JPS636899B2 - - Google Patents

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JPS636899B2
JPS636899B2 JP56203216A JP20321681A JPS636899B2 JP S636899 B2 JPS636899 B2 JP S636899B2 JP 56203216 A JP56203216 A JP 56203216A JP 20321681 A JP20321681 A JP 20321681A JP S636899 B2 JPS636899 B2 JP S636899B2
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JP
Japan
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card
aperture
detection
detection element
signal
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Application number
JP56203216A
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English (en)
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JPS58105392A (ja
Inventor
Hiroshi Yamada
Hitoshi Hoshi
Minoru Fukuda
Yukio Noguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP56203216A priority Critical patent/JPS58105392A/ja
Publication of JPS58105392A publication Critical patent/JPS58105392A/ja
Publication of JPS636899B2 publication Critical patent/JPS636899B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K13/00Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
    • G06K13/02Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
    • G06K13/06Guiding cards; Checking correct operation of card-conveying mechanisms
    • G06K13/067Checking presence, absence, correct position, or moving status of cards

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアパーチユアカード等の情報片を処理
する情報片処理装置における情報片検知装置に関
する。
情報片処理装置においては情報片の表裏または
左右が逆になつた場合情報片の処理が異常になる
ものが多い。例えばアパーチユアカードのマイク
ロフイルム画像を拡大して複写する複写装置では
アパーチユアカードの表裏または左右が逆にセツ
トされた場合アパーチユアカードはそのまま露光
部に給送されて複写されるので、画像のないコピ
ーや裏画像コピーなどのミスコピーが発生する。
本発明はこのような事情に鑑み、情報片の表裏
及び左右が正常であるかどうかを検知することが
できて情報片の異常処理防止を可能にする情報片
検知装置を提供することを目的とする。
以下図面を参照しながら本発明について実施例
をあげて説明する。
第1図は本発明を適用した複写装置の一実施例
を示す斜視図で、第2図はその内部構成を示す断
面図である。アパーチユアカード2に保持されて
いるマイクロフイルムの画像を拡大して投影する
拡大投影装置46は電子写真複写方式の複写装置
本体47の上部に配置されている。拡大投影装置
46においてはアパーチユアカード2の角形窓に
貼付されているマイクロフイルムが透明なガラス
板で構成されているガラス圧着板93,93aに
より垂直状態に平面的に挾持され、キヤリツジ1
11はアパーチユアカード2を保持して第1図に
おいて上方向(通常はアパーチユアカード2の短
辺方向)へ移動することによつて、照明装置4か
ら投影レンズ8に入射する光線をアパーチユアカ
ード2のマイクロフイルムが横切つて移動し、マ
イクロフイルムの画像が投影レンズ8により第1
ミラー20及び第2ミラー21、露光スリツト部
28を介して感光体ドラム31上に拡大して結像
される。感光体ドラム31はマイクロフイルムの
拡大像の移動と同期して矢印方向に回動し、帯電
装置32により一様に帯電された後に上記マイク
ロフイルム画像の拡大投影によりその潜像が形成
されて現像装置33により現像される。一方、給
紙装置42よりロール状複写用紙43〜45のう
ちの選択されたものがコロ57又は55又は48
と49,52により給送されてカツター50によ
り所定の長さに切断され、その切断された複写用
紙43aは複写用帯電装置34により感光体ドラ
ム31から画像が転写されて分離用帯電装置3
5、分離爪35b、分離搬送ベルト35aにより
感光体ドラム31より分離され搬送される。この
複写用紙43aはさらに定着装置38により画像
が定着され、搬送装置39および排紙ローラ40
により搬送されて排紙受け41に排出される。ま
た感光体ドラム31は画像転写後にクリーニング
装置36により表面の残留トナーが除去されて除
電装置37により残留電荷が除去され、再び帯電
装置32により一様に帯電されて以下前述の動作
を連続的に行う。
拡大投影装置46においては第3図に示す如く
カードホツパー82に多数枚重ねて装填されてい
るアパーチユアカード2bは図示してないバネに
より押圧板83で矢印方向へ移動習性が与えられ
ている。カードホツパー82のカード送出口82
aには分離ローラ85が配設され、これとほぼ対
向した位置に分離ナイフ81が配設されていて分
離ナイフ81の先端と分離ローラ85との間にア
パーチユアカード一枚のみを通過せしめるだけの
間隙が設けられている。コピースタートスイツチ
561の操作で複写開始信号が発生することによ
り駆動モータ103が回転して図示してない伝動
用プーリ、ベルトおよび電磁クラツチ85cを介
して分離ローラ85が反時計方向に回転せしめら
れ、分離ローラ85が分離ナイフ81と協働して
カードホツパー82内のアパーチユアカード2b
を分離ローラ85に近い側から1枚づつアパーチ
ユアカードの長辺方向に給送路101へ送出す
る。カードホツパー82から送出されたアパーチ
ユアカード2は2枚送り検知ローラ86,102
の間を通過するが、アパーチユアカード2が同時
に2枚以上重なつて給送されたときにはその厚み
により検知ローラ86が押上げられてレバー86
aを介してマイクロスイツチ87を作動せしめる
ように検知ローラ86の位置が調整されている。
2枚送り検知ローラ86,102を通過したアパ
ーチユアカード2は駆動モータ103により図示
してないプーリ、ベルトを介して回転駆動される
第1給送ローラ88と、ソレノイド90の付勢で
第1給送ローラ88に当接する第1ピンチローラ
89とによつて給送路101に沿つて第3図で右
方向に給送され、第1検知素子91を通過した後
に第4図に示すキヤリツジ111の案内溝114
に下縁部の先端が進入しカード後端ストツパ92
を押上げてその軸92a(第5図参照)の廻りに
反時計方向へ回動させ、また上縁部の先端がカー
ド上部ガイド115の凹形彎曲部に進入してカー
ド上部ガイド115を軸115a(第6図参照)
の廻りに時計方向へ回動させて第1給送ローラ8
8と第1ピンチローラ89とによりキヤリツジ1
11の案内溝114に沿つて給送される。この案
内溝114に沿つて給送されるアパーチユアカー
ド2はソレノイド141(第6図参照)の作動に
より開口態位になつているガラス圧着板93,9
3aの間を通過して第2検知素子104を通過
し、駆動モータ103により回転駆動される第2
給送ローラ94と、ソレノイド96への付勢によ
り第2給送ローラ94に当接する第2ピンチロー
ラ95とにより更に給送され、先端部が第3検知
素子97を通過してカード位置決めレバー98に
当接し、バネ98aにより反時計方向に回動習性
が与えられているカード位置決めレバー98を時
計方向に回動させる。この場合第3検知素子97
がアパーチユアカード2の先端を検知することに
より、第1ピンチローラ89を付勢するソレノイ
ド90と、第2ピンチローラ95を付勢するソレ
ノイド96への通電が断たれ、第1給送ローラ8
8及び第2給送ローラ94はアパーチユアカード
2の給送能力を失う。また同時に分離ローラ8
5、第1給送ローラ88、第2給送ローラ94を
回転駆動する駆動モータ103への通電が断た
れ、駆動モータ103は回転を停止する。
第2ピンチローラ95の第2給送ローラ94へ
の当接がソレノイド96のオフで解かれると、ア
パーチユアカード2はその先端が当接している位
置決めレバー98の反時計方向への回動習性によ
り給送方向とは逆の方向、即ち第3図の左方向に
押し戻されるが、アパーチユアカード2が位置決
めレバー98に当接してこれを時計方向に回動せ
しめているときはアパーチユアカード2の後端が
既にカード後端ストツパー92のカード当接面9
2b(第5図参照)の先端部を通過してカード後
端ストツパー92が図示してないバネの付勢によ
り軸92a(第5図参照)の廻りに時計方向へ回
転しその先端が案内溝114内に進入して壁面凹
部114a(第5図参照)に当接しているから、
カード後端ストツパー92はアパーチユアカード
2の後端がカード後端ストツパー92のカード当
接面92bより第3図の左方向に移動することを
妨げる態位にあり、アパーチユアカード2は第3
図に示す如く位置決めレバー98とカード後端ス
トツパー92とに挾持されることによりその長手
方向について位置決めされる。この位置決めによ
りアパーチユアカード2のマイクロフイルム貼付
用の角形窓の長辺方向の中心と投影レンズ8の光
軸位置とが一致せしめられる。
一方、アパーチユアカード2の短辺方向につい
ては第4図、第6図に示す如くカード上部ガイド
115がキヤリツジ111の上部に回動可能に枢
着されていて図示してないバネの付勢により軸1
15aの廻りに反時計方向へ回動習性が与えられ
ており、キヤリツジ111に給送されたアパーチ
ユアカード2をキヤリツジ111の案内溝114
に対して常に押圧する如く作用する。しかしこの
