する複写用紙サイズA4. A3
の2種類、 複写倍率14.5 xに対応する複写用紙サイズA4.
 A3. A2の3種類、 複写倍率20Xに゛対応する複写用紙サイズA1の1種
類 で合計6種類となる。
この6稲類の移動量から、拡大複写倍率と複写用紙サイ
ズの組合せ選択の信号による該当の移動量だけ後述のレ
ジストレーション調整装置(第12図)により、キャリ
ッジ111を矢印UP方向に移動せしめることにより、
マイクロフィルム画像64を感光体ドラム31の所定の
位置に拡大投影するのに支障ない様準備される。
また、拡大複写倍率20Xを選択したときも、上述の所
定の移動量だけ、露光開始前にアパーチーアカード2を
移動せしむるに支障のない位置にキャリッジ111の基
準位置が決められており、そのレジストレーション調整
装置(第12図)による移動の態様は、他の拡大複写倍
率の場合と同様であり、詳細説明は省略する。
レジストレーション調整装置110 第12図は本実施例におけるレジストレーション調整装
置を示していて、キャリッジ1110基準位置決め装置
116とキャリッジ111の移動装置130とこれらを
制御する装置からなっている。
キャリッジ移動装置130 キャリッジ111は案内棒112,113に案内され矢
印UPおよびDN方向に摺動移動可能に装着されている
。キャリッジ111の端部111bには、めねじを形成
された押し上げ部材132の一端132bが当接し、押
し上げ部材132のめねじは、案内棒112に対して回
動可能で−って、軸方向には不動に嵌装されたおねじ1
31に螺合されている。押し上げ部材132の一端には
、腕132αが形成され、この腕132αに形成された
切欠き穴132cは、固定部材122に固定された支軸
133に嵌合して、押し上げ部材132が、おねじ13
1の回動に従って矢印UP・DN方向には移動するも、
案内棒112の廻りの回動を妨げている。押し上げ部材
132は、パルスモータ−136により、モーター軸に
ねじ止めされた歯車135にかみ合い、おねじ131の
下端部に形成された歯車134を介して、おねじ131
の回動に従って矢印UP −DN方向に移動されるので
、キャリッジ111も矢印UP −DN方向に移動する
基準位置決め装置116 キャリッジ111の一端111αに当接する当接子11
7は、電気的不導体で形成され、導電体で形成された摺
動棒118の一端118αに導電性ワッシャー118d
を挾んで螺着固定されている。摺動棒118は、不導電
性の摺動案内筒123に挿通され、矢印UP・DN方向
に摺動可能に設けられておシ、導電性ワッシャー118
dと、導電性接続子119との間に嵌装された導電性バ
ネ127によシ、矢印UP方向に常時付勢され、矢印U
P方向の移動は、摺動棒118に嵌着された止め輪11
8Cが摺動棒案内筒123に当接することによシ制止さ
れる。摺動棒118と接続子119は、常に電気的に接
続されている。摺動案内筒123は、保持筒125に挿
通され、めねじが形成された押え]!J1124により
保持筒125に嵌着固定されている。
摺動棒118のDN方向の移動は、保持筒125の一端
に嵌装された不導電性の絶縁筒129を、絶縁ワラツヤ
−129α、導電性ナツト120Cにより保持筒125
に電気的に絶縁されて装着された導電性接点棒120の
一端120αに摺動棒118の一端118bが当接する
ことによシ制止される。導電性の接点棒120の一端1
20hには導電性ナツト120Cと、導電性ナラ) 1
20dとの間に導電性接続子121が導電性バネ128
の伸長力により嵌装保持され、接続子121は、接点棒
120と常に電気的に接続されている。保持筒125は
、固定部材122に螺合され、保持筒125の回転によ
りその位置が矢印UP −DN方向に微調節可能であり
、微調節後はロンクナット126によりその位置が固定
される。接点棒120に当接状態の摺動棒118にその
一端111αが当接して位置決めされたキャリッジ11
1の位置が、キャリッジ111の基準位置となる。
第12図において、コピースタートスイッチ561(第
1図参照)の操作により、アパーチーアカーt” 2が
基準位置に位置決めされたキャリッジ111に給送され
、案内溝114とカード上部ガイド115およびカード
後端ストッパー92と位置決めレバー98により、キャ
リッジ111の所定の位置に位置決めされると、アパー
チュアカード2の先端部の通過による第3検知素子97
0発生する信号によシ遅延回路を介してガラス圧着板9
3がバネ142(第13図)の付勢によシ回動移動して
マイクロフィルム61を平面に圧着保持した後、位置決
めレバー98が、ルノイド99への付勢によシ時計方向
に回動しく第11図)アパーチュアカード2の抑圧を解
除する。
位置決めレバー98の抑圧解除信号と同期して、マイク
ロフィルム画像64の上端TSを、露光走査開始位置S
Sに移動せしめるため、キャリッジ111を矢印UP方
向に移動させるだめの信号が、パルスモータ−136の
駆動制御回路に加えられる。
マイクロフィルム画像の上端TSと露光走査開始位置S
Sとの距離は、前述の如く、選択された拡大複写倍率と
、選択された複写用紙サイズとの組合せによシ、あらか
じめ決められた値であり、この値に対応するキャリッジ
111の移動量をパルスモータ−136に加えるパルス
数に変換し、それぞれの組合せに対応したパルス数が基
準パルス数として制御回路に設定されている。所定の駆
動パルスカハルスモーター136に印加されキャリッジ
111が矢印UP方向に移動する様、歯車135. 1
34を介して、おねじ131が回動し、押上げ部材13
2が矢印UP方向に移動することによりこれに当接する
キャリッジ111も矢印UP方向に移動せしめられる。
キャリッジ111のUP方向への移動にともないこれに
当接している摺動棒118は、バネ127の付勢により
UP方向に移動する。摺動棒118のUP方向への移動
により、その一端118bと接点棒の一端120αが離
間し、接続子119と121とは電気的に不侵通状態即
ちスイッチSWIがOFF状態となる。スイッチSWI
のOFF信号の発生時点を、パルスモータ−136に印
加する、所定の基準パルス数の計数開始時点とすること
により、制御装置の比較回路によシ、キャリッジ111
を基準位置から所定の露光走査開始位置まで移動させる
ことができる。この位置においては、マイクロフィルム
画像64の上端TSは露光走査開始位置SSに達してい
る。
キャリッジ111を所定の走査開始位置まで移動せしむ
るためのパルスモータ−136への駆動ノ(ルスの印加
が終了した信号により、選択された複写用紙の給送を開
始する信号が発せられ、この信号から所定の遅延回路を
介して露光走査開始の信号が発せられる。
露光走査移動 第15図に示す如く、主駆動モーター305により、ス
プロケット304.チェ/303 、スプロケット30
2を介して、回転駆動されるドラム軸301にねじ止め
された変速駆動プーリー306.307.308により
、それぞれベルト309.310.311を介して、選
択された拡大複写倍率に対応する速さで回転駆動される
変速プーリー312.316.314の回転は、電磁ク
ラッチ313または同317またはワンウェイクラッチ
315が選択された拡大複写倍率に対応して作動するこ
とにより、変速被動軸318を回転させる。
ドラム軸301の回動により変速被動軸318は、ワン
ウェイクラッチ315の保合により拡大複写倍率中の最
高倍率に対しする速さで回転駆動さオtておシ、電磁ク
ラッチ313が付勢されるときは、拡大複写倍率中の最
低倍率に対応する速さで、まだ、電磁クラッチ317が
付勢されるときは、拡大複写倍率中の前記倍率以外の倍
率に対応する速さでそれぞれ回転駆動される。
本実施例において、変速被動軸318は、ワンウェイク
