JPS5810223Y2 - 水銀浮遊式オ−デイオ用タ−ンテ−ブル装置 - Google Patents
水銀浮遊式オ−デイオ用タ−ンテ−ブル装置Info
- Publication number
- JPS5810223Y2 JPS5810223Y2 JP12232479U JP12232479U JPS5810223Y2 JP S5810223 Y2 JPS5810223 Y2 JP S5810223Y2 JP 12232479 U JP12232479 U JP 12232479U JP 12232479 U JP12232479 U JP 12232479U JP S5810223 Y2 JPS5810223 Y2 JP S5810223Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mercury
- turntable
- annular
- motor
- turntable device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は水銀浮遊式オーディオ用ターンテーブル装置
に関するものである。
に関するものである。
元来、オーディオプレーヤーに於けるターンテーブルを
回転させて駆動法には、モーター軸の回転を伝達する方
法によりリムドライブ式、ベルトドライブ式及びダイレ
クトドライブ式（直結式）などがあるが、いずれにも回
転数が正確で変動の少いことが要求されるものである。
回転させて駆動法には、モーター軸の回転を伝達する方
法によりリムドライブ式、ベルトドライブ式及びダイレ
クトドライブ式（直結式）などがあるが、いずれにも回
転数が正確で変動の少いことが要求されるものである。
そしてフライホイル（はずみ車）効果によりスムーズな
安定回転が約束されるターンテーブルではその回転エネ
ルギーが音質向上への大きな決め手となるものである。
安定回転が約束されるターンテーブルではその回転エネ
ルギーが音質向上への大きな決め手となるものである。
即ちディスクは回転して始めて音エネルギーを発するわ
けであるからディスクに回転を与えるターンテーブルは
、それなりの回転エネルギーを秘めている必要がある。
けであるからディスクに回転を与えるターンテーブルは
、それなりの回転エネルギーを秘めている必要がある。
従来、ディスク演奏時に起きる急激な音溝変化やそれに
伴う負荷変動などがある抵抗となって働いて定速性９円
滑性、安定性に影響を及ぼすもので、回転エネルギーの
小さなターンテーブルではこれらの負荷変動、特にサー
ボ回路でも補正しきれないパルス的な負荷変動により、
聴感上、音揺れや変調となって再生音を濁らせているも
のである。
伴う負荷変動などがある抵抗となって働いて定速性９円
滑性、安定性に影響を及ぼすもので、回転エネルギーの
小さなターンテーブルではこれらの負荷変動、特にサー
ボ回路でも補正しきれないパルス的な負荷変動により、
聴感上、音揺れや変調となって再生音を濁らせているも
のである。
そこでターンテーブルの回転エネルギーヲ生み出す慣性
モーメントをできるだけ大きくすればする程、ターンチ
ーフルのスムーズな回転、安定性が確保され、再生音の
卓抜した音質、音響効果を期待できることは当然である
。
モーメントをできるだけ大きくすればする程、ターンチ
ーフルのスムーズな回転、安定性が確保され、再生音の
卓抜した音質、音響効果を期待できることは当然である
。
そして慣性モーメントは質量及び回転半径の二乗に比例
するものであるから、上記慣性モーメントを大きくする
には、ターンテーブルの重量特に外周縁部の重量を重く
し、かつ回転半径を大きくすればよいわけであるが、重
量を犬にすれば当然支承軸受の負荷が増大して軸受の寿
命を短くし、また回転半径を大きくするため、ターンテ
ーブルの外周縁重量部以外の平盤部を薄くすると共振し
易く安定性が劣化するなどの大きな欠点があった。
するものであるから、上記慣性モーメントを大きくする
には、ターンテーブルの重量特に外周縁部の重量を重く
し、かつ回転半径を大きくすればよいわけであるが、重
量を犬にすれば当然支承軸受の負荷が増大して軸受の寿
命を短くし、また回転半径を大きくするため、ターンテ
ーブルの外周縁重量部以外の平盤部を薄くすると共振し
易く安定性が劣化するなどの大きな欠点があった。
この考案は上記に鑑み、以下説明するような水銀浮遊式
オーディオ用ターンテーブル装置を提供して上記従来の
諸問題を解消する目的に出たものである。
オーディオ用ターンテーブル装置を提供して上記従来の
諸問題を解消する目的に出たものである。
この考案の水銀浮遊式オーディオ用ターンテーブル装置
を図面実施例について具体的に説明すると、１はプレー
ヤーベースに水平に設けられた環状水銀槽で、該環状水
銀槽１の中央孔１ａ内に上方から嵌入してモーター２が
取付けられている。