カード上部ガイド115の押圧力はアパーチユア
カード2がカード位置決めレバー98の回動習性
により長辺方向へ移動せしめられることを妨げな
い状態で作用しているので、アパーチユアカード
2はキヤリツジ111の案内溝114にその下方
の長辺を当接した状態で短辺方向について位置決
めされる。
上述の如くアパーチユアカード2の先端が第3
検知素子97に達して第3検知素子97より検知
信号が出力されてから所定の遅延時間をおいて、
ホルダー93bを軸93cの廻りに圧着バネ14
2に抗して回動させていたソレノイド141への
通電が断たれ、キヤリツジ111の所定位置に位
置決めされた状態のアパーチユアカード2はキヤ
リツジ111に定置されたガラス圧着板93a
と、ホルダー93bに保持されたガラス圧着板9
3とにより、アパーチユアカード2の角形窓に貼
付されたマイクロフイルム61が投影レンズ8の
光軸に対して直交する如く平面的に保持される。
キヤリツジ111に給送されて位置決めされた
アパーチユアカード2のに後続するホツパー82
内のアパーチユアカード2bのうち分離ローラ8
5に近い側のアパーチユアカード2aが分離ロー
ラ85と分離ナイフ81との協働によりその先端
がアパーチユアカード2の後端にほぼ接する如く
送出口82aから給送路101へ送出されるが、
先行のアパーチユアカード2の先端が第1検知素
子91で検知されてから所定の遅延時間をおいて
電磁クラツチ85cへの通電が断たれることによ
り、後続のアパーチユアカード2aはその先端が
2枚送り検知ローラ86,102に達する以前に
分離ローラ85による送出が停止されて第3図に
示す位置に待期する様態になる。後続のアパーチ
ユアカード2aは後述の如く先行のアパーチユア
カード2のマイクロフイルム画像を複写するため
の露光走査が終了して第6図に示すカード排出装
置163によりカードストツカー162に排出さ
れキヤリツジ111が後述のアパーチユアカード
給送可能な位置に復帰した後に先行のアパーチユ
アカード2の場合と同様にキヤリツジ111に給
送されて位置決めされる。以下同様な作動様態で
後続のアパーチユアカード2bが順次キヤリツジ
111に給送されて位置決めされるが、最後のア
パーチユアカード2bが給送されてホツパー82
にアパーチユアカードが無くなつたことが第5検
知素子84により検知された後には電磁クラツチ
85c等がオフして空給送動作は行なわれない。
またカードホツパー82にアパーチユアカードが
装填されていない場合も同様である。
以上はアパーチユアカードの正常な給送位置決
めの作動であるが、もし何らかの理由によりアパ
ーチユアカードの正常な給送位置決めがなされな
かつた場合などを考慮して本実施例においては給
送路101あるいはキヤリツジ111で停滞した
アパーチユアカードを給送路101あるいはキヤ
リツジ111からカードストツカー162に排出
せしめる機能を有し、また給送路101上のアパ
ーチユアカードをカードホツパー82に逆給送し
得る様にしてある。以下その詳細を説明する。
アパーチユアカード2がキヤリツジ111上で
カード後端ストツパー92とカード位置決めレバ
ー98とにより挾持される位置にあつて何らかの
理由、例えば複写装置本体47内における複写用
紙の給送異常などによるジヤム検知手段のジヤム
検知動作によりキヤリツジ111が露光走査を開
始しなかつたり、或いは露光走査中にこれを中断
したりした時は第2検知素子104と第3検知素
子97によりアパーチユアカード2がキヤリツジ
111に位置決めされていることを検知している
ので、後述のリセツトスイツチ564の手操作に
よりキヤリツジ111は第7図の主駆動モータ3
05および電磁クラツチ313または317およ
び322の付勢により回動駆動されるプーリ17
1の回動により第8図の矢印UP方向へ摺動移動
せしめられる。それから所定時間後にキヤリツジ
111の矢印UP方向への移動が解除されると同
時にエジエクターモータ344、ソレノイド15
3,141が付勢され、アパーチユアカード2は
開離したガラス圧着板93,93aからカード排
出装置163によりキヤリツジ111より排出さ
れてカードストツカー162に載置される。また
ソレノイド99はキヤリツジ111の移動直前に
付勢され、カード位置決めレバー98はアパーチ
ユアカード2の押圧を解除している。何らかの理
由により第2検知素子104のみを作動させる如
き位置にある状態でその給送が停止された場合に
は前述の如くリセツトスイツチ564の手操作に
よりアパーチユアカード2がキヤリツジ111上
の所定位置に位置決めされる様に駆動モータ10
3、ソレノイド90,96,141が付勢され、
アパーチユアカード2の先端が第3検知素子97
を作動せしめることによりアパーチユアカード2
がキヤリツジ111の所定位置に達したことが検
知され、キヤリツジ111は前述の如く主駆動モ
ータ305、電磁クラツチ313または317お
よび322への付勢により第8図の矢印UP方向
へ摺動移動せしめられ、プーリ171の矢印方向
への回動が所定時間行われ、アパーチユアカード
2がキヤリツジ111からカード排出装置163
の作動によりカードスタツカー162に排出され
る。この時分離ローラ85へ回転駆動力を伝達す
る電磁クラツチ85cは付勢されない。
アパーチユアカード2が第2検知素子104と
第1検知素子91をともに作動せしめる位置でそ
の給送が停止された場合にはアパーチユアカード
2が第2検知素子104のみを作動させる位置で
停滞した場合と同様にリセツトスイツチ564の
手操作によりアパーチユアカード2がキヤリツジ
111の所定位置に給送された後にキヤリツジ1
11が第8図の矢印UP方向へ移動せしめられ、
カード排出装置163によりカードスタツカー1
62に排出される。
アパーチユアカード2が第1検知素子91のみ
を作動させる位置で、かつその後端が分離ローラ
85と分離ナイフ81との対向部より離間した位
置で停滞したときも前述と同様にリセツトスイツ
チ564の手操作により自動的にアパーチユアカ
ード2がキヤリツジ111の所定位置に給送され
た後にキヤリツジ111が第8図の矢印UP方向
へ移動せしめられ、カード排出装置163により
アパーチユアカード2がカードスタツカー162
に排出される。
アパーチユアカード2が第1検知素子91のみ
を作動せしめる状態で、かつその後端部が分離ロ
ーラ85と分離ナイフ81とにより挾持される状
態で停滞したときは前述と同様にリセツトスイツ
チ564の手動操作によりアパーチユアカード2
が自動的にカードスタツカー162に排出され、
また分離ローラ85の軸85aの一端に設けた手
動ノブ85bの手動操作により分離ローラ85を
時計方向、反時計方向に回動せしめうる様に手動
ノブ85bがこの複写装置の上部に露出して装着
されているので、手動ノブ85bを第3図におい
て時計方向に手動回動させることにより分離ロー
ラ85と分離ナイフ81の協働でアパーチユアカ
ード2がカードホツパー82内に戻し入れられ
る。手動ノブ85bの回動操作によるアパーチユ
アカードのカードホツパー82への戻し入れは2
枚送り検知ローラ86,102によりアパーチユ
アカードの2枚以上の重ね給送が検知されてアパ
ーチユアカードの給送が自動的に停止された時に
も有効に作用せしめられることはもちろんであ
る。
この様にアパーチユアカード2がその給送位置
決め途中で何らかの理由により停滞てこの複写装
置が停止したとき、リセツトスイツチ564の操
作によりアパーチユアカード2がカードスタツカ
ー162に排出されるか、或いは手動ノブ85b
の操作によりアパーチユアカード2をカードホツ
パー82内に戻し入れることができるが、この機
能はアパーチユアカード2が給送路101および
キヤリツジ111における如何なる位置にあつて
も上述の如き自動排出または手動戻し入れが可能
なる如くカードホツパー82、分離ローラ85、
2枚送り検知ローラ86,102、第1検知素子
91、第2検知素子104、第3検知素子97、
ガラス圧着板93,93a、第1給送ローラ88
および第2給送ローラ94が配置されていること
により実現されている。まず2枚送り検知ローラ
86,102が第1検知素子91と分離ローラ8
5との間にあることにより、先行のアパーチユア
カード2が分離ローラ85から離れて後続のアパ
ーチユアカード2aが分離ローラ85と分離ナイ
フ81とに挾持された状態でこの2枚のアパーチ
ユアカード2,2aが重なつて給送されているこ
とが2枚送り検知ローラ86,102により検知
されてアパーチユアカードの給送が停止した場合
にも後続のアパーチユアカード2aのみを手動ノ
ブ85bの回動操作でカードホツパー82内に戻
し入れることができ、更に先行のアパーチユアカ
ード2はリセツトスイツチ564の操作により自
動的に排出される。これは第1検知素子91が分
離ローラ85と分離ナイフ81との対向位置から
アパーチユアカード2の給送方向の長さより短か
い距離をおいた位置に配置されていることにより
実現されている。次に第1検知素子91と第2検
知素子104との間の距離がアパーチユアカード
2の給送方向の長さよりも短いことおよび、第1
検知素子91と第2検知素子104とのいずれか
によりアパーチユアカード2の存在が検知された
時にこのアパーチユアカード2が分離ローラ85
と分離ナイフ81、または第1給送ローラ88と
第1ピンチローラ89、または第2給送ローラ9
4と第2ピンチローラ95により給送される様に
第1給送ローラ88、第2給送ローラ94が配置
されていることにより上述の機能が成立してい
る。即ち第1給送ローラ88と、分離ローラ85
及び分離ナイフ81の対向点との間の距離はアパ
ーチユアカード2の給送方向の長さよりも短か
く、また第1給送ローラ88と第2給送ローラ9
4との間の距離もアパーチユアカード2の給送方
向の長さより短くなつている。第3に第3検知素
子97と第2検知素子104との間の距離も同様
にアパーチユアカード2の給送方向の長さより短
いことも上述の機能の成立要因となつている。こ
れは第1給送ローラ88、第2給送ローラ94
と、これらに対向する第1ピンチローラ89、第
2ピンチローラ95とは協働してアパーチユアカ
ード2を給送するが、第1ピンチローラ89、第
2ピンチローラ95の作動を制御するソレノイド
90,96は第3検知素子97からの信号により
減勢されるからである。またアパーチユアカード
2を位置決めする為のカード位置決めレバー98
の回避制御も第3検知素子97からの信号による
ソレノイド99への付勢により行われる。更に第
3検知素子97はアパーチユアカード2の給送異
常を検知して給送作動を停止させる機能にも役立
つている。即ちアパーチユアカード2がカードホ
ツパー82から正常な速度で給送され始めた時点
から、その先端が第3検知素子97が検知するま
での時間はほぼ一定であることから、アパーチユ
アカード2をカードホツパー82から給送し始め