ラッチ315の保合により回転駆動されるときは、拡大
複写倍率20xに、電磁クラッチ317の付勢により回
動されるときは、複写倍率14.5xに、電磁クラッチ
313によυ回動されるときは、複写倍率10xにそれ
ぞれ対応した速さで回動される様になっている。選択さ
れた拡大複写倍率に対しE、した速さで回転する変速被
動軸318にねじ止めさオtたプーリー319は、ベル
ト320を介してブーI)−321を回転させる。電磁
フランチ322の作動によりプーリー321と一体的に
回転するキャリッジ駆動軸182には、ブー17−17
1がねじ止めされている。第14図に示す如く、ブーI
J −171の外周には、スチールベルト172の一端
が巻回されて、その端部175がグー+7−171の片
側にねじ止めされ、他端176は、UP −DN方向に
移動調節可能に取付けられた軸178αによシ、回動自
在に支承された案内ローラー178を半回してキャリッ
ジ111の側面111dにねじ止めされている。ブー1
j−171の他の側には、スチールベルト174の一端
がプーリー171の外周に巻回されて、その端部173
がねじ止めされている。
スチールベルト174の他端177は、固定部材に設け
られだ軸179αによシ回動自在に支承された案内ロー
ラー179を半回してキャリッジ111の側面l1le
にねじ止めされている。スチールベル) 172゜17
4は、一定の張力を保つ様に軸178αの位置がUP 
−DN方向に移動調節されて固定部材に取付けられてい
る。
前述の如く、キャリッジ111に給送位置決めされ、レ
ジストレーション調整装置(第12図)により、アパー
チュアカード2が所定の露光開始位置に位置決めされた
信号により、選択された例えば複写用紙43(第2図参
照)を給送開始する信号から遅延口−路を介して発せら
れる走査開始信号により、キャリッジ111の走査移動
が開始され、同時にロータリーソレノイド100(第1
1図参照)の付勢によりシャッター19が回動して、投
影光束22の遮蔽を解除する。
例えば、拡大複写倍率に14.5 x を選択した時は
、電磁クラッチ317と同322が付勢されて、プーリ
ー171が倍率14.5xに対応した速さで第14図の
矢印方向即ち反時計方向に回動する。ブーIJ−171
にその端部175をねじ止めされたスチールベルト17
2は、プーリー171の反時計方向の回動により、その
外周に巻きつけられ、キャリッジ111をUP方向に所
定の速度で移動せしめてマイクロフィルム画像64を露
光走査移動させる。スチールベルト174は、グーIJ
−171の反時計方向への回動によシスチールペル) 
172の移動速度と等しい速さでキャリッジ111のU
P方向の移動と共に移動する。
選択された複写用紙が前述の如く、給紙装置42により
給送され、その先端が検知素子51(第2図参照)を通
過する信号によシ、その先端からの給送長さの計数が開
始され所定の計数値に達したときカッター50の作動に
よシ複写用紙が選択されたサイズの所定の長さに切断さ
れるが、カッター50の作動信号から遅延回路を介して
キャリッジ111の走査移動を終了させる信号が発せら
れ、この信号によシ、電磁クラッチ317と同322が
減勢され、キャリッジ111は自重または図示しないバ
ネの付勢により矢印DN方向に移動する。またキャリッ
ジ111の走査移動終了信号と同期して、ロータリーソ
レノイド100が減勢されシャッター19が閉止態位と
なり、同時に照明装置4の光源ランプ5(第2図参照)
も消灯する。また、この走査移動終了信号により、ソレ
ノイド141 、 153およびエジェクトモーター3
44が付勢されて、当該アパーチュアカードがキャリッ
ジ111からカードスタッカー162に排出されるがこ
の態様は詳しく後述する。
キャリッジ111の走査移動終了信号によシ、第12図
に示す移動装置130のおねじ131が押し上げ部材1
32をDN方向に移動せしむる向きに回動する様、パル
スモータ−136に駆動ノくシスが印加され、押し上げ
部材132が走査終了後DN方向に移動してきたキャリ
ッジ111と一端132hにて当接した状態で矢印DN
方向に移動する。キャリッジ111のDN方向への移動
により、基準位置決め装置116の摺動棒118は、そ
の一端に螺着され九当接子117のキャリッジ111の
一端111αとの当接により、DN方向にバネ127に
抗して移動せしめられ、摺動棒の一端118Aが接点棒
の一端120αに当接することにより、スイッチSWI
がON状態になる。スイッチSWIのON信号により、
ノ(シスモーター136へ−の駆動パルス印加が停止さ
れ、押し上げ部材132は、DN方向への移動が制御さ
れ、キャリッジ111は、接点棒120とこれに当接す
る摺動棒118及び当接子117を介してその位置が基
準位置に位置決めされる。
この基準位置においては、カードホツノ:−82(第1
1図)に後続のアパーチュアカード2a、 2hがちり
、これが順次継続して給送される様選択制御されている
ときは、第13図のソレノイド141は、付勢されたま
\で、ガラス圧着板93はアパーチュアカード給送を妨
げない位置に回避した状態であり、また、ソレノイド9
9は、減勢され、カード位置決めレバー98はバネ98
αの付勢によシ復帰しており、前述の如く後続のアパー
チュアカード2αは、スイッチSWI (第12図参照
)のON作動によるキャリッジ111の基準位置復帰の
信号により、給送を開始され、キャリッジ111に位置
決めされた後、ソレノイド141が減勢され、ガラス圧
着板93.93αによりマイクロフィルム61が圧着保
持されると、再びレジストレーション調整作動以降の作
動が順次くり返される。
カードホッパー82に後続アパーチュアカード2α、 
2bがないことを第5検知素子84が検知した後は、そ
の検知信号とスイッチSWIによるキャリッジ111の
基準位置復帰の信号とにより、制御回路がソレノイド1
41を減勢し、ガラス圧着板93がバネ142の付勢に
より閉止状態に戻る。
復帰制御 走査移動を終了した位置にあるキャリッジ111は、露
光走査方向(UP方向)への移動駆動が断たれ、第12
図の矢印DN方向に自重または図示しヤいないバネの付
勢により急速に移動することによシ、移動装置130の
押し上げ部材132の一端132bに激突して機械的な
不都合が生じることを防止するため、キャリッジ111
の復帰移動制御装置の作動によりその移動速度が低速に
制御される様になっている。
即ち、キャリッジ111のDN方向への移動により第1
4図に示すプーリー171およびキャリッジ駆動軸18
2が時計方向に回動され、第15図に示す如く、キャリ
ッジ駆動軸182の一端はワンウェイクラッチ328を
介してグーIJ −327に係合するので、キャリッジ
駆動軸182の時計方向の回動(第14図において)は
、プーリー 327を回動させる様働くが、プーリー3
27は、これより径の小さいプーリー343をベルト3
42を介して回動させる様に働く。
上記プーリー343は、減速ギアヘッド345を介して
エジェクタモーター344により回動駆動されているが
、その回転速度は、キャリッジ駆動軸182がキャリッ
ジ111のDN方向への移動によυ回動されることによ
る回動よりはるかに遅いので、キャリッジ駆動軸182
°、ブー!J −171の時計方向の回動け、プーリー
 343の回転速度により制御され、一定の速度以上に
加速されることがない。従って、キャリッジ111のD
N方向の移動も、キャリッジ111が押し上げ部材13
2に激突しない程度に制御される。
カード排出装置163 第13図において、キャリッジ111が走査移動終了位
置に達するまでに、カード上部ガイド115は、その一
端115Aが固定ピン143と当接することにより軸1