を図面実施例について具体的に説明すると、１はプレー
ヤーベースに水平に設けられた環状水銀槽で、該環状水
銀槽１の中央孔１ａ内に上方から嵌入してモーター２が
取付けられている。
即ちモーター２はそのケース３を上記環状水銀槽１の中
央孔１ａ内に嵌め、その鍔部３ｂを環状水銀槽１の内周
壁１ｂ上端面に合着して取付けられている。
央孔１ａ内に嵌め、その鍔部３ｂを環状水銀槽１の内周
壁１ｂ上端面に合着して取付けられている。
なお５は回転子４と一体のモーター２の軸で、該軸２の
下端は、ケース３の底部３ａ中央の竪ピボット軸受６に
よってスラスト支承されている。
下端は、ケース３の底部３ａ中央の竪ピボット軸受６に
よってスラスト支承されている。
１は下面外周縁部に重量が相当に重い環状突出重量部１
ｂを形成したターンテーブルで、７ａは該環状突出重量
部γｂ以外の平盤部である。
ｂを形成したターンテーブルで、７ａは該環状突出重量
部γｂ以外の平盤部である。
そこで上記ターンテーブル７を、その中心孔を軸５に挿
通し平盤部７ａを回転子４上面に止ネジ９にて一体取付
けしてモーター２に直結的に取付け、該ターンテーブル
１の環状突出重量部７ｂを前記環状水銀槽１内に適量収
容した水銀８に浮遊支承させたものである。
通し平盤部７ａを回転子４上面に止ネジ９にて一体取付
けしてモーター２に直結的に取付け、該ターンテーブル
１の環状突出重量部７ｂを前記環状水銀槽１内に適量収
容した水銀８に浮遊支承させたものである。
な釦ターンテーブル７及び環状水銀槽１は、例えば亜鉛
製などで構成し、水銀８との化合を避けるために、ター
ンテーブル７の環状突出重量部７ｂの外面及び環状水銀
槽１の内面には夫々ニッケルメッキまたはクロムメッキ
を施し、さらにまた環状水銀槽１内の水銀８は酸化防止
のためにシリコンオイルまたはスピンドルオイルを表面
に被膜として形成させて訃くものである。
製などで構成し、水銀８との化合を避けるために、ター
ンテーブル７の環状突出重量部７ｂの外面及び環状水銀
槽１の内面には夫々ニッケルメッキまたはクロムメッキ
を施し、さらにまた環状水銀槽１内の水銀８は酸化防止
のためにシリコンオイルまたはスピンドルオイルを表面
に被膜として形成させて訃くものである。
なお１０はターンテーブルシートである。この考案のタ
ーンテーブル装置は、叙上のようにプレーヤーベースに
水平に設けられた環状水銀槽１の中央孔１ａ内に上方か
ら嵌入してモーター２を取付け、該モーター２の軸５に
挿通して回転子４上面に平盤部７ａを一体に取付けたタ
ーンテーブル１の下面外周縁部の環状突出重量部７ｂを
、前記環状水銀槽１内に収容した水銀８に浮遊支承させ
たものであるから、ターンテーブルＴはその中心がモー
ター２の軸５の軸受である竪ピボット軸受６によって支
承されると共に重い重量のある外周の環状突出重量部１
ｂが環状水銀槽１内の水銀８に浮遊支承される所謂２点
位置支承構成であって、上記環状突出重量部７ｂの受け
る浮力を適度に設定することによって中心の竪ピボット
軸受６の受ける負荷を非常に小さくできるから、慣性モ
ーメントが非常に大きい、即ち重量が非常に重くて回転
半径も大きいターンテーブルを使用でき、その円滑かつ
正確で変動のない安定した回転によって音質、音響効果
の卓抜した再生音を得ることができる著大な効果がある
。
ーンテーブル装置は、叙上のようにプレーヤーベースに
水平に設けられた環状水銀槽１の中央孔１ａ内に上方か
ら嵌入してモーター２を取付け、該モーター２の軸５に
挿通して回転子４上面に平盤部７ａを一体に取付けたタ
ーンテーブル１の下面外周縁部の環状突出重量部７ｂを
、前記環状水銀槽１内に収容した水銀８に浮遊支承させ
たものであるから、ターンテーブルＴはその中心がモー
ター２の軸５の軸受である竪ピボット軸受６によって支
承されると共に重い重量のある外周の環状突出重量部１
ｂが環状水銀槽１内の水銀８に浮遊支承される所謂２点
位置支承構成であって、上記環状突出重量部７ｂの受け
る浮力を適度に設定することによって中心の竪ピボット
軸受６の受ける負荷を非常に小さくできるから、慣性モ
ーメントが非常に大きい、即ち重量が非常に重くて回転
半径も大きいターンテーブルを使用でき、その円滑かつ
正確で変動のない安定した回転によって音質、音響効果
の卓抜した再生音を得ることができる著大な効果がある
。
そして中心の竪ピボット軸受６の負荷が非常に小さいか
ら、その軸受寿命が長く安定した使用に耐えると共にタ
ーンテーブル１がいくら重く大きくてもダイレクトドラ
イブ方式で偏倚や歪み、狂いなどのない安定した適正な
回転駆動を行うことができる効果がある。
ら、その軸受寿命が長く安定した使用に耐えると共にタ
ーンテーブル１がいくら重く大きくてもダイレクトドラ
イブ方式で偏倚や歪み、狂いなどのない安定した適正な
回転駆動を行うことができる効果がある。
また、この考案は前記したようにターンチーフルγを、
中心が軸受支承、そして外周の環状突出重量部７ｂが水