てから所定の時間内に第3検知素子97がアパー
チユアカード2を検知しないときにはアパーチユ
アカード2の給送に何らかの異常があると判断す
ることによりジヤム検知をなしてアパーチユアカ
ード2の給送を停止する様になつている。異常の
原因を排除した後にはリセツトスイツチ564の
操作または手動ノブ85bの操作によりアパーチ
ユアカードの自動排出またはカードホツパー82
への戻し入れが行われる。
またこの複写装置はメインスイツチ521の投
入により発生するイニシヤルクリア信号によりア
パーチユアカード2の給送前に給送路101、キ
ヤリツジ111およびカード排出装置163にア
パーチユアカードが残存している場合も前述の自
動排出動作がそのアパーチユアカードについて行
われる。複写装置本体47はアパーチユアカード
2のマイクロフイルム画像が投影される場合これ
に対応して動作するが、アパーチユアカードのジ
ヤム発生時や表裏逆給送時、左右逆給送時などに
はそれらの検知信号により停止する。
本装置においては、拡大複写倍率と、複写用紙
サイズの選択操作により、マイクロフイルムの露
光走査開始位置と、露光走査終了位置が自動的に
制御され、選択された複写用紙から画像がはみ出
る事なく正常な拡大複写が得られる様構成されて
いるが、万一何らかの不注意などにより、画像の
欠落した拡大複写がなされる事を防止するため更
に次に述べる如き機能をも有している。即ち、第
3図においてアパーチユアカード2の給送路10
1内にマーク検知素子75,76,77および7
8が反射板79に対向して装着され、第9図に示
す如きアパーチユアカード2に施されたマイクロ
フイルム像の情報を記録したマーク72,73,
74などおよびこれらのマークを読み取るべきタ
イミングを記録したタイミングマーク71を、ア
パーチユアカードから読み取る様に構成されてい
る。
情報マーク72,73,74は少くともマイク
ロフイルム像の大きさを表わす事によりマーク検
知素子75,76,77からの検知信号と、選択
された拡大複写倍率と、選択された複写用紙サイ
ズとの組合せ信号とにより、複写が禁止すべきで
あるか否かを判断し、しかるべき制御信号を発生
する様になつている。その詳細について以下説明
する。
第10図及び第11図において、マーク検知素
子75,76,77および78は、各々発光素子
75a、受光素子75bより構成され、発光素子
75aより発射された光線は、反射板79により
反射され、受光素子75bで受光される。反射板
79の反射面は、アパーチユアカード2の反射率
とほゞ等しい表面状態に形成されている。
アパーチユアカード2が矢印方向に給送され、
その先端部がマーク検知素子75,76,77,
78に達した状態では、それぞれのマーク検知素
子には信号は発生せず、タイミングマーク71が
マーク検知素子78により検知されている間にマ
ーク検知素子75,76,77からの検知信号が
有効とされる。
第9図は本実施例におけるマイクロフイルム像
68,69,70と、それぞれに対応して施され
たマイクロフイルム像サイズマーク72,73,
74と、タイミングマーク71の様態を示したも
のである。
マイクロフイルム像68の大きさが28mm×39.6
mm、 マイクロフイルム像69の大きさが19.8mm×28
mm、 〃 70 〃 14mm×19.8
mm、 であり、マーク72はマーク検知素子75,7
6,77に、 マーク73は 〃 75,76
に、 マーク74〃 〃 75に、 それぞれ対応して施されているので、検知素子
75,76,77からの信号の組合せにより、マ
イクロフイルム像の大きさを表わす信号が得られ
る。
マイクロフイルム像68は、拡大複写倍率
14.5×に対しては、複写用紙がA2サイズに拡大複
写倍率10×に対しては複写用紙がA3サイズに選択
されれば、複写用紙からはみ出ることなく複写さ
れる。しかし、もし、過つて拡大複写倍率14.5×
に対して、複写用紙サイズA3を選択した場合は
画像の欠落した複写ができることになり不都合で
ある。同様にマイクロフイルム像69は14.5×
拡大複写に対してはA3サイズの複写用紙が、ま
た、10×の拡大複写に対してはA4サイズの複写用
紙が選択される必要がある。更にマイクロフイル
ム像70については拡大複写倍率14.5×に対して
はA4サイズの複写用紙が選択される必要があり、
拡大複写倍率10×に対して複写用紙に同じくA5サ
イズが選択される必要がある。そこで選択された
拡大複写倍率と、選択された複写用紙サイズとの
組合と、マーク検知素子75,76,77の検知
信号とから、上述の好ましい組合せ以外の組合せ
を禁止する様制御することにより、画像の欠落し
た如き不都合な複写を防止している。即ち、拡大
複写倍率と、複写用紙の選択組合せと、これに対
応するマイクロフイルム像の原稿サイズと撮影縮
率の組合せ(即ちマイクロフイルム像の大きさの
種類)の組合せに適合した組合せ以外はその選択
組合せ操作自体を禁止するとともに、選択された
拡大複写倍率と、複写用紙サイズとに適合しない
マイクロフイルム像を有するアパーチユアカード
が万一給送されたときに当該アパーチユアカード
からの拡大複写作動を行わしめない様になつてい
る。本例においては、複写禁止の組合せである事
を検知したことにより、第12図のテーブル操作
パネル560の禁止表示器562c、およびリセ
ツトスイツチ564が点灯表示され、当該アパー
チユアカードは、キヤリツジ111の基準位置で
ガラス圧着板93,93aに保持された状態で後
続の作動が停止される。先行アパーチユアカード
からの複写工程が継続しているときは、その工程
が終了してから所定時間の後に装置の作動が停止
される。また、このとき、下操作パネル540の
アラームブザーキーがセツト状態にあれば警告ブ
ザー音を開口窓から発し、操作者に知らせること
もできる。
操作者によるリセツトスイツチ564のON操
作により後述の如く、当該アパーチユアカードは
排出装置163(第6図参照)によりカードスタ
ツカー162に排出され、キヤリツジ111は後
続のアパーチユアカードを位置決め保持しうる基
準位置に復帰する。本実施例における制御回路を
わづかに変更することにより、上述の複写禁止作
動にかえて、選択された拡大複写倍率信号と、マ
イクロフイルム像の大きさの情報マーク検知信号
とにより、適切な複写用紙サイズを自動的に選択
給送せしめる様に制御することも極めて容易であ
る。
また更にアパーチユアカードに施させるマイク
ロフイルム像の情報マークは単にその大きさのみ
ならず、マイクロフイルム像を形成する感光剤が
アパーチユアカードの表側にあるか裏側にあるか
の情報や、適正な露光量を与えるために必要な光
源ランプ5への印加電圧情報、或は必要ならば当
該アパーチユアカードからの複写枚数などの情報
などをも具備することが可能である。
更にまたこれらの情報マークは、その内容によ
り、いわゆるマークペンマーク、磁気マーク或は
せん孔マークなどが用いられてよく、それぞれに
対応した検知素子がこれに組合されて用いること
が可能である。
アパーチユアカードは、通常、マイクロフイル
ム像が正しく読める向きに表裏を位置させたと
き、マイクロフイルム像がアパーチユアカードの
右側に位置する様に作成されている。本実施例で
は、このアパーチユアカードを上下方向は変えず
左右方向を変えて、マイクロフイルム像がアパー
チユアカードの左側に位置する様態でカードホツ
パー82(第3図参照)に装填する様に構成され
ているが、万一多数のアパーチユアカードの中に
左右が逆になつていたり、或は上下が逆になつて
いたりしたアパーチユアカードが混入していたと
きは、当該アパーチユアカードからの拡大複写が
できなかつたり或は裏文字(ミラードイメージ)
の複写ができてしまつたりして不都合である。こ
の不都合を防止する為にアパーチユアカードの一
定コーナーを斜にカツトしたり或は操作者から見
える側のカードの縁に右左、上下の区別がつく様
な識別マークを施したりすることもあるが、充
分、完全とは言えない。
そこで本実施例においては、前述のマイクロフ
イルム像の情報マークと、その検知信号と、アパ
ーチユアカード給送制御のために給送路101に
設けられた第1検知素子91によるアパーチユア
カードの先端検知信号とにより、給送されるアパ
ーチユアカードが正しい向きにあるか否かを検知
し、正しくないことを検知した時は当該アパーチ
ユアカードからの複写を禁止して、上述の如き不
都合を防止する様構成されている。
即ち第3図、第10図、第11図に示すように
アパーチユアカード給送路101に設けられたマ
ーク検知素子78(また75,76,77)と、
これより下流の給送路上に設けられたアパーチユ
アカードの第1検知素子91との距離をSとし、
また第11図に示す如く、アパーチユアカードが
正しい向きに給送されるときのカード給送方向の
先端から、タイミングマーク71(または情報マ
ーク73)までの距離をa、同様にアパーチユア
カード給送方向の後端からタイミングマーク71
(または情報マーク73)までの距離をbとする
とき、a<s<bを満足する如く、マーク検知素
子78,75,76,77の位置と第1検知素子
91の位置と、タイミングマーク71(または情
報マーク73)の位置がアパーチユアカード2の
給送方向の長さに関連して位置決めされている。
従つて、まず、アパーチユアカード2が第11
図に示す向きとは上下左右が逆の状態(即ち、第
11図に示すアパーチユアカード2をその平面上
で左、または右に180゜回転した状態)で給送され
たときは、その状態でのアパーチユアカードの給
送方向の先端が第1検知素子91により検知され
た後にマーク検知素子78(または75〜77)
によるマーク検知信号が発生することになる。
また、アパーチユアカード2が第11図に示す
向きとは表裏左右が逆になつていたり、或は表裏
上下が逆になつて給送されたときは、情報マーク
73、タイミングマーク71は反射板79側に向
いており、マーク検知素子78(75〜77)に
よるマーク検知信号が発生されない状態で第1検
知素子91によるアパーチユアカード先端検知信
号が発生することになる。
上述の如く正常でない状態のアパーチユアカー
ドが給送路101に沿つて給送され第1検知素子
91によりその先端が検知された信号が、マーク
検知素子78(または75〜77)のタイミング
マーク71(または情報マーク73)による信号
発生以前に発生したことを検知することにより、
当該アパーチユアカードは、その向きが左右、或
は上下または上下左右に逆になつている旨の信号
を発生し、当該アパーチユアカードはキヤリツジ
111の所定の位置に保持された状態でアパーチ
ユアカード給送作動は停止し、同時に、この信号
により、第12図のテーブル操作パネル560の
逆向き表示器562dおよびリセツトスイツチ5
64が点灯表示される。またこのとき下操作パネ
ル540のアラームブザーキーがセツト状態であ