15αの廻シに時計方向に回動せしめられ、アパーチュ
アカード2を押圧する作用が解かれ、更にアパーチュア
カード2のUP方向への移動路から退避する状態となる
キャリッジ111のUP方向への走査移動終了位置によ
り、キャリッジ111の一端に装着されたソレノイド1
41は、ホルダー93bを反時計方向に回動し、ガラス
圧着板93と93αの圧接を解除する様付勢され、同時
にエジェクタモーター344(第15図参照)が回動付
勢されて、減速ギアヘッド345に装着されたプーリー
343、ベルト342、プーリー327、ベルト329
、プーリー330 、331 、ベルト332、および
プーリー333 、 335を介し軸334および軸3
36に、それぞれ装着されたローラー150および15
4が、第13図に示す矢印方向に回動せしめられ、また
同時に、ローラー150と、ピンチローラ−151の間
にその上端を進入させられたアパーチュアカード2をロ
ーラー150に押圧する如くピンチローラ−151を軸
151αの廻りに反時計方向に回動せしむる様にソレノ
イド153が付勢され、バネ153αを介して、バネ1
52αに抗してピンチローラ−151を付勢する。ロー
ラー150とピンチローラ−151により矢印UP方向
に移動せしめられたアパーチュアカード2は、ローラー
154とこれにバネ152によシ軸151αの廻シに時
計方向に回動付勢されて当接するピンチローラ−155
とにより更に移動せしめられ、固定案内板156と可動
案内板159との間にEX1方向に進入せしめられ、そ
の先端は第4検知素子157を通過し、更に進んでスト
ッパー158に貼付された緩衝部材158αに当接する
位置まで移動せしめられたとき、アパーチュアーカード
2の下端2eは、ピンチローラ−155の外周面に接触
した状態にある。
ピンチローラ−155の外周面には、その母線方向に細
かい溝が形成され、アパーチュアカードの下端2eは、
ピンチローラ−155の外周面に沿ってEX2方向に案
内されながら、ピンチローラ−155に当接するピンチ
ローラ−160と、ローラー154により付勢当接せし
められて矢印方向(反時計方向)に回転するピンチロー
ラ−155とによp EX2方向に排出移動せしめられ
、カードスタッカー162に排出堆積される。
アパーチュアカード2Q上端部の通過により第4検知素
子157に生じた信号は、遅延回路を介してエジェクタ
ーモーター344(第15図)およびソレノイド153
への通電を断ち、ピンチローラ−151をバネ152c
Lの付勢によりローラー150から離間する。
本拡大複写装置においては、図示されないメインスイッ
チがONされた時、イニシャルクリアー信号により、一
定時間エジェクターモーター344(第15図)とソレ
ノイド153(第13図)が付勢され°ることによシ、
ローラー150とピンチローラ−151の間またはロー
ラー154トビ、ンチローラー155との間または固定
ガイド板156と可動ガイド板159との間またはピン
チローラ−155とピンチローラ−160との間の残置
アパーチュアカードを排出する様になっており、このイ
ニシャルクリアー信号による残置カード排出作動後も尚
、残置カードが排出されずに第4検知素子157を遮る
位置にアパーチュアカードが残存する場合は、検知素子
1570発する信号により、排出異常の信号が発せられ
、これを表示警告する様になっている。
また、この残置カードの取り出しを便ならしめるため、
可動ガイド板159は、支軸161に支承されて回動可
能になっている。
また、走査移動終了後アパーチュアカード2がキャリッ
ジ111から排出されるとき、レジストレーション調整
作動の直前にアパーチュアカード2の押圧を解除してい
たカード位置決めレバー98°は、付勢されていたツレ
°ノイド99が走査終了信号により減勢されるので、バ
ネ98αの付勢により、第11図の反時計方向に回動し
所定の位置に復帰する。
リピートモード 本拡大複写装置は、キャリッジ111に装填位置決めさ
れた各々のアパーチュアカードから複数枚の拡大複写が
得られる様複写枚数を設定する置数キー(図示せず)を
有し、設定された所要枚数の複写が自動的に行なわれる
様になっている。
即ち前述の如く、キャリッジ111に保持位置決めされ
たアパーチュアカード2上のマイクロフィルムから複数
枚の拡大複写を得る場合には、第12図において、アパ
ーチュアカード2を保持し、UP方向に走査移動したキ
ャリッジ111が走査終了信号によシDN方向にその移
動速度を制御されながう移動し、レジストル−ジョン調
整のためUP方向に移動して停止している押し上げ部材
132の一端132Aに当接する位置に達した時、キャ
リッジ111の一端にねじ止めされた抑圧片111Cに
より押し上げ部材132の支腕132dに取付けられた
マイクロスイッチSW2が作動し、この信号により、次
の複写のための複写用紙の給送開始信号が発せられ、こ
の給送開始信号から遅延回路を介してキャリッジ111
のUP方向への走査移動開始信号が発せられ、キャリッ
ジ111はその保持するアパーチュアカード2のUP方
向に走査移動させる。
これと同時にンヤツター19(第2図、第11図)も投
影光束から退避するようにロータリーソレノイド100
が付勢される。キャリッジ111は、走査終了信号によ
り再び上述の如(DN方向に移動せしめられ、同時にソ
レノイド100が減勢されてンヤツター19は投影光束
を遮る位置に復帰する。
上述の複数枚複写の一連の作動は、置数キーにより設定
された複写枚数と当該複写のために供給された複写用紙
を切断するだめに作動されだカッター50(第2図)の
作動回数とが比較回路を介して比較され、その数値が一
致したとき、所要枚数の複写のだめのキャリッジ111
の走査移動開始信号と複写用紙の給送開始信号とが断た
れ、アパーチーアカード2は、前述の如く、カード排出
装置163の作動によシカ−トスタッカ−162に排出
され、キャリッジ111は基準位置に復帰する。また、
レジストレーション調整作動信号と同期して点灯された
光源ランプ5(第2図、第11図)は、複数枚数の複写
動作中点灯を続け、所定枚数のだめのキャリッジ111
の走査移動終了信号と同時に消灯する。
キャリッジオーバーラン防止 前述の如く、キャリッジ111が露光走査開始信号によ
り第14図の矢印UP方向に移動せしめられ、カッター
50の作動信号から遅延回路を介して発生せられるキャ
刃ツジ111の走査移動終了信号により、キャリッジ1
11がその走査移動を終了する時、第14図に示すグー
!j−171にネジ止めされだ押圧片181は、リミッ
トスイッチ180を未だ作動せしめない位置までしか回
動しない様になっている。
しかし何らかの理由、例えば上述の走査移動終了信号が
発せられない事態の発生あるいは其の他の電気的機械的
トラブルにより正常の制御が不能になったとき、装置の
破損防止と安全のため本装置には、キャリッジ111の
UP方向への過剰移動を制御する様考慮されている。
即°ちブー!J−171が、上述の所定の回動移動を越
えて回動せしめられて、ブーIJ−171にネジ止めさ
れた抑圧片181がリミットスイッチ180 (第14
・図)を作動せしめるときは、制御回路により電磁クラ
ッチ313または317および322(第15図参照)
が減勢されると同時にエジェクターモーター344、ソ
レノイド153およびソレノイド141(第13図)が
付勢され、アパーチーアカード2は開離したガラス圧着
板93.93αからカード排出装置163によりキャリ
ッジ111からカードスタンカー162に排出され、キ
ャリッジ111も基準位置までDN方向に移動する。
またもし、抑圧片181の押圧にかかわらずリミットス
イッチ180が万一作動しない時には、リミットスイッ
チ180α(第14図)が更に抑圧片181により作動