銀８に浮遊支承される２点位置支承として安定性が確保
されるようにしたから、ターンテーブル７の回転半径が
大きくその平盤部７ａが薄くても共振現象を生じにくい
もので、共振作用によってもたらされる音揺れ、変調を
始め再生音の音質劣化を解消してオーディオ音響効果を
著るしく改善することができるものである。
中心が軸受支承、そして外周の環状突出重量部７ｂが水
銀８に浮遊支承される２点位置支承として安定性が確保
されるようにしたから、ターンテーブル７の回転半径が
大きくその平盤部７ａが薄くても共振現象を生じにくい
もので、共振作用によってもたらされる音揺れ、変調を
始め再生音の音質劣化を解消してオーディオ音響効果を
著るしく改善することができるものである。
さらにまたターンテーブル７の回転には水銀の粘性抵抗
が回転抵抗として常にかかつているため、サーボ回路が
常に働いている状態にあり、急激な負荷の変動などに対
しても入力信号に対応して速やかにかつ正確に応動する
ことができるものである。
が回転抵抗として常にかかつているため、サーボ回路が
常に働いている状態にあり、急激な負荷の変動などに対
しても入力信号に対応して速やかにかつ正確に応動する
ことができるものである。
図面はこの考案のターンテーブル装置の実施例を示すも
のであって、第１図は縦断正面図、第２図は横断平面図
である。 １・・・・・・環状水銀槽、１ａ・・・・・・中央孔、
１ｂ・・・・・・内周壁、２・・・・・・モーター、３
・・・・・・ケース、３ａ・・・・・・底部、３ｂ・・
・・・・鍔部、４・・・・・・回転子、５・・・・・・
軸、６・・・・・・竪ピボット軸受、Ｉ・・・・・・タ
ーンテーブル、１ａ・・・・・・平盤部、１ｂ・・・・
・・環状突出重量部、８・・・・・・水銀、９・・・・
・・止ネジ、１０・・・・・・ターンテーブルシート。
のであって、第１図は縦断正面図、第２図は横断平面図
である。 １・・・・・・環状水銀槽、１ａ・・・・・・中央孔、
１ｂ・・・・・・内周壁、２・・・・・・モーター、３
・・・・・・ケース、３ａ・・・・・・底部、３ｂ・・
・・・・鍔部、４・・・・・・回転子、５・・・・・・
軸、６・・・・・・竪ピボット軸受、Ｉ・・・・・・タ
ーンテーブル、１ａ・・・・・・平盤部、１ｂ・・・・
・・環状突出重量部、８・・・・・・水銀、９・・・・
・・止ネジ、１０・・・・・・ターンテーブルシート。
Claims (1)
- プレーヤーベースに水平に設けられた環状水銀槽１の中
央孔１ａ内に上方から嵌入してモーター２を取付け、該
モーター２の軸５に挿通して回転子４上面に平盤部７ａ
を一体に取付けたターンチーフル７の下面外周縁部の環
状突出重量部７ｂを、前記環状水銀槽１内に収容した水
銀８に浮遊支承させてなる水銀浮遊式オーディオ用ター
ンテーブル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12232479U JPS5810223Y2 (ja) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | 水銀浮遊式オ−デイオ用タ−ンテ−ブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12232479U JPS5810223Y2 (ja) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | 水銀浮遊式オ−デイオ用タ−ンテ−ブル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5641817U JPS5641817U (ja) | 1981-04-17 |
| JPS5810223Y2 true JPS5810223Y2 (ja) | 1983-02-24 |
Family
ID=29354411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12232479U Expired JPS5810223Y2 (ja) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | 水銀浮遊式オ−デイオ用タ−ンテ−ブル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5810223Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-03 JP JP12232479U patent/JPS5810223Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5641817U (ja) | 1981-04-17 |
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