れば、警報ブザー音が開口窓から発せられ操作者
に知らせることもできる。キヤリツジ111内で
位置決めされた状態の当該アパーチユアカード
は、リセツトスイツチ564のON操作により、
後述の如く、排出装置163(第6図参照)によ
り、カードスタツカー162に排出され、キヤリ
ツジ111は基準位置に復帰し、後続のアパーチ
ユアカードの位置決め保持が可能になる。また本
実施例においては、上述の如き情報マークが施さ
れていないアパーチユアカードを使用するとき
は、マーク検知信号による制御や、第1検知素子
91の検知信号との組合せによる制御を解除し、
情報マークのないアパーチユアカードからも拡大
複写が得られる様になつている。
第4図に示す如くキヤリツジ111に給送され
たアパーチユアカード2は、その上下方向を、キ
ヤリツジ111の案内溝114とカード上部ガイ
ド115に挾持され、左右方向をカード後端スト
ツパー92と位置決めレバー98により挾持され
て位置決めされた状態でガラス圧着板93,93
aによりそのマイクロフイルム61が平面に保持
された位置から選択された複写倍率と選択された
複写用紙サイズの組合せに対応して、マイクロフ
イルム画像64の上端TSが所定の露光走査開始
点SSまで移動せしめられ、その移動量はあらか
じめ決められており、その種類は6種類となつて
いる。即ち 複写倍率10×に対応する複写用紙サイズA4,A3
の2種類 〃 14.5× 〃 〃 A4,A3,A2
の3種類 〃 20× 〃 〃 A1の1種類 で合計6種類となる。この6種類の移動量から、
拡大複写倍率と複写用紙サイズの組合せ選択の信
号による当該の移動量だけレジストレーシヨン調
整装置(第4図)によりキヤリツジ111を矢印
UP方向に移動せしめることにより、マイクロフ
イルム画像64を感光体ドラム31の所定の位置
に拡大投影するのに支障ない様準備される。また
拡大複写倍率20×を選択したときも、上述の所定
の移動量だけ、露光開始前にアパーチユアカード
2を移動せしむるに支障のない位置にキヤリツジ
111の基準位置が決められており、そのレジス
トレーシヨン調整装置(第4図)による移動の様
態は、他の拡大複写倍率の場合と同様である。
第7図に示す如く、主駆動モーター305によ
り、スプロケツト304、チエン303、スプロ
ケツト302を介して回転駆動されるドラム軸3
01にねじ止めされた変速駆動プーリー306,
307,308により、それぞれベルト309,
310,311を介して、選択された拡大複写倍
率に対応する速さで回転駆動される変速プーリー
312,316,314の回転は、電磁クラツチ
313または317または、ワンウエイクラツチ
315が選択された拡大複写倍率に対応して作動
することにより、変速被動軸318を回転させ
る。
ドラム軸301の回動により変速被動軸318
はワンウエイクラツチ315の係合により、拡大
複写倍率中の最高倍率に対応する速さで回転駆動
されており、電磁クラツチ313が付勢されると
きは、拡大複写倍率中の最低倍率に対応する速さ
で、また、電磁クラツチ317が付勢されるとき
は、拡大複写倍率中の前記倍率以外の倍率に対応
する速さでそれぞれ回転駆動される。
本実施例においては、変速被動軸318は、ワ
ンウエイクラツチ315の係合により回転駆動さ
れるときは、拡大複写倍率20×に、電磁クラツチ
317の付勢により回動されるときは、複写倍率
14.5×に、電磁クラツチ313により回動される
ときは、複写倍率10×にそれぞれ対応した速さで
回動される様になつている。
選択された拡大複写倍率に対応した速さで回転
する変速被動軸318にねじ止めされたプーリ3
19は、ベルト320を介してプーリー321を
回転させる。電磁クラツチ322の作動によりプ
ーリー321と一体的に回転するキヤリツジ駆動
軸182には、プーリー171がねじ止めされ、
第8図に示す如く、プーリー171の外周には、
スチールベルト172の一端が巻回されて、その
端部175がプーリー171の片側にねじ止めさ
れ、他端176は、UP、DN方向に移動調節可
能に取付けられた、軸178aにより、回動自在
に支承された案内ローラー178を半回して、キ
ヤリツジ111の側面111dにねじ止めされて
いる。プーリー171の他の側にはスチールベル
ト174の一端がプーリー171の外周に巻回さ
れてその端部173がねじ止めされている。スチ
ールベルト174の他端177は、固定部材に設
けられた軸179aにより回動自在に支承された
案内ローラー179を半回してキヤリツジ111
の側面111eにねじ止めされている。スチール
ベルト172,174は一定の張力を保つ様、軸
178aの位置がUP,DN方向に移動調節され
て固定部材に取付けられている。前述の如くアパ
ーチユアカード2がキヤリツジ111に給送位置
決めされてレジストレーシヨン調整装置(第4
図)により、所定の露光開始位置に位置決めされ
たことにより、選択された複写用紙例えば43が
給送開始され、それから所定の時間後に発せられ
る走査開始信号により、キヤリツジ111の走査
移動が開始され、同時にロータリーソレノイド1
00の付勢によりシヤター19が回動して、投影
光束22の遮蔽を解除する。例えば拡大複写倍率
に14.5×を選択した時は、電磁クラツチ317と
322が付勢され、プーリー171は、倍率
14.5×に対応した速さで第8図の矢印方向、即ち
反時計方向に回動する。プーリー171にその端
部175をねじ止めされたスチールベルト172
はプーリー171の反時計方向の回動により、そ
の外周に巻きつけられ、キヤリツジ111をUP
方向に所定の速度で移動せしめマイクロフイルム
画像64を露光走査移動させる。スチールベルト
174は、プーリー171の反時計方向への回動
によりスチールベルト172の移動速度と等しい
速さでキヤリツジ111のUP方向の移動と共に
移動する。選択された複写用紙が前述の如く、給
紙装置42により給送され、その先端が検知素子
51を通過することにより、その先端からの給送
長さの計数が開始され所定の計数値に達したとき
カツター50の作動により複写用紙が選択された
サイズの所定の長さに切断されるが、カツター5
0の作動から所定の時間後にキヤリツジ111の
走査移動を終了させる信号が発せられ、この信号
により、電磁クラツチ317と322が減勢さ
れ、キヤリツジ111は自重または図示しないバ
ネの付勢により矢印DN方向に移動する。またキ
ヤリツジ111の走査移動終了と同期して、ロー
タリーソレノイド100が減勢され、シヤター1
9が閉止態位となり、同時に照明装置4の光源ラ
ンプ5も消灯する。また、この走査移動終了によ
り、ソレノイド141,153およびエジエクト
モーター344が付勢されて、当該アパーチユア
カードがキヤリツジ111からカードスタツカー
162に排出される。キヤリツジ111の走査移
動終了により第4図の移動装置130のおねじ1
31が押し上げ部材132をDN方向に移動せし
むる方向に回動する様、パルスモーター136に
駆動パルスが印加され、押し上げ部材132が走
査終了後DN方向に移動してきたキヤリツジ11
1と一端132bにて当接した状態で、矢印DN
方向に移動する。キヤリツジ111のDN方向へ
の移動により、基準位置決め装置116の摺動棒
118は、その一端に螺着された当接子117の
キヤリツジ111の一端111aとの当接によ
り、DN方向にバネ127に抗して移動せしめら
れ、摺動棒の一端118bが接点棒の一端120
aに当接することにより、スイツチSW1がONす
ることになる。このスイツチSW1のON信号によ
りパルスモーター136への駆動パルス印加が停
止され、押し上げ部材132は、DN方向への移
動が制御され、キヤリツジ111は、接点棒12
0と、これに当接する摺動棒118と当接子11
7を介してその位置が基準位置に位置決めされ
る。この位置においては、カードホツパー82
(第3図)に後続のアパーチユアカード2a,2
bがあり、これが順次継続して給送される様選択
制御されているときは、第6図のソレノイド14
1は、付勢されたまゝで、ガラス圧着板93はア
パーチユアカード給送を妨げない位置に回避した
状態であり、また、ソレノイド99は、減勢さ
れ、カード位置決めレバー98はバネ98aの付
勢により復帰しており、前述の如く後続のアパー
チユアカード2aは、スイツチSW1のON作動に
よるキヤリツジ111の基準位置復帰により、給
送を開始されてキヤリツジ111に位置決めされ
た後、ソレノイド141が減勢される。ガラス圧
着板93,93aによりマイクロフイルム61が
圧着保持されると、再びレジストレーシヨン調整
作動以降の作動が順次くり返される。カードホツ
パー82に後続アパーチユアカード2a,2bが
ないことを第5検知素子84が検知した後はその
検知信号とスイツチSW1によるキヤリツジ111
の基準位置復帰により、制御回路がソレノイド1
41を減勢し、ガラス圧着板93がバネ142の
付勢により閉止状態に戻る。
走査移動を終了した位置にあるキヤリツジ11
1は露光走査方向(UP方向)への移動駆動が断
たれ、第4図の矢印DN方向に自重または図示し
ていないバネの付勢により急速に移動することに
より、移動装置130の押し上げ部材132の一
端132bに激突して、機械的な不都合が生じる
ことを防止するため、キヤリツジ111の復帰移
動制御装置の作動によりその移動速度が低速に制
御される様になつている。即ち、キヤリツジ11
1のDN方向への移動により第8図に示すプーリ
ー171およびキヤリツジ駆動軸182が時計方
向に回動され、第7図に示す如くキヤリツジ駆動
軸182の一端はワンウエイクラツチ328を介
してプーリー327に係合するので、キヤリツジ
駆動軸182の時計方向の回動(第8図におい
て)は、プーリー327を回動させる様働くが、
プーリー327は、これより径の小さいプーリー
343をベルト342を介して、回動させる様に
働く。プーリー343は、減速ギアヘツド345
を介してエジエクタモーター344により回動駆
動されているが、その回転速度は、キヤリツジ駆
動軸182がキヤリツジ111のDN方向への移
動により回動されることによる回動よりはるかに
遅いので、キヤリツジ駆動軸182、プーリー1
71の時計方向の回動は、プーリー343の回転
速度により制御されて一定の速度以上に加速され
ることがなく、従つて、キヤリツジ111のDN
方向の移動も、キヤリツジ111が押し上げ部材
132に激突しない程度に制御される。
第6図において、キヤリツジ111が走査移動
終了位置に達するまでに、カード上部ガイド11
5はその一端115bが固定ピン143と当接す
ることにより軸115aの廻りに時計方向に回動
せしめられ、アパーチユアカード2を押圧する作
用が解かれ、更にアパーチユアカード2のUP方
向への移動路から退避する状態となる。キヤリツ
ジ111のUP方向への走査移動終了により、キ