せしめられ、上述の電磁クラッチ322を直接減勢せし
めることにより、キャリッジ111の過剰移動による装
置の損傷を未然に防止する様になっている。
投影倍率変換装置200 第16図は、本実施例における変倍拡大複写に用いられ
る投影倍率変換装置200の正面図を示し、第17図は
、第16図を矢印方向に見た平断面図を示している。
第16図および第17図において、タレット板11には
、右側に拡大複写倍率10X用の投影レンズ9が、中央
部に14.5x用の投影レンズ8が、左側に20x用の
投影レンズ10が支持腕227.228に固定された支
軸226の中心から等距離の位置に、それぞれ放射状に
配置されねじ込みマウントで螺着されている。
タレット板11は、支軸226に対し、回動・摺動可能
に嵌装支持された管軸218が、その回動中心部に形成
され、投影光軸方向については、抑圧バネ223の付勢
により管軸の端部に形成されたフランジ220に設けら
れたねじ穴に螺装された合焦ねじ221が係止コロ22
2の外周に当接することにより位置決めされ、回動方向
については、拡大複写倍率14.5Xのときは偏心軸2
53により回動自在に支承された抑圧レバー255の一
端に軸252に上り回動自在に支承されだコロ251が
バネ257の付勢によりタレット板11の外周部に設け
られたV形溝241に係合することにより位置決めされ
、拡大複写倍率10xのときは、第25図に示すごとく
v形溝243の斜面243αがコロ251と当接しタレ
ット板11が反時計方向に回動付勢されるに対し、タレ
ット板11の一端部の当接面244が固定部材122に
ねじ止めされた係止ブロック246の突出部246αに
螺装された位置決めねじ247に当接することによりそ
の位置が保持される。
拡大複写倍率が20xのときは、第26図に示すごとく
、v形溝242の斜面242αがコロ251と当接し、
タレット板11が時計方向に回動付勢されるに対し、タ
レット板11の他端部の当接面245が係止ブロノりの
突出部246αに螺装された位置決めねじ249に当接
することによシ位置決めされ、各々の拡大倍率に選択位
置決めされたときは、当該拡大投影レンズの光軸中心は
所定の光路中心と一致せしめられる。
複数の拡大投影レンズの変換装置の作動様態を第16図
、第17図、第25図、第26図を参癲して説明する。
第16図に示す如く、倍率14.5に時の状態から、拡
大複写倍率選択キーの操作にょシ拡大倍率が10′Cに
選定されると、変速機202の出力軸203が反時計方
向に回動する機駆動モーター201が付勢される。出力
軸203の回動け、この軸にねじ止めされた歯車204
により歯車205を時計方向に回動せしめる。駆動モー
ター201の回動方向の指令は、タレット板11の管軸
218に形成された歯車219とかみ合い、軸213に
ねじ止めされた歯車212とねじ止めにより軸213と
共に1体的に回動する位置信号カム214および215
と、これに対応するマイクロスイッチ216および21
7の作動状態により、タレット板11の現状の態位をマ
イクロスインチ216 、217の作動、状態で制御回
路に信号として印゛加されているので、選択された拡大
倍率選定信号との比較により、時計方向または反時計方
向の区別が自動的になされる様になっている。第17図
に示す如く、歯車205の回動け、電磁クラッチ207
への付勢にょシ、軸206に伝達され、この軸に−ねじ
止めされた歯車208と軸211に支承された歯車21
0を介して、軸213にねじ止めされた歯車212が回
動し、これとかみ合う歯車219が反時計方向(第16
図)に回動せしめられ、タレット板11は、その外周の
V形溝241に係合しているコロ251をその溝から押
し出す如く押圧レバー255を軸253の回シに第16
図において時計方向に1−動せしめ、抑圧レバーの一端
255hが破線で示す態位となって、マイクロスインチ
256を作動せしめた状態となり、更にV形溝243に
コロ251が係合する第25図に示す態位では、押圧レ
バー255がバネ257の付勢によシ回動し、タレット
板11の当接面244が位置決めねじ247に当接する
状態でコロ251がV形溝243の斜面243αに当接
してタレット板11を反時計方向に回動せしむる様働く
ので、タレット板11はその回動方向について位置決め
される。またコロ251のV形溝243への突入により
、押圧レバーの一端255bによるマイクロスイッチ2
56の作動が解かれ、このOFF信号により、電磁クラ
ッチ207および駆動モーター201が減勢されタレッ
ト板11の回動駆動が断たれる。
この状態においては、第25図に示す如く、位置信号カ
ム214がマイクロスイッチ216をONに作動せしめ
た態位となり、タレット板11が拡大倍率10Xの位置
に変位している信号を制御回路に送る。
バネ257の付勢と、コロ251の斜面243αへの当
接によシ、反時計方向に回動付勢されているタレット板
11は、その当接面244に当接する位置決めねじ24
7の進退により、投影し/ズ9の光軸が所定の光路中心
と一致する機微調整され、位置決めねじ247は止めね
じ248でロックされる。
次に、タレット板11が拡大倍率10xの位置から14
.5xの位置に戻る態様を説明する。
拡大複写倍率選択キーの操作により拡大倍率が(4,5
xに選定せしめられると、タレット板11を時計方向に
回動せしむる機駆動モーター201.電磁クラッチ20
7が付勢される。この場合も、駆動モーター201の回
動方向の指令は、前述の如く、マイクロスイッチ216
 、217の作動状態(この場合はマイクロスイッチ2
16がON、同217がOFF )の信号により自動的
に制御される。タレット板11の時計方向への回動によ
り、コロ251はV形溝243から押し出され、抑圧レ
バー255が時計方向に回動し、その一端255hがマ
イクロスイッチ256をONに作動せしめ、タレット板
11の■形溝241にコロ251がバネ257の付勢に
より係合する状態で、抑圧レバーの一端255bによる
マイクロスイッチ256作動がOFFとなり、駆動モー
ター201.電磁クラッチ207が減勢される。この状
態において、コロ251は、V形溝241の左右の斜面
にその外周が当接し、タレット板11をその回動方向に
おいて、位置決めしている(第16図参照)。
第27図において、コロ251の支軸252を支承する
押圧レバー255は、その他端部において、支柱122
b、 122cに固定された不動部材122αに回動可
能に嵌装された偏心軸253に対し偏心して形成された
支軸253Cに回動可能に装着され、不動部材122G
に螺着されたピン258にその一端を支持され、他端を
抑圧レバーの一端255αに係合するノ(ネ257によ
り反時計方向に回動付勢されている(第16図参照)。
偏心軸253を段軸2538を軸として回動せしむるこ
とによシ、押圧レバー255の回動中心が支軸253C
の段軸253αに対する偏心量の2倍の量を矢印RL力
方向移動せしめられるので、投影レンズ苧の光軸を所定
の光路中心に一致せしむる様タレット板11が回動微調
整され、支軸253Cの基部に形成されたおねじ253
hに螺合するナツト254で、偏心軸253を不動部材
122αに締結することにより支軸253Cの位置が固
定される。
第16図に示す状態においては、前述の如く、位置信号
カム214.215は、マイクロスイッチ216゜21
7をOFF状態に作動せしめており、制御回路には、タ
レット板11が投影倍率14.5xの位置にきる旨の信
号を与えている。
次に、第16図に示す拡大倍率14.5xから20xに
変換する場合のタレット板11の回動の態様を説明する
拡大複写倍率20Xの選択キー(図示せず)が操作され
ると、タレット板11が時計方向に回動する機駆動モー
ター201、電磁クラッチ207が付勢される。駆動モ
ーター2010回動方向は、前述の如く、マイクロスイ
ッチ216 、217の作動状態(この場合はマイクロ
スイッチ216,217ともにOFF )の信号と、拡
大倍率選択キー542の指令信号とにより自動的に制御
される。
タレット板11の時計方向への回動によりコロ251が
タレット板11の外周11αに当接し、更にV形溝24
2に係合する一第26図に示す態位のときタレット板1
1の当接面245が位置決めねじ249に当接し、また
、コロ251が■形溝242の斜面242αに当接して
タレット板11を時計方向に回動せしむる様働くことに
よシ、タレット板11が位置決めされる。
コロ251のV形溝への突入により抑圧レバーの一端2
55hは、マイクロスイッチ256をOFF状態に作動
せしめ、このOFF信号により駆動モーター201電磁
クラツチ207が減勢されタレット板11の回動駆動は
断たれる。この状態においては、第26図に示すごとく
、位置信号カム215がマイクロスイッチ217をON
に作動せしめた態位となり、タレット板11が拡大倍率
20xの位置に変位している信号を制御回路に送る。
バネ257の付勢とコロ251の斜面242αへの当接
により、時計方向に回動付勢されているタレット板11
は、その当接面245に当接する位置決めねじ249の
進退によシ、投影レンズlOの光軸が所定の光路中心と
一致する様その回動方向に微調整され、位置決めねじ2
49は止めねじ250でロックされる。
次に、タレット板11が拡大倍率20xから10xへの
回動の様態を説明する。
拡大倍率10xの選択キーが操作されると、位置信号用
のマイクロスイッチ216 、217の作動状態(この
場合はマイクロスイッチ216がOFF 、同217が
ON)の信号と、選択拡大倍率の指令信号とによシ、駆
動モーター201は、所定の方向に回動し、同時に電磁
クラッチ207も付勢されタレット板11は、第26図
において反時計方向に回動せしめられる。コロ251が
V形溝241に一旦突入し、押圧レバー255の反時計
方向へ回動により、マイクロスイッチ256が一時OF
Fの状態になるが、この時点では位置信号用マイクロス
イッチ216.217がともにOFFの状態であるだめ
、制御回路により駆動モーター201.電磁クラッチ2
07の減勢信号は発せられず、タレット板11は更に反
時計方向に回動せしめられ、位置信号カム214がマイ
クロスイッチ216をONに作動せしめた状態で、コロ
251がV形溝243に突入し、マイクロスイッチ25
6がOFFの状態に作動せしめられた時点で、駆動モー
ター201.電磁クラッチ207が減勢され、タレット
板11は前述の如く、第25図に示すように、コロ25
1の斜面243αへの当接による作用と、当接面244
の位置決めねじ247への当接により所定の位置に位置
決めされる。
タレット板11が拡大倍率10xから20xへ回動位置
決めされる様態は、前述と同様の作動によシ位置決め制
御されるので詳細説明は省略する。
合焦装置 タレット板11は、その回動方向において前述の如く選
択された各拡大複写倍率に対応して、自動的に位置決め
されるが、投影レンズの光軸方向においての位置決めも
あらかじめ微調整して設定した位置に、それぞれの拡大
倍率に対応して自動的に位置決めされる。
第16図、第17図において、管軸218の端部に形成
された7ランジ220には、タレット板11を各拡大倍
率に変換回動せしめたとき、係止コロ222とそれぞれ
対応する位置に合焦ねじ221 、259 。
260が螺装され、それぞれが拡大倍率14.5 Xの
とき、10xのとき、20にのときに、係止コロ222
の外周面一対し、コロ軸229の中心軸と回動支軸22
6の中心軸を含む平面の近傍において当接することと、
回動支軸226に嵌装され、その一端をワツ/ヤー22
4を介して支持腕228に当接し、他端をワッシャー2
25を介して7ランジ220に当接して、管軸218を
矢印方向(第17図)に押圧する押圧バネ223の付勢
とにより、タレット板11が光軸方向においてそれぞれ
の拡大倍率ごとに所定の位置に位置決めされ、各投影レ
ンズについての合焦が自動的に行われる。また、合焦ね
し221.259゜260は、そ、の位置があらかじめ
調整され、止めねじでロックされることは説明するまで
もない。
また、前述の如く、タレット板11が偏心軸253およ
び位置決めねじ247 、249の機能によりその回動
方向の位置が微調整されるが、合焦ネジ221゜259
、260の係止コロ222への当接面が合焦ネジの中心
軸に直角な平面に形成されていることから、タレット板
11の回動方向への微調整移動によるタレット板11の
光軸方向においての変位はなく、合焦位置がずれること
はない。
膜面切換装置 マイクロフィルムからの拡大複写に供せられるマイクロ
フィルムには、原稿をマイクロフィルムカメラで直接撮
影して得られる、所謂マスターフィルムと、マスターフ
ィルムをジアゾフイルノ・に密着プリントして得られる
、所謂デー−ブフィルムとがあり、いづれの型式も拡大
複写に用いられる。
シカし、マスターフィルムとデユープフィルムとでは、
マイクロフィルム像が正しい向きに目視できる状態で、
その感光剤面が逆になっておシ、一方は感光剤支持ベー
スの向う側であシ、他方は手前側になっている。
また、感光剤支持ベースの厚さも約0.14mmあるこ
とから、投影レンズの合焦位置を一方のマイクロフィル
ムに合せた状態では、他方のマイクロフィルム像につい
てのピントが合わず拡大投影像の解像度の低下をまぬが
れない。
本実施例においては、か\る不都合を解消し、いずれの
型式のマイクロフィルムからも高解像の拡大複写が得ら
れる様用いられるマイクロフィルムの感光剤の表裏に対
応して拡大投影レンズの位置を変位させる膜面切換装置
も含んでいる。
即ち、第16図、第17図において、投影レンズ8、9
.10の圧着ガラス板93,93αに保持されたマイク
ロフィルム61に対する合焦位置が、合焦ネジ221.
259.260がそれぞれ係止コロ222の外周面に当
接することにより保たれることは前述の通シである。
一方、係止コロ222を支承するコロ軸229は、固定
部材122に固定された支持ブロック236の一側に設
けられだ長穴237を貫通し、その端部229αで摺動
軸230に螺着されている。摺動軸230は、支持ブロ
ック236に設け(れた、タレント支軸226と平行な
穴238 、239に、摺動可能に嵌装され、一端を支
持ブロック236の壁面に当接し、他端を摺動軸230
に嵌着された止め輪232に当接するバネ231の付勢
により常時矢印P方向に摺動付勢されている。
従って、コロ軸229は、摺動軸230と一体的に投影
レンズの光軸方向(は移動可能なるも、摺動軸230の
mbの回動は阻止されている。バネ231の付勢による
摺動軸230、コロ軸229の矢印P方向への移動は、
コロ軸229の外周がカム軸233に当接することによ
り阻止され、その位置が保たれている。カム軸233は
、支持ブロック236に設けられた摺動軸230および
コロ軸229を含む平面に直交する2ツの穴234.2
35に回動可能に嵌装されており、コロ軸229と当接
する位置に、円筒状面233αとこの円筒状面より陥没
した平面233bを有し、円筒状面よシの陥没量が前述
の感光剤面の表裏の差による投影レンズの変位量に等し
くなっている。
また、カム軸233の一端233cには、カム軸233
を回動させて、コロ軸229との当接面を円筒状面23
3aとするか或は陥没平面233hとするかをi択操作
するだめのレバー233dが螺着されている。
本実施例においては、第17図の如くカム軸233の円
筒状面がコロ軸229に当接した状態で投影レンズ8.