ヤリツジ111の一端に装着されたソレノイド1
41はホルダー93bを反時計方向に回動し、ガ
ラス圧着板93と93aの圧接を解除する様付勢
され、同時にエジエクターモーター344(第7
図参照)が回動付勢され、減速ギアヘツド345
に装着されたプーリー343、ベルト342、プ
ーリー327、ベルト329、プーリー330,
331、ベルト332、およびプーリー333,
335を介し軸334および軸336にそれぞれ
装着されたローラー150および154が第6図
に示す矢印方向に回動せしめられ、また同時に、
ローラー150とピンチローラー151の間にそ
の上端を進入させられたアパーチユアカード2を
ローラー150に押圧する如く、ピンチローラー
151を軸151aの廻りに反時計方向に回動せ
しむる様に、ソレノイド153が付勢され、バネ
153aを介して、バネ152aに抗して、ピン
チローラー151を付勢する。ローラー150と
ピンチローラー151により矢印UP方向に移動
せしめられたアパーチユアカード2は、ローラー
154と、これにバネ152により軸151aの
廻りに時計方向に回動付勢されて当接するピンチ
ローラー155とにより更に移動せしめられ、固
定案内板156と可動案内板159との間にEX1
方向に進入せしめられ、その先端は第4検知素子
157を通過し更に進んでストツパー158に貼
付された緩衝部材158aに当接する位置まで移
動せしめられたとき、アパーチユアカード2の下
端2eは、ピンチローラー155の外周面に接触
した状態にある。ピンチローラー155の外周面
には、その回転軸方向に細かい溝が形成され、ア
パーチユアカードの下端2eは、ピンチローラー
155の外周面に沿つて、EX2方向に案内されな
がら、ピンチローラー155に当接するピンチロ
ーラー160と、ローラー154により付勢当接
せしめられて矢印方向(反時計方向)に回転する
ピンチローラー155とにより、EX2方向に排出
移動せしめられカードスタツカー162に排出堆
積される。アパーチユアカード2の上端部が第4
検知素子157により検知されてから所定の時間
後にエジエクターモーター344(第7図)およ
びソレノイド153への通電を断ち、ピンチロー
ラー151はバネ152aの付勢によりローラー
150から離間する。
本複写装置においては、メインスイツチがON
された時、イニシヤルクリアー信号により、一定
時間エジエクターモータ344と、ソレノイド1
53が付勢されることにより、ローラー150と
ピンチローラー151の間、または、ローラー1
54とピンチローラー155との間、または、固
定ガイド板156と、可動ガイド板159との
間、または、ピンチローラー155とピンチロー
ラー160との間の残置アパーチユアカードを排
出する様になつており、このイニシヤルクリアー
信号による残置カード排出作動後も、尚残置カー
ドが排出されずに第4検知素子157を遮る位置
にアパーチユアカードが残存する場合は、検知素
子157の発する信号により、排出異常の信号が
発せられ、これを表示警告する様になつている。
また、この残置カードの取り出しを便ならしめる
ため、可動ガイド板159は、支軸161に支承
され、回動可能になつている。また、走査移動終
了後、アパーチユアカード2がキヤリツジ111
から排出されるときは、レジストレーシヨン調整
作動の直前に、アパーチユアカード2の押圧を解
除していたカード位置決めレバー98は、付勢さ
れていたソレノイド99が走査終了により、減勢
されるので、バネ98aの付勢により第3図の反
時計方向に回動し、所定の位置に復帰する。
本装置には第1図に示す如く複数の操作パネル
520,530,540,560,570が配置
されている。操作パネル560の操作面の詳細は
第12図に示す通りである。警告表示器562
は、カードジヤム表示器562aと、サービスマ
ンコール表示器562bよりなり、カードジヤム
位置表示器563は、カード重送検知表示器56
3a、中間位置ジヤム検知表示器563b、終端
位置ジヤム検知表示器563c、排出位置ジヤム
検知表示器563dよりなり、更にリセツトスイ
ツチ564と、コピースタートスイツチ561が
配置されている。カードホツパー82から給送さ
れたアパーチユアカードが第1検知素子91まで
到達する以前に給送路101上で給送されなくな
つたり、所定の時間内に第1検知素子91に到達
しない場合には、ジヤム検知手段によりアパーチ
ユアカード給送駆動が停止され、リセツトスイツ
チ564が表示点灯される。この場合は、手動ノ
ブ85bの回動操作により当該アパーチユアカー
ドをカードホツパー82に戻し入れしてリセツト
スイツチ564を操作する事により、リセツトス
イツチ564の表示点灯は消灯する。カードホツ
パー82から給送されたアパーチユアカードが万
一2枚重なつて給送され、2枚検知ローラー8
6,102により検知されてマイクロスイツチ8
7を作動させると、アパーチユアカードの給送駆
動は停止され、カード重送検知表示器563aと
カードジヤム表示器562a、リセツトスイツチ
564が表示点灯する。この場合も前述の如く、
手動ノブ85bにより分離ローラー85を回動し
て当該アパーチユアカードをカードホツパー82
内に戻し入れることにより、カード重送検知表示
器563a、カードジヤム表示器562aは表示
を消灯し、リセツトスイツチ564も、そのON
操作で表示を消灯する。アパーチユアカードの先
端が第1検知素子91を通過して第1給送ローラ
ー88に到達しない状態で停止した場合は、中間
位置ジヤム検知表示器563b、リセツトスイツ
チ564が点灯表示される。
この場合も、手動ノブ85bの回動によりアパ
ーチユアカードがカードホツパー82に戻し入れ
られると、中間位置ジヤム検知表示器563bは
消灯し、リセツトスイツチ564も、NO操作で
消灯する。アパーチユアカードの先端が第1検知
素子91、第1給送ローラー88を過ぎ、第2検
知素子104には到達しない状態で停止した時
は、中間位置ジヤム検知表示器563bと、リセ
ツトスイツチ564が表示点灯される。この場合
は、リセツトスイツチ564のON操作により、
アパーチユアカードは、前述の如く、自動的にカ
ードスタツカー162に排出されまた表示も消灯
する。アパーチユアカードが第1検知素子91
と、第2検知素子104とにまたがつて停止した
時も、上述の表示点灯様態と同じになり、同様
に、自動排出機能が働く。また、アパーチユアカ
ードが第2検知素子104のみを作動させて停止
している時も上述と同様である。アパーチユアカ
ードが第2検知素子104と、第3検知素子97
を共に作動させる位置に停止したまゝの時は、終
端位置ジヤム検知表示器563cとリセツトスイ
ツチ564が点灯表示され、この場合も、自動排
出機能によりアパーチユアカードはカードスタツ
カー162に自動的に排出され、表示が消灯す
る。また万一、カード排出装置163におけるア
パーチユアカードが第4検知素子157で検知さ
れる位置に残置するときは、排出位置ジヤム検知
表示器563dとリセツトスイツチ564が点灯
表示される。この場合もリセツトスイツチ564
のON操作で前述のイニシヤルクリアー信号によ
る作動と同様にアパーチユアカードをカードスタ
ツカー162に排出し、表示も消灯する。
第4図に示す如くキヤリツジ111に給送位置
決めされたアパーチユアカードは、選択された拡
大倍率と複写用紙サイズの組合せにより、露光開
始前に、所定の露光開始位置まで移動せしめられ
ることは既に説明した。この場合、キヤリツジ1
11を移動させるパルスモーター136の駆動制
御が何らかの理由により、正常に働かず押し上げ
部材132の支腕の132dの上端部132fが
マイクロスイツチSW4を押圧することにより、パ
ルスモーター136の駆動が断たれて、押し上げ
部材132の移動が停止したときは、リセツトス
イツチ564が点灯表示される。しかるときは、
リセツトスイツチ564のON操作により、パル
スモーター136は押し上げ部材132をDN方
向に移動せしむる様回動駆動され、キヤリツジ1
11もDN方向に移動し、前述の如く、基準位置
決め装置116の作動により、スイツチSW1
ON信号で、パルスモーター136の回動駆動は
断たれ、キヤリツジ111も基準位置に位置決め
される。しかし、何らかの理由により、キヤリツ
ジ111がDN方向に移動せず、押し上げ部材1
32のみがDN方向に移動し、その支腕の下端部
132eがマイクロスイツチSW3を押圧作動せし
むることにより、パルスモーター136の回動駆
動が断たれた状態のまゝでいるときは、上述のリ
セツトスイツチ564のON操作より、所定時間
内に、キヤリツジ111の押圧によるスイツチ
SW1のON信号が発生しないときは、サービスマ
ンコール表示器562bが点灯表示され、リセツ
トスイツチ564も点灯表示様態を保つ。サービ
スマンによる当該トラブル修復後はこれらの表示
は消灯し、正常状態に戻る。
第13図〜第21図はこの複写装置の基本動作
を示す説明図であり、第19図の一部20aは第
20図のようにしてもよい。
また第22図〜第31図はこの複写装置の制御
回路を示す。第12図に示すコピースタートスイ
ツチ561が押されると、このコピースタートス
イツチ561からの信号により条件判別回路から
所定の条件下でカード給送信号が出力される。第
22図に示す如くこのカード給送信号はオア回路
OR6を通つて電磁クラツチ85c制御用フリツ
プフロツプF/F1のクロツク端子に入力され、
フリツプフロツプF/F1がセツトされてその出
力によりドライブDR1が電磁クラツチ85cを
駆動する。同時にカード給送信号はオア回路OR
6を通つてカード駆動制御用フリツプフロツプ
F/F2のクロツク端子に入力されてフリツプフ
ロツプF/F2がセツトされ、その出力によりド
ライバDR2〜DR4が各々駆動モータ103及
びソレノイド90,96を駆動する。更にカード
給送信号はオア回路OR6,OR4を通つてガラ
ス圧着板開閉制御用フリツプフロツプF/F4の
クロツク端子に入力され、フリツプフロツプF/
F4がセツトされてその出力によりドライバDR
6がソレノイド141を駆動しガラス圧着板9
3,93aを開口状態にする。
駆動モータ103及び電磁クラツチ85cによ
り反時計方向へ回転駆動される分離ローラ85は
分離ナイフ81と協働してカードホツパー82内
のアパーチユアカードを1枚づつ給送路101へ
送出する。このアパーチユアカードは2枚送り検
知ローラ86,102の間を通過し、第1給送ロ
ーラ88と、ソレノイド90の付勢により第1給
送ローラ88に当接された第1ピンチローラ89
により右方向へ給送される。このアパーチユアカ
ードの先端が第1検知素子91で検知されると、
その検知信号により電磁クラツチ85オフタイマ
ーT1がセツトされる。このタイマーT1のセツ
トアツプ時間は後続のアパーチユアカード2aが
カードホツパー82より給送路101の方向へ送