9.10が位置決めされているときは、マイクロフィル
ムの感光剤面は、投影レンズ側にあシ、カム軸233を
矢印方向に回動して、陥没平面233bがコロ軸229
に当接した状態で投影レンズが位置決めされるときは、
マイクロフィルムの感光剤面が照明装置4側にある様に
選択するとき、いずれのマイクロフィルムからも高解像
の拡大複写が得られる様になっている。
また、レバー233dの手操作による揺動切換にかえて
、揺動切換作動を、ソレノイドなどを用いて電動化する
ことも可能であり、また、アパーチーアカード2に施さ
れた感光剤面の表裏を表すマークの検出信号により、こ
れを自動的に行わしめることも容易である。
照明装置移動装置400゜ 一般に複数の拡大倍率を有するエンラージプリンターに
おいては、低倍率と高倍率との差が大きい場合、低倍率
時と高倍率時とで照明装置による照明光束の集光位置を
投影レンズに対応して変位調節することが望ましい。
本実施例においては、第18図に示す如く、前述の拡大
複写倍率の変換作動に連動して、照明装置4からの照明
光束の集光位置を自動的に変位せしめる様になっている
。以下第16図、第17図、第18図を参照してその詳
細を説明する。
第16図に示す如く、投影倍率14.5xのときは、シ
フトカム209の外周は、フォロアーコロ401 K当
接してない態位にあシ、また、投影倍率loxのときも
、シフトカム209の外周は、フォロアーコロ401よ
りも更に離間する方向に回動した態位になる。この時の
照明装置4からの照明光束の集光位置は、Hl(第18
図)であり、この位置においては、投影倍率14.5x
、 10Xともに所要の照明機能が満足される。
投影倍率20にのときは、シフトカム209が第16図
に示す位置から軸206の反時計方向の回動により、シ
フトカム209の膨出部209αがフォロアーコロ40
1を軸403(第18図)の廻シに回動させ、鎖線で示
す位置に変位させることにより後述のリンク装置、を介
して、照明装置4からの照明光束の集光位置はHlに変
位せしめられ、所要の照明機能が満足される。
第18図において、不動部材の一部を形成する支柱41
7.4r7αおよび418.418αには、それぞれ案
内棒423.423αが嵌装され、止めねじ422.4
22αでそれぞれ固定されている。照萌゛装置4の基部
に形成された支脚419.420が案内棒423に、□
支脚421が案内棒423αにそれぞれ嵌合し、照明装
置4が案内棒423.423αに沿って摺動可能にとり
つけられ、不動部材に固定されたピン415に一端を支
持されたバネ416の他端が照明装置4の基部に固定さ
れたピン414に掛は渡されることにより常に第18図
において左方向に摺動付勢されている。照明装置4の支
脚420には、位置調整ねじ425が螺装され、支柱4
18にその先端を当接することにより、照明装置4の実
線で示す位置での位置決めと位置の微調整の機能を果し
ている。この位置においては、光源ランプ5からの光束
は集光レンズ6により集光され照明装置4からの照明光
束はHlに集光される。
シフトカム209(第16図)の回動により、その膨出
部209αがフォロアーコロ401を鎖線で示す位置に
変位させられるとき、フォロアーコロ401の支軸40
2をその一端に固定されたレバー404は、軸403の
廻シに時計方向に回動し、レバー404の他端部にピン
405により回動可能に取りつけられたレバー406が
左方向に揺動移動し、レバー406の他端においてピン
407で、回動可能に連結されたレバー408は、不動
部材の一部を形成する支腕424に固定された軸409
の廻シに時計方向に回動する。
軸409の廻りに回動可能な押圧レバー410が長穴4
11に嵌合するねじ412によシレバー408にねじ止
めされていて、押圧レバー410の一端413がピン4
14に当接し、フォロアーコロ401の変位に対応する
量だけ照明装置4をバネ416の付勢に抗して摺動移動
させ、第18図に鎖線で示す位置4αに変位させる。ま
た、押圧レバー410をレバー408に対し長穴411
の範囲で軸409の廻りに回動せしめることによシ変位
位置を微調整することも可能である。この変位位置にお
いては、照明装置4からの照明光束はH2に集光され、
投影倍率20x時の所要の照明機能が満足される。
縦カード位置決め装置500 本実施例においては、前述の如く、巾594mmのロー
ル複写用紙を使用してAIサイズの拡大複写を得られる
様になっている。この場合、拡大複写倍率は、20xが
選択され、アパーチュアカード2は・そのマイクロフィ
ルムの長辺方向が露光走査方向になる様キャリッジ11
1に装填される。
しかし、第19図に示す如く、アパーチーアカード2の
長辺方向(第1の辺の方向)がカード給送方向゛と同じ
方向に位置決めされるときは、アパーチュアカード2上
のマイクロフィルム61の中心0からカード後端ストッ
パー92までの距離が49mmであり、またキャリッジ
111の案内溝114からマイクロフィルム61の中心
Oまで、まだ、アパーチュアカード2のよ縁からマイク
ロフィルム61の中心Oまでの距離が41.3mm  
であることから第21図に示す縦位置の態様にアパーチ
ーアカードを装填位置決めするだめには、カード後端ス
トンバー92のカード当接1位置決め面がアパーチュア
カードの領域内に入り込むことになりアパーチーアカー
ド2の縦位置決めに支障を生ずる。そこで、本発明にお
いては、上記の不都合を無くすため後述の如き縦カード
位置決め装置500を具備し、容易にアパーチュアカー
ド2を縦位置に装填位置決めし得る様になっている。
以下、その詳細について説明する。
第19図、第20図、第23図を参照して、アパーチュ
アカード2がその長辺方向をカード給送方向と一致して
位置決めされるときは、縦カード位置決めレバー503
は第19図に示す態様に位置している。従って、カード
案内片501はアパーチュアカード2の給送とキャリッ
ジ111の移動によるその短辺方向(第2の辺の方向)
の移動、およびアパーチーアカード2の排出に何ら支障
のない状態にある。
この時、縦カード位置決めレバー503の下端部503
cは、第23図に示すように、カード後端ストツバ−9
2との接触係合が解かれ、カード後端ストッパー92は
、カード給送方向における位置決めの機能を満足してい
る。
また、縦カード位置決めレバーの腕503bも、カード
上部ガイドの一端115bから離間し、カード上部ガイ
ド115のアパーチュアカード抑圧機能が満足されてい
る。この状態においては、前述の如く、マイクロフィル
ム画像の中心Oは、カード後端ストッパー92のカード
当接面92hから4Qmmの位置にあシ同時に投影レン
ズの光軸に直角な平面−Fに位置せしめられ、またその
位置Oはキャリッジ111の案内溝114から41.3
 mmの位置にある。まだ、縦か一ド検知素子509は
、第20図に示す如く、反射板510が発光素子509
aから射出された光線を正反射し、受光素子509bに
入射するので、アパーチュアカード2が縦位置に装填さ
れていない事を検知している。
第21図において、縦カード位置決めレバー503はキ
ャリッジ111に螺着された支軸504の廻りに回動可
能に支承され、ピン506に一端を保持されたバネ50
5が縦カード位置決めレバー503の突起部503dに
その他端が係止され、縦カード位置決めレバー503は
、常に支軸504の廻りに反時計方向に回動付勢されて
いる。
縦カード位置決めレバー503とキャリッジ111との
間には、縦カード位置決めレバー503の支軸504よ
り上部をキャリッジ111から離間せしむるように付勢
する板バネ507(第23図参照)がピン506により
取りつけられている。縦カード位置決めレバー503の
下端部503Cは、第21図に示すように、カード後端
ストッパー92と、キャリッジ111の間に介入し、そ
の下端部503Cの、支軸504の廻シの時計方向への
回動移動により、カード後端ストッパー92をその支軸
92αの廻りに反時計方向に回動せしむるごとく接触押