出されてその先端が2放送り検知ローラ86,1
02の手前に達したときに電磁クラツチ85cの
通電が断たれる様に調整されている。タイマーT
1がセツトアツプすると、その出力がオア回路
OR1を通つてフリツプフロツプF/F1をリセ
ツトし、電磁クラツチ85cの通電が断たれて後
続のアパーチユアカード2aが停止する。先行の
アパーチユアカード2は第2給送ローラ94と、
ソレノイド96への付勢により第2給送ローラ9
4に当接する第2ピンチローラ95とにより更に
給送され、その先端が第3検知素子97を通過し
てカード位置決めレバー98に当接しこれを時計
方向に回動させる。この場合アパーチユアカード
2の先端が第3検知素子97で検知されると、そ
の検知信号がオア回路OR2を通つてフリツプフ
ロツプF/F2がリセツトし、駆動モータ103
及びソレノイド90,96の通電が断たれる。こ
れにより第1給送ローラ88、第2給送ローラ9
4、第1ピンチローラ89、第2ピンチローラ9
5の給送能力が失われ、アパーチユアカード2は
カード位置決めレバー98により押し戻されて位
置決めされる。第3検知素子97からの検知信号
はソレノイド141オフタイマーT2のセツトも
行う。このタイマーT2のセツト時間はアパーチ
ユアカード2の先端が第3検知素子97で検知さ
れてからアパーチユアカード2が位置決めされる
までの時間である。タイマーT2がセツトアツプ
すると、その出力はオア回路OR5を通つてフリ
ツプフロツプF/F4をリセツトし、ソレノイド
141の通電が断たれてガラス圧着板93,93
a間が閉じる。タイマーT2の出力はソレノイド
99オンタイマーT3もセツトする。このタイマ
ーT3のセツト時間はガラス圧着板93,93a
が完全に閉じるまでの時間である。タイマーT3
がセツトアツプすると、その出力はオア回路OR
8を通つてソレノイド99制御用フリツプフロツ
プF/F3のクロツク端子に入力されてフリツプ
フロツプF/F3がセツトされる。フリツプフロ
ツプF/F3の出力によりドライバDR5がソレ
ノイド99を駆動し、カード位置決めレバー98
がアパーチユアカード2から離れる。
アパーチユアカードが2枚以上重なつて給送さ
れる場合について説明する。第12図のコピース
タートスイツチ561からの信号により図示しな
い条件判別回路からカード給送信号が出力される
と、アパーチユアカード2がカードホツパー82
から送出されて2枚送り検知ローラ86,102
間を通過するが、この場合アパーチユアカードが
同時に2枚重なつて給送されると、その厚みで2
枚送り検知ローラ86がマイクロスイツチ87を
動作させる。このスイツチ87からの信号は第2
7図に示す如くオア回路16を通つてジヤム検知
用フリツプフロツプF/F8のセツト端子に入力
され、フリツプフロツプF/F8がセツトされ
る。フリツプフロツプF/F8の非反転出力はコ
ンデンサC1、抵抗R1及びダイオードD1より
なる微分回路で微分され、オア回路OR19を通
つてジヤム回路出力として出力されて各回路の制
御をする。オア回路OR19からのジヤム回路出
力は第22図に示す如くオア回路OR1を通つて
フリツプフロツプF/F1をリセツトすると共
に、オア回路OR2を通つてフリツプフロツプ
F/F2をリセツトし、さらにオア回路OR5を
通つてフリツプフロツプF/F4をリセツトす
る。従つて電磁クラツチ85c、駆動モータ10
3、ソレノイド90,96,141の通電が断た
れ、第12図のリセツトスイツチ564の手動操
作待ちとなる。
コピースタートスイツチ561の操作後、所定
時間内にアパーチユアカードの先端が第1検知素
子91を通過しない場合について説明する。コピ
ースタートスイツチ561の押下により図示しな
い条件判定回路からカード給送信号が出力される
と、アパーチユアカード2がカードホツパー82
から送出されるが、何らかの理由で例えば給送路
101のバリによりアパーチユアカード2が停滞
した場合アパーチユアカード2が損傷する可能性
がある。これを防止するため、カード給送信号に
より第22図に示す如くジヤム検タイマーT4を
セツトしてその出力をアンド回路AND1に入力
し、第1検知素子91からの検知信号をインバー
タIN1で反転してアンド回路AND1に入力して
いる。従つてタイマーT4のセツトアツプまでに
アパーチユアカード2の先端が第1検知素子91
を通過しない時にはアンド回路AND1の出力が
ジヤム回路出力として送出される。また電磁ク
ラツチ85c、駆動モータ103の通電がなされ
ない場合や電磁クラツチ85c、駆動モータ10
3が故障した場合などにもアパーチユアカード2
に駆動力が与えられない。この場合もアンド回路
AND1からジヤム回路出力が送出される。第
27図に示す如くジヤム回路出力はオア回路
OR16に入力され、上述の2枚送り検知用マイ
クロスイツチ87の動作時と同様に電磁クラツチ
85c、駆動モータ103、ソレノイド90,9
6,141の通電が断たれてリセツトスイツチ5
64の操作待ちとなる。
アパーチユアカードの先端が第1検知素子91
を通過してから所定時間内に第2検知素子104
を通過しない場合について説明する。アパーチユ
アカードは駆動モータ103及び電磁クラツチ8
5cの付勢によりカードホツパー82より給送路
101の方向に送出されてその先端が第1検知素
子91を通過し、第1給送ローラ88と、ソレノ
イド90の付勢により第1給送ローラ88に当接
された第1ピンチローラ89とにより更に右方向
へ給送されるが、何らかの理由によりソレノイド
90が駆動されない場合アパーチユアカード2は
分離ナイフ81及び分離ローラ85を通過した直
後に駆動されなくなつて停止してしまい、次の動
作に移れなくなる。またカード後端ストツパー9
2がロツク状態になつている場合やガラス圧着板
の開閉が正常に行われていない場合アパーチユア
カード2の先端がその異常部で停止したまま給送
力がアパーチユアカードに加えられるからアパー
チユアカードが破損する可能性がある。それを防
ぐために、第22図に示す如く第1検知素子91
からの検知信号の立上りでジヤム検タイマーT5
をセツトしてその出力をアンド回路AND2に入
力し、第2検知素子104からの検知信号をイン
バータIN2で反転してアンド回路AND2に入力
している。従つてアパーチユアカード2の先端が
第1検知素子91を通過してから所定時間内に第
2検知素子104を通過しない時にはアンド回路
AND2の出力が生じ、この出力はオア回路OR7
を通つてジヤム回路出力として送出される。こ
のジヤム回路出力は第27図に示す如くオア回
路OR16に入力され、前述同様に電磁クラツチ
85c、駆動モータ103、ソレノイド90,9
6,141の通電が断たれてリセツトスイツチ5
64の操作待ちとなる。
アパーチユアカードの先端が第2検知素子10
4を通過してから所定時間内に第3検知素子97
を通過しない場合について説明する。アパーチユ
アカードは駆動モータ103、第1給送ローラ8
8と、ソレノイド90の付勢により第1給送ロー
ラ88に当接される第1ピンチローラ89により
右方向に給送されてその先端が第2検知素子10
4を通過した後に第2給送ローラ94と、ソレノ
イド96の付勢により第2給送ローラ94に当接
された第2ピンチローラ95とにより更に右方向
に給送されるが、何らかの理由によりソレノイド
96が駆動されない場合アパーチユアカードは第
1給送ローラ88及び第1ピンチローラ89を離
れた瞬間に給送力与えられなくなつて停止しま
い、次の動作に移れない。また給送路114にキ
ズ等があつてアパーチユアカードの先端がそのキ
ズ等にひつかかつた場合アパーチユアカードはそ
のキズ等で停止したまま給送力が加えられるため
損傷する可能性がある。これを防ぐため、第22
図に示す如く第2検知素子104からの検知信号
の立上りでジヤム検タイマーT6をセツトしてそ
の出力をアンド回路AND3に入力し、第3検知
素子97からの検知信号をインバータIN3で反
転してアンド回路AND3に入力している。従つ
てアパーチユアカードの先端が第2検知素子10
4を通過してから所定時間内に第3検知素子97
を通過しないときはアンド回路AND3の出力が
生じ、この出力はオア回路OR7を介してジヤム
回路出力として送出され、前述同様に駆動モー
タ103、電磁クラツチ85c、ソレノイド9
0,96,141の通電が断たれてリセツトスイ
ツチ564の操作待ちとなる。
アパーチユアカード2の先端が第3検知素子9
7を通過した後に何らかの理由により次のアパー
チユアカード2aが給送された場合は第3検知素
子97及び第1検知素子91からの検知信号がア
ンド回路AND4に入力されてチエツクされ、ア
ンド回路AND4の出力はオア回路OR7を介して
ジヤム回路出力として送出され、前述同様に電
磁クラツチ85c、駆動モータ103、ソレノイ
ド90,96,141の通電が断たれてリセツト
スイツチ564の操作待ちとなる。第3検知素子
97からの検知信号は前述のジヤム回路出力と共
にオア回路OR2を通つてフリツプフロツプF/
F2のリセツト端子に入力され、二重の安全装置
となつている。
次にジヤムしたアパーチユアカードの自動排出
について説明する。アパーチユアカード2がキヤ
リツジ111上でカード後端ストツパ92とカー
ド位置決めレバー98とにより保持された状態に
おいて何らかの理由、例えば複写装置本体47内
における複写用紙の給送異常などによるジヤム検
知手段のジヤム検知信号によりキヤリツジ111
が露光走査を開始しなかつたり、又は露光走査を
中断したりした場合第27図に示す如く上記ジヤ
ム検知信号がオア回路OR16に入力され、ジヤ
ム検知用フリツプフロツプF/F8がセツトされ
る。このフリツプフロツプF/F8の非反転出力
は微分回路C1,R1,D1及びオア回路OR1
9を介してジヤム回路出力として出力されると同
時にジヤム信号として出力され、図示しない条件
判定回路はそのジヤム信号が入力される。この状
態でリセツトスイツチ564を押すと、このリセ
ツトスイツチ564からの信号がリセツト用フリ
ツプフロツプF/F9のクロツク端子に入力され
てフリツプフロツプF/F9がセツトされ、その
非反転出力がアンド回路AND10に入力される。
オア回路OR16の出力は複写装置本体47のジ
ヤム検知信号が解除されるまで高レベルになつて
おり、インバータIN6で反転されてアンド回路
AND10に入力される。アンド回路AND8a,
AND8bは拡大投影装置46の初期状態を判別
するもので、アンド回路AND8bには第1検知
素子91、第2検知素子104、第4検知素子1
57の検知信号がインバータで反転されて入力さ
れる。アンド回路AND8aにはキヤリツジ11
1が基準位置にあるかどうかを示す信号、第3検
知素子97の検知信号がインバータで反転された
もの、アンド回路AND8bの出力信号がインバ
ータIN10で反転されたもの及びオア回路OR1
6の出力が入力される。拡大投影装置46が初期
状態に復帰し複写装置本体47のジヤム検知信号
が解除した時にはアンド回路AND8aの出力が
インバータIN4で反転されてアンド回路AND1
0に入力され、アンド回路AND10の出力がオ
ア回路OR17を通つてジヤム検知用フリツプフ
ロツプF/F8をリセツトする。このフリツプフ
ロツプF/F8の反転出力○ウにより条件判別回路
はコピースタートスイツチ561の操作信号を有
効とし、複写作業の再開を可能とする。またフリ
ツプフロツプF/F8の反転出力○ウとフリツプフ
ロツプF/F9からのリセツト出力が第28図に
示す如くアンド回路AND11に入力されてその
出力により強制排出タイマーT7がセツトされ、
フリツプフロツプF/F8の反転出力がコンデン
サC2、抵抗R2及びダイオードD2よりなる微
分回路で微分されてオア回路OR18を通つてフ
リツプフロツプF/F9をリセツトする。強制排
出タイマーT7は所定時間内に複写作業の再開で
コピースタート信号によりリセツトされることが
なければセツトアツプで出力を生じ、この出力は
オア回路OR20を通つてストツプ出力として送
出される。第24図に示すようにアンド回路6a
はそのストツプ出力や、第2検知素子104及び
第3検知素子97の検知信号が入力されると共に
第1検知素子91の検知信号がインバータIN2
aで反転されて入力される。従つてアパーチユア
カードが第1検知素子91の位置には無くて第2
検知素子104及び第3検知素子97の所に有る
ことがアンド回路AND6aで検知され、その出
力が自動排出信号として出力される。自動排出
信号は第26図に示すように走査制御用フリツ
プフロツプF/F5をセツトし、その出力により
ドライバDR7が主駆動モータ305及び電磁ク
ラツチ313(または317)及び322を付勢
し、キヤリツジ111は、第8図に示す矢印UP
方向に摺動移動し、押圧片181がリミツトスイ
ツチ180を動作させる。リミツトスイツチ18
0の動作信号は第26図に示すようにオア回路
OR10を通つて走査制御用フリツプフロツプ
F/F5をリセツトし、電磁クラツチ315,3
22および主駆動モータ305への通電を断つ。
リミツトスイツチ180の作動信号は第25図に
示すようにアンド回路AND7に入力されてフリ
ツプフロツプF/F9からのリセツト出力とのア
ンドがとられ、その出力は自動排出信号として
出力されると共に、オア回路OR7aを通つて自
動排出信号として出力される。また、自動排出
信号とインバータIN2bによる拡大複写倍率
20倍設定信号の反転出力とのアンドがアンド回路
AND7aでとられ、その出力が自動排出信号
として出力される。第22図に示すように自動排
出信号はオア回路OR4を通つてガラス圧着板
開閉制御用フリツプフロツプF/F4をセツト
し、その出力によりドライバDR6がソレノイド
141を駆動してガラス圧着板93,93a間を
開かせる。自動排出信号は第26図に示すよう
にオア回路OR11を通つてソレノイド153制
御用フリツプフロツプF/F6をセツトし、その
出力によりドライバDR8がソレノイド153を
駆動する。自動排出信号はオア回路OR13を
通つてエジエクトモータ344制御用フリツプフ
ロツプF/F7をセツトし、その出力によりドラ
イバDR9がエジエクトモータ344を駆動す
る。従つてアパーチユアカードは開離されたガラ
ス圧着板93,93aからカード排出装置163
により排出されるが、その先端が第4検知素子1
57をEX1方向に通過したことにより第4検知素
子157の検知信号が第22図に示すようにオア
回路OR3を経てフリツプフロツプF/F3をリ
セツトすると同時にオア回路OR5を経てフリツ
プフロツプF/F4をリセツトし、ソレノイド9
9,141の通電を断つ。アパーチユアカードは
上部がストツパ158に当接し下部がピンチロー
ラ155を乗りこえてローラ155,160によ
りEX2方向に給送され、カードスタツカ162に
排出される。
何らかの理由によりアパーチユアカードが第2
検知素子104のみを作動させる位置でその給送
が停止された場合リセツトスイツチ564を押す
と、前述の如くリセツト出力、ジヤム回路出力が
出力され、第23図に示すようにアンド回路
AND6で自動排出が可能か否かが判断される。
アンド回路AND6はリセツト出力及び第3検知
素子97の反転出力信号が入力されると共に2枚
送り検知用マイクロスイツチ87の動作信及びア
ンド回路AND5の出力がインバータIN7,IN8
で反転されて入力され、アンド回路AND5は第
1検知素子91、第2検知素子104、第4検知
素子157の各反転出力信号が入力される。従つ
て2枚送り検知用マイクロスイツチ87が動作し
ていなくてアパーチユアカードが第2検知素子1
04のみを作動させている時にはアンド回路
AND6の出力が自動排出信号として出力され
る。この自動排出信号は第22図に示すように
オア回路OR6を通つてフリツプフロツプF/F
1,F/F2のクロツク端子に入力されると共に
オア回路OR6,OR4を通つてフリツプフロツ
プF/F4をセツトし、かつオア回路OR6、ア
ンド回路φを経てフリツプフロツプF/F1のリ
セツト端子に入力される。よつてフリツプフロツ
プF/F1はセツトされず、フリツプフロツプ
F/F2,F/F4がセツトされて駆動モータ1
03、ソレノイド90,96,141が動作す
る。停止していたアパーチユアカードは第1給送
ローラ88と、ソレノイド90の付勢により第1
給送ローラ88に当接された第1ピンチローラ8
9及び、第2給送ローラ94と、ソレノイド96
の付勢により第2給送ローラ94に当接された第
2ピンチローラ95により右方向に給送され、そ
の先端が第3検知素子97を通過したことにより
第3検知素子97の検知信号がオア回路OR2を
経てフリツプフロツプF/F2をリセツトして駆
動モータ103、ソレノイド90,96の通電を
断たせる。その後アパーチユアカードはキヤリツ
ジ111の基準位置に位置決めされ、前述と同様
にカードスタツカ162に排出される。
アパーチユアカード2が第1検知素子91と第
2検知素子104をともに作動させる位置で停止
した場合はアパーチユアカードが第2検知素子1
04のみを作動させる位置で停止した場合と同様
に動作する。
アパーチユアカード2が第1検知素子91のみ
を作動させる位置でその給送が停止した場合はア
パーチユアカード2が第1検知素子91のみを作
動させている状態でその後端が分離ローラ85と
分離ナイフ81とにより挾持されているときには
手動ノブ85bによりアパーチユアカード2をカ
ードホツパー82内に戻し入れることができ、リ
セツトスイツチ564の操作により第27図に示
すアンド回路AND10が成立してオア回路OR1
7を介してジヤム検知用フリツプフロツプF/F
8がリセツトされる。このフリツプフロツプF/
F8の反転出力はコンデンサC2、抵抗R2、ダ
イオードD2よりなる微分回路、オア回路OR1
8を経てリセツト用フリツプフロツプF/F9を
リセツトし、次の複写作業の可能な状態となる。
手動ノブ85bを用いずにアパーチユアカードを
自動排出するときはアパーチユアカード2の先端
が第2検知素子104を通過するまで電磁クラツ
チ85cが動作してアパーチユアカードの給送を
補助する他は前述と同様に動作する。
アパーチユアカードの重送が2枚送り検知ロー
ラ86,102で検知された場合でも後続のアパ
ーチユアカード2aのみを手動ノブ85bの回動
操作によりカードホツパー82内に戻し入れるこ
とができ、更に先行のアパーチユアカード2の自
動排出に移れる。
第28図に示すように強制排出スイツチSW8
a,8bは連動するもので、このスイツチ8a,
8bをオフにしてコピースタートスイツチ561
を押せばコピースタート信号により強制排出タイ
マーT7がリセツトされて自動排出動作が行われ
ずに複写作業が再開される。従つてスイツチ8
a,8bにより自動排出動作と複写作業の再開と
を選択することができる。また図示しないストツ
プキーを押せばこのストツプキーからの入力がア
ンド回路AND11aでリセツト出力とのアンド
がとられてその出力がオア回路OR20を介して
ストツプ出力として出力され自動排出動作が行わ
れる。
また第3図、第10図及び第11図に示すよう
にマーク検知素子75〜78はアパーチユアカー
ド2から第9図に示すような情報マーク72,7
3,74及びタイミングマーク71を読み取る様
に構成されている。カードホツパー82内にセツ
トされている多数のアパーチユアカードの中に左
右が逆になつていたり上下が逆になつているもの
が混入している場合は不都合が生ずる。そこでこ
の実施例ではタイミングマーク71を検知するマ
ーク検知素子78の検知信号を第29図に示すよ
うにアンド回路AND12で条件信号とアンド
をとり、その出力でカード正常給送検知用フリツ
プフロツプF/F10をセツトする。条件信号
は情報マーク72,73,74の内容などによる
条件の成立で高レベルになり、アパーチユアカー
ドのタイミングマーク71がマーク検知素子78
を通過するときにフリツプフロツプF/F10が
セツトされる。しかしアパーチユアカードの左右
が逆になつていたり上下が逆になつていたりして
マーク検知素子78がタイミングマーク71を検
知しない場合にはフリツプフロツプF/F10は
セツトされない。同時にアンド回路AND13に
より、リセツト出力とフリツプフロツプF/F1
0の反転出力とのアンドをとりオア回路OR20
(第28図参照)に入力することにより、ストツ
プ出力を出力させ、自動排出動作を行う。ここに
光源ランプ制御用フリツプフロツプF/F11は
図示しない条件判別回路からのランプ駆動信号に
よりコピースタートスイツチ561の操作信号に
同期してセツトされ、その出力によりドライバ
DR10が光源ランプ5を駆動する。アパーチユ
アカードはマーク検知素子78を通過した後にさ
らに右方向に給送されてその先端が第1検知素子
91を通過するが、この第1検知素子91の検知
信号はアンド回路AND15でフリツプフロツプ
F/F10の反転出力とのアンドがとられてその
出力がオア回路OR23を通つてフリツプフロツ
プF/F11をリセツトする。従つてアパーチユ
アカード2の上下が逆になつていたり左右が逆に
なつていた場合はフリツプフロツプF/F11が
リセツトされて光源ランプ5が消灯し露光動作が
行われず複写装置本体47も動作しない。更にア
パーチユアカードが右方向に給送されてその先端
が第3検知素子97を通過すると、この第3検知
素子97の検知信号がフリツプフロツプF/F1
1及びドライバDR10の反転出力によりアンド
回路AND14を経てオア回路OR16に入力され
ジヤム検知用フリツプフロツプF/F8をセツト
する。アパーチユアカード2はリセツトスイツチ
564の操作で前述の如く自動的に排出される。
またマーク解除スイツチSW9をオンさせればフ