圧する(第24図参照)。縦カード位置決めレバー50
3は、キャリッジ111にねじ止めされた案内板508
に設けられた段形角穴508h (第24図(A)参照
)を貫通しており、バネ505により常に支軸504の
廻シに反時計方向に回動付勢されると同時に、板バネ5
07により常に段形角穴の一縁508Cまたは切欠き縁
508dに当接する様付勢されている(第19図、第2
1図、第24図参照)。
カード案内片501の突出部501αを操作して、縦カ
ード位置決めレバー503を支軸504の廻シに時計方
向へバネ505に抗して回動させると、縦カード位置決
めレバー503は、案内板508の段形角穴508hに
案内されて段形角穴の一縁508cを通過し、切シ欠き
緑508dに達し、段形角穴508bの右端(第24図
(b))でその回動は制御される。
この状態で縦カード位置決めレバー503の回動操作を
止めると、縦カード位置決めレバー503は、板バネ5
07の付勢によυ切り欠き縁508dに当接せしめられ
ながらバネ505の付勢により反時計方向に回動せしめ
られるが、段形角穴の一縁508Cと切り欠き縁508
dとの位置は、縦カード位置決めレバー503を係止す
るに充分な段差があるので、縦カード位置決めレバー5
03は、この段差部508g (第24図(α)参照)
に当接係止され、第21図に示す態様に位置決めされる
この状態においては、縦カード位置決めレバーの下端部
503cは、カード後端ストンパー92ヲ図示していな
いバネの付勢に抗して、軸92αの廻りに反時計方向に
回動させており、カード後端ストッパー92のカード当
接面92bは、カード給送路101から退避した状態と
なる(第24図(α))。
また、縦カード位置決めレバー503の腕503hは、
案°内板508の一端に直立した案内部508αに沿っ
て支軸504の廻りに時計方向に回動し、腕503hの
下縁が、カード上部ガイド115の端部115bの上面
に当接し、第22図に示す如く、カード上部ガイド11
5をその支軸115αの廻シに時計方向に回動せしめ、
カード上部ガイド115をアパーチュアカード2を含む
平面内から退避せしめる。換言すると、解除手段たる縦
カード位置決めレバー503を揺動させると、横送りモ
ードにおける位置決め手段(符号92.115 )の作
動を解除する。   。
上述の如きカード後端ストッパー92のカード給送路1
01からの退避状態と、カード上部ガイド115のアパ
ーチュアカード2を含む平面からの退避は、縦カード位
置決めレバー503が案内板508の段差部508eに
当接係止された状態においてそれぞれの態様が保持され
る。
また、カード案内片501はカード案内溝501bのカ
ード当接面501Cが、第21図に示す如く、投影レン
ズ光軸から41.3 mmの位置になる様に2本のネジ
501dにより縦カード位置決めレバー503の上端部
503αにその位置を調節可能に取付けられている。
縦位置に、即ち、アパーチーアカード2の長手方向が露
光走査方向と同方向になる様アパーチュアカード2をキ
ャリッジ111に装填するには、第22図及び第24図
に示す如く、アパーチュアカード2の長辺の縁をカード
案内溝501bのカード当接面501cに沿わ′せなが
らデパーチュアカード2の短辺の縁がキャリッジ111
のカード案内溝114に当接する様圧着ガラス板93.
93αの間に挿入保持せしめればよい。
この状態においては、アパーチュアカード2のマイクロ
フィルム61の中心0は、露光走査方向については、キ
ャリッジ111の案内溝114から4Qmraの位置に
、まだこれと直角方向即ちアパーチーアカードの短辺方
向については投影レンズ光軸位置に一致せしめられてい
る。
また、上述の如くアパーチュアカード2をタテ位置に装
填位置決めするに便ならしむるため、圧着ガラス板93
.93αは、図示しない手動スイノチの操作によシ、ソ
レノイド141(第13図参照)を作動せしむることに
より、その開閉動作をなし得る様になっている。キャリ
ッジ111に、縦位置に装填されたアパーチュアカード
2のマイクロフィルム61は、前述の如く、所定の露光
開始位置に移動位置・決めされ、所定の回数露光走査移
動せしめられた後、所定の基準位置に戻る。露光走査終
了後、前述の如く手動スイッチの操作により圧着ガラス
板93.93αを開離状態にし、アパーチュアカード2
をキャリッジ111から取り出せばよい。また、キャリ
ッジ111に縦位置に装填されたアパーチュアカード2
は、その一部が第22図に示す如く、縦カード検知素子
509と反射板510の間に介入し、発光素子509α
からの光線が反射板510によシ反射され受光素子50
9bに入射することを妨げるので、アパーチュアカード
2が縦位置に装填されている事を検知されている。この
検知信号により拡大複写倍率20x時の露光走査を許し
検知信号の無い時はこれを禁止するように制御回路が構
成されている。
更に、本発明においては、キャリッジ111にアパーチ
ーアカード2を縦位置に装填しやすくするために、キャ
リッジ111を自動的に移動せしめる機能をも有してい
る。
即ち、拡大複写倍率選択スイッチの倍率2oXが選択作
動せしめられると、第15図において、主駆動モーター
305が回転付勢されて、ドラム軸301が回転駆動さ
れると、変速駆動プーリー308、ベルト311を介し
て変速グー!j−314が回−転駆動され、変速プーリ
ー314に固着されたワンウェイクラッチ315を介し
て、変速被動軸318が回転駆動され、更にプーリー3
19、ベルト32o1 プーリー321を介して電磁ク
ラッチ322への付勢により、キャリッジ駆動軸182
が回転駆動され、キャリッジ111は、プーリー171
、スチールベルト172゜174を介して、第19図の
UP方向に摺動移動せしめられる。キャリッジ111の
UP方向の摺動移動は制御回路のタイマーにより所定時
間経過後主駆動モーター305、電磁フランチ322の
減勢により断たれるが、同時に電磁ブレーキ346が付
勢されてキャリッジ駆動軸182、従ってキャリッジ1
11がその位置に停止保持される。
UP方向に移動停止したキャリッジ111は、第18図
に示す照明装置4および第2図、第13図に示すカード
スタッカー162よりも上方に位置する態様になり、縦
カード位置決めレバー503の手操作が極めて容易にな
り、かつ、アパーチュアカード2の縦位置装填操作も容
易になる。
第21図に示す如く、アパーチュアカード2をキャリッ
ジ111に装填した後、コピースタートスイッチ561
(第1図)の操作信号により電磁ブレーキ346が減勢
され、第15図に示すエジェクトモーター344が付勢
されると、キャリッジ111は第12図に示す基準位置
までDN方向に制御された速度で移動し、スイッチSW
Iを作動せしめた信号により、前述の如くレジストレー
ション調整および露光走査移動の作動を行い、露光走査
移動を終了したキャリッジ111は、一旦DN方向へ基
準位置まで移動した後再び上述の如(UP方向に一定時
間移動し、電磁ブレーキ346の付勢により所定の位置
に停止保持される。
この位置においては上述の如くアパーチーアカード2の
キャリッジ111からの取り出しは極めて容易に行われ
また他のアパーチュアカードの装填も同様に容易である
ことは上述の通りである。
また、前述の如′<、拡大複写倍率20Xの選択スイッ
チ操作による投影レンズの変換作動と連動して、照明装
置4がその位置を移動せしめられるので、縦カード位置
決めレバー503の操作は、照明装置4に装着された押
圧棒511にカード案内片501の突出部501αが当
接することなく容易に行われる。
縦カード位置決め自動解除 上述の如く縦カード位置決め装置により、AIサイズの
拡大複写を得ることができるが、この場合、本実施例に
おいては、拡大複写倍率に20Xを用いるように考慮さ
れている。
拡大複写倍率20xのときは、前述の叩く、照明装置4
の位置を投影倍率変換装置と連動して自動的に変位せし
める様になっている。第24図に実線で示す照明装置4