リツプフロツプF/F10がセツトされ、マーク
の無いアパーチユアカードでもマイクロフイルム
画像を複写できる。複写装置本体47はフリツプ
フロツプF/F8からジヤム信号が出力された時
にはこの信号により停止する様になつている。
第27図に示すようにパワーオンタイマT8は
メインスイツチの投入(電源投入)によりイニシ
ヤルクリア信号ICを発生し、この信号ICにより
キヤリツジ111、給送路101上の残置アパー
チユアカードの有無を検知する。すなわちイニシ
ヤルクリア信号ICは各制御用フリツプフロツプ
及びレジスタ等を初期状態にセツトし、コンデン
サC3、抵抗R3及びコンデンサC3よりなる微
分回路、インバータIN5を経てアンド回路AND
9でアンド回路AND8aの出力をチエツクする。
この時複写装置本体47のジヤム検知信号または
2枚送り検知用マイクロスイツチ87の動作信号
が出力されていればジヤム検知用フリツプフロツ
プF/F8がアンド回路AND9の出力によりセ
ツトされる。第1〜第4検知素子91,104,
97,157の検知信号が出ていても同様にアン
ド回路AND9の出力によりフリツプフロツプ
F/F8がセツトされる。つまりキヤリツジ11
1、給送路101ないしはカード排出装置163
にアパーチユアカードが残置されていればフリツ
プフロツプF/F8がセツトされる。第1検知素
子91と第2検知素子104との間の距離がアパ
ーチユアカードの給送方向の長さより短いなどに
より、キヤリツジ111、給送路101のどの位
置にアパーチユアカードが残置されていても第1
〜第3検知素子91,104,97で必ず検知さ
れる。更にフリツプフロツプF/F10の状態を
電源しや断時にも保持する様にすれば残置アパー
チユアカードの左右逆セツトや上下逆セツトも検
知しておいて自動排出動作を行うこともできる。
次にアパーチユアカードのジヤム表示について
説明する。拡大投影装置46に異常があると、ジ
ヤム検知用フリツプフロツプF/F8がセツトさ
れ、第31図に示すようにフリツプフロツプF/
F8からのジヤム信号がドライバDR12を経て
表示器522d及びリセツトスイツチ564を点
灯させ、さらにフラツシユ回路F1にて表示器5
25aを点滅させると共に、アラームブザーキー
KがセツトされていればドライバD13でブザー
Bを鳴らせる。ブザーBは間欠音で鳴らせるには
フラツシユ回路F1に接続すればよい。第12図
に示す表示器562はジヤム内容により次のよう
に点灯又は点滅する。まず2枚送り検知用スイツ
チ87が動作した場合第30図に示すようにスイ
ツチ87の動作信号がオア回路OR25、ドライ
バDR14を経て表示器562aを点灯させ、さ
らにアンド回路AND16でフリツプフロツプ
F/F8からのジヤム信号とアンドをとつてそ出
力によりオア回路OR24を介してフラツシユ回
路F2で表示器563aを点滅させる。アパーチ
ユアカードが第1検知素子91を作動させて停止
している場合はジヤム信号及び第1検知素子91
の検知信号がアンド回路AND17に入力され、
その出力がオア回路OR24を介してフラツシユ
回路F2に入力されて表示器563aが点滅す
る。アパーチユアカードが第2検知素子104を
作動させて停止している場合はジヤム信号、第2
検知素子104の検知信号及びインバタIN9の
出力がアンド回路AND18に入力され、その出
力によりフラツシユ回路F3が表示器563aを
点滅させる。インバータIN9には第3検知素子
97の検知信号が入力される。従つてアパーチユ
アカードが第1検知素子91のみを作動させる状
態で停止した場合は表示器563aが点滅し、ア
パーチユアカードが第1検知素子91及び第2検
知素子104を作動させる状態で停止した場合は
表示器563a,563bが点滅する。アパーチ
ユアカードが第2検知素子104のみを作動させ
る状態で停止した場合は表示器563bが点滅
し、アパーチユアカードが自動排出で給送されて
その先端が第3検知素子97を通過すると、表示
器563bが消灯する。アパーチユアカードが第
3検知素子97を作動させる自動排出位置にある
場合は第3検知素子97の検知信号及びジヤム信
号がアンド回路AND19に入力され、その出力
によりフラツシユ回路F4で表示器563cを点
滅させる。また第29図に示すようにアパーチユ
アカードが上下逆または左右逆で給送される場合
はアンド回路AND14の出力によりドライバDR
11で表示器562dを点灯させる。
第13図及び第15図は、第3図に示すアパー
チユアカード2をカードホツパー82から給送路
101に沿つて送出し、キヤリツジ111の案内
溝114上で所定の位置に位置決めするアパーチ
ユアカード給送機構の作動制御を示すフローチヤ
ートであり、以下順を追つて説明する。
カード給送信号により、カード給送用駆動モー
タ103、電磁クラツチ85c、ピンチローラ8
9,95作動用ソレノイド90,96、ガラス圧
着板93,93a開口作動用ソレノイド141が
オン作動し、同時にジヤム検知タイマT4をセツ
ト状態にする。
アパーチユアカードの2枚送り検知用マイクロ
スイツチ87の検知信号(オン信号)があれば
JAM信号として処理され、無ければアパーチ
ユアカード2の給送を続ける。
第1検知素子91によるアパーチユアカード2
の先端検知信号がジヤム検知タイマT4のセツト
アツプまでにオンしなければJAM信号として
処理され、オンすれば更に給送を続け、また第1
検知素子91のオンで、タイマT1及びT5がセ
ツトされる。
アパーチユアカード2の後端が分離ローラ85
から離れ、後続カード2が分離ローラ85により
給送され、その先端が2枚検知ローラ86,10
2に達するまでにタイマーT1がセツトアツプ
し、これにより電磁クラツチ85cがオフし、後
続カード2の給送は停止する。
アパーチユアカード2がタイマT5のセツトア
ツプまでに第2検知素子104に到達せず第2検
知素子104がオンにならないときはJAM信
号として処理され、タイマT5のセツトアツプま
でにオンとなればYESとして給送作動が続く。
また第2検知素子104のオン信号でタイマT
6がセツトされる。アパーチユアカード2がタイ
マT6のセツトアツプまでに第3検知素子97に
達せず第3検知素子によるオン信号が発生しない
ときはJAM信号とした処理する。
タイマーT6のセツトアツプまでに第3検知素
子97のオン信号が発生すると、駆動モータ10
3、ソレノイド90,96の通電がオフする。
また第3検知素子97のオン信号によりタイマ
T2がセツトされタイマT2がセツトアツフする
と、ガラス圧着板開口作動用ソレノイド141の
通電がオフとなる。
タイマT2のセツトアツプ信号によりタイマT
3がセツトされ、タイマT3のセツトアツプ信号
によりソレノイド99がオンになる。またアパー
チユアカード2が第3検知素子97をオンにした
後に所定の位置に位置決めされず、アパーチユア
カード2が給送方向と逆方向に異常に押し戻さ
れ、第3検知素子97の信号が再びオフになつた
ときは、JAM信号として処理される。
第15図に示すように、複写装置本体側のジヤ
ム信号がNOであり、またマーク検知素子78に
よる信号がオンでアパーチユアカード2の向きが
正常である事を検知していれば、アパーチユアカ
ード2にレジストレーシヨンなどの次の作動が行
われる。
マーク検知素子78による所定のオン信号がな
い場合は、第3検知素子97のオン信号によりジ
ヤム信号処理がなされる。
以上のように本発明によれば情報片の給送路で
第1検知素子により情報片の一端を検知しマーク
検知素子で情報片のマークを検知し、第1検知素
子、マーク検知素子、及びマークの位置は、第1
検知素子とマーク検知素子の間の距離Sを、情報
片の所定の給送方向先端からマークまでの距離a
より長く、かつ、情報片の所定の給送方向後端か
らマークまでの距離bより短くなるように位置決
めし、給送された情報片先端の第1検知素子によ
る検知信号が少くともマーク検知素子によるマー
ク検知信号の発生以前に発生したことを検知する
とにより、マーク検知信号を無効とし、上記第1
検知素子の上記情報片先端の検知による信号の発
生がマーク検知素子のマーク検知信号発生以降で
あるとき、マーク検知信号を有効とすることによ
り情報片の異常処理をなくすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を応用した複写装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は同実施例の内部構成を示
す断面図、第3図〜第5図は同実施例の各部を示
す断面図及び正面図、第6図〜第8図は同実施例
の他の各部を示す側面図及び正面図、第9図はア
パーチユアカードを示す平面図、第10図及び第
11図は同実施例のマーク読取部を示す正面図及
び斜視図、第12図は同実施例の操作パネルを示
す平面図、第13図〜第21図は同実施例の基本
動作を示す図、第22図〜第31図は同実施例の
制御回路を示すブロツク図である。 2……アパーチユアカード、71……タイミン
グマーク、78……マーク検知素子、91……第
1検知素子、F/F10……カード正常給送検知
用フリツプフロツプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 情報片2を給送路101に沿つて処理部11
    1に給送する情報片処理装置において、情報片2
    の一端を給送路101で検知する第1検知素子9
    1と、情報片に設けられたマーク71を給送路1
    01で検知するマーク検知素子78とを有し、上
    記第1検知素子91及びマーク検知素子78の位
    置と上記マーク71の位置は上記第1検知素子9
    1と上記マーク検知素子78の間の距離(以下S
    とする)を上記情報片2の給送方向先端から上記
    マークまでの距離(以下aとする)より長く(S
    >a)、かつ上記情報片2の給送方向後端から上
    記マーク71までの距離(以下bとする)がSよ
    り長い(b>S)位置に位置決めし、上記第1検
    知素子91の上記情報片先端の検知による信号が
    少なくとも上記マーク検知素子78のマーク検知
    による信号の発生以前に発生した事を検知するこ
    とによりマーク検知信号を無効とし、上記第1検
    知素子91の上記情報片先端の検知による信号の
    発生が上記マーク検知素子のマーク検知信号以降
    である場合、マーク検知信号を有効とする判別手
    段F/F10,AND15を設けたことを特徴と
    する情報片検知装置。
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JPS58105392A JPS58105392A (ja) 1983-06-23
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