の位置は、拡大複写倍率20xの時の位置でsb、鎖線
で示す位置は他の拡大複写倍率(本実施例では10x、
 14.5X)の時の位置である。拡大複写倍率20X
において、縦カード位置決めレバー503が前述の如く
、段差2部508eに当接して位置決めされているとき
は、カード案内片501の突出部501αが照明装置4
の端面に螺装された押圧棒511と離間する如く、照明
装置4の位置は実線の位置にある。
この状態から拡大複写倍率を他の倍率(10x。
14.5x)に変更すべく、倍率選択キーを操作するこ
とにより、投影倍率変換装置の作動と連動して照明装置
4は、第24図(α)に鎖線で示す位置まで矢印り方向
にバネ416(第18図参照)の付勢により移動せしめ
られる。照明装置4の矢印り方向への移動により押圧棒
511は、カード案内片501の突出部501αに当接
し、これを矢印り方向へ抑圧移動せしめ、この移動は、
縦カード位置決めレバー503を段差部508eから脱
離せしめる。
段差部508eによる係止を解かれた縦カード位置決め
レバー503は、第21図に示すバネ505の付勢によ
シ支軸504の廻りに反時計方向に回動移動せしめられ
縦カード位置決めレバー503の端部503eがキャリ
ッジ111の切欠き側面111fに当接することにより
その反時計方向の回動が制限される(第19図、第23
図参照)。
この状態において、縦カード位置決めレバー503は、
第19図に示す位置に復帰し、その一端の腕503hは
カード上部ガイド115の端部115bの押圧を解き、
これと離間した状態となり、カード上部ガイド115は
キャリッジ111に給送されたアパーチュアカード2を
抑圧位置決めする機能を回復、する。
また、縦カード位置決めレバー503の下端部503c
は、第23図に示す如く、カード後端ストツバ−92へ
の抑圧保合を解き、カード後端ストッパー92は、図示
していないバネの付勢により軸92αの廻りに時計方向
に回動移動し、カード当接面92hの先端部がキャリッ
ジ111のカード案内溝114の壁面凹部114αに当
接してその回動が制御される。
この状態においては、カード後端ストツノ< −92は
、アパーチュアカード2の給送方向への移動通過を許す
も、位置決めレバー98(第11図参照)の押圧による
アパーチュアカード2の後端がカード当接面92bより
左方に移動することを阻止する機能が回復せしめられる
。まだ、押圧棒511のカード案内片501の突出部5
01cLへの当接押圧を確実ならしめるため、押圧棒5
11は、照明装置4にその突出量が調整可能に螺着され
、ナツト512でロック位置決め保持されている。
照明装置4が第24図に鎖線で示す位置にあるとき、即
ち、20x以外の拡大複写倍率を選択したるときは、縦
カード位置決めレノニー 503の回動移動は、突出部
501αが押圧棒511に当接することにより制限され
、誤った回動操作を防止するとともに、20xから他の
倍率に変更選択したとき、縦カード位置決めレバー50
3の解除、操作を忘れることによる、アパーチュアカー
ド2の給送位置決め機能の不全をも防止することが上述
の縦カード位置決め装置500の自動解除装置により満
足される。
縦カード位置決めレバー503は、必要ならこれをソレ
ノイドなどの電動装置により、第19図に示す位置およ
び第21図に示す位置にそれぞれ変位せしむる事は従来
の技術により容易であり、本実施例においてはその詳細
説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を適用した複写装置の外観斜視図、
第2図は同上の内部を示す概略構成図、第3図はアパー
チュアカードを示す正面図、第4図はマイクロフィルム
に形成される各種画像の大きさを説明するだめの、マイ
クロフィルムの正面図、第5図はマイクロフィルムの画
像を14.5倍に拡大複写する場合の露光走査開始位置
における、感光体への拡大投影像と、露光スリット部、
スリット制御装置の関係を示す模式図、第6図は同上の
露光走査終了位置における、感光体への拡大投影像と、
露光スリット部、スリット制御装置の関係を示す模式図
、第7図はマイクロフィルムの両像を10倍に拡大複写
する場合の露光走査開始位置における、感光体への拡大
投影像と、露光スリット部、スリット制御装置の関係を
示す模式図、第8図は同上の露光走査終了位置における
、感光体への拡大投影像と、露光スリット部、スリット
制御装置の関係を示す模式図、第9図はマイクロフィル
ムの画像を20倍に拡大複写する場合の露光走査開始位
置における、感光体への拡大投影像と、露光スリット部
、スリット制御装置の関係を示す模式図、第10図は同
上の露光走査終了位置における感光体への拡大投影像と
、露光スリット部、スリット制御装置の関係を示す模式
図、第11図はアパーチュアカード給送路とその近傍を
示す平面図、第12図はキャリッジの駆動制御装置を示
す正面図、第13図はアパーチュアカード排出装置を示
す側面図、第14図はキャリッジ駆動機構を示す側面図
、第15図は本発明装置の駆動系を示す模式図、第16
図は倍率変換装置を示す正面図、第17図は第16図の
平断面図、第18図は照明装置移動装置を示す側面図、
第19図は縦カード位置決め装置を示す正面図、第20
図は同上の側面図、第21図はアパーチュアカードを縦
位置に装填した状態を示す第19図の作用図、第22図
は同上の側面図、第23図はアパーチュアカードが長辺
方向に給送されて、横位置に位置決めされた状態を示す
平面図、第24図はアパーチュアカードが縦位置に装填
され、位置決めされた状態を示す平面図、第25図は拡
大複写倍率10倍複写の位置に位置決めされた倍率変換
装置を示す正面図、第26図は拡大複写倍率20倍複写
の位置に位置決めされた倍率変換装置を示す正面図、第
27図は倍率変換装置の位置決め手段の一例を示す側面
図である。 2・・・アパーチュアカード、61  ・マイクロフィ
ルム、31 ・・感光体ドラム、92・・・カード後端
ストッパー、98・・・位置決めレバー、101・・・
カード給送路、111・・・キャリッジ、85・・・分
離ローラー、88・・第1給送ローラー、94・・・第
2給送ローラー、114・・・案内溝、115・・・カ
ード上部ガイド、110  ・レジストレ=−−7gン
調整装置、130・・・キャリッジ移動装置、116・
・・基準位置決め装置、163・カード−排出装置、 
 200・・・投影倍率変換装置、400・・・照明装
置移動装置、500・・・縦カード位置決め装置、50
3・・・縦カード位置決めレバー、501・・・カード
案内片。 %26図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原稿としての情報片を、その第1の辺の方向に給送
    する手段と、情報片の第2の辺の方向に走査移動して、
    情報片の像を感光体にスリット露光する手段と、情報片
    の第2の辺を給送方向に位置決めする手段と、情報片の
    第1の辺を走査移動方向に位置決めする手段と、情報片
    の第1の辺を給送方向に位置決めする手段と、情報片の
    第2の辺を走査移動方向に位置決めする手段と、情報片
    の第1の辺を給送方向に位置決めする手段の位置艇め作
    用を解除する解除手段とを具備する原稿位置決め装置。 2 上記解除手段は、情報片の第1の辺を給送方向に位
    置決めする手段の作動を阻止する第1の方向と、前記位
    置決めする手段の作動阻止を解除する第2の方向とに選
    択的に移動可能であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の原稿位置決め装置。
JP20120481A 1981-12-14 1981-12-14 原稿位置決め装置 Pending JPS58102262A (ja)

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